かなしいうわさ
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2014年10月23日(木) いやらしさは美しさ

早川義夫 「生きがいは愛しあうことだけ」


8月に出て買って、読まずに積んでいたものにやっととりかかる。
早川義夫の文章にはどうしようもなく心揺さぶられる。
盟友、佐久間正英さんについての文章が、もう...

あんなに好きだった読書も、通勤時間が25分になり電車に乗っている時間が
10分程度になったことでめっきり読む量が減ってしまった。
なんだか不甲斐ない気もするし、趣味というものはその程度の距離感でいいんじゃねーの、とも思う。
まぁ、日々の生活優先で。育児に家事に妻との会話。あと猫。
そこへいくと、音楽は暮らしに溶け込みやすいからいい。
まだ言葉も話さずひとりで立てない娘とカリプソで踊ったりもできるし。
 
 
 
 
 
 
 
木津茂里 /Shigeri Bushi


現役の民謡歌手による新譜。
気に入ってよく聴いている。

はじめは粗さのない薄味な歌に思えてしまったのだけど、しっかり音と向き合えば
心の凹凸にちょうどいいカタチをした歌がスッ、スッとはまっていくような、
あるべきところにあるべき声であるべき節で歌われているような、そんな歌だった。
青柳拓二や細野晴臣による沖縄風、レゲエ風...等々の洒落たアレンジも
「気が利きすぎている」気がして逆に物足りなさを感じたんだけれど、繰返し聴くうちに
ていねいな歌をサポートするようにしっかりと寄り添っている音だと気づいた。
青柳拓次の名曲「つきのにじ」や、細野+キヨシローによるド名曲「幸せハッピー」等々も
もちろんとてもいいけれど、本流の民謡曲に、心が吸い込まれていくような力を感じる。
次はこちらに寄った作品も聴いてみたいな。
 
 
試聴と解説、幸せハッピーの振り付け等はこちらより。
http://www.tuff-beats.com/shigeri_bushi/
 
 
 
 



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