宿題

目次(最近)目次(一覧)pastnext

2006年09月30日(土) 東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間
■アマー(28歳 フランス)

(ナレーション)
なんとか5日遅れで宿泊料を支払ったアマー。
彼が来日するのはこれで4回目。
パリでお金を貯めては日本に来て、今回も1ヶ月滞在しているという。

「いつの日かフランスの新聞社でカメラマンとして
働きたいんだ。世界中で撮った写真を載せてもらう。
それがオレの夢さ」

(ナレーション)
明日、1ヶ月の滞在を終えて、関西国際空港から帰国するというアマー。
大阪までのチケットを買っていた。

─新幹線の切符?
「いや、バスなんだ」
─なぜバスなの?
「安いからさ」
─お金はあといくらあるの?
「日本円で…1000円だ」
─たったそれだけ?
「少ないけど、明日帰るから大丈夫さ」

(ナレーション)
東京での最後の一日。
カメラを向けたのは、上野公園のホームレスの人々だった。
アマーはパリの大学で書類作りのアルバイトをしながら、
写真の勉強を続けているそうだ。

「母はアフリカの象牙海岸で生まれた。
父もセネガルの出身だ。
フランスでは若者が政府を信じられなくなってる。
黒人や白人ってすぐに区別するけど、本当は人類は一つのはずなんだ。
肌の色は関係ないはずさ」

─なぜパリから出たいの?
「変わりたいんだよ」
─何を変えたいの?
「人生を変えたいんだ、…1ヶ月でもいいから」

(ナレーション)
夢と現実の間で揺れるアマー。
でも日本にこだわる理由はなんなんだろう?



(ナレーション)
帰国前の最後の夜。
カメラマン志望のアマーは渋谷に来ていた。

「友達になった日本人の写真を撮りたいんだ。
さよならも言いたいしね」

「そこに座って」
やってきたのはレコードショップの店先。
そこで働いている日本人と友達になったらしい。

─彼とはどういう風に知り合ったんですか?
「彼は店に来て、あの気に入ってくれたんですよね、
うちのセレクションが。彼すごいヒップホップが好きで」

─詳しいんですか?
「大好きですね。
フランス人なんですけど、フランスはあの、マイノリティなんで。
ピップホップは、黒人はマイノリティなんですよね。
サッカーは黒人多いじゃないですか、フランスカップとか。
でも音楽はやっぱり、フランスは保守的なんで、
ヒップホップなんて入ってこないんですよ」

─(アマーに)なぜ彼と友だちになったの?
「オレの好きな黒人ミュージシャンのJ・ディラを知っていたからさ」

「J・ディラっていう人が彼はすごく好きなんですよ。
デトロイトのヒップホップのミュージシャンなんですけど。
死んじゃったんですよ、最近。
(アマーに英語で)J・ディラは僕の人生を変えたよ」
「(レコードショップの人に向かって)オレは違うやり方でやる。
写真家になって人生を変えるんだ」
「写真家なの?」
「目指してるのさ」
「またね」
「サンキューバイバイ」



(ナレーション)
アマーが渋谷から戻ってきたのは深夜1時すぎ。
ずっと疑問に思っていた答えを教えてくれた。

「なんで日本を好きか知りたいかい?」
─知りたいよ。
「なぜって、日本の人々が…すばらしいからだよ」
─すばらしいって、君に?
「日本の人々は本当にすばらしいよ。すごく優しいんだ」


★東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間★

2006年09月29日(金) 東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間
■ラッセル(29歳 イギリス)

(ナレーション)
夕方の6時半。
昨日ホテルに戻らなかった、イギリス人のラッセルが帰ってきた。

「受付に寄らなきゃ、やあ(挨拶)。
昨日は飲みすぎちゃって、インターネットカフェで寝たんだ。
カギが無いよ。(リュックの中身を机にざざっと全部出す)
コメディみたいだ。Mrビーンになった気分だよ。
受付に言わなくちゃ」

「カギ無くしちゃったんだ。
どこに落としたんだろう、どうしたらいい?」
 「カギ代1000円かかるよ」
「分かった、払うよ」
 「昨日の夜はなぜ帰らなかったんだ?」
「いつものように友達と飲んで、終電に間に合わなかったんだ」

(ナレーション)
日本に住んで3年。
ラッセルの生活は少し、荒れてきているらしい。

(部屋に入って座って話を聞く)
「24歳で日本に来たときは、ワールドカップもあって楽しかった。
イギリスに帰って、また戻ってきた。
最初は楽しければそれで良かったけど、
もう年だからそうも言ってられない…、
(話しながら、横目でレンズが片方しかついてない
自分のこわれた眼鏡を見る。急に日本語に)
め、眼鏡、こわしちゃってるし(笑う)
もうだめですよ、ホントにもう。
眼鏡、こわしたり、もうなんにも。最近はちょっとね、あー」

(ナレーション)
日本に来て、最初は写真やデザインの道を志したというラッセル。
でもなかなかうまくいかなくて、今は英語を教えて食べているらしい。

「(日本語)夢はいっぱいあるんですよ、若いほど、ね。
だんだんその夢が遠くなってきて、なんかちょっとまあいいやもう、
現実的に進んでいくしかないということ、なっちゃうんだけど、
でも夢は忘れちゃいけない、は、それは分かってる。
もうすぐ30になるんで、30になる前には、
もうちょっとしっかりした男になりたいんです」


★東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間★

2006年09月28日(木) 東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間
■ジョセフィン(23歳 ノルウェー)

(ナレーション)
おみやげを買いに行くというフランス人のカップルに
ついて行くことにした。
ノルウェーで暮らすジョセフィンは、日本の女の子の
自由で奔放なファッションが大好きなんだって。

「ノルウェーはみんなが知り合いで、
噂ばかりしているような、狭い社会なの。
赤い髪で歩いていると『なんなのあの髪!』
とか言われるの」

(ナレーション)
買い物に付き合うこと一時間。

「いっぱい買っちゃった!」

(ナレーション)
ジョセフィンのおみやげは、袋いっぱいの
日本のファッション雑誌だった。

「この本を買うと自分で服を作れるのよ」

─雑誌のテーマは?

「”ゴシックロリータ”よ。
私が好きなファッションなの」

(ナレーション)
彼女のお目当ては雑誌についていた服の型紙。
日本のファッションを自分で縫って作るのが夢だったんだって。
(地面に座り込んで、
ゴスロリ雑誌の型紙を開いて見せるジョセフィン)


★東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間★

2006年09月27日(水) 東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間
■ベン(イギリス スコットランド 22歳)

─どこから来たの

「イギリス、スコットランドからさ。
僕にはネットの友だちが大勢アメリカやヨーロッパにいる。
東京に行くって伝えたら、みんなすごくうらやんでたよ」

(ナレーション) 
スコットランドから来たベンには
毎日のように訪ねている場所があるそうだ。
やって来たのは日本最大の電気街、秋葉原。
ベンが入ったのは巨大なゲームセンターだった。
日本人がゲームするのを食い入るように見つめている。

「すごくうまい、ファンタスティック!」

(ナレーション)
ついに自分でも腕試しを始めた。
地球の裏側からわざわざゲームをするために
東京にやって来る人もいるんだ。

「すごくいいね。ファンタスティックだ!やられちゃったよ!」

─スコットランドにはないの?

「ないよ。こんなすごいゲームセンターはない。
スコットランドにあれば最高なのに。
ここにはすごく人が大勢いるけど、
僕がどこの国の誰かなんで関係ない。
ゲームが好きなら一緒に楽しめるのさ、すごいよ!」


★東京山谷 バックパッカーたちのTOKYO/72時間★

2006年09月26日(火) まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん
幸福は再生する。


★まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん★

2006年09月25日(月) まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん
放っておいてほしい、とハイシーは思う。
二十分二千円。それがハイシーの値段であると同じように、
ハイシーにとっての男の価値だということに、
なぜ気づこうとしないのか不思議だ。


★まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん★

2006年09月24日(日) まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん
「親に虐待されて死ぬ子どもはいっぱいいるのに、
虐待した親を殺す子どもがあんまりいないのは、なんでかな」


★まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん★

2006年09月23日(土) まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん
ばあちゃんは、「夜中に現れるというお化けは、
実際は曾根田さんの心が見せているものなんですよ」
と医者に言われて以来、自分の心をあまり信用していない。
外国ぐらいに遠くて、言葉の通じない場所だと思っている。


★まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん★

2006年09月22日(金) まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん
「その人間の本質って、たいがい第一印象どおりのものでしょう。
親しくなったら、そのぶん相手をよく知ることができる、というわけでもない。
ひとは、言葉や態度でいくらでも自分を装う生き物だからね」
ずいぶんさびしい意見だ、と多田は思った。
「でもいまの俺は、おまえが思っていた第一印象とは、
根本から違っている、というわけか」
「うん。要領が悪くなった」


★まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん★

2006年09月21日(木) HAPPY SUNDAY/松本隆
チャイムがなって ドアを開けたらあなた
赤いブレザー ダンディにちょっと決めすぎ

急に来るなら 電話くらい入れてよ
素顔の私 見せるのは恥ずかしいわ

HAPPY SUNDAY
ようこそここが 私の部屋よ
HAPPY SUNDAY
二人きりなの すてきな時間

男の人を はじめて入れた部屋よ
壁であなたを にらむのはジミーのポスター

紅茶ポットが カタコト音を立てて
胸の鼓動も 気のせいか早いみたい

HAPPY SUNDAY
あなたの瞳 感じているの
HAPPY SUNDAY
倖せすぎる 青空の午後

HAPPY SUNDAY
ようこそここが 私の部屋よ
HAPPY SUNDAY
二人きりなの すてきな時間


★HAPPY SUNDAY/松本隆★

2006年09月20日(水) 黄色いカーディガン/松本隆
れんげの花咲き乱れる野原横切り
日傘振れば黒い汽車が汽笛ならすの
くるみの木のそばで
二人きり ランチ・タイム
あなたは手製のクッキーに
御機嫌ね

私 黄色いカーディガンはおって
蝶々みたいに風にひらひら
そしてあなたは きっと蜂蜜
愛のナイフで胸をつらぬく
そうよ 私 瞳閉じて待ってるの

私のひざ 枕にして 眠るあなたの
短い髪柔らかくて 子供みたいね
何かが変わってゆく
旧い本 破るように
私が見知らぬ私へと
変わるのよ

そして黄色いカーディガン あなたの
眠る胸へと そっとかけるの
こんな優しさ 前は無かった
ちょっと途方にくれる程だわ
そうよ あなたひとりだけが王子様よ

何かが変わってゆく
旧い本 破るように
私が見知らぬ私へと
変わるのよ

恋はいつでもこわい童話ね
毒のリンゴをかくしてるのよ
だけど終わりは HAPPY END 必ず
甘くキスして 幕が降りるの
そうよ あなたひとりだけが王子様よ


★黄色いカーディガン/松本隆★

2006年09月19日(火) この坂道の途中で/UA
どこにだってあるような古ぼけた坂道
トンボの羽根がひとつ足りない
太陽が真上にのぼったまま動かず
だから僕は影を忘れた

いつまでもこのまま続くような坂道
蟻がトンボの羽根を運ぶ
僕は影がないから前も後ろもわからず
そして僕は坂を下った

この坂道の向こうをずっと見たかった
でも坂道の途中で僕は座る
あの真昼の太陽があんまりまぶしくて
この坂道の途中で影を待った


★この坂道の途中で/UA★

2006年09月18日(月) 団地ともお/小田扉
姉ちゃんなんてやだよ!!
いつも姉ちゃんが俺の人生を台無しにする!!


★団地ともお/小田扉★

2006年09月17日(日) 団地ともお/小田扉
……かわいくて……
エサを食べる時かわいくて…
あと遊んでいる時もかわいくて…
何もしてなくてもかわいくて…


★団地ともお/小田扉★

2006年09月16日(土) Lollipop Candy BAD girl/Tommy heavenly6
La・La・La・La・La♪
Really scary violet moon light
La・La・La・La・La ♪
Are you ready to say?
“TRICK OR TREAT ”

Let's get dreamer's high!“Baby”
Charming spider's eyes…
…are watching you tonight
Singing for you“na・na・na・na♪”
Are you ready to meet?
Jumpin' “Pumpkin Monsters!”
怖い夢が見れますように

Let's get sugar high ! “Baby”
Charming spider's eyes…
…are watching you all night
Are you ready to say…?
“TRICK OR TREAT ”

La・La・La・La… ×2
It's a magical party oh yeah
苦くて甘い それは Delicious!
You'll fall into “mysterious cake”
でも食べたら 不思議すぎて
泣きたくなる
But you can't stop

La・La・La・La ♪
My cake makes you
“ Bigger ” or “Smaller ”
Out of control !!

どのお菓子よりそれは Delicious!
泣いてもダメ you can't stop
怖くないよ もうひとついかが?
楽しい mysterious cake

La・La・La・La ♪
My cake makes you
“Good girl” or “Bad girl”
Out of control !!
La・La・La・La ♪
It's a Magical Halloween night!

Let's praise a beautiful night!
Scary horse riding knight
He's running around the town
“Smiling!”
Giving “ Knock Down !”

Everyone!Scream and Cry out!
I heard the “Vampire's shout ”
I wanna dance in the floor!
Someone!please open the door !!

Everlasting…蜘蛛の糸が
絡まる 硝子の指に
長く手を伸ばしてくる
悪魔のKissみたいに

The way to “Lollipop candy land”
行こう riding “Pumpkin roller coaster ”
扉の向こうにあるものは
いつだってすてきな景色

The crystal “Lollipop candy land ”
歌う smiley lovely “Pumpkin monsters ”
お菓子を食べたなら Let's become a
“Lollipop Candy BAD girl”

※Get out of here!stay at Home
you know, It's time to go to bed, OK?
Good girls!Hey Bad girls!
get together here!right now oh yeah!※

La・La・La・La ♪
It's a magical party oh yeah

それはきっとすてきな世界
すべてが夢のよう
一目でいい この瞳で見たい
でもドレスがないの

La・La・La・La ♪
I want to meet “Romantic Prince”

だけど今日もお留守番よ
仕方ないの yeah... It's OK
そう 私にあるのは
このみすぼらしい服だけ

La・La・La・La ♪
I know my dream will come true someday
La・La・La・La ♪
It's OK, I know my dream will come true

なぜ邪魔するの?! これからなのに!!
閉じ込めないで… 退屈なの!!!
ふざけないでよ Hey baby Leave me alone
ここから出して
Someone!please open my door

Why do you confuse me?! 重なり
消えてゆく like a melty sugar cream
曖昧な記憶が飛ぶ 天使のjumpみたいに

The way to“Lollipop candy land”
消えてしまう 明日が
何もかもを飲み込む前に
ひとつだけ望みを聞いて

The crystal “Lollipop candy land”
踊りましょう Come closer…prince
私が誰でも愛して
たとえ天使でも悪魔でも

The way to“Lollipop candy land”
この扉が閉じても
迎えにゆくわ いつかまた
怖い夢で逢えますように

The crystal “Lollipop candy land”
夜が明けても すべてを
忘れぬように打ち付けて
その胸に埋めた十字架に…

My chocolate door closed again
What's the pain in my chest ?!
youknow why?
空しくなるよ… What's my life...?
so… don't confuse me anymore

また捕われた Sometimes
I don't know about my self
心を閉ざしてしまう Tears on my pillow…
信じる自分を yeah 見失うけど
It's not the end of the world
someday… my dream will come true


★Lollipop Candy BAD girl/Tommy heavenly6★

2006年09月15日(金) 装苑2006年10月号/大川ひとみ
たいていのファッションデザイナーは常にステップアップを目指し、
価格もクオリティも大人寄りの洋服を作るようになる。
だが、大川さんは違う。
36年前も現在も”若い子向き”であるスタンスを崩さない。

「若い人が楽しめるファッションを作るのがMILKの原点。
その気持ちは少しも変わっていません。
私は変われないのかな。
いつもおもしろく仕事をしていたいし、
それには若い人をターゲットにしていないと。
私にとって原宿を歩く子供たちは、どんな格好をしていたって、
明治神宮の神様に守られた天使に見えるんです。
子供たちがいっぱいいて、原宿はまるで天使の街みたい」


★装苑2006年10月号/大川ひとみ★

2006年09月14日(木) 人生を歩け!/いしいしんじ×町田康
町田
そういえば、一時、暗かったよね。

いしい
あはははは。
一番暗かったのは、三、四年前のころです。
あのころは、三十年ぶりに喘息が再発して、
それと同時に両親が入院して、非常に親しくしていた友人が急死した。
かと思うと、自分の部屋に積んでおいた本がいっせいに倒れてきたり。

町田
本が倒れるのは、そんなにたいした問題じゃない。はははッ。

いしい
いや、そのときは、そんなことすら重くのしかかってきたものです。


★人生を歩け!/いしいしんじ×町田康★

2006年09月13日(水) 人生を歩け!/いしいしんじ×町田康
いしい
町田さんは大人になっていくプロセスについて、
なにか強く実感を持っていることはありますか?

町田
俺の場合は、ともかく、自分の言葉が誰にも通じていなかった。
通じていないことが、まったくわかっていなかった。
ははははははッ。
自分の頭が悪いからなのか、それとも周りの頭が悪いからなのか。
それすらもわからなかったんやけど、
自分の言葉が通じないことを認めたときから、
大人への道を歩んでいたような気がしますね。


★人生を歩け!/いしいしんじ×町田康★

2006年09月12日(火) ホテル住まいの小学生/板尾創路
スクランブル 交差点渡る キミを見るたび
「忘れ物ないか!」と心で叫ぶ
黒いコートの 大人とぶつかり 転んでも立ち上がり
走りさって行く
何故 いつも 走っているんだい?
何故 いつも 大人に時間を訊くんだい?
夕方から 雨が降るのを 知っているのかな

その時は その時 他に考える事がいっぱいある
悲しい事を いっぱい考える
嫌いな事を 楽しい事が食べる
楽しい事も 嫌いな事が食べる
そしたら どんどん大人になる
冬の西新宿 ビルを見上げる 人ばかり
あぁ ホテル住まいの小学生


★ホテル住まいの小学生/板尾創路★

2006年09月11日(月) 板尾日記/板尾創路
12時にホテル・ニューオータニ入りで、日刊スポーツ映画賞の授賞式。
小泉今日子さんの主演女優賞の花束贈呈の役目。
思ったよりでっかい式典で、同じテーブルに崔監督とか居るし
緊張した空気で、料理も、どんどん出てくるが、
腹は減ってるが、ほとんど食べれない感じだった。
帰りに幡ヶ谷の福寿のらーめんが旨かった。
どうしても豊田監督の名前が言いたかったので司会の露木さんの質問に、
やや強引に入れて気が済んだと同時にホッとした。


★板尾日記/板尾創路★

2006年09月10日(日) 板尾日記/板尾創路
2回目のネタが終り、帰りぎわにB&Bの洋七さんに
「おつかれ様でした」と挨拶したら
「漫才やってたな、コントやってるばっかり思ってたわ。
漫才の方がええやろ楽やし…」と言われた。
洋七さんとは普段は挨拶ぐらいでしか話したことがなかったので、
少し驚いた。
洋七さんがエレベーターの前まで俺を追い掛けて来ての会話で、
しかも少し嬉しそうだったのが印象的だった。
「漫才の方が楽やし…」というのは照れで、
僕らがコントじゃなく漫才をやっていたことを
喜んでいただいているように感じた。


★板尾日記/板尾創路★

2006年09月09日(土) 板尾日記/板尾創路
嫁の34回目の誕生日。
こっそりと駅前でバースデーケーキを買って帰ったら、
一時間後に嫁が同じ店で全く同じケーキを買って帰って来た。
二人で笑った。いい誕生日の思い出になった。


★板尾日記/板尾創路★

2006年09月08日(金) 板尾日記/板尾創路
良い映画を観た次の日は、一日気分がいいのは、
俺だけかな?


★板尾日記/板尾創路★

2006年09月07日(木) 板尾日記/板尾創路
実家の母親から電話があって、
古くからの知り合いが高額な矯正下着を嫁に売りたいので、
俺の家の電話番号を教えてと言われ、
昔から世話になっているので断ることが出来なかったので
言われても買わない方がいいと忠告があった。
母親の気持ちはありがたいが、頼まれたら一度だけ快く買おうと思う。
昔、確かに世話になったのだから一度だけはと思う。


★板尾日記/板尾創路★

2006年09月06日(水) 板尾日記/板尾創路
夕方に嫁と近所のスーパーに買い物に行ったぐらいの日。
精神的にはすごくニュートラルな感じ。
楽しくもなく、悲しくもなく、
未来の事も過去の事もあまり考えなかった。
良い日だったのか?悪い日だったのか?まあ、どっちでもええか。


★板尾日記/板尾創路★

2006年09月05日(火) 板尾日記/板尾創路
舞台終わりで前から気になって欲しかった、
ニューバランスのスニーカーM1300を買いに聖蹟桜ヶ丘まで行った。
新宿で探したが、3000足の限定ですでに無かった。
メーカーに電話したら、桜ヶ丘のムラサキスポーツになら
まだあるかもということだったので、電話したら
26・5がまだあったので行って買った。
28350円とスニーカーとしては高いが、色・型・履き心地は
さすがって感じがした。
何か欲しい物が見つかって遠い所まで買いに行くのは、楽しい。
俺の見た目は物静かな40代の男が、ただ買い物で靴を買っただけの行動だが、
心の中は子供みたいにワクワク、ドキドキしているのが
アンバランスである。


★板尾日記/板尾創路★

2006年09月04日(月) 総務部総務課山口六平太(487話)/林律雄 高井研一郎
「もし、彼女がぼくより先にそうなったら、
まず泣きます…一週間。

落ち込んで二週間、その間もお腹は空くから
ご飯は食べるし、お風呂にも入るし、
うんこもする…

そして久しぶりに散歩に行きます。
人混みに行っても、誰もぼくの胸に
ぽっかり空いた空洞のことは知らない。

道行く人の中にも、
きっと同じような人がいますよね。
でも僕は知らない。

半年もしたら普通に冗談も言うし、
笑ってもいると思います」

「前と同じ日常生活を送るのね」

「はい、同じではないけれど、
似た日常生活を」

「そして別な女の人に好かれたり、
好きになったりするのね」

「かも知れません」


★総務部総務課山口六平太/林律雄 高井研一郎★

2006年09月03日(日) エアギター世界選手権優勝/おおち
フィンランドの税関で『もしかしてチャンピオンですか』と聞かれて驚いた。


★エアギター世界選手権優勝/おおち★

2006年09月02日(土) 三木鶏郎を知ってるかい?part2/細野晴臣×鈴木慶一
(まず、“鶏郎先生がプライベートでつくっていた音楽”を…)

細野
うん、うん。それはすごく興味深い。

(慶一さんにはじつはMIDIファイルをあらかじめお渡ししてありました)

細野
ずるいなぁ。こっちには来ない!(笑)

慶一
ウフフフ。

(…徹夜で解析してもらったんです)

細野
あ、そう!(CD-Rを指して)…それ?

慶一
ええ、ここに入ってます(笑)。
「TOKKYU ROCK」とか…このへんから行きましょう。

竹松
これは鶏郎先生が87年に
マッキントッシュのコンピューターを入手して、
自分の“ベスト12”というのを選んで、打ち込みをしたものなんです。

細野
ええ。

竹松
まず、コンポーザーというソフトで楽譜から入って、
打ち込みをして、それをMIDIで…。

細野
ああ、そう。…これが、アプリケーションだ。

竹松
そうですね。ユニコーン社の楽譜ソフト。

細野
これは珍しい!

竹松
マックが当時、35メガぐらいしか
保存できなかったときに、まず楽譜を書いて、
それをパフォーマーというソフトに
変換して音を出して…。

細野
なるほどね。すごい。

竹松
この、12曲をベストという形で残したものを、
この間、鈴木慶一さんに聴いていただいて。
それが…保存名が、もとのタイトル「ぼくは特急の機関士で」が
「TOKKYU ROCK」(特急ロック)になっていたりとかするんです。
今日、お聴かせしようかなと思っております。

細野
是非、聴きたい。

竹松
どういう順番がよろしいでしょうかね。

慶一
「TOKKYU ROCK」、行きましょうよ。

竹松
私も初めてこれを聴いたときに、
「あっ、面白い。 80年代ふうにアレンジしているんだな」
と、結構、驚いたんです。ちょっと聴いてみてください。

細野
いつのだろう?

竹松
保存の日付は88年ですが
実際は87年にすべてをデータとして入れていますね。

細野
なるほど。

慶一
日付まで出ちゃいますからね。作った日付が。
…死んだときに、怖いですね(笑)。

細野
そう…データがね(笑)。

慶一
PCの中をちょっと、きれいにしていかないとね。

(聴く)

一同 ほぉー!

細野
うん、面白い! なんか…覗いている感じがする。密室を。

慶一
ひとのデータは面白いですよ。
覗いている感じで。

細野
これは、ライブラリーみたいなもので出版するんですか?

竹松
いえ、全然、そういう予定はないんです。
この当時、本人が作っているときも
べつに出版の予定とかがあったわけじゃなく、
ほんとに趣味でつくっていたんです。

細野
それはそうだろうね。聴けば、そういう感じ…。

竹松
発表の場があったわけじゃないので、
とにかく、晩年のライフワークみたいな形で、
クラシックとともに自分の集大成みたいなことで、
コンピューターでやろうということだったんですね。

細野
なるほどね。…これは、なに?

慶一
これは、「クラリネット五重奏曲」。

細野
へぇー、すごい。そういうのもあるんだね。

竹松
はい。この間、鈴木慶一さんに新しい音で…。

細野
あっ、やり直したということ? 自分で?

慶一
ええ。音色は今の。

細野
聴いてみたいですね。

(聴く)

細野
すごいね! すごい、すごい。

竹松
第一楽章は、鶏郎先生が
戦時中に諸井三郎先生に師事していたときに、
卒業制作として書き上げていたものなんです。
それで、晩年に、第二楽章以降を、
コンピューターを手に入れたことによって
完成させようとして、作ったんですね。

(鈴木慶一さんの方を聴く)

細野
これがやり直したやつ?

慶一
昨日、焼いたやつ。

細野
すごいよね。
ミヨーとかプーランクとかのようでね。

慶一
うん。そうね。

細野
すごい、すごい。

竹松
ええ。きれいですねー!
当時の音源に比べると、ほんとに。

(僕らが知っている鶏郎先生とは随分違う鶏郎先生がいたので、
びっくりしましたね)

竹松
そうですね。

細野
なんか共通点を感じるよね。
われわれもこういう面があるからね。
陰でやってたりするじゃない。
自分も、こういうのは一杯持っているからね。

慶一
ええ。私も…陰で…。

細野
やっているんでしょ? 聴いてみたいよ。
死んでからじゃないと、
そういうのは出てこないのかな(笑)。

慶一
死んでからじゃないと、出ませんなぁー!(笑)
…細野さんは、じつは交響曲とか
作っているんじゃないの?

細野
交響曲…!(笑)
うちにベートーベンの彫像があるんだけど、
怒られちゃうから。
にらまれてるから。

慶一
眼光鋭いしね、あの彫像は(笑)。

細野
うん。一回、そのベートーベンの霊が降りてきて
シンセが勝手に演奏しだした、ということがあるんだよね。

竹松
エーッ!?

細野
ほんとに。慌ててDATに録ったの。あるよ、それ。
…死んでから発表しますから(笑)。

竹松
すごい!

慶一
それって、自分のものじゃなくて
ベートーベンのもの…(笑)???

細野
ベートーベンをスタジオに置いてあるわけよ。
石膏をね。お祖父さんの形見なんですけどね。
で、それにいつも睨まれながらやっていたのよね。
「なんか、誰か見ているなぁー」と思ったら、
あるとき、勝手にシンセが鳴りだしちゃったの。
終わらないのよ、それが。
延々とやっているんだよ。
何と言ったらいいかな…シェーンベルグとか…
そこまで行かないか…シュトックハウゼンぐらいかな…
そんなような感じ。

慶一
ヘぇー。

細野
ワァーン、ワァーンと高音が鳴っているかと思ったら、
急に、ダッダダーン、といったり。ああいうのは初めてなんだよね。

慶一
MIDI暴走じゃないの?

細野
MIDI暴走って、もっと滅茶苦茶でしょ?
そうじゃないの。ちゃんと秩序があるの。

慶一
秩序があるって!(笑) すごいね。

細野
間があって…ドキドキしちゃうような間があるわけよ。
…ま、鶏郎先生のこの音楽は、
そういうような音楽に、ちょっと、近い(笑)。


★三木鶏郎を知ってるかい?part2/細野晴臣×鈴木慶一★

2006年09月01日(金) 短6度の和音/タモリ×岸田繁
岸田
モーターがウィーンっていう時に和音になっているんですね。
それがぐっとくるんです。
その音を分析してみたら、短6度の和音だったんですよ。
ドとラのフラット。
僕、音楽聴いていても、短6度の和音が好きで。

タモリ
短6度というと、ちょっとブルージーだね。

岸田
切ない感じです。
音楽作っていても、よくそういうコードを使うんですよ。


★短6度の和音◇『TITLE10月号』/タモリ×岸田繁★

マリ |MAIL






















My追加