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鉛。
2002年11月23日(土)
何も出てこないから歌えない。
歌えないなら「偽月」はいらない。
もう,全部出尽くしてしまった?
それとも詰まっているだけ?
歌うための場所には
古いうたが積もっているだけ。
新しい歌はもううたえない?
歌う必要がない?
考えないわたしにはうたは必要ない?
うたが出てこないわたしの口からこぼれるのは
熔けた鉛のようなどろどろしたものばかり。
うたが出てこないこの体の中は
ただの空洞のように寒々しいのに,
この鉛はどこから出てきているのだろう。
さっそく迷いが…。
2002年11月21日(木)
【今日は軽めメンタルなので苦手な方はご注意ください】
昨日の日記に
ジャンルを移動するかもと書きましたが
さっそく迷いが出てきました。
それは…
「日常/生活」というジャンルで
自傷やら何やら…そのようなことを
書いちゃっても良いのかな,と。
最近順調だったので忘れてました。
別に鬱じゃなくても
わたしはヤッちゃうんですねー。
それが「〜癖」といわれる所以でしょうか。
最近は全然後ろ向き思考しまくりってのでも
ないはず…なのですけど。
講義の無い暇な時間に
友達は講義だったので単身パソ室で
ちゃかちゃかネットして,飽きて
周り見渡したらいつの間にか
広い教室にわたしだけー…
アラ?こんなところ(筆箱)にカッターが。
って状況でした。
別に切ってるわけじゃないです。
そんなに酷いわけでもないです。
何必死でフォローしてんだろう…。
そんなわけで,一段落ウフフになった後,
「一人で居たらダメだ!」って思って
服に血が付かないようにティッシュでガードして
こそこそと保健室へ。
そこに仲の良い子が居たりして,
左手隠したままウフフフ…とか笑ってたり…。
…
って,こんなこと「日常/生活」で書くのは
やっぱヤヴァげですね。あかーん。
ということで,今しばらく「苦悩/心」に
根をおろさせていただくことになりそうです。
近況。
2002年11月20日(水)
ジャンル移動を考え中です。
果たしてこの日記は「苦悩/心」なのか否か。
色々あっても,自分の中で制約があって
書けないというのもまた実状なのですが…。
近いうちにジャンルを移動します。
移動先は「日常/生活」が最有力候補です。
詩とか書いてることもありますけど
そこまで厳密でなくてはならないなんてことは
無いと思っていますし。
(あくまでわたしが思っているだけ)
最近はあまりものを考えないようにしてるから
酷い鬱にはならないようになりました。
意図的に考えないようにすることは可能ですね。
先日,母方の祖父の一周忌がありました。
その場で親戚(だと思う)の一人が
「死ぬなら癌がいい」とか言ってました。
良いわけないです。
そんなに癌がいいって言うなら,
アナタに祖父の腫瘍を全部あげますから
どうぞ癌になってください。
食事の場でそんなに笑いながら話さないでください。
わたしの家の人の顔が
少しこわばったの,気付きましたか?
この日,ちょっとだけ鬱。
永遠について。
2002年11月16日(土)
「ひと」の生は有限なものだから
永遠に,なんてどうやって言う?
古代の遺跡が残っていても
それが1000年後にまだ残っている?
平均的に80年ほどの生を生きる
「ひと」の言う永遠。
あなたが言った永遠。
それはどれほどのもの?
あなたの言った永遠は
二ヶ月で消えてしまったね。
『死刑執行人の苦悩』
2002年11月14日(木)
『死刑執行人の苦悩』という本を買いました。 生命倫理の講義で紹介された本なのですが, レポートのテーマが死刑制度についてだったり 内容にも少し興味があったので, 本屋でバイトをしている友人に買ってきてもらいました。
まだ少ししか読んでいませんが, 今まで知らなかった死刑執行人の苦悩 (題名そのままですが) に触れて何とも言えない気分です。
刑務官を目指した殆どの若者は 罪を犯して服役する受刑者の矯正教育, 真の人間性を回復させ社会復帰させる という仕事に情熱を燃やしてその仕事を選んだそうです。
でも。 矯正,社会復帰と対極にある死刑。 その執行を為すのもまた刑務官の仕事で…。 目隠しをし,首に縄をかけ,足を縛って。 ハンドルを引く。
受刑者に死刑を言い渡す所長は 執行命令書を受け取った日から 睡眠薬に頼らなければ眠れないそうです。 食事も味がせず,喉を通らず。
実際に死刑を執行する刑務官には その当日まで誰が死刑執行に当たれ,と 言われないのだそうです。 前日以前に言うと,当日休むから。
死刑が執行されたあとは その刑務官は死刑執行手当を貰って その日の仕事は終わりらしいですが, 家に帰る気にもならず, 貰ったそのお金も持っていたくないとかで 泥酔するまでお酒を飲む刑務官も少なくないとか。
まだ,最初の30ページほど。 読み終えたときに わたしは何を思うのだろう?
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笑って 笑って 笑ってほしいよ ぎこちなくわたしは生きる 正しい 正しいものなど 見つからなくて してあげられない…
(『人形』/天野月子)
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死刑を執行したある刑務官の言葉が 酷く悲しい。
…
2002年11月11日(月)
日々楽しく過ごしているわたしは
誰にも何も見せないように
自分自身を「普通」に縛り付けて
いつの間にか
声をあげることすらできなくなっていた。
あなたには見せたくない。
毒にまみれた身体を。
誰も触らないで。
見ないで。
分かろうとしないで。
探らないで。
わたしの壁は
あまりにも薄すぎる。
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