宿題

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2001年11月30日(金) やさしさに包まれたなら/荒井由実
小さい頃は神さまがいて 

不思議に夢をかなえてくれた

やさしい気持で目覚めた朝は 

おとなになっても 奇蹟はおこるよ

カーテンを開いて 静かな木洩れ陽の

やさしさに包まれたなら きっと

目にうつる全てのことは メッセージ


★やさしさに包まれたなら/荒井由実★

2001年11月29日(木) ごはん日記(11月27日)/いしいしんじ
午後から国分寺に「ブルーノ・ムナーリ」展をみにいく。

このひとはイタリアの有名なデザイナーで、残された何冊もの絵本はどれも世界一すばらしいです。

会場では彼のデザインしたカードゲーム、おもちゃ、絵本などが展示してあり、
どれももう、涙がでそうなほどきれい。

そしてなんと、イタリアでの復刻版絵本の予約注文ができた。ぼくは四冊買って、二万円でした。

安いよ。邦訳はほとんどが絶版ですし。

「霧の中のサーカス」の翻訳本をぼくはもっているのですが、これは本自体も、

それでかきたてられたイメージもふくめ、いちばん大切にしている本なのです。


★ごはん日記(11月27日)/いしいしんじ★

2001年11月28日(水) 笑わずに生きるなんて/赤塚不二夫
そうして書き上げたものを読み直してみると、ぼくは“漫画を描きながら生きる”ことと

“漫画のように生きる”ことを両立させようとしてきたことがよく分かる。


失敗――ぼくのこれまでの生活をひとことで言うとすれば、この一語が最もふさわしい。

しかし、それは漫画の成功に捧げられた失敗だと思いたい。

だから、これら数々の失敗を書く気にもなれたのである。

何がどう坂道を転がり落ちていこうとも、漫画を描くことで、

何とかドブ川で溺れ死ぬことをまぬがれてきた。


★笑わずに生きるなんて/赤塚不二夫★

2001年11月27日(火) Happy Go Lucky/真島昌利
神聖な場所には何もない ただほっておかれてるサマがいい

仰々しい飾りつけもない 

Happy Go Go Happy Go Lucky

決めたことはちゃんとやりたい いつだってそんなふうに思う

思うけどゴロゴロしてしまう

君の目には銀河が輝きあふれてる

君が救われないんなら 世界中救われないよ


★Happy Go Lucky/真島昌利◇THE HIGH LOWS★

2001年11月26日(月) ドライヴ・イン・シアター/矢作俊彦
「絵が旨すぎる漫画家が超常現象を描きたがるのと同じだね。

頭が良すぎる映画監督は、つい暗闇に手を伸ばす、それで火傷するんだ。

漫画家が絵が旨すぎちゃいけないのと同じように、映画監督ってのも頭が良すぎちゃいけないね。

どこか風俗産業人でいないとね。メルヴィルみたいにさ」

「メルヴィルも暗闇に手を出したぜ」

「そうさ。しかし、奴は軽薄なふりをして本質を素通りした。

彼が手を出した暗闇は、殺し屋の心象風景としての暗闇だ。アラン・ドロンのアパートの片隅さ。

小鳥がいるが声しか聞えない、――あれだよ。インスタントラーメンがラーメンじゃないのと同じさ。

しかし、人はどんな旨いラーメンより明星チキンラーメンに感動することがあるんだ」


★ドライヴ・イン・シアター/矢作俊彦★

2001年11月25日(日) 100回のKISS/つんく
心まで入らないで 別に隠してるわけじゃないよ

誰かみたいに 面白く話せないだけ

それ以上のぞかないで 別に嫌だって意味じゃないよ

なんかそれぞれに知らない部分とかあってもいいと思う

って言うか 別に別に別に…


★100回のKISS◇松浦亜弥/★

2001年11月24日(土) タクシーに乗った吸血鬼/村上春樹
「ねえ、ところで練馬ナンバーの黒塗りのタクシーには当分乗らない方がいいよ」

「どうして?」と彼女は訊ねた。

「吸血鬼の運転手がいるから」

「そう?」

「そう」

「心配してくれてるのね?」

「もちろん」

「練馬ナンバーの黒塗りね?」

「うん」

「どうもありがとう」

「どういてしまして」

「おやすみなさい」

「おやすみ」


★タクシーに乗った吸血鬼/村上春樹★

2001年11月23日(金) テレビ新広島HPより/長塚圭史
あと、大人計画も好きですよ。松尾スズキさんとか。

正義が存在しない、人間の暗い部分もちゃんと描いているってところ、うそがないところが好きですね。


★テレビ新広島HPより◇「演劇界で注目している劇団は?あるいは人物は?」と聞かれて/長塚圭史★

2001年11月22日(木) ドラマ「木更津キャッツアイ」について/磯山晶
ドカベンとルパン三世とキャッツアイを合わせたような心温まる物語


★ドラマ「木更津キャッツアイ」について/磯山晶★

2001年11月21日(水) 市松生活(Nov.20)/宮沢章夫★
田中宇(さかい)さんの『タリバン』によれば、タリバン兵士が肩からしょってる小型ロケット砲は

かつて旧ソ連のアフガニスタン侵攻当時アメリカ軍が与えたものだそうで、

数年で壊れる予定になっていたという。

ところがタリバンたちはそれを修理していまでも使っている。

アフガニスタンを舞台にしたくだらない国際政治の駆け引き。直しちゃうやつらのたくましさ。


★市松生活(Nov.20)/宮沢章夫★

2001年11月20日(火) 生死半半/淀川長治
器用な人なら家族と映画を両立させれられるのでしょうが、私は手先も生き方も不器用なので、

とても両立などできません。

それで、「女性と結婚するより、映画を一生の伴侶にしよう」と早いうちから決めてしまったわけです。

そして私は、まさに妻を相手にするように、映画と真正面から向き合い、映画と語り合い、

ときには映画と添い寝するようにして生きてきました。

ですから、少しも寂しくありません。

この世に映画さえあれば、私はひとりぼっちではないのです。


★生死半半/淀川長治★

2001年11月19日(月) スーパーソニックジェットボーイ/真島昌利
テレビのバカがあおってる

トラウマの大安売りだ


★スーパーソニックジェットボーイ/真島昌利◇THE HIGH LOWS★

2001年11月18日(日) ザ☆ピ〜ス!/つんく
好きな人が 優しかった

大事な人が わかってくれた

道行く人が 親切だった

愛しい人が 正直でした

感動的な出来事と なりました

THAT'S ALL RIGHT!


★ザ☆ピ〜ス!/モーニング娘。★

2001年11月17日(土) 日本の女/長塚圭史



代々木くん、

どうやったらそんなにヤな感じにしゃべれるの?









★日本の女◇阿佐ヶ谷スパイダース/長塚圭史★

2001年11月16日(金) MIKI from supercar
『それはきれい事だよ』とか言う人――それは実際大切な真意だったりするのに、

切り捨てるっていうか足を引っ張ろうとする。

いい方向に持ってく力って個人個人ちゃんと持ってると思う。


★MIKI from supercar★

2001年11月15日(木) ミルクロック/嶺川貴子
浮かんできたわ テンポが大切だわ

見えてきたわ 溶けていく白いメロディ

感じてきたわ テンポが大切だわ

聞こえたのよ 溶けていく白い音楽

彼はまだ来ない ひまなわたし

ミルクみてたら 曲できたわ

イッツ ミルクロック

それは白いリキッド リキッドようなメロディ

それは白いドロップ ドロップのような音楽


★ミルクロック/嶺川貴子★

2001年11月14日(水) スズキさんの休息と遍歴/矢作俊彦
法律よりマナー。イデオロギーより親切だ。


★スズキさんの休息と遍歴/矢作俊彦★

2001年11月13日(火) アイヌ語小辞典/さんおん文学会
悪戯 → イララ

歌 → ネイナ

怒る → ルシカ

おしゃべり → チャコロ

蚊 → キキリ

神 → カムイ

鴨 → ワクワク

河原 → ピウカ

霧 → ウララ

木陰 → ニクル

子供 → ポウタラ

死 → ライイ

大洋 → ルル

馬鹿 → ハイタグル

花 → ノンノ

夜明け → ニサト

きらめき → メル


★アイヌ語小辞典/さんおん文学会★

2001年11月12日(月) 悪童日記(11月8日)/水道橋博士
三谷喜劇は、超プラチナペーパーだから、客席は、業界人や紳士淑女の集いだった。

が、もし、こういう演劇を、お金も持ち合わせもない、多感の15歳の時に見たら、

あまりの笑いの衝撃に、きっと自分の職業を決定するくらいの影響を与えるだろうな。

あるいは、尊敬する人に「三谷幸喜」とか、「伊藤四朗」って書くだろう。

そういう15歳に見せてやりたいと思った。


★悪童日記(11月8日)/水道橋博士★

2001年11月11日(日) ドアを開いて彼女の中へ/矢作俊彦
多くの「出し入れ」の結果、ここまでたどりついた。

たったひとつの鍵でいったいいくつのドアが開いたろう。

いくつの「新しい場所」に順応し、通りすぎたろう。

やがて、それも終わる。

人間にとって、永遠に新しくある場所なんて、「死」以外にないのだから。


★ドアを開いて彼女の中へ/矢作俊彦★

2001年11月10日(土) Whiteberryの小さな大冒険/川村恵理加 長谷川ゆかり
平気でウソついて平気で傷つけたりした こわれてく関係怖くて戻したくて誘い出した

久しぶりの晴れの日だし元気メーターふりきってる 水遊びも笑顔もキラキラまぶしすぎる

雨の中にいた気持ち晴れにしたのは友達

目の前のおっきな太陽 手をかざしてそばまで向かおう 

べルをならしてブレーキかけずに思いっきりこいでゆこう

小さな魚は冷たい川の水の中手で捕まえよう ワクワクするこんな気持ちは初めて

きっと私はあやまるのが苦手だから 笑顔のまま大きな声で大好きな歌うたっていこう 

まだまだ物足りないよ
 

私達の探検は 言葉に出すとこわれる


★Whiteberryの小さな大冒険/川村恵理加 長谷川ゆかり◇Whiteberry★

2001年11月09日(金) ターン/平山秀幸
繰り返しの同じ毎日だって、やりたいことがあると明日になる。


★ターン/平山秀幸★

2001年11月08日(木) 自家製! ノアの方舟/松尾スズキ
井口は反動で肥え太った。夜中の3時にオハギ3個とか食べた。

甘く肥え。天城越えに似ている。


★自家製! ノアの方舟/松尾スズキ★

2001年11月07日(水) ぐりとぐら/なかがわりえこ
ぼくらの なまえは ぐりとぐら

このよで いちばん すきなのは

おりょうりすること たべること

ぐり ぐら ぐり ぐら


★ぐりとぐら/なかがわりえこ★

2001年11月06日(火) THINK 夜に猫が身をひそめるところ/吉田 音
猫には猫だけが行ける場所がある

われわれには通り抜けることのできない狭いところをくぐり抜けて、

猫はあっち側の世界に行けるってことだ

時間とか空間とか関係なくどこでも


「夜に猫が身をひそめるところ」ってどこだろう?と考えたとき

猫はやっぱり人と付かず離れずの、ちょうどいいところに身を置くんじゃないかな

「猫だけの世界」に行ってしまうんじゃなく、ちょっとだけ人とつながっている場所――

それはきっと路地裏のような場所であって、何か晴れがましいことが行なわれている、

そのうしろの隅のところ。そこにもやっぱり人が居て、そのまた隅の方にささやかなひだまりがある


★THINK 夜に猫が身をひそめるところ/吉田 音★

2001年11月05日(月) パレード/小島麻由美
サーカスがやって来る ピエロをひき連れて サーカスがやって来る 小さなこの町へ

サーカスを待っていた、あの子もこの子もね サーカスがやって来る 小さなこの町へ

さあ、みんな始まるよ 夏の夜のパレードが お話の続きはそのあとで プッピドゥ!

サーカスがやって来た 泣き出した子もいた サーカスがやって来た 拍手をうけながら
 
さあ、みんな始まるよ 夏の夜のパレードが お話の続きはそのあとで プッピドゥ!

さあ、みんな始まるよ 夏の夜のパレードが お話の続きはそのあとで プッピ ドゥ!

サーカスがやって来た ピエロをひき連れて サーカスがやって来た 悪い子をさらいに


★パレード/小島麻由美★

2001年11月04日(日) 次の戦争/ウィルフレッド・オウエン
ぼくらは死を見て笑い、昔なじみの死と手を結んだ。

兵士の給与は、死の力に立ちむかうためのものではない。

ぼくらは笑った。ぼくらは知っていたからだ。きっと

もっといい人間がやってきて、もっとましな戦争がくると。

そのときには、どの誇りたかい戦士たちも高言するだろう、

生のために、死と戦うのだと。


★次の戦争/ウィルフレッド・オウエン★

2001年11月03日(土) SILENT SNOW STREAM/cornelius
窓に射す光と君の笑い声が僕の気に障る ただの我が侭さ たぶん

最悪の景色と最高の天気が 偶然に近い距離を保ち続けていた日

遠く吸い込まれるいらだちの声 

きっと正しいのはこの世界だけだろう 


真夜中にゆっくりと降り出した雪の中へ 僕達の声が消えてく

僕に聞こえてくる大げさな言葉に そっと沸き上がる少し悪意のある疑問

きっと曖昧すぎる物言いでも ひどく浅はかに見られていく時だろう

真夜中にゆっくりと降り出した雪の中へ 僕達の声が消えてく

僕の目に見えない空を飛ぶ衛星 浅く眠ってる僕達の上を過ぎる

昼過ぎに聞こえるヘリコプターの音を 僕は聞きながら悪い夢ばかり見てる

遠く吸い込まれるいらだちの声 

きっと正しいのはこの世界だけだろう


真夜中にゆっくりと降り出した雪の中へ 僕達の声が消えてく

降りそそぐ静かすぎる雪の中へ


★SILENT SNOW STREAM/cornelius★

2001年11月02日(金) 秒針音楽師/クラフト・エヴィング商曾
ある詩人の先生が、わたしの作った曲を聴いて、「あなたは秒針音楽師ですね」と

名付けてくださって、それはそれで気に入っているんですが、でもやっぱり、わたしは

「小さな音楽をつくるものです」とつけ加えたくなります。


そうです・・・「小さな」というのは、まずひとつに、楽曲そのものがとても短いんです。

「秒針音楽師」というくらいですから、一曲の長さを計るのに本当に「秒針」だけあればいいんです。

長針も短針もいりません。一分を越える曲というのが、ほとんどないんです。

どの曲も数十秒・・・でなければ数秒で終わります。


いえ、長さが「短い」「小さい」ということだけでなくて、なんというのでしょう・・・テーマ?

というのも大げさなんですが、何かそういうものからして小さいんです。わたしの曲は。


たとえばですか?

ええと・・・たとえば・・・「一枚の落ち葉のための音楽」というようなことでしょうか・・・。

「一本の煙草のための音楽」というのもつくったことがあります。

あとはそうですね・・・ジグソーパズルのひとかけら。

そう・・・「針の穴をくぐり抜けるためのソナタ」なんていうのもあります。


短い曲ですけど、一曲つくるのに、ひと月くらいかかるときもあります。

ときどき、つい思い入れが過ぎて、どんどん大きな曲になってしまうんですが、
それではだめなんです。


とにかく、なるべく、さっとつくり上げてしまうことが大事です。

そして、それをすぐに「楽譜」にするんですが、もちろん、楽譜も小さいです。

掌に収まるくらいの大きさ。胸のポケットにはいるくらいの。そういうハンカチみたいな楽譜です。


・・・ええ、もちろん、小さな音で演奏されます。ほとんど聞きとれないくらいに小さな音です。

それで、あっという間に終わってしまいますから、わたしの曲を聴いた人は

「えっ?いま音楽が流れたの?」って必ずそう言いますね。


★『秒針音楽師』じつは、わたくしこういうものです◇太陽 NO.472/クラフト・エヴィング商曾★

2001年11月01日(木) 天才柳沢教授の生活 17巻/山下和美
他人をどのように表現するかで、自分の内面も表現される。


★天才柳沢教授の生活 17巻/山下和美★

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