かなしいうわさ
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2008年08月28日(木) すいすいすだらだった

仕事が立て込んで、楽しみにしていた錦糸町河内音頭大盆踊りに行けなかった。無念。






終電の氷結ZEROとセオ・パリッシュは、なんでこんなに沁みるんだろう。


誰でも作れそうなシンプルな反復音に、込められた感情がじんじんと沁みてくる。心が懐かしく優しい痛みで軋む。ああこれはあの時の。
電車の中でそっと涙を拭う。






Soundsculptures Vol.1





寝よう〜ヽ(´ー`)






2008年08月17日(日) Summer Never Ends、まだ寝ません。

今日は涼しいね。


ライジングサンが終わってレポ読んでああ楽しそうだなーと
言っている時期にフジの感想がまだ途中。なさけない。
 ↓
http://www.enpitu.ne.jp/usr7/bin/day?id=73064&pg=20080803 2日目ぶん、追記しました。


サマソニ(を外からタダ聴き)とか、寿町フリーコンサートとか、
リトルテンポ15周年ワイワイ祭りとかいろいろ楽しいことがあって
そちらも感想書きたいんだけどねえ。ごめんなさいよ。







湯村輝彦@テリー・ジョンソンの絵本、「うみだ!うみだー!」(→過去日記)がすばらしいので
勝手にサントラを作ってみました。



このCDRいる人いるかな? もし欲しかったら連絡頂戴。



本は15冊まとめ買いして、遠方に住む友人にCDRとあわせて発送済みなので
ウチにはもう在庫ございません。
いい本だから注文して買ってね。










盆休みは終わっても、夏はまだ続く。




http://www.geocities.jp/iyakorase/fm_kinshicho.htm

すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り2008

■月日 8月27日(水) 28日(木)
■開場 午後5時  開演 午後5時30分
■場所 墨田区江東橋 竪川親水公園 首都高速7号線下
■交通 JR総武線/地下鉄半蔵門線 錦糸町駅下車徒歩5分
■入場無料/両日雨天決行
■出演者
   鉄砲光丸
   鳴門家寿美若
   五月家一若
   司家征嗣
   浅照
   桑舞昇永
   井筒家小石丸
   河洲輝丸
   河洲虎丸
   鳴門家ひろし
   鳴門家寿栄美
   司家貴嗣
   永田充康
   虹友美
   五月家勝美
   五月家真次丸
   五月家きよし


非関西で河内音頭がたのしめる数少ないイベント。
水曜に行く予定。
一緒に踊ろうぜ〜 ヽ(´ー`)ノEnjoy!










2008年08月08日(金) ハッピーな歌を歌って気楽にやろう

フジ感想の続きは、週末あたりに。




タモさんすごいね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080807-00000908-san-soci

mixiの日記にuraさんが書いてて気がついたんだけど
弔辞のときに目を落としている白い紙には、何も書いてないみたいだ。
アドリブで思うままに話したのかな?

人との繋がりというもののありかた。とか。

タモリの弔辞のなかに、赤塚不二夫が、たしかに生き生きと生きているよね。

タモリの話のなかの赤塚不二夫は、
彼のどの赤塚作品からも感じる哀しいまでの楽観主義の意味や理由を
さらに立体的に浮き彫りにしてくれた。


赤塚は、ほんとにマジメで常識人で、
本人もそれを判っていて嫌だったから、
実生活でも「不思議な人生」を演じて、
演じているうちにどっちが演技かわからなくなっちゃって、
お酒に呑んで呑まれて呑んで... という人だったそうだ。




だからこそ、

あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。
それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、
また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。
この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。


なんだろうな。






リンク開かないと画像が見られないかな?




昼間っからよっぱらってあいつがやってくる

世間体なんてまるで気にしちゃいない

どんな生き方をしようがこれでいいのだ

お楽しみはまだまだこれからじゃないか

そんなにまじめな顔して何を思ってる?

そんなに深刻な顔で何を考える?

くたばってしまうその前にちょっと楽しもう

お楽しみはまだまだこれからじゃないか

ハッピーな歌を歌って調子はどうだい?

ハッピーな歌を歌って気楽にやろう

さー、もうタリラリラン









トリスを呑んでおやすみなさい









2008年08月03日(日) フジ08感想文 (8/24 追々記あり)

さぁて 反芻すっかヽ(´ー`)




こんなのを観た

7/25(金)
リトルテンポ
Very Be Careful
Ozomatli
Galactic
My Bloody Valentine



7/26(土)
Asian Dub Foundation
Zutons
Janet Klein
Flower Travelin' Band
Mark Stewert + Maffia
Lettuce



7/27(日)
友部正人with三宅伸治
ソウルフラワーアコースチックパルチザン
Lee Sctratch Perry
ゆらゆら帝国
Primal Scream





写真のほとんどはFujirockExpressからいただいてます。
一部mixiからも戴いています。ありがとうございます!



7/25(金)

9:00井荻集合、車で出発。寄り道して着いたのは12:30頃かな。
駐車場でひとまずお疲れの乾杯。
しかし空はどんよりどよどよ。まぁ涼しくてオーライ。


Greenステージ後方、いつもの場所にいつもの拠点にて乾杯。
俺いつもビール1杯目のようなさわやかさで生きていきたいと思ってんだ。
新作もすばらしくて絶対観るつもりだったHocus Pocusの時間がどんどん過ぎていきます。
タワレコのブースでタオルを貰います。時間はどんどん過ぎていきます。

おっとりとヘブン方面に向かう。
あ、終わった。ホカポカ終わった。あらまあ。
ヘブン到着。秀一さんと燻製カレーというのを喰う。
どこが燻製かわからない普通のカレー。よし。こういうとこでは普通なほうがうまいから。





ほいでリトテン。

山、やま、ヤーマン! イエー!


もうticoったらいつもほんとにMCつまんない!つまんなイイ!

野外だとさすがのウッチーでも苦労するのか、パンの音が割れていた。ちょっと痛い音ではあったけど、まぁビールのアテにはちょいスパイシーなのもイイわいな。
山だし!
しかし「山と海」の初っ端2曲の気持ち良さは格別ヽ(´ー`)
youtube
ほいで「Over The Rainbow」でここちよく閉演。あ、最後は「Musical Brain Food」だったかな?




Little Tempoでいい気分でスタートを切れて満足。



ほいで更なる奥地、オレンジコートへ。







Very be Careful
クンビアって音楽ジャンルで、コロンビアの田舎で現在進行形でガンガンに流行っているドロ臭いラテン音楽です。まぁ、のんき。のんきでアホ。
なにしろ事前に入手してたアルバムがほんとサイコーだったのです。のんき&アホで。ちょいパンクで。かなりザディコ(クリフトン・シェニエ!)ぽくて。ホガホガホー。
過去、フジにも朝霧にも出てて一部では熱狂的に迎えられたとかなんとか。





ガラガラ! いやさ逆に燃える!!

さぁどうよ!?



クーンビャ〜〜〜〜ァ

ホガホガホガホガチョー
プッヒャラプッヒャラピョッヒャラ
ガッシュガッシュカシュカショカ


おお!音ペラペラで音量小さくてテキトーで魂が剥き出しだァ〜踊れる!!!! サイコーだああああ!!!!

とバカ踊りしていたら、おれの前に更に踊り過ぎの人がいて、よくみたら友人の(きれいな金玉で有名な)オカモト君でした。

アコーディオンのおっちゃんがひとりで頑張ってた ほかの人は洗濯板をギッチョギッチョやったりしてた



皆で輪になってホガホガと踊ったり。


マリオもいたよ→youtube
いやー楽しい!楽しいね!








メシ喰ってメシ喰ったりビール呑んだりして、ふたたびオレンジに戻る。


次はOzomatli。

very Be Carefulに通じるいなたさはあるものの
こちらは随分エンターテイン。盛り上げる盛り上げる。



俺の目の前のおにいさんもピース&ピース



最後はバンド全員モッシュピットに降りてきて、ドンドドンドン。客の皆で騒いだのでした。→Youtube
ステージが終わってもオゾマトリコールを10分間位皆でガナって勝手にステージを続けていた。みんなニコニコだ。
こういう風景ってフジ以外のライブではあんまりないよね。






景気ついてきたヽ(´ー`)






よっしゃ次は今日のお目当てのひとつ、Galacticだ!
やっとスタントンのドラムをナマで体感できるぜ!

服装はいかしてないが音はヤバイぜ


クゥー、太い! ズ太い! ニューファンクのバンドはどいつもこいつも中途半端なジャム系フュージョン系でうんざりだ!ギャラクティックは違うぜぜぜぜぜ!



2曲目からラッパーが出てきおった。


Jurassic 5のチャリツナ。
初期からジュラシック5聴いてたし、好きなラッパーだ。
が。

ラップいらねえ(;´Д`)

ラップ始まると添え物になっちゃう演奏にがっかり。間奏になると途端に格好良くなるから尚更。
でもオーディエンスの反応はラップ入ってるほうが断然良い。
チャリツナ、とつぜんお腹痛くなってトイレしにひっこまないかしら(;´Д`)
と願ってたら、チャリツナがひっこんだ!通じた!!すっきり出しておいで!!!

うん、インストはやっぱり凄い。頭クラクラみぞうちワクワク下半身ビンビン。

と思ってたら次のラッパーが出てきおった(;´Д`) この人もお腹いたくならないかしら。
でもこいつは結構おもしろかった。
レニークラヴィッツのような姿でマイケルばりのステージングでプリンスのようにガナる。
ギャラクティックの演奏と融合してたかっつうと?だけど、パフォーマンスとして非常におもしろい。
踊り過ぎて疲れちゃってへたりこみ、ありゃもうダメかな?と思わせておいて奇跡の全力ダンス。イイネイイネ。
おかげで楽しめた。





さて。
ここまで観てきたものはかなり満足。
次をどうするか。
ブーツィーか、マイブラか。

・今日一日のファンク分は、比較的足りている
・今後観られるかどうかでいうとマイブラのほうが難しそう
・よく考えたらあんまりブーチーの曲知らない
・一度グリーンに戻ってきて、皆と一緒に休んでいたら
 マイブラのリハーサルと思われる非常に凶悪でラウドなギター音が鳴り山々にこだました

マイブラで!






My Bloody Valentine
たいへんな客数。えーそんなに人気あったの?

音はレコードと変わらなかった。
音源がすばらしいのでそれをそのまま苗場ででかい音で聴ければ文句は何もないわけで。「Loveless」からの曲をあれだけの完成度でライブで鳴らすってのはやっぱり凄いよ。


いやーケヴィン痩せたなぁ。プライマルのヘルプしてた時はブクブクだったのにね。そしてビリンダの素敵さに釘付け。Tシャツスカートブーツで可憐なのにTシャツの柄がダサすぎるのもいい。そんな風体で凶悪なギター弾くなんて!とか。
クラブで何度聴いたかわからない「Soon」→Youtubeで踊りまくったのち、ラストの「You Made Me Realize」に。学生時代の俺を(本当にお金がなくなった時に12インチが2万円で売れて)救ってくれた名曲だ。
カッコイイ〜と痺れていると、間奏でハーシュノイズに!
うんうん、かっこいいね面目躍如だ、気持ちイイ〜ッ

3分経過 客興奮
5分経過 客狂喜
10分経過 客困惑 
15分経過 客唖然
20分経過 客がどんどん帰る

まさかフジロックのグリーンステージで20分もハーシュノイズかまされるとは思いませんでした。
普通ありえないでしょう。
あれ、こりゃおかしい。俺の気が狂った?もう死んじゃって走馬灯みたいな妄想観ているだけ? と本当に思ってしまった。

あとキラキラと光るステージの光に照らされたお客のみんなのぽかーんと口あけた顔、顔、顔を覗き込むのはなかなか楽しかったよ。

ほいで本編終了、アンコールなし。潔し。
満足!
ごちそうさま。





拠点で集合して、電気Groove観に行こうと思ったものの
すごい渋滞をみて、やる気なくし水上のマンションへ戻ったのです。
無理のできないお年頃!
水上でBBQして風呂入ったのち、4時頃就寝。








7/26(土)

目覚めると朝10時。
ご飯食べてコンビニ寄って駐車場に着いて11時。会場着いて12時。
eastern youthもPARAも終了済み。苗場で開催して間もないころは毎日朝イチで会場入りしてたのになぁ。キヨシローの「田舎へ行こう」も聴いてないや。

その後、更にライブを観ずに友人YOU-Zと合流、ワールドレストランでだーらだーら。
ワールドレストランで無駄話してるのはじつに楽しい。憂いのない時間、空間。スカーンと青空。イイネヽ(´ー`)
おれもおまえもみんなもダラーっ。ダラーっとしながらもゆるく興奮してる。お祭りの縁日でお小遣いちょっと持ってる、そんな感じ。ましてや今日はまだフジ2日目、まだまだ楽しい時間は続く。
っててダラダラし過ぎ、FUMESもBETTYE LAVETTEも鈴木慶一も観ずにグリーン後方へ。そこでYOU-Zと並んで昼寝。







Asian Dub Foundation


ごめん、観てない。半分寝ながら聴いてた。
盛り上がってたな。(→youtube)
ドラムンベース+ロック+ラップ、ちょっとワールド風味、というとても騒ぎやすいフォーマットを開発した段階でこのバンドは「アガリ」なんだろうな。
最初のメンバーだったディーターのラップには言いようのない焦燥感があって良かったんだけど
それがさえないヴォーカル2人になって適度に薄まったのも聴きやすくていいのかもしれない。
でも、楽しいバンドだ。フジにはこういうバンドは必要。







ADF終演前くらいにやっと目が覚める。
そのままクロマニヨンズでも良かったんだけど(ライブ一度も観たことないし)、
YOU-Zが「ZUTONSいいよ、ジョンスペみたいなスペイシーなブルーズ感あるよ。サックスの女の子がかわいいし。」という
ジョンスペ!しかもカワイイとな!行く断然行く!






Zutons

ジョンスペほどキリキリと切迫したブルーズ感はまったくなくて、もっとおおらかなラケンロー。楽しい!
そしてかわいい!


ナマで観ると立ち居振る舞いがかわいいのでこの写真の3倍増し。
一曲も知らないバンドだったけど手をあげてヒューヒュー叫んで踊る。
おおらかなんだけどちょっとウェットなのがイギリスらしい。
こういう気負いのないラケンローバンドを、ビール片手にヘロヘロ観るのは格別に楽しいな...
CD買うほどではないけど、またライブ観る機会があればよろこんで観るぞ。






さあ興が乗ってきたぜヽ(´ー`)





ボードウォークをするりと移動。オレンジコートのジャネット・クライン。
大して期待していなかったこのステージで、
俺はおもいがけず「フジっていいなぁ...」と感じ入り泣いたのだった。







JANET KLEIN



レナウン娘て感じだな。

演ってる本人がほんとに楽しそう。楽しそうな人をみるのは本当に楽しいね。
30年代くらいの古き良き音楽を今に再現している、キャラつくりまくり、計算されまくりのセピア色したエンターテイメント・バンドなんだけど、
そこに本気が入ると、本物になる、ね。 いいね。
バックバンドはジャグバンド風のおじいちゃん達。このバンドがなかなか手練でイカス。

俺は後ろの方でカレー喰いビール飲みながら観ていた。
(マンゴービールおいしゅうございました)
壮年ぽい夫婦が俺のちょっと前にゴザひいて座ってて、奥さんは寝てた。
演奏がはじまると、奥さんがニコヤカに笑い立ち上がり、
おしゃまな感じでだんなさんに向かって踊るのよ。ニコニコとほんとうに楽しそうに。
だんなもニコニコして妻を見るのよ。したら妻はスキップしながら夫の周りを回るのよ。
その幸せな風景をみて、おれはなんだか泣けて泣けて。

で、周りをみてみる。
その夫婦だけじゃなくて、周りの人達も立ち上がって踊ったり、
体を揺らしたり、両手を思い切りあげて歓声をあげたり、ジャネットのおかしな日本語のMCに笑ったりしてる。
東京でワンマンライブを観に行っても、あんまり目にかかれない風景だよね。
そのバンドのファンがほとんどのはずなのに、みんな結構クールにすまして観るじゃない。
オレンジコートの後ろのほうに陣取ってるような人達は、たぶんジャネットのファンはそんなに居ないと思うんだ。
そんな人達が、恥ずかしさとか体面よりも、感じたまんまの楽しさを思わず体で表現する。それが普通にできてしまう空間。ああ、フジっていいなぁ。つか、人と人との繋がりっていいなぁ。音楽もやっぱりいいもんだなぁ。
と泣けた訳。
なんだかんだ言うけど、フジはやっぱりいい祭だよ。よい祭り。

バートン・クレーンの「酒が飲みたい」のカバーにのって、ヘロヘロ泣き踊ったのです。
ばーんざい かーんぱい 養老の滝が飲みたい
もしなければ スッタカラッタッタ
酒のめ酒のめよ〜






ライブ自体はもちろん、とりまく雰囲気の気持ちよさに感動したステージ。
カンドーしながらヘブンへ移動。フラワー・トラベリン・バンド。
そしてヘブンに着くと、ジョー中山がいきなり吼えている。





Flower Travellin' Band


ヘブンらしいジャム的なノリはあまりなく、ドロっとしたブルージーな感じ。
しかしノリはよく、観客の反応も上々。
確かにこれが70年代にあったら最先端として注目されるわな。









FTBはそこそこに、オレンジへ移動。
みんなのヒーロー、マーク・スチュアートだ!





MARK STEWART + THE MAFFIA
今回はバックバンドがMAFFIA名義(要するにシュガーヒル・ギャング! タックヘッド!!)で、しかもエイドリアン・シャーウッドがミックス!
これなら大外れはないだろうと思ってたけど予想以上にイガイガしてて格好よかった!Yeah!!


マーク出てくる。わー、ドカチンのおっちゃんヽ(´ー`)ノオーラ皆無!


パフォーマンスも明らかにこなれておらず、へタレてました。
つうか疲れるとパイプイスに座って、さっての方向むいてビール飲むのがすごい。ここはどこの飯場だ!?
というかもうビジュアルバム(@松本人志)だよ
俺は笑いを堪えるのに必死だったんだけど、周りの人達は「ウォー!!!」って叫んで踊りまくっていたので、ありゃ、すいません、いいんだね、うん。疲れたら座るよね普通。
盛り上がるいいところでエイドリアンにヴォーカルをDUB処理でカットさせられて観客に一切声届かず、
みたいなかわいそうな場面が多々あり...ちょっと気の毒ではあった。
でも「Don't Sell Your Dream!」と拳を振り上げる瞬間とか、痺れる瞬間もたくさんあったぜ。

ギターのスキップ・マクドナルドが衣笠みたいでイイ顔ヽ(´ー`)


ほいでイイ感じで顔を歪めながら気持ちよさげにブルージーな渋いフレーズを弾きまくる!
それをジャストでエイドリアンがDUBる!もうそりゃあ格好イイ!
彼のブルース・ダブなソロプロジェクトLittle Axeのファンである俺は痺れまくりでした。



レタスをちょい観してからおっとりグリーンへ戻ると、アンダーワールドが丁度終わるくらいだった。
ここで皆撤収。水上へ戻って風呂入ってメシ喰って就寝。




8/2の日付の日記に続きます。
http://www.enpitu.ne.jp/usr7/bin/day?id=73064&pg=20080802







2008年08月02日(土) フジ08感想文 最終日。

27日(日)

会場入りは昨日と同じくらい。朝イチのリッチー・ホウティンはスルー。





会場着いてグリーン後方でまったりしているうちに13時過ぎ、おっとりと奥地へ。
アヴァロンで偶然ヤツザキ&オカモトに会ったり、アヴァロンの奥地でTシャツを売っているアンドー夫妻に久し振りの再会したり。
アンダーワールドがメチャクチャ良かったとのこと、あー(;´Д`)リッチーホウティンはお客に日本酒振舞ってアフターアワーズしたらしい。(リッチーは日本酒フリーク) 内容も良かったとのこと、ああー(;´Д`) 

ほいでオレンジコートへ。ちょっと久し振りの友部さん。





友部正人with三宅伸治

このふたりでのライブは初見。
ドラムマシーンを控えめに使いながらのライブ。
一番のヒット曲?である「中央線」から始まる。
雨がしとと...と降る。友部さんの声が雨で山々にしみこむ感じ。うん、それもいいだろう。


一本道
反復
ジェリー・ガルシアの死んだ日
Speak Japanese,American
雨の降る日には
地獄のレストラン
言葉がぼくに運んでくるものは
はじめぼくはひとりだった
大阪へやって来た
ぼくは君を探しに来たんだ


「言葉が僕に運んでくるもの」では、ディレイを使って声を重ねてループを作ったりと、友部さんにしては 実験的なステージ。
フジロック仕様なのかな? これも面白い、けど、もっと普段どおりでいいのに。

いやしかし、後半が特にすごかった。
特に「大阪へやってきた」は火がついたような歌とギター。
魂の根っこをぐばっと握られてぶるんぶるん揺さぶられるような衝撃。
小便漏れそうになったのはビールの飲み過ぎでも雨で寒かったせいでもない。ポエトリー調の歌が、どんどん熱を帯び、てっぺんまで登りつめて、シャウトになった。空に登ってばらばらと千切れる声が会場を包む。
ディランのアイシスくらい凄かったよ...



そうして揺り動かされてぐらっとしている心に「ぼくは君を探しに来たんだ」が沁みた。沁みまくった。泣いた。

ぼくは君を探しにきたんだ
ぼくは海を離れ山を越えてやってきた
話し上手の君にも会いたかったし
ぼくのいない街で暮らしたかったから


「ゆったりやるつもりだったのについノっちゃった。この雰囲気と、皆のせいです。また来たいです」ってMCしてくれたり、
終演後、周りの人みんながすごい!また観たい!観てよかった!と口々に言い合っているのをみて、
あーやっぱりフジの雰囲気とか客っていいなぁ...またも思った。

おれは正直友部さんがフジで映えるかどうか不安で仕方なかったんだ。
もう余裕でぶちかましてくれた。
本当、バカなファンですいません!





あ、ソウルフラワー始まってるな。
ひどくなるばかりの雨に足を取られながら、ちょい急いでアヴァロンへ戻る。





ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(中川敬/奥野真哉/リクオ)

<サウンドチェック>
安里屋ユンタ
魚ごっこ(ボガンボスのカバー)
<本編>
MICK'S BLESSING
松葉杖の男
そら
トラベリンマン
海へゆく
満月の夕(ここで豪雨、そして総立ち!)
ミラクルマン
ラヴィエベル


俺が着いたのは本編から。魚ごっこ聴きたかった...
ともあれ。レゲエ調の松葉杖に体を揺らし、「そら」でじんとする。
野外で聴く「そら」は格別だ。
ありがとう 新しい笑顔のために 空はすべてのものを繋いでいる
この雨もどこにでも繋がってる。
噛めば噛むほど味が出る、今年一番好きな曲「海へゆく」も、ゴアテックスの合羽に沁み込む雨のように、じわりとくる。


雨が強いこともあって、はじめはみんな座ってきいていた。
(俺はたこ焼きの上のかつお節のようにゆらゆら踊ってたけど)
中盤くらいの曲間に、すごい豪雨になってしまった。
「しんどかったら木の影とかいってええよ〜」という中川のMCもあり、
座って聴いてられない、と退避?しようと立ち上がる皆。
でも雨に打たれて聞いていると、しんどい思いをしているからか妙な連帯感が生まれる。やけくそ感も。
立ち上がったところに「満月の夕べ」!
逃げるどころかみんな大踊りに!
リクオの煽り系「ミラクルマン」を経て、「ラディエベル」で爆発!!!!
クソッタレ〜と叫ぶ皆が笑顔、笑顔。


やっぱりフジのソウルフラワーはミラクルが起こるんだ。




この後、アヴァロン後方でアンドー君からTシャツふたつ購入。
スピアヘッド観ようと移動していると、足に違和感。
4箇所から血が出てる。ダニ?アブ?ちょっと熱を持って腫れてきている
ついに俺も悪名高き苗場ダニにやられたのか(;´Д`)
傷口をギューギュー吸い出して救急室で薬塗ってもらう。
友人が2年連続でダニに食われて、パンパンに足が腫れているのを見ていたので
うわーと精神的にダウン。スピアヘッドは諦めて、苗場プリンス近くのコンビニで休む。



でもリー翁には会わなくちゃ、とホテホテと再度奥地へ向かう。







LEE 'SCRATCH' PERRY


頭から煙出しておられましたヽ(´ー`)ノYes期待を裏切らないね

正直、80年代以前のペリーは本当に奇跡のクリエンションを残している。
天才すぎる。どれだけの賛辞を重ねても足りないくらい。
ボブ・マーリーの初期サウンドを司り終生ソウルメイトとして支えたという功績はもちろん、
プロデューサー&リディム・クリエイターとして残した傑作は星の数ほどある。
しかしまぁ80年代以降はほぼ全てクソなんですね。
辛うじてON-Uから出たのがマシなくらい。
奇行がいよいよ目立ってきたのも、80年代以降についたイメージ。
なんつうか、晩年の赤塚不二夫みたいな感じかな。

今回はエイドリアン・シャーウッドがダブミックスを担当してたので、ソリッドな音で楽しめました。
ボブのKeep on Movingとかやってたな。やってた、というかつぶやいてたというか。
しかし、抑揚のないバンドをバックに、おじいちゃんがガナるだけだから、まぁそれほど長いこと楽しんでおもしろくはない。
30分くらい聴いて離脱しました。お元気でいてください!(本気です)





だいたい目当ては観終わった。
俺のフジはほぼ終わり。そんな虚ろな体でふらふらグリーンへ戻る途中、
ゆらゆら帝国を目撃。






ゆらゆら帝国


ちゃんと観るのははじめてかも。
ぐえー(;´Д`)格・好・良い!
3人でどうやってこんな音出せるの?
曲もいいし、演奏はサイコー、音源とは違って
曲間でグズグズにハードにくずれていく感じとか、もうたまらん。
ラスト近くの「つぎの夜へ」 ハードな曲の流れからこういうメロウな曲をやられると、不意をつかれてじんじん沁みる。
これはちゃんと単独で観ないといけないな。





魂を抜かれたようにふらふらとグリーンへ戻ると、プライマルが熱演中。
「I'm losing more than I'ii ever Have」演ってる!





Primal Scream


今年のフジで2回目のステージなので、お客も少なめ。
思いきり踊れてよかった。
ヒットパレードで、楽しくフジを締めくくれた。
わかっちゃいるけど、アンコールの「Loaded」には痺れたナ〜
「Rocks」でとなりの兄ちゃんと肩組んで飛び跳ねておしまい。
心無しかいままでよりボビーがやらかい感じなのがおもしろかった。
歳取って丸くなられたのかしら(´ー`)







以上でフジはおしまい。

今年はルーキーステージもパレスオブワンダーも全く覗かず、そのまま水上へ戻って投宿。



次の日にそばを喰ってゆったり帰宅しました。



うまい。しかしどう考えても多すぎる。








今年は「あんまりワクワクしねーなー」と思いながら参加して
「やっぱいいわ。いい。たまらんわフジ。」と思った年でした。

来年も行くぜヽ(´ー`)ノたぶんきっと絶対。












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