どんなに短くとも・・・
pure mind



 あかいほし

あ あの星はもうどれくらいそこにあるの

か 数え切れないほどの星座に囲まれて

い いつもひときわ大きくて目立っているわ

ほ ほら遠くに住んでいるあなたにも見えるでしょう

し しばらくは一緒に眺めていようね 違う場所で・・

2002年11月29日(金)



 


ほらほらお嬢さん 気をつけなさい

甘い蜜なんて吸おうとしてちゃダメですよ

そんなにうまくいくなんておかしいですよ

どこかに何か仕掛けがありますよ

あなたの進むべき道は 本当にそっちでいいの?

2002年11月28日(木)



 山のかなた


あの山の向こうには

きっと楽しい出来事が

待ち構えているのでしょう

でも出発する時期を間違えて

なだれに遭うかもしれませんが・・



2002年11月27日(水)



 冒険


たまには真っ赤なセーターで

冬色の街を歩きたい

いつもとは違う自分で

あなたに会いに行きたい

小さな冒険に気づいて欲しい

2002年11月26日(火)



 恋しくて


話したいと思っているの?

会いたいと思っているの?

一方通行ばかりの連続で

強がりなあたしだって泣きたくなるよ

たまにはあなたから電話してきてよ

2002年11月25日(月)



 とわ


定められていたとしても

少しくらいの逃げ道を

用意しててもいいでしょう

まだ早すぎるのよ

まだ生きていたいのよ

2002年11月24日(日)



 季節外れ


あなたと約束すると思っていたから

 (そうよ、誘ってくれるはずだったのよ)

秋物のちょっと高価なジャケット買ったのよ。

 (自分としては、かなりの冒険だったのよ)

いつのまにかめちゃくちゃに季節は過ぎて

 (冬の訪れが早すぎたのよ)

袖を通せなかったジャケットは

 (来年の春まで着られないわよ)

夏物のスカートと悲しくタンスで眠っています

 (こうなったら自分から誘ってやるわよ)

2002年11月23日(土)



 アクイトサクイ


タトエドンナチカラガ

ソコニハタライテイヨウトモ

イッコウニカマワナイメモツブラナイ

ホントウニヨワイニンゲンハ

ジブンデソレニキガツイタリシナイ


2002年11月22日(金)



 ポイント


ぼやけてるよ

なんだかおかしいよ

あなたの言ってること

なんだか変だよ

こんなにずれたら戻れないよ

2002年11月21日(木)



 乾いた涙


泣いている人がいるけど

助けは要らないというの

乾いた涙が頬を濡らしているけど

誰にも拭いて欲しくないというの

それでも明日という日は希望色なのだろうか

2002年11月19日(火)



 パンがこげた


責任とってもらいましょう

たった1枚しかなかった食パンが

あんたのつまらない電話のせいで

真っ黒に焦げました

黙ってないで食事に誘ってくれよ

2002年11月17日(日)



 二人三脚


悲しみは

我だけに与えられたものではなく

喜びは

君だけに捧げるためにあるわけでない

共に喜び共に悲しむそんな未来が欲しいのだ


2002年11月16日(土)



 不釣合い


片付かない部屋の中に

赤い花を飾りました

とっても奇妙に見えて

涙を流しながら笑いました

きっと明日には萎れる運命でしょう

2002年11月15日(金)



 香り


懐かしさで

胸がいっぱいになった

どこからともなく

あなたの香りがした

大好きだった頃のあなたの香り。

2002年11月14日(木)



 母性


澄んだひとみはまっすぐに

目の前にいる自分に注がれ

驚くほど小さなてのひらは

疑うことなく自分をにぎる

すくすくと育てわたしの命



2002年11月11日(月)



 


いつのまに君は

そんなに大きくなった?

これは僕が君に

あまりにも無関心すぎて

気が付かなかっただけなのか?

2002年11月09日(土)



 すきなきもち


何気なく差し出した消しゴムは

いつもあなたの手にあるもの

「ありがとう」って受け取ったとき

あたしの頬は夕やけでもないのに

赤く赤く染まっていたよね

2002年11月07日(木)



 おはよう


朝一番で

あなたに会えたら

昨日の寂しさを

今日の喜びに

変えてみせる



2002年11月05日(火)



 素直になりたい


あなたは私をまだ覚えてる?

私と交わした言葉を覚えてる?

いまだに信じて待っている私はバカみたい?

どうしろって云うの。忘れればいいの?

素直になってあなたの前で泣いちゃダメなの?

2002年11月04日(月)



 風景


もしかしたら

同じ風景を見ているかもしれないって

どきどきしていたのが昨日のことのように。

あなたの住む町を訪ねたのはもう1年前。

変わらない街に住むあなたは、1年前とは違うんだ。

2002年11月03日(日)



 自画自賛


あなたに会いたくて仕方ないけど

1日中我慢していました

あなたの声を聞きたくて泣いたけど

それでも電話しませんでした

そんなあたしを自分でほめましょう

2002年11月02日(土)



 まぼろし




いま

なんて

いったの

きこえない

2002年11月01日(金)
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