今は、きみだけのために。 |
もしも、あの人が死んでしまったら。
あたしは死ぬだろう。
きっと、今なら。
あの笑顔が二度と見れなくなるのなら、
あの声がもう聞けなくなるのなら、
あの体が動かなくなるのなら、
あの人の全てが消えてしまうなら。
あたしはきっと死ぬだろう。
もうこの世界には、いい加減嫌気が差したんだ。
何もいらない、何も欲しくない。
ただ、あの人が生きているならそれでいい。
あたしの今の存在理由はあの人の存在そのもの。
だからあの人が死ぬときは、あたしも一緒に死のう。
そんな色のない世界、こっちからおさらばだよ。
あたしの最後は、白と黄色の菊なんかじゃなくて、 白とピンクと赤の薔薇を、たくさんたくさん飾って。
それから、あの曲を流してね。 どこにいてもあの人のこと思い出せるように。
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2003年10月29日(水)
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