どんぐり1号のときどき日記
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月末である。これで今年の半分が終わる。 しかし相変わらず忙しい。忙しいのであっという間に一日が終わってしまう。困ったものだ。
そんな夜、いわさきさんから携帯に電話。私はまだ仕事中だったので短時間で切り上げたが、要は日本SF大会で移動する時に仙台に寄るという話である。こちらのスケジュールを確認しないといけないな。
毎日遅いので、寝不足のためか頭がすっきりしない。早く寝た方がいいのだが、いろいろとやりたい事が多すぎるのだ。
2005年06月29日(水) |
プロテクト・ギアも買う |
クールガール・シリーズのプロテクト・ギア鷲尾翠ヴァージョンを買ってしまった。
開けてみると確かに説明書の類が何も入っていない。タカラのホームページにある「ギアの着付け教室」は、印刷できるのであれば印刷しておいた方がよさそうだ。意外と細かくて複雑なのである。 しかし買った店にはこのプロテクト・ギアが少なくとも5体は置いてあった。もしかしたら奥にもっとあるのかもしれないが、一体どれだけ仕入れたのだろう。
ところでこの店ではMG42を持たせた物も飾ってあるのだが、買う時にこのMG42は何についていたのか聞いてみたら、ドラゴンから単体で出ていた物だという。ちなみに現在は絶版らしく、極めて入手が困難との事だが、とりあえず輸入品を当たってもらう事にした。入手できればラッキー。 しかしMG34でなくてもいいですか、と聞いてくるあたり、かなりマニアックな店員である。もちろんケルベロスには、大量生産タイプのMG42が似合うので、当然MG42で良いと答えておく。
しかし帰宅は0時を遥かに回っていたので、中をじっくり見る時間は全然なかった。 近いうちに写真に撮りたいのだが、そのヒマがあるのかどうか…
2005年06月28日(火) |
テ、テ、テ、テルミン |
今日の河北新報に、テルミン奏者の記事が載っていた。 岩手県の陸前高田市に在住の岡田久美氏で、まこさんも習っている竹内正実氏から学んだそうである。つまり本物である。 そしてこの人はテルミンの出前をしているらしい。と言うといかがわしいが、ボランティアで子供達のために演奏会を開いているらしい。職業は保母だというからなんとなく納得できてしまうが、それでもボランティアができる程度のテクニックはある訳で、近くで講習会なんかを開いてくれないものだろうか、と考えてしまう(ちなみに演奏会の要請は090-1370-8639へ、との事なので、近隣で子供達のために聞かせてあげたいという人は是非依頼してみて欲しい)。
やはりこういうのを習得するというのも時の運で、結局教えてくれる人と地理的時間的な条件が一致しないといかんともしがたい。テルミンはかなり独特なので、独学はかなり難しいと聞くし、特に最初が肝心で、ここで回り道をすると本当に時間の無駄になるらしい。 その気になればテルミン自体は購入できるのだから、やはりあとは教えてもらう環境である。なんとかならないものだろうか。
ちなみに私が初めてテルミンを見たのは、ご多分に漏れずツェッペリンのライヴ映像である。つまり30年以上前の話だ。その後なかなか見る機会はなかったが、テレビ・ドラマの「ブラック・アウト」(現代版の怪奇大作戦だ)で主人公の椎名桔平が演奏(するフリなのはもちろんだが)するシーンで、久々に現物を見たのである。LDボックスの特典映像には少し面白い映像が入っているが、いずれまだまだ一般的ではなかった。
まあそんな程度で、本当に目に触れる機会は少なかったのであるが、テルミン博士が実は生きていたというニュースのおかげで、なんだかプチ・ブームになったのは不思議である。なにせテルミン博士本人の劇場映画まで公開されたのだから恐ろしい。本来はドキュメンタリーなのだが、それでもこうして色々な映像が見られるようになった訳で、プームというのもそれほど悪くはない。
いずれまこさんが子供達にテクニックを伝授していったら面白いのだが。 なにせまこさんはロッカーである。ロッカーがテルミンを演奏していったらどうなるのか、それを次世代に伝授していったらどうなるのか、本当に興味は尽きないのであった。
2005年06月27日(月) |
「OCTAVARIUM」はなかなか良い |
昨日買ったDREAM THEATERやVAN DER GRAF GENERATORを聞く。 しかしランニングタイムが76分というのも、なんだか不思議な感じだ。元々彼等のアルバムは71分以上のものがあるのだが、元々CDというのは71分しか入らないメディアのはずだ。やはりこれは圧縮技術の進歩なのだろうか。
それはともかく今回の「OCTAVARIUM」は、最近のDREAM THEATERのアルバムとしては非情に判りやすい作りになっているように感じる。なんというか、いかにも彼等独特の音作りだとすぐに判るのだ。 一流のアーティストは独特の音作りをしているケースがあり、それが一つのアイコンであり、特徴である。それは聞けばすぐに判る類のもので、例えばクイーンのブライアン・メイのギターなど誰でも判るし、キース・エマーソン独特のフレーズは「エマーソン節」と呼ばれている。ジョン・アンダーソンの声もそうだと言える。 つまり今回は、俗に言うDREAM THEATER系の音作りが、昔に近くなったように感じるのだ。それが悪いというのではない。音楽として進歩していれば容認される事だ。良く言えば、バランスが取れているという事だろうか。
そしてこれは強調しておきたいのだが、今回のアルバムを聞いていると、全体に楽しそうに演奏している様子が判るのだ。あえて言えばノリのいいライヴを聞いている感じなのである。 それとジェイムズ・ラブリエの声の成長はすごい。単調ではなくなったし、歌い方のヴァラエティもかなりの広がりを見せている。これは注目に値すると思うのだが。 つまり楽器のパートも声のパートも、文字通り変幻自在になった訳である。こうなるとライヴに行きたくなってしまう。
VAN DER GRAF GENERATORの「STILL LIFE」は、まだ全部聴いていないが、実に懐かしい感じの音だ。改めて聴くと、思っていた以上にジェネシス系の音に近いのだと感じる。いずれ初期の作品は揃えていかなければ。
2005年06月26日(日) |
「オクタヴァリウム」購入 |
今日も寝坊である。やばいなぁ。
昼前にちょっとトイザらスへ行く。CGの鷲尾翠の価格を確認するためだ。 プライス・チェッカーにかけると9,999円…、思ったほど安くはない上に、箱が皆無残に破けている。どうやったらあれほど酷い状態になるのだろう。謎である。これなら会社の近くで買った方が、200円ほど高いが遥かにましである(って、買う気か?)。 ギャラクティカはなかったし、最近のトイザらスはつまらないなぁ(本来は子供のための場所だ)。
午後は町中へ出て買い物。 DREAM THEATERの新譜である「OCTAVARIUM」を購入。金がないので彼等の作品では初めて、輸入盤にしてみた。なにせ700円も安いのだ(こういうのは若い頃の買い方ではあるが、今回はボーナス・トラックもない事だし、別に構わないか)。 ただ昔の彼等の日本盤に付いていたボーナス・トラックは、ミニCDとして別にしていたのが非常に良心的であった。やはりアルバム構成を重視するのだから、アルバムの最後に別の曲が入っていては違和感がある。ボーナス・トラックもいいが、別扱いにしてもらわないとリスナーとしては困ってしまうのだ。 もっともそんな事をしていると経費もかさむから「500名に携帯ストラップが当たる」なんて寒い特典になってしまったのだろうが、根本的にこういうのを「特典」と言うのか? いずれにせよ今回のアルバムも長めの曲が多く、いかにもという感じだ。7〜8分が当たり前、ラストなど1曲で24分である。これは楽しみである。
ついでに白亜森さんが最近出たと日記に書いていたVAN DER GRAF GENERATORのCDを買う。タイトルは「STILL LIFE」なのだが、これを買った理由は単純で、行ったHMVにこれしかなったからである。 本当は初期の作品が欲しかったのだが、ないものは仕方がない。まあ傑作に数えられているらしいから、とりあえずは納得しておく。
この時、キース・エマーソンの2枚組アンソロジーなる輸入盤が置いてあった。 まあほとんど(すべてか?)持っている曲ばかりなのだが、まだCD化されていないサントラ「ナイトホークス」の「アイム・ア・マン」が入っているのが目玉かもしれない。 欲しかったが手持ちがなかったので、とりあえず諦める。
そう言えばイ・プーやバンコの紙ジャケもなんだかたくさんあった。やばいではないか。さらにキース・レルフの妹がヴォーカルを務めるイリュージョンもあったし、金がいくらあっても足りないよなぁ。 あ、ストレンジ・デイズ買って来るのを忘れたぞ。
午前中は粗仕事。いい加減行きたくないと思ってしまう。 しかし、みんな忙しいとか言いながら随分と時間を無駄にしている。いきなり窓の掃除とか始めるんじゃないよ。まったく。それでいて、私が昼に帰る時「午前中の仕事が全然できなかった」などという。それはそうだろう、と呆れるしかないではないか。
帰宅して食事後、子どんぐりと約束していた科学館へ行く。 何度か行っているのであまり感動はないが、やはりこういうところへ来ると少なからずワクワクしてしまう。 しかし町中にあった頃とは、スケールも質も桁違いに立派になったが、どこの科学館を見ても同じようなイメージになってしまった感じはする。そんな中では二戸の科学館は、かなり質の面で立派だと思う。
それはともかく、ここで「タッチ・サウンド」という物で遊んでみるが、なんだかテルミンを連想してしまう。触る事で抵抗値を変えた発信音がするのだから、テルミンとは発想が逆だが、やはり連想するのはテルミンだ。 「地震体験機」はもう少しセットが大きいとかなり現実に近いものになるような気がする。 また「自動車のシミュレーター」があり、私が中学の頃と同じく20円なのには感動よりも笑ってしまう。ただ、道路を走りながら、落ちているポイントをゲットするというのはいかがなものか。それで人をはねていては話にならないだろうし、現に小さい子供はみんなそういう感じだ。 この辺の、時代の変化を取り入れようとする意欲は買うが、はっきり行って成功したとは言えない。
ひととおり見た後、後ろにある台原森林公園を歩いてみる。かなり暑かったのと、思った以上にアップダウンがきつかったので、かなり疲れてしまった。しかも虫が多いし…。 春先や秋口にはいいかもしれないが、夏はどうなんだろう。
17時に再帰宅。すぐにゲームボーイ・アドバンスを持って町中のダイエーへ行く。子どんぐりが、映画の前売り券を買うともらえるポケモンのキャラクターを受け取るためだ。 しかし店員が少ないと手際がかなり悪い。順番を守らせろよと怒りたくなるし、親も親だと思ってしまう。ま、そんなだから産業再生機構の支援を受ける事になるのだ。客というのは正直なものだし、その場でクレームを言わない客こそが恐ろしい存在なのである。実際私もこうしてネットの上で書き込んでいる訳だし…。
そして受け取った後は階下に出来た食玩系の店を覗くが、特にこれというものはない。ただギャラクティカがあるにはあったが、1個650円では買う気にならない。高すぎるのだ。これだったらボックスで3,150円出した方がいい。 こういうのを本末転倒と言うのかもしれないが、この手のが好きな人間とはそういうものだ。
何だかんだで再々帰宅は19時過ぎ。色々と疲れた一日ではあった。
2005年06月24日(金) |
今のNHKはつまらない |
先日、あかいメガネさんからの情報で「ファイアーボールXL-5」が出るという事を知ったが、なんと「スティングレイ」「スーパーカー」そして「スーパーカー 限定モノクロVer.」と続くそうだ。大丈夫か、アオシマは。 元はプロダクトエンタープライズ社製なので、万が一の時でも潰れる心配はなさそうだが、あまりに無謀だぞ。
ところで、NHKを必要だと考えている人が減少中だという。 それについてNHK側は「一連の不祥事による厳しい見方があったことは否めない。信頼回復に努めたい」などとふざけたコメントを出している。不祥事など、実は関係ないのだ。単純に番組がつまらないから皆不要だと考えているだけなのである。
なにせバラエティ番組は民放のマネ、ユニークな番組もすぐに陳腐な内容に変わる、そもそもニュースの選択がヘタ、ドキュメンタリーが少ない、等良い点が全然ないのだ。いまだに「子供から老人まで楽しめる番組」などという妄想を抱いた製作姿勢では、マトモなものなど作れる訳がない。 昼に会社でNHKを見ていると、本当にバカバカしいと思ってしまう。とにかく幼稚園児を相手にしているとしか思えない内容&姿勢なのである。
こんなバカバカしい内容に金を払いたいなどと、普通は考えない。NHKはニュースとドキュメンタリーに徹すればいいのである。それ以上の事など考える必要はない。 プロ野球など言語道断、そんなヒマがあったらBBCのドキュメンタリーやCSのヒストリー・チャンネルのような番組をどんどん流せばいいのだ。 本当に今のNHKはダメになった。実につまらないのである。
昔の「天下御免」を保存していなかっただけで、万死に値するのだ。その罪滅ぼしなど今の体質では不可能だろうが、とにかく現状では、NHKという放送局の存在意義はまったくないと断言する。
今日も帰宅は遅いのであった。いつもの事だ。 しかし単純に計算すると、月に150時間以上残業している計算になる。別に手当てが出る訳でもないし、自分のためになるような仕事でもないので、無駄に人生を潰しているとしか感じられない事だよなぁ。
でも帰宅すると、チャウチャウからサクランボが届いていた。さすが山形産でおいしいので、単純にうれしい。 ただこちらに引っ越してきたので、今までのようにお返しに魚を送るという事が出来なくなくなったのは残念である。隣の市なので大概の物は手に入る訳だし、仙台はそれほど魚がおいしい訳でもない。さて、とりあえずどうしたものだろう。
ところで新聞広告にも載ったが、DVDでイエスの「35周年記念コンサート」が出る。 いい加減イエスのソフトも色々あるので、今回はパスしようかと思っていたのだが、今回の特典映像にはかなり驚いてしまった。これがなんと「ロジャー・ディーン・インタビュー」なのである。これは激しく見たいぞ。 イエスのメンバーでは、今さら誰が出ようが驚かないが、ジャケット・デザインをしたロジャー・ディーンである。これは激しく反則な販促だ(昨日も同じようなセリフが…)。
ライヴ自体は2004年のものなのだが、今までのソフトと較べるとナンバーがちょっと違っている。今まで散々買わされた身にとっても、これなら買ってもいいかなという選曲になっているのだ。この辺が実に商売上手である。そしてとどめがロジャー・ディーンなのだから、5,900円でなければ、速攻で注文していたところだ。 でも相変わらず「ぞうさん」なんかは入っていないが、10年程前にあれを生で見られたというのも、今となっては貴重、なのか?
2005年06月22日(水) |
女性用プロテクト・ギア |
会社の近くにある模型屋に、鷲尾翠ヴァージョンのプロテクト・ギアが置いてあった。 もちろん元になった「紅い眼鏡」にはこんなプロテクト・ギアは出てこない。つまりまったく架空のモデルであり、だからこそクールガール・シリーズから出したのだ。
それはともかく近くで見ると、顔の造形以外は本当に素晴らしい。ノーマルのプロテクト・ギアを持っていれば欲しくなるのも当然だ。モーゼルC96の出来もいいし、ストックも付いている。MP-40もなかなかいい。 ただ、これにMG42を持たせてディスプレイするのは反則だろう(販促だからいいのか?)。いずれこのモデルにはMG42は付属していないのだが、あまりに持っている姿がカッコいいので、騙されて買ってしまうかもしれないではないか。 さて、どうしたもんだろう。 これから夏にかけて大量に欲しい物がでるのだが、そうでなければ速攻で買っていたところだ。やはりシャドーモービルと007のロータス・エスプリは外せないし、エアーウルフも悩みどころだ。 日本の夏、物欲の夏、なのである。
そんな今日は、会社でパソコンのトラブルが続いた。 午前中から夕方まで、なんだか一日中走り回っていたような気がする。もう最後には宅配便で本店へ機械を送る事までしてしまった。何故こんなに集中するかなぁ。I○M製品だからかなぁ…。
2005年06月21日(火) |
めざめの方舟、発売決定 |
現在、愛知万博で公開中の押井監督作品「めざめの方舟 open your mind complete version」だが、ついにDVDでの発売が決定した。8月24日で4,725円である。もちろん頼んでしまった。 あとは川井憲次氏のサントラがどうなるか、だな。
今日は帰宅してから車で本屋まで出かけ、「映画秘宝」を買ってくる。本屋も意外と遅くまでやっているものだ。本当はカメラ雑誌も立ち読みしたいのだが、そんなに時間がないので諦める。
ところでこの「映画秘宝」のDVD紹介コーナーを見ていると、本当にこんな物を誰が買うんだと言いたくなる製品が多い。まさに奇跡の発売と言える「死霊の盆踊り」なんて、本当に誰が買うんだろう。これが「ザ・ショック」とか「デアボリカ」あたりになれば、まあ買う人もそれなりにいるとは思うが、「死霊の盆踊り」ではなぁ…。
しかし「ザ・ショック」とかのイタリアン・クソリアリズム路線は、かなり映画館で見ているのだが、大概はつまらない作品だと断言できる。この手の作品は、所々にこれはというシーンがあるだけで、映画としてはカスだと言ってもいい。でもその数少ないシーンを求めて、連日連夜、映画館に通ったのも事実だ。 「デアボリカ」なんて、てっきりホラーだと思っていたら最後は宇宙空間での電撃戦になるもんだから、別の意味で驚いてしまった。変な映画である。 「ザ・シッョク」で一番衝撃的だったのは、あの子供が母親に向かって走ってくるシーンだろうか。言葉で説明すると全然怖くないし、撮影もカメラの死角を利用しただけの極めて安上がりな方法だ。あれは撮影に20分もかければ充分だろう。それでもなかなか衝撃的な映像なのである。 あまりに衝撃的なのはいいが、他のシーンはすべて忘れているという程度の内容でもある。
そんな作品だが、たまには見たいなぁ…。
2005年06月20日(月) |
神狩り2、ようやく読了 |
山田正紀の「神狩り2」をようやく読み終わる。本当にえらく時間がかかってしまった。
だが時間がかかったのも当然で、なんじゃこりゃ、というのが今回の偽らざる感想だ。これでは島津圭助を出した意味など何もないし、理亜という同名別人の意味すらない。そもそも「神狩り」というテーマすらはっきりしていない。 山田正紀はどうしたというのだろう。
確かに薀蓄の部分はかなりのヴォリュームで、なかなか読ませるのだが、いかんせん肝心の物語が弱い。キャラクターがキャラクターとして成立していないし、整合性も乏しいので、イメージが散漫だ。その上ストーリーが唐突に展開する部分が多すぎて、早い話が、物語としては完全に崩壊しているのだ。 そして薀蓄の部分も、そこから先の展開が弱いためあまり役に立っていないし、そもそも薀蓄部分が本当なのか嘘なのかが良く判らない。例の聖書におけるリンゴも、本来はリッパーという物だというのは本当なのだろうか。 また、イメージとして映画から引用したシーンが多すぎて、読んでいてしらけるほどである。やはり「マトリックス」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のように大ヒットした映画のヴィジュアルをイメージさせるのは、小説としては落第だろう。
そしてメインであるはずの「神の目的」が何なのか、あまりに漠然としている。というか目的がさっぱり判らないといった方がいい。あの天使でさえそうだ。 そもそも神という壮大なテーマで展開しているのに、妙にこじんまりとしていて、あれではSFとしての意味がまったくなく、ただのホラー小説と大して変わらないではないか。 というか、あの天使の描写はほとんどホラー映画のパターンである。もう少しなんとかならなかったのだろうか。せめて「サイボーク009」の天使篇のように、失敗であっても印象に残る描写が欲しかった。 やはり実質的なデビュー作である「神狩り」は傑作だったと再認識してしまう作品である。
読み終わって、どうして朝日の書評で巽孝之氏が取り上げなかったのかが良く判った。 多分、「ロシアン・ルーレット」の方が圧倒的に面白いのだろうから、今度はこちらを読まなければならない。そうしないと山田正紀を見捨ててしまう事になりそうだ。
休みの朝は、なかなか起きられないなぁ…。
午前中はみんなで町に出る。何冊か買う本があるからだ。 町中に入り、駐車場に車を入れている途中で携帯が鳴る。上司である。しぶしぶ電話すると「××の資料はどこにしまったっけ」というものであった。 いや、それはあんたの指示で、複数のファイルを全部一冊にまとめてあんたの隣に置いただろうが(それでかえって使いにくくなったのだが…)。自分の指示を忘れているのかい。まったく何を考えているんだか…。日頃、思い込みで仕事をするなと言っているアンタが一番思い込みで仕事をしているのだよ。皆それは良く判っているのだよ。
ま、それはともかく。 とりあえず城山隆著『僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」』である。2,625円という価格だが、我々の世代には買うだけの価値はある(と思う)。 当時一般にはまだビデオが存在していなかった時代に、これで初めてピンク・フロイドやEL&Pの映像を見た人は多いだろう。もちろんそのインパクトは絶大である。多分当時の中高生でロック好きだった人は、この番組においてロックには「ヴィジュアル」という側面がある事を認識した訳で、ライヴの重要性を痛感した人も多かったのではないだろうか。もちろん私もだ。これとカーペンターズの日本公演の映像とで、日本という地理の不条理さを痛感したものである。「極東」という言葉の意味も、実感としてやっと理解できたのである(今でもマイク・オールドフィールドなんかは、「ライヴをやりたいが日本は遠すぎる」と正式にコメントしてるくらいだ)。 でも当時、英語の重要性も痛感すれば良かったのだが。
そしてもう一冊は、数件回ったが結局なくなっていた。 これは魚住誠一氏が月刊カメラマンに連載していた写真をまとめたものなのだが、アマゾンで探すも見つからない。そんなバカなと検索方法を変えたら、ありゃりゃ、アダルト・コーナーに、しかも変名で載っているではないか。何故だ? ちなみに題名は「妄想サロン〜魚返一真作品集」である。うーむ、ヘア・ヌードという訳の判らないものが週刊誌に載る時代に、別にフル・ヌードでもない「作品」であるこれらの写真がアダルトだぁ??? もしかして連載時とはかなり内容が異なるのだろうか。少なくとも表紙を見る限りはそのままだし、雑誌連載時はかなりユニークで面白いと思った写真なのだが…。 ちなみにここしばらくの写真で私の感性に近いと思っているのは、この魚住氏と馬場信幸氏で、こういう作品が撮れたらいいのに、という作品が多いのである。
この時、ちょっと気になる本があって立ち読みしたのだが、「劇場版スター・トレック」が、実は新テレビ・シリーズとして企画されていた「スター・トレック・フェーイズ2」の企画変更だったと、初めて知った。 エンタープライズ号もかなり劇場版に近い形をしており、アイリーアもちゃんとレギュラー、しかもパーシス・カンバータ本人である(この人も若くして病死してしまった)。契約も終わり撮影を始めるだけ、というところでテレビ局の都合で中止になったのである。 思うにこれは、テレビの新ネットワーク・システムの目玉として番組を流す予定が、肝心のネットワーク・システム構想が無期延期となったため、契約違反を回避するために急遽仕立て上げられた、というのが真相なのではないだろうか。契約社会であるアメリカで、契約を反故にしておいて無事で済む訳がないではないか。 そしていくら予算超過と納期遅れで有名なロバート・エイブル率いる「フューチャー・ゼネラル・コーポレーション」が特撮部分を担当したとは言え、仮にも上映日が決まっている映画の映像を完成させる事ができなかった理由が、なんとなく見えてくる。多分契約でのトラブルなのだ。
とにかくこの記事のおかげで、映画版のはずなのに単にテレビをグレードアップしただけのチープな内容だった理由が、ようやく理解できた。元がテレビ・シリーズだったのだから当たり前である。私は当時から豪華なテレビ・シリーズと揶揄していたのだが、せいぜいがテレビのスペシャル版でしかない。
そして常々思っているのだが、人間的には破綻しているカークという人物が艦長を務める軍というのは、実に不思議な存在だと思う。あれが実際の軍隊のカリカチュアなら、「戦争は危険だ」というのが本当に良く判るではないか。 さらに、あんな人物の人気が高いアメリカという国も、かなり不気味だと思ってしまう。
2005年06月18日(土) |
いろんな意味でヤバい |
今日も粗仕事。 ある程度予想はしていたが打ち合わせの時に、なぜ資料をまとめておかなかったのだと言い出す。昨日不要だと言ったのは誰かね? 日本語にも不自由しているようだが「矛盾」って言葉、知ってる? それとも飲む前から酔っ払っていたのか? それでなくとも矛盾した指示が多いのである。 こちらも不機嫌モードに入ってしまう。
唐突だが。 中国の経済はバブル破裂の兆しが見え始めているらしい。これが本当なら、いよいよ中国共産党が崩壊するかもしれない。そうなると北朝鮮も怪しくなるし、もし北朝鮮が崩壊したら韓国は完全に破綻する。 そうならないためにも、中国も韓国も日本を冷戦時の敵としてみなし、国内の治安を安定させようと頑張るのだろうが、アメリカも日本もそれには乗らないから、ほとんど意味はない。結果としてはいずれ破綻するのであり、それが現在も続いている冷戦の結末だろう。問題なのはその時期だけだ。
しかし現在の韓国の政治形態が、昔の日本における学生運動の尻尾とまったく同じだというのも興味深い。 つまり学生運動をやった世代が社会の中心に入り、その思想形態の政治家、政党を支持しているので、結局マルクス主義という過去の亡霊を引きずり、いつまでもその体制から脱却できない。 日本は良くも悪くもアメリカの自由主義に支配されていたので、さすがに共産主義がいつまでも社会の中心にはならなかったが、その影響は今でもマスコミを通して随所で見られるのである。 元々日本は世界で最も成功した社会主義国家である。そんな国が戦争に負けたからと簡単に自由主義国家に変貌できるものではない。その思想は、徐々に薄まるとは言えなかなか消え去らないのである。もちろんアメリカへの手前、表面上は消え去った事にして入るが、実は誰もそんな事は信じていない。過去からの呪縛とはそういうものだ。
夕方、上司が飲みに行こうと言い出す。 明日提出の資料があるのだが、数字はまとめなくていいのか聞くと、今回はいいと言う。本当か? そしてもう一人の支店長だった人を誘う。こういう心配りに異常なくらい熱心なのである。いい迷惑なのはこちらだ。全然仕事が片付かないではないか。何を考えているのだ? そして飲み屋では本当に会社の話ばかりである。私はこういうのは苦手なので、本当に退屈してしまう。
結局帰宅は0時過ぎで、私にとっては何の息抜きにもならなかった。やはり飲み会は気の置けない連中とやるものだ。いまさら会社で周囲のご機嫌取りなどする気にもなれないのだし、だったら楽しい方が絶対にいい。
そして「神狩り2」を読み始めるが、やはり終わらない。もう少しなのだが…。しかしいい加減に眠いなぁ。
相変わらず帰宅は遅い。
ところでうちの会社は、実は皆仲が悪いのかもしれない。 支店全体での会議が月に一回あるのだが、今回とある失敗事例の発表があった。そしてそれに対する改善策、防止策を話し合ったのだが、ほとんど罵りあい一歩手前までエキサイトしたのである。日頃の鬱憤や自分の立場の強調など、見ていて笑いたくなるほどだった。
なるほど、これだけ仲が悪いとお互いの情報が伝わらない訳だ。何故あれだけがんばっても赤字なのか、判るような気がする。これでは無駄な行動が増える訳である。こんなんで黒字化なんて、100年早いぞ。
さすがに今日の帰宅は22時。なんて早いんだ。 でも帰宅時には「トリビアの泉」は終わっていた訳で、多分またしばらくは見ないであろう。
そのトリビアで、なんでも「スピーカに豆電球をつないで鳴らすと、電球が音にあわせて点滅する」というネタをやったそうだ。私にはそれのどこがトリビアなのかまるで判らず、何度も子どんぐりに聞いてしまったのだが、本当にそれでトリビアなのか? 常識をトリビアと言われましても…、という感じである。もっともあの時間帯で、しかも内容としては唐沢氏はまったくタッチしていないのだから、当然と言えば当然の結果であろう。
ところであかいメガネさんの書き込みで、夏に新世紀合金シリーズで「ファイアーボール 宇宙船XL-5」が出るという事を知った。 こういう話を聞くと、相変わらず情報に疎い状態になっている自分が悲しいが、しかしまさかこんなアイテムまでが日本で出るとは思いもよらなかった。今年の夏は欲しいアイテムがあまりに多いため、とても買えないが、いずれあまり数は出ないと思われるアイテムで、将来的には値段が上がる事だろう。 でもどうせ出すなら、レール式発射台をディスプレイ台にすれば良かったのに、と思う。まあそんな事をしたら、価格が倍になるのかも知れないが、その方が絶対にカッコいいのである。 いずれこれからはITC系のマイナーメカがもっと出るようになるかもしれない。大きな期待は出来ないが、密かに期待してしまうのだった。
そろそろネット上では、スペース1999のイーグルが40%オフ位で買えるのも出てきた。レスキューとフレイターは欲しいのだが…。 さて、どうしたものだろう。なんて悩んでいないで、早くドリームシアターの新譜を買わなければいけないのだが。 それからヤング・ミュージック・ショーの本も出ているので、それも買わなければならない。大変だ。
昨夜は寝たのが2時をはるかに過ぎていた。
なかなか「神狩り2」が終わらないので、少しずつ読んでいるのだが、どうにも展開が悪いのか、つまらないのである。これは山田正紀久々の駄作なのだろうか。 おかげで一日中眠いのであった。そう言えばここ暫く、あまり寝ていないような気がする。それでも帰宅は昨日と同じ。
本当は色々と書きたい事があるのだが、ゆっくりと書く時間が取れない。 先日の学校内爆弾騒ぎや中国の動向なんかは、ある程度時間をかけないといけないテーマだし、ちまちまと毎日のニュースを見ていると言いたい事ばかりなのだが…。
一昨日からのクズ仕事を引きずって、それにばかり時間を取られてしまう。困ったものである。
そして指示が二転三転する上司のおかげで、仕事も進まない。困ったものである。
こんな日は頭の中で同じ曲が延々繰り返されたりするのだが、今回は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の「inner universe」だった。困ったものである。
結局帰宅は12時近かった。困ったものである。
だが着替えていると、子どんぐりが起きてきた。どうも待っていたらしい。これで本当に学校では上手くいっているのだろうか。なんだか心配である。
2005年06月12日(日) |
レッド・シャークも復刻 |
子どんぐりは相変わらず咳き込んでいる。仕方がないので、部活は休ませてしまった。
こちらは今日も朝から粗仕事である。 自分としてはあまり意味のない事だと思う部分なので、やはり全然やる気は起きない。無駄な時間を過ごしているとしか思えないのである。で、昼になっても終わらないし、バカバカしいのでもう諦める。
午後は退屈している子どんぐりのために、欲しがっている本が置いてないか、近くの本屋へ確認しに行く。ただし外出したがらないので、私一人で出かける。 その途中「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2」も買う。お目当ては「rise」のフル・ヴァージョンである。 本屋では、子どんぐりの探している本はなかったが、なんと横山光輝の「宇宙船レッドシャーク」が上下巻で置いてあるではないか。ちょっとばかり驚きつつ、後半は連載当時に読んでいないので買ってしまった。文庫サイズなのにこれでほとんど2000円というのはちと高いとは思うが、仕方がないだろう。 それより問題なのは、これが2月に出ていたと言う点だ。あまりに見落としが多すぎる。
帰宅して、「宇宙船レッド・シャーク」を読みながら「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2」を聴く。 経験上、サントラ・アルバムの2枚目というものは絶対に1枚目を越える事はない。これはもちろん2枚目の事など考えていないのだから、当たり前と言えば当たり前である。それでもなかなか面白い曲が入っているので、納得はしておこう。 でも「rise」のフル・ヴァージョンはもっと長くてもいいと思ってしまう。そして「GET9」はスペクトラムが演奏するソウル・ミュージックという感じだろうか。菅野よう子とは、なかなか面白い曲を作る人だ。サントラ系では川井憲次といい勝負かもしれない。 ただ最近のサントラは、中のライナーノーツを見ないと曲名がまったく判らないものが多い。これでは何気なく聴く時に不便だ。小さくてもいいので、裏に曲名を書いておいて欲しいものだ。
そして「宇宙船レッドシャーク」は、本来子供向けのはずなのだが、意外とハードで面白いのである。 この手の話は最近の少年マンガではまったく見られなくなったが、やはり派手なシーンが少ないと喜ばれないのかもしれない。要はストーリーも演出も二の次になってしまっているのだろう。残念である。
夕方から夜にかけて、溜まっている「トリビアの泉」を一気に見る。 やはりレヴェルが落ちているので、3回分を一気に見ると疲れてしまう。まあそうしないとテープを潰せないので、なんだか義務感だけで見ているような気もしてしまう。 こうして貴重な半日休みも終わってしまったのであった…。
今日も出社。 でも余計な仕事が加わって、全然予定通りに進まない。予定の半分しか終わらなかったではないか。 それでもとにかく18時には引き上げる。そうしないと間に合わないのだ。もうほとんど時間との競争になる。
そして夕方、ようやくTAHOEに行く。 もういわさきさんは来ていた。この日のためにわざわざ宮古から来てくれたのである。続いてKC、おがにゃん、Kattaruiさん、忠治さん、と続々と来店。その後チャウチャウもなんとか無事に到着。そしてまっちゃんである。22時頃にえりたさんも到着。みんなわざわざ来てくれた訳で、ひたすら感謝である。 で、会話は相変わらずここには書けないような危険なネタも多く、とても楽しめた。 えりたさんからはスター・ウォーズの扇子をもらう。これはなかなか面白い。扇子はジェダイとヨーダの写真なのだが、これを入れるケースがライトセーバーなのである。 そしてこれとは別の扇子で「抵抗勢力」と書かれたものももらう。実はこれの方が気に入ったりして。
ところで今日の会話の中で、昨日の隣のクラスに爆弾を投げ入れたヤツの話が出たが、やはり相手にトラウマを残すつもりなら、爆竹をセットしたシュールストレミングやドリアンを投げ入れるべきだったと意見の一致を見る。こんな強烈なものを投げ入れられたら、絶対トラウマになると思うぞ。
しかし行きも帰りもタクシーが結構迷っていた。やはりあまり道に詳しくないドライヴァーが多いのだろう。
2005年06月10日(金) |
ストレイカー司令官、死す |
なんと、ストレイカー司令官ことエド・ビショップが亡くなったそうである。 FANDERSONのニュースで「UFO Stars Ed Bishop and Michael Billington Have Died」とあったのだ。いくら英語が苦手でもこの程度なら判るぞ。 エド・ビショップは、6/11に73歳になるはずだった訳で、まだちょっと早いかなと言う感じだ。そしてフォスター大佐ことマイケル・ビリングトンは63歳で亡くなったそうである。しかし昔から老けていたバリー・モースはまだ生きてるんだっけ? そしてこの記事の中で、エドが「サターン3」にも出ていたと書いてあったが、はてどんな役だったのだろう。謎だ。
そのすぐ近くの記事には「The Protectors Original Theme Song Released on CD Single」というのが載っていた。これは欲しいぞ。アマゾンにも出ていないが、是非欲しい。と訃報を前に非道な態度をとるのであった。
さて、そんな今日も今日とて忙しい。 でも仕事に関しては、そろそろ部下(?)の女性達の応援がある程度期待できるようになってきた。今日もある得意先が予定の半分である700万近い額の送金を忘れ、しかも社長が海外出張中(こういうのは旅行と言うのだが)で20日まで送金できないというとんでもない状況になった(なんだかイマイが潰れた時と同じような…)。 この時、一番仕事をまともにやってくれる女性がどうするか聞いてきたので、とりあえず大体の指示だけ出してあとは任せてしまったのである。なにせ私もメチャクチャ忙しいのだ。 すると相手と連絡をとり、最終的に14日には振込みさせるという話でまとまり、しかも入金の振り分けの修正までやってくれたのである。ここまでで2時間だ。おかげで非常に私も助かった。全部私がやっていたら、他の仕事もあるので6時間くらいかかったかもしれない(振り分けが大変な先なのである)。 やはり中間管理職ならこうして部下を動かせなければならないのだが、実態は全員が忙しすぎて私も小間使いなんだよなぁ。今回はなんだか妙にうまく動いてくれたのである。
最近はこうしてある程度協力してくれるようになったが、それも個別ミーティングで上司に対するグチを聞いた時から変わってきたように感じる。グチといってもただの悪口ではなく、仕事をする上で非常に困っているが、個人の資質に関する部分なので滅多に言えないという部分を聞いているだけである。どうも今までは3人ともそういう事を言う相手がいなかったようである。判るような気はするが。 そして3人は仕事が異なるが、ほとんど同じ内容の事を言っていた。これは苦労する訳だよなぁ いずれ今日は比較的早く仕事をまとめる事ができた。いつもこうだといいのだが、それは物理的に難しい問題だろう。
そして帰宅すると、やはり子どんぐりは風邪気味で咳をしている。明日の部活は大丈夫なのか?
NTT主催のセミナーがあり、ちょっと行ってみる。 不思議なもので、すぐに役立つものより開発途上の技術の方が聞いていて面白い。つまり自分の仕事には役立たない方が、面白いと言う事になる。そもそも今まで行った展示会等は、何故かほとんどがそういう感じだったものだ。 逆にいうと、実用性100%の展示会など、あまり面白くはないのである。
帰路途中で「宇宙船」7月号を買う。 パラパラとめくると、「今回で休刊」と書いてある。創刊号から惰性で買い続けたが、これでようやく開放される。1980年創刊だから、実に25年の付き合いだった訳だ。25年で119号である。 現在は「スターログ」と「映画秘宝」があるから、役目は終わったと考えてもいいだろう。そもそもここ暫くはつまらなかったのだから、仕方がないのである。いずれ「スターログ」のように、100号で辞めるといった潔さが欲しかった。
休刊の辞として、「いずれ復活したい」というのは常套句だが、残念ながら休刊から復活した雑誌の例はあまりない。復活するなら「スターログ」のように会社を完全に変えて再出発するか、あるいは雑誌名を変えるか、だろう。過去の例からみても、オリジナルのまま復活して長続きしたためしは、ほとんどないのである。 元々この雑誌は、日本の特撮をメインで扱ってきただけに、近年はあまり辛口の批評は載せられず、それもあってスタンスがあまりに中途半端だった。一時は出版数が7万部以上あったが、最近はほとんど売れていなかったようだ。 しかしこうなると、キャプテン・スカーレット&ジョー90のアルバムはまともに出るのだろうか。そもそも出たのを何で知ればいいのだろう。それだけが不安である。
23時近くに帰宅すると、子どんぐりの風邪の具合は昨日より悪くなっている。喉をやられたようで、自分から吸入をかけると言い出すほどだから、結構苦しいのだろう。 土曜日は子どんぐりの総体とこちらの宴会だというのに、困ったものだ。
土曜日といえば、ふろヰ道の会長からライヴのお誘いメールが来ていた。せっかく仙台にいるのだから行きたいのだが、今回は完全にバッティングしてしまった。実に申し訳ない。 今さら私なんかが応援に行っても仕方がないだろうが、私は彼等のパワーを見たいのである。本当に凄い連中だとつくづく思う。
サッカーがあるせいか、みんな帰るのが早い。ふ〜ん…。という訳で私も21時頃には帰る。そろそろ気力が続かないのである。 帰宅すると子どんぐりが風邪気味だという。試合に出ないとは言え週末に総体があるので、少しだけ心配である。
ところで今年の三沢航空際が、今になって9月11日から9月4日に変更となったようだ。なんでもテロの日と重なるので避けたようだ。 しかしあのテロがなければ、二度目のサンダーバーズを見られたのに本当に残念だった。多分、もう二度とサンダーバーズを見られる機会はないと思うだけに、なおさら悔しい。こうしてテロを憎むのであった(変かな?)。 そう言えば、F-2を写真に撮っていないし、T-4も撮っていない。あ〜あ。
さて、例のガードレールの金属片の騒ぎは、どうもマスコミは事故によるものが多数を占めるという方向へ持っていきたいようだ。 だがそうなると別の問題が発生する。つまりガードレールの構造欠陥だ。事故の度に人を傷つける凶器に変貌するようなガードレールを製造し、それを認可してきたメーカーと国土交通省、さらにはそれを野放しにして来た警察と、とにかく大勢の怠慢が露呈するのである。判っているのだろうか。
だが結局は、当初考えていたようにうやむやのうちに事件は収束していくのかもしれない。現状は何も変わらないままなのだが…。
2005年06月07日(火) |
STAND ALONE COMPLEX O.S.T.+ |
相変わらず会社では無駄に時間を取られてしまう。 そして帰宅が0時を過ぎると、結局寝るのは3時に近くなってしまうのである。翌日が辛いのだが。
とか言いつつ、寝る前に「STAND ALONE COMPLEX O.S.T.+」なんかを聴いているのは秘密である。やはりかなり面白いアルバムだと思う。もうストレートに70年代ブリティッシュ・ロックしていると断言してもいい。 しかし「GET9」なんかちょっと外れて、もろにEW&Fしている。まるで1970年代中頃に台頭したブラック・ミュージックそのものだ。 そしてラストの「rise」を聴くと、あのオープニングが蘇ってくる。これはかなりいい曲だと思うし、また「inner universe」もいい。さすがにオープニングの曲だけの事はある。ちなみに前者はテレビでの、後者はソフトでのオープニングなので、二曲なのである。
本当に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」は続きが楽しみだった名作だと思う。早いところ「2nd GIG」が見たいものである。ただしテレビではやっていないので、ソフトでしか見られないが。
昨日プラモを売りに行った店で、実は「ドルフィン」を見つけていた。 この時、これは買うべきかどうか、かなり迷ったのである。なにせモデルガンについてはあの店がどういうスタンスなのか判らないから、保存状況も今ひとつ判らない。もちろん内部を見れば一目瞭然だが、いずれその店がモデルガンをどう扱っているかが判らないと、いつ破損するか判らないのも確かなのである。
それでも、発火済みという事で定価の半額近い値段だったのもあり、かなり心が揺れてしまった。 もともとこのモデルは発火して遊ぶタイプのモデルガンであり、大切に保管しておくような物ではないのである。なにせハンドガンで16連射がフル・オートで出来るのだから、これは快感であろう。モデルガンとしてはイングラムといい勝負かもしれない。 ちなみに「ドルフィン」とは、ベレッタM92のフルオート・モデルだと思ってもらえば判りやすい。実際はスライドの形状などが大幅に違うのだが、まあ細かい事を言っても仕方がない。
ネット上では、「ドルフィン」は調子が良くないともっぱらの噂だが、実は2〜3個所調整をする事で快調になる可能性が高いのである。ただしカートのパワーがありすぎるのか、数回でカートのネジ部分から割れてしまう事も多いらしい。 まあ色々と問題があっても、そういうところまで含めて、モデルガンはエアガンと違う趣味だと言える。
さて、他に売る物がなかったかなぁ。
2005年06月05日(日) |
あっという間に終わる |
朝、9時にドア・チャイムが鳴る。 とっさに「これはタイムスリップ・グリコが来たな」と思ったのだが、実はそれまで爆睡していたのである。鳴った瞬間に頭と体がすかさず反応したのは我ながら素早いとは思ったが、それまで寝ていたとは不覚である。 とにかくこれで、20個は確保できたのであった。
その後、久々にトイザラスへ行く。 ここでようやくコナミの食玩「宇宙空母ギャラクティカ」を見つけたが6個しかなく、予想通りギャラクティカとヴァイパーは入っていなかった。まあサイロン・レイダーはあと一機欲しいくらいなので2機で良かったのだが、サイロン兵はいらないなぁ。先週来るべきだったと反省。 肝心の出来は、とにかく細かい。サイロン・レイダーとベース・スターは、昔出ていたモノグラムのプラモをそのままスケール・ダウンしたような精密さである。さすがはコナミ、担当者の趣味に走った分野は呆れるくらい精密だ。 ヴァイパーやギャラクティカは、いずれどこかで探すとしよう。ちなみにギャラクティカはネーミング違いが3種類だそうだ。
トイザラスの近所にヤマダ電機とデンコードーがあるので寄ってみる。子どんぐりがゲームをやりたいと言うからだ。 その間、デジタル一眼カメラ(実は一眼レフではないのである)で遊んでみたが、操作性の点でニコンD70sは実に良い。もちろんキャノンのEOS Kiss デジタルも良いのだが、やはり私の手には小さすぎる。 そしてα-7デジタルは初めて触れたのだが、操作性が私の趣味には合わない。ニコンやキャノンは一見単純にして、実は複雑な操作ができるという点で素晴らしい。この辺はカメラ・メーカーとしての経験値が100%生きていると言える。つまりミノルタ・コニカというのはカメラに関しては後発メーカーなので、どうしても熟成度がいまひとつなのである。 そもそもカメラというのはストレスなく写真を撮り、最終的に「写真という作品」を残すためのシステムの一部であり、メカとしての内容がいくら素晴らしくてもそれだけでダメなのは当然である。画素数が多いだけでキレイな写真になる訳ではないのがそれを物語っている。この辺が一般的家電との決定的な違いだ。そういう意味で、プロが使おうがアマチュアが使おうが、最終的には趣味性が強い商品なのだと言える。 そしてさらに重要なのがレンズの性能である。もうこうなるといかにデジカメの世界であっても、長い歴史を誇るカメラ・メーカーに一日の長があるのは明白なのだ。
さらに子どんぐりに待たされたので、ちょっと雑誌を立ち読みする。 すると「ドリーム・シター」の新譜「OCTAVARIUM / オクタヴァリウム」が6/8に発売だと載っていて、非常に驚いてしまった。とにかく全っ然知らなかったのである。 最近は世間一般のニュースにも疎くなっているが、それどころか趣味のニュースにも疎くなっているようでは、非常にまずい。これでは人間としてダメになってしまうから、真剣に転職を考えるべきなのかもしれない…。 それはともかく、彼等の新譜は買わなければならないが、インタビューで「結成から20年」というセリフを見て、これまたかなりのショックだった。 1992年の2ndアルバム「イメージズ・アンド・ワーズ」で彼等のファンになったのだが、これ自体がデビューから7年も経っていたし、さらにあれから13年も経っていたのだ。月日の経つのがあまりにも早すぎる。
なんて思いながらCDコーナーを見ていて、「STAND ALONE COMPLEX O.S.T.+」をようやく買う。実はこれの2ndが出たので、やはり揃えておかないといけないと思ったのである。 このアルバムは、本当に1970年代ブリティッシュ・ロックの影響下にある、というより、わざとそうしているのだろうが、いろいろとニヤリとする曲ばかりで実に面白い。どう考えてもレッド・ツェッペリンやイエス、ピンク・フロイドやブラック・サバスといった有名どころからインスパイアされたとしか思えない曲が多いのである。 早いところ2ndを買わなければなるまい。
帰宅してタイムスリップ・グリコをチェックしたら、見事にダブリまくりである。過去の経験上から判断するに、これは40個が一単位なのだろう。どう考えても現状でコンプリートは無理である。まあ仕方がないか。 しかし「太陽の塔」が一番欲しかったのだが、なぜか「太陽の塔2005」がいきなり出てしまった。一覧には載っていないが、これはシークレットなのか? という事でネットで検索すると、やはりシークレットだった。便利な世の中になったものだ。 そして「太陽の塔」と「おまつり広場」は出たが、パビリオン系がほとんど揃わない。全13種類というのは、実に人泣かせの困った個数のようだ。
午後はブックオフと万代屋にそれぞれ本とプラモを売りに行く。 両方で5,000円だったが、量を考えるとかなり安いものだ(どれだけ持っていったんだ?)。ちなみにプラモはガンダム系とスターウォーズ系が定価の15%程度にはなっていて、やはり時代という物を感じる。 しかし査定が終わるまで、かなり待たされたなぁ。これだから日曜日には出たくないのだが。
今日「も」出勤。なんだかほとんどやる気がおきないのであった。
昨日買った「Bダッシュ」とかいうマキシ・シングルを聴いてみた。 確かにスーパーマリオのBGMを利用したラップであり、発想としては悪くないのだが繰り返しの部分が長すぎて、あまり上手いとはいえない音楽になっている。 たまにこういうのを聴く分にはいいが、こんなのばかり聴いていては、おバカになるかもしれない。
やはりこういう繰り返しの曲というのは、ミュージシャンの能力が露骨に出てしまう。 単調に聞こえるYMOは、実は単調ではないし、彼等が影響を受けたと思われるジャーマン・ロック等は、単調に見せかけて実は全然単調ではない。そもそも単なる繰り返しなどでお茶を濁している訳ではなく、要はテクニック、アレンジまで含めて曲としてきちんと完成しているかどうかなのである。 初期の「タンジェリン・ドリーム」や「ファウスト」などを聴けば、この辺はよく判るだろう。繰り返しに聞こえるのに飽きないのである。
先ほど、発注していた「タイムスリップグリコ・大阪万博編」を送ったとのメールがきた。やはり欲しいと思ったものはさっさと発注するに限る。まあこれはその辺でも入手できそうだが。 でもコナミの「宇宙空母ギャラクティカ」は転勤のおかげで頼む事すら出来ず、結局サイロン・レイダーとコロニアル・ヴァイパーは入手できなかった。これは非常に悔しい。 いずれどこかでゆっくりと探すしかない。
頭がボーッとしているので、仕事の効率が下がる一方である。 さすがに月曜からずっと遅いので、今日は20時で切り上げる。どうせ明日も出社だし。
そんな訳で帰宅すると、突然子どんぐりが「欲しいCDがある」という。 とりあえず、階下にあるレンタル屋を覗きに行くも成果なし。まあ販売よりレンタルがメインなのだし、こんなものだろう。そして勢いあまって車で町中まで行き、結局HMVで購入。無駄に駐車料金を使ってしまった。しかし9時過ぎてもやっていたとはちょっと感心。 ちなみに買ったのは「Bダッシュ」とかいうマキシ・シングルである。内容についてはまったく知らない。ま、たまにはいいか。 そして帰宅は22時を過ぎて、結局いつもより少し早いだけという感じである。
勢いといえば、「イノセンス」のインターナショナル版DVD、「TYPE MOTOKO」が出るのだという。今回はなんと1,000セット限定だとか。まあ価格を考えれば1,000から2,000セットが売れればいいというところなので、こんなものだろう。しかし数だけで言ったら、「紅い眼鏡」といい勝負だ。 そして肝心の映画としての内容だが、ディスクの音声フォーマットが異なるのと、特典ディスクの内容が異なるという程度だ(当然か)。そして付属するハダリは「TYPE MOTOKO」というだけあって、劇中のジャケットを着てソード・オフが付属する。当然手首も異なる訳である。
という訳で、アマゾンに頼んでしまったりする。2割引きだし…。勢いって恐ろしいものである事だよなぁ。
ちなみに欧米では「GHOST IN THE SHELL 2」という題名で、明確に「攻殻機動隊2」扱いである。やはりこれで正しいと私はずっと思っているのだが。
2005年06月02日(木) |
終わらない「神狩り2」 |
帰宅は1時に近かった。疲れるなぁ。 毎日こんなでは、本当に頭がボーッとして仕事の効率が悪くなる一方である。休む時はちゃんと休むのが世間の常識というものだ。
それでも帰宅してから少しずつ「神狩り2」を読んでいるのだが、なかなか読み終わらない。 最近の山田正紀は、映画からの描写が多すぎるように感じて、どうも不満である。今回の「神狩り2」にしてもそういう描写が多い上に、内容も(半分まで読んだ限りでは)一作目よりつまらない。率直に言って期待はずれに終わるかもしれない。 やはり商業誌デビューの「神狩り」は傑作だったのだと、つくづく思う。
で、頭を休めるべく「エリート」や「デスハンター」を読んでいる今日この頃であった。
月末月初なので、やたらと忙しい。 とにかく自分のペースで仕事ができないというのが問題だし、ころころと指示内容が変わる上司の存在もネックである。精神的にも肉体的にも疲れてしまう。
ところで、もう「ローレライ」のDVD発売が決定したようだ。 確か8月20日頃の予定だが、早いものである。とりあえずは樋口監督を応援するために、映画館に行けなかった身としては買わざるをえないのであるが、どうせ買うならやはり特別版か? 高いけど。
さて、子どんぐりがやたらと愛知万博に行きたがっている。 行きたいと言うなら行かせたいのではあるが、往復の旅費はともかくとして、問題は宿泊場所だ。そこそこ安くて遠くない宿泊施設など、今となっては簡単に押さえる事は無理、というよりほとんど不可能なのではないだろうか。もちろん個人で押さえるというレベルの話だ。 どう考えても平日はいけないので、連休もしくは夏休みの土日という最悪のロケーションしか組めないのである。結局は無理なのだろう。
もちろん私は「めざめの方舟」さえ見られれば、後はどうでもいいので一泊でも構わないが、さすがに子どんぐりはそれでは嫌だろう。そもそも往復でかなりの時間が取られるのだ。やはり物理的な距離が遠いというのは、かなりのハンディキャップである。 そして今回の万博にMGCは出店していないのであった。当たり前か。
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