○プラシーヴォ○
目次←どうして?それから?→


2005年04月27日(水) ほんとはね

イカメンくんと、あんまり
上手に喋れないんだ・・・
いっつも、『ああ、今日もあんまり喋れなかった』って
しょんぼりしながら駅に帰るんだ




って、スタッフちゃんにこぼしてみた。



すると、スタッフちゃんはきょとんとして、



え?
イカメンくん、いっつも私と2人の時に
『がちゃさんがあれしてね〜、これしてね〜』って
がちゃ子さんのこと話してますよ








マジ?








どうして私といないときに
私のことをあだ名で呼んで私のことを
話題にしてくれるの〜
私といる時にもっと話してよ〜




この前だって、
『今日はがちゃさんとタコ焼きを食べて
 いっぱい話をしたよ!
 すっごくおいしいお酒だったよ!!』って
 イカメンくんからメールが来ましたよ??








マジマジマジ?








そういうことをいちいちスタッフちゃんに
メールしてるっつーとこが
若干ひっかかるけど、
でもでも、そういう風に思ってくれてて嬉しい〜




嬉しいくせに、
ついつい




そ・・・そお?
でも私、その時のこと何を話したかとか
全然覚えてないもんね
酔っ払っちゃってさ!



って、訳のわかんない遠慮というか
変なイジケた見栄をはってしまった
(スタッフちゃんもイカメンくんのことを好きだから)
(いや、っつーかイカメンくんは妻子もちだってば!!)



ほんとは一字一句覚えてる
何を話ししたかも
どんな顔してたかも
何を食べたかも
話しながらふと私の膝に乗せた手も





忘れるわけない




忘れたなんて言って自己嫌悪



せっかくの大事な思い出なのに。



神様、嘘です。
嘘ついてごめんなさい。



もう嘘つかないよ


何を守るの?

素直に、生きる。




いじいじいじけて
ややこしくしてるのは、私。






2005年04月25日(月) へべれけ

明日休みだということもあり、
家で1人で缶ビールを飲みまくり、

酔い、


携帯の履歴をたどり、



最近全く連絡を取っていなかった人達に
次々とメールを送ってみた



すると、
とてもエッチの相性がよかった元彼が

『最近、2年つきあった彼女と別れた』


とメールを送ってきた。


そうなの?

じゃあ、私と付き合えばいいじゃん。


といいたいところだが、

新幹線で2時間半の距離。


残念!


2005年04月16日(土) ぱぱ

今日はとっても忙しくって
せっかくイケメンくんと働いてるのに
あんまり話をできなかった


ならばせめてスキンシップを!


と、肩を揉み揉みしてあげることに




あ〜、
気持ちいい



いつも話してる声より
少し低い声で
独り言のようにつぶやくその台詞は
とってもセクシーで、
私はイケメンくんの背後でこっそり発情する



すると急に



あ、明日ワカメ取りにいこっと




え?




聞いてみると、
イケメンくんは近くの海で
時々ワカメを取ってるんだって(根っこのところの茎わかめが
大好きらしい)


友達が漁師かなんかでたまたま今海に
でているらしいので、それに便乗するらしい




本当にねえ、
おいしいんですよ〜

ああ、食べさせてあげたいな〜




この、『食べさせてあげたい』相手は
私だけじゃなくてもちろんスタッフちゃんも
入ってるんだけど、
お父さんのようなその台詞に
ほのぼのする


っていうか、この人
毎日毎日飲み会やら
走り屋OBの集いやら
に行ってるみたいなんやけど
家族サービスはちゃんとしとるんかいな



愛してるけど、
少しココロが穏やかになってきた。


イケメンくんみたいな
イカメン(イカしたメンズ)と会えますよーに






2005年04月14日(木) あ〜ん

イケメンくんとスタッフルームで横に並んで
椅子に座って話しながら、
何故か胃が痛くなってきた。


いてて、と顔をしかめていると


足の裏の胃のツボを
押してあげますよ



と言ってこっちを向いた



え?

と思っていると、
イケメンくんが自分の膝をぽんぽんと叩く



ええっ!その膝の上に足乗せていいの??



そろっと足を乗せると、
私のトゥリングを見て


あれ、こんなのつけてたんだあ


と少し驚いていた



私の足の裏を押しながら
話をしていて、
ふとイケメンくんがヨダレをたらした



ああっ!
た・・・たらさないで下さいよ・・・
お腹すきましたか?




と笑うと



足の指を食べちゃったりしてね



あーん、と私の足の指をかじるマネをする




ひーっ!
食べて食べて〜!


と思った私は、変態?


2005年04月10日(日) smos

昨日の思い出がつらすぎて
一生懸命呪文を唱える



『心配ない問題ない恐れない全てうまくいく』



何度も何度も繰り返し



そうすると、お客さんに褒められたり、
なんだかウキウキしてきたり
少しいい感じ。


2005年04月09日(土) 撃ち殺して

今日、仕事が終わってからイケメンくんと
スタッフちゃん(新人の女の子)と職場の近くの
小さな公園でお花見をした。


今日、仕事がなにしろ忙しく
いまいち盛り上がりに欠ける3人。


それでも気がつけば夜中の0時を過ぎていて、
私はもともと職場の近くに住んでいるスタッフちゃんの
家に泊めてもらうことにしていた。


イケメンくんはバイクで来ていたので
酔いをさますため、少しスタッフちゃんの家で
お茶でも飲んでいくことにした


この時点で私は
職場で寝泊りすればよかったんだ


家に帰るなり


『楽な部屋着に着替えますう〜』

と言って、タンクトップと
薄いジャージ素材のほとんどボクサーパンツみたいな形の
短パンに履き替えた



イケメンくんが


『おじさんには目の毒だ』

と苦笑いする



イケメンくんは、天然ボケのスタッフちゃんを
すんごく可愛がっていて
それを分かってるスタッフちゃんも
すんごくイケメンくんに甘える



もうこんなの見てられない、
と早々に私は布団をかぶった



でも、2人の他愛のない会話が耳について
目はさえるばかり




『最近太っちゃって〜 ほら、おなか触ってくださいよ〜』

『ほんまやなあ 俺のもさわってみい
 最近中年太りがでてきて・・・』





1時間くらい、そんな感じで会話が続いていたが、
イケメンくんが仮眠を取ってから帰ることにしたらしく、
テレビと電気が消える気配がした。


ずっと2人に背を向けて寝ていた私は
そっと首を後ろにむける


壁にぴったりくっつくように
仰向けで片膝を立ててぐうぐう寝ているイケメンくんの
脇のあたりに、スタッフちゃんが
これまたぴったり寄り添って寝ている





いやだ




こんなの、本当にいや




頭がぐるぐる回る


どうしようどうしよう
本当に本当に、いやなんだよ


二人が寄り添って寝てるなんて
一番見たくなかった景色



神様どうか、
今すぐ私をこの空間から切り離して
ブラックホールに捨ててください

神様どうか
私を真空パックみたいになにかで包んで
外のことが見えないようにしてください




世の中、自分にとって悪いだけのことって起きないと思ってる
絶対何か意味があることなんだと



じゃあこれは何?

神様私はこれから何を学べばいいんですか?






甘え上手な人が、楽しく生きていけるということですか?

妻子持ちの男性を好きになったって、
これ以上に苦しくてむなしいことが続くだけだと、いうことですか?



そんなの分かってる
いちいち見せてくれなくったっていい


こんなに惨めで苦しい空間に、これ以上いられない




ああ、そうだ、と
私は汗びっしょりのおでこを布団から出した



神様に頼まなくったって
私が、自分で、この足で、出ていけばいいんだ





『夜中目が覚めて、もうなんか眠れなくって
 職場の近くの24時間銭湯に行っちゃった〜』


って笑って明日言えば、済むことだ



そうだ、どうして気づかなかったんだろう
もう耐えられない



ゆっくりと布団から身体を起こして改めて
2人を見る


布団は私が一人占めしていて、
2人はフローリングの上に後から置かれた一畳の畳の上に
布団もなにもかけずによりそって寝ている。


寒そうに縮こまる2人が憎たらしいけど
可哀想で、今まで私がかぶっていた
ふかふかの羽根布団を、
2人にそうっとかぶせる。


と、その瞬間イケメンくんが目を覚ました。
顔を横に向けて、
今まで私がいた枕に誰も寝ていないのを見て身体を半分起こした


『あ、・・・あれ?がちゃ子さんは?
 がちゃ子さんがいない、がちゃ子さんどこいったの?
 がちゃ子さん?』



何回呼ぶねん!

と、2人の足元に座っていた私は少し笑ってしまう


『ああ、がちゃ子さん
 俺、寝てしまった
 俺外に出たら、がちゃ子さん鍵を中から閉めてくれる?』


と、眠そうな目をこすりながら
玄関の方へ歩いていくイケメンくん


私が出て行くつもりだったのに、
あっさりと苦しい時間が終わってしまった


その後、すこしスタッフちゃんと話をする



イケメンくんはもともと自分で事業をしていて
そのオプションというか事業展開を広げるために
勉強として今の私たちの職場にいるので、
仕事のノウハウとかが分かったら
きっとすぐに辞めていってしまうね


『辞めるなら、早く辞めて欲しいです
 本気で好きになったりしたら、苦しいもん』

と、笑うスタッフちゃん





『私もう、すんごく苦しいよ
 もう本当にやだよこんな、むなしいの
 本当に、もう好きだもん』



と、私が言うと、黙り込んでしまった。


スタッフちゃんも酔っ払っていて
この私の告白を覚えているかどうか分からないけれど
言えてすっきり。

そのまま私たちはいつの間にか眠っていた。


2005年04月08日(金) 願い

『月と太陽の性格辞典』
という、私はとてもよく当たってると思う
占いの本で、イケメンくんを占ってあげた。


そうすると、嬉々として自分の2人の息子と
奥さんのことも調べだした。



分かっていたことだから
胸のちくちくは覚悟していたことだから
少し調べにくいその占いの本で
一生懸命私はイケメンくんの家族のことを調べてあげた


はい


と、奥さんのことが書いてあるページを
広げて渡してあげる

それを読むイケメンくんの顔を見たくなくて
慌ててパソコンの画面に目を向けて
売り上げのデータを打ち込むふりをする



ありがとう


と読みながらイケメンくんはとんとん、
と自分の腰をたたく

それが気になって、


・・・腰を押しましょうか?


と言うと、




9月ころになったぎっくり腰が
またなりそうな感じなんだ
最近バイク通勤で、冷えたからかなあ



と私の顔を見ながら困ったように笑った




最近、怒りましたか?


東洋医学では
ぎっくり腰は急激に怒ったときになりやすいって言われてる



その時、イケメンくんは
う〜ん、そうだねえと、言葉を濁してまた笑った





仕事が終わる時間が近づいてきて



帰る前に、ツボをおしてあげますよ


と言うと、すっごく嬉しそうに
イケメンくんが私の目の前に座る


お互い、膝を突き合わせて向かい合って椅子に座って、
前かがみになる


ぎっくり腰は、安静第一
腰そのものを押すと悪化するから
遠いツボを押してあげる



そうっとイケメンくんの大きな手を両手で包んで、
手の甲の腰のツボをゆっくり両手の親指で
指圧する


ああ、腰にきた


と、
下を向いたままうなるイケメンくん


そして


おふくろに・・・キツイこと言ってしまって・・・
いや、言い切れてなくてたまってる部分もあるけど
でも、きついことを、言ってしまった




と、急に、今まで聞いた事の無い低い声で
ぽつぽつと話してくれた



そうですか・・・
怒るとぎっくり腰になりやすいですからね・・・



と、その時
私のお腹の底から



癒したい



という欲求が沸いてきた



神様どうか、この人を癒す力を下さい


もう1人のスタッフちゃんみたいに
イケメンくんを大笑いさせてはあげられないけど


どうかどうか、
私の手の平から元気がいっぱい流れ込みますように



口ベタな私は
こんなことしかできなくて
なかなか手が離れない


最後にぎうっと手を握って

無理を、しないで
明日もつらかったら言ってください



ありがとう





帰りの電車の中でまた泣けてきた


奥さんと子供さんを愛しているイケメンくんに
いろんな焼きもちをやく私は
すっとこどっこいで
もうどうしたらいいのか分からなくて


もしかしたら
奥さんとうまくいっていないかも


なんて卑屈な妄想をしている私は
今日こてんぱんにやられた



苦しいけど、
それよりも苦しそうなイケメンくんを
癒したい



神様神様
あの人は今、少しは楽になってますか?











2005年04月03日(日) 片思い

仕事が終わって、
イケメンくんスタッフくんが

『がちゃ子さんは、終電は何時ですか?』
と聞いてきた。

今日、仕事が遅かったので心配してくれてるのかと思って

あ〜、まだ全然大丈夫ですよ
11時前くらいの電車に乗れば間に合いますんで


というと


じゃあ、タコ焼き食べませんか??

と素敵なお誘い


職場の傍に、夜だけ開いてるたこ焼き屋さんがあるので
そこでタコ焼きを食べて、
隣の串カツの屋台で生中を飲むことにした。


お互いビールを一杯ずつ飲んで、
とうてい足りない私は

ちょっと…、もう一杯
買ってきます!



というと、イケメンくんも


俺も飲みたいんで…
じゃあ、あの串カツ屋さんに行って、
なんかつまみながら飲みますか!




と、結局串カツの屋台でキムチやらポップコーンやらを
つまみながらぐいぐいビールを飲む。


いっぱいいっぱい話をして
帰る電車の中で、

お酒をいっぱい飲んでくれる人と
一緒にいるのはとても幸せです



とメールすると


こっちこそ、帰る時間を忘れるくらい
楽しかったよ



って、急にタメ口でムネキュン



イケメンくんは妻子持ちなので
恋愛はできないけど
私のこの勝手な片思いは
幸せ幸せ。



がちゃ子 |偽写bbs

My追加