プロとしての自覚 - 2002年04月30日(火) 1つの質問をされた 今病院には様々な検査の種類がある その中で1つの検査だけを行うか たくさんの検査を行うか そんな質問だった みんながみんなたくさんの検査を行うべきと答えた 患者さんにとって検査をたくさんやることは 一つ一つが苦痛になるかもしれない でもそれと反比例して病変を確定できる可能性がでる それによって患者さんを助けられるんじゃないかと 先生の意見だけは違った それが悪いと言うことではなく、それぞれの意識の問題 安易に多くを行ったほうが安全と言う考え それによって一つ一つの検査が曖昧になることへの注意 それでは結局、多く行ってもメリットが無くなってしまう 必要なのは多くのことを行うにしても 個々にプロ意識を持つと言うこと いい意味で自分の検査方法に自信を持つこと それが大切だということ 機器が日々進歩していても問題はそれを扱う者 ここに自分の進む道が少し見えた気がした どんな仕事に就こうがプロ意識を持つことで 自分を前へと突き動かしてくれる 誇りを持ち自分に自信を持つことが出来る ... 美しきもの - 2002年04月29日(月) 作られたものは美しい ただそれは限られた時間の中でのみ 本来あるべき姿のものは美しい そしてそれは永遠の時を持つ 朽ち果て、枯れ果ててもずっと どちらが美しいということはないだろう それぞれ美しいものをもっているだろう でも一番美しいものってなんなのだろう みんな自分自身が美しいと思い みんな自分が創ったものが美しいと思っている ゆっくりと周りを見渡してみると 自分の周りはこんなに美しいものがあるのかと そんな風に思うものがいっぱいある それが分からないんだ 自分しか見ていないんだ そうやって美しいものを踏み潰していく そうやって汚し破壊していく 美しいものが無くなっていくよ 1つずつ、1つずつ 最後の1つを食い尽くすまで みんな早く気付いてあげないと何も無くなってしまうよ ... つつじの森にて - 2002年04月28日(日) 家の庭にあるつつじが綺麗に花を咲かせた いつもは何も感じない庭 それに昼間に家にいることが少ないから 夜の暗い中でしか通らない庭 雲ひとつ無い青い空 友達に誘われ那須のつつじ園へ GW最初で少し混んでいたけれど そこは地元人!裏道から裏道へ 料金所の出口を抜けようやく到着 福島の白河から栃木の西那須野まで見渡せる景観 その手前にはつつじの森がある でも早すぎた、山を登る途中に桜があった 桜がまだ咲いていた その時から嫌な予感はしてた 桜とつつじが一緒に咲くなんてありえない もっと上ると木々はまだ冬眠中 新芽も出していなかった それに日陰にはまだ雪がちらほら 案の定、つつじはまだやっと芽を出したような そんな感じ、ちょっとがっかり でも一面の青空と青い山々 春と冬とを少しずつ含んだ心地よい風 耳には何の音すら入ってこない 朽ち果てた切株にゆっくりと腰を下ろし 1本のタバコを澄んだ風と共に吹かしていく 煙は雲にでもなりたいかのように空高く上っていく 気付くと空に小さな雲が風に流れて吹いていった ... いなくなった女の人 - 2002年04月27日(土) 最近は全然姿を見せなくなった 女の人だったと思う 黒髪の綺麗な人 夜にしか見ることが出来なかった 足音しか聞こえない時もあった でも部屋の中に感じることもあった 幽霊とか心霊写真、心霊スポット そういうのは大嫌いだった 純粋に怖いから でもあの人はあんまり怖いと感じなかった あれ、いたんだみたいな感じ 人には守護霊が憑いているという それは動物だったり 大切な人、お爺さんやお婆さんだったりする あの人はなんだったんだろう 最近姿を見せてくれることは無い 自分を守ってくれていたのかもしれない 何かを自分に伝えたかったのかもしれない どちらにしてもいなくなってしまった どこかに行ってしまった なにも伝えてはくれなかった それとも自分が気付いてあげられなかったのか そう思うと少し悔しいし、申し訳ない気がする なんで自分は話をしたり、心を通わすことが出来ないんだろうと ... 誕生 - 2002年04月26日(金) 人ってどうして生まれてくるんだろうね 最初、人はどうして生まれて始まったんだろうね 神様が創ったって言う人がいる 猿が進化して生まれたって言う人がいる でも誰も何万年も前の世界なんて見たことが無い そしていくら調べても絶対なんて無いと思う もしかしたら昨日私は始まったのかもしれない それ以前の記憶はただ植え付けられたものかもしれない それなら自分は何でここにいるんだろう 神が創ったにしろ 誰かが面白半分で作ったにしろ 進化したにしろ 自分が今ここにいる ここに存在していることに何か意味があるんだろうか 誰かの支えになったり、誰かのために生きることもできるだろう でもその誰かはなんでここにいるんだろう 生きている意味が分からない それは死にたいとかではなくて どうしてこの場所でこうやって生きてるのかってこと 自分の満足を得るため? 誰かがいてって言うから? 生きているのが普通だから? そうやってみんな自分で意味を作り出して生きているんだろうか そしてそれが出来ない人たちは死んでいく 結局人に生きている意味なんて無いってこと? だからみんな自分勝手に生きていられるのかもしれないな いつか滅ぶときが必ずある その時になって初めて生きていくことの意味を理解する そしてその時には遅いんだということも ... ゆとり? - 2002年04月25日(木) まさかこんなに出来ないとは思わなかった 前に書いた一年生の数学のこと でも出来ないことは教えていくことが出来るし どうにかなるだろうとは思っていた 違った、出来る出来ないということ以前の問題 態度が悪過ぎる 教えてもらってる身だということを分かってない テスト中も終始騒いで五月蝿い 年上に対してタメ口を叩く それでも先生に優しく教えてやれよと言われていたから 我慢して最後までやったけれど最悪だった なんで普通のことが出来ないんだろう 人に感謝し「ありがとう」ということ 自分のために何かしてくれたことにたいして頭を下げること 講義中やテスト中は周りに迷惑を掛けないこと それとも今は普通じゃないんだろうか ゆとり教育とかボランティアを推進したり 暗記ではない幅広い知識を身に付けたりする そんなことをする前に教えることがあるだろう 社会や集団生活でのマナー、一般常識 そしてその常識が無いことの恥ずかしさ 人への感謝と思いやり 学校ってそういうことを教えるところじゃないのか そんなことも知らずにゆとりが必要なのか 今のままじゃ心にゆとりを持つのではなく 頭の中にゆとりが出来て何も考えられない そんなやつだけが生まれてきてしまうんじゃないだろうか ... 下積みの大切さ - 2002年04月24日(水) 今年の新入生(大学1年)の学力の低さに呆れた 大学生の毎年の学力の低下を危惧したのか 最初の授業時に数学のテストをしたらしい 足算、引算、展開、因数分解、微分などの範囲で 結果は130人いる内で80人が補講の必要有り そして私の卒研班は因数分解を受け持つことになった 今日はそのための指導方法と自分たちで因数分解を再確認 明日の補講でのテストを自分たちもやってみる ややこしい公式を使う問題に少してこずったけれど 解いてみるとどうってことない それにもし解けない問題があったとしても 少しの情報から導くということが私たちは出来ると思う でも今の若い人たちはそれが出来ないんじゃないだろうか? 以前中学生の家庭教師を10人程していたことがある 出来る子でも出来ない子でも共通していたのは 自分が体験したことの無い解法で解く問題には 全くと言っていいほど解くことが出来ない 問題から少しでも情報を探し そこから何かを導いていくことが出来ない どの子も全ての公式・解法を暗記して問題を解こうとする 出来る子と出来ない子の違いは暗記量の違い 確かにそうではなく、自分で考え導ける子もいた だが本当に僅かしかいなかった 今回のテストだって暗記しかしていないで来たから解けない 常に先生から言われることがある 社会に出て大学で学んだマニュアルや知識なんて そのまま使えることは殆ど無い マニュアルや知識は全て頭に入れておくことは必要だが それ以上に必要なのはそれを実際の現場にどうやって応用するか ただ頭だけでかくても何の役にも立たないと 小学、中学、高校での勉強も同じ 受験のためだけにするのではなく それ以降の社会で生きて行くために必要な学習 専門的な知識を学習するために必要な基礎になるということ 全ての知識が将来自分の力になり、助けになっていく このことを再認識できたこと それが唯一1年生に感謝することでした ... 【 消えた島 】〜book 1〜 - 2002年04月23日(火) 全身に激しい痛みをもたらし 意識さえも感じられなくなる 多発性骨髄腫−末期癌 この老人に神が手を差し伸べた 痛みを消し去り意識を取り戻す これが始まりだった 神は自ら手を下さず一人の男にその「なにか」を託した 男は神に従いそれを老人に与えた 男は医学界、製薬会社、政府、テロ組織から追われる身となった どこまでも、どこまでも そしてその「なにか」が永遠に手に手に入らないことを知らず 命を守るためのもののために、人を殺めていく 脅迫、拉致、拷問、殺人、裏切り、金 命が、大切なものだと知りながらまた殺めていく 命が、それを守り救うための「なにか」 命が、「なにか」のために命の価値が変化して行く 命が、転がる石よりも軽くなっていく 10人足らずの男女が1つの島に集められる 神が作り出した島、植物、生き物 神に弄ばれ、狂い、神経を腐らせていく 神に選ばれた男でさえもボロボロにされていく 8人が神の手で犯された そして2人が選ばれる 1人は「なにか」ではなく神と そしてそれに選ばれた男と向き合ったもの 1人は神と意識を同期させたもの 「なにか」はまだ手に入れることは出来ない そして神の姿を見ることも出来ない それがいつなのかも分からない ただ発端が安楽死を迎えられなかった老人がいたこと 望んでも望んでも安楽死を認めないこの社会があること そして、これからも神と戦い続けていくものがいること 永遠に ... どこかのいるはずだよ - 2002年04月22日(月) 宇宙人を探し世界中の国がロケットを飛ばしている いるかどうかは分からないけれど まだ宇宙の端になんて行ってないんだから もしかしたらいるかもしれないね でも地球にだっているかもしれない それは海の中 深い深い海の底 人間が普通に潜れるのは精々150メートル 機械を使ったとしても4000メートルぐらい それよりも深く潜れた人は今だいない それよりも深い世界をだれもしらない 昔から人魚だったり河童だったり 水の中で生きている生き物の話が沢山ある 人魚がジュゴンの見間違いだっていう人もいるけど ありえないでしょ!ジュゴンが人に見えるって・・・・ なら本当にいるかも知れない 人とは違い、話すことが出来 人間とは異なった文化を創っている生命が 昔は見えたのに今は見えない それは水が汚れたから上がって来れないってだけ 人が自分たちで関係を断っちゃったってこと みんながもっと河を海を水を綺麗にして 会いたいって願えば会えるかもね 新しい友達として そして共に地球に住む新しい家族として ... 心の鼓動 - 2002年04月21日(日) 和太鼓が鳴り響いていた 全員がその音に耳を傾け、魅入っていた 別にそこに行こうと決めていたわけでは無かった たまたまそこにあったから入ったという感じだった 森の中にひっそりと建っているカフェ〜 ミルフォニー 〜 大きなスクリーンから流れる映像、音楽 ゆっくりと感じながらコーヒーを飲む、そんな場所 でも今日はここが出来てから1週年記念の日 ゲストを招いての小さなコンサートがあった ひとりは「鼓童」に参加していた和太鼓奏者 ひとりは「帝国劇場」で演奏するチェロ奏者 ひとりは今日この場所で歌手としてデビューの「ヒトミ」 どれも最高の演奏だった その中でも和太鼓は別格 こんなに音に魅了されたことは久しぶりだった 巧いとか下手だとかそういうんじゃなく 心に響いてくるような、自分がその音と一緒になれるような感覚 自分も少しだけど音楽を齧ったことがあるけれど 音楽の上手いは決して譜面どうりの演奏じゃない 確かに技術がまず無ければ駄目だと思うけれど 大切なのはその人の心 自分の気持ちを如何に伝えられるか その思いを如何に表現できるかにある 巧く言葉には出来ないけれど演じる者の心が伝わった そんな音だった 決して忘れない音だった ... 大学生なんでした。 - 2002年04月20日(土) 初めからそんなつもりはなかったけれど 今日は飲み会となりました 約1ヶ月ぶりの飲みです 男三人でなんとなくこうなりました 一人は半ば強引に誘ってしまったけどね でもこんなに笑えたのは久しぶり 最初から最後まで終始笑いっぱなし 途中から女の子2人を呼んで5人になって カラオケに行っても変わらず笑いっぱなし 話題は恋愛、大学、新入生、卒研、政治、スポーツなど なんでもありで何を話しても笑いっぱなし 最近辛いこととか嫌なこと、プレッシャーもあったけど この時はその全てを忘れて楽しんだ いつまでも、いつまでも こんな風に誰かをすぐ呼んで集まって飲むなんて 大学を卒業したら無くなってしまうのかもしれない でも今はまだ大学生 後一年しかないけど大学生なんだ ならいくら忙しいことがあっても いくら辛いことがあっても この環境を楽しまなきゃね こんなの一生で今しかないんだからさ 今出来ることは今するしかないんだからさ ... 外見と内面 - 2002年04月19日(金) 今日は卒研のための病院見学 初めての大学付属の病院へ 正直驚いてしまった 外側からも内側から見てもホテルの様な建物 広く、2階までの吹き抜けになったロビー 患者さんのためのプールなどの設備 待合室は絨毯が引かれ どこを見ても高級感を感じることが出来る 最初はそう思った でも実際によく見るとそれは少し違っていた 高級感たっぷりに曳かれている床の石は 滑りやすく危険だった 卒研で使う放射線の部屋はもっと酷かった 欠陥工事の痕が見てとれる 他にも細部まで見ていくと色んなことがわかる 結局は見栄えで人を集め その後の面倒は中途半端に済まして行こう そんな感じを受ける 1人1人の医師や看護婦はそう思っていないだろう でも経営者がそんな考えを持っているんじゃないだろうか 人と人との関係も同じだと思う 相手の本当の内面なんてわかることはないだろう でも少しだけでも相手を知ることも必要だと思う 地位、名誉、評判をその人の全てと思うこと 外見だけで判断することはよくない 簡単なようで人はそれに騙されてしまう そして簡単にその相手を判断しようとする どんな相手であっても、一生付き合ったとして どれだけ理解し、お互いに信用することができるだろう これから多くの人と出会うことがあるだろう その中で自分の心を信じ接すること それが大切なんだろうな 「言うは易し行うは難し」 ... LARK - 2002年04月18日(木) タバコを吸っている 銘柄はLARKというタバコ LARKって何だ?何となく調べようという気になった すると色んな意味が出てきた 鳥の雲雀(ヒバリ)って意味があった そしてヒバリは知恵の象徴だそうだ タバコを吸って頭が良くなれって意味か? それは無いと分かっても何かいい気分だね そしてLARKを使ったこんな諺があった We shall catch larks. [空が落ちてきたらヒバリを捕まえられる/取越苦労は無用] 今の自分に言いたいことのような気がする まだ22才という年齢で将来を全て決めることなんてできない 堕落して行くことは駄目だと思うけれど 無理に前へ前へと進むこともどうかと思う 時期がきたら自分の大切なヒバリを捕まえられる時が来るんだろう 今、ヒバリはどこを飛んでいるんだろう ... 再会 - 2002年04月17日(水) 久しぶりに会った それでも1ヶ月ぐらいだけど 懐かしい気がした バイトも部活も一緒だったから 昔はよく話したし、飲んだりもした 付き合ってたとかそういうんじゃなく 自分と対等にものを言える感じの子 女の子ではこんな関係は初めてだった でも一年ぐらい前からそれが無くなった 原因は自分の馬鹿な行動からで その子の友達と付き合い あいまいな態度で接し、傷つけ そして、1週間で別れてしまった その子は別に自分を責めなかったし 話をした後には理解してくれ これからは「がんばれ!」って言ってくれた それでもなんとなく距離は離れていった 3人、共に友達だったから仕方がなかった 今日ちょっと話して、すごく楽しかった 最近忙しかったのと、卒業研究のプレッシャーで 少しまいってたから 「一緒に卒業しよう、がんばって!」って その言葉が自分を押してくれた 諦めることはいつでも出来るからと そう励まされた気がした ... CATMANからの手紙 - 2002年04月16日(火) CATMANから手紙が届いた 彼はどこかの町で新しい生活をしているらしい 誰でも新しい環境に飛び込んだとき その「変化」が与えてくれる力に期待する 新しい街、新しい出会い、全てが新しいということに そしてそこから何か新しいことが始まりそうな気配に 今までとは違う時間、雰囲気 今まで自分が過ごしていた環境への愛着 何か分からないけれど感じる不安、怖さ でも感じる それ以上の自分を変えようっていう力 これから始まっていく未知の世界 自分で作り上げて行く自分のライフスタイル この時は常に流れ続けている 飛び続けるために Grind a mind,Grind a heart,Grind a soul CATMANには負けない・・・・ ... 「公」の衰退 「私」の台頭 - 2002年04月15日(月) 年々大学生のマナーや常識がずれている 卒研の場で先生が嘆いていた 確かに自分たちよりも年下の学生を見ると マナーが悪いやつがいて どこにいても自分たちが中心の様な気でいる 「公」と「私」との区別が無く どこにいても「私」という環境での生活 自分が優等生だとは決して言えない でも自分なりの「公」を持っているつもりだ この前、辻元清美議員の謝罪会見を見た そして疑問が浮かんだ なんで犯罪を犯して笑っているんだ? テレビを見ていると他にも色々ある 自分の過ちを全く認めず開き直ったり 形式通りの謝罪で済まし逃げる 「公」とは、人と接する時の態度や 如何に周囲の人間と環境を共有するか そして、その時の感覚 昔は誰もが持っていたはず 少なくとも日本人は持っていたもの どうしてなくなっちゃったんだろう みんな社会に出た時の「公」を持っていますか ... そら - 2002年04月14日(日) 空を見上げる、そこにはだれの目にも同じような空 青い、青い、透き通るような空 でも高すぎる 手を伸ばしても、ジャンプしても 掴むことは出来ない 幼い頃、みんな同じように夢を見ていた 空を自由に飛び、雲を掴み 食べることさえ出来たような気がする そして年と共にここには誰もいなくなった それは心が傷ついたから なつかしいひとを 壊れた約束を 哀しい愛を 心に刻んで 刻むごとに空は高くなっていった あの頃空を隣に感じることが出来たのは 誰もがみんな 輝いていた それぞれの笑顔で それぞれの涙で 今・・・・ 笑顔は仮面に変わり、涙は涸れて 空が高すぎる・・・・ ... 健康診断 - 2002年04月13日(土) 普段の不摂生が祟ったのか 今日は健康診断 採血、X線撮影、視力、聴覚、血圧、身長、体重 毎年引っかかり再検査の通知が届く 去年は肝臓が死んでいたそうだ 多分今年も肝臓、それに何か付いてくるだろう ひとつ救われたのは血圧 計ると136−100という典型的な高血圧 でも見習い看護婦の誤診だったみたいだ 後日計ると114−74の健康血圧 でも肝臓はそうはいかないだろうな 酒を飲み、タバコを吸い、好きな時に好きなものだけを食べる 夜更かしをし、コーヒーで誤魔化す朝食 黒ずみ、腐りかけた肝臓 検査していないだけで他の臓器も同じ 馳星周の小説に憧れている 心に暗い影を持ち、頭にもその影を広げる 欲だけが己を動かし自分だけを信じて生きる 酒に溺れ、女を貪り、金だけを信じる ヴァンパイアのように夜に行動し ドラッグ、タバコが友人となり その周りを殺人、権力、欲望が固めて行く でもその中で肝臓を病んでいるやつなんていない 小説の中で健康状態なんて考えないからな 今日から目指せ健康なハードボイルドでいくか 表では渋い男を極め 裏では一生懸命アブトロニック 今のところ表でも決められてないけれど そんなことを考えながらまた焼酎を呷る ... NEWS - 2002年04月12日(金) 夜、日本のニュースを見た 深夜にアメリカのニュースを見た なにか違う気がする アメリカではどのニュースにしても その事件が起こった理由、裏側にあるものを客観的に そして様々な側面から平等に報道が為されている 日本は違う、全ての情報に対して 情報を有りの侭に伝えるなくてはいけないキャスターが 主観的な物言いをする、それも誰もがそうであろう的な言い方 アメリカでは最終的な結論を出すのは個人である 得られた情報から何が正しいのか、自分はどう考えていけばいいのか 日本のように主観が入ってしまえば それを見ている視聴者はその主観が正常だと思い込む 何も考えず、どうしてそうなったのかを知らず 全てをそのままに正しいとして受け取る newsとは情報を伝えること 決して答えを出してはいけないもの 今のニュースはワイドショーと変わらない 誰もがそれを見て楽しむだけ 政治にも環境にも何にも興味が無い 日本人は考えることを辞めたのかもしれない 楽だし、周囲で起こらなければ関係ないし メディアでさえ視聴率だけを考え 情報を面白、可笑しく表現しようとしている 情報とはそれを如何に判断し、使うかにその価値がある そして情報によって人は学習し、知恵や常識を学んで行く 正しいニュースが無ければ 人は何も分からず、学ばず、ただ死んでいく 知恵も常識も倫理観も価値観も持つことなく ... 大学初日でした。 - 2002年04月11日(木) 今日から大学4年生としての生活が始まる 今年は就職活動に国家試験、実力試験、卒業研究 やらなければいけないことだらけ 今までで一番大変な一年が始まる それなのに最初からすべってしまった 遅刻、それも全ての教授陣が揃うオリエンテーションに 入った途端、殴られ怒られ 挙句話が全く分からないという始末 ただこれからは勉強!勉強!なんだということは分かった これから大変だということは分かるけれど 自分だけが取り残されているように感じる 最上級生としての自覚が全く無い、情けない・・・・ でも、みんなそんなに明確に進もうとする道が見えてるんだろうか もしあるんなら羨ましい限りだ 卒業して国家試験には受からなきゃって思う でもそれだけ その後のことはあんまり考えていない やりたいことはいっぱいある 仕事でも遊びでも一人でも友達とでも そこから少しずつやっていきたい だからそこまで自分はこれだけっていう風にはしたくない 道を常にいろんなところに伸ばしていきたい 1本道なんてつまらないと思うから みんなと何にも考えずにタバコをふかし笑ってるのも今は必要なんだ ... プリクラ - 2002年04月10日(水) 机の中を整理しているとプリクラが出てきた どこかにみんなで遊びに行った記念で撮ったやつ 飲み会の後にふざけて撮ったやつ そんなやつがいっぱい出てきた 最近はプリクラなんて撮らないから 全部懐かしいものばかり 高校の時や浪人していた時、大学1年の時 どれも楽しそうにみんな写っている でも写っている中で今でも一緒にいるやつはすごく少ない 部活の中で揉めていった 宗教に入りおれを否定していった 女が出来て女だけになっていった 新しい環境で昔を捨てていった 理由は色々あるけれど離れて行ってしまった 辛い時支えあった どうしていいか分からない時手を差し伸べあった お互いに競い合う仲間になった そうやって逆に昔よりも絆が深まったやつもいる たった数年だけど色んなことがあった 友達とも恋人とも家族ともその他にも これからも色んなことがあるんだろう それが何かは分からないけれども でも確かなことはその全てがこのプリクラのように 自分の中に思い出になって残って行くこと 「無駄なものなんて1つも無い思い出」 最後にそう言える様なものにしたいね ... あの時も同じだったのだろう - 2002年04月09日(火) 暖かくなった これが春なんだろうか 少し湿気を含んだ、いつもよりも少しだけ重い空気 夜道を学校から駐車場までの僅かな道 5分にも満たない僅かな道 いつもはただ嫌なだけ、気持ち悪いとさえ そんな風に思う、でも今日は違った 全身に纏わり付く空気が心地よい 昔をふと思い出すような、そんな懐かしいような 風を感じる 風に包まれ 自分の中の渇き切ったカラカラの体に 風が運ぶ、沢山の水達が染み込んでいく 懐かしいのは風が運んだ昔の記憶 あの時吹いていた風が運んだ ... 入学式でした。 - 2002年04月08日(月) 今日は大学の入学式だったらしい もう4年になるとあんまり新入生に興味も沸かない 部活も引退したから歓迎会みたいなのも無いし よって家で睡眠、睡眠 すると後輩からの電話 新歓のお誘いが! いや〜うれしいね 新歓とは名ばかりのただ飲みたいから召集された気もするけど それも来月のGW終わった後、場所もうち まぁ最近酒飲んでないからどうでもいいけどね それに後輩のかわいい子と飲めるのもいいし たまには楽しくワイワイ騒ぎたいしさ もう部活を引退して1年経つけど それでもこうやって一緒に飲もうって みんなが誘ってくれるのはうれしいよ 普段は学科も学年も違うから、あんまり会うことも無いけど こうやってたまに会える後輩とか仲間とか そういうのっていつまでも大切にしたいね まずは来月みんなで楽しく飲んでからだな〜 ... もう1つの「顔」 - 2002年04月07日(日) 人は誰しもいくつかの顔を持っているんだろう それは別に二重人格とかいう意味ではない 「自分」という中でそれらを使い分けているということ 「親」に対する顔 「上司」に対する顔 「同僚」に対する顔 「友人」に対する顔 こんな風に状況によって違う人間が顔を出す 接する態度も変わり、話す内容も全く変わる それどころか 自分の好きなものや、生き方までも変わる 普段出さない「顔」を使う 神経を出来る限り砥ぎ、相手の理想に化けて行く 絶対に気付かれないように 巧く、巧く 笑顔で接し、絶対に相手には逆らわない 全て服従したと思わせること それに自分の全ての力を注いでいく 終わった ばれることは無い、偽りが本当の自分だと思い込ませた 「顔」という仮面を脱ぎ捨て考える 次はどの「顔」を付けなければいけないのか どんな自分に変わらなければいけないのかと そして新しい仮面に身を埋めていく だが長くは持ちそうに無い 自分の中で仮面に対する拒絶が始まっている 自分を、本来の自分自身を失いかけていることへの警告 仮面を付けた自分の汚さ、醜さに ... 自由とは・・・・ - 2002年04月06日(土) 今、自由か? 「自」とは、ひとりで、みずからという意味 「由」とは、従う、原因という意味 自由とはつまり 自らに寄って考え、それに従い行動すること この意味をある人から教えてもらった 普通こんな風には考えないだろう 自由と聞かれれば 嫌なことをせず、社会から抜け出し 奔放に生きているイメージがある 決してそうしているのが悪いと言うのではない それを自分に問いかけ、行動しているかということ 好きなことをして障害にぶつかったら辞めるだけ 言い訳をして次に行くだけ 社会から逃げているだけ、なにもしないで生きているだけ こんな生き方は自由じゃない ただ折角のチャンスを捨てているだけ 自由とは自分がこれをしたいんだ!と思い自分の意思ですること 自由なら簡単に逃げることもしないだろう 自由とはそういうもの 流されている 最近自分で自由に生きていない いったいこの世の中で何人の人が自由を持っているだろう ... 口は災いのもと - 2002年04月05日(金) 最近、何にも考えずにボーっとしているから ポロっと口を滑らせてしまうことがある 本当に大切なことや重要なことは キチンと鍵を掛けて封印してあるから大丈夫 問題はそれ以外のあんまり大切じゃないもの 話したからと言ってどうなるんだ?ぐらいのもの でも自分がそう思っても相手はどうなんだ?ってこと 自分が誰かに何かを話したり 何てことは無い日常会話でも 相手を選んで話しているんだろう それは親友だから、恋人だからとか言うんじゃなくて そのメンバーでしか話さないだろう っていう事もあるんじゃないかということ どんなに小さいことでも そのメンバーの前でしか話していないことを 違う人間から回ってきて聞かされると 嫌な感じもあるでしょう あまり調子良く会話に参加するのは控えよう ちゃんと考えて行動しないと 後で とんでもないしっぺ返しが来るかもしれないし ... 夢 - 2002年04月04日(木) 錆び付いたオイルの切れた体 動くたびに錆び落ちてゆく皮膚 無理な体で動き続ける プログラムされたように 決して追いつくことは出来ないもの 離れて行く、見えなくなるもの 昼間でも夜でも雨の日でも太陽が輝く日でも 壊れたネジを回し探してゆく 追いかけて 追いかけても つかめないものばかりさ それでもどこかで追いつけることを信じ それでもどこかで見えてくることを信じ 誰かがオイルを足してくれる 誰かがネジを磨いてくれる 愛して 愛しても 近づく程 見えない 手に入れたかどうかなんてわからないだろう それが本物かどうかなんてわからないだろう でも忘れない それを追いかけ続けたことを それを愛し続けたことを そしてたくさん手を差し伸べてくれたことを ... 幻影 - 2002年04月03日(水) この前従兄弟の子供のナナミちゃんの初節句祝いがあった 父親の代理でいったんだけれど 少し遅刻したのが悪かった みんなに寄って集って酒を注がれ 最後には隣に一升瓶をノルマとして置かれてしまった 飲んでは注がれ飲んでは注がれ 飲んでない時には瓶を傾け、早く飲めというプレッシャー 1時間後には当然のように吐き気に襲われ出した トイレに籠もって休憩し逃亡 風が欲しくて2階の窓を開けて見た 山の麓にあるからまだ風はかなり冷たかった でもこんなに心地いい風を感じるのは久しぶり 窓から見える景色は一面の草原で 風が一直線に流れてくるのが分かる 空を飛んでるように気分が良かった ずっとこうしていたい そうすれば風になれるんじゃないか どこまでも飛んでいける このまま全てを癒してくれる そう思えた 気がつくと 隣でナナミちゃんが携帯を食べていた あ〜携帯が・・・・ 結局空を飛べたのは夢の中だけか どこまでも自由に飛べるのは そうだろう だって酒に飲まれて地べたを這い蹲ってるんだから 飛べるはずがないか でも今日は携帯を食べながら笑ってる このナナミちゃんの幸せな笑顔があるからいいか それにいつか飛べるかもしれないしな ... 戦争・テロ 〜酒から〜 - 2002年04月02日(火) 酒を飲んだ ビール、日本酒、ワイン、焼酎、ウィスキー どれを飲んでも美味しいと思う でも考えると不思議に思う どの酒にしても別に日本じゃなくても飲むことは出来るだろう アメリカでもイタリアでも中国でもパキスタンでも 逆に日本でもどこの地方の酒でも大抵飲むことも出来る それは酒に限らず色んなものに言えるだろう 去年アメリカでテロがあった アメリカ人はイスラム教が敵だと言った そして多くの兵士がイスラム教徒を殺し 沢山のアメリカ人がそれをテレビで見て歓喜していたんだろう でもその中にはイスラム教徒達が作り育てたものを 使い、食べ、生活している人もいたんじゃないだろうか ものは良くて人は駄目ってことか 自分に利益があるものだけは良くて害を成すものには制裁を そんなことをしてるから争いなんて無くならない もっと自分を取り巻く全てのものに 興味を示し、探求し理解していく それが必要なんじゃないか ... パクチーに殺された・・・・ - 2002年04月01日(月) 酒を飲み、次の店を探していた すると昔雑誌にも載っていた、とあるアジア料理店 今までアジア料理と言えば ベトナム、中国、韓国、インドと 美味しい料理が並んでいた ここでも多少の期待を胸に入店 店の感じは民族雑貨が所せましと並び 音楽も当然民族音楽が流れ マスターもその国の人だった ここはタイ料理の店 私はタイ風冷麺とタイウィスキーを注文 一緒にいた友もタイ風ラーメンとビールを注文 もう一人はタイ風チャーハンとビールを注文 悲劇は冷麺とラーメンに起こった 丼一杯にパクチーがかかり、麺を埋め尽くしていた そして恐ろしいほどの香りを漂わせていた それでも一口食べてみた 止めておけば良かった まずいを通り越して冷や汗まで出てきた それはラーメンを食べている方も一緒 二人で目を合わせ苦い顔をして首を振る どうしようか迷っていると、更に悲劇が起こった チャーハンと冷麺にはたっぷりのパクチー入りのスープが これも一口で撃沈 さらにタイ風ウィスキーも一口で絶望感有り もう3人で逃げたかったが さすがに全部残すわけにはいかない それに店員さんが「さぁ!美味しいわよ!」みたいに 料理を次々と運んでくる 泣きそうになりながらチャーハンと冷麺をクリア・・・・ お会計をすると「タベラレマセンデシタカ?」と 笑顔で言われ、金を払っているのにスイマセンまで言ってしまった 情けない・・・ 店を出ると2人が道路に倒れていた パクチー恐るべし・・・・・ ...
|
寂しがりやな豚ちゃんたちの旅跡 |