白痴日記


白痴日記

		白痴

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■　ベッド

ベッドで意識を失う瞬間が一番幸せだ．
夢もまだやってこない，現実から遠のく瞬間が．
安息する．

2004年04月30日(金)

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■　悪戯電話3

気づいていた．家の電話に残る真夜中の非通知に．
そして昨晩また眠れぬ夜に響く着信音．

もう名乗ったのだから悪戯電話ではないと言う．
「出会いサイトに連絡して．」「テレクラ（あるのか？）にどうぞ．」
「でもそういうところって最初からH話でしょう．そういうのはちょっと・・」

そうか，だから家なのか．
って納得できるか．

離婚して奥さんが再婚して子供に会えない話（切ないなあ）．
遠距離恋愛なのなら会ったら燃え上がるだろうと予測（そうだといいが連絡さえないぞ）．

「明日朝早いの（早朝覚醒だから）．」
「そうかあ，ごめんね．おやすみ．」
「もうかけてこないでね．」
「できる限り・・・」

こりゃあ駄目だ．
朝からNTT西日本．
ナンバーリクエスト及びネームディスプレイお申し込み．

悪戯電話の巻．
完（希望）．

2004年04月29日(木)

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■　指輪

シンプル極まりない，でも少し上質な指輪を左薬指につけたい．
書類や約束なんて要らない．
ただつけたい．
もしまだ繋がっているのなら．
親愛の情として．
今までのご褒美として．
家族ではない家族の証明として．

どうだろうな．まあ声を聴くことさえままならないのだけど．

二人，よく頑張ったね．これからも頑張れるかな．
ぼろぼろで衝動で動いて，狂った愛情みたいなものを抱いていて，君とは違う人にさ．
君に持っているのは何だか違う．

君の方はどう？

2004年04月28日(水)

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■　これから何がありますか

わかりません．
研究をします．きっとします．したいのです．
でも脚が動かない．木偶の坊．

でも動かせる．動かせる．
破壊のポイントが少し見えたような気がするのです．
気がするだけかもね．
でもグーパンチをするのだから．

動く．

2004年04月27日(火)

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■　9

ボディピアスを新調した．全て．
眠れない朝，嫌になってゴミ箱に全て捨ててしまった．
ただの穴がボコボコと開いている．

穴があったら入りたい気持ちですか．
はい．
でもね12Gの穴では無理です．

汚い躰を飾り付ける．
いつの間にかシャワーを浴びようと，温泉に入ろうと
取れない垢がついた．

皮を剥いでやりたい．

2004年04月26日(月)

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■　悪戯電話2

どうやらこの間話してしまったのがだめだったらしい．
今日もかかってきました．
ふう．
しかもサカグチじゃなくてサカタタカシでした．
H話は一切しない，と言ったら切っていきました．
もうかかってくるなー．
絶対かかってくるなー（願

知らない人とテレホンセックスするの嫌い．

2004年04月22日(木)

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■　悪戯電話

夜中の三時過ぎ．眠れず過ごす闇に響く．

「俺，俺．」
俺，俺詐欺か？
「今ねー友達の家で隣で友達と彼女がしててー．」
「っていうか誰？」
「俺．」
何か馬鹿らしくなり笑えた．
「ねえ名前は？」「フルネームで．」「血液型は？」「誕生日は？」「住所は？」「結婚は？」「年齢は？」
「サカグチ」「サカグチタカシ」「O」「5月23日．」「清水．」「バツイチ．」「35．」
一緒だね，とか浮気して離婚されたの？とか感想を交えながら質問．

サカグチ焦る．
「今どんな格好してるの？」
「ババシャツと縞々のズボン．」正直に申告．
「パンツ何色？」
「えー何色だったかな？臙脂色．」
「臙脂・・・・」

「隣の友達と一緒にすればいいんじゃない？」
「うるせーって蹴っ飛ばしてきなよ．」
サカグチ笑う．

「明日，何時出勤？」
「八時十分．」
「もう寝たほうがいいよ．」
「・・・うん．」

サカグチ本領発揮．
「テレホンセックスしようよ．」
爆笑．
「おじさんとするの趣味じゃないから．」
「・・・はっきり言うね・・・」

サカグチ粘る．
「じゃあ聞いてるだけでいいから．」
「いや．」
「・・・冷たいな・・・・」

「おやすみ．もうかけてこないでね．」
「うん，おやすみ．」

ごめんね，サカグチさん．
嘘を二つついたよ．
18でもないし処女でもないから．
ただの27の不眠症だから．

2004年04月21日(水)

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■　夜更かし

何となく眠れず闇を見ている．
今日目に映ったもの．
女子高生の細い眉．
尻を撫でている若いカップル．
赤子．
病院の細い首のようなスタンドライト．

薬剤師さんの白い服．
自分の足下．

2004年04月20日(火)

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■　うさぎの呪い

今日爪を切っている時，間違って深爪をして
出血させてしまいました．
ごめんなさい．志麻さん．

わざとじゃないです．

わざとでなければ，謝って済むなら警察はいらないんだよ．
と志麻さん．はい，その通りです．
でも壁の角に私の頭をしこたまぶつけるのは止めてください．
しかもあなたを抱えているから倒れられないし．
復讐か？復讐なのか？

2004年04月19日(月)

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■　雨で瞼は重くなる

雨音を聞きながら，薄い意識で漂っている．
不確かな躰は，それでも骨が手に当たり．
雨がいつまでも降り続けて欲しい．
心からそう思う．

2004年04月18日(日)

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■　いい人間

『日曜日は，ちょっと立ち止まって考える時．

そしてまわりのすべてに感謝するの．ありがとう，

ありがとう，みんな本当にありがとう！

私，いい人間になるって約束するわ．

あなたも約束してくれる？』by Sunday Best Blythe

いい人間ってなんだろうね．

とりあえず約束はできないわ．

感謝はするけれど．

2004年04月17日(土)

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■　大事に大事に

温めていること．
記憶．
身体の全てに蘇らせる．

いつか唇にあったもの．
甘いもの．
怖いもの．

ああ，早く髪が伸びるといい．

2004年04月16日(金)

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■　少しだけ

この憎しみで満たされている身体を
楽にしてください．

びりびりする頭の芯を麻痺させてください．

この嘔吐は屹度精神的なものだろうけれど，血しかでない．
表裏一体．

2004年04月15日(木)

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■　闇

ぽん，と手は放され
私の周りは闇になった．

光に引きずりだしてくれた手は，気まぐれだった．

闇は怖いよ．

2004年04月14日(水)

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■　一日．特別な．

青いバス．

とびっこと豆のカルボナーラ
ラズベリーパフェ

ドールピンクの紅．
さらさらなお粉．
桃色の頬紅．

雨．
薬．
病院．

青いボトルの化粧水．

リーバイス501．

雨．
花．

2004年04月13日(火)

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■　泣いているのは

泣いているのは私です．
眼球を動かして涙が落ちないようにします．
心はいつも大雨です．
唇が雨水で濡れていきます．

叱咤しながら生きて参ります．
自分自身を．
道に踞ったなら，どうかそのままに．
眠りたいのです．本心は．

2004年04月12日(月)

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■　本に埋もれる

ロフトを本置き場に使っているのだけれど．
梯子を登ると，そこはしょぼい書斎で．

古い座椅子に座っていると，本に埋もれている感触．
それはとても安心する．
古い本の匂い．何度も読み返した痕．
ほのぼの漫画，シュール漫画．
日本近代文学．現代文学．
詩集．写真集．

2004年04月11日(日)

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■　hana

早朝覚醒で出会った月はまだお空にあります．
私が痙攣しても，のたうちまわっても，優しく光ります．

そんな月の光を浴びた花たち．

2004年04月10日(土)

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■　

助けて
黙って抱えていて．私を黙って抱えていて．
泣き出して震えても腕から逃れないように黙って抱えていて．
お願いだから．お願いだから．
どうか．どうか．

2004年04月09日(金)

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■　不通な電話

私の電話は不通ですが
私以上に大事な方々の電話は不通です．

そして私はかけ直しませんが
私以上に大事な方々はかけ直してきません．

電話って何？

2004年04月05日(月)

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■　おめでとう

今日は兄の誕生日です．
おめでとう．

今日は大学の入学式です．スーツが真新しいのです．
おめでとう．

いつの間にか，こんなにも追い詰められていたようです．
肋骨が重苦しいです．
呼吸ができません．
死んでしまいたいです．

おめでとう．

2004年04月04日(日)

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■　連絡不能

懐かしい日々．
毎晩11時に電話をかけた日々．
一月に一度都合をつけて逢っていた日々．
今はない．

細い線となって繋がる恋人という存在．
辛うじて．

お互いの存在を信じて，やり過ごす毎日．
それは美しいか．
まるで終わってしまった花火を二人して見つめている毎日．
手を繋いだまま．

大丈夫だよ．

2004年04月03日(土)

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■　昨日は嘘の日だったのに．

何一つ嘘をつかなかった．

そうでもないか．毎日が嘘の道．積み重なる嘘の道．
笑顔さえ嘘の日々．
そのうち嘘と現実がわからなくなるだろう．
わからなくなってほしい．

これも嘘かな．

2004年04月02日(金)

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■　幸福の影

幸福にも影があって，それは仕方のないことで．
どんなに泣いても影は消えない．
黒く光るだけ．

そういうことを考えながら四月を迎える．
何もかもが上手くいくことなんてないのだろう．

上手くいったことなんて思い出せないけど．

2004年04月01日(木)

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初日