毒茄子
レガお君



 掃除>打ち合わせ

怒涛の一月も最終日。

年始から結婚関連の挨拶やら相談で
あっという間にひと月が済んでしまった。
来週は節分でもう春。あー春だー。
滑りに行かないとなると
やはり温かい方がいいわけで
人間というのは勝手なものである。

昨日は2月からの実習の打ち合わせで
実習病院へ行ってたんだけど
学生が使う控え室の掃除もする。
控え室は閉鎖された病棟で
今はほぼ物置状態。
昔はスタッフが沢山いて
休憩や更衣に使ってた部屋だから
広さは十分なんだけどホコリだらけ。

掃除しておかないと病気になりそう。
実習終了時にみんなで掃除はするんだけど
先にある程度キレイにしておかないと
学生に掃除するように言っても
「最初から汚かった」とか文句言いそう。
という事で一人で掃除。

黙々と床を掃き続けること1時間以上。
部屋も廊下も掃けば掃くだけ
ホコリがモクモクとほうきに溜まる。
あちこちに死んだ虫が落ちてる。
窓を開けて風を通すと
ものすごいホコリが外へ出て行く。
未知のウイルスとか、混ざってないよね?

白衣を着て掃除をしたんだけど
本当に白衣が黒くなりそう。
このまま病棟へ上がったら
誰かに病気を感染しそうな気さえする。
なぜかトイレの便器の中の
水が溜まってる中に蜘蛛も死んでる。
ぎゃー。

自分の部屋はここ1ヶ月
ろくに掃除してないので散らかり放題。
が、よその更衣室は必死で掃除してる。
仕事となるとやれる私ってかっこいー。
とか言ってると親にシバかれそうだけど
学生の実習環境を整えるという
教員の役割に照らし合わせると
この掃除も立派な仕事。

今日は古巣の友達の送別会。
臨床は4月に新人を迎えるにあたって
今から均しの異動がある。
その子は私より後に古巣に来て
4年足らずでまた異動。
私の同期の生え抜き茄子は残留。

異動の基準がよくわからない。
古巣にはそれこそ10年以上
留まってる人が二人いる。
なのに私を始め、抜かれるのは中堅ばかり。
10年選手の二人は仕事もできるのに
よくわかんない。
私の同期はイマイチなので
よそに出せないから異動しないという噂。

送別会前に友達の家でお茶。
結婚の報告をしに行ったら
「妊娠と出産」という本がある。
???もしかして???
その子は結婚して5年、初の妊娠。
2年ぐらい前に二人でキャリアの話をしてて
子供のことを聞いたら
「できんかもしれん」って言ってたから
それ以来その話には触れてなかった。

が、ついにご懐妊で
本人も嬉しそうだけど私も感動する。
悩んで病院にも行ったけど
これという理由も見つからなくて
いつかできるのかなとは
思ってたらしいけど
やっぱり不安もあったみたい。
お互いめでたい報告をしあう。

その子はずっと一緒にボードに行ってて
飛行機で行くツアーを一緒に企画してた。
私が嫁に行って、彼女がお産という事で
今年の12月ツアーはまぁ、ナシだな。
残った若者たちがどうするかは不明。
安いツアーの探し方でも伝授するかな?

みんないつまでも一緒にはいられない。

2004年01月31日(土)



 初ウイルス

今週はお疲れがたまってる。

先週と違って寒さが緩んだ。
結局1月はどこへも滑りに行けず。
去年の夜勤交じりシフトから一転して
今年は毎朝出勤するから
毎朝車が凍ってるんだけど
その凍り具合で気温がわかる。

先週は気温がマイナスで
お湯でフロントガラスを解凍しても
あっという間に冷めて凍った。
今朝はそうでもなくって
ワイパーで水を切る余裕がある。
これで朝は少しずつでもスムーズに
出られると思ったらデカい鳥の糞。
あうー。

昨日、メールをダウンロードしてたら
急に謎の画面が立ち上がって
「ウイルス付メールが来た」という
警告文が表示される。
添付ファイルがついてるメールはなくて
どれがウイルスメールなのかわかんない。
初めてのことでびっくりしてたら
どのメールにウイルスがついてるか
ちゃんと書いてあったりする。

すごーい。
ウイルス検知ソフトをわざわざ購読して
ちゃんとお金払っただけの事はある。
プロバイダのファイヤーウォールも
いちおう申し込んであったけど
それをすり抜けたという事?

今話題になってる「my doom」という
ウイルスらしいけど
やっぱりどこからか飛んでくるのね。
ちなみに発信元は某大学。
ええのか?それで。

このパソコンが壊れたら大変。
高校教師はMACユーザーだから
私用のウインドウズは必要。
しかも奴のi-macは古いから遅い。
プリンターも新しいのはつなげない。
だから主力機器はこのdynabookになる。
これも立派な嫁入り道具という事で。

私の嫁入り道具。
一番デカいのはレガお。
高校教師が喜んで
楽しみにしてるのがスカパー。
莫大な数のCDと
後はこのパソコンぐらいかな?

高校教師の持ち物は
一人暮らししてるだけあって
TVにTV台、オーディオに
こたつ一式、台所用品と
必要度の高いものが多い。
私のはオモチャばっかだわ。
あ、奴はプレステ2と
何よりステキなバイクを持ってるな。

私が持ってるTVとビデオが宙に浮く。
みんな、どうやって処分してるんだろう。
捨てちゃうには新しいし
リサイクル業者にでも持っていくのかな?
奴は着々と家の中を片付けて
引越しに備えてるんだけど
私が興味を持ってた和久井映見と
宇徳敬子のCDを売り飛ばしてしまってた。
なんて事を。

私はCDを1枚たりとも売らない。
KORNもマンソンもslip knotも連れて行く。
ばるぼらもロマンポルシェも連れて行く。
マンソンはライブビデオごと連れて行く。

が、子供ができたら全部隠す。

2004年01月30日(金)



 ある意味暴言?

ついに出ました。

フェラーリの新車。
ネットの写真を見ただけじゃ
03GAとどこが変わったのか
イマイチわかんないけど
まぁ、キープコンセプトという事?
キレイなのはそのまんまだし
正常進化で信頼性もあれば
それが何よりかも。

気になるのはウイリアムズの
あのイカツいフロントまわり。
新しいアプローチで楽しみだけど
ウイリアムズのピークって
あまり長かった記憶がないし
大コケしなければいいんだけど。

今日は実技テスト。
もうすぐ始まる実習の前に
到達度を確認しておこうという趣旨。
模擬患者を使ってやるんだけど
初めての形態に固まる学生が面白い。
模擬患者は教員で見事な女優ぶり。

学生の実技を教員が評価するのに
「いないものとして」という設定で
実際は教員が張り付いてる。
みんな緊張でガチガチ。
模擬患者の教員はパジャマを着て
しっかりシナリオを読み込んでる。

見事に患者になりきって
調子に乗った教員がアドリブで演技。
麻痺した手を健側の手で
「この手さえ動けば。ああ!情けない!」
とパチパチ叩いていじめたら
真顔の学生があっさりと
「手を叩いてはダメですよ」って。
教員は笑いをこらえられず。
単に叩くのをやめさせるより
叩かずにいられない気持ちに目を向けよう。

血圧測定のグループでの物品準備。
聴診器はきちんと聞こえるかと
私が尋ねたら焦った学生。
たいていイヤーピースを耳に装着して
膜部を指で触って音を確かめるのに
何を思ったか白衣の上から
自分の左胸に聴診器をあてて
まじめな顔で首を傾げてる。
心拍が聞こえるとでも言いたいのか?

もしかして白衣に聴診器を当てて
その衣擦れの音で聞こえ加減を見てる?
殺伐とした詰所の中で
そこまで優雅な事やれたら
それはそれでカッコよすぎるんだけど
まぁ、ないやろうな。
おもろすぎ。

マンシェットが破損していないか
加圧して確かめる時にも
マンシェットを握るのを忘れて
両手で送気球を揉むから
水銀柱は上がらずに
マンシェットがパンパンになる。
これまた大真面目な顔でやってる。

視床出血後の麻痺がある設定の患者に
「血圧が高いですね、
激しい運動はしてないですか?」って
だから麻痺があるって言ってんのに
どうやって激しい運動をするんだか。
本当にみんな准看として働いてる?
緊張は全てをブチ壊すらしい。

人のアラはよく見える。
評価を学生に返しながら感想を聞くと
「緊張して普段の力が出せなかった。」
「患者さん相手ならもっときちんとできる」
「患者さん相手ならこんなに緊張しない」
と口々に言う。本当にそうか?
奴らは患者さんを何だと思ってるのか。
教員は小言を言うだけだけど
最悪、患者さんには訴えられるんだぞ?

違うグループには
片麻痺が残る体を受け入れられず
悲観的になりながら
看護者の介助に対する気兼ねが
非常に大きい患者と言う設定で
車椅子移動という課題を出した。

患者は「健側はしっかりしているものの
動き方の要領が悪いので
転倒予防のためにも介助が必要」
という設定なので「ごめんなさいね」を
連発しながらまともに動けない患者。
それを患者の気兼ねを少なく
悲観する気持ちをケアしながら
安全に車椅子に乗せるのがゴール。

その感想に「本当に遠慮がちな患者なら
看護師に介助されるままじゃなく
気を使ってもっとちゃんと動くと思う。」
と書いた学生がいた。
「気を使う」の意味、解ってるか?

それはあんたの勝手な思い込み。
遠慮しながらも不安が勝って動けないとか
さぼってるんじゃなくて
本当に動き方がわからないとか
動けない理由は色々予想できるだろうに。

この学生は年末の演習レポートに
「人前で喋るのは苦手。
看護師になるのに、どうして
ここまで苦労しなくては
いけないのだろうか?」と書いていた。
それももう、堂々と。
これを見た瞬間ぎょっとしたけど
今回も同じくあっけにとられる。

あっけにとられてる場合じゃない。
このまま実習に出して良いわけないし。
前にも同じことを思ったけど
看護師という職業を
彼女はどう捉えてるんだか。
奉仕の精神は大きくなくていい。
報酬に見合うだけのケアを提供する
プロ意識はキチンと持て。
仕事なんだから苦労があって当たり前。

よく看護師同士で話すのに
「世間の人って私たちの仕事なんか
全然わかってないよねー」とか言うけど
世間どころか准看護師である学生すら
看護師の仕事を解ってない。

准看護師から看護師になるのに
みな「自分の知識不足を実感して」とか
「もっと患者さんの役に立ちたいので」
って言って入学するんだけど
彼女の動機って何?
患者さんの為にというより
自分の収入のために資格を取りに来た?
患者さんの役に立とうと思って勉強するなら
ああいう感想は出ないんじゃないかと思う。

彼女が看護師にならなくても
世の中にはもっと優秀で
もっと相手の事を考えられる人は
本当にいくらでもいる。
患者さんも世話をしてくれる人なら
質は問わないとか
誰でもいいとは絶対言わない。

私は教員である前に看護師なんだから
本人が「なりたい」と言っても
患者さんを傷つけそうな
適格でない人には諦めてもらいたい。
私の仕事は患者さんの役に立つ
看護師を育てることであって
ただ看護師の人数を増やしたり
学生の夢をかなえるためでもない。
あくまでも教員は患者さんのための
仕事でもあると思ってる。

最近は倫理的配慮がよく言われるけど
どう考えてもまずい学生に
免許を与える手伝いをするのは
罪悪感を覚える。
患者さんを傷つけそうな人間を
片目つぶりながら教育し、専門職として
医療の現場に送り込むのは問題。

その「まずい学生」を変えるのが
私たちの腕の見せ所なんだと思うけど
臨床気分を残した新米教員にしてみたら
本当に関わっててイライラする。
私がおかしいんやろうか?

何がなんだか解らなくなったからおしまい。

2004年01月29日(木)



 35歳

気がつけば1月終盤。

今日は午前中に有給をとって
免許の更新へ行くことにする。
何が何でも午前中に
済まさないといけないから緊張。
更新所の駐車場が狭くて
そこが満車になると大変なので
結局普段の出勤と変わらない時間に
レガおで出かける。

まずまずの時間に着いて
スムーズにレガおも置けたと思ったら
すでに所内は長蛇の列。
しかもおっさんの嵐で
中には朝の9時前から酒臭い人もいる。
なんぼバスで来れると言っても
この時間でその匂いってひどい。

おっさんに囲まれて並ぶ。
駐車場に派手な車も多くて
並んでる中にはおっさんに混じって
古式ゆかしい金髪の若者もいる。
20代くらいの女の子なんていない。

で、受付が始まって納得。
更新時に2時間講習が必要な人たちは
講習に時間がかかるから
早めに来て待ってる。
どうりでガラの悪そうな人も多い。
みんな一緒に受付したのに
みんな2時間講習に呼ばれてしまい
私は1時間講習が始まるのを待つ。

今回書き換えたところで
夏に結婚したらまた書き換え。
それが非常に面倒でうっとおしい。
どうせすぐ書き換えだからと言って
写真写りは妥協できないし。
またこの混雑と煩雑を
夏に味わうのかと思ったら憂鬱。

2年前のスピード違反で
ゴールド免許は飛んでしまった。
また青からやり直しだけど期限は5年。
古い免許証の写真は23歳の時の写真で
髪は短く、気の強さが前面に出てる。
それに比べると今は
輪郭も表情も丸い。

この顔で5年だったら、また変わる。
何だかんだ言って内面は絶対顔に出る。
35歳になれば立派な大人顔なんだろうけど
果たして私はどんな面構えになってるか。
優しそうで賢そうで愛嬌のある顔がいいな。

そんな奴、いるのか?

2004年01月28日(水)



 お腹のスイッチ

知り合いの学校で

受験生が試験中に体調を崩した。
開始まもなく机に伏せてしまって
様子がおかしいから声をかけたら
おなかが痛いって。
腸が破裂しそうって。

で、どうしようもないから
保健室で腸動を聴いたら見事な鼓腸で
どうやら便秘を放置してたらしい。
よりによってこんな日に
お腹のスイッチが入ってしまった。
気の毒だけど運も実力のうち。

しょうがないから
GEをかけようという事になって
うら若き受験生(看護師免許保有)に
自分でするかとたずねたら
「やったことないのでお願いします」って。
結局教員が受験生を
トイレに連れて行ってそこでGE。

めでたくGEの反応があって
ちょっと痛みが楽になった受験生は
2科目目からまた受験したんだけど
普通の大学なら絶対救急車で病院送りで
受験続行なんてありえない。
看護師のいる学校を受けて助かったな
というあたりかな。

それにしても、看護師免許持ってても
試験前にお腹をすっきりさせようとか
そういう事は考えない?
受験は勝負なんだから
頭の準備はもちろん、
身体もきちんと整えなくっちゃ。

受験って一大行事だけあって
本当にネタが多すぎ。
面白いから高校教師に話したら
中学受験もハプニングが多いらしい。
確かに中学受験の対象は小6で
正真正銘のコドモ。

それがものすごいプレッシャーの中で
鼻血とか嘔吐とか
腹痛とかは頻繁にあるらしく
掃除は試験監督教諭の仕事らしい。
それはそれで強烈な話。

コドモだから親がついてきてるわけで
わが子のハプニングを知らされて
親もパニクったりするらしい。
・・・大人以上に大変かも。

入試期間中はおやつ食べ放題で
コーヒー飲み放題で
ランチも豪華版だったのに
それももうちょっとでオシマイ。
何だかんだいって大変だけど
非日常気分が楽しかったのに。

何事もちょっと足らないぐらいがベスト?



2004年01月27日(火)



 法事大好き中毒料理

平日です。

こないだ眼鏡の度を変えたんだけど
やっぱりどんどん目が悪くなってる。
何かと見間違えが増えて
迂闊に看板が読めない。
ガススタにある看板の「洗車大好き」
を「法事大好き」と読み間違えた。
仏壇屋じゃあるまいし。

さらに「中華」を「中毒」と間違える。
「中毒料理」なんて看板は
ナンセンスにもほどがある。
あ、ある意味ふぐとか牡蠣はそんな感じ?
最後に「きまま」を「きさま」と読む。
駅前の小さなスナックの看板に
貴様呼ばわりされる覚えは全くなくて
全然憩いの場所ではないのである。

こんな事が続くので
見えるもの全てについて
何か表現する前には一呼吸置かないと大変。
まぁ、おかげで一人でいても
勝手に間違えてゲラゲラ笑えるんだけど。
周りから見たらただの変態。

今日は早く帰ってゆっくりしてたら
友達から電話がかかってきた。
来月に挙式するその友達は
本日新居にお引越し。
が、だんなのおじいちゃんが身罷られて
だんなはお葬式に行ってしまった。
という事でいきなり新居で一人ぼっち。

昼間は荷物を片付けてたんだけど
寒くなってきたから暖房をつけようと
灯油のタンクを見たら残りわずか。
全くの空ではないんだけど
灯油を吸い上げるポンプの
吸い込み口には足りない油量という
笑ってしまうような不運さ。

彼女は私の家の近くに引っ越してきたから
灯油を売ってるところを教えてくれという。
慣れない夜道を一人で行くのも
何かと心細いだろうし私はヒマ。
なので一緒に灯油を買いに行く事にする。
彼女を迎えに行って、
だんなより先に新居に侵入。

新居は社宅の4階で
古きよき時代の「団地」スタイル。
もちろんエレベーターはなく
階段は大人二人並んだらギリギリ。
そんな所を女手で灯油のポリタンク。
さらに彼女は腰が痛いとか言うし。
式を控えた大事な身体に
決して無理はさせられない。
しょうがない、私が運ぶ羽目になる。

私は彼女より小柄で
ポリタンク満タン量の灯油なんて
団地の4階まで運べるわけもなく。
とりあえず今夜の量をという事で
10リットルだけお買い上げ。
これって、一人暮らしの人は
どうしてるんだろう。

新妻を助けるのは夫ではなく友達。
だんなは高校教師の友達。
私が新妻を助ける代わりに
このだんなは高校教師が困ったら
奴を助けてくれるんだろうか?
と厚かましいことを思いながら
私たち二人はこのカップルのおかげで
出会って結婚するんだという事を思い出す。
大事な伴侶めぐり合わせてくれた
いわば恩人夫婦。

どうやら借りを返しているだけらしい。

2004年01月26日(月)



 学生の国語力

今日は一日呆けよう。

お互いの親にご挨拶という
大仕事が済んでグッタリ。
昼まで昏々と眠って起きて食べて
また寝て起きて食べて・・・。
まるでダメ人間。

本当は両家顔合わせの場所を探したり
仕事もそれなりにあったりで
やることはあるんだけど
今日はもう何もしない。
パジャマのままお菓子食べながら
髪の毛ダラー鼻毛びよーん。意味不明。

入試も佳境で毎日面白い。
一番楽しいのが国語の珍解答。
漢字の読み方もさることながら
慣用句の問題が面白すぎ。

問い:括弧に身体の一部を表す漢字を入れ
下にある意味の慣用句を完成させよ。
「(  )が利く 観察力がすぐれている」
果たしてここに何が入るか?
正答は「目」なんだけど
ここに「気」を入れた奴がいる。

確かに気は利いて欲しい。
が、意味を表す文章を全く読んでなくて
結局は気が利いてない。
しかも「身体の一部」って書いてあるのに。
・・・そうか、気は身体の一部だ。
看護で大切な全人的視点に立つと
気と身体は切り離して考えてはいけない。
もしかしてこれは時代の先取りをした
観点に立っての解答か?
なんて感動するわけもなく。

さらに面白いのは
「(  )を焼く 取り扱いに困る」
でみんな好き放題書いてる。
正解は「手」だけど腕とか尻とか
思うままにそこらじゅう焼いてて
ああ、これじゃヤケドだらけやん。
気持ちはわからんでもないけど
これまた意味をよく読めよ。

圧巻は「餅」。
確かに下手に餅を焼くと
取り扱いに困ることは多々ある。
正解の「手」より「餅」の方が
漢字も難しい。
が、面白いと言われて解答用紙を見たら
ひらがなで「もち」。
だから身体の一部の「漢字」だってば。

高校出てこの国語力。
よく新聞で学力低下の話が出てるけど
いまひとつピンとこなかった。
でも、テストの採点してると
それを実感する。
こういう子たちがカルテ書くのよね。
最悪それが法廷に出たりもするのよね。
嗚呼。

やはり実習記録の誤字脱字は
きびしく取り締まろうと
決意を新たにしたのであった。
っていうか、この状態で
患者さんと話が通じるのだろうか?
慣用句がわからないという事は
ことわざも故事成語もかなり怪しい。

小学校で英語教える前にやる事があるぞ。




2004年01月25日(日)



 彼氏の両親に会う

ついにこの日が。

高校教師のご両親に挨拶の日。
よりによって化粧ノリは最悪。
さらにマスカラを忘れていって
太目のアイラインで
何とかごまかすしかない。ギャー。

服はラメの入ったツイードの
スーツになってるスカート。
それに黒いタートルニットと
モヘアのグレーのカーディガン。
アクセサリーはパールで統一して
ピアスは一粒パールで
あとは淡水パールをレース状に編んだ
お気に入りのネックレスをしていく。

最初はスーツかと思ったけど
難波のがんこ寿司の個室なので
普段の仕事用仕様で。
アクセサリーだけ
きちんとしてればいいかと。
奴はジーンズにニットという
まるで普段の格好だし。

朝方目が覚めてちょっと緊張してたら
高校教師は普段どおりに
朝からお遊戯を持ちかける。
あんまりそんな気分じゃなかったけど
どうも収まりがつかないようなので
応じるには応じたんだけど
ちっとは人の気持ちも考えろよ。
初めてご両親に会う前に
エッチしてから出かけるというのもねぇ。

電車で難波まで出るのに
私の雰囲気がいつもと違うらしく
高校教師はちょっと楽しいらしい。
緊張してるか?って当たり前やろう。
が、電車を降りる頃には開き直る。
だって、私に文句があるというのは
私を選んだ自分の息子の
女を見る目に落ち度があるんだから。

そうやって背筋を伸ばす私とは反対に
今度は高校教師が「緊張してきた」と
店に行く前にトイレへ行ってしまった。
おいおい、しっかりしてよ。
奴がうまく場を仕切ってくれなくちゃ。
臨床仕込みの外ヅラを
なんとかうまく役立てたい。

お部屋へ通されたら
ご両親はすでに到着済み。高校教師は
「親父が先に飲んでるのに1000円」
って言ってたけど
きちんと待ってて下さった。
向かい合って座るのに緊張。

高校教師はお父さん似で、
髪の毛の量は違うけど顎の輪郭は一緒。
ちょっとイカツめで貫禄のある感じ。
男の子二人いるとこんな感じなんかな。
お母さんは目がくりっとしてて
下を向いたりしてるんだけど
時々チラッとこっちを見てる。
さすがに緊張する。

自己紹介してお料理を頼んで
みんなで乾杯したところで
「息子をよろしく」とお父さんから
いきなり結婚のお許しを頂いて
何だかうちの時と同じやなぁと
ちょっと気が楽になる。

後は高校教師の予想通り
お父さんは手酌でお酒をガンガン飲んで
ご機嫌でしゃべりまくる。
気になるお母さんもまずまずのご機嫌。
高校教師が私と付き合いだした頃から
お姉さん経由で私の仕事とか出身とか
大まかな情報は流れてたらしく
あまり根堀葉堀聞かれずに済む。

予約は2時間だったけど
ご飯食べちゃったら後はヒマ。
エンゲージの支払いをするのに
高校教師のお父さんのツテを使えば
少し安くなるという事なので
調整をお願いしてたんだけど
お父さんはここに来る前に
一人でティファニーへ行ってみたらしい。
何だかお茶目なお父さん。

で、食事の後に高校教師と私が
指輪の支払いに行くのに
結局4人で行くことになった。
歩きながら高校教師が
「二人ともかなり機嫌ええわ。
特に親父のあんなご機嫌は初めて」と
ほっとする感想を頂く。

みんなでティファニーへ押しかけて
正式にサイズ直し伝票を書いて
顧客情報用紙にも記入。
結婚相手の名前とか結婚記念日とか
新居の住所と引越しの日とか
色々書くようになっててさすが。
いいやん、結婚記念日書いておいたら
その近くになったら毎年DMなんかが来て
おねだりしやすくなったら最高。

エンゲージは決まったのでそのまま
マリッジリングを見に行く。
色々あるんだけど最近は
石が入ってるのが多くて気に入らない。
ぐるっと見て回ったところで解散して
ご両親はまたよそへお買い物。
私と高校教師は早々に撤収して寛ぐ。

とりあえず第一の関門を突破。
奴が言うにはご両親も
本当に喜んでくれてるみたいで
うちも嬉しそうにしてる。
早々に両家顔あわせの日取りも決まって
それが結納代わりになる。
先は長いなぁ。

あちらは高校教師のお姉さんが
11月に結婚してるから何となく
流れはわかってらっしゃるみたい。
が、奴の兄は独身で残ってるから
嫁を貰うのは初めてで
実際は舅・姑デビュー。
嫁デビューする私と
もしかしたら緊張の度合いは同じかも。
考えようによっては私たちの結婚で
色々様子を見て長男の結婚に備えるとか。

結納とか新居とか好きにしたらいいと
いちおう言って下さってるものの
本当に好き放題して呆れられても困る。
とにかく、うまく立てて
後々問題のないようにせねば。

姑攻略法もぼちぼち考えよう。

2004年01月24日(土)



 こういう結論が出るとは

お誕生日です。

0時ちょうどに高校教師が
おめでとうメールをくれる。
普段22時には寝てる奴が
わざわざ起きててくれたのが嬉しい。
で、間髪をいれずに
妹からもおめでとうメールが来て
僅差で順番が逆になれば
奴の立場も危うかったのである。

とりあえず今朝も寒くてブルブル。
今日は仕事が終わったら
高校教師宅へ直行の予定だから
朝から仕事の荷物とお泊りセットと
明日、奴のご両親に会う時の衣装と
持って行くものが沢山ありすぎる。

自分ではそれなりに
度胸が座ってるつもりでも
ご両親に会うとなるとドキドキする。
日中は仕事が忙しいから
それなりに気がまぎれるんだけど
夕方ぐらいからちょっと落ち着くと
あれこれ考える。

とりあえずは早く仕事を終わらせて
高校教師とゆっくりご飯を食べたいんだけど
なかなか目処がつかない。
奴は終業が早いので
夕食はあんまり待たせられないし
どっちみち私もおなかが空くのだし。

いちおう定時になったけど
仕事は全然終わりそうにない。
しょうがないから高校教師に
「夕食は先に食べてて下さい。
そんなに遅くはならないと思いますが
とりあえず出るときに連絡します」
ってまるで家族のようなメールを入れる。

時間はどんどん過ぎて
結局職場を出たのは21時ごろ。
先輩が差し入れのパンを下さって
高校教師宅で食べようと思ったけど
道中が眠すぎてどうしようもなく
結局運転しながらサンドイッチをつまむ。
で、飲み物を買うのを忘れてたりする。

うう、20代最後のお誕生日ディナーは
阪神高速を運転しながら
コーヒーもついてないサンドイッチ。
去年のギブスよりは
だいぶマシかもしれないけど味気ない。
サンドイッチが美味しかったのが
せめてもの救い。

奴の家に着いたらお湯が沸いてて
コーヒーを入れてくれてた。
外が寒いだけに嬉しい。
「ケーキはどうしよう?」という
お伺いメールが入ってたけど
丁度私は会議中で返信できず。
パンも食べちゃったのでもういいや。

誕生日プレゼントは
エンゲージの予算がオーバーしてるから
いらないと言ってたんだけど
さすがに「ナシ」はまずいと思ったらしい。
本屋の包みを下さるから開けてみたら
「レガシィオーナーズマニュアル」と
「world car guide 28 SUBARU」という本。
これが何とか私の好みを考えて
あれこれ探して下さった結果です。

「私」を考えてくれてるのが解るから
嬉しいには嬉しいけどまぁ、色気のない。
奴は本当に女の子との接点が
見事なまでになかったんだなぁと。
そこそこの予算で考えて
気に入らない貴金属を買われるよりは
数百倍嬉しいのは確か。

ここからはきっと私の情報操作しだい。
来るべき私の30歳の誕生日に
感激のプレゼントをゲットするべく
女の子にお花を贈る素敵さや
普段の感謝を貴金属やブランド物、
旅行やおいしいお食事という形で
表現しても良いという事を
じっくりしっかり叩き込まねば。

一番の問題は私がお花より車の本で
喜びそうだと思われてる認識そのもの。
女の子が喜ぶプレゼントの内容を
いくら教えてみたところで
私がそれで喜びそうに見えなければ
全然意味がない。
最悪の場合は私に教えてもらった内容を
他の女の子にプレゼントするのだ。

あ、結局は私が悪いのね?

2004年01月23日(金)



 蒸し返すクリスマス

風の音で目が覚める。

この冬一番の寒波が入ってるらしく
通勤の道が気になるけど
風が強いほうが
道が凍りにくいのも確か。
車のフロントガラスは
風があれば確実に凍らない。

風は徒歩や自転車、バイクの人には
もう最低なコンディションだけど
車にとっては助かるときもある。
高速は凍結防止の塩だらけで
車が傷むなぁと悠長な事を考える。
換えたばかりのミシュランに
スバルの4駆とVDCなら
ちょっとぐらいの雪でも
無茶しなければビビる事はない。

が、高速はやっぱり混んでて
7時に家を出たのに職場に着いたのは
8時半というギリギリの状態。
通勤時間が普段の倍近くかかってて
恐るべし寒波。
レガおの温度計は−2度だけど
雪山を思えばねぇ。へっちゃら。

入試週間なので遅刻は厳禁。
同じルートで通勤する先輩と
どこのインターで降りるのが早いか
左右どちらの車線が早いか
電話で連絡を取りながら職場へ。
こんな日に限ってあんなに立派な渋滞で
早めについて近所の店で
ゆっくりモーニングを食べようという
私の目論みは木っ端微塵。

受験生は酷寒の中やってくる。
こんなに寒いのに
高校生のスカートは激短。
かと思えばジーンズ姿のバカタレもいて
しかもそれがグループで。
スーツ軍団はスーツでかたまってるし
ジーンズはジーンズで集まってる。
やはり類は友を呼ぶのだ。

試験監督しながらふと
受験生の荷物に目をやると
何やら紙がはみ出してる。
よく見ると「○○(うちの学校名)
○年生(うちの学年)」って書いてあって
その下に「数学:2次関数、確率」って
どうやらうちの学生に
出題傾向を聞いたらしい。
みんな必死なのね。

その下に「国語:水の音、屋根の話」
って何じゃそりゃ。
多分長文読解問題に使った
文章の内容なんだろうけど
そんなもの聞いたところで
果たして何の役に立つのやら。
勉強の仕方がまるでわかってない。

試験会場は寒くて大変。
学生はコートとか着たままだけど
私たちはスーツ着用。
とにかく冷えるから
ボード用インナーが大活躍。
滑りには行かないけど服は重宝。

明日は29歳の誕生日で
仕事の後は高校教師宅へ直行。
で、あさってはヤツのご両親とご対面。
だから疲れてる場合じゃない。
高校教師は私の誕生日に
どんなサプライズを用意してくれるのか
元々朴訥とした人だから
今から楽しみだけど不安もある。

あまりロマンチックな期待は
しないでおこう。
悲しいけどそれが自分のため。
何と言ってもクリスマスのプレゼントに
私にあげたいものをくれと言ったら
ヤツの家のトイレの便座に
便座カバーを着けてくれた。

そりゃあ、お尻が冷たくて
死にそうやって何度も言ったさ。
カバーがついて感謝してる。
だからって何でそれが
初めてのクリスマスプレゼントなわけ?
お嫁に行っても、欲しいものは
ちゃんと言わないといけない人だわね。
お花なんて買いそうにないし。
まぁ、寝る前に肩を揉んでくれて
美味しいビールがあればいいか。

幸せは気の持ちよう。

2004年01月22日(木)



 信号議員

寒い。

明日は大寒波らしくて
また入試への影響もありそう。
沖縄からの受験者もいれば
北海道からの受験者もいて
各々どんなお支度で見えるのやら。

例年この頃になると
頭はボードバカフルスロットルなのに
今年はもう全然そんな気分じゃない。
忙しすぎて予定のない日は
2月までナシ。
って、2月になる頃にはまた
新しい予定が入ってそうな雰囲気。

昼間に配られてきた看護協会の新聞。
ひと目見て驚く。
選挙で当選した看護系の議員が3人
当選報告で載ってるのはいいんだけど
議事堂をバックに
服の色が赤・青・黄の信号カラー。
いえーい、レッツゴー3匹。

きちんと3人並んで写ってて
どっかの芸人かと思うほどの
派手な原色スーツで、どっかの芸人か?
あんなの写真とる前に
誰も何も言わなかったのか?
会長の頭の紫は少しマシみたいだけど
みなさん、もうちょっとだけでも
シックにならないのかしら。
ま、うちの主任とかも派手だけど。

試験監督してて
学生の答案を見るのが楽しい。
何でやねんというような答えを見るたび
後ろから突っ込んでやりたい衝動を
抑えるのに必死。
インスリン関連のカッコ抜き問題で
突如回答欄に現れる
「トリプシン」と「シナプス」。

もっと他のボケ方があるだろうと思ったら
その言葉は他の問題の選択肢の中にあって
苦し紛れにその中から
言葉を出したみたいだけど
それは知恵とは言わない。

漢字の読みも本望を「ほんぼう」
って書いてて呆れる。
普通に読めたら問題にならんやろう。
色んな子がいるけど
学力の差は本当に激しい。

驚いたのは難しい問題に
チャレンジしない子が結構いる。
解らないなりに何か書いてやろうという
チャレンジ精神はないのか?
内容はそうでもないのに「思想」とか
「哲学」とかいう言葉が踊ってるような
ぱっと見でとっつきにくそうな文章は
見事後回しで小説から。

で、小説の問題を解き終わったら
飛ばした問題に移るんだけど
ぼーっとして何も書かない。
圧倒されてるのかなんなのか
試験問題でフリーズするようなヤツが
人間相手の真剣勝負ができるのか?

さて、どんな子が来るのやら。


2004年01月21日(水)



 私の10年

最近は毎朝車がガチガチ。

プライベートでバタバタしてるけど
お仕事も実は大変。
先週から入試週間に突入。
職員室は部外者立ち入り禁止。
各学科順番に試験をしていくんだけど
ある日、朝っぱらから
電車に飛び込んだバカがいて延着の嵐。
受験生からの電話がジャンジャン鳴る。

こういうアクシデントに
高校生は対応が難しいらしく
中には高校の進路指導の先生が
うちへ電話してきたりする。
さらに県外からの受験生が
「今○○駅なんですけど
タクシー乗ったほうがいいですか?」
「距離は50キロ以上ありますから
やめたほうがいいと思います。」
土地勘ないのは大変。

もう、死ぬのは勝手だけど
日を考えろよ。
一昔前、私がある学校を受験した日も
雪で電車が遅れた。
で、試験開始時間がが1時間ぐらい
遅れたんだったっけ。

その時は「あら、そう」という感じで
のんびり待ってたけど学校側は大変。
スケジュールの組み直しとか
それでも間に合わない人の対応とか
色々考えなくちゃならない。
立場が変わって裏が見えると中々面白い。

試験が遅れた時、何を思ったか
私は寝てた記憶がある。
たいていの人が最後の追い込みとばかり
時間を惜しんで本を見てるのに
なぜか私と友達は居眠ってた。
もちろん第一志望校ではなかったけど。

高校生は制服で受験するから
着てるもので学校名がわかるんだけど
どっちかと言えばヤンキー高校だった
うちの制服を着て堂々と居眠ってた私は
若かったとはいえバカだったなぁと。

学区トップ校の制服を着た子は
参考書を見てたし、その参考書も
私たちが使ってるのとは
難しさのレベルが違うものだった。
受験人口が少なくなってる今の子達にも
そういうランク付けは
明らかにあるんだろうな。

試験期間に入ってからというもの
早朝から校門周囲に
予備校関係者と思しき人が出現。
で、受験に来た学生にビラを配る。
今日私が手に入れた物には
「リベンジ講習」なる文字が躍ってて
今から試験だという学生に
落ちたときの受講を勧めてる。

まぁ、こんな事でイライラしてちゃ
予備校の思惑どおり
リベンジ講習生になっちゃうんだけど
気分はだいぶ悪いわな。
商魂は容赦ない。
みんな通る道だとはいえ
受験なんて二度と御免こうむる。

私も10年前の今頃、
うちの学校も受験したけど
10年後に前で試験監督してるなんて
その時は想像もしなかった。
今、毎日試験受けてる子達と
いつか一緒に仕事をする事も
もしかしたらあるのかもしれない。
この先10年、私はどうなっていくのか。

結構、夢のある話。

2004年01月20日(火)



 ユキチ大行進

寝不足。

昨日うちの両親とお食事会の後
高校教師にはもうひとつ
とても気がかりな用事があった。
それは、エンゲージリング。
取り寄せをお願いしてた
ティファニーの指輪がやってきて
それを見に行くことになった。

和光もミキモトも見たけど
やっぱりルシダが一番ステキ。
それは暗黙のうちに
高校教師にも伝わってる。
値段とか大きさとか
色々チェックポイントはあるから
本当にどれかに決めるというのが
とっても難しい。

高島屋に着いてルシダにご対面。
大きさが0.03カラット大きくなって
でもカラーはEからGに下がって
クラリティはVS1からVVS1に上がると
値段は4ユキチ上がる。
でも、0.03カラットの差は
肉眼では判別不能。
さらにクラリティの差も
同じく肉眼では判別不能。

見えない差に4ユキチを払うほど
お金で気持ちを量ってもしょうがない。
最初の野望だった
「自分が持ってるダイヤより良いもの」
という条件は大きさは無理だけど
カラーとクラリティでは上回って
何よりルシダという独特のカットが
いちばんの値打ち。

という事で「大きさ命」から
質もそれなりのものに変更。
候補の中で一番高い物ではなかったけど
元値が元値だけに結局90ユキチを
あっさり飛び越えてしまった。
予算を30ユキチ以上超過で
高校教師よ、申し訳ない。
お返しは奮発するぞよ。

買うものが決まったら
店の隅のテーブルに案内される。
おお、テーブル席。
昔自分でシルバーを買ってた時
テーブル席のカップルを見て
「ええなぁ」って思ってたけど
ついに自分が座ってみる。

お店の人が来ないなと思ってたら
店の奥でゴソゴソしてる。
しばらくして台の上に指輪を載せて
ダイヤの鑑定書を持ってきた。
で、その鑑定書を示しながら
石のランクも含めて商品を確認する。

鑑定書はその辺の手帳よりも大きくて
ちゃんと台紙に挟まれて
卒業証書みたいに立派。
鑑定の刻印も押されてる。すごい。
高校教師は鑑定書に釘付け。
私も釘付け。

だって、私のダイヤには
値札に諸々のランクは書いてあるけど
鑑定書なんてついてない。
だから「自称:0.6カラットGカラーVS2」
でも、ティファニーとなると違う。
こういう安心や格式も値段のうち。
それで納得。

サイズ直しをするのでその前にお支払い。
高校教師のカードの限度額は50ユキチ。
という事は、現ナマ?
ヤツの買い物で現ナマ最高額は
覚えてないぐらいのものらしい。
自分の月収3ヶ月分以上を
紙の束で実感できるいい機会。
「枕の下に入れて寝ようかな」って
ベタな事を言う。

ついにエンゲージリングを決定。
とても良いものを買ってもらって
テンション上がりっぱなしで
昼間に心斎橋を歩いてて
人ごみの中で府知事候補の
元野球選手に会ったのなんて
高校教師に言われるまで
キレイさっぱり忘れてた。

高校教師はさすがにグッタリ。
一日で挨拶と指輪の決定という
大仕事を見事にこなした。
来週は私の番だ。
という事で興奮して寝られず
今日は一日ぼんやりしてた。

私は全員集合よりごっつの方が欲しい。

2004年01月19日(月)



 先制結婚許可

ついにこの日がやってきました。

本日は高校教師がうちの両親に挨拶。
何分遠方なので神戸市内のホテルで
一緒にお昼を食べることになる。
前々から個室を予約しておいて
皆さんスーツをお召しになって
堅苦しい行事の始まり。

高校教師が楽なようにと思うけど
やっぱり緊張はするだろうから
私が喋んなきゃとか
ごちゃごちゃ考えてるうちに
あっという間に待ち合わせの時間。
ヤツは日曜なのにビシっと
スーツを着て登場。

いつも頭のうしろに寝癖がついてて
直しても電車で後ろにもたれたら
また変な癖がついてしまうのを
私によく指摘されてたから
今日は電車で座っても背もたれに
頭を当てずに頑張ったらしい。
なるほど後ろ頭はきちんとしてるけど
前髪は短めで揃ってて
デカイ図体して何だか愛らしい感じ。

うちは私を含めて全員ちびっ子家族。
高校教師のところは全員のっぽ家族。
前フリとして「かなり大きい」と
言っておいたけど
うちの両親はヤツのデカさにやはり驚く。
父は結構気さくに自分から自己紹介して
何だか頑張ってる感じ。
高校教師はガチガチ。

事実上、もう結婚のお許しは出てる。
その上でどう話を持っていこうとか
高校教師が「結婚させて下さい」とか
世間にありがちな挨拶をするのかと
ひとりドキドキしてたら
父親が「あのー、レガおから
大体のことは聞いています。
レガおが気に入った方なら
私たちは喜んで送り出します」って。

あっさり先制許可って何それ。
高校教師もいきなりの展開で驚く。
が、それで気楽になったのも事実。
緊張しながらご飯を食べて
途切れ途切れに会話があって
時間をすごしてたらまた父親。

「話の種になればと思って
写真を持ってきました。」
出てきたのは父親の20歳台前半の写真。
高校教師はバイク好きなんだけど
父親もかなりのバイク好き。
父親なりに共通の話題をと思ったらしく
自分の古いアルバムの中から
昨夜引っ張り出した写真を持ってきてた。

昭和40年代のホンダのバイクがいっぱい。
白黒写真でアンティークなバイク。
こんな素敵な写真、
私にも見せてくれた事なかったのに。
っていうか、昨夜色々考えて
アルバムから写真を引っ張り出してる
父親の姿を想像してちょっと感動する。

一方母親は現実的なところで
私が仕事を続けることについて
どう思うかと聞いた後
自分が私をどう育てたかとか
仕事を続ける為に協力してやってくれとか
自分の思ってる事を好き勝手に言う。

そんな話の後、また父親。
新婚旅行はどこに行こうと思ってるの?
って、マジでそんな事考えてなかった。
高校教師は「いえ、まだそこまでは全然」
って結納の話も式の話も
なぁんにも決まってないのに新婚旅行。
父親がとにかく喜んでるのが
本当に良くわかって私も嬉しい。

よく世間では
「父親は、娘の結婚をたいてい寂しがる」
とか言うけどうちの父親は
何だか本当に嬉しそう。
私もこの年だし
高校教師も結婚を反対されるような
筋合いの人ではないので
ブツブツ言われても困るけど。

高校教師の方もお母さんが
「結婚は女の子が主役やから
できるだけ希望を聞いたげよ」って
「指輪も欲しいの買うたげて、
足りんのやったら『貸したる』から」
って、あちらはあちらでとにかく
三十路前の息子を結婚させたいらしく
その為には協力はするし
実家から遠く離れての神戸住まいも
ちょこっと眉間にしわが寄りつつ
しょうがないかという状態らしい。

お互い見ず知らずの両家の親が
「三十路前に結婚」という
世間体のために自分の欲求を隠しつつ
何とか無事に二人を結婚させようと
ひとつの目標に向かって進んでる。
それを考えたら「三十路」という
年齢のパワーはものすごい。
結婚した後にお互いが何を言い出すかは
ちょっと怖いものがある。

お互い「もうそろそろ落ち着け」と言われ
とにかく結婚させたいもの同士という
変な勢いはついているものの
両方とも喜んでくれてるのは事実で
指輪を買うのに某百貨店の
株主割引のツテが現れたり
新居を探すのに不動産関係の知り合い
とかいう現実的な後押しもあって
祝福されて一緒になる事が
とても素敵な事なんだと
だんだん実感としてわかるようになった。

食事が終わった後両親と別れて
私と高校教師は難波へ出かける。
色々感想とか後のことを話しながら
やっぱり今日の父親は素敵だったなぁと
初めて父親を誇らしく思う。
それはちゃんとお礼を言おうと思って
家へ帰った後、とても具体的に
写真の事と会の進行の事を例に出して
「ありがとうね」と
照れくさいけど言っておく。
何か学生を誉める時と似てるけど
具体例を出して伝えるのって大事よね。

人間、こうやって丸くなっていくのか?

2004年01月18日(日)



 見えなくていいものが

お休みは雨模様。

今日からセンター試験だけど
毎年この頃は雪降ってる。
うちの近所は雨だったけど
関東では雪らしいし
高校教師の近所も雪だったらしい。

せっかくの休みだけど
やることはたくさんある。
化粧品を仕入れたり
眼鏡のレンズも換えたい。
という事で寝坊はせずに動きだす。

かれこれ3〜4年前にかった眼鏡。
教員になってどんどん視力が落ちて
さすがに度を上げないと
夕暮れの運転が怖くなってきた。
丁度眼鏡屋から年賀状が来てて
セールのお知らせも載ってたから
三宮まで出かける。

眼鏡屋で度をあわせてもらうのに
機械がものすごく面白い。
レンズの色味とかを変えて
「これでくっきりしましたか?」
「どちらの時が濃く見えますか?」
「重なってるのは中心ですか?」
って機械がガチャガチャ動くたびに
テキパキと説明がされて行く。

レンズの交換なんて言ったら
しばらく眼鏡を預けないといけないかと
面倒に思ってたんだけど
結局20分程度の待ち時間、
見てる前で新しいレンズが出来上がり。
奥に機械が置いてあって
それで削ったりしてるみたいなんだけど
職人技って感じでかっこいい。

近視の矯正を強めてもらったんだけど
私の近視の度合いだと
老眼が出るのが遅くなるらしい。
さらに私が今まで使ってた
中途半端な近視用のレンズは
将来老眼鏡に使えるらしい。
フレームさえきちんとしてれば
色々レンズが使いまわせるなんて
全然知らなかった。

という事で今までのレンズを
きれいに包んでもらってお持ち帰り。
何だか得した気分。
できあがった眼鏡をかけたら
ちょっと見えにくくなってた
壁掛け時計もクッキリ。
おお、世界が変わる。

で、その分やはりお肌のアラも
今までよりくっきり見えるわけで複雑。
COCCOじゃないけど
世の中見えないほうが幸せなものもある。
帰り道は斜め前の車のナンバーも
きちんと読めて標識も読みやすい。
眼鏡ってすごい。

明日はついに高校教師がうちの親とご対面。
さてさてどうなるか。
エンゲージも決めに行きたいしで
相変わらず盛りだくさん。
そうこうしてるうちに1月も半分終わり。
ついに来週は私の誕生日。

研修報告の事はきれいに忘れてる。

2004年01月17日(土)



 看護師よ、胸を張れ

研修最終日。

昨夜は曲がりなりにも10時間睡眠。
午前中の講義が退屈で
寝てた方がマシなのに眠れず。
やっぱり仕事中でも講義中でも
眠くなるのは内容ではなくて
寝不足のせいなんだと実感。

職場や学校で眠いのは
身体が要求しているという事です。
今度から学生が寝てたら
それは講義の内容の問題ではなく
学生の体調の問題と思う事にしよう。

講義の内容を踏まえて演習。
グループワークで事例を起こすのに
みんなどうしていいかわからない。
「職場で問題になってると思うこと」
というお題で色々上がるんだけど
具体例を出せと言われたら固まってる。

誰も何も言わないから私が喋る。
「業務が煩雑だと思うのはどんな時?」
ってオープンな質問をしてから
「それで誰が困ってるの?」
「具体的にどういうクレームがあるの?」
「そのクレームを聞いてどう思うの?」
「何でそう思うの?」
「どうなったらいいと思う?」
ってちょっとずつ話を具体的に絞っていく。

誘導に乗せればみんな色々喋るけど
内容は問題なのか愚痴なのか定かでない。
臨床でしょっちゅう使う
カウンセリング技法と同じなんだけど
普通の企業の子はそういう経験がないのか
誰かが導かないと、困ってると言いながら
お題となる事例すらあがらない。

で、そうやって出たお題を
講師の誘導で分析していくんだけど
解決策を出す段になって
自分がすべき事や方略を
具体的な行動レベルで表現できない。
「会議」とか「上司へ伝える」
「共感者作り」みたいな感じ。

これじゃあ共感者を作るために
誰に何をどう言えばいいのか
具体的な事はさっぱりわからないし
上司に何を伝えたらいいのかも不明。
こんなんで計画のきちんとした評価なんて
できるわけがないのは
リーダークラスの看護師ならわかる。
世の中で一流と言われてる企業社員や
官公庁の役人といえども
入職4年前後の中堅手前は
こんなものかと驚く。

しかも解決策の中によく出るのが
「上司に指示を出してもらう」って
「指示待ち族」丸出し。
中堅にもなれば自分で周囲にアピールして
上司の了解を取るぐらいの気持ちでいろよ。
大きな組織ってそんなもん?
絶対、同じ年代の看護師の方が
頭使ってるし行動力もある。

で、予告どおりの理解度テスト。
講義で触れた基本的な問題を
レジメ見ながら解いてもいいんだけど
レジメを見ても「具体例を挙げよ」とか
その意味が理解できていないと
解けないようになっている。
で、10点満点で平均は5点。あちゃー。
私は8割ゲットだと自慢するより
ただ結果に驚く。みんなわかってない。
さて、講師はどうなる?

帰り道に電話が鳴って
お待ちかねのティファニーから電話。
取り寄せをお願いしてた指輪が到着。
日曜に高校教師とのお食事会のあと
高島屋まで見に行こう。

3日ぶりの自宅の布団は素敵。
自宅なら「消灯のお知らせ」で
夜中に起こされなくて済むし
食事のメニューも安心感溢れる
低カロリーぶり→白菜と鳥の鍋。

夏以来、自宅以外で寝る時は
常に高校教師と一緒だった。
自宅の布団は電気毛布を入れてるから
一人で寝てもあったかい。
高校教師宅は電気毛布はないけど
人間がいたらそれで十分あったかい。

泊まり出張は当分ごめんだ。


2004年01月16日(金)



 消灯時間に目覚める

昨日はまずまず早く寝たのに。

朝からあくび連発で
講義が始まってあっという間に居眠り。
昨日に引き続いて
今日も講師のあら捜し。
講師はコンサルタント会社の人で
語尾まできちんと喋らない。
滑舌が悪いから意味が不明瞭。
自分の会社を略称で呼ぶ。しかも連発。

私のまわりにはその略称を
他の言葉に聞き間違えて
「さっぱりわからない」って
困り果ててる人がいたりする。
その人も察しが悪いんだけど
初対面の人の前で自分の会社を
略称で呼ぶのって
知らない人の前で「○○ちゃんが」
って自分の名前を言うバカ女と一緒。

だいたい、はっきり発音したとしても
自分の会社の名前が
略称で言っただけで伝わるような
知名度だと思ってるんだろうか?
イケてない。

何やらこの講義は終了後に
到達度確認テストをやるらしい。
みんなテストだと言われると戦々恐々で
高校、大学、大学院、入社試験と
さすがに厳しい選抜を
乗り切ってきただけの事はあるらしい。

が、点数悪すぎたら自分の評価とともに
講師の評価が下がるだけだからと
妙に開き直ってる私。
成績が悪いのは生徒が悪いのもあるけど
講師のやり方がまずければ
全体としての評価が低く止まるわけで
別にみんなで悪い点をとれば
こまるのは講師のほうだと
私が開き直った事を言うので
周りはあっけにとられてたりする。

経営の世界のことだから当然成果主義。
自分なりに頑張っても成果が出なければ
何の意味もない。
講師が私たちに「成果を出せ」というのは
そのまま講師にもあてはまるわけで。
実際私も学校では授業評価をするわけだし。

講義が終わって部屋に戻ったら
電話に不在着信があって市外局番が06。
てっきりティファニーだと思って
喜び勇んで留守電を聞いたらミキモトだった。
「お探しの0.6カラットの物がありません」
別にいいのだ、本命は青い箱だから。
で、その青い箱からはまだ連絡がない。
ちょっとがっかり。

一日眠いまま過ごしたから
今日は早めに寝よう。
6時から夕食を食べて7時からお風呂に入って
8時には布団に入ってゴロゴロする。
で、結局そのまま寝てしまって
音楽が鳴って目が覚める。外は暗い。

「え?もう朝?」
10時間は寝てるから、もうちょっと
熟眠感があってもいいのにと思った瞬間
「ただいま23時、消灯時間です。
明かりを消してお休み下さい」
って、いちいちご丁寧にBGM付で。
何が悲しくて消灯のお知らせで
寝てるのを起こされなきゃならんのだ。

文句の付け所が多すぎる。

2004年01月15日(木)



 う○こはスゴいのだ

本日から研修。

入試前なのに
諸々の評価もあって忙しいのに
よりによってこの時期の研修。
しかも看護とは全く畑違いの
経営とか問題解決とか
そんな感じでいまひとつ興味ナシ。
まぁ、行かなくちゃいけないなら
しょうがないんだけど
マジで時期が悪すぎる。

参加者の年齢層は20代中盤の
入社4年目前後。
色んな職種の子がいるけど
知り合いを見つけては
盛り上がってるところをみると
非常に幼い雰囲気で
三十路手前の私はちょっと浮いてる。

普段の職場でダントツに若く
研修に出れば年増で、なんて中途半端な私。
研修の内容も古巣での研修と
かぶってたりするから始末が悪い。
問題解決技法なんて
臨床1年目からしつこく叩き込まれてる。
看護過程なんて問題解決そのものだし。

役所の子もいて「公務員の使命は?」
とか聞かれて固まってる。
ばーか、市民の利益に決まってんだろ。
中堅手前の役人がこんな感じで
こいつらが法律触ってるなんて
本当にイヤな気分。

ぼさっとしてたら午前中が終了で
お昼を食べにいって驚く。
メニューが濃すぎる。
白身魚のフライにコロッケ、生野菜。
スープに小鉢の和え物と漬物。
これって夕食じゃないの?
全部食べられるわけもなく
見ただけで気分が悪くなって
どれもこれもちょっとずつ残す。

私は同僚も知り合いもいない単独参加。
ひとりでお昼を食べようと思ったら
人のよさそうな若い女の子が声を
かけてきてその子のグループと食事する。
大きな企業の総合職らしいけど、天然。
悪い子じゃないけど
ずっと喋ってると呆れる。

午後から経営関連の講義。
講師は某大学の教授なんだけどクセが強い。
インパクトを狙うあまり
ボケとかアホとか能無しとか
語彙に全然品がない。
まぁ、品があったところで
面白くない講義も困るんだけど
もうちょっと他にやり方があるだろうに。

いちおう講師で来てもらってるけど
私にしたら同業というのもひとつの見方で
時間配分とか色々見てたんだけど
やっぱり喋り方が気になる。
しょうもない行政施策を
「う○こ」呼ばわりしてるし。

面白けりゃいいのか?
インパクトあればいいのか?
そんなだから世の中が
低俗なお笑い番組ばっかになるのだ。
だいたい、う○こを低く見るな。
あれが出なければ人間は死ぬんだし
あれをきちんと観察する事は
医療の世界ではとっても大事なのに。

そういう話の持って行き方じゃないと
聞けない受講者というのも情けないけど
本当にみんなそんなにレベル低いのか?
みんな日本で名の通った企業の社員だぞ?
嘆かわしい。

そんな事を考えてたら夕食で
メニューにげんなりする。
鳥のからあげにうなぎ、和え物2品と
煮物と味噌汁とグレープフルーツ。
一日30品目はクリアするかもしれんけど
座学の研修にこの食事では
完璧にカロリーオーバー。死ぬ。

ブロイラーの気持ちがわかる。


2004年01月14日(水)



 使えません

昨夜はろくに眠れず。

昼間に見た山ほどのダイヤの印象と
突き進むかやめるかという葛藤とで
テンション下がらないままの朝。
そりゃあ高い指輪は欲しいさー。
でも、お人よしの高校教師に
無理してほしくもないわけさー。
また、はっきり「無理するな」
って言ってみても
ヤツのプライドもあるわけさー。

追い討ちをかけるように
朝から立派な生理痛もやってきて
出勤前にメールが来たと思ったら
先輩が「腰が痛くて動けなくなったから
今日はお休みする予定です。
すみませんがよろしく」って。

そう、大変なのは私だけじゃない。
皆さん私よりは量も質も
圧倒的に勝る仕事をしてて
年齢も私よりだいぶいってるのだし。
ぎっくり腰とか高血圧とか
五十肩に比べたら生理痛なんて・・・。
薬を飲んで耐えればいいのです。

月収の何倍ものお金を
数グラムもないちっこい炭素の結晶に
変えられようとしてる高校教師を思えば
腰が痛くても頭が死んでても
大した苦痛とは言えません。

が、結局身体はついてこなくて
一日何が片付いたのかわかんないという
恐ろしく給料泥棒な内容の一日。
鎮痛剤がイマイチで頭は死んでるのに
痛みも何となく残ってるという
最悪に中途半端な状態。
よっぽど生理休暇とろうかと思ったけど
先輩が休んでるから無理だし。

机に座ってこま切れで考え事をする。
指輪をどうするかという
私の深刻な悩みも知らず
みなさん無邪気にドラマの話とかしてる。
その隙間で2月の基礎実習の事を考える。

結婚の事はまだ
職場の人には何も言ってない。
相談に乗ってもらえるほど
身近な境遇や年齢の人もいない。
まだだいぶ日があるから
何も急いで話す必要はないけど
この人たちがどんなリアクションをするか
非常に楽しみではある。

何より私の古巣のメンバーの反応が
本当にどんなものか自分で見てみたい。
まわりにしたら私の結婚どころか
彼氏といるところも想像がつかないらしい。
そして、そんな私と添い遂げようとしてる
奇特な高校教師はみんなの興味の的。
今度一緒に友達の結婚式に行くけど
私の友達はみんな高校教師に興味津々。

知らない女どもにシゲシゲ眺められるのは
正直かわいそうな気もするけど
あんなにデカい人間、隠すわけにいかないし。
それも私とくっつくからには
我慢してもらわないと。

帰って、高校教師からメール。
私が「調子がイマイチだ」と言ったら
「指輪の事でも考えながら
ニヤけて過ごしたら?」って
今の私にとっては指輪は難題なのだ。
ん?ニヤけるぐらい素敵な指輪を
選んでもいいという事か?90ユキチ?
きゃー。

勝手に前向きに考える人は、幸せを掴む。


2004年01月13日(火)



 真剣なお買い物

寒波が来るらしいが関係なし。

今日はまた高校教師とおでかけ。
もともと奈良美智の展示を
大阪まで見に行く予定に追加して
その後にエンゲージリングを探す。

ああ、どうしよう。
あまり贅沢を言ったら退かれそうだし
とか思いながら出かける前には
お目当てのお店の位置を
ネットできちんと確認してたりして。

天気が良いので梅田から肥後橋まで
てくてく日向を選んで歩いたら
とても気持ちよくて素敵。
休日のオフィス街は人が少なくて
のんびり歩くにはちょうどいい。
が、奈良展は結構な人。
あまりアートの話をしない高校教師も
それなりに楽しんでもらえたみたい。

で、いよいよ指輪探し。
とりあえず私が思ってるのは
自分で買ったダイヤよりいいものを。
その昔1年働いた春に買ったのは
0.5カラットの一粒石で55ユキチ。
エンゲージリングとして売ってたのを
わざわざ分解してネックレスに。

だから今回はそれ以上のランクの石で
理想はティファニーのルシダ。問題はお値段。
いちおう「お給料の3か月分」っていう
宝石会社のセールストークは吹き込んである。
が、「それは厳しいかも。2ヶ月かな」って
またハッキリ言ってくれるあたりが
高校教師のカッコいい所。

とりあえずは心斎橋のティファニーへ。
一番奥にブライダルコーナーがあって
そこへまっしぐらに入っていくのも楽しい。
で、現実とご対面する。
ルシダは50ユキチからの設定なんだけど
あったのは丁度60ユキチちょい。
で、0.3カラット。カラーはEで
クラリティは忘れた。0.3カラットの石は
それなりに可愛いんだけど貫禄不足。
40歳超えて使えるものではない。うー。

「よろしかったらお出ししますよ」
という声で我に帰って
ケースから出してもらう。目の前にルシダ。
指にはめないとわかんないのに
緊張して指輪に触れない私。
だって、発売開始の頃から
「いつかはと憧れ続けた指輪が目の前。
何かに圧倒されて緊張してる私を
ヤツは初めて見たんだと思う。

しばらく眺めてたけど
高校教師の「してみたら?」という声で
おそるおそる手にとる。
キラキラがすごいんだけど、小さい。
おもむろに指にはめてみて、やっぱ小さい。
これはなかなか大変な買い物になりそうで
とりあえずは他の店も見てみる。

お次はミキモトで一粒石の4本爪。
四角いダイヤにこだわりがあるので
丸い石を4本の爪でとめて
ちょっと四角に見えるのも候補。
さっきのティファニーよりは緊張も楽で
お店の人と色々話す。

石は0.7カラットでカラーがE、
クラリティがSIより落ちる石で70ユキチ。
0.7カラットとなるとさすがに大きい。
同じような感じでカットが落ちる石が
50ユキチであったんだけど
高校教師曰く「光の強さが違う」との事。
ティファニーで60ユキチの石を見てたけど
ここでは70ユキチ台の品物が出て
高校教師が「ええなぁ」と言うので
70ユキチという値段に慣れてくる。

そこで色んなランクの石を並べて貰って
違いを見ながら宝石のお勉強。
ここらで優先順位がカットと
大きさに定まってきて選びやすくなる。
カラーは自分が持ってるG以上なら
比べるものがないと色味なんてわからない。
クラリティも日常生活で
指輪の拡大観察なんかしないから
「V」がついてりゃ問題ない。

高校教師曰く「意味不明用語が連発」って。
石の質で大きな石と小さな石の値段が
いとも簡単に逆転するのが不思議らしい。
「炭素なんやけどなぁ」って、男の意見。
ここで大きな石を見慣れたのが運のツキ。
ミキモトは指輪の輪っかのデザインが
とっても細身で気に入らない。
という事で和光へ行ってみる。

和光も4本爪で輪っかのところが太めで
ミキモトよりはだんぜん好み。
高校教師もこっちが良いという。
色んな石のランクで値段を見てもらって
いいなぁと思ったのが80ユキチすれすれ。
ちらっと高校教師の方を見るけど
明確なダメサインは出ていない模様。
・・・。だんだん基準の値段が上がってる。
何とか80ユキチ以下で抑えようと
「この時」は「まだ」思ってた。
だって、お返しが大変だし。

で、最後にもう一度高島屋のティファニー。
3軒お店を回ったおかげで
見事に感覚がおかしくなってる。
心斎橋で60ユキチ台を見てたのに
高島屋は80ユキチ台からスタート。
80ユキチ台では0.4カラットでEカラー。
ミキモトと和光で0.6や0.7カラット台を
見てきてるから0.4が小さく見える。まずい。

0.5カラット超だと100ユキチの大台突破。
という事でカラーをG、クラリティをVS2まで
下げてもらったら何とか0.49カラットが
90ユキチであるらしい。しかも日本に3つ。
あうー、90ユキチって
高校教師の給料3ヶ月分を余裕で超過。
おそるおそる高校教師の顔をうかがう。
「一生モンやからなぁ」と言いながら
ちょっと不安げでもある。

色んな石の条件で検索をかけてもらうのに
予算を聞かれて私が迷ってたら
高校教師が私の顔をじっと見てる。
何を言い出すのかと不安が見え隠れ。
とりあえずは90ユキチ台の石も見せてもらおう。
それであまり違いがわからなかったら
その時は安いほうの石にする。

結局お取り置きしてもらって店を出る。
高校教師も「もう、好きなんにしぃよ」
って言ってくれるんだけど
超・メジャーなブランド物だけに
名前でお金とってる所もある。
名前と石の質と大きさと値段と
色んな要素がごっちゃになって混乱する。
そのあと、気分を変えて洗濯機やら
冷蔵庫を見に行ったんだけど
もう、見てて気分が楽な事楽な事。

大きな買い物だし婚約の品だしで
大人の意見も聞いたほうがいいみたい。
という事で高校教師の
お母さんに相談してもらう事にする。
「息子が高い買い物をさせられた」
と後々思われるなら我慢しなくっちゃ。
が、同じ女として「好きなの買うたり」
って言ってくださったりしたら
それをいいことに私は堂々と
90ユキチのハードルを越えられるのだ。

とりあえず、私のために日本のどこかから
0.49カラットのGカラーの指輪が
はるばる難波にやってくる。
それと0.46カラットのEカラーと比べて
さーてどうなるか。
そして、高校教師のゴキゲンは?

もともと60ユキチからスタートした買い物は
ものすごい所へ行ってしまいそうで
私はこの指輪につりあうだけの
何かを高校教師にあげられるんだろうか?
こいつと一緒になってよかったと
思ってもらえるようにするのが
一番のお返しなんだろうけど
まずは精一杯嬉しいのを表現しておこう。
料理でも頑張るかな?

ずらっと並んだルシダを見ながら思う。
この炭素の結晶5つでレガおが買えて
高校教師が欲しがってるバイクなんて
お釣りまで出てくる始末。
ティファニーの場合はそこに
ものすごいネームバリューがついてくる。

もう、考えるだけ興奮して眠れない。

2004年01月12日(月)



 ハングルラーメン

父親がめでたく還暦。

昨日寝る前に高校教師と話してて
「なぁ、喫茶店の話の続きやけど」
と切り出される。
色んな事を話したので「は?何?」
って返したら「指輪のこと」って。
「前に一人で見に行ったりしたんやけど
欲しいのあるんやったら見に行こうか。
給料3か月分は無理やけどな」って。

調子にのっておねだりしたものの
実際選ぶとなったら大ゴト。
「ほんまにええの?」って聞いたら
良いというので開き直って予算を聞く。
・・・。憧れのルシダに手が届く。
「そのかわり、誕生日プレゼントは
期待せんとってよ」って言うから
「もう、指輪で十分やわ」と返事しておく。
憧れの水色の箱。
中途半端に誕生日プレゼントなんていらん。

「まぁ、一生モンやから
少々オーバーしてもええけど」と仰るので
後日容赦なくティファニーへご案内の予定。
こないだ私の化粧品を買うのに
一緒にコスメゾーンを歩きながら
居心地悪そうにしてた高校教師が
一人で宝石売り場へ行ったんだと思ったら
すごく嬉しくて涙目になる。

で、本日はダラダラの日。
昼までゆっくり寝過ごして
いつも困るお昼ご飯。
おなかは空くけど出かけるのが面倒。
が、料理の材料も器具もない。

そこで思い出したのが近所のお店。
高校教師が住んでる近くには
ハングルの国の人たちも沢山住んでて
お店に韓国の食材が色々と置いてある。
そこで私が気になってたのが
オールハングル表示のカップラーメン。

二人で買いに行ってみる。
ハングルなので何味なのか不明。
が、赤いふたに「辛」という字が
デカデカと書いてあるのがあって
それはきっと間違いなく辛いのだろう。
私はあんまり辛いのはノドにしみそうで
青いふたのラーメンにしてみる。
鶏がらとか、あっさりだったらいいな。

と思って帰って開封。
スープを開けたら高校教師のは真っ赤。
なぜか私のも赤い粉。
匂いを嗅ぐと、辛い匂いがする。がーん。
お湯を入れても色が変わるわけでもなく
結局二人とも真っ赤なラーメン。

カロリーは数字とKcal表示なのでわかる。
が、お湯を入れて何分待てばいいのか
どこを読んでもわからない。
「600(続きにハングル)」って
書いてあるんだけど意味不明。
600秒って事はないよな?10分だもんな。
たびたび箸でつっついて
5分程度で食べられる堅さになった。

見事な辛さなんだけど食べられる。
ラーメンの汁を飲むと
底に一味唐辛子が沈殿してる。
二人とも鼻の頭に汗かいて
水を飲みながらスープを飲む。
カプサイシンパワーで痩せるかな?

結局私のも高校教師のも
辛さに大きな差はなかった。
が、麺は高校教師の方がおいしかった。
お値段100円だし、今度友達に
買って帰っても面白いかも。

世の中には美味しいものが沢山ある。


2004年01月11日(日)



 おねだりの会

やっとこさのお休み。

結局のどは痛いままだけど遊ぶぞ。
洗車は高校教師に会う前に
終わらせようと思ってたけど
よく考えたらデカイ彼に
レガおの天井を洗ってもらえば
とても助かるなぁと
厚かましいことを思いついたので
控えめなフリをしながら
単刀直入にお願いする。

私ひとりで洗車をすると天井はおろか
窓の真ん中にも手が届かない所があって
いつもイライラしてたんだけど
今日はキレイにできそうで嬉しい。
何せ11月から洗った記憶がない。
最強ヨゴレのレガお。

高校教師とお昼を食べて、いざ労働。
高校教師は案外細かい所まで
きれいにしてくれて嬉しい。
室内の掃除を手伝ってもらっても丁寧。
私が大切にしてるものを
ヤツも大切にしてくれてるのが嬉しい。

おかげでレガおがピカピカになったので
お礼にお茶をご馳走して暇つぶし。
今日の夜は私たちと
私たちを会わせたカップルの4人で食事。
が、集合が夜の8時なので
洗車が終わっても時間が山ほどある。
行くところもないので
うちの近所を車で案内してみたりする。
田舎度はヤツの実家周囲と同じらしい。

友達カップルは彼女が「天然」で
こないだ一緒に焼肉を食べた時も
私と彼女のやりとりが面白すぎて
高校教師は彼氏のほうと話すのを忘れてた。
今夜も例に漏れず、彼女は面白い。
ただいまハネムーンの行き先を
考え中の彼らの候補地は
沖縄かオーストラリア。

が、彼女はオーストラリアで海に潜りたい。
彼はダイビングの免許はなくて
エアーズロックに登りたい。
彼女は登山は避けたいらしい。
という事で彼女が言い出したのは
ハネムーン中の別行動日程。
・・・そんなのアリか?
「一緒に行く意味がないやろう」と
まじめに突っ込む彼氏に私と高校教師は爆笑。

お店は私の行きつけで
友達のだんながやってるとこ。
年末の北海道で買ってきた
男山の純米大吟醸を今年も納める。
小さなグラスで試飲させてくれるんだけど
やっぱり絶品。
高校教師は初めて飲んだらしいけど絶賛。
やっぱり、日本人は米の酒。

私たちを引き合わせてくれた2人に
結婚するという事も伝えて
なかなか盛り上がる宴席。
私が彼氏を連れて行くといったので
店主はおいしいお造りや
ふだんより豪華なデザートを用意してくれた。
ま、魚とよく使ってた店だから
店主の感想も微妙かもしれんけど。
魚は今頃雪山だからハチあわせもないし。

2軒目の喫茶店で指輪の話になる。
友達はこないだマリッジリングを決めてて
結納で素敵なダイヤのネックレスを貰ってる。
私としても指輪は気になるのだけど
教員も実習中の装飾品は
マリッジといえども装着不可。

だから看護師してる彼女が
マリッジをどう扱うのか聞いたら
チェーンを用意して
首からぶらさげようかと思ってるらしい。
なるほど。

で、くるりと高校教師の方を見て
「じゃ、チェーンも買って」って言ったら
彼女も「本当だ、チェーン買って」
と言い出して慌てる男二人。
「何?おねだりタイム突入か?」
そうです、チームプレイです。

友達の彼氏は「失くさないためだったら
チェーンなんて5本でも6本でも買ってやる」
って、さっすがー男前。
あまり露骨におねだりしても逆効果なので
適当なところでやめておいて
でも、エンゲージの話になった時には
顔は友達の方を見ながら、実は高校教師に
「昔から四角いダイヤに憧れてる」
とはっきり希望を述べておく。

夜もふけたので飲み会は解散。
高校教師の部屋に戻ったら
賃貸住宅ニュース系の雑誌が数冊。
住む所を探してるらしい。
引越しに向けて、もう飽きたゲームや本を
売りに行ったりと荷物の整理もしてるらしい。

私は自分から高校教師に
「嫁にもらってくれるか?」と言ったので
本音の所ではヤツが本当に
結婚に前向きなのか
自信がもてない所があった。
でも、高校教師なりにきちんと
考えてくれてるみたいで嬉しい。
まぁ、ちゃんと参加しないと
私の良いようにされちゃうし。

進めるうちに進むのだ。

2004年01月10日(土)



 冷め切ってる

slip knotがソニックマニアを辞退。

って、私がチケット買ってたら暴れる。
しばらく動いてなかったから
見たかった人も多いはず。
なめられてるねー
イベンターとレコード会社。

昨日、ボード友達がメールをくれた。
「寒くなって12日あたりは
多分県内もいい雪だよー。
ウズウズして来ない?」
・・・。雪のこと忘れてた。
彼女は12月の北海道を逃したから
未だ熱は冷めやらぬ。
私の頭の中には熱どころか
存在すらしていないという。

12月中はそれこそ狂ったように
積雪サイトをさまよってた。
クリスマスのニセコで
全然満足に滑れなかったのに
北海道に行ってきたというだけで
頭のなかのボード熱は一息ついてて
県内ゲレンデに至っては
今シーズンは未だノーチェック。
ありえない。

年始から仕事もプライベートも
バタバタしてて余裕がない。
おかげで「いつ滑りに行けるかなぁ」
ってカレンダーとにらめっこもせず。
去年の今頃は信州出発1時間前で
魚とせっせとルーフキャリアを組んでた。
で、あさっては足首の靭帯を切るのだ。
そう、あれから1年。

何とか1週間乗り切っての週末。
レガおを風呂に入れたい。
買い物に行きたい。
眼鏡のレンズを換えたい。
免許の書き換えも行きたい。
扁桃腺は痛いままだけど酒は飲みたい。
寝具で遊戯もしたい。忙しい。

今年に入ってからレガおのBGMが
マンソンから変わらない。
なんだかんだ言って
ストレスが溜まってるのか
仕事の帰りは音量も上がる。

メタルもパンクも聞かない
至って大人しい趣味の高校教師に
「いい年だし、こういうのも聞いたら?」
っておととしに出た斉藤和義の
ストリングスライブのCDを渡したのに
私は未だ持ってお化けロック愛好家。

果たして嫁に行くのに
この類のCDを持っていくか?
マンソンに至ってはライブビデオもあって
私としてはslip knotやラムシュタインと
セットで持って行きたいんだけど。
新居のCDラックにCDを並べたとして
ゆら帝やばるぼら、キンブラに
ヤツがどういう反応をするのか?
まぁ、eastern youthあたりは
案外気に入るかもしれないけど。

私はヤツの持ってる和久井映見や
宇徳敬子にはまず近寄らない。
でも、森高はきっと聞く。
っていうか、宇徳敬子のとなりに
HOLEとか並べてみたい。
お嬢もお下品もtoo much。

いろんな美人がいるという事で。

2004年01月09日(金)



 論文を評価するということ

本日はレガお通勤。

やっぱ、車はいいねぇー。
腕と運しだいで通勤時間が節約できて
しかも座りっぱなし。
で、人ごみに出ないから
風邪をもらわないのだ。

今日は一日ケースレポートの評価。
ぶっとおしで読んでると
まず目が疲れて肩が凝る。
で、内容を吟味してると神経が減る。
その内容がまとまってないと
さらに気が狂いそうになる。
「きー、お前何が言いたいねんー。」

初稿とあまり変わってないのもあるから
とりあえずは最終提出とつき合わせて
変更されている部分がどこかを探る。
で、変更部分を重点的に見るんだけど
なぜか初稿より内容が混乱してたりする。
これって点数下げていいのか?

文章読んでてもスムーズに頭に入る文章と
とても難解な文章があって
濃い内容をだから難解とは限らず
平易な内容がはちゃめちゃな文法によって
すごく難解な文章になってるものもある。
逆にするっと頭に入るから
とても筋道のとおった文章かと思えば
内容が薄いからあっさり読めるのもある。

考え方の筋はとおしてあるけど
内容が私の考えとズレてると
わかりにくいのと勘違いしがちだし
私好みの文章とそうでないのとでは
出来栄えが全然違って見えたりもする。
文章単体の完成度は高くても
看護実践の内容はさっぱりだったりで
何が普通や平均なのかわからない。

これを毎年やってる先輩たちは
いったいどうやってるんだろう?
という事で上に書いた内容を
そのまま質問としてぶつけたら
先輩たちも毎年困ってるらしい。
なぁんだ、みんな一緒かと思った次の瞬間
という事は私もずーっと
悩みっぱなしになるであろうことに気づく。
さすが専門職、日々研鑽。

ネットニュースにダイアナ元妃の記事。
ダイアナ元妃は子供を産みたかったらしく
子供の名前まで考えてたっていうんだけど
その名前が、某抗アレルギー剤と
カタカナ表記ではまったく同じ名前。

その薬のノベルティーとして
私はハクション大魔王の
メモか何かを貰った記憶があるんだけど
セレブの子供とハクション大魔王。

「アレルギーが治まって鼻炎が治ったら
大魔王は呼ばれなくて済むけど
抗ヒスタミン剤だから眠気が出ると
アクビちゃんが大活躍するから
やっぱり魔界は大儲け」とか
しょーもない事言って笑ってた記憶がある。

ああ、あの頃は肩なんて凝らなかったのに。

2004年01月08日(木)



 2年生ナースは60歳?

なぜか本日も電車通勤。

昨日より1本遅くしたら
古巣の茄子に遭遇。
実は中学の同級生で
キャリアは1年下。
三十路手前にしてホントの金髪で
厚底のピンヒール。
私はそんな靴では怖すぎて
絶対ホームは歩けない。

昨日の夜からのどが痛くて
つばを飲み込んだらいちいち痛い。
結構苦痛で仕事の集中力に関わる。
これは温存してた抗生剤を
飲まないといけないかなぁ。
土曜はまた飲み会だし。

朝から昨夜のご飯がおいしかったと
みなさん口々にうっとり振り返る。
それぞれ頼んだメインの料理を絶賛して
ワインも美味しくて大満足という話から
で、あれはお幾らだったの?という話に。

私も興味津々。
だって、ワインが美味しかったから
ラベルを写メールに撮ったけど
手が届かない値段だったらしょうがない。
ところが、赤も白も1本3500円。
お料理はひとり5000円。
三宮なのになんてリーズナブル。

ちょうど高校教師がメールで
高校サッカーの結果を知らせて来てたから
全然関係ないけど昨日の料理の値段と
ワインの値段を返信。
ヤツもびっくりして「また行こうな」って
おごりならね。
ああいう店を自分で見つけて
スマートにエスコートしてくれるという
贅沢な能力には秀でてない人なので
あまり優雅な期待はしないでおこう。

今日は入試関連の業務があって
受験生の願書を一覧する。
もう、本当に背景がバラバラで
年齢56歳とか高校の欠席が100日超とか
職場も毎年違うとか多彩すぎる。
56歳で入学して、卒業する頃には定年やん。
専門学校って職業教育するとこなのに。
まぁ、現在もどっかの准看学校に在学中で
このあと資格試験は受けるんだろうけど
そのバイタリティには感動する。

私が高校入試でかすりもしなかった
学区の偏差値・実績トップの進学校で
評定平均4.4とかいう
ものすごい成績をとってた人もいるし
私たちが超・ヤンキー高校と恐れた
3分の1は退学するような学校で
評定平均2.4という
これまたものすごい成績の人もいる。

この人たちはみんな准看なわけで何だか複雑。
学歴でくくるわけじゃないけど
極端に基礎学力の低い人が
この先看護の世界で生き残れるとは思わない。
「体調不良」でくくられた
よくわかんない理由で1年の
三分の一を欠席するような人が
看護師として患者に満足なケアが
できるだけの仕事ができるとも思わない。
それでも准看の免許は持ってるわけで
ちまたの病院では看護師と同じ仕事をしてる。
本当に、質がバラバラすぎ。

ここまで年齢も背景もバラバラな人たちが
同じ選抜試験を受けてそれをクリアしたとして
一緒に机並べて同じ講義とテストを受け
実習も学科も同じ基準で
評価されるんだと思ったら
もう何が普通なのかわからなくなってくる。

で、その個性を把握して教育をする私たちって
本当にちゃんと的を得られてるんだろうか?
という事で今年もカルチャーショックな1年。
入試当日にこの人たちと
実際に会うんだと思ったらドキドキする。

ひたすら濃い。

2004年01月07日(水)



 鼻血でコミュニケーション

何ヶ月ぶりかの電車通勤。

今日は新年会でお酒が入るので
おとなしく電車で出勤。
朝から寒い中をコートを着込んで
ブーツにマフラーぐるぐるの重装備。
でも、着るものが暖かかったら
顔に冷たい風があたるのは
気持ちが引き締まって気持ちいい。

電車の中を見回すと
あいも変わらずオッチャンだらけで
マンガ読んでたり
スポーツ新聞だったり週刊誌だったり。
だいぶ前に主任の言ってた
「いい男は新快速に乗っている」説を
思い出しては再び納得。

今日はもうお年始モードではなく
ごくごく普通の業務。
学生もやってきて新年の挨拶をするんだけど
うちの学生の場合は
年末年始は働きまくってるから
新年明けましてお疲れ様という感じ。
今日から新学期という清々しい気分ではなく
そろそろお疲れが出る頃。
大変やなぁ。

今日は新年会なので残業はナシ。
という事で昼間で仕事のカタをつけよう。
本日は元町でフレンチ。
お昼ごはんはセーブして
おなかをしっかり減らしておこう。

お店は高いビルの上層階で
入り口にでかい革のソファー。
高校教師が見たら
よだれ垂らしそうな見事なソファーで
案内を待つ間私が変わりに堪能してやる。
しっとりした革の感触と
フカフカのクッション。

雰囲気からしてかなりいい感じのお店で
さすがマダムたちの選択。
メインのお料理とデザートと飲み物を
それぞれ選べるから
9人がめいめい注文するんだけど
「肉料理を注文された方は?」って
客に手を挙げさせない。

メインもデザートも飲み物も
ちゃんとそれぞれが注文したものが
間違いなく当たり前のように
目の前に置かれる。
こういうのを、サービスって言うんだわ。
普段使ってるお店のレベルを
何気に思い知らされる。

本日のアルコールはワイン。
肉の人も魚の人もいるし
9人いるので赤と白を1本ずつボトルで。
これまたおいしい。
幹事の教員が選んだので銘柄も値段も不明。
とりあえずフランス語は読めないから
ラベルを写メールにとっておく。
写メールってなんて便利。
が、これを頼りに銘柄がわかったところで
あっさり手が届く値段かどうかは不明。

食べるものが美味しいって幸せ。
本格フレンチという事で
お店の雰囲気がちょっとカタいけど
たまにはこういうのもいいかな。
昨日のランチといい
どんどん贅沢を覚えてる。

電車を降りての帰り道
まだそんなに遅くないので
タクシーはやめて歩いてみる。
が、夜道を一人で歩くのは怖いので
高校教師に電話して話をしながら歩く。
タクシー代は浮くし運動にはなるし
高校教師の声は聞けるしで3重嬉。

ネットでコートニーの新譜の
さわりだけ配信されてた。
久々に聞く声でかっこいい。
もういい加減オバさんなんだけど大好き。
美人でお下品なのが素敵。

私はいくつになったらコートニーとか
マンソンとかをおバカに思えるんだろう。
三十路入っても人妻になっても
きっと変わらないんだろうな。
こないだ高校教師のクラスの生徒が
下敷きか何かに鼻血君のステッカーを
ベッタリと貼ってて
えらく目だってたらしい。

高校教師も私と付き合わなければ
そのステッカーなんてただ「汚ねー」
と思っただけなんだろうけど
いちおう鼻血君が何者で
何をしてるかは知ってるから
その生徒と鼻血君の話をしたらしい。

で、「先生、アンドリュー好きなん?」
って聞かれて「彼女がな」とは言えず
「はは、友達が」って濁したらしい。
私のセンスはそんなやつらと同じです。
高校教師も、大変やな。っていうか
私のおかげで生徒と接点増えてるやん。

感謝せよ。

2004年01月06日(火)



 1月のキーワードは挨拶

やってきました、初出。

朝がちょっと寒いかなと思ってたら
車がガチガチに凍ってて
ペットボトルでお湯をかけても
窓の端の方から冷めて
見る見る間に再び凍りだす。
レガお温度計は1度。
すげー、冬本番。

新学期だからと早めに家を出たら
何だか道はガラガラで
何?まだ休んでるヤツがいるのか?
と思ったら高校教師も休みだった。
所詮、私たちはカレンダーどおり。
役人と一緒に動く事務の人。
教務の「務」は事務の「務」。

初めての学校の仕事始めは
あいさつ回りの嵐。
「おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします」って
学科ごとで集まってぞろぞろと
よその学科を回る。

で、校長先生の挨拶があって
何とみんなで記念撮影。
よくわかんないけど
しきたりらしいから参加。
こんなんだと判ってたら
ちゃんと化粧してくるのに。

学校の新年はお昼が豪華。
ケータリングでランチを頼んで
おしぼりもお吸い物も天ツユも
ちゃあんと適温で頂ける。
転職して、かなり贅沢を覚えた私。
明日は三宮で新年会なんだけど
普通、忘年会か新年会か
どっちかだけじゃない?

仕事は休み明け関係なし。
ケースの評価と実習の評価と入試の準備と
やること山積みな上に
私には来週2泊3日で研修が課されてて
そんなもん行ってる場合じゃないのに。
どうせ研修の後には事後レポートがあって
同じくそんなものを書いてる場合じゃない。

入試のプランも発表になったけど
準備から実施、採点から判定、発表まで
怒涛の激務で早出の午前様もあるらしいけど
よりによって私の誕生日。
どーしてくれんのよ。
で、その翌日には高校教師の
実家に挨拶ってきゃー。濃すぎ。
まぁ、高校教師には
その前に来てもらうんだけど。

いよいよお嫁入りに向け両方の親にご挨拶。
お互い反対はされてないのでまだ気楽だけど
それでも緊張するんだから
できちゃったカップルとか
どんな感じで行くんだろうって
他人事ながら気にはなる。
お仕事もさることながら
プライベートも盛りだくさん。
今日も昼休みにお食事会の会場を探す。

今朝は帰らない休みを思って
ちょっとブルー入ったけど
働き出したら何のその。
やっぱ、働いて稼いで使うって素敵。
とりあえずは、目先のケースレポート評価。
勢いで乗り切るのだ。

芸能ニュースに芸能人の裏話が出てて
表題に宮迫の名前がピンで出てる。
調子に乗っててあんまり好きじゃない。
中川家とか爆問といった
他のコンビはコンビ名なのに。
まぁ、裏話というかこぼれ話みたいな
しょーもないネタだったけど。

がんばれ、蛍原。

2004年01月05日(月)



 ジョゼと虎と魚たち

正月商戦真っ只中の三宮へ。

本日のお目当ては映画。
本当に天気が良くて気分がいいから
てくてく駅まで歩いていく。
で、その道中の空き地に看板。
「駐車場開設予定、1時間100円」。
100円てモロ駅前の駐車場がその値段。
本当に、ここが田舎だと
吹聴してまわってるようなもんやな。

お昼ごはんがわりにクローネで
ケーキ食べてゆっくりする。
店内に大きな大理石の暖炉や
その暖炉の上にでかいウッドベース。
高校教師は興味津々で眺めてる。

何?新居に置くつもりか?
そういや昔ミッシェルのベースの人が
ウッドベースを買ってすぐには弾けず
確定申告でベースの代金の分類を
「家具」にしたらしい。
高校教師と彼の苗字は一緒で
やはり名前が作用してそうなる?
んなわけないし。

映画は「ジョゼと虎と魚たち」。
先週ぐらいから始まったみたいだけど
結構な人数が来てて驚く。
さすがは人気急上昇中の妻夫木クン。
といいながらこちらは高校教師が
池脇千鶴ファンなので。
で、ほぼ満席。

何気なく板尾が出てて
登場したとたん私と高校教師は
思いっきり反応したんだけど
周りはいまひとつ。・・・。
板尾やで?いるだけでおもろいやん。
ナインソウルズも良かったし。

池脇千鶴はものすごくよかった。
日本の女の子って感じで素敵。
あっさり脱いじゃってびっくりしたけど
まさしく「女優」って感じ。
こないだの広末涼子といい
最近、映画を見て
女優に惚れ直す事が多い。

映画が終わってから高校教師が言う。
「話の中でな、ジョゼが結構
キャラ立ってるという設定やけど
俺、映画見ながらレガおを思って
もっとすごいヤツ相手にしてるなぁって
思ったわ〜」って私はいったい何者?
言っとくけど、そんなすごいヤツと
所帯持とうとしてるのであるよ、君は。
どうか、逃げないでおくれ。

去年は二人とも行かなかった初詣。
せっかくだから生田神社にお参りして
賽銭を渋めに差し上げて
中を覗いたら誰か男の人が立ってる。
どうやらお祈りをしてるみたいだけど
がっくーんと頭を垂れてて何かへん。
「なぁ、中で人がうなだれてはるわ」
って言ったらなぜかそれが高校教師のツボ。
私も変わってるかもしれんけど
やっぱりヤツも変わってるわ。

晩御飯は中華。
こないだは四川だったから今日は上海。
って、何がどう違うんだか?
まぁ、四川よりは辛くないのよね???
という事でジャンルはさておき
美味しく腹一杯頂く。

食べながらお互いの結婚宣言について
家族の反応をご報告。
まぁ、これから本当に
色んなことがあるんだろうけど
高校教師が「新しいことするのって
面白いやん、楽しみ」って
言ってくれてるのが心強い。
面倒くさがられたらもう、
どうしようもないので。

勝手に23日から始めた冬休みも終了。
よくもまぁ懲りずに遊んで
将来の話もかたまってと盛りだくさん。
明日から頭切り替えて行けるか
心配だけど頑張らなくっちゃ。
帰りの電車は7時台なのにガラ空き。
みんなまじめー。

いや、普通はまだまだ帰らないのか?


2004年01月04日(日)



 小心者的出勤

正月は見事にいい天気のまま。

昨日一日をネットで潰したので
今日は何とか動こうと決意。
5日からの仕事に備えて
自分の職場の机がどうなってるか
とても気になる。

ペーペーのくせして仕事納め前から
勝手に冬休み突入してしまったので
書類や提出物がたまってるかも。
もう今日が3日だから
休みもあと2日なんだけど
遊びほうけまくったとも
思われたくなくかったりして
そこは気持ちの問題で職場へ行ってみる。
ふふふ、小心者。

さすがに誰もいなくて
机の上を見たら
大したものは置いてなかった。
が、回覧が山盛りでヤレヤレ。
ついでに卓上カレンダーを今年のに変更。
椎名林檎のファンクラブで買った
ちょっと大き目の卓上カレンダーで
今年はダイアリーも御そろい。

この年で芸能人のノベルティー使用も
なかなか子供っぽくて素敵。
雑誌を見てたら各ブランドの物が
色々出てるけど値段を見れば驚くものばっか。
職業柄他人の前でダイアリーを
開くこともあるけど
その点林檎様グッズは真っ白なカバーで
中々素敵なのである。さすが。

外は晴れ晴れと天気が良いのだけど
こちらの体調はいまひとつで
年末からの遊びすぎが祟ったのか?
明日で冬休みも終わりだから
高校教師に映画を見に行こうと
言われてるんだけどさて、どうするか。

ヤツに体調が悪いと言ったら
まずは「ゆっくりしいや」とのお言葉で
夕方に「どないでっか?休めてるか?
桃缶買ってこよか?」という
なかなか私のツボをついたお気遣い。
「多分大丈夫やから、
明日はお出かけようか?」って返事したら
「あんまりドーピングに頼ったらあかんで」
ってなかなか的を得たお返事。

まぁ、私も家にいてもしょうがないし
美味しい中華でも食べたいなと思ったので
明日会う約束をする。
それでもヤツは「明日朝起きて、
あかんかったらドタキャンしいよ」って
えらいお気遣いで恐縮。

こうして明日一日はまた
遊びで潰すことになるんだけど
時間があったら読もうと思ってた
3年生のケース原稿も置きっぱなし。
やっぱり時間は「あったら」じゃなくて
作らないといけないものらしい。
年始早々、残業で読むとするか。

で、モー娘は辻と加護が卒業で
その後は二人でユニットって?
デブ二人でなにやるんだか。
案外漫才体形なようにも思うけど
あの芸風じゃぁねえ。

親が高校教師が挨拶に来るのに
しみだらけの壁紙をどうにかしたいと言う。
おいおい、リフォームって時間かかるやん。
ヤツの言う「近々」がいつかは不明だけど
私は月末にはご招待しようと思ってるのに。
やはり準備は何かと大変らしい。

という事で、正月も終了。

2004年01月03日(土)



 嫁に行くから宣言

久しぶりに自分の時間。

という事で今日は朝からネット。
天気がいいけどバーゲンにも行かず
自室にこもってPCと二人きり。
目がチカチカしてもやめられず
こりゃあ半分以上ビョーキよ。
高校教師が私について
知ってることは増えたけど
このネット好きだけは一緒に住むまで
きっと知らないまま。

昨日高校教師と話して
今日・明日ぐらいで自分の家族に
結婚の話を出そうという事になってる。
私は今夜の夕食の時に話そうと
ネットでよそのカップルがどうやって
家族に話を切り出したり
挨拶やら結納やらをしたのか
あちこち覗いて回る。
で、途中から脱線して
エンゲージリング関連の検索なんかして
ああ、ネットって便利。

私が働きだして1年のご褒美に
自分で1粒ダイヤのネックレスを買った。
それはもともと「エンゲージリング」として
売られていたのをわざわざ潰して
ネックレスにしてもらった。
だから私の手元にはダイヤがはまってた
指輪の台だけあるんだけど
いちどは指輪を潰してるので
バチが当たってエンゲージを
買ってもらえなかったらどうしよう。

前フリに年末の買い物にかこつけて
ヤツにティファニーのルシダは紹介してある。
が、値段も値段なのでどうなるやら。
ルシダが出た頃から私は憧れてて
それは今でも変わらない。
私が自分で買ったダイヤより少しでもいいから
グレードの高いダイヤが欲しいけど
ルシダだと100ユキチ超えるんだろうか?

夢を膨らませるのはタダなので
うっとりしてたら高校教師からメール。
「どないでっか?ご家族の反応は」
って、まだ話してないのよね。
「そちらはいかがですか?」と聞き返したら
「昼すぎに母親が不意に『結婚せえへんのか?』
って聞くから『する』って言ったら
『あんたは今まで勝手にしてるから
自由にしぃ』と言われたので
お言葉どおりにさせてもらおうと思います」
という事で、やはり末っ子は扱いが違う。

そうこうしてたら
うちも夕食の時間になって今度は私の番。
もう、回りくどいこと言ってもしょうがないし
高校教師にも「俺が行っても楽なように
前フリよろしく」と言われてる。
という事で「会って欲しい人がいるねんけど」
なんて言ってもしょうがない。

「結婚していい?」って聞いて
「ダメ」って言われる状況でもないので
お伺いを立てるのも変だから
「今年は東京行きやめて嫁に行くわ」
と単刀直入にお知らせして、承諾を頂くのみ。
転勤も勝手に決めた私らしくていいやん。

だから「夏休みに入籍して引っ越し」
「式は色々落ち着いた後で」
「住むのはお互いの職場の真ん中、
新快速も止まる芦屋あたりの賃貸。」
と考えてるプランも一方的にお知らせ。
母親はやっぱり近くに住んで欲しかった
みたいだけど「通勤のことを考えたら
現実的でない」と一蹴。

親たちは私の結婚について
半分本気で諦めてたらしく
彼氏がいることすら言ってなかったら
突然のことであっけにとられてたけど
昔から私の選ぶ彼氏は
母親のメガネにかなわない事が多くて
恋愛相談なんてさらさらする気がなかったし。
私ももうすぐ29だし、親はごちゃごちゃ言わず
私が決めたことに「うん」って
言えばいいのよ。

という事で、次は高校教師をうちへ招待して
私もあちらの実家まで行かないといけない。
あちらには独身の長男が残ってて
その長男は彼女もいないんだけど
すでに実家の隣に家は建ってるという
まさしく田舎の長男。

親の目は長男の嫁をどうするかという事で
結構大変らしいから
私たちの事にあまり構ってられないかも。
口を挟まない代わりにお金も出ないと思うけど
二人ともそんなにカツカツではないので
まぁ、気楽でいいかな。
何はともあれ、第一関門は突破。

あといくつ関門があるのかは不明。

2004年01月02日(金)



 いきなりへべれけ

あけまして酔っ払い。

高校教師宅で年越しをするのに
一緒に曙VSボブサップを見る。
他に見るものがないので仕方なく。
K-1は藤原紀香でPRIDEが小池栄子
猪木祭りは・・・誰?お前ら。
お前「ら」という事で
知らない女の人が何人か座ってる。

ベッピンでもなく巨乳でもなく
一人では画面に負けてしまう
華のない小粒な人たち。
猪木なのに都落ちの神戸開催で
ミルコに蹴られてミソがついたけど
女の子もレベルが低い。
というまるでオヤジな感想を述べながら
おやつを食べて飲むことにする。

近所のコンビニで
お酒を買おうと思ったらエビスに
えべっさんのマスコットがついてる。
何だかめでたくていいわねと
えべっさんにつられてエビス。

本当はK-1が終わったあと
椎名林檎のDVDを見て
それを年越しライブにするはずだったのに
結局CDTVのライブを見ながら
あゆで年越し。
が、その頃にはビールとワインで
へべれけになってた私。

気がついたら元旦の昼間で頭ガンガン。
一緒に迎える初の正月なのに
「寝正月にしよう」という事で
高校教師が実家のお兄さんに借りた
チャーリーズエンジェルを見る。
ずっと見たかったんだけど
機会に恵まれずそのままだったシリーズ。

高校教師が年賀状を取りに行く。
職場の人や友達に混ざって
学校の生徒からも来てて面白い。
ものすごく幼いモノもあれば
すばらしく味わい深いものもある。
この年齢でこれだけ差がつくのね。

寝正月という事で
朝は買い置きのミスド
昼は昨日食べ損ねたカップラーメンという
正月らしさまるでゼロの内容。
来年は私が何か作るんだとしたら
本当にどうなってしまうのでしょう。

高校教師が天皇杯サッカーを見だして
私はちょっと退屈だからお昼寝。
そうか、ヤツと暮らすと
毎年正月の昼間はサッカー?
しかもヤツは私のスカパーで
サッカー見放題になると思われる。
ヨーロッパの試合なんかは真夜中だから
きっと寝不足のダメ人間になるんだろう。

どちらも初詣に行こうと言わない。
去年も初詣なしの二人は
「初詣なくてもいい年だったし
今年もナシ」って開き直ってダラけ続ける。
本当は近鉄に乗って奈良ぐらいまで
行っても良かったんだけど
人ごみを思うと萎える。

家へ帰ってきたら、私にも年賀状が来てた。
しかも出してない人ばかりから。
結婚して古巣をやめ、
もう二度と会わないかなというよう人からも
律儀に年賀状が来てて驚く。
大人らしく年賀状だけの付き合いの人も増え
社交辞令で「また会いましょう」と書き
そのまま何年も行くなんて
何だか変な感じ。

とにかく正月気分皆無の元旦。

2004年01月01日(木)
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