かなしいうわさ
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2007年04月30日(月) おいら船長くつろいで頂戴 なんがあったって沈むっす

 
 
 
鴨ちゃんのお別れ会に行ってきました。
皇居のほとりにあるパレスホテルにて。豪雨にも関わらず、1000人以上の人が集まったとのこと。
献花のあと、鴨ちゃんのご両親と並んで参列者全員にきっちりと目をあわせて挨拶をしてくれたサイバラは、とてもにこやかで。たいへんな強さを感じました。同時に、裏返しになった弱さと、深い哀しみが、ひしひしと伝わってきました。(それを「メンチきってる」と表現した大塚さんは、やっぱり凄い... 的確過ぎる)
終止和やかな感じで進んだ会だったけれど、最後の土井くん(できるかなでワキガが凄すぎるとか描かれてた鴨ちゃんの親友)の直球なスピーチと、サイバラのそのまんまな締めの挨拶には泣けてしまったよ。
あと、鴨ちゃんの写真がスライドで上映されていて、それもとてもよかった。
こんな感じでした

おみやげに冊子貰ってきました。




そうそう、「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」は映画化されるそうです。














最近、Fania関連がバリバリ再発されてるので(最近っても結構前ですが)、ぼちぼちと買っている。今のところどれもアタリ。

Willie Colon & Ruben Blades /Siembra


ラテン・ミュージックは、清濁併せ呑んでいるのがいい。
生きてりゃいろいろある。そのいろいろすべてを、したたかに自分たちのスタイルに音楽として無理なく落としこむことができている。
たとえば、ド天才にしてド奇才、エディ・パルミエリの音楽は、喜も怒も哀も楽も死も生も非も是も全部めったくたに「かきまぜて」いる。
そして、サルサの2大巨頭がつくりあげたこのアルバムは、かきまぜるのではなく、全てをそのままホイっと「つつみこんで」いる。
どちらもそれぞれ素晴らしい。俺の今の気分では、こっちかな。当時300万枚を売り上げた、FANIAレーベル史上最大のヒット作。おおらかな歌。たしかなリズム。でかいでかいグルーヴ。






Eddie Palmieri /In Concert Ai the University of Puerto Rico


エディは、再発されたこのライブ@プエルトリコ大学をたまに聴いていた。今回のリマスター再発で、収録曲も増えて、音も若干良くなった。
音楽におけるライブの醍醐味のひとつは、目の前にいる演者が、感情が高ぶって常軌を逸していく、"ひと"でなくなっていく過程や瞬間を目にできることだ。この盤は、録音物にも関わらず、その瞬間をまるでその場で演っているかのように掬い取っている。混沌は混沌のまま。グッチャグチャにかき回してそのまんま。あるがまま。整理せずに野放しのまま。手加減無しのまま。 電化マイルスもまるっと飲み込んで俺流サルサに変換。結果、長尺で混沌、しかし抜群に抜けのいいフリーキーなサルサになっている。座り小便して立てなくなる。のであんまりしょっちゅう聴けない訳です。
囚人の歓声が入りまくった最狂のライブアルバム@シンシン刑務所も併聴推奨。











久々に買ったダブ。


Abassi All Stars /Dub Showcase


ニュー・ルーツ系のダブで久々に興奮した。どう聴いても滝廉太郎作曲の「荒城の月」(はるこうろうのー、はなのえんー)にしか聴こえないメロの反復をナイヤビンギのリズムでヘヴィに仕上げた1曲目を10秒程試聴した後、即レジへ。タイトでしなやかな演奏、音の出し入れを最小限に絞り、隙間と戯れグルーヴを生み出すダブ処理。ルーツマナーを忘れないド真ん中直球なスタイル。素晴らしい。あとで調べたところ、Zion Trainのひとが演っているバンドらしい。ははあ、納得。
コンシャスなレゲエファン以外にも是非聴いてほしい作品。ソウルフラワーユニオンが好きな人も意外とはまるかもしれない。















GWの後半は春一番へ参じます。
http://haruichiban.sakura.ne.jp/
幸い天気も良さそうだ。来られる方はお気軽にご連絡ください。一緒にチンタラ酒でも呑みましょう。
昨年のレポート



















飲んでりゃ昨日もみえるだろう
明日が行き止まり
僕らの死ぬまで 考えた
そして最悪の人生を消したい

どれだけクサれば晴れるだろう
止むかよ 時間切れ
まんまと潜りこみ 閉じ込めて
君と最悪の人生を消したい

ハンパな笑顔でこっちだけみていた
賑やかなラストにわざと一人
傷を舐め合うのさ 痛みがわかるのさ
確かに未来が昔にはあった

ゆーワケで せっかくだし 悪いけど
続くよ まだ二人いる
何かまたつくろう 場所は残ったぜ
君と最悪の人生を消したい

そして最悪の人生を消したい





マリブミルクを飲んでお休みなさい。
昨日見えるかなー









2007年04月21日(土) まっすぐな性格でさみしい

cover
「V.V.SLOW?」
SELECTED BY YAKENOHARA&V.V.CREW

やけのはらさんのMixCD付きだ! 昨年出たSummer Gift For You同様、耳が歓ぶ極上Mix。タリラリランかつChillin'でじつに春な感じ。おすすめです。ヴィレッジ・ヴァンガードでしか買えないみたいなので注意。

mp2もはやく買わないとな。












一度は、あぁこの人は俺のなかで終わったなぁ、おつかれさん、などと勝手に終わらせていた人から、続けざまに滅茶苦茶痛烈なパンチを喰らわされて、ぶっ倒れ小便を垂れ流しながら、ジンジンと響く頬の痛さを心地よく噛み締めているところです。

Dinosaur Jr. /beyond
cover

Patti Smith /Twelve
cover


良い。良いよ。泣きそうだ。
又あらためて詳しく書きます。











こんな嬉しい復活もあった。インターネットは確かに糞かもしれない、けど、こういう文章にも出会えるし。












DJ KLOCK逝去 
http://efterklang.net/home/2007/04/18/the-memory-of-dj-klock/
前作「san」は大好きでよく聴いてました。テニスコーツさやさんとのcacoyも良かった。ありがとうございました。











豆乳を飲んで、おやすみなさい。






2007年04月14日(土) プリン体ゼロ

やーまんヽ(´ー`)ノ皆元気かい
俺は引越しの片付けに四苦八苦してます。









Samba Novaに行ってきた。
久しぶりの渋谷は、人が多かった。ほんとに多かった。とにかく多かった。以前は人の多いところに居るのはさして辛くもなかったんだけど... 
しかし東口で友を待っている時に、車椅子のおばあちゃんがビックカメラの歌に乗せて国民投票法を批判する独りデモを行っていたり、そのすぐ横をハイサイおじさんに乗せて国民投票法を批判する黒いバンが通り過ぎて行くのをみて、人がやたらと多いのも悪くねえなと思った。うむ。













渋谷Rootsのマンスリークラブイベント。かかるのはブラジル音楽のみ。現存のクラブイベントではサンバ・ノーヴァが一番愉しいなぁ。友人が参加しているからということ全く抜きにしても、本当に最高。クラブイベントの事を「パーティー」と呼ぶ事はよくあるけど、ここまで良い雰囲気にしてはじめて「パーティー」と自称するべきだ。とにかくお客さんが皆ニコニコしている。その場にいる全員が、その瞬間を楽しむ事に自然と集中している。そんな空間が愉しくないわけがないよね。
ブラジル音楽っていったらカフェでかかるようなオサレなやつでしょ、という先入観のある人は多いと思うけど、いやいや、やっぱりどこまでもダンス・ミュージックなんだなという事が、このイベントに行けばするりと理解できる筈。バイレファンキやブラジル産ヒップホップのようなブリブリに下劣な音から、オーセンティックなサンバやSSWまでが自然な流れでミックスする、広い知識とブラジル愛に溢れたDJ&MCズ。それに応えてプリプリ笑い踊るフロアの客。愉しくて仕方ない。
ブラジル音楽ファン以外に是非体験してもらいたいね。入場料1000円でこれだけ楽しめたら言うことない。この記事見て次回以降訪れて、つまらんかったという人がいたら俺に連絡くれれば金返すよ! ブラジル音楽をさくっとサンプリングして気取ってるハウスとか嘘くさくて聴けなくなるかもしれないけどそれは責任とれねっス。
毎回Casa VerdeのYOKOさんが出張ってフェイジョアーダ喰わせてくれます。旨いので大抵2杯喰ってしまう(;´Д`)










以前、このイベントで買ったCD。
Mart'nalia /Menino do Rio
cover
マルチナーリアちゃん。このアルバムはほんとに良い。しっかりルーツを踏襲しつつ、最新ヴァージョンのサンバを演っている。3曲目の中盤で爆裂するところなど座り小便モノ。ビリビリくる。おれは日本の音楽が大好きで仕方ないんだけど、ここまでしなやかで豊かな音楽を聴かされてしまったらああああっブラジルっていいなぁ羨ましいなぁ、つうかもう住みてえ!と一寸嫉妬したりしてしまう。カエターノ好きな方は絶対に聴くべき。










上記とはあんまり関係ないけど、心打たれたブラジル人女性によるスピーチをメモしておきます。
http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_riospeach.html
家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう
どうしてだろうね。










故・鴨志田穣氏「お別れの会」について
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/etc/riezo/info.html
独りで伺う予定です。










大阪では入手困難だったホッピーが東京だとどこでも買える。嬉しい。
黒ホッピーを飲んで、おやすみなさい。











2007年04月06日(金) 東京へやってきた

大阪を離れて東京へ戻ってきました。

5年も住んでいた場所を離れる。それがここまで喪失感を伴うものなのか、と戸惑い驚き悲しんでいる。つかとりあえず金曜の夜にナイトスクープがやっていないなんて有り得んわ...

関西ネイティヴの人に東京へ戻ることを話すと「大阪は(東京に比べて)どうでした?」と訊かれた。ほぼ全員に。ここを読んでくれている関西人の方も気になるのかな。
大阪は楽しい町だったよ。大好きだ。来られて本当によかった。
よく言われるような、東京から来たことで嫌な思いをするなんてこと一度もなかった。基本的に阪神ファンばかりなので、日ハムファンを表明するとほぼ必ず笑われた。でも哂われたことは一度もない。哂わずに笑うのがうまい人たちが多かった。これにはガツンとやられた。自分が普段どれだけ人を哂っているか再認識させられた。ありがてえなぁ。

ま、東京でもどこでも愉しくやっていくよ。
東京近辺在住の皆様、遊んでやってください。
関西在住の皆様、これからもどんどん遊びましょう。











落とそうぜ石原
俺あいつもう嫌です









日ハムは、まぁ、こんなものです。これからです。金村で連敗を止めたのがでかいな。
えのきどさんの文章はやっぱり沁みる 子を想う親のようじゃないか。









ライブいろいろ。

明日、なってるハウスで常吉さんライブ。引越しが早めに片付けば行けるかな...


春一番の次はこれに行くぜ
http://www.taicoclub.com/
http://www.youtube.com/watch?v=GSk27XRGk-Y












最近のお気に入り。
The Stooges /The Wiredness
cover
よーし万全!キラーチューンは無いが、アルバム全体がとてもみずみずしい。アルビニの生々しさとライブ感を最大限に生かしたプロデュースもはまっている。フジロックで観るのが楽しみだ。












最後に、スティーヴィーがボコーダーでClose To Youを歌っている、音楽の魔法をギューと絞ったような動画を紹介。




牛乳を飲んで、おやすみなさい。












2007年04月02日(月) 今年も吹くよ

心地よい春の風が



http://haruichiban.sakura.ne.jp/top-page-all.html

全日程行きてえええ
少なくとも4、5日は万難排して行きます。







参考まで。
 
木村充揮の「ふるさと天王寺」

さァ君もハルイチに行って木村さんにアホって言おう!
アホーヽ(´ー`)
じゃがあしいわいッヽ(´Д` )ノ  
 
 



有山じゅんじさんの「梅田からナンバまで」

名曲ですねえ。歩くと結構な距離ですわ、梅田からナンバ。
じゅんじさんはひとりアコギで演ってもステキですよ。






首謀者のひとり、風太さんのインタビュー。
http://www.youtube.com/watch?v=DbvuOe5Dggs
「こうせつとかいらんもん、キライやもん、あんなもんブルースでもなんでもないしやな。」









スカパーで特番やるみたい
2006年のコンサートの模様を放送!
小坂忠、加川良、大西ユカリと新世界、ハンバート・ハンバート、伊藤銀次など豪華アーティストが集結! ファンには堪らないLIVEをお届けします。
 誰か録ってたもれ俺に













話は変わって。



こうのさんに描かれる漫画は幸せだなぁ。
cover
ビートルズのRubber Soulのような短編集でした。















大城美佐子 /絹糸声


Disc1が特に良い。グルグルグルグルとループし登っていく唄と三絃が、じわりじわりと陶酔感を呼び起こす。BPMも早め。これはブルーズだね。Mississippi Fred McDowellを彷彿としてしまう俺は一寸おかしいかな。頭ん中グルグルリ。
Amazonでは在庫切れ、ヤフオク覗くと結構なお値段しているようですが、普久原楽器では普通に売ってます。











プレミアムモルツを飲んでおやすみなさい。






2007年04月01日(日)  フリフリまだまだ続くぞねー

引越し用意が大変過ぎる。で、烏龍チューハイやらジントニックがグイッグイ進んでしまった今夜もやっぱり縮小更新です。ごめんさないね。今後は月末日に必ず「今月良くきいたアルバム」みたいなもんをやっていこうと思っていたのすフが。ダイナソーとストゥージズの新譜が最高だとかそううい。すみせまん。









 
きんこん土佐日記の1巻を京都にて購入。シグルイやバガボンドやともおの新刊もいいけど、こっちもね。いしいひさいち、本秀康、朝倉世界一、谷岡ヤスジに匹敵する位「絵」に力のある作家さんだと思う。高知以外では店頭で買うのは難しいかもしれませんが、web版で毎週一本だけ見られます。

 
 


ぐぐぐ 普通に騙された(;´Д`)













買いそびれたニカさんの「ニカセトラ 卒業編」収録の「一年生」(あんなーことー こんなーこーとー あーったでしょー)が、イルベリ3回目にてフルで聴けます。すばらしい。ニカさんはこういう音数少ないバックトラックで自由にホニャホニャ歌っているほうがいいと再認識。冒頭にかかる入りルメ+スピードメーターの曲もイイな。2回目のラストでかかってた、やけのはらがラップしてる曲(BUSHMINDの新譜に収録)もイイ!










寝ます。







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