未〜申へ - 2003年12月31日(水) 診療放射線技師として もうじき一年を迎える 何千人という同じ技師 どうして私はここにいる 一体何をするために ここにいるのだろう ここでどれだけの人を 助けることができた この時でどれだけの 傷を負わせてきた たくさんの人に ありがとうをもらった たくさんの人の 死と別れを見送った けれどその先に何がある 私は見ることができない 次の私を感じることが できない 流れる時間が次第に 遅れてゆく 速さについてゆけない 考える時間も準備も 何も無いまま 歩き続けている でもそれでもいい 今はそう思いたい 歩いていれば きっと たくさんの人にも ナニカにも出会えるから ... キリトラレタ恋人 - 2003年12月30日(火) 人はどこまで 失われた人を愛せる 手を失った 足を失った 眼を失った 声を失った 身体を失い 頭のみなら 肉体を失い 心のみなら 人を愛する基準は 一体何があればいい 欠片は それだけでは 何も語ることは 出来ない なら欠片は どれだけ集まれば 1つの作品と なりえるのだろう ... 坊主と貧しき子供 - 2003年12月29日(月) 神社 寺院 ともにこの時期は 最大の稼ぎ時だろう 神を祭るところ 死者を弔うところ なぜそこに 金を投げ入れる 神は万能であるだろう あの世に店はないだろう 人はいつから 祈りとお願いを 区別できなく なったのだろう 今の神社や寺院に 本当の僧や神主など 少なくとも私の遭った そららは愚かだった 御賽銭や御布施を 苦しむ子供達や 学べない子供達へ それが遠い未来で 平和になるための祈り 愚僧や金の亡者どもに その少しも刳れてやるな ... 忠臣蔵 - 2003年12月27日(土) 歴史とは事実 大切なことは 事実ではなく そこに存在した 思い 誇り 意志 心打たれるのは 事実ではなく あったであろう 家族の思い 優しさ そして 武士道 主君を我が体と そして心として生きる それは唯の歯車でも 一介の兵でもない なぜならば全ての志士 全ての名が今語られる 死よりも恥を畏れ 生よりも誇を称え ... 封印されし扉 - 2003年12月25日(木) 心を自分に対して 閉ざしたと感じるなら なぜそうまで 接触をもちたがるんだ 中途半端に媚び 中途半端に合い 友情?仲間? 絆?親友? いつかボロボロに朽ち 腐ってゆくモノの様に このアイダは心の奥の ある扉にしまわれるだろう 記憶は消せない 決して消えない ... 『 昭和歌謡大全集 』 - 2003年12月23日(火) 1500円返してくれ・・・・ これが正直な感想 どんな映画を見ても 何かしら感じられる それが衣装や音楽 演技だけであっても それでもこれは 「ない」映画だった あげればキリが無いが 極めつけの原爆投下 さようなら 昭和歌謡大全集 でもね・・・・ 『昭和歌謡大全集』2003 41 監督:篠原哲雄 脚本:大森寿美男 主演:松田龍平 池内博之 安藤政信 樋口可南子 鈴木砂羽 岸本加世子 ... アーク・ザ・ラット - 2003年12月21日(日) 古っ!! それにさぶっ!! よ〜し、これから 終盤の盛り上がり! と思ったら エンディングロール は? ボスは? 悪い大臣は放置? あの悪魔の処理は? アークよ 次どうすんだ? ... 雪 ノ 声 - 2003年12月19日(金) 雪が降ると 決まって 音が止み 静寂が訪れる 自分が どこかに 取り残された それぐらい 静かな中 雪が降りる 雪が重なり合い 静かな 静かな 音を鳴らす ... 『 タイタス 』 - 2003年12月18日(木) 黒き色は強き色 何色にも染まらず 主張できる唯一の色 黒き者は弱き者 誰に負けたとしても 自らは腐り逝く もし心に闇を 持ちたいのならば 何者にも染まらない 強き意志を持て 闇を持つことに 少しの疑問があれば 誰をも受け入れられる 白き心に身を染めよ 『TITUS』1999 U.S 40 監督・脚本:ジュリー・テイモア 主演:アンソニー・ホプキンス ローラ・フレイザー アラン・カミング ジェシカ・ラング ... 『 ザ・コア 』 - 2003年12月17日(水) 絶対的な知識と技術 そして 扱う勇気・自信・仲間 ザ・コア アルマゲドン インデペンデンスデイ 別に幻想でも 小説の中でもない 殺人事件や宗教戦争 テロや交通事故 確率が大きいか または小さいか 人は極限になった時 その真価を問われる 平和な言葉や心は 何の意味も確証も無い 自分だけが助かる それすら大変な中 仲間や他人に 心を留められるか? 傷ついた人や 泣きじゃくる子供に 温かく優しい手を ゆっくりと差し出せる? 今は日本は 平和に包まれている だから何も云えないが もしも そんなものが来るならば そんな強い人になりたい 『THE・CORE』2003 U.S 39 監督:ジョン・アミエル 脚本:クーパー・レイン ジョン・ロジャース 主演:アーロン・エッカート ヒラリー・スワンク スタンリー・トゥッチ DJ・クオールズ デルロイ・リンドー ... 『 プライベート・ライアン 』 - 2003年12月15日(月) 『 One for All All for one 』 元々はラグビーから 生まれた言葉らしい 1つのゴールを得るために みんなが助け合ってゆく ボールを持つものは みんなの意思を感じて 仲間達はその意思を 託して犠牲になって それは強制でも 命令でもない ただそこにいる 意思が重なり合う 法で護られたボールに 命を掛ける価値など そしてその先には 一体何があるのだろう 『saving private ryan』1998 U.S 38 監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:ロバート・ロダット 主演:トム・ハンクス トム・サイズモア バリー・ペッパー ジェレミー・デイビス ... 哀しい映画達 No.4 - 2003年12月14日(日) 『エアフォース・ワン』 ザ・アメリカ なんでアメリカは 善悪でしか物事を判断しない? 『デイライト』 おもしろいんじゃない? 『NEWYORK DAYDREAM』 金城武が好きで見たんだ でも 終始理解不能でした 35〜37 ... 唯一つの不変 - 2003年12月13日(土) 楽しみにしていても 時間を留めたいほど 嫌がったとしても 必ず明日は訪れる もしこの星が 失われたとしても ならば笑うしかない 来ることを拒まず 素直に受け止めるしか ... 『 グリーンフィンガーズ 』 - 2003年12月11日(木) 努力するだけで それがどんな努力であっても その先には必ず 成功がある訳ではない でも ナニカをしたくて 精一杯やり遂げた時には その先には必ず 幸せはあるのかもしれない 成功しなかった涙も 出来なかった自分への怒り それらを併せたとしても したことへの後悔はない 協力した仲間 先生 支えてくれた友人 そして自分にも ありがとう そして とても嬉しいと云えるんだろう 『グリーンフィンガーズ』2001 U.K 34 監督・脚本:ジョエル・ハーシュマン 主演:クライヴ・オーウェン デビッド・ケリー ナターシャ・リトル ヘレン・ミレン ... 『 スパイ・ゾルゲ 』 - 2003年12月09日(火) スパイはどこにでもいる 国家間を暗躍する者 そんな者もいれば 学校で先生に密告 そんな者もいる ただ違いは情報の質 そして懸ける大きさ 前者は国を繁栄にも そして失墜もさせるほどの情報 後者は精々 友達を失うことぐらいだろう 共通するのは 情報の価値を知ること どの情報が 誰にどのように有効か そして誰にとって どのように不利益か 政治も革命もテロも 会社も人間関係でさえ 誰もがスパイとして 誰かに情報を与え 僅かな誤差を生じさせ 僅かな誤差を修正する 『スパイ・ゾルゲ』2003 33 監督:篠田正浩 脚本:篠田正浩 ロバート・マンディ 主演:イアン・グレン 本木雅弘 椎名桔平 上川隆也 ... 『 マグダレンの祈り 』 - 2003年12月07日(日) 1996年まで続いていた たった7年前まで 宗教は平和のために 創られたモノ 誰もが幸せで 誰もが苦しまず 戒律 規律 封建 弾圧 差別 戦争 宗教は本来の理を 失い崩れていった 誰もが畏れ 誰もが媚び この世に生きながら 沢山のことを考える 何が正しいと答えを 出せるものは少ない だが今の 弱みに付け込むような 宗教というものに 正しさは見出せない そして祈りを捧げても 神は何ももたらしては くれないのでは ないだろうか 『マグダレンの祈り』 32 2002 U.K Ireland 監督・脚本:ピーター・ミュラン 主演:ノーラ=ジェーン・ヌーン アンヌ=マリー・ダフ ドロシー・ダフィー ジェラルディン・マクイーワン ... 無血開城 - 2003年12月05日(金) 自らの血を流せば その意思は強くなる 流した分だけ 人の胸を撃ち抜き 僅かな意思は 結ばれ大きな力へ 一方 血を流さず進む その意思は 生き場を失ってゆく 歓喜は一時で 疑問に変り 好意は義務へ 大義は傲慢へ 人の血は尊い だから人を強くする その血を浴びた者 その血を手にする者 怖くて怖くて 仕方が無いけれど その血の先には 血を流し者からの 『幸せ』があるかもしれない ... 本当にあった呪いのビデオ - 2003年12月03日(水) 世の中には 解らないことがたくさんある その1つが 霊や呪い 時間や距離 そして思いや恨み 何かがずれていようと 全てが符合してしまう 理由や原因など 何も意味を為さず そこには唯 『霊』がいるだけ そして霊は 考えることを忘れ 引き込まれ続ける その時 恐怖に支配された自分と 何も見ることが出来ない いつもとは違う自分が そこにはいる ... キリトラレタ画 - 2003年12月01日(月) いつでも 落ち着ける場所 誰にも邪魔されず 誰にも干渉されず そんな場所が あること とても幸せに 感じられる 悩みがあれば とことん悩み続け 幸せがあれば ゆっくり噛締められ 退屈さが 至福へと変わる 雄大な風景に 溶け込むような そこにいることが 一枚の絵になるような ...
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寂しがりやな豚ちゃんたちの旅跡 |