かなしいうわさ
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2004年07月30日(金) 315

朝起きて読み直したら支離滅裂なところがあった ヒィィ(;´Д`)
ちょっと訂正しました。目が冴えたとか言いながら、半分寝ながら書いてたみたい。 済みません。 

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今日は珍しく深夜1時に帰ってこれたので早く寝て明日の出発に備えるのだと思っていたんだけど、休み時間にタワーレコードで買ったレッチリのライブ盤をちょっと聴いてみたらカッカッと気分が盛り上がってきてしまい、寝られなくなってしまった。仕方ないのでメラトニンの錠剤をスミノフアイスで流し込もう。
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Red Hot Chili Peppers /Live in Hyde Park
ライブ盤だと、正規録音物に息づいているメランコリーさがスポッと抜けて、超高性能でスポーティな部分が際立ってくる。爽やかに笑いながら、校庭をうさぎ跳びで3,000周くらい回っている感じ。圧倒的なものに圧倒されまくるのはとてもいい気持ちだ。バンドの演奏はそれはそれは極上なんだけど、その上で自由に叫びまくるジョンのギターがたまらない。一音一音がいとおしい。





一緒に買ったルーツの新作と、降神、Relaxin' For Loversなども良かった。今の仕事は、忙しいけどオフィスで音楽聴けるのがの良いところ。

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Roots /The Tipping Point
CDかけたとたん、いつも相変わらずの硬度高めな感じな「ルーツの音」が広がる。オリジナリティってやつだ。まだそんなに聴いていないけど、最高傑作かもしれない。会社のパソコンのスピーカーなんかじゃなくて良いオーディオでブリブリ聴きたい。





降神 /望
ヒップホップ。ジャケとか歌詞とか生まじめさとか硬質さとか、イースタンユースと被るところ多い。「Hello Baby!」のリリックは四畳半フォークのようだ。ヒップホップもこの曲みたいに身近なことをどんどんラップしたらいいんだと思った。YOU THE ROCKがアルバムで必ず一曲くらいやるパーソナルでセンチメンタルな曲とか大好きだよ。



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RELAXIN’WITH LOVERS VOLUME1 DEB LOVERS ROCK COLLECTION
会社でとなりの人がかけてた。滅茶苦茶トリッピーでサイケ! とろとろにメロウでソウルフルな歌に、過激だけどやりすぎない華麗なダブ処理が絡む。仕事する気が失せる程素晴らしい。フィッシュマンズをいまだに引きずっている人なども聴くと良いと思う。 このシリーズはタイトルとかパッケージが気色悪くて手に取っていなかったんだけど、藤川さん選曲だから悪いはずないよな。2巻目も同じくDEBからの選曲みたいなので、今度まとめて買おう。






フジロックは今日から開催。俺は明日から参加です。今年の俺の目当てのひとつであるブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマは、前夜祭に出たらしい。


> 236 : 名盤さん :04/07/29 23:51
> 明日に備えて、前夜祭から今帰ってきた
> ホント人多いね、レッドに入れないんだもん
> で、アラバマまじ凄い、最高。ムーディーに責めてくると思ったら
> 最後にすんごいテンションだった。パフォーマンスも最高
> もう残りの出番全部見る



おおおお。
ジャック・ジョンソンもプライマスも我慢して、彼らの雄姿を目と耳にに焼き付けてくる。





前夜祭の様子がFujirock Expressにアップされている。楽しそうな顔でいっぱい。早く行きたい。
























2004年07月29日(木) 314

台風が来たり、夕立が降ったりと、今年も雨の心配をしないといけない感じなので長靴買ってきた。部屋が強烈にゴム臭くて寝られねええ。ベランダに放り出す事で解決。



ラジオはピクシーズのライブ音源オンリーにした。曲順間違ってるみたいだけど直す時間ないから放置、ごめん。俺は2日目から行くからピクシーズは観れないので、みなさんしかと観といてください。苗場の山々にデブの咆哮が響き渡るのを。



飯の話。フジロックで喰うカレーは大抵まずいけど、去年もオレンジコートに出店してたブルーナイルのチキンカレーは町のおいしいカレー屋の味。おすすめ。クーラーの効いたカレー屋よりも空の下で汗かきながら喰うほうがおいしいに決まっているよ。あとグリーンカレーは昔ウマイウマイと喰っていたんだけど、最近は質が落ちた。というかまずい屋台が増えたのか。特にヘブンのは本っ当にまずかった。 あれ喰うんだったら、キャンプサイト近くでやってるレトルトのカレーを鍋であたためているだけですよ、という感じの学食のカレーみたいなやつの方が全然旨いよ。 タイラーメンも、最初はよく喰ってたけどもう飽きた。普段タイラーメンを喰う機会なんてなくてフジでしか喰わないのに飽きた。あっ、あとインドかどこかの豆ライスが旨いよー。あんまり味のしない豆シチューみたいのがごはんにかけてあるだけ。豆の味でごはんを喰うという感じのすごくそっけない味。日本で普段メシを喰うときにまず出会えない味で、なんだかたびたび喰ってしまう。毎年アヴァロンあたりに出てる。 あとはワールドレストラン(レッドマーキーの横んとこ)のパエリアもいける。700円なんで結構高いんだけど、作りたてを見かけたら買うべき。旨い(´π`) 作り置きの場合は俺は買わないで、もうちょっと奥まで進んで、スパむすびというゲテモノくさいものを買って喰ったりする。結構売り切れたりしているので意外と人気があるのかも。

フェスごはん




ではこれ

聴きながら寝ますよー。佐野lion元春の新譜。曲、演奏、そしてなにより歌詞が素晴らしい。「Sweet16」以来の大傑作だと思う。





2004年07月27日(火) 314

違う、俺じゃない。帰宅したのは午前3時だし、普段からたまに見てるだけで絶対書き込みはしない。とはいえビールくらい奢るのはやぶさかではないよ。(´ー`)ノ□




中島らもが死んだ。とうとう死んだ。ああいう死にそうな人が一番長生きするんだよと思っていたけどあっけなかった。転んで頭打ってコロリ、というのも彼らしい死に方なのかもしれない。大勢の人のなかに居てもひとりぼっち、だけど人間のことを大好きで大好きで仕方が無い、そんな感じの人だったと思う。もう飲んだり吸ったりする必要もなくなりましたね、良かったですね。ありがとうございました。心から感謝を。 お疲れ様でした。





あー4時だー

アマゾンで買った
The Blind Boys Of Alabama
cover
を聴きながら寝ようー寝ようー

あー、これすっげぇ良いんだけどクリスマスアルバムなのね





2004年07月25日(日) 313

一日中仕事で、フジロック用意が全く出来ず。小学生が遠足前のお菓子の買出し行くとかそういう感じで毎年用意をするのが楽しいのに。来週まで仕事ミチミチだから、徹夜で用意しないといけない。


□は買わないといけないもの

■入場チケット、金等
■電車のチケット
■着替え
■帽子
■ウエストバッグ
■ゴミ袋
■レインウェア(兼防寒着)
□長靴
■ライト
■デジカメ
□予備電池
■携帯充電器
□日焼け止め
□耳栓
■カギ(荷物盗難防止)



でもあんまり改めて用意するもんないな。31日の夜に恒例の焼肉をするけどその用意は東京組が全部やってくれるし、キャンプは回避できたのでテントや寝袋などのかさばるものは全然要らないし。あー長靴いつ買おう?外回りの日にホームセンター寄ることはできるけど、長靴持って会社戻るわけにもいかない。


妄想タイムテーブルの画像アップローダーにフジ会場の様子がUPされている
この画像見るだけでなんだか楽しくなる。フジロック行ったことない人にはバカバカしいと思われるだろうけど。




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Duke Ellington /Ellington '55

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Duke Ellington /Piano In The Background
DynaDiscの閉店セールで500円で買ってきたもの。ドヒャドヒャしてて最高。特に「ピアノ・イン...」はエリントンの流麗なピアノで前半流し、さぁ盛り上がるぜオラオラというタイミングでビッグバンドががちょーんと切り込んで来て非常に格好良い。こんどDJやる機会あったらこの2枚からピークタイムに3連発くらいでかけたい。




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David Byrne /Uh-Oh
これは200円だった。92年リリースのいんちきラテンなアルバム。高尚ぶってるところがなく、豪快にノビノビといんちきしていて痛快。打ち込みやシンセの音はダサいけど、勢いがあるからオールドスクールのヒップホップのように豪快に響く。ちんこまるだしの美。ジャケもバカで可愛くて良い。これもDJでかけたいな。





2004年07月24日(土) 313

ECDBBSより
> (無題) 投稿者:ECD  投稿日: 7月22日(木)09時25分16秒
〉Μさま、ご丁寧にありがとうございます。
> さて、スイッチ、立ち読みしてきたのですが既に号が新しくなっていて、
> ゴールデンウィークの記事は確かめられなかったのですが、かわりに
>
イビザで見たこともないようなシアワセそうな表情を浮かべる中原昌也の写真の数々
> を見ることができました!ファンの方、必見!


想像して麦茶ふいた。見なければ。






【SFUスペシャルシングルCD「極東戦線異状なし!?」一般CD店発売決定!】
ライブ会場と通販限定発売中の「極東戦線異状なし!?」、
圧倒的なリクエストを受け、一般CD店発売決定! しかも発売日は「9.11」!
◎BM tunes/bmcd-1009 ◎1,890円
※仕様は既発商品同様


良い曲ですよ! 
おまけのライブ音源「秋の夜長」はニューエスト時代の曲で、中川の書いた数少ないラブソングのひとつ。泣ける。この人のラブソングは可愛いくて力強い。多分照れが入ってる、それがまたいいんだな。






3 chairs新作が欲しい
MoodymannやTheo Parrishたちのプロジェクト。他の2人は知りません、すみません。アナログオンリーの前作が鼻血もののどす黒さだったけど、新作も視聴→した感じだと、「太い、遅い、黒い」の三拍子揃った素晴らしい出来っぽい。こういうのばっかりかかるクラブがあったら行きたいなあ。タワーレコードとかでは買えないシロモノのようなので、通販するしかなさそう。値段はシスコよりユニオンの方が安い


2004年07月23日(金) 312

大阪駅の構内にある、5坪くらいしかないのに異様なまでに趣味趣味した在庫のCDショップ「DynaDisk」が7月いっぱいで閉店するらしい。閉店セールってことで、新作除く全品が20%オフ、ものによっては半額オフ。クレストレーベルのものとかも半額の嵐だった。お近くの方は行くと良いよ。でもミュールトレインのアルバムとかエリスレジーナの諸作は俺が買うので買っちゃだめ。うそ。



俺のフジロックでの行動予定はきのうの表の通り。現実でもネット上でも、俺が知ってたり、俺を知ってたりする人で、おんなじもの観る予定の人がいたら、ぜひお会いしたいなと。思って。います。 オフ会なんておおげさなのはガラじゃないので、あーどもども、暑いっすねえ、貴方はさっきのジャマイカオールスターズは観ました?あーそうですか寝てましたか、とか言いながら餅豚喰ったりビール飲んだりしつつライブをへろへろ観て、終わったら、んじゃまた来年!、なんての、良いなぁと思ったのです。今年はあまり観たいものがてんこもりじゃなくって余裕もありそうだし。(俺が。) ただ、観るものもあくまで予定だし、会場内では基本的に単独行動で勝手気ままに行動しているので、疲れてて寝てたりとかして現場に行けないかもわかんないですが。ということで乗り気の方はメールとか掲示板とかでお気軽にご連絡ください。(´ー`)ノ□ □ヽ(´ー`)





2004年07月22日(木) 311

フジロック行ける目処が立った。最悪でも一日は行ける。

初日行けず。
2日目朝からこんな感じ(色が反転してる処が観る予定、参照→
3日目は朝からこんな感じで、19時過ぎには会場を出て、寝台列車で帰ってくる。翌朝会社直行で仕事。

うーん、初日に観たいのが集まってるなぁ。
最終日、シンクオブワンも渋さも観れないなぁ。
その分、2日目の夜にギャズ→瀧見憲司ではっちゃけよう、そうしよう。
3日目の15時過ぎからが観たいの重なりすぎてて頭痛い。NRBQかなぁ。



あ、
8/1は友引じゃないか
法事で休みって有り得ないよ
あぶねええええ迂闊だった言い訳変えなきゃ



バッファロードーターのサイトのBBSから
DJおじいさんって from:mooog 2004.07.10 09:34
僕じゃないです
京都のイルリメさんのことらしいです
http://www.musicmine.com/illreme/

イルリメか。DJは想像つかないな。




あんまりフェス好きじゃないのかと思ってた。
「“非日常から日常に戻れない馬鹿が残っとるなぁ。俺らもそうです…(笑)”みたいなことを言うたと思うんや。難しいところやね、祭りというのは。権力のガス抜きという要素も昔からあるわけで…。それも、ないよりはあったほうがいいし…。難しくて結論はないけど、やっていくしかないんやろうな。それぞれ思い立った奴らが、いろんなとこでいっぱい祭りを起こしていくしかないというか」
今年はいっこも呼ばれなかったから、フェスティバルは行かんでええで」とかライブで言ってた。適当でいい。






2004年07月21日(水) 310



Muffs /Really Really Happy
前作「Alert Today, Alive Tomorrow」はCD磨り減る位聴いてきた。その前作から4年ぶり、待ちに待った新作。基本的に前作と同じ路線で、せづねぇせづねぇ、本当にせづねぇガレージ・ポップばかりが19曲入っている。 2〜3分の曲が19曲入って50分足らず。短い時間の中で過不足なく全てが表現されているという美しさ! スリーピースバンドの宅録アルバムが、4つ打ちのエレガントでセクシーなハウスなどよりも機能的で、かつ美しいなんて思えてしまうという事実。凄い。最高だよあんたら。 来日もするらしい、必ず行く。

視聴できるけど
この人らのメロディはスルメのよに聴けば聴くほど味が出てくるので視聴だけで「あら、ありきたりね」なんて思わずに是非買ってじっくり聴いて欲しい。国内盤は世界先行発売、ボートラ2曲付で2,100円、解説対訳付、非CCCDと大変お買い求めやすくなっております。



muffs公式
日本のファンページ ここを見てマフスを聴き始めたのです!







買物
大竹伸朗 /カスバの男 モロッコ旅日記
マイケル・バタニティ /アインシュタインをトランクに乗せて
中原昌也 /待望の短編集は忘却の彼方に
ミュージック・マガジン8月号 特集:ワルいヤツら







直前の苗場
あぁいいなぁ、やっぱり無理して一日(半日?)だけでも行こうか...





2004年07月20日(火) 309

上半期ベスト


1. Ronan o Snodaigh /Tonnta Ro


2. Bush Of Ghosts /Remix


3. Build An Ark /Peace With Every Step


4. Joanna Newsom /Milk Eyed Mender


5. Miceteeth /Baby


6. Prince /Musicology


7. Kim Hirothoy /Live Shet


8. Alex Cuba Band /Humo De Tabaco


9. Yoonkee /Asian Zombie


10. 松永孝義 /The Main Man




次点
高野寛 /確かな光
有山じゅんじ /Thinkin' Of You
Wilco /a ghost is born
V.A. /Mento Madness
Flying Rhythms /S.T.
Moodymann /Black Mahogani
UA /Sun
cLOUDDEAD /Ten






2004年07月19日(月) 308



スチームボーイ
俺は、ご都合主義だけどちゃんと夢と希望が含まれていてちょっとひねくれてる勧善懲悪な冒険活劇が大好きなので、とっても楽しめた。作画も音響も文句なく格好良いし、ストーリーもするりと判り易くて良い。エヴァ以降の非萌え系のアニメってストーリーとか構成とか難解にして、ほらアニメって高尚でございます、というところないか? 俺がバカなだけか? なんだかフリージャズばっかり聴かされているような気がする。俺はこういうビッグバンド・ジャズみたいなアニメが好きだ。主人公以外に「正義」の人はいなくて、全員ちょっとずつ腹黒いのも良い。そんなもんだ、あぁそんなもんだ。ストーリー以外も全体的にどこか垢抜けない感じがして、それは70年代に大友克洋がビンボー漫画ばっかり描いていた頃の垢抜けなさと似ている。そしてその垢抜けなさは格好悪くない。それがこの映画のオリジナルなところだち思うんだけど、それを「新しくない!革新的じゃない!」と不満に思う人は多いのかもしれない。いいじゃん新しくなくても。
「MEMORIES」で失望しちゃった人も是非劇場で。







松永孝義 /The Main Man
元ミュートビートのベースマン、松永さんの初ソロ。 でっかい音楽だ。今年聴いたもののなかでは一番でっかい。 かっこいいとか気持ちいいとか思う音楽はいっぱいあるけれど、でっかいな、と思う音楽はあまりない。例えばミュートビートは明らかに抗っている音楽だったけど、これにはそういう主義・主張が見えない。立ち向かいも抗いも包み込みもせず、ただでっかくそびえている。普通に演奏したら、でっかい音になっちまった、まー聴きたいように聴いてくんな、という感じ。





その他購入
Flying Rhythms /S.T.
The Roots /The Tipping point
Hair Stylistics /Custom Cock Confused Death
Port Of Notes /Trace Of Dream




2004年07月18日(日) 308

cover
Rockers (DVD)
いちばん聴いている音楽はレゲエですと躊躇なく言えてしまう程のレゲー愛好家なのに、今までちゃんと観たことなかった。(「ハーダー・ゼイ・カム」も観てない...) 鋭すぎるナイヤビンギの演奏から切り込んでいくように始まり、最後まで音楽が鳴りっぱなしの騒々しい映画だった。その騒々しさ、やかましさがえらい格好良い。ストーリーは単純で特に言うことはないんだけど、基本的に出てる人みんなダメ人間、というか適当で、でも同じくらいいろんなことを大切に思っていたりする純な人達ばかりで、それがすっごく良い。レゲエ音楽が持つ黒々としたルードさと、キラキラした純さの理由が一寸わかった気になった。適当さと純さが矛盾起こしまくっているけども、まー普通そんなもんだよな。 そしてオチがまた適当で純で、いい! 「おい、起きろよ!表が宝の山だぜ!」 最高!








花輪和一 /不成仏霊童女
すげえもん読んじゃった。正真正銘のアンダーグラウンド。アンダーグラウンドという言葉はサブカルぽい権威や厭らしさが見え隠れしてキモチワルイけど、ここでのそれは「世の中の現存するけどふつう見えない世界」とかそういう事を指しているつもり。この人のマンガの世界は、うわー多分アンダーグラウンドなものやことってこんなのなんだろうな、と本当に思える。本当に思えるからこそ、滅茶苦茶怖くて滅茶苦茶楽しい。 混沌としていてそれでいて明快で、気持ち悪いけど気持ちよくて、ぶっとんでいて落ち着いている。スチームボーイではなくこっちを世界に誇ろう。







その他買物
雷蔵 /雷蔵参上
松永孝義 /The Main Man
シオドア・スタージョン /不思議のひと触れ
吉田戦車 /山田シリーズ 1・2巻





2004年07月17日(土) 307

青山ブックセンターが潰れた。お疲れ様(´人`) 俺はスカしてて好きじゃない本屋だったけど、本を好きな人がノビノビやってる本屋だなとは思ってた。潰れたことを責める気は全くないけど、ネットで悲しんでいる人が多いのを見るにつけ、好きなことをやる人は、というか好きなことをやる人こそ、ちゃんと稼いで続けていかなければいけないよなーと思った。例えばamazon。みんな失敗すると思ってたけどきっちり儲けてみんなに愛されてる。格好良い。 殺害塩化ビニールも潰れたりしてるみたいだけど、多分クレイジーSKB@バカ社長はひとりでも死ぬまで続けるよ。この人のやってることは正直しょーもないと俺は思うけど、この人は周りにどう思われようがきっとまだまだずっとしょーもない事し続ける。これはABCが潰れた話と全然違う話みたいだけど本当は同じだ。「好き」ってこういうことだ。好きならここまで。
しかし本屋さんには厳しい時代だ。本屋ってもともと利益薄いから、本は集客要素程度にしか考えていないゲオとかツタヤみたいな大型複合店が出てきたら、地場でコツコツやっている本屋さんなんてすぐに潰れてしまう。ゲオとかツタヤが本屋として面白ければそれで構わないんだけど、全っ然そうじゃないからな。んで、薄利多売の構造をやめるためとかいろんな理由でいずれ再販制も無くなっちゃうんだろうけど、その時に残れる「良い」本屋ってどのくらいあるのか。あんまり売れないけど「良い本」を出し続けられる会社や書き手がどれだけ残れるか。音楽業界もいろいろあるけど、こっちのほうが不安だったりする。ともあれ、俺らのような「好き」なことがある人は「好き」な事し続けられるために色々とがんばっていきましょうネ(´ー`)



フジロックのモリッシーがキャンセルになったりしている、けど、フジ自体に俺が行けない可能性が強まってきており、どーでもいい気分(;´Д`)
というかトリとはいえフジに行く人でモリッシーのファンってあんまりいなさそうだし、大部分の人にとっては痛くも痒くもないだろう。トリがキャンセルになっちゃうということでフジロックのバリューが落ちちゃうことが痛いだけで。でもフジのバリューが落ちることを客が心配するってのもおかしな話だな。それだけフェスとして愛されてるということか。ぼくもあなたもフジロッカーズ!



安東ウメ子さんが亡くなられた やることをやられていたし、大往生と言ってもいいのではないでしょうか。お疲れ様です。





知らなかった
雷蔵が再発されてた


中学生くらいの時に、近所の図書館でCDを借りて驚愕した。OTOと一緒にライとかクロンチョンとかのワールドミュージックぽいことをやっている。が、このアルバムが凄いのはそこではなくて、あがた森魚ワールドが「陽」に振り切れちゃっているのが凄いのだ。はじめてあがた森魚の音楽にに触れたのがこれだった。最初は強烈な異物感に気持ち悪くなったりしたけど、慣れてくるとたまらない味が。キモカワイイ。すぐに廃盤になっちゃったので、ブックオフとかでずーーっと探していた一枚なので再発はうれしい。見つけたら100円くらいなんだろうけど、こういうアルバムって数が出回ってないから全然見つからないんだよね。 (同じようにTANGOSの「水田」も探しているので見つけた方は教えて下さい お礼アリ)




2004年07月12日(月) 306

真吾2新曲


ソウルフラワー うたは自由をめざす


眠い。帰宅が3時だもの。眠い。なんとなく野球の話をしてもよいですか。 小学生の頃は熱烈なジャイアンツファンだったんだけど、子供心に渡辺恒雄の言動が気持ち悪く感じられて自然と心が離れた。肉屋でタダで後楽園球場でのハム戦のチケットを貰えることもあって、日ハムファンに移行して、今に至る。好きになってから優勝する気配もないけど、日ハムファンになったことに全く悔いはない。新庄は偉い。おやすみ。



2004年07月11日(日) 305

9日の江豆町の感想を今見直してビックリした。酒飲んで殆ど寝て書いてたのでまるで記憶がない。バカドリルって何だ?



そうそう、選挙行きました?




今日は選挙行った後、夕方に兵庫湾周辺を原付で散歩した。兵庫湾はとにかく無人で巨大で広大で荒んでいて、怖くて楽しい。岸辺でぼーっとしてたら、野犬2匹に追いかけられた。こっち見てダッシュしてきた2匹は完全に狩りの時の目をしてた、自転車で行ってたら狩られていたと思う。今年一番怖かった。








cover
miceteeth /baby
俺が今一番惚れているバンドなので冷静な感想が書けない。まぁそこいらへんは割り引いて読んで。
いままでの中でも一番良いと思う。全曲まんべんなく「佳曲」揃いだ。代表曲に成り得るようなフックのある「名曲」は一曲も無い。でも、全曲が猛烈に切ない、佳曲中の佳曲ばかり。これは凄い。ポップスの魔法が根付いている。初期サザンオールスターズばりの魔法のかかり具合。 バンドの演奏も格段に良くなったなぁぁ。前作は演奏にいまいちコクがなくてインストの曲なんかは飛ばして聴いていたんだけど、このアルバムのインスト曲は楽しくもほろ苦くていい味出している。 





cover
Rico /Wareika Dub
ricoの名作「man fron jamaica」のダブ。プレ・リリースのみで殆ど市場に出回らず、中古市場でもんのすごい値段がついてたアルバム。今回、日本のみで初CD化。山名さんやるなぁ。でも、所詮プレ・リリースどまりの音源なので、音は正直言って期待してなかった。けど、これが案外良い。ラフで適当なダブ・ミックスが「マン・フロム・ワレイカ」というアルバムが持つ緊張感を良い具合に中和している。フニャったワレイカ。「マン・フロム...」聴いて気に入った人は買うべき。





cover
Nujabes /Metaphorical Music
良くできているのは判るんだけど、なんだかあんまり好きじゃないんだよな。





2004年07月09日(金) 304


cover

小田扉 /団地ともお 2巻

1巻は子供のバカさがひたすらに楽しくて、ああこれならスピリッツ読者にも通じちゃうな、売れちゃうかもな、という感じだったけど、2巻はこの作者のもつわかりにくさとか淋しさが現れてきて、売れなさそう。1巻のともおは「俺もこんな子供欲しい!」と思ってしまったりするほど無邪気でバカたれで可愛らしかったけど、2巻のともおやそのお友達どもはなんだか大人だ。でも単純に大人びていたりするわけでもなく、子供かと思わせといてなんだか大人で、でもやっぱり子供という。うまいなぁ。泣けるし。あとこの人のオチのつけなさ加減は素晴らしいと思う。現実の世界でもいつでも綺麗なオチがつくわけじゃないからマンガという虚構の世界でも綺麗にオチつかなくたっていいじゃないの。オチがついてないというすがすがしさと、微妙な気分になる余韻は逆に素晴らしいオチになっている。ちゃんとオトしてる回もあるけど、オチてないオチでは「よその子になっちゃいなさいともお」とか凄え凄え。





小田扉 /江豆町
こちらは、しっかり大人向け。この人のマンガは、所詮人間なんて独りで生まれて独りで死ぬだけ、だけど人と人は繋がりあっていないと生きていけないよ、ということが描いてあるだけ。バカドリル

2004年07月06日(火) 303

先程帰宅、我疲(;´Д`)即寝



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あすなひろし /いつも春のよう 


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あすなひろし /青い空を、白い雲がかけてった

ギャグが古い。絵も古い。内容もやっぱり古い。でも、俺が今年読んだ本や漫画や映画のどれよりも良いと思った。学校が舞台でギャグ的要素の強い「青い空を、白い雲がかけてった」の、照れくさくってどうしてもギャグを混ぜずにはいられない感じがたまらない。そしてちょっと劇画調な「いつも春のよう」のストレートな臭さもいとおしいなぁ。今の俺にはビターな「いつも春のよう」がより滲みる。お涙頂戴するのなら命張れやこのくらい!!! 
タイム涼介は影響受けまくってそう。これ好きな人は「フランス」とか読んでみると良いかもしれないよ。あとこれも。







2004年07月05日(月) 302

大変だ! 杏仁豆腐作るときに生クリームを入れると滅茶苦茶旨い!ヽ(´π`)ノ



フジのチケットが届いたので、フジラジオを更新してみた。

そういえば、今年のメタモは苗場でやるらしい





購入物

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Wilco /a ghost is born
前に感想書いたときに「静かなアルバム」って書いたけど結構ワイルドだった。ご免なさい。 これは凄い。超メロウなんだけどハードコアで音凝りまくり、という、俺がレディオヘッドとトータスに期待してることをまんま叶えてくれている感じ。





cover
曽我部恵一 /shimokitazawa concert
今の曽我部には無理がない。無理のない事を普通の人がやっても面白くないのが常だけど、曽我部はちゃんと面白いのでOK。 ブートレグ並の音質だけど、相応しい音なので気にならない。時には音が悪いということも素晴らしい録音になるんだね。ソカベの子供がキャーキャーと騒いでいるのも最高の効果音。ソロ時代の曲は正直よく知らないんだけど、迫力があってザクザクしていていて良い。あっという間に聴き終わってしまう。サニーディで俺が一番好きな曲「ベイビー・ブルー」に、同名異曲のフィッシュマンズのカバー「ベイビー・ブルー」、どちらも良い。






Build An Ark /Peace With Every Step
初手からファラオ・サンダース「You've Gotta Have Freedom」のそのまんま系カバーをしてて「俺たち、ソウルジャズ大っ好きなんだぁ!」というのがビンビン伝わってきて、あぁ微笑ましいねと舐めていたら、他の曲ではソウルジャズテイストを残しつつソウルっぽいこととかレゲエっぽいこととか変態っぽいこととか色々やっていて、一筋縄ではいかない。面白い。一番勢いとクリエイティビティがあった頃のアシッド・ジャズを更に深化させている。
ここで音源聴けますよ




cover
DJ Shadow /in tune and on time Live! (DVD)
まだ観れてない。時間ない。と思ったら、CD付いてた。明日会社の行き道で聴こう。




2004年07月04日(日) 301

cover
Rico /Man From Wareika +9
音の質やジャンルは違うけれど、マーヴィン・ゲイの「What's Goin' On」の凛とした感じと圧倒的な完成度がこのアルバムにはある。「What's Goin' On」にある官能はあまりないけど、そのかわりキンクスの「You Really Got Me」やスターウォーズのテーマをダブの効いたスカにしちゃうという「What's Goin' On」にはないお茶目さがある。官能も大切だけどお茶目も大切だよ。 
レゲエガイド本「Roots Rock Reggae」プレゼンツの再発シリーズのなかの一枚で、同時発売の他タイトル同様、すごく良い仕事をしている。ジャケットをはじめ、CDの印刷面等の細部まで神経の行き届いた洗練されたデザインの美しさ。幻のアルバムを9曲もボーナストラックとして完全収録しながら2000円という安価で出す心意気。簡素だけど心込めた丁寧なライナーノーツ。こういうのをセンスが良いって言う。カフェなんとかという適当で大味なパッケージ作っている人は見習って欲しい。


同時発売のダブ盤も世界初CD化。これはアナログも殆ど市場に出回ってなくて10万円とかしてたらしい。一生聴けないと思ってたけど、いや待ってみるもんだね。




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