毒茄子
レガお君



 他人の携帯

11月も最終日。

今日は高校教師と映画の予定。
昭和歌謡大全集のスケジュールが
短いので今週がラストチャンス。
という事でさっさと起きて
動けばいいのにダラダラとベッドの中。
結局朝と昼前と2度もお遊戯する。
まぁ、自分で自分を観察するに
ただいま私は排卵日前後で
性欲も旺盛らしい。

高校教師は大学院で
繁殖関連の生態の研究もしてたので
人間の繁殖の話も
ごくごく普通にしてたりする。
自分達の行動を客観的に見るのも
何だか変だけど。
とにかく、気分がノッてると
エッチがここまで気持ちいいのかという
今更な発見もする。

このままではいかんという事で
動き出したのは1時過ぎ。
もう、おなかも十分すいてるのに
そこから私が小一時間かけてお支度。
さらにのんびり電車でお出かけ。

本当はべスパで梅田まで行きたかったけど
あいにくのお天気なので諦める。
梅田の駅前はおっちゃんだらけで
みんながゾロゾロとWINSへ流れていく。
本日はG1で、ちょこっと魚を思い出す。

映画館に入って座ったら
カップホルダーに誰かが携帯を忘れてる。
興味本位で触ったら電源が入って
暗証番号を聞くくせに
初期設定番号は教えてくれるから
ためしに入力してみたらあっさり正解で
持ち主が設定したと思われる
待ちうけ画面が現れる。

他人の携帯を触るのってドキドキする。
ドコモの携帯だから
全然操作は不明なんだけど
触ればそれなりに作動するから
調子に乗ってリダイヤルと
メールの受信ボックスを見る。
男の子の携帯らしい。

人のメール見ても面白くないので
勝手に暗証番号の設定を変えてみる。
初期設定の番号を入れて
番号変更の機能を選択して
後は私の好きな数字を入れておく。
これでこの携帯が持ち主に返っても
使い勝手はすこぶる悪いわけで
持ち主に恨みはないけど
八つ当たりな意地悪を置き土産。
いつかバチが当たるのよね。

映画は久々にわけのわからない話。
回りは静かだったけど私はひとり
笑いをこらえるのに必死だった。
グロい血まみれシーンもあるから
いちおうR15指定にはなってるけど
あれはコメディーよ。
松田龍平に樋口可南子という
私の大好きな二人が揃い踏みで
とてもご満悦な作品。

松田龍平はやっぱキレた凄みが似合う。
最初から主人公は松田龍平で行こうって
監督は決めてたらしい。
脚本にハマる松田龍平ありきで
それから他のキャストが決まる。
それって大島渚監督も豊田監督も
同じ様なこと言ってて
そういう作品の柱になる存在感が
やっぱりすごいみたい。

映画見て高校教師の部屋へ帰って
しばらくゴロゴロする。
帰りのコンビニで買った雑誌の
クリスマスおねだり特集なんかを
これ見よがしに見せてたうちはよかった。
が、もうすぐ帰らなきゃと思ったら
だんだんブルーになってきた。

もう、ずっとこうやって
デカい胸板にもたれてたい。
首根っことかマッサージしてもらって
うっとり脱力していたい。
ヒゲだらけのザラザラの顔を触っていたい。

高校教師は私の頭の中は知る由もなく
ドラマを見て笑ってるけど
私はもう顔を上げたら泣いちゃいそうで
ひたすら高校教師にひっついてる。
22時も過ぎてタイムリミットで
帰ろうと動き出すけど
結局涙が出てしまってヤツを驚かせる。

「帰らなあかんと思ったら
ブルー入ってもた」と正直に言う。
最初は私の目が赤いのは眠いからだと
高校教師は思ってたらしく
泣いてるとわかって困ってる。
そりゃそうだ。
で、ヤツが「ここにおるか?」って言うから
仕方なしに「帰る」って返事して動き出す。

高校教師は「泣いてる彼女」を
どう扱っていいのかわかんないみたいで
でも、別れ際にはしつこくしつこく
頭を撫でてくれてちょっと気分が晴れる。
本当に、いつまでこうやって
ブルーな帰り際を味わうんだろう。
でも、高校教師なりに一生懸命
私と向かい合ってくれてるのがわかる。

頑張らなくっちゃね。

2003年11月30日(日)



 ボケ焼肉

今日は11月29日でいい肉の日。

と言う訳ではないけど本日は焼肉。
しかも私と高校教師を会わせてくれた
恩人カップル(もうすぐ結婚)
を迎えての会。
4人で会うのは私と高校教師が出会った
あの6月以来で
今日はちょうど二人が出会って5ヶ月。
というお祝いモードも
吹っ飛ぶかのような大雨。

本日の私は日中はひとりお勉強。
高校教師を私の研修会場に近い
学園都市まで来させてそこで合流。
本当なら山間をドライブなんだけど
とにかくの大雨にワイパーの調子が悪い。
という事で二人でカー用品店で
ワイパーの替えゴムをご購入。

雨ざらしの駐車場でワイパー交換は
さすがにブルー入るので屋根を探す。
結局近くのサティの駐車場で作業開始。
が、ちびっ子の私はなんと
ワイパーの根元に手が届かない。
という事で高校教師の出番。
私が取り扱い説明書を読んで
ヤツが見事に作業を遂行してくれる。
さすが、男の子。

で、夜の焼肉に備えて液キャべ購入。
前にその店へ行ったとき
牛タンの刺身を調子に乗って食べ過ぎて
かなり気分が悪かった私。
今日は先手を打っておく。
が、薬の何と苦いこと。

友達カップルと合流して焼肉屋へ。
私の友達はとにかく天然ボケキャラで
臨床で一緒だったころから
笑えるエピソードは絶えない。
みんなが明らかにカツラだと認識してた
ケモ患者さんに脱毛対策の説明をしたとか。
で、今回も色々話してるうちに本領発揮。

高校教師は私が彼女の真似をするのを
少し誇張した笑いだと思ってたらしい。
最初に会ったときは
あまり喋ってなかったけど
筋金入りの天然さんだと
今回じっくり喋ってみてわかったらしい。
「レガおの物まねは誇張ではなく
写実であったのか」との事。

友達はそんなことは露知らず
私に「手料理作ってる?」と言うから
やはり彼女は作ってるのかと聞いたら
8割は彼が作ってくれると
ボケなのかノロケなのか
多分両方のお返事。
ここでも高校教師、爆笑。

お肉は相も変わらず
華麗なまでの刺しの入りっぷりで
高校教師にもご満足頂けたらしい。
私はヤツを連れて大阪まで
運転して帰らないといけないので
お酒はおろか肉も控えめにしておく。

お店を出て大阪まで。
いつもは一人で神戸線を
ぶっ飛ばし放題なんだけど
本日は高校教師が乗っておられるので
極力安全運転で。
途中西宮で事故渋滞1キロとか出てて
高校教師は「うわー」とか言うんだけど
毎週摩耶ー湊川8キロとかに揉まれてる
私の苦しみは知る由もないらしい。

私はお店でお酒を飲まなかったので
高校教師がこないだのヌーボーの残りと
オレンジジュースで
ワインクーラーを作ってくれる。
美味しく頂いてご機嫌さんでお休み。
ヤツは胃薬なしでビールと肉と
ホルモンも召し上がったが
胃はどうもないらしい。

やはりデカいと作りが違うのね。



2003年11月29日(土)



 金銭感覚と生活観

ニセコはついに積雪0センチ。

キロロも札幌国際もやばいみたいで
30センチとかお話にならないみたい。
まぁ一晩で80センチ以上の雪が
降る事もあるようなとこだけど
なかなか幸先悪いスタートだわね。
ひらふは先週から延期された
明日のオープンもまず無理そう。

去年の今ごろ大丸でホクホクと
買い物してる途中に友達から
「雪がなくてツアーキャンセルになった」
って最悪なメールが来たのを思い出す。
始めはルスツにしてたんだけど
積雪が10センチとかで結局ひらふにした。
で、そのひらふも80センチもなくて
初日はあちこち土が見えてたっけ。

まぁそれでも2日目からドカ雪で
結局人生で初めて
ぱふぱふのパウダーに出会うのだけど。
去年の日記にそのへんの事を書いてたら
「ニセコ 積雪」「ルスツ 積雪」での
検索で飛んでくる人も増えて
みんな気にする時期は同じみたい。

今日は古巣の友達とばんごはん。
彼女は12月1日から育休明けで復帰なんだけど
主婦のグチを延々こぼす。
彼女のダンナは2つ年下の男前で
4年ぐらいつきあって結婚したんだけど
生活してみると色々大変らしい。

もともと彼女は遊ぶのが好きで
こつこつ貯めるより
毎日楽しくお金を使うのが好きな人。
住まいも「寝るだけなんだから賃貸で十分」
って言うんだけどダンナはそうはいかない。
息子が学校に上がるまでには
ちゃんと貯金して一軒家が欲しいと。

彼女は結婚してもおしゃれには手を抜かない。
洋服も好き。おかげで恐ろしく小奇麗な奥様。
それを維持するためにも働きたいという。
が、ダンナはあまり気に入らないらしい。
「結婚してもうちょっと落ち着くかと思った」
とか言うらしいけど彼女にしたら
「嫁さんが所帯じみてキレイじゃなかったら
恥をかくのは自分なのに」と言う言い分。

息子の服にしても「普段着から贅沢しなくても
よそ行きにいいのが数枚あればいいやん」
というのがダンナの意見。
が、彼女にしたら「毎日安物着て
顔が安物に慣れたら急にいいもの着せても
服だけ浮いてヘンやわ」と言う意見。

彼女が復帰すると収入は倍になる。
だからと言って彼女は収入が増えた分を
貯めるのではなく使う分も増えるだろう。
育休前に貯金はしてたけどその貯金を
彼女は育休中に使おうというつもりだった。
が、ダンナはそれはそれで
先の学費もあるから置いておくようにと
貯金を下ろすことを許さなかったらしい。
そこでも不満のある彼女。

この二人、毎日楽しく遊んでるぶんにはいいけど
一緒に暮らすとなるとしんどいのか?
生活に対する考え方が全然違うもの。
年下だけどダンナのほうが
言ってる事はかなり堅実でさてさてどうなるか。

やはり結婚生活と言うのは難しいらしい。

2003年11月28日(金)



 耳切り鋏

週の中だるみ。

高校教師が散髪に行って
はさみで耳を切られたとメールをよこした。
ありえん。
でも、事実らしい。
はさみで耳って切れそうにないけど
剃刀で切るよりだいぶ痛そう。

何でも激安で下手な散髪屋らしいけど
もう、下手な店でヘンな髪型に
なってしまってるんじゃないの??
おとといスーツに見とれたばかりなのに
こんどは変な髪形になってたら
ああもう、どうしよう。

髪型はどうしようもないとして
そんな傷作って大丈夫?
病気とか感染らないかがとても心配。
だって、奴が病気になったら悲しいし
何より私に感染ったら大変だもの。
お店で消毒はしてもらったみたいだけど
心配、心配。

はやいもので11月も終盤で
10月半ばから2つ押さえてた
クリスマス北海道ツアーをひとつキャンセル。
今まで持ってたところで
何か役に立つこともなかったんだけど
泊まる予定だったホテルの予約状況も
「若干空室あり」という状態。

お部屋はどう見てもステキな内装なんだけど
満室じゃないというのは
きっとそれだけ不便なんだろう。
お風呂はユニットでスキーロッカーもナシ。
おまけにゲレンデまで車で5分となると
やっぱり人気薄なのかしら。

ちなみに本命ツアーのホテルは満室で
それはそれでお風呂とか混みそうでヤダ。
12月7日出発の友達と違って
雪の心配はないけどその分値段も高いし
色々不自由はありそう。

さて、今年の雪の具合はいかに?
ルスツどころかニセコまでオープン延期って
去年の暖冬予報が外れたからって
今年も安穏とはしていられない。
カメムシもたくさん出たとは聞いてないし
生物教師に言わせるとカメムシの大量発生と
雪の量は全く関係ないとか言うし。
確かに今ごろ台風なんか来てるし。

こつこつワックスでも入れるかね。

2003年11月27日(木)



 デキる女の育休明け

起きたら見事に胃もたれ。

ゆうべのイタリアンは美味しかったけど
フォアグラとか濃いものもあって
何と朝から気分が悪い。
っていうかそういう状態になる
自分の不甲斐なさを思うと
さらに気分が悪い。

お昼にいつもの仕出し弁当
という気分じゃないのでコンビニへ。
謙虚に寒天なんかを使った
ダイエット食品を試してみる。
予想通り、昼になっても全然空腹感が無い。
と言う事でそのカップヌードルならぬ
カップ寒天を食べてみる。
スープにしっかり味がついてるから
食べ応えは物足りなくはない。

唐辛子系の味がついてるから
それなりに温まっていい気分。
・・・が、それも長くは続かず。
昨夜食べたものがやっと消化されて
今さっき食べたものは一瞬で消化したのか
2時には空腹感出現。げー。

ダイエット食品食べておいて
後からおやつを食べるのも悔しいし
でもこのまま夜まで働くのもブルー。
ちびちびお茶を飲んではおなかをごまかす。
やはり、ダイエットの道は厳しい。
腹筋は地道に続いてるけど
食事制限は無理だわね。

イタリアンでこのザマでは
週末の焼肉はいったいどうなるのか。
高校教師に吐くなよと言っておいて
実は私が調子崩したりして
そんな事は断固としてあってはいけない。
こないだうちの学生がしたように
胃薬飲んでから焼肉に行かなくちゃ。

夜寝る前に友達がメールをよこした。
育児休暇明けで来月から臨床に復帰する彼女は
今日病棟へ挨拶に行って
そこのクリティカルパスを貰ってきたらしい。
そのパスを見ての彼女の疑問。
「なんでラジカルのOPで高位浣腸なん?」
「それってやっぱ部屋でやるん?」
「マグPにGEやったらあかんの?」

高位浣腸ねぇ・・・。
私も臨床でした記憶がない。
パスに乗るんだからまぁ
全員ルチンでやるんだろうけどナゾが多い。
外科の腸切でも下剤とGEで乗り切ってるのに。
ウロの新膀胱造設で経口は制限して
下剤とGEで乗り切ってた。

経口を低残渣ぐらいにしといて
下剤とGEで乗り切ったらダメなの?
もっと笑えるのは高位浣腸といいながら
浣腸液は300CCで、それで足りるのか?
うー、わかんない事だらけ。

友達が復帰するのは、うちの実習病棟。
仕事が出来て口の悪い彼女だから
学生の感想を聞くのは楽しみ。
1年のブランクで乳飲み子抱えた彼女が
どんな風に復活するかは私も興味ある。
その乳飲み子は保育園のお試し保育で
ほぼ一日泣き叫んでたらしい。

頑張れよ、おまえの母ちゃんは
仕事ができるんだから、世のため人のため
お前の生活のために働くのだ。
お前一人が有能な母ちゃんを独占するのは
立派に社会的損失なんだから。
キレイな上に巨乳の母ちゃんから離されて
年配の保母さんにあやされるのも
気に入らないかもしれないけど耐えるのだ。

密かに、母はブランド物と洋服のためにも働く。


2003年11月26日(水)



 馬子にスーツ→ウットリ

ついにこの日がやってきた。

高校教師と林檎様は同じ誕生日。
そんな日なのに朝から不穏な声が。
先週失踪騒動を起こした学生の面接と
実習の単位ををひとつ
落としてる学生の内容補習だとか
3年生がケースの初稿を持ってくるとか。
それを全部定時までにさばけるのか?

私は遊ぶ気満マンで
朝から念入りメイクなのに
何やら仕事はややこしそうで・・・。
が、3年生のケースは初っ端から
中々いい感じで書けててちょっと安心。
失踪騒動の学生は結局他の用事があるからと
面接は明日になる。
そうそう、ややこしい用事は明日にしてね
って、それで良いわけ?
教員と話する前に「他の用事」って
自分のやった事の重大さがわかってない。

最後に残った実習の内容補習。
これも夕方に該当の学生から電話があって
体調が悪いから来れないと言う。
どいつもこいつも自分の都合ばっかりで
困ったなぁと言いながら
今日のところはとりあえず早く帰りたい。

皆さんの協力?のおかげで定時脱出で三宮。
電車で行ったほうが早いんだけど
食事の後は夜景を見に連れて行ってあげたいから
何とかレガおで出かける。
しかも、いつもは待ってもらってるから
今日は私が先に着きたい。

それでも奴は早めに来てくれて
初めてみるスーツ姿にウットリする。
カッコよすぎ。
部屋でジャージ着てるのと全然違うと
平然と言ってのけてから後悔する。

お店はイタリアンの穴場でコースを予約。
あらかじめお誕生日のお祝いだと言ったら
窓際の眺めのいい席に通してくれる。
お店は落ち着いた雰囲気で
オトナのお客に混じって一緒にワインを選ぶ。
ちゃんとしたイタリアンは久々で
食べるものが美味しいって幸せ。
ついでにキチンとスーツを着た高校教師も
シゲシゲ眺めてはカッコいいなぁと。

お昼をセーブしたのもあって
デザートまで完食。
初めてエスプレッソをブラックで頂いてみる。
デザートには「happy birthday」
と書いたクッキーが乗ってて
些細な事に驚く高校教師。
プレゼントのカシミアも
お店の中であっという間に開封して
嬉しそうに首に巻いてみる。かわいい。

食事が終わって9時前。
高校教師に海の夜景と山の夜景と
どちらがいいかと聞いたらリクエストは山。
やっぱ、山なのね。という事で六甲へ。
本当ならこの後ゆっくりと
お泊りできたらいいんだけど
平日ではさすがにかなわず。

素敵なお食事とプレゼントと夜景と
私なりに頑張ってサービスいたしました。
誰かのためにここまで手間ヒマかけたのは
本当に何年ぶりのことだか。
帰ってから奴が「今日はありがとう。
これからも末永くよろしく」と
年賀状みたいなメッセージ。
私も、奴がステキなおっさんになっていくのを
側でウットリ見ていたいと思う。

私もステキなおばさんにならなくちゃ。

2003年11月25日(火)



 ありがちな事をしてみる

出かけるのにしっかり雨。

今日はまたお勉強のため、某短大まで。
ちょうど学校の行事と重なってるらしく
結構な人手で何だかおっくう。
会場は教員だらけだから
それなりの年齢層なんだけど
一歩会場を出たら今度はギャルの嵐。

会場は懐かしい階段教室で
前に上下入れ替わる黒板もあってという
何だか自分の学生時代と変わんない雰囲気。
最近の学校といえばやたら小奇麗な
近代的な所へ行くのが多かったけど
残るところにはしっかり残ってる。

講演は2題で片方は英語。
訳だけ全部書き留めてもしょうがないし
でも書かなきゃ何のことだかわかんないしで
どうしようかと考えてるうちに終わってしまう。
その次は日本語なのはもちろん
わかりやすい内容で教員初心者の私には
とても面白い内容だった。

外を見たら雨はしっかり降っている。
せっかく神戸まで出てるから
お買い物をする予定なのに本降り。
高校教師も本当ならバイクで実家に帰るはずが
天気が悪いので家でゆっくりしてるという。

祝日の三宮はあいにくの雨で
でも、もうお店はクリスマス商戦。
一番のお目当てはラッピング用品。
高校教師のお誕生日プレゼントが
大丸のラッピングではいまいちなので
ハンズで包装紙やリボンを探す。
こんな女の子らしいことするの何年ぶり?

深いグリーンのマフラーだから
鮮やかな黄色いペーパーバッグに
グリーン系の紙リボンをかけて
結び目にちゃんとお花もあしらう。
で、奴がそのまっ黄色な包みを
ぶら下げて帰るのもかわいそうだから
外から見えないように紙手提げも用意。
天気悪いかもしれないから
ちゃんとビニールコーティング。
我ながら周到。

ラッピングは気に入ったのが見つかって
そのまま昨日のリベンジでスーツ探し。
「こんな感じのがほしい」というのが
頭の中でちゃぁぁんと出来上がってるのに
肝心の現物がないということで
こういう時は洋裁やっておくんだったよなと
普段なら絶対考えない事を考える。

どの店見てもツイードが主流。
でも、かなり華やかか地味かで悩ましい。
おまけにちびっ子にはサイズの問題もあるしで
あちこち試着して回る。
某ブランドではジャケットが7号で
ボトムは5号だし。

結局ラメの混ざったツイードで
シンプルなテーラーのスーツ。
これで何とか12月のイベントは乗り切れる。
スカートをいつも大きめの7号で使ってたけど
今回は5号が見つかったので
ジャストサイズでウエストも折らなくていいし
何よりお尻のラインがきれいに出る。
まぁ、雨の中うろうろした成果はあったかなと
ひとりご満悦の帰り道。

明日はついに高校教師のお誕生日で
喜んでもらえるといいな。
色々企画はしてるんだけど何が奴のツボなのか
探ろうにも難しい。
ありがちな「0時メール」も
たいてい23時就寝の高校教師にしたら
ご迷惑かもしれないという状態。

変やなと思いながらも
用意したサプライズは1発だけではないので
バカ丁寧に「0時におめでとうメールしたら
睡眠妨害になりますか?」とお伺い。
いちおう起きてる予定という事で
0時メールは決行。しかもほめ殺しメール。

ベタなイベントも楽しい。




2003年11月24日(月)



 実り少ないお買い物

朝からいい天気で難波へ。

今日は久しぶりにスカートはいてデート。
高校教師宅に泊まったら
じゃれるのにスカートだと
クチャクチャになるからたいていパンツ。
でも、お誕生日も近いので
適当に喜ばせておこうと言うのと
スーツを探すので私自身もたまには
女らしくという事で
スカートに細身ブーツで出かける。。

本日のお目当ては椎名林檎の看板と
スーツと細かいボード用品。
来週発売になる椎名林檎のシングルの
宣伝用看板がアメリカ村にあって
なかなか素敵らしいというので
高校教師に連れて行ってもらう。

人があふれてるのに車が通ろうとして
もう道はぐちゃぐちゃ。
しかも今日は御堂筋がホコ天になってる。
信号待ちは少ないけど
何だかその分車が大変な事になってる。
最初はなかなか看板が見つからなくて
まるでおのぼりさんのように
キョロキョロしてたら発見。
富田靖子、可愛すぎ。

看板と並行してスーツを探す。
トレーナーにジーンズと言う
めちゃめちゃラフな格好の高校教師を
私は全然構わず服売り場へ連れて行く。
イヤだと言ったらやめようと思ってたけど
聞いたら「別にいいよ」というので
化粧品カウンターにも容赦なく突入。

奴の服の趣味はどんなのかなと思って
色々服を見せては感想を尋ねる。
結果、その辺の男と同じで
おちついたワンピースとか
ファー系が好きらしい。
根気強く後をついてきて
聞けばそれなりに意見をくれるから面白い。

で、反応が見たくてティファニーに入る。
ズカズカとダイヤモンドゾーンに入ると
ガラスケースの中からキラキラと
本当にものすごい光が飛んでくる。
さすがにそれには圧倒されたらしく
値札の「0」を数えてうなってる。

堂々と「いつかこれが欲しい〜」と
90万円弱のルシダを紹介しておく。
まぁ、ダメなら勤続10周年か何か
理由をつけて自分で買うさ。ふん。

結局あれこれ見て回ったところで
気に入るスーツがない。
地味すぎず派手すぎず
ちょっと小技の効いたスーツがほしい。
中にはめちゃくちゃラブリーで
仕事と言うよりパーティとか
お見合いに使いそうなモノにばかり目が行く。

要はケーススタディの発表会や
入試当日などきちんとした場で使える
ちゃんとしたものが欲しいのだけど
職場ただひとりの20歳代としては
ちょっとぐらいは若さも出したいわけで。
今年の流行なのかツイード地が多いのだけど
キレイ色のものがあまりない。

ダイヤにコスメにスーツと
目が華やかさに慣れてしまったので
ここでスポタカへ行ってみる。
高校教師のビーニーと
ネックウォーマーを探しながら
結局自分のリストゲーターをお買い上げ。
12月末のニセコがどんなに寒いか
イマイチわかんないから防寒は周到に。

ついでにブーツ用の乾燥剤も買ってみる。
ご丁寧にDEELUXが出してるんだけど
何だか商売魂に踊らされてる気もする。
でも、4日間滑るのに
インナーが乾かないなんて気持ち悪すぎる。

結局昼から殆ど歩きっぱなし。
これといったスーツには出会えず。
日本橋から心斎橋、アメリカ村から
結局は難波パークスまで
高校教師をお供にテクテクと良く歩いて
お好み焼き食べて撤収。

週明けはいよいよ高校教師の誕生日で
彼氏の誕生日祝いなんて何時ぶりだろう。
天気は悪いみたいだけど
せっかくのイベントなので私も楽しもう。

ちなみに今日は小雪。早く雪。

2003年11月23日(日)



 高エンゲル係数生活

いい夫婦の日らしい。

が、ボタンの日でもあるらしい。
怒涛の一週間も終わって楽しい週末。
取り敢えずは今週も
土曜の午後はお勉強と言う事で
適当なお泊り理由をつけて出かける。
ターミナルケア関連の講座なんだけど
今回はどちらかといえば教養的内容で
リラックスしてふーん、へぇー、ほぉー。
と話を聞くだけ。

が、最後の最後に話が脱線してまとまらない。
私は早く大阪へ行きたいし
何より1時間半を過ぎると
駐車場料金がアップになるのでという
至極現実的な理由で、途中で会場脱出。
いいやんねー、本編終わってるし。

大阪までの道のりは本日も下道中心。
こないだほどの異常な混み方ではないので
機嫌よく林檎様を口ずさみながらドライブ。
11月末はエンゲル係数激高の予定で
火曜は高校教師のお誕生日ディナーで1ユキチ。
金曜は友達と飲みで土曜は焼肉にまた1ユキチ。
おおー、お金がなくなって
カロリーも取りすぎというひどい内容。

高校教師はお給料が入ったので
今夜は美味しいものを食べに行こうと
鶴橋で行きつけにしてる
和食のお店に連れてってくれるらしい。
わーい。という事でおなかを空かせるべく
ダラダラと大阪まで。

奴の行き着けという店は
いけすがあるんだけどだだっ広い座敷で
手書きの品書きが無秩序に貼ってあるような
おそろしく大衆的な内装のお店で
でも、ふぐとかすっぽんとかアンコウとか
なにやらそそるお品の数々。
で、さざえのお造りを初体験。

こないだハロウィンの日に
私が馬面マスクをつけて友達と騒いでる動画を
ROMに落として高校教師に渡したのだけど
奴はそれを職場のパソコンで開けたらしい。
さすがに音声は消してたらしいけど
バカ騒ぎ以外の何モノでもない状況で
再生中のPCを先輩教師が覗き込んだらしい。

で、鼻で笑って「ヘンな友達おるなぁ」って
言いながら被り物ナシの私の友達の画像を
しつこくしつこく盗み見してたとの事。
男子校ゆえに女性教員もおらず
隔離された世界にいるとそうなるらしい。
特に、20歳台の女性とは縁が無いとか。

高校教師は高校教師で
先輩の普通すぎるリアクションに
「これが彼女です」とは言えず苦笑いしたとか。
まぁ、そうなるわな。

一週間の報告をしながらお酒は進む。
昨日久々に体脂肪率を計ったら25パーセントで
やっとデブ脱出。ということで久々に日本酒。
で、男山1合350円と言う
怪しげなモノに手を出して痛い目にあう。
醸造アルコールは嫌いだ。

途中から気分が悪くなって
幻暈もして店を出た途端、トイレを探して頂く。
酔い覚ましに一駅歩くのが
最近のお気に入りなんだけど
これでは歩くどころか電車の中で吐きそう。
とりあえず見つけたゲーセンのトイレで吐く。

それも大した時間はかからず
フツーにトイレするぐらいの時間で
スッキリ吐ききる。
要はそれぐらいすごい吐き気だった。
ああ、もう安い酒は嫌いだー。
トイレから出てきた私の
やたらスッキリした顔を見て驚く高校教師。

私が「歩いて帰ろう」ってスタスタ歩くから
「どんな技使ったん?」ってしつこいけど
ただ吐いただけとは言えず
「ナイショ〜」と適当にあしらう。

で、通りかかったコンビニで
懲りもせずにボージョレ−ヌーボーを買う。
1500円のと2300円のとなぜか二種類あって
片方は某有名メーカーで
片方は八尾の聞いた事もないような会社。
どっちにしよう?って奴が聞くから
「悪酔いしたてだから安酒禁止」と
高いほうにする。

帰って飲んでみるけど
何がそんなにすごいのかよくわかんない。
今年はブドウの出来がよくて
100年に一回の品質だとか言うけど
こんな感じなのね。
まぁ、赤の割に飲みやすい。

心配してた再悪酔いもなく寝具で遊戯。

2003年11月22日(土)



 臨床と教員が学生から学ぶ事

ケース実習の最終日。

学生にしたら泣いても笑っても
1年にわたる実習の締めくくりで
うちの学校の実習衣を着るのも今日で最後。
週の初めからみんなで
写真とったりしてたけど
今日はさすがに感慨深いのか
昼休みのバカ騒ぎもなく何だかしみじみ。

時々誰かが「あー、終わりやねんなぁ」
といって別の誰かが「ほんまやー」と返事して
暫くみんな黙っててまた急に
「うわーマジ終わりやー」の繰り返し。
彼女たちにしたら「終わり」なのは
今年の実習だけじゃなく
准看学校からの長い道のりを指してのこと。
だから響きも重い。

私も5月から一緒に実習やってきて
本当に終わりまでやってきた。
見よう見真似の連続だったけど
何とかなってるみたい。
5月の一番最初の実習だった学生が
今回も一緒なんだけど
その学生の成長の度合いと言ったら
もう、感動の一言。

私はもちろん、彼女の周りの学生も
彼女自身も自分が成長した事をよくわかってる。
各病棟順番に病棟スタッフを交えて
シメのカンファレンスをやるんだけど
それぞれの場所で学生が取り組んだ試みが
病棟のスタッフにも影響を与えたという。

どちらかと言わなくても
年齢層の高いスタッフの集団に
学生が持ち込んだヘルスカウンセリングの技法や
患者の自己決定を支えるスタンスと言うのは
はじめは理解しがたいものであったらしいけど
学生が関わりを続けて、その効果が見えるにつれ
スタッフの意識も少しずつ変わってるらしい。

これぞ実習生を受け入れるにあたってのメリット。
学生指導は決して一方的なものじゃなくて
病棟が学生から刺激を受ける事も
本当はたくさんあるはず。
そうやってお互い成長していったらいいんだから。

病棟スタッフの中には
「学生のやってる事が何で必要なのかわからない。
今までの方法でどうしてダメなのか。
看護の本質はそうそう変わるもんじゃないんだから
学校のカリキュラムが変わっていくこと自体
私には理解できない」という人もいたりする。

確かに「ケア」という本質は変わらないけど
社会の変化に伴って看護も方法論や
考え方はどんどん変わってきてる。
新しい考えも古いのはダメと言ってるんじゃなくて
「よりよい方向に」というスタンスであるはず。
世の中はベストとワーストだけではないんだから。

学生はみんな今回の実習を「楽しかった」
と言ってくれて私にしたらそれが何より嬉しいし
病棟にも最高のフィードバックになる。
どちらかといえば「また学生がきて、ややこしい」
と思われがちだけど
本当ならこういう「楽しかった」という
プラスのフィードバックがきちんと出れば
もうちょっと考え方も変わるんじゃないかな?

私も今回の実習はとても印象的で
学生が主体的に動くというのを大切にして
学生が何をやりたいのかをしっかり把握したら
後は方向性を見失わないように
思考を整理するのを手伝う事と
これでいいのかと迷う学生が
自分のやりたいことをやれるよう
情緒的に支える事だけを一生懸命やったつもり。
いい形で締めくくれてよかった。

やっぱ、実習指導ってステキ。
色んな人が関わる分、気も使うし難しいけど
その成果といったら劇的。
刻々と変わっていく学生と患者さんを見てたら
発見も感動も本当に盛りだくさん。

教員になってよかったなぁと。

2003年11月21日(金)



 D Q N

大変な日になるとも知らずに出勤。

朝から大事件でバタバタ。
要は男子学生が自殺をほのめかす内容の
メールを残していなくなったんだけど
その発端は恋人との別れ話のこじれで
またの名を痴話喧嘩。
何でそれに学校の教員が
巻き込まれないといけないのか。

色々疑問はあるものの
学生がいなくなったと
彼女が学校に相談が来た以上は放置もできず。
こんなの大学だったら取り合わないし
相談できるシステムにもなってないよなと。
乗りかかった船というか
乗せられてしまった船というか
どうしようもなくって上層部へ報告。

校長、無言。副校長、カンカン。
色々相談した挙句、彼女に
良く行きそうな場所の心当たりを聞いて
そこへ私と上司が車で探しに行く。
で、車の中にいる学生を発見。
脈はしっかりしてるけど意識ナシ。
救急車要請で近くの病院へ。

もう、本当に死ぬ気なら
見つかりそうな場所にはいないし
車のドアロックも開いてないだろう。
見つけてほしかったんだというのは
良くわかるけど
それが30歳過ぎた大人の男のすることか?

命に別状はないものの、この先どうするか。
副校長は退学だと言ってるし
今の精神状態は「勉学に励む」状況じゃない。
色んないきさつがあって今日に至ったんだけど
学生をそこまで追い込んだ彼女も
彼女にそこまで追い込まれてしまった学生も
この先何もなかったように過ごせるわけもなく。

元々は不幸な生い立ちの
精神的に不安定な彼女の世話を焼いてた学生。
私たちは彼女を十分気をつけて見てた。
で、それに巻き込まれた男子学生の方が
先に破綻してしまったらしい。
しかも、いつか男子学生が彼女から離れたら
彼女はどうなるんだろうと心配してたのに
現実は彼女から男子学生に別れを切り出して
男子学生がそれを受け入れられなくて
今回の事件って、形勢逆転してるやん。

ある日の喧嘩が発端でとった今日の行動が原因で
仮に退学になれば彼らの人生は大きく変わる。
本人たちはこんなに大事になるとは
思ってなかったかもしれないけど
本当にドラマを見てるような状況で
こちらもイマイチついていけない。

二人が出会って付き合い始めて・・・
という去年からの経緯は聞いてるけど
最初は二人とも自分たちが
こんな事になるなんて思うはずもなく
不幸が不幸を呼んでる気もして
人生ってこうやって狂っていくんだなぁと
ぼーっと考えた。
いなくなった学生を探して街中を彷徨うなんて
ドラマの中の事だと思ってたのに。

まさに怒涛の一日で、グッタリ。
本当なら仕事を早めに切り上げて
三宮でお買い物と言う計画だったのに
そんなのは木っ端微塵。
あまりにもクサクサした気分だったので
ダイエット禁制品のポテチと
缶チューハイを買って帰って眠前完食。

あー、もう。

2003年11月20日(木)



 お金は難しい

保険の勧誘がしつこい。

外交員のおばさんが時々やってきては
メモ帳とか卓上カレンダーとかを
置いていってくださるんだけど
私としては個人年金なんて入る気ナシ。
いつ潰れるかわかんないものに
お金なんて払えるか。

予定してた利率が変わってしまった
なんて事もあってはっきし言って詐欺。
まぁ国の年金も
そんな感じになりつつあるんだけど
国がコケそうなときに
お宅の会社は残ってるのかと。
払った分が帰ってこないなんて
国の年金だけで十分。

貯蓄も出来る保険って言うなら
開き直って真面目に貯金したほうが
よっぽど確実な気がして
今入ってるのは掛け捨ての傷害保険。
独身の私に高い生命保険はいらない。
葬式代なら貯金で十分、
車のローンも終わってるし
すっきり自分のケツ拭いて死ねます。

という状態なのに昼休みにやってきては
人がランチかき込んでる横で色々言う。
春頃によく来てた他の保険会社の外交は
一喝してやったら二度と来なくなった。
20歳そこそこの小娘がやってきて
手書きの自己紹介文を置いていく。
で、私にもアンケートに答えろって。

今時の若い子独特の
何ともいえない角張った字で
クマやらイヌやら落書きレベルの絵がついて
「趣味はスノーボードです」って
誰も聞いてないですけど。
まぁ、一度は答えて渡したんだけど
その後その子は2度と来なかった。

で、1ヶ月ほどして同じような紙を持った
別の若い子が来てアンケートを書けという。
見たら同じ保険会社でほぼ同じ内容。
「趣味はボディボードです」って
だから聞いてないってば。

って言うか、そうやって
コロコロ変わる担当者に
遠大なる年金の計画が相談できるわけないし。
何だかねぇ、お金に関しては
誰に相談していいのやら。

で、年末調整の書類出したら
事務の人に「保険これだけ?
個人年金とか簡保とか他に何も入ってない?」
って聞かれる。何よ、それだけだもん。
こいつも保険屋の回しモノか?
まぁ、他の教員は年齢も高いから
保険も年金も色々いるんだろうけど。

お金の勉強しなくちゃね。

2003年11月19日(水)



 ほったらかし実習

むふふふふ。

朝、一歩外へ出て息を吐いたら見事に白い。
ついにこの日が来たと
ひとりニンマリして
レガおの温度計を見たら6℃。
冬はもうすぐそこまでで
先週末には岐阜のゲレンデがオープンで
今週末はニセコがオープン。
いよいよですな。

が、ベース作りが思うように進まない。
毎日夕方まで働いて
週末に高校教師の所へ行ってたら
全然板を触る時間がないのだ。
こりゃあ奴の家に板を持ち込んで
お昼寝を削ってワックスを入れるぐらいの
勢いがないとダメかもしれない。

そう、休みの日は二人して動物の生活。
ひたすらダラダラくっついてすごして
身体は横になったまま目が覚めてれば喋って
黙ってるうちにまた眠り込んで
おなかが空いたら何か食べて
食べたらすぐにまた眠くなる。

一歩も家から出ない事もしょっちゅうで
はっきり言って二人で引きこもってる。
動物園のオリの中で
つがいの動物がくっついて寝てて
いつまで見てても動かないから退屈。
みたいな感じ。

本日はケーススタディ実習の
まとめのカンファレンスがメインイベント。
それぞれ3週間やってきた事を発表するんだけど
もう、ホレボレするほどしっかりした内容で
本当に伸びたなぁと。
最初の実習で一緒になった学生だけどもう
それこそパニック状態で
言ってる事はしどろもどろ
やってる事も支離滅裂。
それが人間、ここまで変わるのね。感動。

学生同士でもそれはわかるらしく
お互い「○○ちゃん、変わったねぇ」
「ものすごくシッカリしたよね」
「4月と全然印象違うもん」って誉めあってる。
素晴らしい。

「主体的に動こう」と言う事で
ある意味ほったらかしてたら
自分でスタッフを捕まえて質問し
主治医に病態の説明を聞いて
自分が欲しい情報を得てる。
カンファレンスの時間設定とかの調整も
婦長と相談して場所の確保も出来てる。
カッコよすぎる。

彼女が臨床でどんな風に活躍するのか
本当に興味津々。
私に影響を与えた古巣の後輩は
最初何を考えてるのか
サッパリわからなかったけど
2年目の後半ぐらいからいきなりググッと伸びた。
その感動も私が教員になった動機の一つで
今回のこの学生もきっと
私の中にしっかり残るんだろう。

F1はストーブリーグで
あまり真面目にチェックしてなかったら
ここにきての大ニュース。
モントヤが05年からマクラーレンって
ライコネンとのコンビなら恐ろしすぎる。
モントヤがマクラーレンと交渉してるという
噂はずっと流れてたけど本当になるとは。

これでシュー兄引退も
頭の中で具体的に想像可能になってきた。
淋しいけどみんないつかはいなくなる。
ジャックもいなくなってしまって
次にチャンピオンになるのは
誰なんだろうと思ってたけど
それも何となく具体的に
名前が挙がりだすんだろうな。

そういやしばらくお酒飲んでない。

2003年11月18日(火)



 横綱女子高生

またまた一週間が始まって。

今日は自分の演習がある日で
学生と色んな話をしながら過ごす。
グループワークなのをいい事に
堂々と携帯触ってる奴もいたりする。
なんてケジメの無い奴だと思ってたら
「先生、12月25日って予定空いてる?」
そこは高校教師と北海道旅行中。
空いてないと言ったら何と
クラスの忘年会のお誘いだった。

「先生、野暮用は24日のうちに済ませてよ」
って言うんだけどしょうがない。
飲み会は楽しみだけど
旅行だけはどうしようもないし。
さすがは大人学生と言う事で
決まったメンツの学生と有志教員と
何と外来講師にまで声をかけてるらしい。
そんな時は見事に主体的に動いておられる。

今日は久々に職場でネットをする。
お目当てはレストラン検索。
高校教師のお誕生日は
ちゃんとしたお店でコース料理の予定。
ワインも豊富なお店だけど
車で行くと飲めないしどうしよう。
何とか車で行って、食事の後は港か山へ
夜景を見に連れていってあげたいし。
こういう企画モノは大好きな私。

お店に誕生日のお祝いだと言って
デザートとかテーブルとか
色々工夫してもらおう。
お料理のジャンルは高校教師任せだけど
まさか中華料理とか言われたらどうしよう。
奴は中華が結構好きみたいで本気で心配。

週末、寝る前に高校教師と喋ってて
私が「失業したらどうしよう」とか何とか
ふにゃふにゃ言ってたら奴が
「レガおやったら俺が養ったる」
って言ってくれてびっくりする。
何やら恥ずかしいわりに
ガソリン代は月2万円頂戴と
あつかましい内容を即答。

まじめにお嫁に行く事も考えてるのだけど
果たして奴の頭の中はどうなってるか。
それなりに遠距離恋愛だし
ダラダラこの状態を続けてても
交通費ばっかりかさむしな。

学生に女子バレーの
佐野とかいう選手に似てると言われる。
その昔、貴花田に似てると言われた私なので
「似てるのが女で良かった」と素直に喜んで
学生の失笑を買う。
だって、力士に似てる女子高校生ってひどい。

でも、自分でも納得してたりする。

2003年11月17日(月)



 娘の婚前旅行写真

朝から快晴。

昨夜私が手料理なんかをやらかしたのに
外は空が青くてステキ。
風も穏やかで絶好のお出かけ日和。
雨の予報はどっかへ行っちゃったらしい。
高校教師が「今日は何して過ごす?」
って言うから「バイクでお出かけたい」
と即答する。
予想外にお化粧ノリもよくてゴキゲン。

ランチを兼ねてバイクで難波へ出て
「空いたら行こう」と言ってたパークスへ。
オープンしてしばらく経つから
ちょっとは落ち着いてるのかと思いきや
ちょうどお昼時というのもあって
レストランフロアへ向かうエレベーターは
何と行列で待ってる。

噂の麺ゾーンも相変わらずの人で
並んでまで食べたいものもなく
結局服やボード用品を見てパークスから撤収。
何てことないお店で
あっさりとお蕎麦を食べる。
高校教師にはただいま散財の星がついてて
ボードセットを買った挙句
デジカメまでほしいと言い出す。

・・・デジカメ、いいやん。
一緒に北海道に行くのにカメラは欲しい。
動画が楽しいから出来たらデジカメ。
私の父親のデジカメを借りてもいいんだけど
彼氏との旅行の写真なんて見せられる訳もなく
旅行後にカメラを返す時には
1枚残らずメモリを消さないと
かなーりというか、絶対まずい。

バイクは渋滞知らずで
街中の大通りをすいすい走る。
ちょっと排ガス臭いときもあるけど
のんびり走って結構優雅。
これ以上季節が進むと寒くなるし
夏の盛りも暑くて日焼けするしで
今がいい時期かもしれない。

時間がたっぷりあるので
高校教師のボードケースを探して回る。
それなりにしっかりした物でも
車輪なんてものはいらなくて
160センチを超える板が入るものって
なかなか見つからない。

お店3軒回ってやっとこさ出会ったのは
BURTONのケースで目論見どおりのスペック。
高校教師も気に入ったのでお買い上げで
部屋に戻って嬉しげに開封。
で、板を入れてみようという事になって
お約束のおふざけが始まる。

「長いなら入ってみよう板ケース」
166センチのケースに
146センチの私がくるまると
ファスナーを閉めてみたくなるのが人情。
で、横幅の問題もクリアして
結局は見事に私は収まりきって写メール。
ファスナーの隙間から手を出して
ピースサインしてる所も撮っておく。
ケースは中がアルミ張りで結構暖かい。
ファスナーを全部閉められて
当然手も足も出ない私。

週末なんてあっという間に過ぎてしまって
22時帰りが恒例のスケジュールでは
21時過ぎになると
高校教師がくっついて離れなくなる。
何とも帰りにくくなる瞬間。
先週はかさばるドライヤーを置いて帰ったけど
「歯ブラシも置いといたら?」と言われて
とうとう歯ブラシを置いて帰る。
ベタなドラマみたいやん。

来週はついに奴のお誕生日で
どんな風にお祝いしようか。
その辺の飲み屋じゃなくて
ちゃんとレストランでごはんにしようかな。
「彼女」に祝ってもらう誕生日なんて
働きだしてからなかったって言う上に
20歳台最後の誕生日だし。

来週はその計画で盛り上がろう。

2003年11月16日(日)



 手料理をめぐって

たどりついた土曜日。

本日は自主参加の研修会へ行って
そのまま高校教師宅でお泊りの予定。
昼過ぎに出かけるのに
「今週末も泊まりで遊びか」と言いたげな
父親の視線が痛かったりする。ふん。

今日は天気がいいけど明日の予報は悪い。
おまけに今夜は私が曲がりなりにも
手料理を披露する事になってるので
明日の雨は必至だったりする。
せっかく紅葉の季節なのに。

研修会は3時半までの予定が
案の定延長で会場を出発したのは4時前。
予定としては高校教師宅に着くのが5時で
そこから二人でお買い物。
あんまり料理しない高校教師だから
食材はもちろんお皿とか
調理器具から揃えるのだ。

一緒に買い物カゴ持って
食品売り場をウロつくなんて
何だかにわか夫婦でステキ。
頭の中が妄想でいっぱいになってる間に
車は全然進んでない。
阪神高速は工事渋滞で湊川から西宮が1時間。

バカバカしいので下道から
浜の手バイパスへ回って大失敗。
雨も降ってきた夕方なんてどこ行っても渋滞で
時間はどんどん過ぎて日も暮れて・・・。
何だかブルーになってくる。
いつ着くんだかわかんないのにそれから買い物で
慣れない料理で時間もかかったらどうしよう。

タイミングの悪い事に高校教師がメールで
サッカーゲームの調子がいい事を報告してくれる。
人が渋滞で大変なのに
あんたは呑気にサッカーかよ。
「それはそれはおめでとう。
現在地は言いたくないほど遠くです」と
暗に到着が遅くなることを匂わせておく。

だんだんイライラしてきて
BGMはマンソンに変更。
先に入ってたCOCCOは2周してしまって
一緒に歌う気分じゃない。
せめてこの鬱憤をマンソンで発散。

それ以後高校教師はレスしてこない。
「どうせサッカーの続きをしてるんだ。
前は早く来ないかなとか言ってたのに
そのうち来るだろうって思ってるんだ。
遅いから心配とかそういうのって薄れたんだ。」
悪いほうに考えてさらにご機嫌は悪くなる。

運転も2時間を過ぎて到着も7時は過ぎそうで
先週から楽しみにしてくれてるのはわかるけど
実際疲れて、今から料理と言う気分じゃない。
相変わらず奴から音沙汰はないので
こちらのヤル気が低下してるのを
匂わせてやろうと思ってメールしたら
「おなか減った」ってレスが来てブチ切れる。
「私も減ってますが」とメールしたものの
不機嫌はピーク。

自分はぼーっとゲームしてるだけのくせに
おなか減ったとか好きな事言って
「先に買い物行こうか」とか
「これからごはん作るのしんどくないか」とか
ちょっと気を利かせてもよくない??

ってひとりでプリプリ怒りながら
まぁそこまで求めても
しょうがないかと思いつつ
何だか働く既婚友達のグチを思い出して
今からこの状態って
やっぱり私は主婦には向いてないかも
とさらに暗澹たる気持ちで渋滞の中。

ようやく着いたら7時過ぎで
せめてご機嫌よく登場しようと思ったけど
「お疲れさん」と言われて「疲れたわ」と
正直に不機嫌なお返事をしてしまう。
「3時間渋滞にもまれて
ご機嫌な人なんかおらんやろう」って言ったら
「おなか減った」ってメールした後の返事で
私の不機嫌ぶりが伝わって
かなり「まずい」と思ったとの事。

何やら不思議な雰囲気で
私がキレた「腹減りメール」を反省して
「大変やったな」って素直に労われると
とんがった気持ちも治まってくる。
さすがは高校教師。
私はというとスーパーの屋上駐車場から
大阪城の夜景が見えた途端ゴキゲンに。
「わぁー。大阪城〜キレイ〜」単純なり。

二人分のパスタ皿と食材を買って
本日のメニューは友達から頂いた
イタリア土産のハート型パスタ。
ソースはチーズ系でこってりと。
本当はパンとサラダとスープも
きちんとつけたかったけど、もう夜の8時で
まともにやってると遅くなる。

部屋に戻って私が台所に立ってる間
高校教師はTVを見てる。
それがしょうもない番組だったらいいのに
よりによって下克上エクスタシーのDVD。
イライラ再燃で高校教師を台所に呼んでは
ちょいちょいと用事を頼んで
手伝ってもらいながらお料理をする。

出来上がりはチーズが濃くて
私は最後まで食べられなかった。
が、高校教師は私が残した分まで平らげる。
本当におなか空いてる?無理してない?
心配しながらも全部食べてくれると嬉しい。

途中イライラしたけど、作ってよかったかな。

2003年11月15日(土)



 学生の人生エピソード

結局Jフォンからの攻撃は夜中まで続行。

今朝は寒いなと思ったら
車はしっかり結露してて
その露と一緒に水垢の筋がいっぱい。
白いレガおは見事に縦線だらけのシマウマ。
レガおの温度計を見たら8℃。
やったぁ、ついに一桁である。
冬は近いということでニヤリ。
だって、11月ももう残り2週だし。

私たちのケース実習も残り1週で
今日は実習の後、中打ち上げと称して
学生とごはんを食べに行く。
総勢9人の大所帯なんだけど
例によって年齢層がバラバラで面白い。

学生たちはビールを飲んでて口が軽い。
面白いから色々きいてみる。
私と同い年のある学生は酔って
コピー機や自動販売機の横で寝たらしい。
たしかに酔いが覚めるときの寒気に
機械の発する熱は優しい。

で、准看に行く前は何をしてたのか聞いたら
元々は機械のエンジニアで
エレベーターや駐車場のゴンドラの
メンテナンスといった「工事」をしてたらしい。

で、病院に入ってもTVや機械が調子悪いと
彼女は呼ばれて修理したとか
白衣のポケットにペンライトじゃなくて
プラスドライバーが入ってたとか
注射伝票に書いてある
「ラシックス1A(アンプル)」を
つい「ラシックス1アンペア」と読み
「カルベニン1V(バイアル)」を
つい「カルベニン1ボルト」と読み間違えて
しょっちゅう叱られたらしい。
面白すぎる。

ある学生に至っては現在43歳で
その娘が実は同じ学校の1年生だとか。
確かに同姓で何となく似てる子はいるけど
本当に親子だなんてすごすぎる。
遊びに出かけてばかりで家に帰らない娘と
久しぶりに会ったのは学校だったとか
ネタ話はつきない。

臨床に居た頃から患者さんのエピソードを
色々聞くのが好きだったけど
学生のエピソードが面白いのは
進学コースならではの事かもしれない。
こういう色んな人生背景を持った人が
それぞれの患者さんに関わっていくほうが
絶対多様で深くて面白いと思う。

夜、高校教師がメールをよこす。
今日は保護者会があって
マダムたちの中に
ミニスカートの人がいてイヤだという。
イヤなら見なけりゃいいのよ。
まぁ、学校の中では若い教師のうちに入ってるし
ミニスカートごときで気にするようじゃ
「先生、私のスカート見てたわ」って
マダムにからかわれるのがオチ。

週末にかぎって天気が悪いらしい。むー。

2003年11月14日(金)



 運転手の責任

肌荒れがひどい。

今日は何てことない11月13日なのに
J-フォンのメルアドが
なぜかボーダフォンに変更になる日。
と言う事であちこちから
アドレス変更メールが入るんだけど
数が多いからうっとおしい。

うちの教員はちゃんと11月始めに
「13日から変わります」って
前もって知らせてくれたぞ。
やっぱり、そういう準備が
きちんとできる人ってステキと思ってたら
高校教師がいきなり
新アドレスでメールをよこす。

・・・。前振りメールどころか
お知らせメールすらナシかよ。
と言う事で、「アドレス変わってるけど
他の人にお知らせメールはしたの?」
って返したらイマイチ乗らないお返事。
「レガお以外にメールする人なんて
あまりいないからなぁ」というお返事。
携帯そのものにあまり興味はないらしい。

そうこうしてる内にも
他からのお知らせメールは来てて
久しぶりの人にいちいちレスしてたら
見事に早寝をしそこねる。
なかなか迷惑な行事なり。

結局、昨日の学生は今日も無断欠席で
訪問看護ステーションからは
「もう、訪問には連れて行かない」
と言われてしまった。
事実上の実習停止で、留年決定。
担任も主任も心配してるのに
休んでる学生はどう考えてるのやら。

でも、これ以上留年者を出すとまずい。
来年の学生はすでに留年してる学生のおかげで
1クラスの定員をすでにオーバー中。
おかげで実習のグループ分けに難渋。
各病棟、実習1クールで受け入れてくれる学生の
人数が少ないからグループの数をを増やすと
今度は病棟と教員が足りなくなる。

にっちもさっちも行かない状態で
何とか2年生の人数をこれ以上
増やしてはいけないんだけど
奇しくも元々人数の少ない1年生に
妊娠・休学が続出してて
2年生の数人が何らかの理由で留年しても
人数が慣らされて丁度いいという
何ともいえない状態に。

そんな時に失態をやらかした2年生。
テストの日に車で通学して大渋滞に巻きこまれ
テスト遅刻どころか完全に間に合わなかった。
で、堂々と「交通渋滞のため」と
欠席理由が書いてある追試願が出たんだけど
結果は見事に不受理。
自動車通学を認めていないのに
渋滞と言う理由が認められるわけもなく。
第一、国試の遅刻はそんな理由は通らない。

さらにその車には運転者と
もう一人学生が乗ってて二人仲良く欠席。
最悪は仲良く留年。
その子の車に乗らなければ
彼女はちゃんと試験を受けられたわけで
安易に友達の車に乗ったんだろうけど
それがどんな結果に繋がるか
多分想像もしてなかったんだろう。

よく交通事故で同乗者の怪我の
賠償責任でモメる話はあるけど
同乗者に怪我があればそれは運転手の責任。
今回は運転学生に同乗学生の
遅刻の責任なんて問えるわけもないし
責任を取れるわけもないし。
さて、どうするつもりやら。

3年生も実習先によく乗り合わせて
出かけてるみたいだけど
何かあったらどうするのかって
小言を言ってもいまいちよく分かってない。
進学コースの学生には、学生で母で
しかも一家の大黒柱という立場の学生もいる。
その人に怪我させたらどんな事になるか
その人の家族の保証とか考えてるわけもなく
年の割にやる事の浅さに驚く事がある。

学校は事件に事欠かない。

2003年11月13日(木)



 看護師に向いてない人

本日は教務会議。

ひとりの学生の事が話題に上がる。
3年生がひとり、卒論用の実習を無断欠席。
彼女は今までにも実習の無断欠席があって
後になってわかるその理由は
「記録が書けなかったから」というもの。
実習の記録が書けなかったり
看護計画が目標日までにできないと
無断で学校や実習を休んで
書けるまで出てこないという事の繰り返し。

彼女は訪問看護ステーションで実習してて
利用者さんも彼女の事を待ってくれてる。
「何日に来ます」って約束してるのに
いきなり無断で来ないというのは
実習を受けて下さってる
ステーションの信用問題にも関わる。
なのに、自分の記録が書けなければ無断欠席。

これまで何回も同じ事をしてて
それで単位を落とした実習もあって
教員にも散々言われてるのに
全然行動は変わらないわけで
今回も看護計画を立てる段になっての欠席。
記録が書けないと相談に来るわけでもなく
一人で悶々と悩んで抱え込んで欠席。

で、彼女の処遇をどうするか。
話し合って色んな案が出る。
「明日出てきてきちんと欠席の理由が言えて
今後同じ事はしないと約束したら実習続行」
「もう、実習には出さずにステーションで
待機してカルテから情報をとって
ケースをまとめる」
「カルテから情報を取るだけなら
自分の実践ではないのでケースの意味がない。
よって、もう卒論の単位は落とした事にして
他の実習も合わせて留年としたらいいのでは」

結局、明日その学生が出てきて
きちんと欠席の理由を振り返り、
もう繰り返さないと約束したら実習続行となる。
・・・本当にもう繰り返さないと思う?
って、その学生をそうまでして卒業させたい?

いちおう学費を払ってもらってる以上
彼女が看護師の資格が取れるように
私たちは最大の努力はしないといけないんだけど
最低限の社会性すら身についてない学生に
国家試験の受験資格を与えていいのか?
プライドが邪魔するのか、
教員や友達にも相談する事ができない状態で
臨床での実践が出来るわけが無い。

大学には教養として看護を学ぶ人もいるけど
私たちは専門学校で職業教育をしてるんだから
職業適性がなさそうな人は
きちんと淘汰しないといけないと思う。
しかも人づきあいが全ての基本になる上に
人の命に関わる職業なのに。

看護師になれても、うまく行かない事があると
仕事を無断欠勤なんて冗談じゃないし
わからない事や出来ない事があった時に
相談できない人間は医療職に就いちゃダメ。
医療はチームワークが命なんだから。
看護師になるにあたっては
色んな人がいたほうがいいと思う。
「こんな人が向いてる」
という絶対的な条件は無いと思うけど
「こんな人はやめた方がいい」っていうのは
絶対にあると思う。

学生の行動が変わらなかった事については
もちろん私たちもきちんと
反省はしないといけないけど
このままじゃいけないという事を
きちんと学生に示して
別の道も考えられるようにしてやるのも
教員の責任じゃないかなと思う。

看護は「やりたい」という志だけで
やれる仕事じゃない。
やりたいなら其れ相応の努力や鍛錬は必要で
それをどこまで分かって入学してくるのか。
「人付き合いが苦手なんです」とか
ひっくり返るような事をいう学生もいて
そういう学生の目に看護は
どんな職業だと映ってるんだろう。

あーあ、スッキリしない。

2003年11月12日(水)



 人生もひっくり返るお達し

1が4つ並んだ日。だから何だ?

おまけに朝から雨で寒くて
生理前を思わせるおなかの重さって
何だか冴えないなぁ・・・。
久々に一日実習なんだけど
それはそれでシャンとしない。
実習の日は通勤距離が違うから
朝はゆっくり出来るし帰りも早い。
よけいに実習大好き。

が、昼前に先輩教員がやってきて
私に不思議なお知らせをしてくれた。
内容は・・・前代未聞のお達しで
実習もそこそこに
夕方に学校へ帰らなくちゃいけない。
先輩は何でそんな事になるのか
えらく不思議がってるんだけど
私には心当たりがあった。

10年選手の先輩ですら
経験した事がないような事が起こると言うのは
きっと本当にものすごい事なんだろう。
じゃあ、すごい事って何なのかと考えたら
やっぱり「アレ」しかない。
お達しの伝達経路もトップ直々と言うから
やっぱ普通じゃない。

夕方学校に帰ったらまだ人は少ない。
で、一足お先に何が起こったのかを聴く。
      やっぱり。
・・・。正式決定じゃないから書けないけど
やっぱり前代未聞の大事。
ずっと流れてた噂も現実になるのねと言う事で
憂鬱にレガおに乗って友達の家へ。

もともと今日は友達と約束をしてて
一緒に晩御飯を食べたんだけど
高校教師がメールをくれて
健康診断の結果、尿酸値が高いと言われたらしい。
本人は「ちゃくちゃくとおっさん化してます」
ってあっさり言うけど三十路手前なんだから
本当は深刻なのだよ、生物教師。

って、私も糖尿病家系だから
最近はお酒も減らして気をつけてるのに。
だって、痛風&糖尿カップルなんて
これ以上情けない組み合わせもないし
美味しいものが食べに行けなくなったら
二人の人生、何と味気ないことか。

本来ならその辺ネタにいじくって遊ぶんだけど
今日の私はかなりブルー入ってて
全然それどころじゃない。
たまには困らせてもいいかなと思って
今日の夕方の出来事を言ってみる。
「どうしよう」って言ったら
「なるようになるって」という
あっさりとした返事が返ってきて
私にしたらちょっと不満。

確かにそうなんだけど
こう、もうちょっと何か言葉はないかしら?
とか言われても困るとは思うし。しょんぼり。
高校教師はドラマに夢中らしく
私のグチもそこそこに
「この先どうなるんやろう」って言うから
「ドラマも、なるようになるんちゃう」って
そっけなく返してやった。

週末から私の楽しみにしてた映画が
2本とも始まるでと言われても
今は正直それどころじゃない。

今日の話だと私は教員を
長くは続けられないかもしれない。
今年新しく踏み込んだ世界だけど一寸先は闇で
自分の落ち着く先は当分見つかりそうにない。
いざとなれば臨床に戻れば仕事はあるけど
せっかく志した道だから中途半端はいや。

色々考えてたら眠れなくって
迷惑承知で「どうしよう、眠れん」
ってメールしたら
「確かに心配やな。どういう状況なん?」
って聞いてくれてそれに返事しながら
ちょっと楽になって最後には自分から
「まぁ、頑張るわ」って言えた。

問題は解決しなくても
関心を寄せて心配してくれる人がいるのは
大きな救いになるって実感する。
高校教師が意図的にそれをやれる人かはナゾ。
でも、それが嬉しかったんだと
ちゃんと伝えたらずっとそうしてくれそうな
そんな気がする。

何とか踏ん張らなくっちゃ。


2003年11月11日(火)



 カッコよくなったわね

また一週間が始まって。

朝から雨で憂鬱である。
おまけに首の筋がおかしくて
腹筋も筋肉痛。
心当たりは土曜の夜に高校教師とした
ちょっと荒っぽい腹筋と
寝転がって選挙特番を見てた事ぐらい。
・・・腹筋は土曜の夜だったのに
何で今頃筋肉痛なのか。
答え:年だから。

昨夜選挙番組を見てたら
結局寝たのは2時すぎで
今日は一日ぼーっと過ごす。
昼から実習へ行ってから
やっとこさ目が覚めるという状態。

笑えばおなかが痛いし動けば首が痛い。
何だか二重苦で気が重いなぁと言うことで
実習病院へ向かう車の中でお昼を食べながら
あいたたた・・・あいたたた・・・。
年食ったなぁ。
おひるごはんはじゃがりことカフェラテで
内容は見事にお子様である。

何だかしんどくて身体が重い。
という事で今日は久々に22時就寝目標で
さっさとごはんを食べたまではよかったけど
まだ開けてないDEELUXEのブーツの箱が目に入る。
誘惑に負けて開封、中身を色々出してみて
ブーツをしげしげと眺めたら・・・。
何だか模様がはがれかかってる?

よく見たら間違いない。
布地に貼ってあるラバーがそこだけびろーんって
いきなりコレってひどい。
未使用なんだからまぁショップに持っていくとして
何だか気分は良くない。サラなのに。
欲しかったDEELUXEなのに。
寝る前にブルーになっただけで
開けるんじゃなかった。

今日は実習病棟に学生が
自分の実習計画を発表する日。
発表の内容はもちろん、発表の時間調整まで
学生が自分で婦長さんとやるようにしたら
それなりにきちんとやってのけて
発表もなかなか堂々たるものだった。

春に一緒に行った実習では
もう、しどろもどろもいいとこで
言ってる方も聴いてる方も意味不明だったのが
今日は横で聞いてて惚れ惚れする。
半年でこうなるのね、すごい。
時間の調整だっていつも私に言われなきゃ
出席表のハンコすらもらえなかったのに。
お顔も締まって見えて中々素敵。

こうやって変化が見えると本当に感動は多い。
それは臨床にいた時も一緒なんだけど
これが人間相手に働く醍醐味かもしれない。
学生と一緒に私も半年で少しは成長したかな?
あっという間に11月も上旬は終了で
刻々と冬は近づいてる。

今日もバレー中継はうるさくて
長坂アナの仕事は実況じゃなくてただの絶叫。
地方局のアナウンサーが
インタビューで泣いちゃって
選手がマイク握って同僚に質問なんて
本当にプロ失格でこれ以上の恥さらしはない。

明日は1並び。


2003年11月10日(月)



 動物生活2日目

朝から大雨。

出かける予定もないくせに
雨は何だかいやだなぁと
好き放題言ってみる。
昨日の続きでひたすらダラけてすごす。
お互い目が覚めて、ゴソゴソして
結局エッチしておやつ食べてTV見て。
また少し寝てという
今日も本能の向くままの二人。

私はスッピンで奴はヒゲ面。
人間らしい身嗜みをせず
いつまでもくっついたまま
ゴロゴロしてる様はまさしく動物園。
アニマル高校教師と
アニマル看護教員。バカすぎる。

昨日から冬で、気温もちゃんと低め。
だから高校教師の胸板の上が
温かくていい匂いがしてもう、最高。
ひたすら胸板にもたれてウトウトして過ごす。
寝てるだけなのに、ちゃんとおなかは空く。
近所のラーメン屋へ出かける。

不思議と外の空気を吸うと気分はシャンとする。
マスカラもアイラインもない、
まさしく眉毛書いただけの顔でも奴に言わせると
「外出たら、ちゃんと目が覚めた顔になるな」
部屋での私はそんなにひどい顔でありましたか?
起きぬけの胃袋に背脂たっぷりの豚骨は重い。
高校教師もよせばいいのに「激辛」を注文して
目が覚めてもなお余りあるレベルの
胃への刺激と負担であったらしい。
帰り道は二人して言葉少なめ。

目が覚めたので高校教師の板を触って過ごす。
ピッカピカのシルバーラメに惚れ惚れして
写メールを撮って友達に送る。
リーシュを装着してビンディングいじって
あまりの楽しさに板を抱いて寝転ぶけど
さすがに固くて痛い。

外の雨はやむ気配もなく
友達にもらったスノボのビデオを見て
現実とかけ離れすぎたイメージトレーニングをして
またコタツで昼寝。
寝てたらさっき高校教師の板の写メールを送った
私の友達から画像つきレスが来た。何とドレス姿。
深夜明けで結婚式の衣装合わせ中。
ユンケル飲んで頑張ってるらしく
何もそんな日にしなくても。
そういや昔、準夜明けの花嫁を見た事があるけど
かなり大変な事になっていた。

夕方からは選挙特番。
ずうっと高校教師の胸板にもたれて夢うつつ。
奴は素直に胸を貸してくれて
マグロのように寝てたのに
いつも私が帰る時間になると俄然動きが活発に。
が、何せ体格が立派すぎて
コタツの中で好きなように寝返りが打てない。
イチャイチャするのにいちいちコタツが動く。

盛り上がってるところへメール。
「○○です。レポートをメールで送ろう
と思いましたが、一太郎は送れないみたいで
困っています。明日でいいですか?」
なんて真面目な学生。
好きにしてくれ、私はお取り込み中。
レポート送られたって、早く帰んないからね。
ママ学生よ、小娘教員の恋路を応援して下さい。

最近、お泊りに行って忘れ物が多い私。
2週連続でボディタオルを忘れて
今日こそ引き上げようと荷造りしてると
「毎回大変やったら荷物置いてていいで」って
なかなかステキなお申し出。
あまり露骨に着替えとかを置く気にもならず
でも、ドライヤーとか重いものを置かせてもらう。
何だかそれらしくなってきたわね。

ひたすらくっついて過ごした週末も終わり。
帰る気が起きなくて困る。
帰ったらすぐ寝られるように腹筋もして
ウダウダしながら初めて23時近くまで留まる。
「どんなけ居てくれても結構です」って
マジで帰られへんやん。
とりあえず、奴の胸板だけ外して持って帰りたい。

また一週間頑張ろう。

2003年11月09日(日)



 節約しよう

見事な秋晴れ。明日は雨。

高校教師の本日は完全休養日らしい。
どうせ寝坊なさるんだろうし
私もやりたいことがあるし
最近は土曜の昼〜日曜の夜までお世話になる
高校教師宅の近所のコイン駐車場の
駐車料金がかなりの額になるので
給料日前に無駄に車は置きたくないしで
昼過ぎまで家でノンビリして出かける。

さらに交通費を節約&時間稼ぎで
何と生野区まで地道で行ってみる。
国道43号をひたすら東へ東へ流れて
イヤと言うほど信号で止まって
結局所要時間は2時間ちょい。
うー、高速使用の倍ほどかかるが
片道1500円の通行料は浮くわけで
まさしく時はカネなり。

何でそれを思い立ったかというと
まぁ、冬を前に財政緊縮もあるんだけど
こないだまで一緒に実習してた男子学生が
神戸市北区の自宅から
大阪城近辺にお住まいの彼女を迎えに
毎週車で通ってるという話を聞いたから。
奴は車で彼女を迎えに行って実家で一緒に過ごし
また車で彼女を大阪まで送っていくらしい。

その往復がすべて地道経由でものすごい移動距離。
っていうか、彼女は何者??
彼女は働いてても勤労学生の彼氏のお迎えで
彼氏の実家でごはん食べて彼氏の車で帰る。
そこまでしてもらえる女って、どんな人なのか
かなーり興味アリ。

というわけで、私も男子学生の気分を
ちょっとだけ味わってみようと思ったけど
やっぱりなかなかしんどいものだわね。
道幅は広いけど信号だらけでトラックも多くて
あまり走ってて楽しくない。
一番うっとおしいのは数々のオービス。

結局高校教師宅に着いたのは見事に日没。
晩御飯を食べに行く場所を相談して
鶴橋まで出かける。何とまぁ、奴はジャージ。
完全休養日と言う事なので好きにしてもらう。
お店は前々から高校教師が目をつけてた店で
お酒もお料理もおいしかった。
で、鶴橋からの帰り道は二人して散歩。

ちょっと気温が下がってきて
酔っ払いには気持ちがいい。
空にはキレイな月が出てて手をつないでご満悦。
20分ほどの距離だけど、
何だかクセになりそうなほど楽しかった。

お泊りは2週間ぶりと言う事で
高校教師はやたらジャレついてくる。
部屋に帰るなりエッチになってしまって
あらあらまぁまぁ・・・。
夕方、高校教師宅に着くなり「おなかすいた」
ごはんモリモリ食べて「おいしい。幸せ」
お酒飲んでニコニコ笑って「酔っ払ったー」
帰りは「腹ごなしに歩く」
で、帰ってエッチして後は「眠い」
見事に本能のまま、動物の生活。

お互い冴えない一週間だったから
この週末はノンビリしようと決めてた。
ダラダラモードを煽りあって
とことん自堕落な生活。
まぁ、メリハリついてて良いのではと言う事に。

多分明日もこんな感じだな。


2003年11月08日(土)



 立冬前夜祭

週末に辿り着きました。

今日は朝から予想外の大渋滞。
で、その左右の車線をウロチョロと
落ち着きなく行き来する一台の車アリ。
もう、どっちの車線走ったところで
大して変わりなさそうなのに
一回ウインカーを点滅させただけで
ぐっと割り込んで、すぐブレーキを踏むから
車はガックンガックンしてる。

アホやなぁと思って見てたけど
その車の読みはイマイチらしく
最初は結構前の方にいたのに
だんだん近づいてくる。
要は、動きが悪いほうにばかり割り込んでる。
で、ついにそのバカ車が私の横へ来て
結局私の後ろに割り込んだ。

見た事ある車だなぁとは思ってたけど
運転手はうちの学校の外来講師である
精神科の研修医。遅れてきた講義は数知れず。
ルームミラーでうかがってたら
ちっこいくせに首をびよーんと伸ばして
隣の車線をうかがってる。
で、私のギリギリ後ろまで来ては
急ブレーキを踏んで車がガクガクしてる。

どこへ割り込もうが勝手だけど、
そのときに私のレガおに危害を加えたら
トラックだらけの対向車線へ放り込んでやる。
暫く私の後ろでガクガクしてた彼は
隣の車線へ割り込んで前へ行ったかと思ったら
車が流れ出した私の車線の車に次々に追い抜かれる。
あの読みと要領の悪さでなんで医者になったのか。

明日はついに立冬と言う事で
実習が終わってからボード屋へ。
そろそろブーツをもらって冬支度をしよう。
去年は立冬の日にスノボウエア一式装備して
写メール撮ってはしゃいでたんだけど
今年は高校教師とまったり立冬祝いかな。

去年まで履いてたブーツは22,5センチで
今年買ったDEELUXEは24センチ。
これで同じビンディングが使えるのかが問題で
入らないとか言われた日にはもう大変。
今の私の財布にビンディング代なんてなくってよ。
っていうか、サロモンの22,5センチ履いてても
足の幅も考えてDEELUXE用に測ると24センチって
私の足はだいぶ複雑らしい。

もともとビンディングのサイズはSサイズで
それでも22,5センチは幅に遊びがあった。
DEELUXEの24センチで見事に幅がピッタリで
さすがは同メーカー。わーい、問題なし。
と言うことでお店の人の提案で
スタンスを広げてみる。

これで道具は揃った。
後はもう、地道にベースを作るだけで
気分はどんどん盛り上がる。
ってまだ11月も第1週で21日まで実習があって
それからケースの論文まとめがあって
実習評価を出さなくちゃいけなくて・・・。
やる事は山盛りなのである。

・・・このパソコン、「やること」で変換したら
一番に「殺る事」が出てその次が「犯る事」。
なんでこの変換が優先的に出るのかわかんない。
世の中はそんなに物騒なんだろうか?
まだ「サイト」が「催吐」になったりするのは
ゲラゲラ笑って済むんだけど
気をつけないと「今殺るべき事は」とか
変換ミスがものすごい波紋を呼んだりして。

週末は久々のお泊りで。


2003年11月07日(金)



 野放し教員’S

本日は学校へ出勤。

先週木曜以来に見る私の机は
不在中に届いた郵便物やレポートが山盛り。
そう簡単に机のビニールマットは見えず
何とかこれを午前中に裁かないと
ランチを食べるスペースがないのだ。

久々に学生もいなくて余裕のある日で
しかも本日学校にいるのは新任の私と
夏から来た代替教員のみ。
と言う事で、朝っぱらから優雅に
コーヒーを入れたりしてみる。

見事に自分のために使う1日だから
今日やる事をメモにしたところで
メモを置く場所もないぐらい
机の上はメチャクチャ。
しょうがないから順番に回覧、郵便、
署名のお願い、テスト結果、
実習レポートと山を崩していく。

めでたく机に敷いた時間割表が見えたのは
11時前というグッタリの展開で
そこからランチのメニューを考える。
ハメを外しきれない二人なのか
普段どおりの中華料理店で
いつもの五目焼きそば。

お目付け役がいないので
定時キッカリに職場を脱出。
高校教師の誕生日プレゼントを探しに神戸まで。
何がいいか、だいぶん迷ったけど
奴も「防寒具かな?」って言ってたから
お言葉に甘えて安直にマフラー。

発想が安直な代わりにモノにはこだわろうと
カシミヤのマフラーを探して回る。
目指すはスーツにも合う大人マフラー。
高校教師の周りのダンディ先生たちや
お坊ちゃん高校のお金持ち保護者に見られても
恥ずかしくない、ちゃんとしたモノを。

カシミヤって言っても何だか値段に幅はあって
ブランド物は3ユキチ前後という状態。
私の買った某・国内ブランドのは5000円。
何でこうも違うのか良くわかんないから困る。
おまけに色合いがこう、地味な感じ。
私のイメージではグリーン系で
明るすぎず暗すぎず、襟元にひとつ
さし色に使えるようなキレイ色。

と言う事で旧居留地をウロウロ。
アローズに思うような色はなく
いい感じにアンゴラが混ざった
柔らかいマフラーがあったけど
色も材質もこだわりが捨てられない。
他にも何軒か路面店を回るけど
目を引くモノがない。

大丸へ帰って紳士モノ売り場へ行こうと
エスカレーターに乗ったら・・・。
何と先輩教員に出くわす。
出張帰りの先輩はお買い物に寄ったらしく
先輩の目の前で紳士モノ売り場へも行けず。
と言う事でいつも行きなれた階で下りたけど
先輩は私より10歳以上年上だから
そのまま上のマダムゾーンへ行ってしまわれる。

で、仕切りなおして
やっとたどりついた紳士用品売り場。
まさしく「この色!」というモノに出会う。
店員さんが「モスグリーン」って言う
本当に深いんだけど鮮やかな
見てて落ち着くステキな色。
もう、これしかないでしょうって値札見たら
2ユキチ少々・・・。いい感じに予算内。

これなら12月の北海道も大丈夫。
VESPA通勤もきっとへっちゃら。
私が欲しいぐらいのキレイ色マフラーを
大事に使って頂こう。
って、私の5000円のマフラーとの違いって何?

世の中には知らないほうがいい事もあるかも。

2003年11月06日(木)



 低レベルは承知だったけど

どうにかならないか?臨床指導者。

先クールの実習記録がいきなり
今日になって帰ってきた。
しかも約三週間前、実習初日から3日分。
最終日に全部引き上げると言ってたのに
なぜか病棟に残ってる。
百歩譲って長い事手元に置いて
よーく見てくれたんだと思ったら
コメントはおろかサインもなし。

3週間も記録を握っておいて
見ていないとは言わせない。
見る気がないなら早く返してほしいし
私と先輩、指導教員が先に書き込んだ
指導コメントも3週間にわたって
ぼーっと病棟で眠ってた事になる。

学生の記録は毎日毎日
一生懸命考えた事の発表の場であって
興味本位や暇つぶしの読み物じゃない。
教員のコメントも必死で考えて
言葉も選んで書いてるのに
それが誰の目にもふれないままだったら
ただの紙切れで何の役にも立たない。
っていうか、学生の学びを妨げてる。

学生と教員がそうやって
一生懸命作ってる記録物の働き場を
奪う権利は指導者にはないはず。
もう、下手なコメントは求めないから
せめて「見た」というサインぐらいはしろ。

そこの病院は組合が強くて
実習記録の添削など「看護業務」以外の事を
お願いすると組合が「仕事を増やすな」
とか言ってきてかなりややこしいらしい。
だから、公の場で「レポートにコメントを下さい」
とお願いするのはいけない事らしい。

って、実習受けてもらった病院には
ちゃんとお金を払ってるわけだし
お金を貰う以上は向こうも
契約どおりの仕事はしなくちゃいけない。
それがイヤって何?

もう、わけわかんない。
実習記録の添削を嫌がるような奴が
どうして臨床指導者に選ばれるのか。
学校が実習場所を確保するのに
すごく悩んでるのは知ってるけど
もうちょっとマシな病院はあると思う。
って、この病院の管理者っていったい?
院内政治の話はよくわかんないんだけど
何でそんなに組合に力があるのか全くのナゾ。

この先私が成人看護学を担当する限り
この病院とは縁が切れない。
うんざりしながらも何とか切り抜けるための
努力と工夫は必要なんだけど
何せイライラの募る仕事だわね。

イライラが募るとブサイクになるから
気持ちを落ち着けるべく、今期初ワックス。
久方ぶりの相棒をボードケースから出して
まずはベースワックスから。
グリーンのソールだけ見つめて
一心不乱にアイロンを動かしてると
見事に頭からっぽでいい感じ。

ここんとこ私も高校教師もお疲れで
二人して9時台就寝モード。
高校教師は担任業務でボケまくり
私も胃がヘンでランチは連日にゅうめん。
何とか週末にたどりついて
ゆっくりまったりダラダラしたい。

ふんばらねば。

2003年11月05日(水)



 野球は爽やかじゃない?

まずは朝刊。

小久保がタダで巨人って何よ。
ダイエーが苦しいのは分かってたけど
それで何でタダなのよ。
球団がもらわない分小久保の年俸にって
なんだか出来すぎた話しだし。
オーナーも何で泣いてるのよ。
やっぱ、野球はお金なのかしらん
サッカーではこういう胡散臭い話は聞かない。
何より移籍先が巨人と言うのが
一番胡散臭い。

何だかローズとかカブレラとか
ロッテのピッチャーとか
手当たり次第買い集めて飼い殺すのか?
それで野球が面白くなるわけもなく
それで巨人ファンが喜んでるとも思えず。
上原が出したコメントでも
「すごいですね、よその4番をずらっと揃えて。」
ってあったけどあれって何だか
球団に対する嫌味みたいに思える。

他球団の花形選手を手当たり次第獲ってきて
自球団の生え抜き監督の首をちょん切るなんて
生え抜き選手としては
かなーり気分良くないんじゃないの?
っていうか、本当にこの先
ダイエーだけじゃなくてパリーグはどうなる?
選手に「連覇へのやる気が萎えた」
なんてものすごい事言わせちゃって。

そんなこんなでやな感じだったのに
夕方には高津のFAって。
モメてるとは前からニュースになってるけど
高津よ、高津。
今までの功績だけじゃなくて
まだまだ必要な戦力じゃないの?
もう、野球とお金のゴタゴタにはウンザリ。

今日はケーススタディ実習初日。
学生は皆さん緊張の面持ちで
私も実際は昨夜殆ど眠れずに胃がムカついてる。
朝は珍しくスープだけで
昼はにゅうめんという弱りっぷり。
もう、今日は早く帰って寝なくちゃ。

と言う事で9時にはごはんもお風呂も済ませて
腹筋もして就寝準備完了しておく。
高校教師からメールが来て
今日は奴もお疲れで仕事にならなかったって。
まぁ、結婚式2つに雨のお出かけって
おじさんには辛かったかも。

早く二人でゆっくりしたいなぁと思いながら
現実はまだ火曜だったりする。
私は実習中だからそれなりに早く帰れるけど
ボードのワックスとか本読みとか
高校教師の誕生日プレゼント探しとか
やりたいことは山積みで、さてどうするか。

何と言っても、立冬まであと4日。

2003年11月04日(火)



 そういうのがステキ。

本日は大阪行き。

阪神のパレードと研修会が同日だなんて。
パレードが御堂筋で研修会は中ノ島。
両方とも10時半スタート。
で、家を出た時に雨の気配はなかったのに
大阪駅でバスを待ってる10時頃、突然大雨。

11月3日って晴れの特異日の1つ
だったように思うけど
18年ぶりの阪神優勝の今年は
そりゃあ雨も降るわなぁと。
交通規制にヘリコプターと物々しい雰囲気。

研修会は午前中がシンポジウムで
午後からランチョン交流会という名の
立食パーティーみたいな感じ。
みんな名札をつけるんだけど
私は教務主任の代理出席だから
名札に「教務主任 ○○ ×△」
って堂々と名前と肩書き。外見は若手丸出し。
シンポジウム後のアンケートも
主任の名前をかたってくだらない事は書けず
人知れず悶々とする。

シンポジウムが終わって会場を移動してると
外になにやら男の子たちが集まって
ピンクのハッピや特攻服を着てる。
???何かイベント???
と思って掲示板を見たら「後藤真希コンサート」
なるほど、奴らは熱烈ファンらしい。

で、ランチョン交流会の会場近くの部屋の
表札?を見ると結婚式のご案内に混じって
「星野監督激励会」発見。
そうか、パレードが終わったら
ここでお昼を食べて神戸に行くんだな。
ちょうど昼時なので会場周りをウロついたけど
予想通り何も発見できず。

ランチョン交流会は立食バイキングなんだけど
全国から集まった看護教員がみな
「ただのおばちゃん」に戻ってテーブルに殺到。
ライス、肉系メニューは一瞬にして消える。
出遅れた私たちはしょうがないから
オードブル系に手を出すんだけど
なかなか美味しい。よく考えたら会費がタダ。

某出版社主催なんだけど力入ってるなぁ。
新教科書とIT教材のお披露目会だったんだけど
まさしく社運を賭けて開発したというような勢い。
内容はといえばCGを駆使して
確かにインパクトが大きい。
でも、学生の想像力とかはどうなるんだろう。
遺伝子が塩基配列を読んで
蛋白合成していく過程もTV番組みたいなCGアニメ。
こんなのナシで理解してた私たちを偉いと思う。

で、そのCD-ROM教材には
ある程度の指導案も入ってて
「先生方の講義の助けに」とか言うんだけど
それを使えば誰でもある程度の講義が出来るって
とても便利で手抜きな発想。
学生には「マニュアルがないと動けないのは
プロじゃない。考える学生を育てましょう」
とか言いながら教員にマニュアルを勧めるって
絶対、何かヘン。

催しが終わる頃、高校教師が連絡をくれる。
朝、駅前で雨が降ってきた時点で
「傘を忘れた」ってメールしたら「あんぽんたん」
っていうレスが来てたんだけど
傘さして会場まで迎えに来てくれて
ゴマキのファンの集団に紛れて私を待ってる。

あいにくの大雨。
一緒の傘でウロウロしながら行く所もないので
お茶しに入った店で若いバイト君が
「○○先生」って高校教師に声をかける。
初、卒業生バレ。狭い店なので
視線を避ける場所もなく、普通に過ごす。
高校教師は昨日の結婚式でもらって来たという
テーブルブーケを私にくれる。

その後ごはん食べて帰る頃には雨はやんでる。
久々に日本酒に手を出して、見事に酔っ払い。
高校教師が私に「向こうが降ってたら困るから」
って小さな折り畳み傘を出してくれる。
ずっと持って歩いてたらしい。
先に出してくれてたら、夕方にわざわざ
歩きにくい相合傘しなくてもよかったのに。
って、台無しな事は言わずに飲み込んでおく。

しかも私が使っても大丈夫なように
オヤジ臭くない木の柄の傘を貸してくれて
朝から「傘忘れた」ってメールした真意は
見事伝わってたみたいで嬉しい。
テーブルブーケもポイント高かったけど
この傘作戦もなかなか素敵。
やっぱ、最後は気配りできる人よね。

飲酒検問突破して、ひとりニヤける帰り道。

2003年11月03日(月)



 半日でポシャる計画

あんまりいい天気じゃない。

今日は久しぶりに家で引きこもる予定。
高校教師は結婚式2連チャンの2日目で
今日はスピーチもあるらしい。
なのに昼過ぎにメールが来て
「やったー。ついに板を取ってきて
ますます頭の中だけ冬に突入」
なるほど、浮かれておられる。

午前中にスポタカへ板を取りに行って
家へ地下鉄乗ってぶらさげて帰って
着替えてまた午後から難波で結婚式って
もしかしてヒマなんですか???
スーツに着替えるだけって
男の子はお支度が楽でいいわね。

スピーチも何を話そうか
持ち時間すら不明で困ってたみたいだけど
私から「3分ぐらい」と聞いていきなり
「1曲より短いんなら楽勝」って
ナゾのコメント。
5年近く教師してても
スピーチって困るものなのね。

私は昨夜思いついてその気になってる
「お誕生日はパスタ手料理」作戦実行に向け
ネットであちこちレシピを調べて回る。
高校教師がトマト苦手なのをいい事に
もうこれはチーズとかクリーム系で決定でしょ。
私は胡椒とかバジルが好きだし。

で、「パスタだけっていうのも何だから
おいしいパンとか買ってきてサラダも作って
あともう一皿ぐらいお肉か何か考えて
ワインはちょうどヌーボーが出るし
食後は甘いものとコーヒーで」って
想像だけは究極に膨らむのだけど
鍋がひとつのあの台所でさて、何ができるのか。
どうやらって言うか、ほぼ間違いなく計画破綻。

まぁ、そんなに甘い甘い計画は
私のダンナになる人のために取っておこう。
お部屋でコタツでジャージ系の部屋着で
パスタにワインもないだろうから。
・・・となるとあのハートパスタは
どう処理したら良いのかしらと言うことで
出歩く気のしない日曜のランチにでも。
もちろんソースはレトルトで。
レベル落ちすぎだわね。

11月は忙しい。
毎週土曜の昼間に研修が入ってるから
会うなら土曜の夜からなんだけど
そろそろ週一でベースワックスなんて入れたいし
高校教師のお誕生日プレゼントも探したいしで
なかなか時間繰りが難しい。
プレゼントは仕事帰りに三宮に行くしかないかな。

明日はセミナーで大阪へ。
よりによって阪神のパレードと
時間帯が見事にかち合ってて
天気が悪いみたいだけどさてどうなるやら
セミナーが終わって高校教師と会う頃には
パレードも終わって天気も良くなってたらなぁ。

それが済んだらまた実習。

2003年11月02日(日)



 安売りイベントの裏事情?

やってきました11月が。

今日は毎年恒例、インテックスである
スノボ用品安売りイベントの日。
高校教師のボードケースを探すのを
メインの用事として出かける。
去年は深夜明けで出かけて
寒い中外で並んでた。
今年は暑いぐらいのいい天気。

去年と同じくペットの催しが開かれてて
会場のいたる所に犬連れファミリー。
最近は小型犬ブームなのか
ちっこい犬が足元をチョロチョロしてて
気をつけて歩かないと踏んづけそうになる。
・・・うっとおしい。
悪気はなくても愛犬が蹴り倒された日にゃ
飼い主は激怒するに決まってるし。

スノボ安売りイベントは毎年すごい人。
去年はウエアを買ったんだけど
安いものと安くないものがしっかり分かれてて
すれ違う人はたいてい嬉しそうに
BURTONの板を抱えてる。
そんなに安いのか?と思って見に行って納得。
全部並行輸入物でありました。
って、それなら安くて当たり前だし
本当は全然お得じゃないかも。

まぁ、外見は一緒だけど
ホログラムのステッカーは当然なくて
シリアルナンバーも
何だか彫り潰されててキレイじゃない。
まぁ、パッと見は全然分からないわけだから
それで満足できる人には十分いい買い物かも。
私はそういうの、絶対イヤだけど。

って、「並行モノ」が何なのか
わかんないまま「わーい、BURTON安い〜」
って喜んでるねーちゃんもいて
「すごーい、何でこんなに安いの〜」
って口走ってるんだけど、ステッカーよく読めよ。
隅っこに「当社独自ルートでの輸入」
「傷にはご自分で注意して下さい」
って書いてある。
まぁ、これで詐欺にはならない。

結局はそういう品物をエサに人を集めて
ワックスとかリーシュ、デッキパッドといった
付属品は紛らわしく値段を赤字で書いてるんだけど
実際はほぼ市販と同じ値段で売って
ついでに客が安いと勘違いして
買ってくれるのを待つという
「結構セコいイベントかも」というのが
3回行ってみての感想で
安いのは理由ありの板とウエアぐらい?

結局ボードケースも一般的な
150センチ台のものは豊富だけど
160センチを超えると安いペラペラの物か
板が2枚は入りそうで車輪もついてるような
ハイ・スペック品しかない。
人ごみの疲れもあって早々に撤収。
もう、来年は行かないかも。

同行の友達は高校教師を紹介してくれた子で
ヨーロッパ旅行帰りのお土産をくれた。
中身は・・・。何とハート型のパスタで
「○○くん(高校教師)と一緒に食べてね」
と言う事は私に手料理を振舞えと?

なるほどよく考えられたお土産で
「ご丁寧にどうもありがとう。」
って、言っておいたけどどうしよう。
もしかしてこのハート型パスタの存在が
友達の彼氏を経由して
すでに高校教師の耳に届いてて
奴が私がいつ料理をするか
様子を見てるなんて事になったら・・・。
ぎゃー。

まぁ、ブツブツ言ってもしょうがないので
何とかしないと。奴はトマトが嫌いだから
クリームソース系かしらん。
そういえばちょうど月末は高校教師の誕生日。
それならひと頑張りしてみてもいいかな?

見事に乗せられてる気がしないでもない。

2003年11月01日(土)
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