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2001年05月31日(木) 歩き出せ、クローバー/スピッツ
| 泣きながら笑い出し「嬉しい！」と何度も叫び 寝転がって眺めた 君のカード 胸にあてる ★歩き出せ、クローバー/スピッツ★ |
| 繰り返すこともたまにある ぼんやりとただ意味なく 遠く短い光から 水のしずくハネかえる ゆっくり消える虹みたく トリコじかけにする 振り返ることもたまにある 照れながら思い出す 遠くて近いつかめない どんな色かわからない ゆっくり消える虹みてて トリコじかけになる ★niji/電気グルーヴ★ |
| 山田川のほとりのテトラポットのとぎれる所 三畳くらいの空地があって そこにフジオさんが住んでいた うすら寒い三月 テトラポットのすきまの穴に パチンコ帰りの散歩をしてたぼくが落ちて足をくじいた ずぶぬれのぼくを背負い家まで連れていってくれた 川岸を息をあらげ家まで急ぎ足で歩く ダシの効いた感じのニットキャップのお似合いな人 常田富士男にそっくりなので ぼくはフジオさんと呼んでいた やがて夏が来たけど ニットキャップはかぶったままで 煮しめたみたいなＴシャツ着てた フジオさんは生きていた 知り合って何カ月か ぼくらは女のことだとかバクチのこと くだらない話したりビールを飲んで川を見てた 知り合って ６ヶ月で別れた女たちはいたが 死んじまった男なんていないよ いつもつながれてた雑種ドッグが声をからして たぶん助けを呼んでたのだろう ぼくはフジオさんを見つけた 山田川のほとりのテトラポットのとぎれる所 三畳くらいの空地のそばで そばでフジオさんは死んでいた 誰に会いたかったのか？ 墓はどこにしようか 犬はどうしようか 誰に知らせようか ★ニットキャップマン/ムーンライダース★ |
| 大事なものは何にも失われない ★おいしい水の隠し場所◇素晴らしい一日/平安寿子★ |
| ショート・ケーキのことは内緒にしておくの １つしかないからあとでサッと食べよ アフリカ生まれのコーヒーと一緒に、夕方には私のおなかの中だよ ジャンボイチゴつけた その綺麗な三角形も一口でパクリ！！ ★ショートケーキのサンバ/小島麻由美★ |
| 手に手に手にし なきたいもの あなたのムネに高まるもの みえないからせつないのよ 目に目に目にし こぼれるもの せつないもの ★せつないもの/chara★ |
| 嫌いな言葉言わないから 好きさ タバコを立てて吸わないから 好きさ 一生懸命話すから 好きさ わかったような 顔しないから 好きさ 自分の言葉で話すから 好きさ 悪口ばかり言ってるから 好きさ ★チャンス/フィッシュマンズ★ |
| 今は今しかないということは・・・繰り返す日々など存在しないということは・・・ 凄くて怖くて、とても素敵なこと。 それを自覚すると、今ここに、こうして座る私の体が脈打つ事実が まるで奇跡ように感じられるもの。 見慣れた夕暮れの景色は、生まれて初めて目に映す世界であるということ・・・ 坂を下る軋んだ自転車の音、遠くに聞える遮断機の音、庭を掃くほうきの音、 自転車のバックホーン、 母親の子供を呼ぶ声、真っ赤な空、黒い電柱、 道に撒かれた水が蒸気するにおい、夕食の魚を焼くにおい、 どこかで犬が鳴いていて、どこかへカラスが飛んでいくのが見えるわ。 すべてが生まれて初めて見る情景で、嗅いだにおいで、聞いた音なの。 今日沈む夕陽には、二度と出会うことはないわ。 懸命に・・・懸命に、今が今だけと自覚することが唯一彼を受け入れる条件。 彼は私の隣へ座り、私の肩を抱き、今は静かに目を閉じていてくれている。 私は彼の手の上に自分の手を重ね、すべての存在に注目していたいと思う。 ★メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス◇鹿島洋子の台詞/松本大洋★ |
| いつか誰もが 花を愛し 歌を歌い 返事じゃない言葉を喋りだすのなら 幾千回ものなだらかに過ぎた季節が 僕にとてもいとおしく思えてくる 神様を信じる強さを 僕に 生きることをあきらめてしまわぬように にぎやかな場所でかかりつづける音楽に 僕はずっと耳を傾けている ★天使たちのシーン/小沢健二★ |
| いつか 本当だと思ったものはうそに変わり 今は うそだと思ったものが 本当に変わるんだ いつか ああなろうと思ったものから かけ離れて 今は 僕でいれるようにって 本当に思うんだ ★いつか/中村一義★ |
| 心変わりの早さを責めないで ねえ だれもがもう忘れてる それは地球の自転のせいだって 目をあければ並びかわっている めまぐるしくて もう、見えない 並べられたガラクタを捨てないで ねえ だれもが欲しがっている それは月の満ち欠けのせいだって 手を伸ばせば 何かに届くけど そんなものなら もう、いらない ★コッペル/Dog Hair Dressers★ |
| 空の青さで悲しくなるのは 僕だけじゃないよね ああバカだ 群をはぐれた鳥達は どこへ飛んでいくのかな まあいいさ 何に怯えて 僕らはこんなに震えているんだろう 冗談のように 笑い飛ばしてしまえばいいんだろう ★BIRDS/COIL★ |
| うれしいぬくもりにつつまれるため いくつものまちがい重ねてる ジュテーム？ バカだよな 別にかまわないと君は言うけど 適当な言葉が見つからない ジュテーム・・・ そんなとこだ 君がいるのは ステキなことだ 優しくなる 何もかも カレーの匂いに誘われるように 夕闇を駆け出す生き物が ジュテーム！これからも 君がいるのは イケナいことだ 悩み疲れた 今日もまた ★ジュテーム／スピッツ★ |
| 待ってたんだ キミと出会う日を かしこまった日射しに こげながら 僕だけの窓を開いて 待ってたんだ ここでこうなる日を ★カーニバル/The pillows★ |
| あたしは 冴島翠みたいになりたい うれしいときはちゃんと喜んで 悲しい時にはちゃんと泣けるような そんなあたり前のことが みんな意外とできなかったりするのよ あんたが みんなに好かれる理由がわかるわ 須藤君が あんたを選んだ気持ちがわかるわ あたしもあたしなりにがんばるわよ 意地をはっててもいいことなんかひとつもないし ★天使なんかじゃない◇マミリンの台詞/矢沢あい★ |
| もはやカレーライスを食っている時代ではない。 天ぷらうどんならまだしも。 ベース募集。 ★町田 康/バンドメンバー募集の張り紙に書いた言葉★ |
| なぐさめ合う わけでもないし ただ夜も 僕も 一人で ★親愛なるアレックスさんへ/bloodthirsty butchers★ |
| 猫にうでをかけられるというのは快感である 猫の前足の肉球がぽってりとわたしの腕にのっかってると思ってみたまえ どうしてこれが尋常でいられようか 発狂しそうだ ★サバの夏が来た／大島弓子◇すばらしき昼食★ |
| 唄を忘れた金絲雀は 後の山に棄てましょか いえ いえ それはなりませぬ 唄を忘れた金絲雀は 背戸の小藪に埋(い)けましょか いえ いえ それはなりませぬ 唄を忘れた金絲雀は 柳の鞭でぶちましょか いえ いえ それはかはいさう 唄を忘れた金絲雀は 象牙の船に 銀の櫂 月夜の海に浮かべれば 忘れた唄をおもひだす ★かなりや/西條八十★ |
| 時々バスは大回り たくさんの人を乗っけるために そんな時ぼくは外を見ながら とっても素敵なことを思いつく 世界の言葉が音符だったら こんなに苦労することはないだろう なにしろ翻訳は良ければ良い程 元の作品から離れていく（多分ね） 世界の言葉が音符だったら こんなに大変なことはないだろう 色々おまじないをやらなくても 心の池にとびこめる 世界の言葉が音符だったら 友情だって見つかるかも 特に言葉の通じない外国で 喋りたくてもだまっていなくちゃならない時 そりゃ もちろん音符だから 受け取り方だってまちまちさ だけど決まりがないってことで もっと自由になるものがあるかもね 通りにあるお店に入ったら 聞き慣れない音楽がかかってた 何世紀も前の音楽なのに たった今語りかけられてるみたいなんだ ぼくの好きな詩の本には みんな音符が書かれてる もちろんそれは目に見えないし 口ずさまないと聞こえないけど 金曜の午後 バスに乗りながら ぼくはこんなことを思っていた 少なくともぼくは音符という 世界中で通じる言葉を知っていると ★世界の言葉が音符だったら／友部正人★ |
 がんこ者で、わがままで自分勝手でマイペース、 そのくせ寂しがりやでゴウマンで自己愛が強く、 せつなさに服を着せて歩かせたような、 こわれかけた玩具みたいな存在。 ★ぼくの伯父さんの東京案内／沼田元氣★ |
| 隊員のうた （大声で勝手に） おれわあいくぞう ドバドバだぞう かけ声（ハアーやったなあ やったなあ） ＊2番3番同じ ★隊員のうた/椎名誠◇わしらは怪しい探検隊★ |
| パーマンか・・・・・・。ぼくはパーマンになったんだ。自分でも信じられないけど。 なったからにはがんばらなくっちゃな。 ぼくにできるはんいで。 ★パーマン誕生◇パーマン1巻より/藤子・F・不二雄★ |
| 人が詩や美術館に見いだすものを、私は素晴らしいドライバーショットに見いだす。 ★アーノルド・パーマー★ |
| 夏の朝にキャッチボールを 寝ぼけたまま ナチュラルハイで 幸せになるのには別に 誰の許可もいらない ★夏の朝にキャッチボールを/川村かおり★ |
| つまらない日々を 小さな躰に すりつけても減りはしない 少し淋しくなるだけ ★ワンダーフォーゲル/くるり★ |
| 伝わらぬ言葉のような 思い出を失くさぬように 忘れ去る涙に今は 悲しみが届かぬように 永遠の言葉のような 触れられぬものを心に 絶え間ない夜の仕掛け 星のような輝く音 流星のような音楽を 決して夜の明けぬうちに ★夜には星と音楽を/ヘルマンＨ・アンドザ・ペースメーカーズ★ |
おれがいつも詩を書いてゐると 永遠がやってきて ひたひたに何かしらなすっていく 手をやって見るけれど すこしのあとも残さない素早い奴だ おれはいつもそいつを見ようとして あせって手を焼いてゐる 時がだんだん進んで行く おれの心にしみを遺して おれのひたいをいつもひりひりさせて行く けれどもおれは詩をやめない おれはやはり街から街をあるいたり 深い泥濘にはまったりしてゐる ★はる/室生犀星★ |
その先の GOOD TIME 忘れ去って泣いた 月の縛り解いて 忘れないで ★ROOT OF SUMMER/BOAT★ |
LET'S NOD AT THE SEASID LISTEN THE SONG AND THE TRIP IN THE SPACE UNDER THE MOON, WE'RE WAlKING TO THE END WE REST ON HIGHT AND TUESDAY LET'S NOD AT THE SEASIDE LISTEN THE LIGHT IN SUMMER DAYS UNDER THE MOON, WE'RE WAlKING TO THE END WE REST ON HIGHT AND TUESDAY (ねえ 海岸でうたたねをしよう 唄を聴いて 宇宙に跳ぼう 月の下を 終わりまで歩く 僕達は 最高な火曜日のまま ねえ 海岸でうたたねをしよう 夏の日々の光を聴こう 月の下を 終わりまで歩く 僕達は 最高な火曜日のまま) ★TUESDAY/BOAT★ |
ひとりでに口笛を吹いたり 指先でリズムとったり おかしな言葉をいっぱい集めて 歌を作ったり 何かが始まる前のような 何も起こらないような 特に変わりばえのしない朝 何かを待ち続ける ★アドレナリンドライブ/羅針盤★ |
