宿題

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2002年09月30日(月) 絵本画家の日記/長新太
○月○日

「絵本の絵はなんといっても、かわいくなくてはダメです」とある人が言う。

そうかもしれない。

「ピーターラビット」のような絵本は、いいほうのかわいい、なんだろうなあ、と思う。

「わるいほうのかわいいでは困るでしょう」というと

「それでもいいんです。とにかくかわいければ」と言う。

「かわいい」ということを考えた1日。


★絵本画家の日記/長新太★



■直筆で書かれてた日記なので、打ちこむとちょっと感じが違う気もします。

2002年09月29日(日) 心のユニット/町田康
なにげないこと、さりげないこと

そんな事実をあなたにはいつも伝えたい

だけど明日になれば忘れてしまう

つらい事実ややばいこと嬉しいことなど


暗くて退屈ななんにもない毎日

昨日のできごとが消え去り果てていって

救いのない日々がまた通り過ぎてく

情熱にも限度はある


僕は正しいのかな。なにが本当なのかな

萎れた花を抱きしめてなにを疑うの?

いつも砕け散ってる君のやさしい心

行き場のない言葉たちが空にとけてく


「元気?大丈夫?」用事はないけれども

かすれた裏声であなたと歌いたくても

ああ、また夢が覚める

でも大丈夫きっと

神様さえ破れかぶれ


なにげない顔で生き延びてしまおう

ちからを全部出しきっていまを乗り切ろう

ぼくは正しいのかな。なにが本当なのかな

萎れた花を抱きしめる君のいない朝


いない朝

つらい朝

いない朝

いない朝


★心のユニット/町田康&佐藤タイジ★

2002年09月28日(土) 銀河鉄道999/松本零士
「まって駅弁買ってくるわ」

――第1話 出発のバラード


「いっしょに見学したいけど 私は予定表をつくったり 

いろいろ用事があるから 駅から出ないわ」

――第2話 火星の赤い風


★銀河鉄道999/松本零士★

2002年09月27日(金) カエル配りの日々/アライユキコ
「2ちゃんねる」については、支持、不支持ということじゃなく、

一応マスメディアのすみっこに居る者として、その存在を絶対視野に入れておかねばならんなーと思ってる。

そういう意味で、谷澤動物病院問題で敗訴というニュースにはハッとする。

すごく気になる。

この判決で確定してしまったとしたら、それは「2ちゃんねる」存亡の危機だ。

やっぱそれじゃイカンのだ。「2ちゃんねる」的な存在は必要なんだと思う。

――6月26日


次回は来週。いよいよ『冷静と情熱のあいだ』に挑戦。

みんなイヤイヤ読んでます。

そうそう、『煙か土か食い物』のつながりでメフィスト賞論議になったんだけど、

「つまんない作品も多いよね」

「でも、どんなヒドイのだって、辻仁成よりは面白いよ」という結論。

――7月15〜16日


わたしは今、非常に幸せだ。なぜならゆうべ魂の一冊と呼べる本にであったからだ。

その本の名は『バングラデシュ日本』(天久聖一/太田出版)。

スゲエよ。すばらしいよ。昨日から4回は読み返し、

そのたびヒクヒク痙攣しつつエヘエヘエヘエヘとゆるんだ口からヨダレ垂れっぱなしだ!

思うに、中原昌也の小説ってこれがやりたかったんではなかろうか? 

読んだらさぞ悔しかろう?

しかし、生きてりゃいいこともあるもんだな〜。また読みたくなってきた。

――7月24日


27日夜は久々にトヨザキ社長と飲みin大塚こなから。石原壮一郎さんとも。

窪塚洋介のいっちゃってるぶりを痛恨の極みと嘆く社長が印象的。

でも、今週の「週刊文春」の後ろのグラビアに載ってた窪塚洋介のメッセージTシャツ、カッコよくない? 

わたしは別にファンとかじゃないけど、記事のほうがアホに思えた。

――9月26〜27日


★カエル配りの日々/アライユキコ★

2002年09月26日(木) 天気/西脇順三郎
覆くつがへされた宝石のやうな朝
 
何人か戸口にて誰かとささやく
 
それは神の生誕の日。


★天気/西脇順三郎★



行きたいです。  

2002年09月25日(水) タモリのお言葉/山下洋輔
国と国、国民と国民、個人と個人のあいだの関係は色々だ。

特に昔戦争していた国同士の人間が話をむしかえすと紛糾する。


タモリが以前やって見せてくれたのはすごかった。

酒場でそのような話題になりかけた時急にアメリカ人に例のふざけたキャラクターのまま

「ユー・リメンバー・パールハーバー、アイ・リメンバー・クリフォード」と言ったのだ。

クリフォードとは若くして死んだ黒人ジャズトランペッター、クリフォード・ブラウンのことだ。

その天才をしのんでペニー・ゴルソンが後に「アイ・リメンバー・クリフォード」という曲を作った。

切々としたメロディーのバラードの名曲だ。このセンスが分かるアメリカ人なら安心してよい。

これでもまだ何か言うようなやつはペンタゴンに帰ってもらうしかない。

このときはもともとジャズ関係者だったからたちまち笑っておしまいになった。


それにしてもこういうお言葉をとっさに吐けるタモリはさすがだ。


★タモリのお言葉/山下洋輔★

2002年09月24日(火) ドバラダへの道/山下洋輔
結局、我々は好きなものに夢中になることができる。

好きな場所、出来事を選択する自由がある。

暑さが好きならそこへ、寒さがいいならそこへ、広々とした場所が好きならそこへ、

ごみごみした所が好みならそこへ、好きな音のある所へ、好きな景色のある所へ、

好きな人間のいる所へ、好きな風の吹く所へ、いつでも移れるのだ。

自由を利用しない手はない。やっていけないことはないし、出来ないことはない。

あれ、機内サービスの昼シャン、つまり昼のシャンペンで頭が溶けてきたか。


★ドバラダへの道/山下洋輔★

2002年09月23日(月) T・Pぼん vol.2/藤子・F・不二雄
―タイムボートが故障して困っているぼんとリーム―

「どう?直りそう?」

「バッテリーが上がっちゃってるの ほんの小さな電池でいいんだけどないかしら」

「こんなとこに電池なんてあるもんか」


―突然そこに、置き忘れたカメラを探しにきた藤子Fらしき人物が―

『あった!あんな所にあった!!ホテルに帰ってから気がついたんだよな よかった――

あんたたちもジャルパック?すごいねえ クノッソスの遺跡って おれ感激しちゃった』


―驚くぼんとリーム―

「ここは二十世紀のクレタ島なのよ!!」

「すみませーん カメラに水銀電池が入ってるでしょう それください」

『ジョーダンでしょ!!ぼくはまだまだ写真をとりまくるんだ』


―首にかけたカメラをひっぱって首をギュっとしめるぼん―

「人助けのためです」


―カメラから水銀電池を取るリームー

「ゆるして」


★T・Pぼん vol.2/藤子・F・不二雄★



■9月23日は藤子・F・不二雄さんの命日。

これはT・Pぼん vol.2『暗黒の大迷宮』の中の、
藤子・F・不二雄さん(らしき人物)の登場シーン。

2002年09月22日(日) 猫のゆりかご/カート・ヴォネガット・ジュニア
「人間たるのも作家を志したら、美と啓蒙と娯楽を最高スピードで製造する神聖な義務を負うものだと思う」

「新しい本や、新しい劇、新しい歴史、新しい詩が急に書かれなくなっちゃったら、

世界中にどんな大騒動がもちあがるだろう」


★猫のゆりかご/カート・ヴォネガット・ジュニア★

2002年09月21日(土) カビた葉巻と吉田さん/林房雄
吉田茂さんからいただいて来た葉巻はカビが生えていた。


★カビた葉巻と吉田さん/林房雄★



■建物もかわいい鎌倉文学館で、なんとなく気になってた
『カビた葉巻と吉田さん』の生原稿を見つけました。

その冒頭の文が(たぶん)こんな感じで、
「吉田さん」が吉田茂さんだったことが判明。

次の日この林さんも通ったとかいう「ねね」という喫茶店に行き、
その当時から変わらない(!)というお店のおばあさんと一緒に
写真を撮ってもらったり。
鎌倉大好き。

2002年09月20日(金) NUMBER GIRL 解散のお知らせ/ナンバーガール一同
このたび、中尾憲太郎よりナンバーガールとは別に自分のやりたい音楽があり、

バンドを脱退したいという意思表明がありました。

これを受けてメンバー及びスタッフで協議した結果、『中尾、田渕、イナザワ、向井』の四人で『ナンバーガール』である、

という共通の意思が強いため『ナンバーガール解散』という決断に至りました。

しかしながら現在決定している十一月末までのツアーに関しては、どうしても全うしたいという強い思いがあり、

予定通り行います。ガッツリと。

そして十一月三十日の札幌ペニーレーンでの公演をもってバンド解散、ということになります。

今までナンバーガールを支持していただいた皆様、ありがとうございました。

ありがとうございました。

メンバーそれぞれは、また新たな音楽活動を続けていきます。


★NUMBER GIRL 解散のお知らせ/ナンバーガール一同★

2002年09月19日(木) ロードランナーズ・ハイ/上田誠
普段割とゲームをやるんですけど、今回はそれを芝居に取り入れてみることにしました。

ゲームっていうと結構ディープなイメージがあると思うんですけど、その辺どう処理しましょうか。

樽をピョンピョン飛び越えたりとか、敵をピュンピュン撃ったりとか、

そういうやかましい芝居にしたいのです。

楽しくてしょうがない感じです。

アイテムとか言いたいです。

今までこの芝居を創るためにゲームをやってきた気がするというのはさすがに俺思い上がりですか。

「創る」とかが神のように思い上がってますか。


★ロードランナーズ・ハイ◇チラシコメントより/上田誠★



ヨーロッパ企画の新作。

一人で観劇したことある唯一の劇団かも。
一緒に行ってくれる人が誰もいなくて、しかもすごく遠くて。
けど観たかったから仕方なかった。

2002年09月18日(水) ノラや/内田百間
朝書斎で葉書を取りに行き、速達用の切手を出し赤い線を引くため

赤鉛筆を抽斗から出そうとしかけたら、窓の障子で音がした。

ノラがいつも外から帰って来た時の気配なので、出し掛けた物を投げ出して

急いで開けてみると、例のノラに似た猫がいて、人の顔を見てノラのする通りにニャアニャアと云う。

堪らなくなって暫く泣き続けた。

本当にノラだったら、どんなにうれしいだろう。

この一瞬から万事が立ち直るのに、と思った。


ノラの事を何かのはずみで、或は何でもないのについ思い出す。

成る可く触れない様にしているけれど、思い出す。

思い出せば堪らない。


★ノラや/内田百間★

2002年09月17日(火) ルナティック雑技団/岡田あーみん
気にしないで

妻は神経が少し個性的なんです


★ルナティック雑技団/岡田あーみん★

2002年09月16日(月) Wonderful to me/高橋幸宏 細野晴臣
YOU DO 

SOMETHING 

WONDERFUL 

TO ME


I DO 

SOMETHING 

WONDERFUL 

TO YOU


キミ ナニカ ステキ スル

ボク ナニカ ステキ スル


★Wonderful to me/SKETCH SHOW★

2002年09月15日(日) 実日子からの手紙/市川実日子
ここ数日間、倫子さんへのお手紙に何を書こうかと考えながら過ごしました。

外に出て自転車を漕いだり、音楽を聴いたり、ベランダのお花に水をあげている時には

倫子さんへのお手紙が書かれてゆくのに、原稿用紙を前にすると頭の中は真っ白になります。


倫子さんと一緒の時、私にとってはそれは心地よく、椅子にじっとしていられない状態になります。

席を立ち、みんなの周りをくるくるまわる。

外に出る、笑う、見る、スキップする。

それが倫子さんと一緒の時の、私の仕事の席のようです。


映画「blue」の撮影の時、カメラ片手に撮影現場に現れた倫子さんを発見すると、

私の中に風が吹きました。

撮影と撮影の切れ間に風が吹く。

その時だけは、緊張が消えて周りのいろんなものが視界に入ってくる。

蜘蛛の巣が光ってる。止まったまま虫が死んでる。色がとても綺麗。


毎日の生活の中で、自分の好きな瞬間がある。

自分一人で繰り返し見続けていて、まばたきで憶えている。

私にとってそういうものが倫子さんの写真には写っていました。


★実日子からの手紙◇装苑 10 2002/市川実日子★

2002年09月14日(土) 東京人 no.183/逢坂剛×嵐山光三郎
逢坂  キントト文庫という、不思議なサブカルチャー中心の

     これまた不思議なお姉さんがやっているところもいい。

嵐山  値札の金魚の絵柄のシールがいいんだよ。


★東京人 no.183/逢坂剛×嵐山光三郎★



■「神田 神保町の歩き方 part3」特集号で。

金魚のシールがいい、なんて私とかと一緒なこと考えてるんだなぁと。

2002年09月13日(金) summer store vol.06/斎藤智(斎藤珈琲)
いちお高校出てすぐ東京で就職したんですよ。でも3年くらいで嫌になっちゃったんですよ。

ちゃんとした会社に勤めてて、自分の将来とかも考えずに流されるように就職しちゃったから、

これでいいのかーって思い始めたら「やめちゃえ」みたいな、ね。


20歳になってすぐくらいかな…。

   ◇

たまたまあるコンサートがあって…。ジェイムス・テイラーっていう人の…。ずっと聞いてたんですけどね。


田舎に帰って本を見てたら、東京の公演は終わっていて、仙台と札幌の公演だけが残ってたんですよ。

その時の曲のこととかも全然覚えてないんだけど、どうやって札幌に来たのかも…。

   ◇

で、何となく札幌に住むようになって、何もあてもなく来たんですけど、ほとんど一文無し状態で。


あ、ラジオ一つ持ってたかな?あと布団くらいしか持ってなかった。


でもすぐコーヒー屋さんのアルバイトがあって…。


たまたまですね。自分から望んで行ったわけでも何でもなく、

求人があって、友人が教えてくれたんです。


それからもう、ずーとですよ。

10年くらいかな。

   ◇

ボイルするコーヒーよりもドリップするコーヒーの方がおいしいんじゃないかと思い始めて、

むりやりサイフォンはやめようと、僕らが言い出したんです。

サイフォンなんて、すぐ割れるし、部品は高いし。年中怪我してました、あれ、洗ってて、割って。

それで、もうやめよう、やめようって。

   ◇

30歳になったときには、僕自身の将来を考えたときに、

このままここで働いていたらどうなるんだろうと思い始めてて、喫茶店の店員だしね。

焙煎やってようが、志がどうだろうが、こりゃ将来が危ういなと思い始めてね。


それで、僕は辞めますと…。何もあてはなかったんですけど。

まぁ、30歳だし、何とかなるかなー、と。


★summer store vol.06/斎藤智(斎藤珈琲)★



■見た目はすごく渋い感じっぽい人なのに(写真載ってた)、
行動はなんだかとてもパンク。

聞き手は堀内さん。

2002年09月12日(木) 今月も先月/しまおまほ
タランティーノにしても、ブルーハーツにしても、

ハミダシ者に憧れつつ、しかし保護者同伴という掟を破れない

理想と現実の狭間で高校生の私はすいぶん苦しんだものです。

大学生になるまでお泊り禁止。

最近そんな思春期の思い出をなんとなーく愁いだりしています。

ドラゴンヘッドもまだ1、2巻しか出てなくてドキドキしてたなー。

マンガと雑誌が日常のスベテだった平和な時代。

で、目が覚めると現実は2002なワケで!うわーっ、もう6月?

結婚できるかしら、アタシ。

相手はわからなくてもいいから孫をくれという両親。

いままでの躾をすべて無にするような発言です。


★今月も先月◇relax 65/しまおまほ★

2002年09月10日(火) バナナブレッドのプディング/大島弓子
だれか もつれた糸をヒュッと引き

奇妙でかみあわない 人物たちを

すべらかで 自然な位置に 

たたせては くれぬものだろうか


★バナナブレッドのプディング/大島弓子★

2002年09月09日(月) SANTAFUL WORLD/スチャダラパー
いたずらっぽく ときにやさしく

女の子 達はぼくを魅了する

目が合った ドキドキしていた

手をとり ぼくらはかけ出した

いくつかのカドを曲がる

殺風景な部屋にたどりつく

たばこのけむり とぎれる会話

彼女の姿 見つめなおした

幾何学に消された真実 すらも

とるにたりないと思わせる彼女

うちとけ合う 2人の仲は

突然の来訪でひきさかれた

悲しい事実あばく苦しみ

背後に母たる人がひとり

キャンドルはただ燃え続ける

聖なる夜は静かにふける


★SANTAFUL WORLD/スチャダラパー★

2002年09月08日(日) 北の国から 2002 遺言/倉本聰
「鉄砲はまずいよ」

   ◇

「こっちへ帰って来たんか・・・。

・・・良かった。

わしの事であんたが富良野に戻れんようになったかと、

いつも心に病んどった。

良かった、良かった」

   ◇

その夜の会話は、よその人にはあんまり、

しゃべっても面白くないと思う。

とにかくみんながハッピーでハイであり。
   
   ◇

でもおまえらには、上手く言えんが、

遺すべきものは、もう遺した気がする。

   
金なんか望むな、幸せだけを見ろ。   


★北の国から 2002 遺言/倉本聰★



■このままじゃ終わらないはず、きっとなにか酷い事が起こるはず、
とかいちいち覚悟しながら見てたのですが、全然そんなことにはならずに、
すごく良い感じの結末で、ドキドキしつつも観て良かった!と思いました。

とあと今回の吉岡秀隆さんと中嶋朋子さんの宣伝コメントの雰囲気が、
どれもすごく好きな感じで。

田中邦衛さんが「今まで言わなかったけど、二人から学んだことがたくさんある!」
と真剣に語った後、吉岡&中島が顔を見合わせてにやにや笑う、とか、
「続編は?」というアナウンサーの質問に、吉岡さん大爆笑、とか。

2002年09月07日(土) 「楽園」について/紀里谷和明
―”traveling”から”SAKURAドロップス”につながる「楽園」というキーワードに対して、紀里谷さんが考える「楽園」とは?


最近いろいろ考えるんですけど、

「なんでこう…世の中がねじ曲がっていくのかわからない」というのがいつも(僕が)言っていることで、

例えば誰かがいいことをしようとするとすぐにそれを「偽善だ」という人が現れたりとか、

「そんなことをしてもだめだよ」っていう意見がすぐに出てくる。

例えば『楽園』があるとしてもそれを信じられない人がいっぱいいる。


だから案外『楽園』みたいなコンセプトは簡単に出来ることなんだ」というのが僕の持論で、

案外簡単に手に入って、案外簡単に成立できるのに、やっぱり『人』がそれを許さない。

なんの根拠があるわけではないけれども、

それを許さないという人たちが非常に多いということをいつも痛感させられますよね。


「どうせそんなの無理だよ」っていう言い方をして

ネガティブな方向に行く人たちが本当に多いんだなとすごく思いましたね。

それがすごく僕の中では、「そんなこと別にいいじゃん」というのがテーマ。

別にみんながニュートラルにいさえすれば、すごく素晴らしい世界が来るんじゃないの?そういうことですよね。


”SAKURAドロップス”に関してもまったくひねりもなにもないし、ただ単に「こういうのはどうかな?」という僕からの提案。

だから人間もいないということなんだけれども、たしかに自然界は弱肉強食で厳しいんだけれど、

だけどもう少しなんか正直な気がするというか、素直な気がするというかね。


★「楽園」について/紀里谷和明★

2002年09月06日(金) Message from Hikki(9月6日)/宇多田ヒカル
でもなにが起こるか分からない世界なら、全ての確信は希望であり、

また希望こそが最大の確信でもあると思うのです。


★Message from Hikki(9月6日)/宇多田ヒカル★

2002年09月05日(木) 北の国から 2002遺言/吉岡秀隆
「現場ではつらいことばかり。

楽しいと思ったことなんて一つもなかったです」

   ◇

唇が震えてセリフを思うように言えなかったマイナス二十八度の厳寒ロケも、

真夏の灼熱の太陽に焼けたアスファルトの道を素足で延々歩かされたことも、

ナタで傷ついた指の血を流しながら撮影を続けたことも

   ◇

「三日がかりで撮ったシーンがカットされていたこともありました」

   ◇

連続ドラマの台本に

「倉本(脚本家の倉本聡)シネ、杉田(演出の杉田成道)のバカ」

と幼い文字で書きなぐった

   ◇

「富良野は仕事場、純は敵でした」


★北の国から 2002遺言◇産経新聞(9月2日)/吉岡秀隆★



■「すごいおもしろい!」と思って読んでいたのに、書き出してみたらなんだか違った感じに。
なんかたぶんニコニコと話してる気がします。

2002年09月04日(水) 徹子の部屋/平田暁夫
私は不器用なので、帽子しか作れなかった訳ですが。


★徹子の部屋/平田暁夫★



■帽子作家の平田暁夫さん。
すごいかっこいい。

写真の帽子は60年前のフェルトで作った帽子とのことで、
ポケットからさっと取り出して、ささっと広げてかぶってました。

かっこいいおじいさんだいすき。

娘さんの結婚式では、お色直しはせず、帽子だけ取り替えた、
という話もいいなぁと思いました。

2002年09月03日(火) ドラえもん/松本大洋
その髪型だけどさ…ヘンだよ凄く。


★ドラえもん◇COMIC CUE vol.2/松本大洋★



■9月3日なのでドラえもん。
コミック・キューのカバー・バージョン特集の、松本大洋さんがカバーしたドラえもんから。

のび太が高校生くらいになった自分に会いに行く設定で、これは高校生のび太が子供のび太に言った言葉。

2002年09月02日(月) 5th WHEEL 2the COACH/スチャダラパー
猫だーい好き 犬も好き

イルカも好き あと人も好き

俺も 猫だーい好き かわいいから

あと牛も好きー おいしいから

好きなものには 巻き込まれていたい

なんだか判断も つかぬままに

キライなものは特にない

あるのはどうでもいいものばかり


★5th WHEEL 2the COACH/スチャダラパー★



■このアルバムだいすき。
もしかしたらいちばん聴いたアルバムかも。

2002年09月01日(日) 世界の終わりという名の雑貨店/濱田樹石
闇だけが我々の想像力を刺激するって、誰かが言ってたなぁ。

僕も昔から暗い所がなぜか好きでしてね。


★世界の終わりという名の雑貨店/濱田樹石★



■探偵役の松尾さんの台詞。

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