部長motoいっぺい
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2005年03月30日(水) |
電話のみでの調整には気をつけよう |
本日は会議のはしご。
午前8時から3時までは、取引先主催のワークショップ。昔から問題を抱えているプログラムについて、どういうアプローチでどうやって改善していこうかということを検討する会議。メンバーそれぞれが、それぞれの立場で言いたいことを言い合って、なかなか面白かった。こういった議論にも物怖じせず口を挟むことができるようになったのが、駐在生活3年半の最も大きな成果だろうか。
午後3時半からは、別件の電話会議。2週間以上前に僕がEメールと電話で依頼していたことに対して、「10日ほどで回答が出せる」と言っておきながら、先方が全く依頼の意図を理解していなかった事実が発覚。その上、あたかも僕の説明が悪いようなことを言ってきたので、かなり頭に血が昇って、結構な剣幕で文句を言った。興奮するとなかなか英語がスムーズに出てこなくなり、それがさらに僕のストレスを高める。。。まあ、取引先のJVおじさんが、僕の立場を完全に理解してくれていて、一緒に怒ってくれたのが、救いではあったが。
電話会議の後、以前のメールを読み返したら、僕が電話会議で「再度」説明した内容が、(自分で言うのもなんだが)簡潔明瞭に先方に伝えられていた。相手の担当には、「以前に送ったメールを再送するが、不明確な部分があれば連絡を乞う」という嫌味なメールを送った。もちろん電話会議の参加者にもCCで送った。そうでもしないと、気が済まないほど頭に来ていた。
今思い返すと、その担当からは電話でしか連絡を受けていない。こちらはネイティブスピーカーではないので、電話も良いがEメールでのやり取りを望むということを以前に先方に伝えていたのだが、それでも電話での連絡のみだった。うがった見方をすれば、何か問題が発生したときに、僕の英語能力のせいにしようとしていたとも思える。
これからは電話でしか連絡してこない相手との調整には、十分注意するようにしよう。
昨日の日記に書いた件は、昨日のうちに執行役員まで話が通ったそうだ。ちょっと遅れ気味だが、ホウレンソウが機能しているようで良かった。
さて、日曜日に娘のチアリーディングを見て、レストランで食事をして帰宅する途中、息子がしきりに「寒い、寒い」と言い出した。家に帰ってすぐに熱を計ると、38度2分。風呂にも入らずに、すぐにベッドに直行。
ウチの息子の一番の取り柄は、なにしろ「健康」。風邪をひいたことも少ないが、何しろ熱を出して寝込んだことは、9年間の人生の中でまだ1度しかない。すなわち今回が2度目。
月曜日は学校を休んで家で様子を見ていたのだが、今日になって病状が落ち着くどころか悪化したため、嫁が病院に連れて行ったところ、「インフルエンザの疑いあり」との診断を受けたらしい。インフルエンザではないとしても、いずれにしてもウイルス性の疾患であることは間違いないようだ。
なにしろ物心ついてから、病気で寝込んだことがない子なので(前回は1歳2ヶ月の頃)、病気慣れしていない本人が一番びっくりしているようだ。
どの会社の新入社員研修でも、ホウレンソウという言葉は習うと思う。そう、社内での報告・連絡・相談を徹底するべし、という合言葉である。
実は、先週の金曜日と今日の月曜日に、東京ととある重要案件について、取引先を含めて電話会議を行った。今日の電話会議が終わったあと、東京の担当と日本語で今後の方針について話をした時に、「本件は、まだ副部長預かりになっていて、部長以上の耳には入れていない」ということを聞き、とても驚いた。
まさに、ホウレンソウの不徹底、ここに極まれりである。
どちらかといえばネガティブな内容なので、そういった内容の事案こそすぐに上役に報告すべき内容だと思うのだが、副部長の判断は「もう少し情報をまとめてから、部長に報告すべし」ということらしい。
情報をまとめてから報告することで、確かに上役から質問された時にすぐに答えることができるという「メリット」はあるだろうが、一体それが何の役に立つというのだろう。無能な部下と思われるのを恐れているなら(そういう風に思う上役もどうかと思うが)、せめて中間報告として「このような問題が発生しましたので、現在こういう内容を調査中です」ぐらいの内容を報告すべきではないのか。
少なくても僕が上役なら、「きれいな報告を持ってくる前に、何で早く相談に来なかったんだ!」と一喝するだろう。また、日頃からそういう風に部下を指導することで、「聞きたくない情報」をいち早く耳に入れることができると思うのだ。
そういったことが日頃から出来ている企業は、昨今マスコミを賑わせているような「不祥事」の対応も上手なのではないかと思う。
今回の件は反面教師として、今後の業務に活かしたい。
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