非日常的日常
nao



 車椅子の窓辺から

従兄弟が難病を患い、癌も併発し亡くなった。
この体のためお悔やみにもいかないままだった。

が、最近少し考えている。
ここを始めたころには考えもしなかった「死」が身近になってきている。

歩けない、寝がえりを打てない、床に落ちたら車椅子に戻れない。
まだかろうじてシャワーとトイレは自分でいけるけど、進行型なのでどんどん難易度が上がってきている。

一年後、どうなるのかはもう予想できない。


このごろ考える。
いつ死ぬかわからないなって。
たぶん私は、同じ年のほかの人より死に近い場所にいるのかもしれない。
そうでもないか、余命宣告された人には謝らないとかな。

一番嫌なのは、寝たきりで長生きして虐待されることかなー。


死ぬことが怖いと思わなくなってきた。
ただどの時点で準備をするべきか。
子供に迷惑をかけたくないし、わずかな預金は国ではなく子供に渡したい。

そういう準備について考えている。
寝たきりになる前に、人生が終わってくれるといいんだけど。
こればかりはわからないか。


今一番怖いのは、電動車椅子のパンクだな・・・・。

2015年11月25日(水)
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