毒茄子
レガお君



 愚問

ボーナスだ。

仕事が終わってから大丸へ。
最初はセールのカレンダーを貰うだけで
買い物はせずに撤収するつもりだったのに
講義もあるし実習の打ち合わせもある。
古巣以外の初お目見えの病院では
きちんとしておかないと後々に響くし。
と言う事で夏用スーツが欲しくなる。

セールが始まる前に偵察しておこうと
ウロウロしてたらすごくいいのがあって
よせばいいのに試着して目がハートになって
しかもそれは新入荷だからセール対象外と聞いて
待っててもしょうがないからお買い上げ。
久々にやらかしてしまった。

昼過ぎに携帯を見たらメールが来てる。
土曜に一緒にご飯を食べた友達からで
「あれから〇〇君から連絡があって
また会いたいなぁと言う事です。
連絡先アドレスを教えてもいいかなぁ?」
〇〇君というのは高校教師。
どーぞどーぞ、何ぼでも教えて。

友達経由でも向こうが連絡してきて
また会いたいと言ってくれた時点で
ちょっと、かなり嬉しい。となると
さらにいさお君への興味がダウン。

そのいさお君が夜に「昨日F1見てたけど
途中で寝てしまった。誰が勝ったん?」
ってメールしてきてちょっと面倒臭く思う。
2週間前には「F1の話が出来る人って久し振り」
とか、嬉しく思ってたハズなんだけどなぁ。
今までは電話に不在着信があったら
ちゃんとかけなおしてたけど、昨日はシカト。
いちおうレース結果をメールで返す。

レース結果に感想を加えて返しても
「そうなんや」って反応がいまいちで
それが私には面白くない。もの足りない。
一緒にシュー兄を応援しろとは言わないから
何か自分の思うことを言ってみ?
魚が言ってた「打てば響くヤツが好き」
というのが良くわかる。

私は私で「明日代休やねん」と言ういさお君に
「何して過ごすの?」という興味がわかない。
どうしようもないのであります。
タケはタケで元・歯科技工士のくせに
「学会ってなにするの?」とか言うし。
多分本当はそんな事聞きたいんじゃなくて
電話には出ないしメールもシカトがちな私から
何か反応がほしいんだろうけど
こちらはますます呆れて悪循環。

合わん。

2003年06月30日(月)



 こじれる前に出来る事

研究会2日目。

今日はいい天気で気分よくお出かけ。
雨に洗われて空気がとてもキレイ。
六甲山がクッキリしすぎてて
遠近感がおかしくなる。
そんな日を日がな一日会場に篭るのも
ちょっともったいないなぁと。

天気も然ることながら
昨夜逢った高校教師がいい感じだったのが
何だか嬉しくて穏やかな気分。
まだ、向こうが私の事をどう思ってるかなんて
全然わからないままだけど
魚以外にお気に入りと思える男の人が
出て来ただけでも嬉しかった。
だって、そうじゃないと
私は一生ウジウジしっぱなしだし。

遺族会のセッションへ。
そこでがん患者の遺族が告知について発表してた。
医師との関係が良くなくて
「こんなに酷いムンテラや診療態度」と
色々あげつらう。
完全に感情のレベルでこじれてるので
「このままでは3ヶ月の命かもしれません」
というムンテラを「脅し」と表現し
「すぐ入院を」と言われて「家族旅行がしたい」
と返事をしておいて「入院までに10日かかった」
事が不満だと言う。

治療効果のムンテラで3年・5年生存率を言われて
再発しても対策はあると伝えられた事に対して
「そんな事落ち込む事をわざわざ言わなくても」
「再発してもって、自分たちの腕を
自慢したいだけなんじゃないか」とか
もう、批判的にしか見られてない。

悪いニュースがあったからこそ
腹をくくれる事もある。
落ち込ませないようにぬるい
回りくどい話ばかりしてても
伝わらなければ意味がない。
大事なのは言うか言わないかじゃなくて
どう伝えるかと、その後のフォロー。

遺族は医師への批判をツラツラと述べて
看護師がどう関わってたかについては
「ムンテラに入って貰えなかった」
というだけだった。
ムンテラに入らなくても後のフォローはできる。
それがしっかり出来てれば
遺族はこんなにも感情をこじらせてなかった。

人を恨むのはとてもしんどくてパワーがいる事。
患者を亡くすだけでも十分に辛いのに
医師に対してのわだかまりまで背負ってる家族。
ムンテラに不備があったのは勿論なんだけど
後のフォロー次第でこの家族は
もうちょっと楽に過ごせたと思う。

傷はないに越したことはないけど
患者と家族が傷を受けてしまったら
せめて傷ができるだけ小さく済むよう
関われるのが看護師じゃないかい?
そこが抜けてるというのがどんなに残酷な事か。

夕方、友達からメール。
高校教師はどんな感じだったかと言うから
素直に「興味わいたし、また会いたいと思うよ」
と返事しておく。と言う事で、
見事にいさお君への興味が薄れてる私。
電話がかかって来てたけどTV見てたからシカト。
わかりやすすぎる。

今日はヨーロッパGP。
本当に、シュー兄は何やってんだか。
ライコネンがコケたの知ってて
あんな無茶するなんてバカバカしい。
モントヤはちゃんとインを開けてて
シュー兄が意地にになって突っ込んで自爆。
大人気ない。っていうか、それでもチャンピオンか?

魚からメール。
当直バイトだったので
チケット買いに行けなかったと。
いちおう行く気はあったのか?
で、「同じ日にまさやんと
元ちとせのイベントもあるやろ?悩ましい。」
って好きにしろ。

私は動かないからね。

2003年06月29日(日)



 ダブルヘッダー

在宅・ホスピスケア研究会。

研究会や学会の類に出るのは初めてで
普段出勤するのと同じ時間帯で出かける。
しっかり雨は降ってるし。
古巣の先輩を拾ってポーアイへ。
会場は年齢層が高い。
案内ボランティアに来てるうちの学生を発見。

抄録をざっと見てみて
ピックアップした発表を聴きに行く。
演題のインパクトは大きいし
人気のあるセッションとそうでないのは
見事に聴衆の数の差に現われる。

スピリチュアルケアのセッションで
医療者の「存在の痛み」というのが印象に残った。
人間は関係によって存在を意味付けられる
という側面があって
医療者は患者のニードに応えるという関係で
医療者としての存在を確認できる。
でも、ターミナルの場では応えられなニードもある。
脊椎転移からくる下半身麻痺の患者に
「トイレまで歩けるようになりたい」と言われて
それに応えられない医療者は
自分は何の役に立ってるのかと
存在価値の認識が揺らいだりする。

何も出来ない事もある。
それでも逃げずに患者と向き合いつづける事が
真の力だと演者は言ってた。
本当にしんどいことだけどそのとおりだと思う。
そっか、存在価値を問うて苦しむのは医療者も同じか。

色んな発表を聴いてはあれこれ考えを巡らす。
で、一緒に行った先輩と色々議論して
考えをまとめたり練り直したり。
考えた事が言葉に表せてこそ相手に伝わるし
学生に看護を「伝える」のが私の仕事。
とっても有意義に過ごす。

夕方に研究会が終わって先輩を古巣へ送って
また別の友達とごはんを食べに行く。
友達が結婚をする相手とその友達と私。
友達は私と魚の詳しい事は知らないけど
私が弱ってるのは気づいてて
誰か紹介しなくっちゃという気分になったらしい。
私はそんなにかわいそうに見えるのか?
由々しき問題である。

友達の彼氏と共に現われたのは
見上げるように大きな男の人。男前にはほど遠い。
大阪で高校の教師をしてる人で
共通の話題があるかもという友達の配慮らしい。
ルックスだけ見たら「ナシ」なんだけど
話し出すとちょっと面白い。

バイク乗りで音楽も好きで映画も見る。
スポーツの話も出来て仕事の話も面白い。
お酒も飲めて会話もよく転がる。
そうなると、いさお君なんてかすんでしまう。
ずっと前に友達が「学校の先生とコンパしない?」
と言っててメンバーが集まらずに
立ち消えてたんだけど、その話の人らしい。

4時間ほど4人で飲んだけど
楽しくてあっという間に時間が過ぎた。
いさお君と会う時は帰りやすいように
「門限が23時やねん」とか言ってるのに
今日は門限なんて一言も出ず解散が23時。
明日はまた6時起きで研究会2日目だけど
その気になればしっかり遊ぶ私。

わかりやすすぎる。


2003年06月28日(土)



 同じ世界にいたい

終わってみればあっという間の病棟。

今日は学校でレポートの添削。
改めてじっくり見直すと
あそこをこうして、ここもこうしてって
色々気になるところは出てくる。
学生はもう実習はすっかり終わった気分で
色々言ってもイマイチ響いてない。
レポート全部、評価終わるまでが実習です。

水曜に学生が号泣して私も辛くって
気分変えようと映画を見に行った。
気になってた「恋愛寫眞」。
水曜で女の子1000円で夜の7時半からという
お客が集中しそうな状況だったのに
入ってみたら見事にガラガラ。
友達から「女も惚れる広末を堪能すべし」
とメールが来る。

ストーリーも然ることながら
本当に広末のキレイさに見とれてしまった。
女も惚れ惚れするキレイさ。
元々龍平君を見に行ったのに
完全に広末にやられてしまった。
あんなにキレイな女優、見ないともったいない。
龍平君のキスシーンは初めて見たけど
広末だったらまぁいいか。と思うぐらい。

ストーリーの中で広末が
「写真を撮って賞が欲しかったんじゃなくて
誠人と同じ世界にいたかったんだよ」
って言ったのがとても印象に残ってる。
そう、好きな人とは同じ世界を共有したい。
だから私は趣味が似てる人や
仕事でも何でも「一緒に何かをする人」を
好きになる事が多い。
でも、魚はそれだけじゃダメらしい。

WIREのチケット取り、魚に任せてみよう。
@ぴあで見たらチケットは残りわずかで
この週末、私は研究会やら何やらでバタバタする。
チケットを取りに行けないと言うよりは
魚のヤル気を見てみたい。

元々やりたいことは何としてもやり遂げるのが魚。
私がチケット取りとかの雑用をしないと
ライブに行く気がないのなら行かなくていい。
ライブに行けない日程ではないけど
行こうともやめようとも言わないし。
私が頑張りつづけないと続かないのなら
そんなのはいつか破綻する。

という事で、チケットの残りが少ない事と
私はしばらく忙しくてチケット取りに行けない
という旨をメール。
「WIREに行こう」という事はハッキリ書いてない。
さて、どう出るか。

こんなしょうもない駆け引きしててもなぁ。

2003年06月27日(金)



 リベンジや。

実習最終日。

今日は昨日の事について病棟婦長と
じっくりお話しないといけないので
気合入れてフルメイクでご出勤。
朝から婦長の隙をうかがう。
にっこり笑いながら挨拶して近づくと
向こうもにっこり笑う。ゲッツ。

「昨日は色々ご指導頂いて
有り難う御座いました〜」
「いえいえ、また泣かせちゃって〜」
「そんな〜泣くのは学生の勝手ですから」
何か言われて泣くのは学生の勝手で
私が言いたいのは婦長のモノの言い方。
それは多分婦長も解ってて
ニコニコと腹の探り合い。

「あくまでも私の個人的な意見
と言う事で言ったんだけどね。」と婦長。
そんな前フリはしてないくせに。
「有り難う御座います。
ただ婦長さんに見て頂くまで
スタッフにそれぞれの見方で意見をもらって
学生は混乱しながらパンフを書いたんですよ。
最後に指導者さんのOKをもらってたんですけど
それをまぁ人のせいにするなと言う事で・・。」
「そ、人のせいにしゃちゃいかん」

はぁ?
本当に学生が人のせいにしてたと思ってる。
「いえいえ婦長さん、学生は決して
指導者にこう言われたとおりにしたのに
って言いたかったんじゃなくて
指導者のチェックをもらって・・・
と指導の過程を話そうとしてたんですよ。」
「え?そう?」キョトンとしてる婦長。
こいつは回りくどい事言ってても伝わらない。
「はい。学生はかなり傷ついてたんですよ」
「そう?傷ついたの?」

看護師免許が聞いて呆れる。
話すときに全然相手の反応を見てないし
人の気持ちなんて全然わかってない。
患者の気持ちどころか
管理者としてもスタッフの気持ちなんか
絶対解ってない。
でなきゃ自分が任命した指導者の言い分を
あっさりひっくり返したりはしない。

で、指導者が仕上がったパンフレットを
再度婦長にチェックして貰うべく声をかけたら
「いや、昨日言った事で十分。
もう何回も見ないでいいやん。
今日また何か言ったところでもう直せないんだし
それぐらいだったら患者さんに渡しても
別にどうってことないから」
はぁ?要は面倒くさいのか?
どうって事ないって何?
事の成り行きを聞いた上の教員と
教務主任共々リベンジを誓う。

昨日指導したならその責任をとれ。
学生は婦長に言われてまた内容を練り直した。
その努力はきちんと評価するのが礼儀。
で、言うに事欠いて「どうって事ない」って。
学生は「本当にOKもらわないでいいんですか?」
って何度も聞いてくる。
私も頭に来て「もういい。指導者と私が
いいって言ってるんだからいい。」
としか言ってあげられない。
そのまま私が立ち会ってパンフは患者さんの元へ。

学生は実習締めくくりの挨拶で
「七転八倒の2週間でしたが」と言ってた。
私も何とか添い遂げたし。
私の指導で卒論を取りたいと言ってくれた子もいて
初の1人引率実習としては実り多かったと思う。
で、終わってスッキリと・・・
打ち上げに行く相手がいない事に気づく。

開放感も達成感も満点で
さぞかし旨い酒が飲めそうなテンションなのに
しみじみと1人部屋で飲み。
今日、私が実習打ち上げなんて誰も知らない。
誰かに誉めて欲しくて手当たり次第にメールする。
で、それぞれレスが来る。
一番最初にメールした魚は最後にレスをくれた。
やっぱそーゆーやつよね。
おまけに「お疲れ」の一言もなし。

WIREと出張は結局カブってなくて
「行けることは行けるよー。どうしよう」
というまたまた中途半端なお返事。
ふん、たまにはお前が決めろと言う事で
またまた中途半端なお返事を返してやる。
何かイベントと言えば私が色々調べて
チケット取りとかの準備をしてた。
どーしても行きたいなら魚が動けばいい。

たまには強気で。

2003年06月26日(木)



 学生号泣

実習もあと二日。

学生が患者さんへ副作用の説明用に
スタッフから提案されてパンフレットを作成。
治療前のムンテラの内容を
さっぱり覚えてない患者さんは
スタッフから「理解力がない人」
という烙印を押されている。

という事で、できるだけ平たい内容の
解りやすいパンフレットをと工夫する学生。
あるスタッフが言うには
「余計な事は書かないで出来るだけシンプルに。
医学用語もちゃんと噛み砕いてね」
という事で学生は至極シンプルなモノを作った。
それを見た臨床指導者は
「もっと患者さんのために。
副作用の仕組みもわかるように詳しく。」
学生は「どっちやねん」と思いながらも頑張る。

教員の私は「指導が目標の実習ではないし
とても複雑なケモとRTの副作用の仕組みを
学生が判りやすく噛み砕いてパンフレット
なんてとっても難しいことで
理解の悪い患者さんなら尚のこと
パンフレットだけで理解させようなんていう
手抜きはしないように。
パンフレットは説明の要点だけ書いてればいい」
と言われても学生が困ると思ったので
それをわざわざ指導者が聞いてる前で言う。

最初は簡単にと言われて作ったものの
指導者に内容を充実させろと言われて頑張り
教員はシンプルで良いという。
その過程で学生の戸惑いはピーク。
昼からも悩むだろうなと思いながら
よりによって私は今日は午後から帰校。
何だか後ろ髪引かれる思いだったので
「何かあったら学校に電話してね」
と言い残して学校へ。
で、学校に帰りつくなり学生から電話。

先生、〇〇さん(学生)のパンフレット、
指導者がチェックしてOKした後、
婦長にもOKもらいましょうって見せに行ったら
婦長さんが「こんなに色々書いても
患者さんはかえって混乱する。
1ページは26字以内で、副作用の出方も
個人差があるなんて書いたら
患者さんは不安に思うから書かなくていい」
とかみんな違う事言ってて、〇〇さんが
「指導者さんにも見てもらったんですけど」
って言いかけたら「人のせいにしない!」
って言われてもう、パニクって
どうしていいか解らんって泣いてます。
こんなの、誰のいう事聞いたらいいんですか?

当事者の学生は号泣で電話どころではなく
見かねた同グループの学生が電話してきた次第。
電話をしてきた学生もテンションはマジ切れ。
私の留守に、見事にやられた。
婦長は婦長。毎日関わってるわけじゃないから
臨床指導者のアドバイスに従うように伝える。
事の次第を上の教員と教務主任に報告。
一同あっけにとられる。

折々で違うアドバイスをもらって混乱した学生は
決して「指導者に言われたから
こういうパンフにした」と言ってる訳じゃなくて
指導の過程を説明しようとして
人のせいにするなと遮られた。
この婦長は前のクールも学生が作った説明文を
「これだったら別に害にはならないんじゃない?」
という非常に失礼な物言いで私はカチンときてた。
で、今回もまたこれ。許さん。

パンフレットひとつ作るのに
学生がどれだけ苦労するか。
婦長の立場で言う事が学生にどう伝わるか
相手の立場なんて全然わかってなくて
それで何が婦長なんだか。
だいたい、指導者を任命するのは婦長で
スタッフの力量や看護観を認めた上で
指導の仕事を任せてるはず。
自分で配置したスタッフの指導も覆して
全然つじつまあってない。
1ページは26文字というのが何でかという
指導の根拠も示してない。

そこの病棟の出身者に聞いたらその婦長と
臨床指導者の看護観は全然違ってて
それこそ男と女ぐらいに違うらしい。
看護観の違いで片付けてほしくないし
意志の疎通が出来てないのは病棟内の問題。
自分の意志が伝わってないスタッフを
指導者に置くなんて変な話しだし
もしかして婦長は自分と指導者の考えが
通じてない事自体に気づいてない?
どっちみちカッコ悪すぎ。

学生はしっかり傷ついてる。
何だか辛くって古巣のスタッフにメール。
「××婦長にやられました。また愚痴ります」
と詳しい内容は何も書かなかったのに
「理不尽できっと辛かった事でしょう」
とビンゴなレスが来て驚く。
婦長の理不尽ぶりはやっぱ有名らしい。
このままでは終わらない。
学生が頑張ってる過程はわかってもらいたいし
自分の病棟のチグハグにも気がついて欲しいし
何より、それで学生が傷ついたんだと言う事は
きちんと認識しておいてほしい。

という事で、明日は婦長相手の大仕事。

2003年06月25日(水)



 とーしば

出勤前にコンビニに寄る。

ポテチの棚に「夏ポテト」発見。
早速手を伸ばす。
ギザギザ系ポテチが好きな私。
特に好きなのが夏ポテトで
ア・ラ・ポテトより塩味が濃いのよね。

学生が看護計画を出してきて
いまいちまとまってない。
どうしよう、昼のカンファレンスで
これをスタッフに発表しても
色々と突っ込みどころか集中砲火?
でも、計画修正をするにしても
いろんなを意見聞いてからの方がいい。
いや、返って混乱するかも?
悩んだ挙句計画発表する事に。

学生が緊張のあまりいかり肩になりながら
一生懸命プレゼンする。
スタッフがそれぞれの看護観で
めいめい好きな事を言う。
実習目標が全然理解されてないのが判明。
頑張ってよね、臨床指導者。

圧倒された学生は皆の前で
自分の思考過程も言えず。
もともとスタッフとのやりとりを
短絡的にとらえる学生も多い。
スタッフが計画の意味を尋ねてるのに
それを否定されてると解釈し
議論して自分の考えを伝える努力もせず
「どこが悪いんですか?」という
極端な反応が出る。見てて歯がゆい。

それでも本当にそれぞれ
色んな切り口からの意見が聞けて
学生なりに得るものはあったらしい。
「どうやった?」と声をかけたら
「みんな色々言うけど悪気はないのは解る」
って。あたりまえじゃー。
そんなとこに悪気があってどうする。
でも、彼女たちは准看での実習で
かなり嫌な思いをしたらしく
ある意味トラウマなのかもしれない。

仕事が終わって、マッキンを迎えに行く。
やっとこさ治ったマッキン。
サービスの人が交換した部品を出してくれて
興味本位で触ってたら・・・。
ICチップみたいな部品がひとつあって
そこには「TOSHIBA」の文字。
ふーん、マッキンって東芝の部品買ってるんだ。
マッキンに認められるぐらいだから
質がいいのかなぁ・・・。まてよ?

何で私の東芝製のPCで作ったCDで
東芝のICを使ってる
マッキンが壊れなきゃいけない?
PCとオーディオの外注部品じゃ、
全然出所は違うんだろうけど何だかなぁ。
ともあれ、ぱっくり穴があいてたレガおに
見かけが地味なマッキンが戻ってきた。
最初に聞くのは、もちろんマンソン。

マッキンの中身の話を誰かに聞いてほしい。
で、悔しいけど頭に浮かぶのがやっぱり魚。
魚ならクスッと笑ってくれそうに思う。
私の面白いと思うことを
一緒に面白く感じてくれると思う。
意地張ってもしょうがないからメールする。
ついでに、中途半端な事を言ってくれた
「WIRE」も「重なったらしょうがないなぁ」と
だから行くのか行かないのかという
中途半端な返事を返してやる。

こんなしょうもない抵抗、気づく奴じゃない。



2003年06月24日(火)



 台無しにする人

また新しい週。

学生は週末をこめたレポートを持って来る。
それを今日中に見てコメントを返さねば。
明日外来講師が使うパソコンと
プロジェクターの手配をして
こないだあったテストの採点の手配をして
基礎看護演習のお手伝いに入って・・・。
見事に一日が終わってしまった。

4月のヒマヒマがウソのようで
今は時間がどれだけあっても不安。
もしかしてあの4月は私の人生で
いちばんヒマな期間になるのかもしれない。

明日からまた実習。
まっとうなケアの方向性は薮の中。
昼のカンファレンスでスタッフに発表だけど
さぁてどうなることやら。
ちょっと、学生と一緒にキリキリせず
ゆったり構えてみようと言い聞かせる。

同じ古巣から転勤した教員と一緒に帰る。
彼女は教員としては同期だけど
ナースとしては大先輩で
私が新人として古巣に配属された時
病院全体での新人オリを仕切ってた。
今はレギュラーコースの実習を担当してて
その愚痴を言うんだけど中々口が悪い。
でも、よく学生を見ててズバズバとモノを言う。
歳の功?私も負けてられない。

明日に備えて勢いをつけようと久々の寝酒。
気分よく酔っ払ってたら
いさお君から「日曜は仕事?」とメールが入った。
日曜は研究会におでかけという事で
お断りメールしたら電話がかかってきた。

今日あった事とかをふつーに喋る。
酔っ払って気分がいい私は
昔遊びにいって面白かった事とかを
調子よくペラペラ喋るだけ喋って
いさお君はそれを聞いて笑ってる。
今までとは全然違う何だか和やかな感じで
「おやすみー」と電話を切る。
私が一方的に喋ってたけど楽しかった。

ここ最近、メールの着信音がするたびに
「魚からだったらいいのに。そんなわけないか」
と自分で突っ込んでる私。
寝に入ったタイミングで来たメールを見て驚く。
どうせタケかなと思ったら魚。
田舎暮らしの感想と、
「WIREと出張が重なりそう」というご報告。
で、「重なるから行けない」
とは書いてないという中途半端なメール。
予想はしてたし今更一緒に埼玉まで
旅行する気もないから正直ほっとする。

「私から連絡しなければメールなんてこないし
私のことなんて魚から連絡するほど
手間を割く対象と思ってないんだろう」と
わざわざ拗ねた事考えて吹っ切ろうとしてたのに。
元々「WIREに行きたい」と言い出したのは魚で
チケット発売日の1週間前に
「出張との兼ね合いがわかったら教えて」
って言ってたのに全然返事が無くて
「あいかわらずルーズなやつ」と
欠点あげつらって諦めようとしてたのに。
今更わざわざメールしてこなくても。

何だか返信したらまたその返信を期待して
しんどくなりそうだから返信する勇気もない。
まぁ、そんなのは私の勝手なんだけど
ここに来てまた気持ちがグラグラ。
せっかくいさお君と、お酒の力を借りながらも
いい感じで喋った後の流れで
楽しい考え事をしようと思ってたのに。

見事にそんな気分はぶっ壊れで
くよくよモードに引きずり戻される。
これはタイミングがいいのか悪いのか?
そうやっていつまでも離れられない。
梅雨真っ只中の腐れ縁。
キノコでも生えりゃ腹の足しになるのに。

毒茄子から生えた毒キノコで中毒死。ちーん。

2003年06月23日(月)



 ややギレしてみた私

久し振りに真面目に仕事。

朝から学生のレポート読んで講義の準備。
何事もイヤイヤながらも
やり始めるしかないようで
30分ほど頑張ってるとそれなりに気分が乗る。
不思議不思議。

学生が必死で書いたチマチマした字は
1時間も眺めてるとめまいがするので
適当に休憩入れながらにらめっこ。
休憩と言っても考えるのは実習の事。

2週間でどこまでたどり着けるかという
余裕の無いスケジュールで
学生と一緒に私もかなり焦ってた。
学生が自分で気づいて伸びていくという
意味のあるプロセスを待てずに
どうすれば辻褄が合うのか
それを一番気にしてた。

学生が自信を持つためには
「自分でやったという手ごたえ」が大切で
人が言った事のまる写しなんて意味ないし
かえって学生の自信を奪う事もある。
そういう至極真っ当な理屈も
現場に出ると見事にぶっ飛ぶ。
まるで学生が朝に発表した計画を
キレイさっぱり忘れてしまうかのように。

頭で解ってるつもりの事も、実践って難しい。
何だか学生も私も一緒やん。
と、学生の気持ちはそれなりに解った所で
同情ばかりもしてられない。
突っ込むところは突っ込まないと。

お仕事にどっぷりの日曜。
いさお君にゆかた祭に誘われてたけど
やっぱり行く気がしなくってひきこもり。
いさお君と出かけたところで
あまり話も弾まないしなぁ。
見てるだけで楽しい人ではないし。
会話はキャッチボールだから
私が話が弾まないと言ってるのに
いさお君が話が弾むと思ってる訳はなく。

あー。
何で世の中には面白くて
性格も穏やかな人がいないのか。
私のマニアックな趣味に
全部ついて来いとは言わない。
でも、世の中のほんの小さな事にも目を留めて
あれこれ考える楽しさを知ってるとか
色んな角度から物を見る遊びを知ってて
何でもやってみようという好奇心を持ってる人。

大証が不祥事で捜索を受けて
そこで働いてる昔のメル友を思い出す。
ロックが好きで雪山も好きで車も好きで
色々自分のセンスで世の中観察してて
家も近くて・・・既婚者。
そういう人が1人いたら、私はそれで十分なのに
神様は私には回してくれない。
探しに行くっていってもなぁ。

毎日日記を書きながら
時々前の日記を振り返る。
ずーっと読み進めてきて5月31日で止まってる。
まだ、辛くてその日の日記が読めない。
いつ読めるかはわかんないけど
2年がかりの恋愛の結末。
そうアッサリもいかないか。

やれやれ。


2003年06月22日(日)



 気遣える人

ゆうべ遅くに。

実習病棟の臨床指導者がメールをくれた。
「その後の患者さんですが、
学生さんが挨拶して帰られたあと
何だか嬉しそうでニコニコされてましたよ。
どんな挨拶をされたんでしょうか」

昨日受け持ち患者に何とか
気持ちを伝えたいと手紙を書いてきた学生。
教員と臨床指導者が内容を見て
手紙ではなく自分の言葉や態度で
思いを伝えるように言ったところ
最初はボロボロ泣いてたけど
帰り際に自分で部屋に行き、
患者と話をして帰ってきた。

その評価が患者の「ニコニコ」。
何かいい作用が働いたらしい。
学生はそれを知らないうちは
ずっと悶々とレポートに取り組むハメになる。
とってもしんどい週末。

本来なら指導者と教員は
お互いのメールなんて知らなくて
こういういいフィードバックは
週明けまでもたらされない。
以前からの知り合いである指導者は
学生も私も困りきってるのを見て
わざわざメールをくれたのかも。

という事で、私も学生に電話する。
休みの日まで教員から電話がかかるって
イヤかもしれないけど、
いいニュースだから許して貰おう。
学生にメールの事を言ったら喜んでた。
昨日も他の学生が電話をしてきて
色々話してちょっと楽にはなってたらしい。

私が学生の頃、実習で大きな壁には当たらず。
壁に当たってる同期がいることにも
全然気がついてなかった。
だからそうやって励ましあう事もなかった。
彼女達は入学当初から仕事と勉強と
人によっては家庭とも両立させてやってきた。
しんどい思いを知ってるからこそ
人に対する気遣いが育ってるのかなぁと思う。

夕方からいさお君とホタルを見に行く。
姫路から迎えに来てもらって
また姫路へ引き返して夢前へ。
夏至前日で現地についても日暮れにはほど遠い。
車で田舎をグルグル走る。
どんどん山へ入っていって道が行き止まる。
私はぼーっと坐ってるだけだけど
いさお君は運転しっぱなし。

色々と話はするんだけど
盛り上がらないし広がらない。
一緒にいてイヤな感じはないけど
恋愛感情には程遠い。
ちょっと退屈だったりもする。
私が寒そうにしてたらエアコンに気を使い
田舎に入る前にはトイレの心配もしてくれる。
本当に、「いい人」。
私は、いつかまた誰かを好きになるんだろうか?

明日も会えるかと聞かれて
仕事も残ってるしでお断りする。
来週末は土日とも在宅・ホスピス研究会だから
2週間いさお君と会う予定はない。
さて、それがどう作用するか。
その頃には魚と会わなくなって1ヶ月。
毎週会ってたのが私が誘わないと
魚からの連絡も無くて、自分の位置を思い知る。

去年の今頃と、ほとんど同じシュチエーション。

2003年06月21日(土)



 ケアは与えて受け取るもの

またまた週の終わり。

実習中の学生は今日のカンファレンスで
来週に向けての方針を大まかににでも
発表できないといけない。
が、方向性はなかなか見えてこない。
それぞれに色々関わってるんだけど
具体的な援助となると難しいらしい。

はっきりと「ダメです」「煮詰まってます」
と言う彼女たちに励ましの言葉をと
色々ネタを繰るんだけど難しい。
ある学生は体調が思わしくない患者に
「今日はしんどくて話すのは無理」と言われ
どう近づいていいのかわからず
苦し紛れに手紙を書いてきた。

・・・患者に対する気遣いが出てこない。
「関わらせて頂いてありがとうございます」
「治療や病気の事でわからない事があれば
調べてお答えしますので教えて下さい」
要は自分が言いたいお礼を述べ
自分がやりたいことを表明しただけで
患者のニードに沿う事には目が向いてない。
結局手紙は渡せないことになり
学生はどうしていいかわからず泣き出す。

別の学生も患者の言いたいことを聴くより
自分の言いたいことを言ったり
自分が聞きたいことを聴きだしたい
という思いが強くてそこから抜けられない。
自分が求める言葉が聞かれなければ
「情報が取れてない」と悶々としてる。

私は私で彼女たちを思うように導けずに悶々。
「こうすればいいのに」と思う事を
いかに彼女たちに気づいてもらうか
回りくどいプロセスに疲れ気味。
学生は記録上ではいまいち深まってないし
要綱に上がってるような
実習目標に沿うのも完全ではない。
何とか手ごたえをつかませてやりたいし
心理的援助の大切さを感じてもらいたい。

でも、毎日患者と接して自分の人生を考えたり
スタッフの言動に感動し
看護の奥深さも感じつつあるという
とても意義の大きい学びをしてると思う。
それが評価に出てこないもどかしさ。
カンファレンスになって学生がそれぞれ
自分の考えを言うんだけど
またまたちっともまとまってない。

私が半分以上答えを言ったような
状況に対するアセスメントも
結局私が言った意味がわかってないから
きちんと覚えてなくて
同じように言う事もできない。
惨憺たる結果で私も目が泳いでしまった。

めでたく私の教員初挫折。
これからどうして行こう?
まだまだ若く人生経験も未熟な3人と
臨床家も関わりが難しいという患者と
ひとり立ちしたての新米教員。
不利な状況が多すぎる。
成人看護学実習は一生に一度。重すぎる。
学生がうけもち患者に対して
わかりやすい感情表出を求めるのと同じくらい
私も学生にわかりやすい変化を求めてるのかも。

学生は鼻炎で鼻水が止まらない私に
大丈夫?と声をかけてくれ
泣いてる学生にはみんなで声をかけ
記録で困ってる学生をみんなで待ってる。
恐るべき連帯感の強さ。

帰り際、どんよりしてたら学生が
「先生〜ありがと〜また来週ね〜」と
案外明るく手を振って挨拶してくれて
ちょっと気分が上向く。
私も学生に助けられてる。

やはりケアは相互作用らしい。


2003年06月20日(金)



 何か得るものを

結局台風はまともに来ず。

実習3日目で学生は悩みまくってる。
今回の実習の狙いは成人患者の
対象理解と心理社会的側面での援助。
身体面での問題は少ない患者をあてて
日常生活援助に逃げられないように
意図的に設定してある。

が、自分が聞きたい話と
患者の言いたい話の区別がつかない。
患者が言うことにじっくり耳を傾けて
患者の気がかりを探すのが道なんだけど
自分が聞きたい情報を聞き出すのに必死。
教員がそれを指摘して正すと
「情報が取れないと実習にならない」と言う。

実習は患者のために
自分で考えて行動するのが筋で
結果的にそれが目標にあってればいい。
が、彼女たちは先に目標を見て
それを自分なりに解釈して
目標達成のためにどうすればいいかという
何だか逆行してるプロセスを踏む。

目標は目標で達成したいんだけど
患者のケアをできるようになるための目標
というよりは目標達成のためのケア
という不自然な雰囲気がする。
学生はとにかくしんどそうにしてる。
へこたれずに行ってもらいたいんだけど。

実習が終わって私ももっと勉強しないと
と意気込んで図書館へ行くも
パッとした文献が見つからず。
ウロウロしてる間に図書館のクーラーが
体にしみこんできてギブアップ。

撤収したのは6時ごろ。
夏至前なので外はまだまだ明るい。
こないだ出たという
スノボ関連のカタログを探しに行く。
で、本屋2軒回って収穫ナシ。
何だか今日は頑張っても
言うほど実入りのない日らしい。

何も得るものがないまま引き下がっても
ガソリンも時間ももったいないから
占いの本を立ち読みする。
占いではいさお君はバイタリティーに溢れ
じっとしていられない人で
結構マイペースで対人関係もクール、
遊び人の一面もある。
事業運や対人・調整能力は抜群らしい。
ふーん。まだそんな風には見えない。

よせばいいのに魚も見てみる。
永遠に理想の女性を追い求める。
気が多くて誰が好きなのか
自分でもわからなくなってしまう。
マザコン。・・・何だか納得。
魚もいさお君も私と相性はいいらしい。

ガソリンと言えば先週末に満タンにして
お葬式で相生へ行って
車で学校や実習病院に行ってたら
見事に1週間でタンクが空になってしまった。
満タンで5千円ちょっと。
1ヶ月で2ユキチ、1年で24ユキチ????
1週間で450キロ走って1ヶ月で1800キロ。
1年でやっぱり2万キロは超える計算。
楽しいけど地球とお財布には優しくない。

なじみのディーラーに
B4の試乗車が配車された。
今までなら多分魚を誘って乗りに行ってる。
でも、今の状況は「配車されてたよ」という
連絡メールをするのも億劫。
返事が遅かったり断られる可能性を思ったら
あまり自分を追い込みたくないのが本音。
一人で乗りに行っても
多分魚を思ってブルーになる。
いさお君はまだ誘う気にならない。
言うほどB4には興味なさそうだし。

まだまだですな。


2003年06月19日(木)



 台風とジメ子

台風接近にて。

実習は授業なので警報が出たら休み。
という事で、学生は台風の行方を気にしてる。
教員はどっちに転んでも仕事なので
学校へ行くか病院で待機か
いずれにせよ拘束時間には変わらず。

学生は小学生の子がいるママ学生もいる。
小学校も警報が出れば休みだから
親子で台風情報は気にしてるらしい。
正味7日の実習で1日潰れると痛いんだけど。

実習の流れは朝、行動計画をチェックして
受け持ちナースとリーダーと学生が
カンファレンスで調整をする事になってる。
なので、カンファレンスが終わらないと
学生は動きが取りづらいんだけど
何とカンファレンスの時間が決まってない。

だから、いつまでも受け持ちナースを待って
詰所の中で立ちっぱなし。
朝の貴重な時間がもったいなすぎる。
今日は結局小一時間、詰所の中で
じっとナースを待ってる学生。

ナースも時間管理なんて全然考えてないのか
いつまでもウロウロしてて
カンファレンスもしない間に
朝の検査とかがどんどん呼び出されて・・・。
何のための朝カンファレンスか
よくわかんなくなってきてる。
という事で、臨床指導者に調整をお願いして
さてさて、どうなることやら。

院内をウロウロしてて友達に会う。
みんな「やっぱナースキャップはいいなぁ」
って言いながらニコニコと
私の頭に乗っかってるナースキャップを
何気にいじってきたりするんだけど
「でも、毎日乗っけて働くって言ったら
メンドいんやろ?」って言ったら「うん」って。
キャップはやっぱ象徴で観賞用。

今日は午後から教務会議で
入試の話なんて全然わかんなくて
ひーたすら眠いのを我慢我慢。
途中白目をむきかけて自主的に
クーラーを入れに行く。

今日は古巣の友達とばんごはん。
1人は嫁入りが決まったところで
1人は彼氏とダメになりかけで
私は失恋したばかり。とっても微妙な3人組。
私はチョット開き直ってるから
一番ジメジメしてるのは
モチロン彼氏とうまくいってない子。

私は2人に魚との事は言ってない。
だからジメ子は3人の中では
自分が一番不幸だと思ってるらしく
「レガおさんいいですよねー。
仕事は楽しそうだし、新しい出会いはあるし」
「人の気も知らんと」って言いそうになったけど
言ってないものを知る由もないので
言葉はごっくんと飲み込んで愚痴を聞く。
なかなか始末が悪い。

仕事は面白いけど楽じゃない。
あのまま魚と区切りがついてなければ、
きっといさお君とは会ってない。
私は新しい出会いを望んでたわけじゃない。
友達もしんどいんだろうけど
私も決して気持ち余裕がある状態じゃないので
気持ちがチクチクトゲトゲしてくる。

本当はもう1人の友達のお嫁入りを
ちゃんと喜んであげたかったけど
何だかしんどい雰囲気のご飯になってしまった。
やっぱ、人間強くないと優しい態度は取れない。
優しくない魚は、弱いのか?我は強烈に強いぞ?
弱いから我を張ってるのか?

さっさと忘れりゃいいのに。




2003年06月18日(水)



 染み付いてます

今日からまた実習。

久々の白衣とナースキャップ。
やっぱり着ると気分が締まるのよね。
今回の学生は全員私より年下で
世間一般の学生ぐらいキャピキャピしてる。
が、2児の母がいたりする。

私の実習引率独り立ちと言う
記念すべき2週間にお付き合い頂く学生たち。
本当はお付き合いするのは私なんだけど。
一緒にロッカーで着替えてたら
誰が教員か全然わかんないし。

いさお君がメールをくれて
日曜の豪雨の中、ホタルがいる場所の
下見に行ってくれたと言う。
世の中にはそんな事ができる男もいるらしい。
何だか悪いなぁと思いながら
どうリアクションしていいかわからない。
「ごめんね」もヘンだしなぁ。
大げさに喜ぶ気持ちもないし。

こんな事いちいち考えるのもおかしいんだけど
経験のない事に対処するには
考えなきゃしょうがない。
迷った挙句「ありがとう、お疲れ様」と
至極シンプルにお返事。

昨日見たカナダGPの実況が印象的すぎて
フジのHPへ行ってみる。
へっぽこ実況があった翌日はここのBBS、
アナ叩きと局批判で結構荒れる。
で、ひとり槍玉に上がってた長〇川というアナ。
もしやと思って顔写真を見に行ったら
見事にあのゴリラ顔でビンゴ。

地上波でもかなりやらかしてるらしいアナを
何でわざわざ有料のCSに持って来るかな。
叩かれぶりは一時の竹×アナを彷彿とさせる。
竹×アナもいまいち進歩してないしなぁ。
長〇川アナがどう化けるかはナゾ。
っていうか、イライラするからもう出て来るな。

カナダといえばシュー兄のおでこ。
だんだん広くなってる。
それをいさお君に言ったら
「俺もそう思った。俺はまだ大丈夫やで」って。
9月で三十路のいさお君、
確かに髪の毛はたくさんあった。

同い年の魚はもともとおでこが広かったけど
実はそれ以上にてっぺんがやばくて
さすがにリアップを毎日毎日
真面目に使う気になるだけの事はある。
で、毎日使って発毛に至るわけではなく
進行が止まってるというレベル。
30歳手前になればみんなおっさんで
髪は少なくおなかは丸くなるもんだと思ってた。
見事に魚がスタンダードになってしまってる私。

何とか半月やり過ごして
仕事が忙しいからいいものの
それでもふっと「何してるかな」って思い出す。
その後はまた5月末の雨の日が蘇って
ひとり「どよよ〜ん」と気分が潜る。
まだまだ気分は負け犬。

あーあ。

2003年06月17日(火)



 人は言葉で考える

月曜。

友達のダンナが予約してた
バートンのブーツがもう届いた。
まだカタログ号すら出てないのに。
こうやって、完売アイテムは生まれる。
シンプルながら、かなりイイらしい。
私のDEELUX、早く来ないかな。
夏でムレそうでも、とりあえず履くさ。

明日からまた実習だから
1週間分の仕事の調整を
今日中にやっておかないといけない。
パワーポイントを使う講師用に
パソコンとプロジェクターをセットして
木曜にある試験の問題を印刷して
溜まり溜まった回覧を見て・・・
あっという間に一日終わってしまった。
まずいな。
講義の準備が進まない。

明日から一緒に実習に行く学生に
オリエンテーションをする。
明日からは学生3人を任されて
私がメインの引率で実習。
幸いムズカしそうな学生はついてないけど
とっても緊張する。

こないだ実習で指導した学生の
まとめのレポートが返ってきた。
・・・。・・・・。・・・・・。
約1名、実践でできてた事が文章に出ない。
実践は出来てるから仕事は出来る事になる。
が、言葉で書けないという事は
自分の看護の意味や根拠の理解ができてる
という評価にはできない。
自分の看護が人に伝えられないという事になる。

やってる看護のの意味付けというのは
それこそ一生懸命やってたつもりなんだけど
なかなか難しい。
気持ちはしっかりあって
それこそ患者さんには
すぅっと自然に入っていける学生なのに
文章で考えられないと言う強烈な弱み。
これではその学生の良さや思いを
他のスタッフや後輩には伝えられない。

何でやー毎日コツコツ考えて
日々の記録には出てきてる事が
まとめのレポートでまとめられないなんて
結局それが大事だっていう事が
解ってないんやんかー。もったいなすぎるー。
ナースの卵を預かる事の責任を痛感。

昨日、頑張ってカナダGP見ようと思ってたけど
結局夜中2時からの生放送にはつきあえず
本日久々の録画観戦。
予選結果だけ見てヤな気分。
毎回、ウィリアムズ・ラルフはカナダに強い。
でも、今回はライコネンがピットスタートで
何としてもポイント獲らないといけないシュー兄。
さぁてどうするかなと思ってたら
本当に見事にやってくれた。

久々に見た、すんごい嬉しそうなシュー兄。
本当に嬉しそうに喜ぶ姿は
いつ見ても気持ちいい。
ポイント逆転、堂々とニュルへ。
チャンピオンシップはもつれそうだけど
最後にてっぺんにいればいいんだから。

CSのアナは今回もやらかしてくれた。
あんまり見ないゴリラ顔だなぁと思ってたら
あんまりF1を喋った事もないのか
たびたび川井ちゃんに突っ込まれて
順位も言い間違えるし。
実況なんだからウソ言っちゃおしまい。

自分でレース見て勝手に盛り上がるんだから
実況で気分なんて煽ろうとしてくれなくていいし
それが空振りだから一番始末が悪いし
余計なエピソードとかは
川井ちゃんに任せたらいいんだから
事実をちゃんと喋ろう、ちゃんと。
レースの実況で順位間違えるなんて
野球中継でアウトの数間違えるのと同罪に等しい。

ま、勝ったから今日のところは許してやる。

2003年06月16日(月)



 壁紙見ながら考える

今日は一日ぼけっと。

来週からの実習に備えて
関連分野の文献を読み直す。
心理学の防衛機制について読んでて
はたと目が止まる。「知性化」。

「知的、客観的になることによって
衝動的な欲求や感情を統制しようとする。
友人との関係が上手く行かない時、
現実的に解決しようとせず
友情とは・・・と考えるような例。」
「このような防衛機制によって
欲求不満や葛藤は解消されても
原因になるものが解決される訳ではないので
防衛機制への依存がかえって
適応上の問題を招く危険がある」

あははははー。
何かあると哲学ちっくに考えてるつもりでも
確かに原因の解決は何もできてなくて
カシコいふりしながらも逃げは逃げ。
学者はきちんとお見通しなのである。

なにやら見事に腑に落ちたので
心理学の本はおしまいにして
あとはいつものごとくぼんやり考える。
傍から見たら壁紙見つめて固まってる状態。

昨日のお葬式の最中、自分の葬式を思って
友達や後輩が来て泣いてるんだろうなとか
死んでもどうせ希望どおり
室戸岬には播いてもらえないだろうなとか
色々想像をめぐらしてた。
先輩が参列者に挨拶をして
とても悲しそうにしてる横で
だんなさんが側についてた。

私が親を亡くしてああやっている時
タケなら多分ずっと側にいてくれるんだろう。
おせっかいすぎるほど世話を焼いてくれそう。
いさお君ならどうかな?
魚なら、何の慰めも期待できそうにないのが寒い。
人をいたわるとか慰めるとかそういう姿が
なかなか想像できないような人でも
それでも私が魚に拘ってるのは何なんやろう。
やっぱおかしいよな。

魚と距離を置こうと思って2回目の週末。
先週は競馬を見たけど連絡はせず。
今週はG1じゃないし競馬を見る事もしなかった。
そうやって魚に合わせてた事を
少しずつ消していこう。
それでも何かが残るんなら、それはその時。

どっちみち林檎様のライブで会う。
それまで2ヵ月半、私が誘わなければ
会わないでいる可能性も高い。
去年の今頃も魚の態度が急に変わって
私から距離を置いてたっけ。
で、お盆に久し振りに会ったんだった。
ホントに、つくづく腐れ縁。

マンソンの来日公演が決定。
今回も逃す気はないし。
もともとマンソンは魚とは関係ない趣味だし
一緒に鼻血くんを見に行った
巨乳の後輩を誘って行こう。

と言う事で、仕事はろくに進まなかった。

2003年06月15日(日)



 お葬式で考える

今日はお葬式。

一緒に仕事してる先輩教員の
お父さんが亡くなってお葬式に出かけた。
先輩は嫁に出たひとり娘なので
喪主は故人の奥さんである先輩のお母さん。
今まで臨床にいて、
亡くなる人は沢山見送ったけど
亡くなった人がおうちに帰ってからの事は
本当に全然知らなかった。

近所の人がどっさり集まってきて
順番にお焼香して、喪主にご挨拶して・・・。
最後、出棺の前に先輩がみんなの前でご挨拶。
お葬式に参列しながら
今まで見送った患者さんひとりひとりに
こういうお別れの場面があったんだという事に
いまさらながら気がついたりして。
でもお葬式だけに来て、
亡くなった人が死ぬまでにどう生きてたか
知らない人もいるんだろうなぁ。

お葬式の間、祭壇の写真や遺族を眺めながら
「私のお葬式はどんな感じだろう」と思った。
祭壇の写真の顔を私に変えてみて
「看護婦してたら白衣姿の写真とか
飾って貰えるかもしれんけど
今は何着せられるんやろう」とか
誰が来るかなとか奴らは泣くだろうなとか
ぼんやり考えてた。

という事を帰りの車で話したら
「普通自分が親の葬式出す所から考えへん?」
と不思議がられてしまった。
確かに、先輩が挨拶してる時は
「私も長女だからああやって挨拶するんだな」
とは考えたけど、それよりもずっと前
お式の最中は自分の葬式で頭が一杯だった。
変かな???

夕方からいさお君とごはん。
いさお君はあまりお酒が飲めなくて
でも私は「ごはん」と言えば「居酒屋」
しか思い浮かばない脳の回路で
今回もいさお君をお酒につき合わせてしまった。
いさお君の友達は「ごはんに行こう」
という事になると気を使って
スシローに行ったりするらしい。
お酒が飲めないのに姫路から車でやってきて
お酒に付き合わされて、申し訳ない。

ご飯食べて(飲んで)話す。
前よりはちょっと突っ込んだ話もして
穏やかでおとなしそうないさお君も
結構芯が強かったり
それなりに自信家なとこもあるみたい。
途中、いさお君の仕事の愚痴も入る。
私は私で今日、昼間に葬式に行って
自分の葬式の事を考えたというような
一般人ウケしにくそうな話をしてしまう。

門限があるという事にしてるんだけど
いさお君はちゃんと時間を気にしてくれてる。
送ってもらった帰り際、
「じゃあね」って言ったら何も言わずに
じっとこっち見てるいさお君。
ヘンな感じだから車のドアを開けて
「じゃあね、おやすみ」と勝手に?車降りてくる。
いさお君は、それなりに盛り上がってるみたい。
私はというと、いさお君に悪い印象はないけど
好きという気持ちはまだない。

いさお君が帰ってからメールがきた。
「今日は愚痴聞いてくれてありがとう。
普段はこんな事、人には言わないんやけど
何年も前から知ってるような感じがして
話したんやろうか?
一緒におったら楽しいから時間が早い。」
ということらしい。
私はそんな「前から知りあいな感じ」はない。

これでこれから恋愛感情は出て来るんだろうか?
ずっと魚が好きだったから
人を好きになり始めというのが
どんな感じなのか見事に忘れてしまった。
そんな事、本当は考えてもしょうがない。

私は私のペースで。

2003年06月14日(土)



 やっと言った

また1週間が終わって。

今日は昼から古巣へお出かけ。
しかも朝っぱらから大雨。
迷わずレガおでお出かけたら渋滞。
ダラダラ走って出くわしたのは
大きな深い水溜り。
突っ込んだら間違いなくハイドロ状態。
そんなものが自動車専用道路の
追い越し車線をふさいでる。
それって、欠陥やと思うけど。

あっという間に午前中は終了。
久々の白衣&ナースキャップで病棟へ。
病棟は前のクールよりはだいぶ落ち着いてるけど
いい感じの患者さんがいない。
患者「選定」だから何人かの候補の中から
情報をとって文字通り選ぶわけだけど
今回は3人の学生に候補が3人。
選ぶ余地無し。

っていうか私が行ってから考え始めるなよ。
月曜からわざわざ「金曜に行きます」って
ちゃんと言ってたのに。
で、婦長と指導者2人が集まって
あーでもないこーでもないと相談してる間
私はぼーっと待ちぼうけ。これも仕事。

ひと仕事終わって、古巣の先輩とごはん。
臨床家の先輩は毎日の出来事を
生き生きと喋る喋る。
先輩は日々思ってる事が
一緒に働いてるスタッフに
わかってもらえてる感じが薄いみたいで
実情を知ってる上に
ちょっと立場の違う私に吐き出してる。

私にしたらそういう先輩の話が
とても貴重な臨床の意見になる。
相変わらず、古巣のターミナルケアはいまいち。
というか、問題意識の差なんだろうけど。
私が出した「倫理」という言葉にはっとした先輩。
病棟へどんなフィードバックをする?

ずっと仕事の話をしながらご飯を食べて
途中からプライベートの話。
そこで私は初めて魚の事を話す
あれから2週間、誰にも言わず
ずっと黙ってて初めて。
2週間たったけど、やっぱちょっと涙が出た。
私は今、喪失後の精神状態でいえばどの段階?
ショックは過ぎた。鬱に入ってるようで
まだ否認の段階なのかもしれない。
自分で認めてないから
あんまり人に言えないのかも。

先輩は私の話を聴いてやっぱ魚は変だと言う。
他に好きな人がいるんじゃないかという。
でも、あがく私の気持ちもわかるという。
そうやって、人の意見をきいてみて
ちょっと楽になる事はある。
魚とまた距離を置いてみようという
新しい気分も出てくる。

先輩の恋愛相手の話を聴いて、
「やっぱ世の中私が思うような
きちんとした人はいる。」って思った。
このまま魚にしがみついてても
本当にしょうがないとも思う。
私ひとりが空まわっててもしょうがない。

先輩と話してると本当に楽しい。
会話の引出しは本当に一杯あって
問題意識も高くて
色んな方面からモノを見て、
さらにそこから色んな事を感じたり考えてる。
まさに感性と知性の人って感じで
男女に関わらず、私が求めてるのは
きっとこの種類の人なんだと思うったりもする。
魚の場合、多分決定的に感性が欠けてる。

おなかが一杯になったのでドライブがてら
西脇までホタルを見に行く。
時期も天気も見られるかは怪しかったけど
ウォーカーと地図を頼りに行ってみたら、
ちゃんといた。
フワフワ光っては、すーっと飛んでいく。
今までホタルを見た記憶はあんまりない私。

帰ってきたら23時。
いさお君がメールくれてて
「遅くまでお疲れさん。気をつけて」って。
そういう普通と思われる言葉かけに
嬉しくなってしまう私もちょっとおかしい。
魚からはまず出ない言葉。
タケは言ってくれるけどタケのは違う。
何がどうって言うわけじゃないけど難しい。

こんな事真面目に考えて、平和やな。

2003年06月13日(金)



 今更の疑問

そろそろ本格的に梅雨らしい。

久々に3日連続で電車通勤。
電車と車じゃ、かかる時間が倍ほど違う。
朝に20分余裕があると
新聞をかなりゆっくり読めるのだ。
その潤いの時間が惜しい。
電車に乗ってもいい感じの男の人は
見事に見当たらないし。

主任曰く「いい男は新快速に乗っている」と。
いい男はちゃんと忙しくて、
朝から電車の中でダラダラと
スポーツ新聞は読まないらしい。
各停電車でのんびり座ってちゃ、
こちらも誰の目にも止まらないと。確かに。
でも、新快速なんて使いようのない通勤駅。

天気はいまいちだし気分は乗らないし
講義は刻々と近づいてくるし。
休肝2日目もご飯はあまり美味しくないし。
が、仕事しながらおやつは進む。
来週からまた実習でおやつナシ生活。
果たして耐えられるのか???

今日は初めて一人でテスト監督。
教室に入るといつものごとく
みんな最後の足掻き中。
丸覚え、丸忘れな人たち。

何事もなかったかのように
魚からメールが来た。
魚からのメールを待ってる間の私は
本当に別人のように自信がなくて
卑屈でネガティブ。
好きな人の前で普通に振舞うのが
どんなに大変なことか。

最近は早めに部屋に引っ込んで
お酒を飲むか本を読むか。
ひとりでゆっくり考え事ができる
時間の余裕があるというのはある意味贅沢。
考えてる内容は大した事なかったりするけど。
明日は来週の実習に備えての患者選定。

実習のインターバルも
2週間なんてあっという間に終わり。
前の実習の打ち上げに行った京都で
あんなことになってしまって
この2週間で講義の準備をするどころか
自分をメンテナンスするので精一杯だった。
あーあ。でも、これもきっと大切なプロセス。
で、次の2週間が終われば今年も半分終わりで
もうあっという間に7月。
この先私には何が待ってるんやろう?

いさお君が「明日、帰り電話するわなぁ!」
とメールをくれた。
土曜に会う時間を決めようとか
そういう電話なんだろうけど
予告しておくから電話に出ろという事?
これはマメな人がする事なのか?
それとも無駄な事なのか?
自分が思うように理解すればいいんだろうけど
マメだと思ってたタケが
非常にうっとおしくなってる現状。

こないだの「人身事故があったから気をつけて」
メールも人がはねられて電車が止まった後で
私に何を気をつろるというのか
「それってどういう意味?」
「私がホームから落ちそうっていう意味?」
ってメールで噛み付いてみたら
「そう。それと、電車止まってるから
山電乗りよっていう意味(顔文字)」

はぁ?バカバカしい。
誰がホームから落ちるって?
いちいち言って頂かなくて結構。
まさかそれで自分が役に立ってるとか
「俺って優しい」とか思ってる??
それとも、私をホームから落としたいのか?
それなら理解できるけど。

私は本当に男の人にマメさを求めてるのかも
今は全然わかんない。タケのはマメさじゃない。
何を求めるかがはっきりしないから
どんな人がいいともはっきりしない。
要は私の問題。
私が一生懸命考えなくっちゃどうしようもない。

って、恋愛は頭でするものなのか?

2003年06月12日(木)



 贅沢は学費の敵

妹君の誕生日。奴はいくつになったのだ?

最近忙しいのと鬱っぽいのとで
毎日の記憶が飛んでる。
昨日の事は食事の内容も覚えてない。
多分毎日感情が動いてないと言うか
現実がイキイキしてないんだろうな。
まぁ、今の私は元気な方がおかしいんだけど。

今朝は起きたら顔がパンパンに腫れてて
見事に別人だった。電車にも乗る気がしない。
という事で今日は休肝日。
今まで1週間続けてお酒飲んだ事なんて
本当に1回もなかった。
続けて飲んだからって缶チューハイ1本。
別に身体がしんどいわけでもない。
でも、ブサイクになるなら止めておこう。

仕事は毎日やることがきちんとあって
4月のヒマヒマがウソみたい。
っていうか、時間が足らないぐらい。
まぁ、4月のメインの仕事は慣れる事で
それはそれで毎日緊張の連続で大変だった。
今は毎日他の教員と同じぐらいまで残業して
一緒に車に乗っけてもらって帰る。
車の中で色んな話をするのは
なかなか楽しいし、ためになる。
少しずつ、私もここのメンバーになりつつある。

こないだ授業料免除の申請手続きがあって
学生が何人か書類を持ってきた。
所得証明とか見てたら厳しい数字が並んでる。
うちはもともと学費が安くて確か公立高校並み
なんだけどそれすら出ない経済状態。
・・・のはずがカバンはエルメス。
タバコ吸っててタバコケースはシャネル。
で、しょっちゅう車で通学してる。
絶対間違ってる。

エルメスのカバンで学費払えるっちゅーねん。
タバコケースなんかべつにいらんし。
タバコ代すらもったいない。
車があるという事はガソリン代も保険料も
見事に付随するわけである程度の経済力は必要。
それで何で授業料が払えない?
要は払う気がないのよね。
お役所の言う「最低限度の文化的な生活」が
どんなものか教えてやろうか?

払えない学費は将来への投資と考えて
無償で教育すればそれ以上に
世の中に貢献するような人材かと言えば
遅刻常習で成績もあんまり良くない。
確かにタダの授業なんだから
聞き逃してもいうほど惜しくないよな。
学費払って、それをムダにしないためにも
せっせと勉強しろ。それが自分のためなのに。
やれやれ。

奨学金も借りることしか頭に無い学生がいる。
返済手続き用の書類を出すように言ったら
なくしたとか平気で言う。
私は卒後7年目、細々きちんと返してるぞ。
ダンナの事業がうまくいってなくて
やり繰りが大変だから奨学金がほしいとか
何言ってんだという感じなんだけど
なかなかキレイ事では行かないのも世間だし。
これがここ最近で私が覚えてる
ある意味インパクトのあった出来事。

何かギスギスしてるな。

2003年06月11日(水)



 くよくよと

肌荒れ全開。

シュー兄が06年まで契約を延ばしたらしい。
いよいよキャリアの終わりも見えてくる。
ちょいと寂しいけどしょうがない。
シュー兄が消えたら・・・
ジャックにもう一花咲かせてほしいんだけど。

精神状態はあまりよくない。
魚にマッキンの修理について報告したら
メールの返事がない。
相変わらずでもう、本当にどうしようもない。
6月入りたてだから配置換えに付随する
送別会やら何やらで忙しいんだろうけど
気分は全然落ち着かない。
ここまで辛い思いをしながら
何で魚に拘ってるのがよくわかんない。

めでたく生理もやってきて
1年ぶりのエッチで妊娠なんてしてたら
本当にシャレにならなかったんだけど
何とか無事なのと同時に
ちょっと寂しかったりもするという変な心境。
これで妊娠してたら、どうなるんだろう。

クヨクヨしてたらメールがきて
魚かなと思ったらタケだった。
「須磨駅で人身事故があったみたいやから
気をつけて帰りよ(顔文字)」はぁ?
誰かが電車に轢かれて、私が何に気をつける?
私も轢かれるかもって?
電車に乗ってる以上そんな危険は毎日同じ。
そんな揚げ足とりな事を考えながら
いちいちレスする事もなく無視。

しばらくしていさお君からメール。
「仕事お疲れさん。
土曜にレガおさんに会ってから
どんどんまた会いたくなってるねん。
週末楽しみにしてるわな!」
ここまでストレートだと悪い気はしない。
が、あまりテンション上げられても困るし
あまり誉められ慣れてないので
照れ臭くてしょうがない。

ちょっと時間おいてから
「そう言ってもらえたら嬉しいけど
あんまり楽しみにされてもその分何かで
がっかりさせそうで心配になるわ」
と覚ましておく。そしたら
「俺もがっかりさせんように気をつけるわ。
こないだ会った時、すごい面白かったし
楽しかったから心配せんでいいよ」って
フォローしようという気持ちはある人らしい。

そうそう、私は「面白い子」なのよ。
ありきたりなフォローのレスを素直に喜ぶぐらい
今まで満足の行くプラスのフィードバックは
人から貰ってなかったように思う私。
でも、また言われた「面白い子」。
魚から言われつづけてそれが取柄なのか
はたまた欠点なのかわからなくなる。

講義の準備が煮詰まってる。
言いたい事は山ほどあって
それをどう筋道立てて話すか。
ターミナルに限らず看護学校は基礎教育。
講義内容を網羅すれば完璧にケアが出来るほど
ターミナルは浅くないし
それは他の看護学も一緒。一生かけて磨くもの。

いかにターミナルに興味を持たせるか。
興味を植え付けられれば
学生は自分で選んでその道へ入って勉強する。
学生の興味の度合いが極端な印象がある。
マスコミの影響でありがちな
「ベッドサイドで美しく手を握り合う患者と看護婦」
みたいな場面に憧れている学生がいるかと思えば
「死にかけで惨めで辛いくて難しい」と
最大限に敬遠してる学生もいる。
私は何を伝えよう?

昼ご飯の冷麺が異様に酸っぱかった。

2003年06月10日(火)



 ルールズ復活?

という事で月曜日。

今日は昼から古巣のOP場見学なので
オーディオなしのレガおでお出かけ。
信号で止まればボコボコボコ・・・。
料金所でダッシュしたらシュイィィン。
なかなか楽しいやん。
が、パネルにはパックリ穴。
魚の警告どおり眠くもならず、たどり着く。

午前中は上の教員の講義の見学に入り
昼前に人の講義の準備をして
昼から古巣へ出かけたら自分の仕事が進まない。
今までヒマな時は他の教員から
あまり用事を頼まれなかったのに
ここに来ていろいろ出て来るあたり
世の中はうまく行かない。

古巣では7年働いたけどケモ畑の人だったので
OP場やICUはほぼ未知の世界。
でも、いつかは私も自分で
成人の急性期の実習をやらないといけない。
という事で、学生の現地オリに同行して
引率のふりした見学という
中途半端なお仕事をさせて頂く。

早くオリが終わったのでそのまま帰宅。
17時に家にいるなんて本当に久し振り。
で、ゆっくりしてたらディーラーから電話。
マッキンの修理見積もりが出来上がった。
で、1ユキチと8ソウセキ。
工賃込みで2ユキチ1ソウセキ????

「という事になったんですけどどうしましょう?」
って聞かれたところで治すしかないやん。
壊れたのはデッキだけでアンプや
スピーカーやウーファーはしっかり生きてる。
それを無駄にして他のオーディオ入れる気なんて
これっぽっちもないし。
まぁ、元値考えたら2ユキチもしょうがないのか?
本当にいいカモだなぁ・・・。
っていうか、何をどうしたらその値段になるのだ?
明細書しっかり見なくっちゃ。

魚に報告したらレスなし。
ふてくされてたらいさお君が電話してきた。
週末日曜に会う約束をしてたんだけど
やっぱりカナダGPを見たいので
適当に理由をつけて
夕方に約束変更のメールを入れてた。
返事はメールじゃなくて電話。
何と言っても本当にいい声。

日曜がダメなら土曜に会おうという話になって
土曜に仕事が終わったら
またまた迎えに来てくれるらしい。
私は今まで男の人に会うのに
2回続けて迎えに来てもらった事がない。
元々走るのが気にならないのと
甘えてるみたいでイヤだったので
たいていこちらから出かけてた。

「仕事の後って悪いからこっちから行くよ」
って言いかけて言葉を飲み込む。
今回はちょっと甘えてみよう。
面倒臭がる人なら、それでもういいし。
こないだ久し振りに読んだ「ルールズ」も
男の人には努力をさせようと言ってる。
という事で頑張って頂いてみよう。
初めてタケからの連絡が2日開いた。

よしよし。

2003年06月09日(月)



 普通って何?

日曜なのに早くに目が覚める

枕もとにあった本に手を伸ばす。
「ナースによる心のケアハンドブック」
精神看護学の教員に教えてもらった本で
精神科領域の現象理解と介入方法が
きれいにまとめられてる。
良くない自分の精神状態を思いながら
パラパラ本をめくる。

今の私は結構ウツ。
お酒飲まないと眠れる気がしないし
何もする気がしないから部屋でぼんやり坐ってる。
何か始めても集中できず不安も強くて用心深い。
もともとの性格とかを読み進めていくと
多分に依存的で操作的でもあるし
魚に対してはアンビバレントな感情もある。

患者さんやスタッフとの人間関係は
かなりうまくやってた方だったのに
自分の実生活は何だかイマイチで変な感じ。
魚は魚で自己愛が強かったり
他人の自分に対する評価は気になるくせに
それを隠したいのか態度は異様に強気だったり。

本当に人の気持ちが見えてなかったり
見えててもストレートに反応できずに
誤解を招いたり敵を作ったりで
だからってへこたれもせず開き直ってマイペース。
それが2年前から全然変わってない。
→学習してない。
なぁんや、ある意味奴もビョーキやん。
病気の私が病気の魚に手をやいてる。

そういや昔、精神看護の授業で習った。
誰の内面にも心を病む素因は隠れてる。
だんだん、自分が病気に思えてくる。
介入の仕方なんて読みながら考える。
自分でどうにかするとなるとなかなか大変。

気を取り直して講義計画にとりかかる。
具体的な内容に砕くとなると
それぞれの単元の関連性やら流れやら
色々とってもややこしい。
あっという間に講義まで1ヶ月を切ってて
その間2週間は実習で精一杯だしで
なかなか切羽詰ってくる。

友達が電話してきた。
5月のバーベキューの幹事をしてた子で
いさお君とどうなったのかの把握をしたかったと。
で、かい摘んで報告したら「いいですねぇ。
楽しいお付き合いになればいいですね〜
私の所はもうダメです」
男性側の幹事さんと付き合ってる彼女は
上手く行ってないという。

なかなか自分に自信が持てないらしく
しょっちゅう「私なんか」を連発する彼女。
一緒にいて相手が黙ってれば
「私なんかといても楽しくないんやろうか」
と、くよくよ考え出して
「私から電話してばっかりで
向こうからは何のアプローチもない」って
完全に受身。

ただでさえ自分に自信がないところへ
気に入る男は野心旺盛で
バイタリティー溢れる男ばかり。
確かにそういう男の人は魅力的なんだけど
そんな奴が自信なさげな子のところに
じっと居るわけがない。
人に一目置かせるほどの何かが有るわけでもなく
その何かを作ろうともしない。それが一番問題。

私に仕事楽しいですか?と聞いて
「熱中できるものがあっていいですね〜」って
それは誰かにもらったモノじゃなくて
私が自分でつかまえたモノなんだから。
私は私で今の精神状態は良くないから
話をきいててイライラする。
なぁんや。みんなビョ−キやん。

寝る前にいさお君がメールをくれた。
「仕事お疲れさん。週末楽しみにしてるで」
今日も会おうと言われてたけど
講義の準備も有るので断ったのを覚えててくれた。
ホタルがきれいな場所も探してくれてると言う。
こうやって、相手の言う事を覚えてて
それに反応できるのって当たり前なんだろうか?
それともいさお君がマメなんだろうか?

雑誌とかに載ってる世間の常識と思われる状況では
いさお君の反応はお気に入りの女の子に対する
ごくごく普通の行動であるような気がする。
魚はいさお君ほど私の事を気に入ってはない。
出逢ったばかりのいさお君と
2年かけて馴れ合った魚とが
同じテンションなわけもない。
魚もいつかは、たとえ私以外の女が相手であっても
一生懸命相手のために何かするんだろうか?
いまいち想像つかない。

が、やっぱり魚の相手は疲れる。

2003年06月08日(日)



 捨てる神と拾う神

仕事持って帰ったけどやる気なし。

タケが「遊びに行ける日ない?」
と何度かメールをよこしてた。
「映画見よう」とか「釣りに行こう」とか
何か具体的にする事が決まってるわけじゃない。
遊びにって、趣味の合わないタケの言う
「遊び」が何を指すのかよくわかんない。

「遊びって何?街をブラブラ?」
ってレスしたら「街中ブラブラしてメシ食べよ」
って。「する事無くても一緒にいられればいい」
という気分なんて全然無い私。
街中ブラブラなんて時間の無駄。
恋愛感情は見事に破綻。

そろそろどーにかしないといけないので
「最近はスケジュールがどうこう言うより
仕事が興味の中心です。街中ブラブラなんて
一番興味がわかない過ごし方やわ」
と何をするというより
会う気すら無い事を臭わしてみる。
すると「興味のわく過ごし方って?」という返事。
バカバカしいのでほって置く。

今日は夕方からいさお君と会う予定。
門限が11時という事にしてあるから
まぁご飯食べて様子見て帰ってこよう。
いさお君は今日は仕事で、
「7時には終わらせるわな。」と言ってた。
7時に仕事終わって姫路から迎えに来てもらって
お店探して移動してたら8時。
それからご飯食べて11時に帰ろうと思ったら
まぁ、退屈しないうちに帰れそう。
と自分勝手な予定を立てる。

で、いさお君が電話してきたのは6時。
「今終わったから、そのまま行くわな」って
いきなり予定が狂ってるやん。
仕事が営業さんだから
仕事終わってそのままだったらネクタイ付き。
あたしも小ギレイにしなくっちゃ。
電話で待ち合わせ場所の相談をするんだけど
福山バリのいい声で、ドキドキする。
タケもいい声だったと思うんだけど、忘れた。

近所のコンビ二まで迎えに来てもらって明石へ。
臨床時代に何度か使ってた和食屋へ。
いさお君はあんまりお酒が飲めないと言い出すけど
私の周りは酒豪ぞろいなので調子が狂う。
色々とこないだのバーベキューの事とか
今までの仕事の話をしたりして
車の話は出来る人だとわかって
ボードもする人みたいで・・・と情報収集。

ひとつポイント高かったのは
いさお君はF1のハナシが出来る人だった。
「ええ〜?F1見るの?面白い子やなぁ」
と貴重がって頂く。
また出た「評価:面白い子」。

いさお君がいきなり、
「前と全然ちゃう雰囲気やなぁ」と言う。
「前はかなりかなり印象悪いと言うか
豪快な感じに見られとったんやけど
今日は全然違うなぁ〜」
「夕方初めて電話で喋った時に、
めっちゃ普通やからびっくりしてん」って。
印象悪かったって?
友達経由で私のアドレスを聞いて
「メールアドレス聞くのを忘れて後悔してた」
とかメールしてきたくせに。

「もっし〜」とか言って電話に出て
ギャルみたいにご陽気に喋るとでも思ってた?
と聞いたら苦笑いしてる。
そんな奴でも会ってみようとしたお前は何者?
それはさすがに聞かず。

確かにあのバーベキューの時はかなり酔ってて
後半はアルミのお椀に酎ハイを入れられて
そこからグビグビお酒飲んでたし
途中からあまり笑いもしなかったし
後輩たちに敬語使われてエラそーにしてた。
といさお君に言われてビックリする。
そんなとこ見てたのね。

だって、本当にしんどくて笑う気分じゃないし
周りは全員後輩で私が一番偉かったんだから。
まぁ、アルミのお椀でお酒はお行儀悪いわな。
「今日はごちそうするわ〜。
変な子やったら割り勘にしようと思ってたけど」
って、いちおう得な展開にはなってる。

地元の近くまで送ってもらって10時すぎ。
「もうちょっと、一緒におろう」って
しばらく誰からも言われてなかった事言われて
ちょっといい気分でお茶しに行く。
一軒目のお店ではカウンターで並んで坐ったけど
二軒目は正面差し向かい。で、気がつく。
いさお君の顔の輪郭はクルサード並みに四角い。

目元がとっても優しくて
横顔がいい感じだったんだけど
前から見るとちょっとおっちゃん。
まぁ30歳目前だしこんなもんか?
いさお君は私を眺めて
「ホンマに前と違うなぁ」と何度も言う。
で、次に会う約束をする。
ちゃんと門限に間に合うように解放して貰って
おうちでのんびりしてたら
「楽しかったわ〜またな〜」ってメール。

人には誉めてもらいたいし大事にされたい。

2003年06月07日(土)



 世話が焼け、お金もかかる彼

今日はフラット6でご出勤。

真っ青でピカピカ。
太陽が当たってとてもキレイ。
あまりに派手なので学校の駐車場に
堂々と置く気がしない。
という事で近所のパチンコ屋の隅っこに置く。

本日もお題は講義計画。
あれもこれもと内容を詰め込みがちで
なかなか思うように進まない。
教員室にいると他の用事も頼まれるから
さらに集中しくくなる。
という事で、初めて地下の勉強部屋へ。

もともと物置か何かだったのを
キレイに片付けて掃除して勉強部屋に。
地下の隅っこの部屋だから
ひんやりしててとても静か。が、蚊もいる。
私は蚊にかまれにくい方なので
苦もなくお部屋に閉じこもる。

時間はお昼過ぎでおなかも一杯となると
睡魔は地下まで追いかけてきた。
教員室だと他の教員の目があって
それなりに緊張もするところが今は私1人。
結局しばらく居眠るハメになる。

仕事が終わってレガおをお迎えに。
1泊2日でフラット6は200キロ以上を走り
めでたくトータル3000キロの慣らしも終了。
そろそろ中古車で売りに出るのかしらん?
半分入ってたガソリンは要給油マークが点灯。
車検で借りたWRXは4日で800キロ走ったから
まぁ、そんなもんだわね。
新しいレガシィのシリーズは今の所
3リッター6気筒の設定は無いみたいだけど
そのうち出たら嬉しいなぁ。

で、私のレガおといえば
スポイラーがキレイになって男前復活。
欲をいえば、こないだの事故で
傷ついたバンパーも一緒に換えて欲しかったけど
こればっかりはしょうがない。
保険は免責ゼロだし、等級は上がらないし
元々既に道に落ちてた何かを踏んで入った傷を
何かが「飛んできた」と適当な事いって
治してもらえただけでも良しとしよう。

そう、「落下物」と「飛来物」は違う。
前に誰かが落としていった「落下物」に当たっても
こちらには回避義務があって
車両保険を使うと事故と同じで等級が上がる。
目の前でこちらに飛んで(落ちて)くるモノ、
要は動いてる最中のモノに当たった時が
等級据え置きの対象。
が、踏んだものが飛んできたのか落ちてたモノか
ハッキリ証明できるものもなく
ダメ元で申請したら見事に通った。わーい。
が、この手が使えるのは1度だけ。

スポイラーは治ったけどマッキンは調子悪いまま。
読めないCDはたくさんあるし、音飛びもする。
補償期間は3年なので治すとしたら有料。
今までピックアップレンズの交換で
1万ちょいという修理はあったらしい。

どこが悪いかは見てみないとしょうがないんだけど
その見積もりで、まず3000円。
で、2週間マッキンだけ外して預けないといけない。
なにやら手間のかかる展開になってきたなぁ。
でも、サラを買うとしたら10万円では収まらない。
しょうがないのでマッキンは置いて帰ることにして
ディーラーにしたら本当にいいカモな私。

私のレガおはマッキンが外れてしまい
パックリと穴が空いてて何だか可哀想。
魚が代車でオーディオなしのGT-Bを借りて
「音が無かったら眠いぞー」って言ってたけど
私も混じりっけなしのボクサーサウンドを
魚と同じく味わうハメになってしまった。

わーい、お揃いだ。

2003年06月06日(金)



 今宵の玩具(大人用)

レガおは1泊2日で入院。

朝から昨日の力作をご披露する。
「なかなか良くできてる」という評価で
ちょっと嬉しくなる。いい感じ。
今日から学生はテストが始まる。
という事で私はテスト監督デビュー。
外来講師からテスト問題が届いたら
それを学校で印刷して大きな封筒に入れて
封印して金庫に入れる。
テスト問題なのでもちろん内容は極秘。

印刷しながら、学生が喉から手が出るほど
欲しいであろうテスト問題が
自分の手中にあるのが何だか楽しい。
でも、これがなくなったりしたら
かなりの処分になるんだろうなとちょっと怖い。
MSコンチンとどっちが大事かなぁとか
意味のわからない事を考える。
コンチンに決まってるやん。

で、テストの時間。
金庫から問題を出して教室へ上がる。
学生が最後の足掻きをしてて懐かしい光景。
開始時間になって、みんな筆箱をしまって
問題用紙を裏向きで配る。
テストが始まって、みんな必死で解いてる。
で、その教室の中をウロウロしてまわる。

色んな学生がそれぞれの説き方で面白いんだけど
何人かはヤマを張ってた問題が当たったらしく
その問題(最後の問題)から解いたりしてる。
出来た学生から寝はじめて、絵を書いてる奴がいて
テスト終わったらみんながあれこれ話してる。
なにもかも懐かしい雰囲気。その後は教員が採点。
とても緊張しながら、教員になったんだなぁと
またまた思い直す。

仕事は定時で脱出してディーラーへ。
レガおの一泊2日入院の代車は青いフラット6。
ふっふっふ、そう来るか。
今まで点検やら修理で借りた代車は
GT-BとE-TUNEと今回のフラット6。
代車以外で乗ったのは自分のGT-VDCと
魚の250T、友達のランカスター。
見事にレガシィワゴンシリーズ制覇。
あ、ブリッツェンは乗ってないか。

すっかり試乗の楽しみに取り憑かれた私。
色々乗るほどに車の個性もわかるようになる。
レガおをディーラーに預けるたびに
「今日は何がでるのかな?」ととても楽しみ。
いちいち車は買えないけど、とっかえひっかえ
よりどりみどりで乗り放題。
ある意味、オトナの楽しみだわね。

サービスの人がガソリンが少ないから
入れてくると言うのでちょっと待って
フラット6で出かける。
ガソリン、半分も入れてくれてるし
これは走って来いという意味やわ。
という事でそのままバイパスに乗る。

GT系ほどガッツンとはこないけど
パワーはあって、すぅぅーっと伸びる。
とっても滑らかなオトナの乗り心地。
代車だからどうせレギュラーガソリンで
これでハイオクだったらさらにいい感じ?
ステアリングはどっしりしてる。
足回りはやっぱりGT-B系の方がしっかりしてる。
とにかく、想像以上にいい。

ちょうど今、魚が車検の代車でGT-Bを借りてる。
元々フラット6にも興味を示してたから
試乗会のお誘いで電話してみる。出ない。
まぁ、そんなもんかと思って1人で相生まで。
相生から引き返す時にもう一度電話したら出た。
研究会中だという。つまんないの。

「また電話するわ。」という魚。
どうせ研究会の後なんて遅くなるから会えない。
会えなかったら電話もらってもなぁ・・・。
でも、電話してくれるなら。
あんまりコールバックなんてしない奴だから。
車はまだ新車でいい匂い。メーターも2800キロ。

よし、明日までにこれを3000キロにしよう。
せっかく一晩私のモノなんだから
ちゃんと乗ってやらないと車に失礼だし。
という事で灘区まで。
加古川から姫路BP相生往復で灘区→加古川という
意味不明のルートでしっかり遊ぶ。
目標どおり、メーターは3000キロ超。
で、晩ご飯食べるのを忘れてたのに気づく。
こんなにステキなおもちゃがあるのに
家でご飯食べてる場合じゃない。
完全にビョーキ。

散々走って帰ってくると22時すぎ。
電話するわと言ったきり魚からは連絡なし。
またイライラし始める。
「どうせ私の事なんか忘れてるんやわ。」
「適当に返事して、本当にルーズな奴。」
「ここまで粗末に扱われて、本当に情けない。」
どんどん深みに入っていったら電話が鳴った。

タケから。無視。気分が最低点へ。

イヤになってまたお酒を開ける。
23時回った所で魚が電話してきた。
さっきまでのドロドロは見事に吹っ飛ぶ。
フラット6の話とかレガおの修理の話とか
魚の借りたGT-Bの話とか、延々車の会話。
普通に喋ってお休み。
先輩と飲んでそのまま帰って
私なんか忘れて寝ちゃうのかと思ってたけど
ちゃんと覚えててくれたんだ。

やっぱり相手が魚となると自信が持てず
前向きに考え難い私。全然健全じゃない。
どうしたらいいんだか。
魚は魚で本当にマイペース。
私は自分の足でしっかり立ってなきゃ。
電話1本で寝る前はそれなりに気分良し。

終わりよければ全て良しの本日。

2003年06月05日(木)



 仕事に逃げてもいいやん

なんとなく、気分が楽。

今日もマンソン聴きながらお出かけ。
こうマイカー通勤が続きだすと
どんどん電車に乗る気が失せる。
もうちょっとしたら梅雨だから
さらに車はよく使うだろうしで
6ヶ月の通勤定期が持ち腐れ。

今年のオールスターは大阪ドーム。
何とかチケット争奪戦に参加しようかと思ったら
がーん、学生の宿泊研修の日。
山奥に閉じ込められてはどうしようもない。
性懲りもなく魚を誘おうと思ってたのに。

ショックな週末から3日が過ぎて
私はそのことを誰にも何も言わず
ここに書き散らかしただけで発散してる。
情けなくってあんまり人にも言いたくないし
もともと魚との事も人にはあんまり言ってないから
相談しにくくて当たり前なんだけど。
私と魚の事を知ってる数少ない友達も
魚の事になると説教くさくなるから
あまりあれこれ言う気もしないし。
ただ、誰かに刺激をもらって目を覚まさないと
夢の中にズルズルい続けそうな私。
どうするかねぇ。

ただ今実習インターバル中で
何とか熱中するもので気を紛らわせたい私は
お仕事熱心でついに講義計画に取り掛かる。
教員研修も何も受けてない私にとって
計画書って色々書式やお約束があって
出てくる言葉も小難しいしで
それこそ看護診断ばりに形式的なものだと
ちょっと敬遠してた。

始めは過去の講義計画をもらって繋げると
途中から自分の言葉が出てくる。
自分の言葉で書き始めると
人に自分の看護観を語るのと一緒なんだと気づく。
ちょっと楽しくなってきて
言葉がどんどん出てくる。
そうなると気分がノってきて、帰りそびれる。
初めて私が最長残業というシュチエーション。
おやつをバリバリ食べながら頑張る。
さて、これがどういう評価を頂くか。

帰りに事故届けを出しに警察へ。
もう日も暮れてて、見渡す限りオヤジ警官。
玄関入ってすぐにタバコの自販機があるし
あちこちからタバコの煙が立ちのぼってて
職場の禁煙とか分煙とかいう
世間の流れからは見事に取り残されてる。
本当は世間から取り残されてるのは
タバコ対策だけじゃないんだと思う。

わいわいがやがや雑然とした雰囲気。
奥の部屋じゃなくて窓口で雑談してるし。
昔、同じような用事でここに来た時
看護婦だと判ったとたんに
オヤジ警官が健康診断の結果表を出してきて
「なぁ、この血圧はええのんか?」
とか言い出すという事態に遭遇した私。
今回は先生だぞという事で何も言われなかった。
ま、あの警官がくだらなさすぎたんだけど。
カッコいい人いないかなと思ったけど
期待した私がバカだった。

いさお君からメールが来て「土曜の夜はご飯食べて
日曜は昼から会って夜に蛍を見に行こう」と言う。
何だかいきなり濃ゆくないかい?
土曜はヒマだと言ったけど
日曜の予定の話は何もしてなかったし。
彼に対してはまだ興味があるだけというレベルで
全然テンション上がってないのもあってちょっと退く。

さて、どうするか。
蛍は見たいが良く知らない男と
夜に山道を行くのもあんまり気分よくない。
興味はあるからご飯食べには行きたい。
まるまる二日、いさお君と過ごすつもりはない。
講義の準備もしたいし
1人でのんびり考え事もしたい。
週末にレガおが修理から帰ってきたら
今度こそお祓いに連れてってやりたいし。
という事で土曜の夜しか会えないと返信。
その意見は聞き入れられる。
私のペースを聞ける人だといいな。

平日なのに酒飲んで寝る。

2003年06月04日(水)



 これは教員の仕事ではありません

今日はレガおで出勤。

バンパーを治すためディーラーに行くのに
一度家に帰ってからだと面倒なので
朝から乗って出かける。で、BGMに迷う。
魚を想うのでテクノもラッパ系も聞く気ナシ。
しばらく考えて、このシュチエーションに
見事にハマる1枚を発見。マンソン様。

元々魚の趣味には合わないマンソン。
だから一緒に聴いた思い出もない。
私にしたら孤独感とか疎外感も最高。
気分よく頭振って出撃。
this is the new shit!!!!!
大蔵谷インター過ぎたところで
めでたく55555キロ走破。

学校に着いて始業前、学生から電話。
「昨夜から動悸と息切れが続いてて
しんどいから1限目は休みます。」
もともと心身症気味の子で
講義中に過換気も何度も起こしてる。
あんまり無理しないように言って電話を切る。

で、その学生は昼前に登校してきた。
調子を見に行ったら泣きながら電話してて
「もうええわ!@▼×◆$・・・」
どうやら電話でケンカしている。
ケンカの相手は彼氏だと
回りにいた学生が教えてくれる。
その彼氏と言うのは同じクラスの男子学生で
よりによって席が隣。

面と向かってケンカもできないのか
同じ校舎の3階と1階どうし、
携帯電話でケンカしてる。はぁ?
どうせ授業始まったら隣に坐るのに。
で、その女子学生はケンカで興奮したせいか
また体調が悪くなってくる。
過換気にも傾いてる。

蹴っ飛ばしてやろうか?
リザーバーマスクで酸素10L流してやろうか?

この冬にギブス足を引きずって
患者の車椅子押してた時より情けない気分。
失恋ホヤホヤの教員が
学生同士の痴話ゲンカのフォローなんて
怪我人ナースが患者の車椅子押してるより
何百倍も情けない。
ふん、お前らも別れてしまえ。

気分悪いのでさっさと定時で脱出。
レガおをディーラーへ連れて行く。
いつものサービスの人が待ってくれてるんだけど
今回もバンパーの修理。4回目。
ちょっと時間が遅くて作業場は閉まってたけど
またきちんと開けて見てくれる。
ついでに車の下側や足回りに傷がついてないか
ちゃんとリフトに乗っけて見てくれる。
結果:問題ナシ。よかったよかった。

車を修理に入れるのに代車の心配をしてくれる。
代車の有無じゃなくて、車種。
来週になるとトラヴィックしか空いてなくて
インプレッサかレガシィが空いてるのは
今週中という急な話。
早いのは全然構わないので走る車を借りる。
自社製品のトラヴィックを指して
「変なのしか残ってないんですよ」
って言う社員もどうかしてるなぁ。
でも、私が代車で遊ぶ子だとわかってるみたい。

代車といえば魚からメールが来た。
車検の代車にGT-Bを借りたという。
代車に新型レガシィを狙ってたけど
やっぱりダメだったらしい。
オーディオが付いてないとボヤく魚に
「どうぞこの機会に、混じりっけナシの
ボクサーサウンドをお楽しみください」と返信。
いつもと全然変わらないメールの内容で
返信したらまたすぐレスが来た。
まるで何事もなかったかのよう。
正直、ちょっとホッとした。

何だか複雑。
あんなに一生懸命勇気を振り絞ってした事が
何事もなかったかのよう。
見方を変えると、魚にしても今回の事は
結構ショックだったみたいだけど
それが影響してないように思えるぐらい
私たちの関係はしっかりしてる。
もう職場も別だし共通の友達もいないから
別に何のしがらみも無い二人。
半端な関係ならめんどくさがりの魚の事だから
多分終わりにしてる。
少々面倒でも何らかの形で私が必要みたい。
だからって辛くない訳じゃないんだけど。

もしかして私が獲った椎名林檎のチケット狙い?

2003年06月03日(火)



 相棒は裏切らない

こんなにブルーな月曜は初めて。

目が覚めたらもう、本当に身体がダルい。
しぶしぶ起き上がってお支度。
電車乗るのは嫌いだけど
レガおで出かけたところで
BGMが見事に魚を思い起こさせるから
今日のところはやめておく。

レガおの走行距離も見事に伸びて
明日乗れば間違いなく55555キロ走破達成。
タイヤの溝はだいぶ減ってるし
マッキンは音飛びなんてし始めるしで
あちこちにお疲れが出てきてる。

私のところにやってきて3年と半年。
色々あったけどレガおだけは何時も一緒で
私を悲しませる事もない。
レガおを買った時に母親がため息ついて
「あんた、結婚式一回分のお金使っちゃって」
って言ってたけど文字通りそれで伴侶を得た私。

で、その大事なレガおは週末の京都行きで
スポイラー負傷して男前台無し。
主人の私も傷心でぐったり。
まさしく一緒に傷ついた週末。
いちおう飛来物による損傷という事で
等級据え置きで車両保険が使える。
こないだの事故で傷が入った所は治さずに
ペイントしてたけど、ついでに交換できそう。
世の中、悪い事ばっかりじゃないな。

今週からしばらく実習はお休みで
本格的に講義の準備をしなくっちゃ。
何だか気分は重いけど、ここが頑張りどころ。
仕事で気分を紛らわせるって
本当にありがちな対処方法だけどそれで十分。
久々に残業して上の教員達と一緒に帰る。

朝はそれぞれのペースで電車通勤して
帰りはみんなで車通勤の教員の車に乗り合わせる
というのが上の教員達のパターン。
私もそこへ乗っけてもらって帰ることになる。
乗ってるのは教務主任とベテラン教員2人と
2年生教員と私。

道中、教員同士色々話すんだけど
その内容が面白い。裏話もあれば
普通に議論してることもあって貴重な情報源。
上の教員が今まで経験した事とか考えてる事を
結構ざっくばらんに話してもらえて
とても勉強になるいい時間。残業も悪くない。

帰ったら久し振りのピーコからメールが来てた。
アドレス変えたらしいけど何だか下ネタ系。
いい年してイマイチだし元々ガラは悪いしで
もう、シカトしておくことにする。
いさお君からメールが来てて
ホタルが見られる場所を探してくれるらしい。
「楽しみにしてます」と煽っておく。

気持ちのダメージを反映して
見事に肌荒れは全開になってる。
私の良さをわかってない男のせいで
私がブサイクになるのは耐えられない。
・・・本当は魚は私の良さはわかってる。
わかってるけどそれがどれだけ
今の魚に必要かそれがわかってない。
えらく強気な事言ってるけど
なんと言っても私は魚が認めた一番の女友達。
人間としての魅力で魚と繋がってたはず。

神様なんて全然信じてないけど
「汝の愛するものを手放しなさい」
という言葉を信じてみようかな。
しんどいけどな。

往生際悪いけどな。


2003年06月02日(月)



 死に体

もう、目なんて覚めなくてよかったのに。

今日は一日予定ナシ。
起き抜けにTVつけてぼんやりと
競馬予想TVを見てて我に帰る。
もともと競馬なんてあまり興味なかった。
魚との話題作りに見初めて
それが何とはなしに習慣になってる。

今日から6月で新しい月。
今月の占いなんて見てみる。
普段は占いなんてあんまり真に受けないのに
弱ると何だか気になったりする。
で、5月のところを見返すと
「今月は何事も思いどおりに行くので
強気で押していくのが正解。
片思いの相手からも嬉しい返事がもらえます」
ぶっ殺してやる。

気を抜くと涙が出る。
何も考えないでおこうとすると眠るしかない。
ダラダラと何度も昼寝をしながら
気がついたらダービーの時間。
とりあえず見る。で、虚しくなる。
もともと趣味の合ってた魚だから
気分転換に趣味に走ると
結局は魚を思い出すという最低な循環。

部屋で腐りきってるとメールがきた。
いさお君という、ひとつ年上の
チョット前のバーベキューで知り合った人。
1週間ぶりの連絡だけど、
今の私には嬉しかったり
それどころじゃないとちょっとしんどかったり。
また遊びに行こうと言われて
適当に話を合わせる。
今は行きたいところも思いつかない。

今日唯一私が楽しみにしてたのはモナコ。
予選は見てなくて中継始まってから
正直びっくらこいたけど缶酎ハイ片手に観戦。
序盤イライラしながらも
他車がピットインしてからの
シュー兄のスパートには燃える。
14秒707?という今宮さんの裏返った声を聞いて
「うはははは、ざまぁ見ろ」とご機嫌で
ピットアウトで2台を抜いた瞬間は
ガッツポーズだったんだけどそこまで。

あとは全然パッとせず不完全燃焼なレース結果が
またまた私のブルーに火をつける。
ポイント差が広がっちゃって。
コンストラクターは逆転されてるし情けない。
しかも敗因は作戦による所も大きそうな感じで
もう、トホホ。

優勝インタビューもそこそこにTV切って寝る。
色々考える。
京都の行きと帰りではもう、天国と地獄。
でも、あのまま何も言わなかったほうが
本当は良かったのかといえば違う。
このまま夏どころか冬も越してまた1年
ズルズル続けてしまうところだったのを
自分なりにひとくぎりつけられたんだと思いたい。
いつかは私にプラスになる決断だったと思いたい。

そうじゃなきゃ浮かばれない。

2003年06月01日(日)
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