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■ いきなりの悪い結末
朝4時に寝場所を探してもあるわけなく。
結局、枚方のラブホにたどり着く。 チェックインが朝5時ってナゾの展開。 でも、やっとこさお風呂に入って ちゃんと横になって眠れる。 身体中汗とタバコの臭いにまみれてて かなり気持ち悪かったけどほっと一息。 でも、ラブホってやっぱり雰囲気が微妙。 交代でお風呂に入って落ち着いたら6時。 おやすみなさい。
しばらく寝て目が覚めたらお昼すぎ。 ラブホは窓がないから 外の様子がさっぱり不明。で、また寝る。 何度寝かを繰り返しながらも ずうっっと魚の腕の中にいる。 魚が身体の向きをごろりと変えて 私の太ももに頭をのっける。ヤバイ。 しばらく様子をみて逃げる。
結局はいつもどおりの抱き枕態勢に戻る。 が、魚は私の胸に手をやり出す。 本格的にまずい雰囲気。 もう、あいまいな関係のままでは エッチはしないと決めてた。 ずっと昔、魚とラブホに泊まって 何もせずに帰った事もあったし。 が、頭で考えても相手は好きな男。 1年ぶりぐらいで、してしまった。
終わってまた寝に入る。目が覚めて心を決める。 このままズルズル側にいてもしょうがない。 「なぁ、結局私ずっと〇〇のこと 好きやねんけど、私の事どう思ってるん?」 「どうって・・・」絶句する魚。 「・・・友達やと思ってた」 ショックすぎてしばらく記憶が飛んでる。
「俺は恋愛対象じゃないみたいやって思ってた。 レガおがそんな風に思ってたなんて 気がつかんかったし・・・ 俺が鈍いんかもしれんけど 今日そんな風に言われるとも思ってなかった」 「もう、今はなぁなぁになってしまってて なんでもっと早く言わんかったんや」 というような事を言ってたと思う。
魚が言いたい事は何となくわかる。 去年の春、魚の気持ちが私に向いたのかな と思えた時期があったけど 元々魚の浮気相手だった私は魚が信じられなくて 何も行動を起こせなかった。
他に好きな子がいるのか聞いたら いないという。 「レガおの事は好きやで。女友達の中では 一番仲がいいし、エッチしたんもレガおだけや」 この言葉をどう解釈していいのか判らない。 ハッキリしてるのは この2年間、私は空回りしてたという事。 重すぎる。
魚は私に腕を回したままで手を触ってきたりと 魚なりに落ち着かない。 「私は他をあたったほうがいいの?」黙ってる。 こんな事、頭で考えてもしょうがない。 話を終わりにする。 エッチしたのが私だけって、 それも一年振りやし。
気がついたら夕方で、ホテルを出る。 とりあえず神戸に戻って二人とも見たかった 「8mile」を見ようという事になる。 帰りの道は普通に振る舞うのが大変。 気を抜いたら涙が出そうになる。 魚の車を取りに行って、 車2台で映画館まで行く。 車で魚の後をついて行きながら泣く。
映画の中で主人公がやたらチャンスの話をする。 私は魚との流れが読めなくて 魚が信じられなくて行動も起こせず チャンスは見事に逃した。 負け犬。 映画の間じゅうそんな事を考えてて 映画が終わってから魚と映画館を出ても 笑えもしなければ言葉も出なかった。
しばらく、ちゃんと落ち込もう。
2003年05月31日(土)
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