○プラシーヴォ○
目次|←どうして?|それから?→
何度怒っても、スタッフくんは私の体型をネタにして笑う
それがいやだから、私が離れよう
もう何度伝えたか分からないけど、ランチを別々に食べることにする
私みたいなイイ女に嫌われて、可哀想に
神様どうか
私を強く、美しくしてください
もうスタッフくんのことをだいぶ切り離せたけど
もう一押し
もうあと一歩
心の傷を癒して、スタッフくんを必要としないように
セフレと飲むために
お中元のビールを持って帰るような男を
愛してはいないんだと自覚できるように
私が望んでいるのは幸せで
胸をしめつける感覚はいらないんだと
ちゃんと思い出せるように
私のために、悲しみを感じることを許さないと
思い出せるように
心のどこかで幸せはタイクツだと
誤解しないように
どうかどうか
幸せの方向へ顔を向けられるようにがんばっていますので
手伝ってください
スタッフくんが
可愛い可愛いとお気に入りで メール交換までしてる患者ちゃんが、半年ぶりに来院
スタッフくんは学校に行ってて不在
久しぶりに嫉妬で血の気が引いたけど
ここで患者ちゃんを憎んだら、 また同じ試練がやってくる!
と
ぐっとこらえて
「どうぞお幸せに 来てくれてありがとう」
と心の中で繰り返した
嘘でもそう思ってると
不思議と2人のことが遠くて 非現実に感じる
良かった、気づいて…。
|