毒茄子
レガお君



 いきなりの悪い結末

朝4時に寝場所を探してもあるわけなく。

結局、枚方のラブホにたどり着く。
チェックインが朝5時ってナゾの展開。
でも、やっとこさお風呂に入って
ちゃんと横になって眠れる。
身体中汗とタバコの臭いにまみれてて
かなり気持ち悪かったけどほっと一息。
でも、ラブホってやっぱり雰囲気が微妙。
交代でお風呂に入って落ち着いたら6時。
おやすみなさい。

しばらく寝て目が覚めたらお昼すぎ。
ラブホは窓がないから
外の様子がさっぱり不明。で、また寝る。
何度寝かを繰り返しながらも
ずうっっと魚の腕の中にいる。
魚が身体の向きをごろりと変えて
私の太ももに頭をのっける。ヤバイ。
しばらく様子をみて逃げる。

結局はいつもどおりの抱き枕態勢に戻る。
が、魚は私の胸に手をやり出す。
本格的にまずい雰囲気。
もう、あいまいな関係のままでは
エッチはしないと決めてた。
ずっと昔、魚とラブホに泊まって
何もせずに帰った事もあったし。
が、頭で考えても相手は好きな男。
1年ぶりぐらいで、してしまった。

終わってまた寝に入る。目が覚めて心を決める。
このままズルズル側にいてもしょうがない。
「なぁ、結局私ずっと〇〇のこと
好きやねんけど、私の事どう思ってるん?」
「どうって・・・」絶句する魚。
「・・・友達やと思ってた」
ショックすぎてしばらく記憶が飛んでる。

「俺は恋愛対象じゃないみたいやって思ってた。
レガおがそんな風に思ってたなんて
気がつかんかったし・・・
俺が鈍いんかもしれんけど
今日そんな風に言われるとも思ってなかった」
「もう、今はなぁなぁになってしまってて
なんでもっと早く言わんかったんや」
というような事を言ってたと思う。

魚が言いたい事は何となくわかる。
去年の春、魚の気持ちが私に向いたのかな
と思えた時期があったけど
元々魚の浮気相手だった私は魚が信じられなくて
何も行動を起こせなかった。

他に好きな子がいるのか聞いたら
いないという。
「レガおの事は好きやで。女友達の中では
一番仲がいいし、エッチしたんもレガおだけや」
この言葉をどう解釈していいのか判らない。
ハッキリしてるのは
この2年間、私は空回りしてたという事。
重すぎる。

魚は私に腕を回したままで手を触ってきたりと
魚なりに落ち着かない。
「私は他をあたったほうがいいの?」黙ってる。
こんな事、頭で考えてもしょうがない。
話を終わりにする。
エッチしたのが私だけって、
それも一年振りやし。

気がついたら夕方で、ホテルを出る。
とりあえず神戸に戻って二人とも見たかった
「8mile」を見ようという事になる。
帰りの道は普通に振る舞うのが大変。
気を抜いたら涙が出そうになる。
魚の車を取りに行って、
車2台で映画館まで行く。
車で魚の後をついて行きながら泣く。

映画の中で主人公がやたらチャンスの話をする。
私は魚との流れが読めなくて
魚が信じられなくて行動も起こせず
チャンスは見事に逃した。
負け犬。
映画の間じゅうそんな事を考えてて
映画が終わってから魚と映画館を出ても
笑えもしなければ言葉も出なかった。

しばらく、ちゃんと落ち込もう。

2003年05月31日(土)



 ナンパ許可あり

朝からそわそわ。

今日はさっさと定時で逃げて京都行き。
台風が来ると言うのに朝から快晴。
でも、台風となればいつか雨が降るだろうし
雨の長距離ドライブで視界が悪いのも
気分よくないから
朝からフロントガラスにガラコを塗る。
で、着替えやらガイドブック持って出撃。

一応職場の机で大人しくしてるものの
集中力はまるでナシ。
ネットで京都の飲み屋を検索したりする。
5時半に神戸を出て
魚を田舎に迎えに行って6時半。
そこから京都まで。イベントは22時から。
あんまりゆっくりもしてられない。
夕方から順調に曇ってくるし。

目標どおり5時半で脱出して魚宅に着いたら
ちゃぁんと雨が降ってきた。
雨の中京都の町をウロウロするのも億劫で
結局地元でご飯食べてから出発。
魚は疲れてる上にお酒が入って助手席で寝てる。
私は久々のロングドライブだから
1人で快調に走る・・・と、道に何か落ちてる。
と気がついたけど既に遅い。

雨の高速で急ハンドルなんて致命的。
観念してそのまま跳ね飛ばす。
タイヤみたいなゴム系の何かだったんだけど
大きな音がして魚が目を覚ます。
しばらくゆっくり走って大丈夫そうなので
そのまま京都へ。
車を置いて恐る恐るフロントを見たら
下のスポイラーに真っ黒いゴムか油がついて
スポイラ-自体もちょっと割れてる。
ああ、またフロントバンパー・・・。
こないだの事故で治さずに正解。

会場に着いたら沢山オープン待ちで並んでる。
魚と待ってたら魚がいきなり言う。
「ナンパされたらついていくのアリな」
何からそう連想したのかは不明。ムカついたから
「わかった。そのかわり、どないかして帰りよ。」
私の車で来てるのをお忘れなく。

会場が開いてとりあえず坐れる場所を確保する。
で、調子よく飲み始める。
魚と並んで坐ってなんだかいい感じ。
音が大きいから耳元で喋れるし
私がでっかいアフロ頭に視線釘付けになってたら
「見すぎ」と頭掴んで魚のほうへ回される。
私の視線は結構追ってるらしい魚。

今回はまったり酔っ払うのがメインと思ってたけど
気分良くなってきてフロアへ。
しばらく踊って疲れてきた所で石野卓球登場。
もう、みんな疲れてるはずなのに
さらに盛り上がって行くから驚く。
音もずーっと重めの攻撃的なのばっかりで
本当に休む間がない。22時始まりのイベントで
疲れてきたのは2時半頃。
石野卓球の選曲はノンストップで煽りっぱなし。

フロアから下がって机に坐ってたら
若い男の子が1人近寄ってきて色々話す。
露骨なナンパじゃないから
どんな音聴いてるかとか普通に喋って別れる。
しばらくして魚も戻ってくる。
で、さっきの男の子もまた来る。
ドギマギしながらしばらく男の子と喋る。
どうせ魚が聞き耳立ててるから
話の隙間に寝たフリして男の子を追い払う。

満員のクラブで、みんな踊ってて熱気はすごいし
タバコの煙もすごくてしんどくなる。
魚もかなり疲れたらしく会場から出てお茶する。
で、魚が「さっきの男、ナンパ?」と聴く。
「面白いから黙って見てた」って案の定。
「ホテル行こうとか言われたか?」って
何だかおっさんにインタビューされてるみたい。

3時も過ぎて石野卓球は引っ込んでて
音のテンポも落ちてて
こっちの疲労もピークだから撤収する事にする。
いちおうWIRE行ってみたいなって言ってるんだけど
こんなんで行けるんだろうか???
とりあえずどっか泊まる所を探そうと車で走る。

が、朝の4時に何処へ行く???

2003年05月30日(金)



 フィードバックの大切さ

今日で実習1クール打ち上げ。

終わってみればあっという間の2週間で
学生に「先生、白衣着て実習してるほうが
イキイキしてるわ〜」と言われてたのも
とりあえずは一休み。
今日は総括のカンファレンス。

午前中、学生の記録を見始めて
今日は午前中だけで6人分全部コメントできた。
初日、2日目は声を掛けてきた友達に
「コメントが書かれへんねん」と
半泣きでこぼしてたけど
何とかちょっとは進歩したらしい。
毎日時間はバラバラだったけど
きちんと患者さんに挨拶もできたし。

「何か」があった時にも教員と患者、
教員と指導者の関係がきちんとできてれば
学生の傷は少なくて済むし
臨床もきちんと学生に関わってくれて
学生は伸び伸びと学べる。
そういう、調整役割を今回は頑張ろう
と思ってた1週間。

貪欲に何でも学びになるものは経験させようと
実習初日に急いで患者紹介をして同意をとり
いきなりムンテラに学生を突っ込んだりしたけど
その後の学生の学びや気持ちの変化を見ていると
とても大切な体験になってて
我ながらよく調整したと自画自賛。

学生は今回の実習、精神的な関わりは難しいとか
いまひとつ手ごたえがないとか
悶々としてたようだけど最後には「楽しかった」
と言ってくれた。それが私には何よりのご褒美。
臨床の看護師も良く関わってくださって
本当に嬉しかったとも言う。
それを何とか臨床に伝えたい。

その昔、私が臨床指導をした最初の年に
自分なりに頑張って関わったら
実習が終わってから教員が手紙を下さった。
その手紙に感激した私は
ますます学生と関わるのが好きになり
結局それを仕事に選んだ。
で、今は学生控え室でその教員と一緒にいる。

患者と看護師の相互作用があるように
学生と臨床スタッフの相互作用はある。
学生の感謝がきちんと臨床側に伝わって
それで臨床側がますます関わりを深めてくれたら
学生もますますいい学びができる。
その橋渡しをできるのは私。
教育的関わりを楽しくやれるということは
病棟のレベルアップにもつながる。
それが患者さんのケアに反映されたら
私も看護婦免許持って教員の仕事を
してる意味がちゃんとあるなぁと思う。

明日から実習は2週間インターバルで
週末は魚と石野卓球@京都メトロ。
早速ウキウキとお支度。
爪を塗って、服を出してガソリン入れて
地図買ってガイドブック出して・・・。
楽しみにしてるのに台風らしい。
私はこんなに頑張ったのに
誰かの行いが悪いらしい。
奴は今週何をやらかしたのか?

今週の私は自画自賛週間、不都合は他人のせい。

2003年05月29日(木)



 輪廻

そろそろお疲れがピーク。

毎日毎日やたら眠くて
朝からアクビ連発しながら出勤して
昼過ぎて学生の記録とか読んでたら
本当に意識が遠のく。
決して学生の記録が眠くなるほど退屈
と言うわけではないけど眠いものは眠い。

という事で、昨日から22時就寝が目標。
とにかくちゃんと寝てみて
それでだめなら何か原因を調べなきゃ。
MSコンチン飲んだ後とどっちが眠いやろう。
本当に、立ったまま坐ったまま眠れる。

外来を歩いてて、古巣の患者さんに会う。
調子が悪いとは聞いてたけど
本当に見る影もなく痩せて小さくなってた。
元々対応の難しい患者さんで
「自分に対する応対が気に入らない」と
ベッドネームにある受け持ち看護婦の名前を
はさみで切ってしまったことがあった。
で、その看護婦が受け持ちだったら
「あなたの世話になりたくないから外泊します」
とわざわざ言ったりともう、強烈の極み。

退院して外来フォロー中だったその人が
こないだ夜中に息が苦しくなって
病棟に電話してきて「帰っていいですか?」
と尋ねたという話を私は聞いてた。
病院が大嫌いなのかと思えば
「病院へ行く」を「帰る」と言い間違えるほど
切羽詰まってたし実は病院を頼りにしてた。
その気持ちを思いながら弱った彼を見て
何だか辛くなる。

心不全が進行して足が腫れ出したから
医療用サポートストッキングを買うんだと
家族が売店にパンフレットを貰いに行ってた。
医療用だけあってきちんと採寸後に注文と言う
まわりくどい購入方法。しかも届くのに3週間。
3週間後の彼がこのストッキングに
足を通せる見込みは少ない。

喋るのもしんどそうだけど彼は喋ってくれた。
「先生になったんやなぁ、
いつか病院には帰って来るの?」
「今の所、数年は帰る予定はないんですよ」
「そうか、残念やな。またな。」
彼は数年どころかひと月も生きられそうにない。
「またな」という彼にまた会える可能性は低い。
それでも「またね」と言うしかなくて別れた。
この世じゃなくてもどこかで会う。

臨床を離れても、こうやって患者さんに会える。
でも、みんなそう長生きは出来ない
しんどい身体の人ばかり。
だからこそ、一回一回の顔合わせが大切で
そのうちみんな知らない患者さんばかりになる。
私はこの世でその人達のことを覚えてて
一緒に過ごした毎日の事を学生に話す。
学生はそこから色々考えてケアを創っていく。
そうやって、みんなケアの中に生き続ける。

いい仕事やん。

2003年05月28日(水)



 大きなお世話は繰り返す

病棟からの電話であまり眠れず。

朝から学生に何て言おうか
困り果てながら出勤。
学生は多分泣くだろうから、
キレイ目のハンカチを準備していく。
色んな事態を想定して早めに行ったら
上の教員も早めに来た。
昨夜の私からの電話の後、不本意ながら電話で
学生に受け持ち交代の旨を話したらしい。
本当は学生の顔を見て伝えたい事だけど
新しい患者さんもいるから準備が必要。

学生がどんな顔して来るか心配してたら
一応いつもと変わらずにやってきた。
眠れたかどうか聞いたら「はい」って
やたらハキハキ喋るから無理を感じる。
病棟へ上がって婦長さんからもう一度
事の成り行きを説明して貰って
一緒に患者さんに挨拶に行く。
気丈に「ありがとうございました、
お大事になさってください」と頭を下げる学生。
部屋から出たら泣き出した。

朝から気持ち張って頑張ってたけど
あっさり乗り切れる事じゃない。
30分ほど別室で気持ちをおちつけて
次の患者さんを紹介してもらう。
これまた全然キャラの違う患者さんで
何とかうまく行ってくれたらなぁと思う。

学生と一緒にお昼を食べながら色々聞かれる。
話しながら学生は私が「飛ばされて学校に来た」
と思ってたという。はぁ?左遷?
私は昔から教員になりたくて
看護部長室まで直訴しに行って今に至る。
それを言ったら驚いてた。

で、今までの教員の話になる。
評判の良くなかった教員が1人いて
名前は呼び捨てにされてる。
その教員は1年間産休代替でいたらしいけど
「私忙しいの」とろくに講義もせず
VTRみて終わりという事も何度かあったらしい。
で、「いややから一年で辞めたんやろ」と
学生に言われてる。

その教員、実は私の臨床の先輩の友達。
その先輩つながりで私は自分の職場の
人間関係が爽やかでないとは聞いていた。
「要注意の教員」の名前も聞いてた。
で、その要注意の教員は今は私の指導係。
関わっててそんなにキツいイメージはない。
色々話してくれて助けてもくれる。
もしかして、私の上の教員がキツいんじゃなくて
辞めた教員に問題があったんじゃないのか?
学生の評判からしてもそんな風に思う。
やはり、自分で見て聞いて確かめないと。

でも、そういう風に私も何らかの評価は受けてる。
どんな感じか興味はあるけど
とりあえず呼び捨てで呼ばれたりしてんだろうなぁ。
最悪、へんなニックネーム着くんだろうし。
で、ある事ない事言われるんだ。
私も学生時代、休日に臨床ナースと
スーパーで会って何を買ってたかを見て
学校で「〇〇さん、サバのみそ煮買ってたわ。
独身のはずやのにたくさん買ってて・・・」
とか大きなお世話な事を言ってた。

何事も我身にかえってくるのだ。きっと。

2003年05月27日(火)



 不幸の電話

週があけて。

学生が超大作のレポートを持ってきた。
もう、ちっこい字がずらりと並んでて
書いてたら手が攣ったんじゃないかという
本当にものすごい量。
「お疲れ様」と言いながら
これを1日で見るということに気がついて
暗ぁぁい気分になる。

もともと文章力は高くない学生が
徹夜でテンパりながら書いた文章なんて
誤字脱字ぐらいじゃ終わらない。
文脈はつながらないし「結局的な逃げ腰」
とか意味不明の語彙が連発。
1人めの半分読んだ所でアタマが飽和。
後は読んでも全然頭に入らない。
コメントがかけない。終わらない。帰れない。
暫く集中して何かやった事がなかった私。
座禅でもしに行こうかな。

夜、くつろいでたら電話が鳴る。
実習病棟の婦長からで臨床時代から
色々お付き合いがあるので自宅へ電話。
何だろうと思ったら学生の受け持ち患者が
受け持ちを外してほしいと言ってるらしい。
・・・。
正味7日間の実習で4日が終わった所。
私の手元にはその患者さんの看護計画。
学生が週末を潰して作った超大作。
これが、実施→評価の流れに乗らなくなる??

理由を聞くと患者の疲労と言いながら
患者は学生はスタッフと同じ様に働ける
と思っててそれのあてが外れたと。
学生が関わる分、スタッフが関わる時間が
減るような気がして不安だと。
それって、臨床側の調整不足で
学生には何の落ち度もない。
それをどうフォローしろと?

学生を受けて頂けるか了解をとるのは臨床で
そのときには実習の目的と学生の身分や
ケアの責任の所在については
臨床側がきちんと理解して
患者に了解を取るべき事になってる。
で、学生が関わる分スタッフが関わらないって
ケアの責任の所在が全然明確じゃないし
そういう風に受け止めやすい患者なら
スタッフはそれを踏まえて動かなくちゃ。
それがきちんとできてなくて
見事にあおりを食った学生。

おまけにそれを言ってきたのが
患者本人じゃなくて家族。
家族は家族で学生が関わる中で
色々な思いを聞いてもらって
涙を流して「ありがとう」とか言ってたくせに
何だかよく判らないけどあてが外れたって
学生も気持ちのある人間なのに。
決して出来の悪い学生じゃないし
本当に一生懸命関わろうとしてた。
だからこそ悔しい。

学生にとっては今回が最初のクール。
それで躓いてしまえば後へ影響が出るから
何とかフォローをしたいんだけど
私も患者交代後のフォローの経験がない。
それこそ臨床側からも
ポジティブなフィードバックを貰わないと
どうやって学生を支えたらいいのやら。

夜分に臨床から自宅に電話がかかるなんて
普通は無い事だけど
それぐらい気に掛けてくれると前向きに解釈。
記録読みは全然進まないし
こんなアクシデントが降って湧くしで
週明けからぐったり。

金曜は遠い。


2003年05月26日(月)



 大楠

今日は引きこもるぞ。

朝から部屋の本棚を整理して
講義に使えそうな文献やらを漁ってみる。
途中でイヤになって休憩してると
友達から電話がかかる。
「こないだバーベキューした人の中で
レガおさんを気に入ってる人がいて
メールか電話番号教えてって
言ってるんですけどいいですか?」

同じ場にいた「ピーコ」とは
メールのやり取りをしてるんだけど
ガラの悪さに呆れると言うか、合わない。
買い出しの途中にスピード違反で
警察に捕まったピーコは
現場で警官相手に悪態つきまくったらしく
最近は「裁判所から呼び出しが来たけど
指定の日には行ったらへんねん」とか
「裁判所は行ったけど罰金は今度払うって
抵抗したった」と大人気なさ全開。
ある意味タケと通じる所があって頂けない。
極めつけは顔文字メールの男だし。

今回の人はピーコより落ち着いてる。
年はひとつ上。名前はいさお君
断る理由はないかなと思って
メールだけ教えていいよという事にする。
で、速攻メールが来る。
また顔文字でヤな気分。
でも、友達が私が顔文字嫌いだと言ったのか
2通目からは顔文字なし。よろしい。
あっという間にお昼は過ぎて競馬の時間。

魚は今日はゴルフで、多分馬券は買ってない。
今日は武で決まりだと豪語してたけど
結果はあのとおりで
またもや一番人気がぶっとび。
もう、真面目に予想する気なんてなくなる。
魚の様子を聞いたら
「中2(チュ-ニー)が来るとは。
桜花賞で狙ってたから悔しい。
もう、しばらく武は買わん」との事。
来週はどうなる???

何やら身辺に色々男の人が出てきてる。
魚とはまずまずいい感じだけど
宙ぶらりんなのは相変わらず。
でも、もしも魚が私を要らないと思ってたら
いつまでも拘ってる場合じゃない。
というか、魚がチョロチョロしてるうちは
他の男を真面目に相手できる自信がない。
魚ともそろそろハッキリさせないといけない。

明日は久し振りに学校に出勤。渋々の電車。
学生はこの週末に必死で記録を書いてて
月曜にそれをどさっと貰ってチェック。
って、週末2日丸々つぎこんで書いたモノを
一晩でちゃんと読めるか????

お互いしんどいのはここから。


2003年05月25日(日)



 新型レガシィ試乗

目が覚めて、恐る恐る魚に電話してみる。

出た。
寝てたとわかる声なんだけど
二日酔いの程度はわからない。
出かけられそうか聞くと、大丈夫だと言う。
やったぁ。
ウキウキとお支度をする。
今年初のナマ足でのお出かけだから
スネ毛のお手入れもしっかりしておく。
夜には友達と出かける予定のある魚。
何時ぐらいまで一緒にいられるか聞いたら
別にブッチしてもええねんけど。って
何か嬉しいやん。

お昼を先に食べようという事になって
駐車場を見つけたはいいけど
周りの車との位置関係とか難易度は高そう。
2月の事故の後から車庫入れが大嫌いな私。
たまにはいいかと思って魚に甘える。
「なぁ、交代して」「へタレになったなぁ」
あっさり車を入れちゃう魚。

魚がうどんを食べると言うのでうどん屋を探す。
土曜日の三宮を魚と堂々と歩く。
一緒に働いてたらもうドキドキなんだけど
最近はちょっと慣れたかな?
で、うどん屋が見つからない。
うどん屋は見つからないけど
新しい服屋を見つけて吸い込まれる。
相変わらず行き当たりばったりの状況で
どんどん脱線していく2人。

結局うどんは諦めてそごうの裏手のお店へ。
魚は昨夜も飲みだったくせに
「フォアグラ丼」なるものに目を輝かせている。
私は「せいろランチ」を注文して
名前どおり3段のせいろがやってきた。
魚曰く「なんや、中国人の弁当やな」
そのまんまやし。
魚はフォアグラ丼をたいそうお気に入りで、
嫌いなトマトは私にくれる。

お昼を食べてまた彷徨う。
PC用のピッチを買いに行こうとか
新たな用事がドンドン出てくる。
一緒に服を見てて魚がかがんで、
滅多に見えない魚の頭のてっぺんが見える。
・・・。想像以上にヤバイ。
下から見るとおでこばかりに目が行くけど
てっぺんもかなり。
まじめにリアップ使ってるだけの事はある。

ディーラーに行くのに山麓バイパスを通って
BBスタジアムの横を通ると試合をやってる。
オリックス−近鉄。ちょうど5回表。
席も空いてるしという事で外野席へ。
行き当たりばったり脱線コンビ。
で、そこからドンドン点が入りだして驚く。
確か去年もドームへついた途端ローズのHRだった。
ローズも中村もいなかったけど
オリックスのピッチャーは吉井→マックの豪華版。
結局最後まで試合を見て今度こそディーラーへ。

ショウルームのど真ん中に新しいレガシィ。
他にも何人かお客がいて中に乗ってみたり
外から眺めたりと車を取り巻いてる。
私と魚も交代で乗り込んでキャアキャア騒ぐ。
フロントビューは余り変わってない。
後ろは変化がついてるけど、
見慣れないのもあってちょっと違和感あり。
屋根が流線型になっててきれいなんだけど
ルーフレールがまた独特で
専用キャリアが必要なのは一緒。

すんごく驚いたのは内装で、カッコいい。
レガおを買った時、正直言ってホンダ並みの
内装のショボさにがっくりしたけど
今回はとてもステキ。魚も絶賛。
外見がわかったとなると今度は乗ってみたくなる。
営業さんに言ったら乗せてくれるとの事。

GT系のスペックBというランクの車に試乗。
ペダルがアルミでステアマチック。
エンジンかけたらとっても静か。
ステアリングはちょっと重くなってて
とても安定してる。もちろんMOMO製。
渋滞の公道だから加速性能はわかり難いけど
ブレーキがよくなってるのは歴然。
わざとゆっくり走って前をあけておいて
ガッツンとアクセル踏んでみる。

3000回転ぐらいからターボがかかるのは一緒。
低回転域のトルクも良くなってるという。
それは毎回言われてるけどやっぱり判り難い。
やっぱり高速道路へ持っていかないと
しょうがない車なんだけど混んでるからダメだって。
それでもダメもとで5000回転まで踏んでみる。
で、あっという間に前に追いついて慌ててブレーキ。
ビルシュタイン入ってるというから
車を左右に揺さぶってみる。流石にしっかりしてる。
最初の魚は普通に乗ったのに、
2周目の私はというと上記の超・迷惑運転で
同乗の営業マン、言葉なし。

魚はB4にかなり興味があるらしく
営業さんに色々聞いてる。
営業さんは自信タップリで
いかにいい車かをとうとうと語る。
午前中は他のメーカーが沢山見に来て
レガシィの良さにしょんぼりして帰ったらしい。
ミニバンから乗換えを考えてる客が多いらしい。
で、下取りの計算の仕方になって落胆。
私のレガおは走りすぎで魚のレガおは傷だらけ。
どちらもあまりいい評価は出ず。しょんぼり。

日も暮れかかって魚を送っていく。
一緒に休みを過ごすのは楽しくて
ウロウロしながら行き当たった所で遊ぶ。
魚は「面白いもの」を見つける嗅覚がすごくて
何が面白いと感じるかと言うセンスは似てる。
今日も服を見て野球見て試乗して
ピッチ見に行って本屋へ行ってと大充実。

来週は石野卓球。


2003年05月24日(土)



 おっさんで悪かったな

今日を乗り切ったらひとくぎり。

朝から気合を入れてお団子を結う。
お団子なんて学生時代以来だから
なかなか上手くまとまらず
ピンを大量に使わないといけない。
小さなお団子にピンをブスブス刺しながら
「黒ひげゲーム」みたいだなぁと思う。
ぼよよ〜ん。

金曜は学生試練の日。
一週間の実習をふまえて
来週への方向性を出さないといけない。
朝から顔が固まってて引きつってる。
なんとかほぐさなきゃと思うけど難しい。
色々話してると学生が
「先生、実はおっさん性格みたいやな」
今頃わかったのか?
「黙ってたらモテそうやのに」
あんた達のために必死で喋ってるのに。

昼に売店でお弁当を買ってたら部長先生登場。
ナースキャップをかぶってるから
すぐに私だとはわからなかったみたいだけど
わかったらニコニコと寄ってきて
一緒にお昼を食べようという。
ついでにナースキャップ姿を絶賛して頂く。

結局読影室へ連行される。
ハゲの部長先生と
デブの部長その2と
ヒゲの中堅医長、見事にオヤジばかり
3人を相手にお昼を食べる。
ハゲとデブとヒゲと3拍子揃うと楽しい。
これがハゲでデブでヒゲとなると
ただの3重苦。

お偉方を相手に車の話に野球の話
私の近況報告から病院の現状や
外来のシステム、病院絡みの行政の話に
診療報酬と看護料と話が転がる。
私達がご飯食べて騒いでる横では
放科の医者達が読影中。私はお客扱いで
コーヒーとおやつもご馳走になって
実習に戻る。

いよいよカンファレンス。
学生達は緊張でどもりながら
恐る恐る自分の考えを言う。
で、臨床指導者に揚げ足を取られて撃沈。
発表が終わってホッとしたのと
悔しいのがごちゃまぜになるのか
みんなポロポロ泣き出す。
こうなると小娘もおばさんもみんな一緒。

実習の後は古巣の茄子と飲み会。
いきつけの居酒屋は
ここ最近は魚としか行ってなかった。
今日は女ばかり4人でお料理も女の子仕様。
やたら綺麗な盛り付けで嬉しい。
一番のヒットはウニのグラタン。
ウニの殻が器になってて
中にエビとウニの入ったホワイトソース。

殻が小さいのでそんなに食べるところはない。
みんな中身をすくえるだけすくおうと
いつまでもスプーンで殻の中を
ガリガリとひっかきまわしてる。
やっぱり、食べるものが美味しいって幸せ。

この週末は学生にとってはヤマ場。
今日もらったアドバイスを元に
月曜には看護計画一式を提出だから
煮詰まりっぱなしの2日間。
誰もが通る道だけど記録の多い学校だから
ちょっと可哀想かなとも思う。

私はちょっとリフレッシュ。
毎日プレッシャーは大きくて疲れる。
古巣で事情がわかるだけに
余計に気を使う事もある。
でも、ストレスとは違うから辛くない。
週末は魚の二日酔いがひどくなければ
一緒に新型レガシィの内見会。

頼むから、飲みすぎないでね。


2003年05月23日(金)



 無駄モテ

今日は一日実習。

上の教員が午前中いないので
私が1人で計画のチェックをするんだけど
思うようにはかどらない。
記録のコメントもなかなか書けない。
食堂で1人悶々と記録に向かう。
量は多いし字は小さいし内容はわかり難い。

今日に限って病棟内は友達が多い。
記録を前に食堂で坐ってる私を見つけては
ひとり、またひとりと寄ってくる。
まずは妊娠中の同期。
何度も流産してるから心配だったんだけど
いまのところ経過は順調。
こないだ彼女とだんながソフマップで
買い物してる所を見つけたんだけど
私は魚と一緒だったので声はかけず。

2人目は古巣のボード友達。
「調子はどう?先生」とか
当り障り無い事を話すと思ったら
「明日の飲み会、話したい事があるねん」という
この週末、いきなり遠くの実家に帰るから
CDを貸せとか言ってた子だからピンと来る。
お嫁入りが決定らしい。
って、そんな事立ち話で言うなよ。
「また明日ゆっくりね」とその子が消える。

その次に来たのは先週一緒に
バーベキューしに行った子。
「レガおさん、ピーコからメール来ました?
向こうはだいぶお気に入りみたいですけど
全然タイプじゃないですよね???」
そのとおり。
「他にも結構気に入ってた人いたみたいで
レガおさんは誰か気に入った人いました?」
・・・いません。

その子は一緒に幹事をした男と
それなりにいい感じではあるみたいなのに
いまいち流れに乗り切れない。
自分に自信がないのか
いつも「私なんて」みたいなことを言ってる。
「レガおさんはいいですよね〜
色んな魅力があって・・・」とか平気で言う。

女は誉められてキレイになるのだ。
グループで遊びに行って
何人かが私の事を気に入ってくれるのは
それなりに嬉しいけど
自分が望んだ相手に認められなきゃ意味がない。
世の中上手く行かない。

仕事が終わって車を洗いに行く。
もう、汚すぎてどうしようもない。
土曜に魚と会うかもしれないから
それなりにキレイにしておきたいけど
自分でゴシゴシやる気なんてないから
コイン洗車場に行く。昔魚と行ったところ。

水洗いとワックスのコースを選択。
全然キレイにならなくて水垢どころか
鳥の糞も残ってる。
そばにあるスポンジで拭いたら落ちる。
しょうがないからスポンジで拭きなおして
もういちど水洗いコースで仕上げようと
ボチボチと車を拭き始める。

係員が来て、何をしてるのかと聞くから
「一度洗ったけど全然キレイにならないから
洗いなおすとところ」と素で答える。
あっけにとられた店員は、
「キレイにならなかったんだったら
今回はサービスでこの水垢取りのコース
僕が無料で洗ってあげます」とか言い出す。
あまりにオイシすぎる話なので大いに怪しむ。
でも、本当に1500円のコースを
タダでお試しさせてくれるらしい。

とりあえず彼の言う様に任せてたら
色々話し掛けてくる。
「もう、今日の僕はありえないって感じの
大サービスですよ〜本当に〜
また来て下さいね〜絶対ですよ〜
僕はいつも木曜はここの店の係りなんですよ〜
普段は三宮の店なんですけどね〜(続く)」
なんだ、ただのナンパか。っていうか、
その伸び放題の語尾を何とかしろ。

結局レガおをピカピカにしてもらってゴキゲン。
何ヶ月かぶりに白く輝くレガお。
やっぱり、車がきれいって気持ちいいわ〜。
男の子に気に入られて得したのも久し振りで
今はそういう時期なんだろうか?
でも、その係員も全然タイプじゃないし。

不毛なり。

2003年05月22日(木)



 ヒマが嫌いな人

実習2日目。

今日は午後から学校へ帰って教務会議。
午前中でささっと記録を見て
言う事いって聞く事聞いて撤収せねば。
が、何分不慣れなものでうまく動けない。
あっという間に午前中は終了して
学生に、「教員はみんな引き上げるから」
といったら「ええ〜?」っと
真面目に不安げな顔をされる。
こんな私でもいたほうがいいらしい。

教務会議は1年かけてカリキュラムの見直し
をする事になってるんだけど
上の先生たちが何を喋ってるのか意味不明。
シークエンスとかシラバスとか
会話に出て来る用語からしてわからない。
と言う事で睡魔が襲ってくる。
追い払っても追い払っても襲ってくる。
結局白目むきながら会議を聞き流す。
こんなんでいいんやろうか?
実習出てるほうが楽しいよな・・・。

今の私の最大の関心事は
魚からメールの返事がこない事。
実習が始まって云々というメールを
火曜に送って返事がいつくるかなぁと
グルグル考えてる。
返事が来て、魚の都合さえ良かったら
週末の新型レガシィ内見会に一緒に行きたい。

昨日メールを送って、魚は多分バイトだから
今日ぐらい返事がくるかなぁと
またまたしてはいけない期待を膨らませる。
膨らませながら会議を乗り切って
帰り道を歩いて電車に乗って家について
ご飯を食べる。・・・レスがない。
普段の魚なら仕事は終わってていい時間
なのに返事がない。うー。
結局そのまま22時を過ぎて
魚は寝ちゃったのかなぁと落ち込む。
イヤになって缶酎ハイを1本。

しょうがないから寝る。
ベッドに入ってメールが来たから
急いで開けたらピーコから。無視。
悶々としてたらまたメール。魚から。
「ヒマすぎるから火曜と水曜と
続けてバイト入れたらさすがにしんどい
・・・」以下近況報告。
なーんや、働いてたのか。

ヒマが苦痛な魚はじっとしてられない。
田舎暮らしは今年1年だけで
その次の年からは院に行ったりして
もしかしたらこの先十数年以上
忙しいままかもしれないのに
今年一年ゆっくりするつもりはないらしい。

相変わらず魚の行動に一喜一憂で
不健康極まりない。
でも、機嫌を直して内見会の話をしたら
「それ、惹かれるなぁ」よしよし。
「でも、この週末は
飲み会とゴルフで潰れるんよ。次の週は?」
きゃー。

いつもならそれで引き下がるのに
今回は往生際悪く「行くなら昼間だから
ランチがてらにどう?」と言ってみる。
「二日酔い次第やけど、土曜行ってみよか」
やったあ。急に気分良くなってそのまま寝付く。

あとは魚の二日酔いが楽なように祈るばかり。

2003年05月21日(水)



 男子学生の泣き顔

ついに実習デビュー。

古巣で働いてた時より
ちょっとだけ遅い時間に出勤。
駐車場にレガおを置いて更衣室へ。
違和感なんて全く無くて
そのまま病棟に上がっていけそうな気分。
朝一番で部長室にご挨拶。
改まって自己紹介すると笑われる。
「お久しぶりです。えらく畏まって
忘れたと思ってるの?」
学生はカチコチに緊張してる。
上の教員と一緒に行動計画に目を通す。

9時前になって控え室から病棟へ。
バタバタしてる雰囲気が懐かしい。
病棟は今とても忙しい時期らしく
婦長がポータブルトイレ持って走ってたりする。
患者さんの紹介とかして欲しいけど
なかなかタイミングがつかめない。
病棟が忙しい時期に当たると
スタッフはなかなか捕まらないし
捕まってもつっけんどんだったりで
学生がそれにいちいちビクビクする。
そこのフォローが大変。

しかも受け持ち患者のひとりが本日ムンテラ。
時間はお昼の間で治療の評価を伝える予定。
で、その内容といえばかなり厳しい。
精神面を援助するにあたっては
シビアなムンテラなんて本当にハイライト
何とか昼までに患者さんを紹介してもらって
学生と患者さんと顔合わせして
ムンテラに同席する所までこぎつけたい。
・・・見事成功。

で、ムンテラが始まって学生は
ムンテラ内容を記録するのではなく
ムンテラを聞いてる患者さんを観察できてる。
よしよし。
厳しすぎるムンテラが終わって
患者さんが部屋から出る。
学生は違うドアから出る。
患者さんと奥さんが部屋へ帰るのに
学生はついて行こうとして立ち止まる。

がんばれ!そこで引いたらもったいない。
ムンテラの後ほど患者さんの感情が見えやすく
タイムリーに気持ちを聞ける機会はない。
ただ、そこにとどまって患者さんと向かい合うのは
とても重くて辛い場面になる。
スタッフですら何となく声を掛けづらい場面で
学生は見事に踏みとどまって
部屋までついて行って座り込んで話し始める。
今までの実習では患者さんと
ゆっくり話した記憶がないというこの学生。
いいかんじやん。

が、なかなか帰ってこなくて
何度か様子を見に行くんだけどずっと坐ってる。
30分ほどして帰ってきた学生は目が真っ赤。
私と同い年の男子学生の泣き顔に驚く。
ウルウルなんていうレベルじゃなく
普通に泣いた後の顔で
患者さんにもらったティッシュを握ってる。
患者さんと奥さんと学生と、3人で泣いたらしい。
「学生が」というより「同年代の男が」泣く
と言う場面に出くわしたのは初めて。
去年から彼と接している上の教員も
彼の涙は予想外だったらしくびっくりしてた。

泣いた学生にも驚きながら、
同じグループの学生にも驚く。
ちゃんとフォローしあう。
「〇〇君が辛い話を聞いてくれて
患者さんも奥さんも心強かったと思うよ」
何もいえない子もいるけど、心配そうな顔をして
新しいティッシュを差し出す。

実習初日にしてものすごい場面に出くわして
とても揺さぶられる体験をした学生。
学びや気づきのタネはたくさんある。
それをどれだけ引き出せるか。
進学コースの学生は勤務経験があるぶん
つながりだすと本当にものすごい進歩がある。
その変化に私も感動する。

昼休み、エレベーターで古巣の患者さんに会う。
一瞬にして茄子モードに切り替わって話すのを
学生があっけにとられて見てる。
患者さんは自分の入院してる階で降りず
私たちが向かう上の病棟までついてきた。
患者さんはひたすら調子よく喋って
「それではみなさんレガおさんを見習って
しっかりお勉強してくださ〜い」
と好きなこと言って消えていく。
ちょこっと嬉しかったりもする。

古巣の先輩2人に会う。
面白がって「先生、先生」と連発する。
ナースキャップがやはり目につくらしく
散々いじられる。
まだずっと病棟に張り付いてるから
技師や医者にはほとんど会ってない。
しばらくはイジられ役。

一日終わって、家へ帰るなり眠くなる。
何だかんだ言って緊張してて
糸がきれたのかかなりぐったり。
きっと学生はもっとぐったりしてる。
がんばらなくっちゃ。と言う事で、22時就寝。

学生にバレたらしばかれる。

2003年05月20日(火)



 顔文字男

しらない間に風邪が治ってた。

朝からピーコがメールをくれる。
昨日は登場してなかったのに
今日は顔文字三昧。ピーコよ、お前もか。
とりあえず顔文字男は嫌いやねん。
例え魚からでも顔文字メールはイヤになる。
レイアウトが凝ってれば凝ってるほどイヤ。
と言う事で、レスなし。

今日は久し振りにいつもの電車に乗ったけど
他人にもたれる迷惑なおばさんは
また向かいの席に異動してた。と言う事で
もたれられる重さは感じなくていいけど
大股開きのスカートの中は丸見え状態。
何か苦痛があるのは一緒という通勤電車。

昨日だいぶ飲んだ割に今朝はスッキリ。
なかなかいい感じ。
献血車が来てたけどさすがにやめておく。
ピーコはしんどいらしい→歳やな。

今週は今日一日学校に出勤して
ついに明日からは古巣で実習デビュー。
ナースキャップをつけて一日中
院内をうろつくのは恥ずかしい。
学生はユニホームと同じ色のキャップを着用で
普通の白いキャップをつけるのは教員だけ。
教員は院内に2人だけだからとても稀少。

と言う事で、見つけたらいい事あるかも。
広い院内に2人だけって、可愛く言えば
ディズニーランドのミッキーとミニー。
可愛くなく言えばメタルスライム。
会った途端、記念撮影か戦闘が始まるのだ。

古巣のスタッフにメール。
医者のジャイアンには可愛らしく
「会っても蹴らないでくださいね」と言っておく。
レスは「抱きついたらおこる?おこるよなぁ」
相変わらずそういう方面しか頭にないのか?

まぁもう院内に魚もいないから
それが魚の耳に入ってどうこう言う事もない。
ジャイアンとじゃれあって遊ぶのも
そんなに悪くないから「時と場合によります」
と返事しておく。
さすがに学生の前では
じゃれついてこないと思うけど。
もしかしてハリセン持って待ってたりして。

とりあえず今回のクールは
上の教員と一緒に行動するから半分見習い。
この一回で実習の進め方を把握して
次からは自分で引率となると
なかなかのプレッシャー。若いながらも
元・臨床指導者の本領は発揮したい。
学生も私にどの程度の力があるのか
多分、興味心津々で見てる。
何か本でも読もうかと思ったけど
頭ボケてるのもイヤだから早めに寝る。
学生は今頃事前学習記録と
格闘してるんだろうなと思いながら。

みんな通る道ですから。


2003年05月19日(月)



 nobody's perfect

姫路の山奥でバーベキュー。

女性陣は友達とその後輩たちで
一番若い子で5つ下。
集合には遅れ、準備はサボりで
計画性も協調性もなく
若さというか青さが爆発しまくってる。
男性陣は友達がコンパで知り合った人と
その友達。おっさん丸出しの人が複数。

やや面食いの友達はそのうちの1人と
「いい感じ」だと言ってたけど
それが誰なのかすぐに判るぐらい
他の人とは外見に差があったりする。
一昔前のビジュアル系な顔の造りで
声は福山。車は黒いレガシィ。
と言うことでホスト系。

姫路の人達なので?播州弁丸出しで
お世辞にもお行儀はいいといえない。
私も人にとやかくいうほどお行儀よくないけど
さすがに驚く事もあり。
車3台に分乗して山奥へ。
男性陣の知り合いの人が持ってる
ちっこいログハウスを借りたんだけど
最初にその持ち主のマダムが一緒にやってきて
自慢話をたらたらと聞かせてくれるので
非常に退屈して過ごす。

食材の準備はすぐにできたんだけど
着火材を忘れて火がなかなか起きないので
待ってる内にフライングで飲み始める。
準備が整う頃にはいい感じに回ってきて
木陰でいい場所に陣取ってゆっくりする。
別に狙いたくなるような男もおらず
みんな愛想はいいのできゃあきゃあと騒ぐ。
で、お酒がどんどん進む。
ちゃっかりボードをするか確認→OK。
車もあるし冬まで置いておくのもいいなぁ。

ファッションチェックのピーコに似た人に
メールアドレスを聞かれて教える。
もうひとりチョット近づいてきては
頭を撫でたり「おんぶしたろか」と絡む人あり。
みんな私の小柄さに驚いたらしく
順番に隣に立っては比較のために写メールを撮る。
身長145センチ前後の私だけど
ひどく小さくは見えないらしい。
「態度デカイとか?」と図星な事を言われる。
ふん、小柄な子と貧相な子は違うのだよ。

日も暮れかかって帰りたくなってくる。
男性陣は市内まで帰って遊ぼうとか言うけど
私はさっさと帰ってF1を見たいのだ。
という事で撤収。
ちゃんと20時には帰り着いて
お風呂に入ってスタンバイ。
さすがに買っておいたお酒には手を出さず。
というか出せず。
昼間にアドレス教えたピーコからメールが来る。

今回もちゃんと予選からチェック。
予選からなかなか勢いのある展開で
解説陣からも絶賛されてたけど
もう、ドライバーの腕と気合で獲ったポール。
もうひとり腕と気合といえばジャック。
気合も運転技術も本当に惚れ惚れするんだけど
だからといって結果はなかなかついてこない。
ある意味マニアックすぎる。
でも、あのドリフトに会えるなら
受信料払ってじっと予選見てる価値はある。

スタートから波乱で一瞬雨が降ったりと
なかなか見てて楽しい。
久々にカチカチ山だったし。
去年のケチつきまくりレースの
借りは返さないといけないけど何しろA1。
シュー兄の鬼門として有名なA1。
終わるまではドキドキ。

結果は今季初の表彰台でのジャンプ。
バリチェロも最後の最後までライコネンを
追いまわしてたけど結局は届かず。
あれで追いついてたらチャンピオンシップの
ポイント差はなくなってたのに。
でも、ついにコンストラクターはポイント逆転。
反撃は進んでてお次はモナコ。

よほど嬉しかったのか優勝インタビューで
火事のことを聞かれたミハエル。
「僕があまりにクールだったから、
ピットクルーが火をつけようと思ったのかもね」
と、ベタすぎる冗談を言ってた。
相変わらずのトークセンスでカッコ悪すぎる。
表彰台とかパルクフェルメでの
ガッツポーズとかはなかなかいい感じなのに。

やっぱ、パーフェクトな人間はいないらしい。

2003年05月18日(日)



 再会三昧

髪の毛染めに行こう。

こないだはサロンに入った時間が
遅かったのでパーマだけしかできず。
今日はカラーリングだけしに行く。
根元黒くなってカッコ悪いし
かなり暖かくなってきたから
もう少し軽い感じにしたい。
やりすぎると怒られるよなぁと
周りを伺ってたら上の教員が
結構明るめのメッシュを入れた。
と言うことで決行。

昨日は古巣での実習打ち合わせ後
図書館へ文献を探しに行った。
で、図書館への道をてくてく歩いてると
聞いた事がある声が呼ぶ。
まさかと振り返るとそのまさかで
春に中国地方へUターン就職したものの
一ヶ月で辞めてしまった愛弟子が立ってた。
びっくりして固まる。

後輩は学生時代の恩師や友達に会いに来た。
ちょこっと古巣にも顔を出した折に
駐車場に見覚えのあるレガおを発見して
もしやと思ってたら
見事に目の前をちびっこが横切ったといういきさつ。

いつもの景色の中にいつもの2人でいても
全然違和感なし。本当は2人ともすでに部外者。
しばらく話す。思いっきり仕事の話。
彼女とこうやって議論するのが本当に楽しかった私。
今はまだ彼女の代わりになるような
熱いヤツは見つからない。

そうやって昨日懐かしい顔に会って
今日は駅前でまた声を掛けられる。
またまた古巣の後輩。
私が初めて学生指導をした年に実習に来た子で
次の春からうちの病棟に配属になったので
私にしても思い入れのある子。

その子にしたら就職した先に
実習中に憧れた茄子がいて、一緒に仕事が出来て
その茄子が自分の母校の教員になったという
お互い縁深い間柄。
彼女は今年、リーダー業務に入る。
そのオリエンテーション役は
彼女の希望どおり私のリーダーオリをした先輩。
歴史は繰り返していく。

しばらく話してサロンへ。
いつもの美容師さんが
「〇〇先生が午前中に来てましたよ〜」という。
その医者も古巣から転勤した医者で魚共々仲良し。
冬に靱帯を切ってギブス巻かれて、
そのギブスを切ったのが彼。
午前中、散髪しながら爆睡してたらしい。
古巣のメンツばかりに会って面白いから魚に報告。
「昨日、〇〇君と飲んでうちに泊まったんよ。
朝7時に起こして帰ってもらったから
眠かったんちゃうかー」

なんというスパルタなおもてなし。
淡路からやってきて夜中まで飲んだ彼を
朝7時に起こして追い出して
自分はゴルフに行った魚。
ま、魚も一緒に飲んで一緒に起きた訳だから
当然一緒に二日酔いで
追い出された片方は散髪に行き
追い出した魚のスコアは散々だったらしい。
土曜の夜9時にもなってないのに
「くたびれたー」とメールをくれる。
何だかこういう一日の出来事報告メールって
あんまりないから嬉しい。

明日はバーベキュー。特に期待も無い。
とりあえずは昼間っから飲んで騒ぐべし。
問題は一緒に行くメンバーの中に古巣の後輩と、
来週から実習にいく病棟の若手茄子がいる。
金曜に先生面して打ち合わせに行ったのに
この週末は酔っ払いで週が明けたらまた先生。
プライベートが不便なのはヤダ。

気の持ちようか?そうでもないと思う。

2003年05月17日(土)



 言えない暴言をここに埋めます

抗生剤やめたらまたのどが痛い。

午前中は昨日のアンケートの集計をして過ごす。
が、PCの画面で目の疲れがひどくなり
イヤになってしばし読書にスイッチ。
本も普通に読むと目が近すぎてしんどいから
小学生のように腕を伸ばして本を持つ。
国語の時間みたいやなと思いながら
確かにそうやると目には優しくて
あの頃は「何でうで伸ばして本なんか持つの?」
と不思議に思ってたけど
その意味と効果を今になって知ることになる。

しばらくして若い男の人がやってきた。
グレー系のスーツを着て薄いグリーンのシャツ。
髪は長くてけっこう明るめな茶髪。
どっかの営業にしたら身なりが派手だなと
御用を聞いたら何と外部からの講師だった。
某大学の院生らしいけど、ホストみたいでいまいち。
「講師と言えば中年以上の人」
という先入観が見事に出来上がってる。
そういう私は実習中も足の爪が真っ青で
髪の色もさらに明るくする予定。
ナースサンダルは厚底が久々に登場。

午後になって打ち合わせへ出発。今回も古巣。
おまけに対象の病棟は古巣の隣の病棟。
そこの指導者も知ってるけど
そんなにキレるタイプではなさそうだし。
婦長さんもスタッフに文句言われ放題で
しかもそれが勤務表作成がヘタクソとか
言われてる文句のレベルが低かったりする。
で、上の教員と一緒に詰所へ出向く。

実習の日程を説明したら案の定
殆ど指導者が関われない勤務割りになってて
カンファレンスにも出られない。
指導者も婦長への不満を第三者の私たちがいる前で
堂々と言い出すから驚く。婦長は黙ってる。
学生の背景や性格と実習目的を伝えたら
今度は指導者の反応が悪い。

今回の実習の目的は対象の理解が主で
成人患者の心理・社会面について
考えるのが第一の目的。
患者のあらゆる面から観察して
トータルで優先順位をつけて関わるという
統合された看護過程は目標に上がってない。

ヘタに身体的ケアが多かったりすると
そちらにばかり目が行ってしまって
実習の目的にはたどり着けなくなるから
「できるだけ身体症状とケアが少ない患者を」
といってもいまいち理解がもらえない。
きょとんとして「それって難しいと思います」と言う。
「ケアがない患者は入って行きにくくないですか?」
婦長が挙げた受け持ち候補を見て
「こんな、何もない人たち持ってもねぇ」

そういうこといってると自分のレベルがバレるぞ。
「何もない人」とというのは
治療を淡々とこなして自分の事は自分で出来る
看護者が表立って介入する必要のない人達
を指すんだろうけど、
その人が「何もないひと」だと判断する根拠は?
本当に介入がいらないとしても
いらないと判断するまでにはそれに必要な
観察やアセスメントがされてるんだから
その過程を見るのもひとつの学習。
「難しいと思います」ってもしかして
「学生が学ぶのが難しい」んじゃなくて
「自分が指導するのが難しい」んじゃないの?

「何も(介入する事が)ない人」と
「何も(問題が)ない人」は違うし
何も(問題の)ない人なんていない。
病状は落ち着いてても家庭や社会から離れて
治療を受けてる人達にはそれぞれ
悩みや苦しみは常にある。
忙しい看護婦に言えない人もいる。
患者が言わなければ何も無いのかと言えば違う。
そこの理解のための実習。
べつに理解の難しいおかしな目標だとは思わない。

指導者は病棟スタッフとの掛け橋として
とても重要な役割で、
指導者が実習中に直接関わらないとすれば尚更。
指導者が実習の目的を理解していないと
それが病棟のスタッフには伝わらない。
指導者のかわりに学生に直接関わるスタッフが
実習の目的を理解していないとなると
学生は目的にみあった学習はできない。

実習の目的なんてたいそうなものじゃないと思う。
ひとつの「連絡事項」にはかわりなく
病棟目標とか新人の教育内容とか
「スタッフ全員に周知して関わりを統一をする」
と言うことにおいては何も特別な事はない。
それをきちんとやれる病棟はチームワークはいいし
新人や異動者の教育や患者のケアも
統一してきちんとやれるんだと思う。
実習でいろんな病棟を渡り歩くのが楽しみ。

私も偉そうに言っただけの事はしないと。


2003年05月16日(金)



 無意味な存在はない

平熱2日目。

しぶしぶ電車で出勤する。
今日は上の先生が実習に出てしまってるから
私が自分のクラスを1人で仕切る。
しかもHRなんてあったりするし。
HRでやる事は決まってるから
まだ楽といえば楽なんだけど
それなりには緊張する。

熱は治まりをみたものの咳は全然とまらない。
一日にのど飴をいくつも食べる。
今まで真面目にのど飴なんて
食べたことなかったけど今回は効果を実感。
お行儀はあまりよくないけど
たびたび飴をなめながらお仕事。

こないだ学生に配ったアンケートを回収。
さっそく集計に入る。
みんなそれなりに死について考える機会があって
今回のアンケートも「縁起が悪い」とか
否定的な見方はしていない。
が、「講義に取り上げて欲しい事」の欄に
「患者との接しかた」とかいう
概論チックな事が出たかと思えば
「告知をしなければよかったと思う
事例はありましたか」といった
非常にピンポイントな質問もある。

多いのは「先生の体験談を」という意見。
他には「患者が看護婦に望むこと」
「正しい対応のしかた」というものも。
患者が看護婦に望むものなんて
患者それぞれ違うに決まってる。
「熱が出たから氷枕」的なマニュアルはないし
そういうアートな楽しさが醍醐味なのに。
でも、いかにも学生らしい見方かも。
さてさてどうするかね。

死ぬ場所を問えば1人だけ
ICUまたはCCUって書いてた。
救急に行きたいと行ってた男の子なんだけど
死に場所まで救急?
これから暫く、じっくり読んで楽しもう。
と言う事で集計やら何やらで久々にちゃんと働く。

熱が下がったから抗生剤を止めてみる。
臨床じゃCRP等、データでモニタリングしながら
薬の調節はするけどこちらはテキトー。
ここでやめたらまたぶり返すかなと思いながら
またまた実験してみる。

週末は友達主催のバーベキューだと思い出す。
初対面の男の子達だけど、一度お流れになってて
どんな子達かはさっぱり不明。何着ていこう。
バーベキューなんて久し振りで
よくわかんないけど姫路でやるらしい。
今まで男っ気なかった子が
突然言い出したイベントだから興味津々。
天気予報は悪いんだけど。

このところ携帯の電源は切れがち。
だって、切ってるから。
手が空いた時にメールのチェックだけしてる。
見境無く夜中とか昼間とか電話してくるタケ。
何か用事があるわけでもないので
メールはしてこない。
たまに「ただいまお昼寝中(顔文字)」
というどうしようもないメールをよこす。
もう、3ヶ月会ってない。
全然相手してないのに不機嫌さは表さないタケ。
よけいに不気味。
多分自分が今キレたら終わりだとわかってる。

タケがいて私にプラスになること。
それはしつこいタケを見てウンザリする事で
日々わが身を振り返り
魚を追い掛け回し過ぎないように頭を冷やす事。
それはとっても大事な役割だったりする。

さいてー。

2003年05月15日(木)



 妄想運転

今朝は平熱。

が、咳はひどい。まだだるいし。
電車に乗る気が全然しなくって
またレガおで出勤する。やっぱ車ってステキ。
BGMは魚が貸してくれたFATBOY SLIM。
雨が降ってるけど気分よく走る。
運転中は不思議としんどさを感じないし。

レガおの出動回数も減って距離が伸びない。
魚はしょっちゅう田舎と神戸を往復するから
どんどん距離が伸びるし
度々の大移動に嫌気がさしてるらしい。
私が「毎日運転三昧で羨ましい」と言ったら
「俺の運転手になるか?」と言う。大変結構。

毎日魚を乗せてウロウロして
BGMになるCDは備品として経費で買って貰う。
魚が働いてる間にCD買いに行ったり
車洗ったりして過ごす。
ご主人様は「備品は1ヶ月1枚までな」
ってケチな事を言われる。
で、魚が仕事終わる頃にコンビニへ行って
冷たいビール買って魚をお迎え。
で、魚は帰り道でビール。
私はCD聞きながら運転。もう、最高やん。
朝っぱらからそんな妄想をしながら通勤。
アホすぎる。

アホなのに風邪をひいてる私は
今日も今日とてあんまり頭が働かない。
午前中をぼんやり過ごして午後から教務会議。
教務会議は単位認定の話で
各短大・大学を卒業してきた学生が
教養で取った単位を認めるかどうか
話し合って認定をする。
が、明確な基準がないのに驚く。

うちの学校の教育課程内容と
学生の出身校の教育課程内容を
照らし合わせて考えるるんだけど
心理学と哲学の認定がいまいち納得いかない。
大学で哲学「史」の単位をとってて
うちで単位認定を申請した学生は却下されてた。
それは当然。哲学の内容と歴史は別物。

哲学の分野で看護と切り離せないのが死生観。
特にターミナルの講義を担当する私にしたら
全てのベースになるのが死生観で
倫理も切り離せない。
が、ふつーの短大でそこを突っ込んでやる
内容の講義をしてる所は少ない。
だから中途半端に単位なんて認定して欲しくない。
学生には恨まれるかもしれないけど
新人の分際で口を挟んで認定を阻止する。
心理学もカウンセリングは外してほしくないし。

身体は昨日よりいくぶんか楽だけど
本日も定時で退散。
昼過ぎから台風かと思うくらい
雨風がひどいんだけど車なので関係ナシ。
外は雨で大渋滞だけど車の中は
ブライトン・ビーチ。
魚と野外ライブとか行って見たい。
お外で気分よく飲んだくれるのだ。帰りも妄想。

帰って熱はかったら、まだ微熱はある。
抗生剤、内服は3日目が評価日。
本日は2日目で微妙なところ。
でもLVFXでダメな風邪って気持ち悪い。
風邪の主である魚にメールしてみる。
お返事は「見事にうつったな。
俺はおかげでだいぶ楽になったよ。
治療法は2週間、鼻水鼻詰まりに耐えることです。
お大事に」

そうさ、君を楽にしてやったのはこの私だ。
「お大事に」って、魚から初めて聞く言葉かも。
少なくとも一緒に臨床にいた頃は聞かなかった。
よく考えたらサイテーやわ。
明日、熱下がらなかったら真面目に医者に行こう。
魚の主訴は鼻水鼻詰まりなのに私は咳だし。
好きな男からもらった風邪が治るのは
じつはちと寂しかったりするけど。

変態はなおらない。

2003年05月14日(水)



 熱発と入浴

起床時ですでに熱は37度。

喉の痛いのはだいぶ治まってるけど
熱は日中、間違いなくもっと出る。
トランサミンは見限って
お手持ちのLVFXに手を出す。
臨床時代はあっさり手に入った抗生剤も
今となっては貴重なお薬。

今日は実習の打ち合わせがあるから
午後から古巣へ遠征予定。
移動が楽なようにレガおで出かける。
ただでさえ熱があるのに駅まで自転車とか
駅から職場まで歩くなんてイヤすぎる。
おまけに電車は坐れる保証がないし
発駅も着駅も田舎でエスカレーターがない。
たとえ渋滞してもレガおの革シートに
ぼけっと収まってるほうが絶対楽。

解熱剤の手持ちがないので一日ふわふわ。
頭は全然働かなくて一日ネットして過ごす。
しかも小さい字のニュースなんて見る気しないから
この日記の過去ログをダラダラ読み返しては
あんな事があってこんな事があってと
約1年を振り返る。
それ以前の日記はROMに落として
ネットからは削除してある。

見返してみて、まぁ本当にウジウジダラダラと
同じ事を考えては落ち込み
むくっと浮き上がったと思ったら、
今度はやたら強気な事を言ってみたり。
起伏が激しいながらも良く頑張ったなとも思う。

何とか午前中をやりすごしてお昼過ぎ。
外部講師として古巣の婦長がやってきた。
お茶を出して学生背景の説明をちょろっとして
・・・あとは雑談。
知ってる人と仕事するのってちょっとテレくさい。
学生の前で婦長を紹介するのも何だか変な感じ。

その後はいよいよ古巣へ向けて出発で
更衣室とロッカーのカギをもらう。
3月末で一旦は返したカギがまた手元に。
久々に白衣着ていつものエレベーターの前に立つ。
白衣は臨床時代にもらったものだから
古巣スタッフとデザインは一緒。靴も一緒。
が、私の頭にはナースキャップが乗っている。
で、いきなり後輩に会って驚かれる。

先輩に渡す手紙があったので古巣へ立ち寄る。
ついでに忘れてきたボールペンを借りる。
で、婦長さんたちに会う。
「痩せたんちがうの?」とか
「キャップってやっぱり初々しいですねぇ」とか
それぞれに感想を頂いてちょっと和む。
そう、頭に乗っけてしまえば
キャップは自分では見えない。
が、ピンで留めてる違和感はしっかりある。
それ以上に傍目からみると非常に目立つ。
知りあいだらけの院内を
来週からこの格好でウロウロするのだ。

打ち合わせの対象になる病棟は
今まで縁のなかった病棟で新鮮。
病棟ごとに棚の置き方から小物の位置まで
全然レイアウトが違う。
思わずキョロキョロと見回す。
患者選定となるとカルテから情報収集。
とっても好きだったCTの所見用紙とか
フローシートとかアナムネシート。
カルテの中身を見ると懐かしさでいっぱい。

指導者と打ち合わせをして
細かい実習の流れを詰めるんだけど
悪く言えば仕事の押し付け合いみたいな所もある。
オリエンテーションは誰がするのかとか
指導者がいない日はいつかとか
実習中に教員がどれぐらい関わるのかとか
言葉じりは穏やかだけど
結構緊張感のあるやりとり。
上の先生曰く、病棟ごとにカラーは全く違うらしい。
それを把握していくだけでも大変かも。
私が関わる実習はいよいよ来週。

帰る頃には熱発の自覚はハッキリしてて
帰って熱をはかったら37.6度。
さっさとご飯食べた後、お風呂入るか迷う。
昨日は喉が痛くて、もっと悪くなったら
困るかなと思ったから入ってない。
今日入らないのはさすがに気持ち悪い。

さらに熱発した状態での入浴が
実際どんな感じかちょっと興味あり。
で、シャワーをしてみる。
その最中は思ったよりしんどくない。
結果:熱は38.3度。
やはり熱発しての入浴はよろしくないです。

今日も捨て身。



2003年05月13日(火)



 戴帽式は必要か

看護の日。

喉が痛い。頭重い、食欲ない、鼻水も出る。
どうやらちゃんと風邪をひいたらしい。
魚にもらったトランサミンを飲みながら
これで熱が出たら抗生剤やなぁと。
朝ご飯をむりやり押し込んで
通勤電車の中でも爆睡。

頭はボケボケでまったくやる気なし。
ちょうど学会の申込書が届いてたので
それを書き上げてお金の準備をして・・・
と、午前中はそれだけしかできなかった。
まわりの先生はみなさん実習前で
忙しそうに準備をしてる。

それでも何とかお昼になって
弁当を食べたら味はわかる。
が、醤油とか酢の物とか調味料が喉にしみる。
しまいめにはご飯飲み込んでも痛くなってきて
うんざりして食べるのをやめる。
トランサミン、使えん奴め。
っていうか最初から抗生剤飲めって?

午後からレギュラーコースの戴帽式を見学。
私たちの学校は戴帽式はなし。
生協に届いたキャップをもらって
名簿に受領印を押してそれでおしまい。
ナースキャップ廃止への流れから
戴帽式もなくなりつつあるところで
うちの学校のこの学年は
戴帽式にものすごく拘ってて
準備からかなり熱が入ってたらしい。

私もせっかくの行事だからと見学させて貰い
式次第を見て、流麗な手書きの文字に驚く。
で、中にあったナイチンゲール誓詞は
初めてまともに見る文言で
ナイチンゲール賛歌に至っては
今日初めてその存在を知った。

私はものめずらしさ全開で
「へぇー、ナイチンゲール誓詞って
こういう内容だったんですね」とか
「ナイチンゲール賛歌って
わざわざ歌まであったんですねー」とか
無知にも程がある事をしゃあしゃあと言う。

それを見たベテランの教員が
「へぇー、知らないってそんなご時世なのー」
とまた驚いてる。
看護単科の短大を出た先輩は
戴帽式はなかったものの
卒業式でナイチンゲール誓詞を読んだらしい。
うー、そんなもの覚えなくたって
立派に臨床勤めてたぞー。
脈々と受け継がれる「看護覚え書き」も
「買わされた」けど読んでない。
うちの学校は併設の大学と合同の卒業式だから
看護向けの「何か」は全くなしで
燭台つきのナイチンゲール像はあったけど
ただの置物で一生ガラスケースの中。

だいたい、誓詞も賛歌も
人のために尽くすとか殉情だとか奉仕だとか
そういう古臭い言葉があちこち出てきて
看護を純粋な職業で自己実現だと
捉えてる私にはいまいち馴染めない。

今回はナイチンゲール誓詞を元にして
学生が自分たちの言葉で練り直した
誓いの言葉を述べてた。
そっちのほうがよっぽど
思いも伝わるし人間味があっていいと思う。
戴帽式が終わってから、
上の先生や部長に声を掛けられて
式の感想を聞きたいという。

いちおう世間の流れも鑑みて
戴帽式を続けるかどうか検討中らしい。
で、色んな人に意見を聞いてる。
本音で言えばどっちでもいい。
が、今回みたいに看護に対する姿勢を
自分たちの誓いの言葉として確認したりという
前向きな収穫があるのなら
とてもいい機会だと思う。
学生以上に父兄に人気の行事かもしれない。

厳粛なお式なので正装は白衣で
風邪ひきの私といえども
カーディガン着用は許されない。
おまけにキャンドルサービスをするから
分厚いカーテンが閉め切られて日の光も入らない。
寒い講堂に半袖白衣で小一時間。
終わる頃には悪寒から熱感。ヤバし。

定時で逃げて帰るのに駅まで歩くのもしんどい。
電車の中でゲホゲホ咳をして、
ハンカチで鼻水をおさえて家へたどり着く。
で、熱をはかったら37.4℃。あちゃー。
魚は風邪ひいてても熱は出てなかったのに。
あ、でも部屋に体温計落ちてたな。
ありがたくない頂きもの。
でも魚からもらったモノだから
いっそのことじっくり育ててみようか?

捨て身の変態。

2003年05月12日(月)



 男の肩書き

雨の音で目が覚める。

本日いちおうバイト予定の魚。
目覚ましで起きるも「さむいな」と言って
隣の部屋から掛布団を出してくるから笑う。
で、また布団にくるまって2度寝。
外は雨がザーザー降ってて出かけるのが億劫。
昼ぐらいまで一緒にいられたらいいなと思う。

結局昼までウダウダと過ごして
魚にバイトの仕事がないと判って
今日はまる一日ヒマになる。
さらにダラダラとTVを見て「昼飯行こう」
と言われてお支度に入る。
一緒に歯を磨くと照れくさい。
魚がヒゲを剃るのをシゲシゲと眺める。
何だか、「お泊りした」という実感がグっと。
といいながらもう、添い寝歴1年以上。

何故か魚宅には傘がなく、一緒に私の傘に。
魚が傘を持ってくれて
それにくっついて歩くのが嬉しい。
お昼は昔から美味しいと評判の
魚が通ってたお店に連れて行ってもらう。
運転はずっと私だから魚はまた昼間っからビール。
完全にダメ人間モードだけど
お休みで緩みきってる魚を見るのが結構好き。

そこの店に「洋風おじや」というのがあって
ホワイトソースみたいなスープで
ベーコンとかが入ったおじやになってる。
魚が少しわけてくれたけどすごく美味しい。
ちょうど、ゲレンデの食堂で
こういうメニューあったら最高やなと言ったら
魚も大いに賛同。
「おじや」をしょっちゅう「おやじ」「おやじ」
とベタな呼び方にする魚は
結局店の人に「おやじ」とは言えず。
中央区なのに店の軒先にツバメの巣を発見する。

そこで「ヒマやなー、何しよう」という話になって
とりあえずマイルCSを買いに行く。
で、2人でオヤジにまみれて馬券を買って
あっさり外して言葉も無くまた雨の中。
そこからハーバーへ。
魚がPC用のピッチが欲しいというから
ソフマップへ行く。

ハーバーのソフマップといえば古巣の人間も
魚の先輩・後輩・友達もウロウロしまくってる。
あえてそこへ2人で行くスリル。
魚はどう思ってるのかしらないけど
私はまた悪い癖で色々考える。
堂々と出かけるなんて、あっさり「友達」とか
言っちゃえるからなんだろうか???

日曜とあって店員さんの勧誘もしつこい。
店員さんと話すとき、たいていタメ口の魚。
今日も若い子相手にポンポンとモノを言う。
堂々としてるよりは子供っぽく見える。
で、考え込む魚を見た店員は何を思ったか私に
「ねぇ〜押して下さいよ〜」って。
そんな筋合いはサラサラありませんことよ。

後はゲーセンにつきあって、
結局魚がしたい事に一日ついてまわった私。
多分魚1人で過ごしてもこんな感じの休日で
何だか観察日記みたいで楽しかったりもする。
スタートが遅かったのですでに夕方。
一緒に行きつけだった居酒屋へ。

競馬用に魚と買った新聞に載ってた記事
「女性は僕の肩書きを見て態度が変わります。
あからさまにチヤホヤされたりしてると
彼女達は僕の肩書きにしか
魅力を感じてないんだなぁとイヤになります。
結婚なんてできそうにありませんBy司法書士」

それを見た魚のコメント
「男は肩書き込みでなんぼやろ」なるほど
「自分は性格が悪い」と開き直れる魚ならでは。
そういう強さがない奴は
勝手に自意識で潰れればいいし
肩書き意外に魅力を感じない女が悪いのか
本当に肩書に勝る魅力を出せない男が悪いのか。
肩書きに群がる女のせいにしながら
肩書き以上の魅力を磨く努力をしてない
ちっさい男の言い訳のように聞こえる。
そういう奴ほど本音では肩書きに拘ったりして。

自分が努力して手に入れた肩書きなんだから
自分の長所なんだと堂々としてればいい。
それに甘えすぎれば、周りはちゃんと見破る。
まぁ、魚ほど強気に出た場合
それはそれで鼻につくときはあるんだけど。
→どっちやねん。

まるまる2日一緒にいたから
取り立てて話すネタも尽きる。
それでもまったりごはん食べて飲んで。
先週から喉と鼻の調子が悪い魚。
今朝から私も調子が悪い。特に喉。
風邪が感染ったのかな????
私は魚の週末を丸ごともらって、
おまけに風邪もついてきた。
魚はいちおう心配してくれて薬をくれる。

ずっと一緒だった週末もおしまい。
別れ際、魚は「おお、はよ風邪治せよ」
「帰り捕まるなよ」「気をつけてな」
いつもより沢山言葉をくれて嬉しい。
週末に何も予定のない魚なんて多分珍しい。
私と一緒にいたいと思ってたかかはわかんない。
でも、暇つぶしの相手でも一緒にいられるのが
本当に嬉しい。

それって、本質的には独り善がりなんだけど。

2003年05月11日(日)



 交尾牧場

緊張してるのか何なのかあまり眠れず。

が、外は快晴で化粧ノリもバッチリ。
非常にご機嫌で出かける。
魚はどうせ夜更かしだろうと思ってたら
案の定昨日3時まで飲んでたらしい。
集合時間から逆算して電話したら
見事に寝てた。

三宮で待ち合わせして
普段は乗らない阪急で梅田まで。
会うのは一週間ぶりだけど
あいかわらず愚痴はすぐにたまる環境の魚。
今日も電車の中でひととおり言いたい放題。
面白いからうんうんとう頷いて聞くのみ。

去年、一緒にシティーボーイズ見に行って一年。
「おお、あれから一年か」と魚が言ってて
今年も一緒とは、本当に思わなかった。
去年と同じ様に眼鏡を預かる。
去年はシティーボーイズ見て「アメリ」を見て
ご飯食べてから「カラー・オブ・ライフ」を見た。
今年はあんまり「これ」という映画が
ないなぁというのが本音。

お昼を食べるのに迷う。
結局プレミアマックを食べてみよう
と言う事になって2人してマクド。
そこで時間いっぱいになってしまって劇場へ。
席がまた去年と似てる。が、何列か前進。
遥か下の方までお客は満員で
いったい何回見たらあのあたりへ行けるんだろう。
内容は相変わらずで、あっという間の2時間。
こうなったら、来年もまた見にきてそう。
実際、リピーターは多そうだし。

劇場を出てテアトルへ行って、映画を物色。
やっぱりイマイチ。
とりあえずはお茶して買い物。
今まで何度か魚とウロウロして
実際に買い物したのは初めて。
イチャイチャ一緒に見て周らず、
ドライに解散して用事が終わったら連絡。
魚はTシャツ買って、私はベルトを買う。

で、やっぱり何か見ようという事になって
今日から始まる「セプテンバー11」を見る。
お互い、映画の趣味が偏ってる。
去年も見たいと言ってたのは
「あさま山荘」と「KT」だったりする。
夜更かしの祟った魚は途中で寝てる。

「セプテンバー11」は短編集で
同時多発テロを各国の監督がそれぞれの視点で
映画を作ってそれが11人。
短編を11本見たら全部は覚えきれない。
それでも魚とどれがインパクトあったかとか
色々話して過ごす。

どっからどう見てもデートな2人。
純粋にそのシュチエーションを楽しむ。
大阪の地下でものすごい巨乳娘が
ベアトップ着て歩いてて「すごいなぁ」って
見とれて、ふと魚を見ると魚も見とれてたり
売り物をいじったり。
一緒に競馬新聞を覗き込んで
「あーでもないこーでもない」とはしゃいだり。

ただ単に一緒にいるだけじゃなく
イベントがらみで会う2人だから
それなりにインパクトはある。
だから魚には私と遊んだ記憶は
沢山残ってると思う。
が、イベントのインパクトが強すぎると
「あれ面白かったけど誰と行ったっけ?」
になってしまう。大変困る。

三宮に帰ったらもう22時で軽くご飯を食べる。
元々寝不足の魚は先週から風邪もひいてて
ちょっとしんどそう。
私もあっさり帰るしかないかなぁと思ってたら
「うちでお茶飲んでいくか?」と言ってくれる。
寂しいらしくゲーム機が増えてる。
競走馬育成ゲームで魚所有の牧場の名が
「セ〇−ス牧場」←あほ。
ま、牧場は馬がエッチしまくって
増える所だからそのまんまなんだけど。

週末に魚宅にお邪魔して
夜のうちに帰ったためしはほとんどない。
結局お泊り。久し振りに着替えも借りる。
朝から会ってそのままお泊りは初めて。
で、魚とUターン就職した後輩の話になって
「その後輩が残したスタッフが寂しがってるらしく
何を思ったか魚に電話してきた」と魚自ら話す。

で、「俺いつのまにか番号教えてたみたい」
「また遊びに来いとか言ってたの
真にうけたかな、留守電入ってたわ」って
何なんそれ。
魚がその子を相手にするわけがないと
わかっててもやや気分悪し。
それを露骨に出すのも悔しいから
「刺されん程度に頑張って」と意味不明のコメント。

女の道は難しい。

2003年05月10日(土)



 感涙

今日は久し振りの有給

と言うわけで昨日はしっかり酔っ払って寝た。
のに、朝7時に爽やかにお目覚め。
昨日の豪雨がウソみたいにいい天気で
ライブ日和や〜。別にお外ではないんだけど。

午前中は明日着ていく御衣裳の選定。
こないだ買ったスカートは決定で
さて何を合わせましょう。
最初着ようと思ってた
黒いカシュクールのブラウスは
急遽決まった石野卓球@京都メトロに
出番を変更。
お供はカッコいいベージュのパンツ。
想像以上に小尻に見えて感激。
テクノ系イベントはやっぱり
カッコよく行きたい。

そういえば昨日ぴあに
チケットを取りに行った時、店員にやられる。
端末をたたいて照会してくれて
内容を読み上げるのはいいんだけど
「石野卓球」のアクセントが全然違う。
受け付け嬢よろしくバッチリ化粧して
可愛い制服で鈴の鳴るような声で言うんだけど
本当に笑うしかないイントネーション。
テキストで表現できないのが悔しい。
で、チケットが出てきて内容を読み上げて確認。
そこでまた「石野卓球」。笑っちゃいけない。
予約票を書いてまた確認
「石野卓球」笑っちゃいけない。拷問に近い。

明日はいちおう劇場だから可愛くスカート。
爽やかに白いカットソーとカーディガンにする。
今日のうちに爪も塗っておく。
綿のスカートに皺がいってたから
ちゃんとアイロンもかけて準備は万端。
アイロン触ったのなんて何年ぶりだろう。
今日はeastern youthだからTシャツにジーンズ。
半袖じゃ寒いので下に7分のシャツを重ね着、
ウエストバッグを斜めにしょってスニーカー。
とても28歳の教員には見えないお姿。
実習中、このスタイルで出勤してみようかな。

チキンジョージは18時OPENで整理番号は200番台。
早く言っても待つだけかなと思って
ちょっと時間過ぎてから行ったら
前に客がほとんどいない。まだ18時10分。
今までなら客がズラっと並んで
イベンターの人が大声で番号読んでるのに。
しばらく様子見てたら、「チケットある人入れます」
え?もうみんな入ってる?10分たらずで?

恐る恐る入ったら中はガラガラ。
前の柵に張り付いてる人の間も隙間だらけ。
かつての即日完売の勢いはどこへやらで
ちょっとショックを受ける。
古いTシャツ着てる人もいない。
何で?今も昔もカッコいいやん。
それでも40分頃にはまずまず人が増えて
フロアはちゃんと埋まって安心する。
何で私が安心するんだかわからないけど。
ガラガラなのであっさり最前列。

ライブが始まってしまえば他の客の数なんて
どーでも良くなってしまった。
いいものはいいし、全然衰えたとは思わないし
みんな楽しそうにしてる。
昔酸欠で倒れたほどの熱気はないけど
今回初めてライブで涙腺が緩んだ。
「青すぎる空」のイントロでぐっと来て
一緒に歌いながら涙が出た。歳かな?

eastern youthのライブは6回目で最初は99年。
MCで吉野氏が年齢の話をしてたけど
みんなそれぞれ歳を取るんだと
当たり前の事をしみじみ思う。
楽曲自体も好きだけど演奏してる姿や
MCが最高で大笑いもするし、しんみりもするし
グサっと刺さるような言葉も出る。
本当にいいライブをやるバンドで飽きない。
私がライブに行きはじめて
たくさんのバンドを見て来た中で
唯一、ずーっと追いかけつづけてるバンド。
これからも、ずっと好き。

明日からまた頑張ろうと思った夜。

2003年05月09日(金)



 女優学生とずぶ濡れ教員

雷で目が覚める。

すんごい雨が降ってるらしく
樋から溢れた雨水がダイレクトに
地面に落ちてる音がしてる。
こういう日の電車通勤って最低。
ずっとこの勢いでは降らないだろうけど
せめて自分が自転車に乗ってる間は
どうにか普通の降り方であってほしい。

ハネが上がるから今日はパンツは履けない。
いつものパンプスも革だから無理。
濡れるのは覚悟で、乾きの早いミュールにする。
で、早めに準備して
雨の勢いが弱くなったところで出撃。
しばらくはいい感じだったのに
駅までの中間地点で「バケツひっくり返し降り」。
もう、下からも雨が降ってる状態で
傘が役に立ってるのは肩から上だけ。
自転車を降りる頃には太ももまでびしょ濡れ。

自転車置き場から駅まで歩くのも
水溜りを避けると言うよりは
出てる地面を探して歩く。
通勤時間帯でたくさんの人がいて
みんな少ない地面を探して歩くから
車のように人が渋滞してる。
で、やっとこさ駅に着いたら駅舎の中にも池。

工事中の仮駅舎なんだけど
水が入って抜ける所がないから
改札機の前に巨大な水溜り出現。
みんな必死で地べた探して歩いて来たのに
最後の最後にこれ。渡らないと電車には乗れない。
私はミュールなので開き直ってザブザブ渡る。

電車の中も傘から流れた水で水溜り。
電車が揺れると川になって流れる。
電車を降りたらやっぱり大雨。
もう、開きなおったままザブザブの道を歩く。
職場に着いて上履き用のサンダルに履き替えて
乾いた靴が履ける幸せを味わう。

続々と出勤してくる先生方は
言うほど濡れてないしパンツスーツもいる。
「もう、だめだと思ってタクシーに乗ったのよ」
クリーニング代とタクシー代、
確かにクリーニングの方が高いかも。
どっちみちびしょぬれ覚悟の私はコストゼロ。
私がケチなのか上の先生が優雅すぎるのか
基準が全然わからない。

始業前になって学生から電話がかかり始める。
「バスが遅れてます」「風邪ひきました」
「駅に着いたんだけどびしょ濡れなんで
一回帰ってバスで出直します」・・・???
びしょ濡れで着替えに帰る?駅まで来てるのに?
遅刻までして着替えに帰るって
お前は女優かと突っ込みそうになる。
その出直しに使う予定のバスは遅れてるし。
状況の判断が甘すぎる。
聞き逃した講義は返ってこないけど
とりあえず学校に来れば着替えぐらいあるのに。
ずぶ濡れでやってきた私って何?

今週は今日働いたらお休み。
明日は有給とって昼間はのんびりして
夜はeastern youthのライブ。
もう何回目になるだろう。
泥臭いオッチャン達だけどとても好き。
で、土曜はシティボーイズ。今年で2回目。
変態オヤジ達だけどとても好き。
今日は豪雨でも週末は晴れらしいから
とっても嬉しい。

ゴールデンウイークだ。

2003年05月08日(木)



 類友

今日はいつもと違う車両。

あのオバサンは
今日は誰にもたれてるんだろう。
私がいないのが自分のせいだとは
多分思わないだろうし
隣に坐らなければ済む話を
わざわざ車両を変える私もねちっこい。

バックストリートボーイズ活動停止らしい。
結構好きでアルバムも全部持ってるけど
もう、十分なんじゃないの?
アルコール依存症に病気や結婚と
みんなのペースが合わなくなってきてるし
こんなんなら来日公演行っとけば良かった。

住吉大社のイベントのプレオーダー、
ハズレのお知らせが来てがっかり。
WIRE03の出演者が発表になって
電グル名義のアクトがなくてこれまたがっかり。
ついでに「5月末に卓球が京都でDJ」
というイベント発見。
@ぴあで見たら残席わずかで
魚なら絶対飛びつくイベント。

大急ぎで魚に電話するけど繋がらない。
普段ならとっくに仕事終わってる時間なのに
何してるんだかとイライラ。
電話予約受付のタイムリミットが
近づいてるから何度かかけ直すけど繋がらず。
しばらくして魚から電話がかかってきた。
今までコールバックしてきた事なんて
無かったから驚く。
で、事の次第を説明したら「おお!行く行く」。
見事に釣れた魚。

「今日は珍しくこの時間まで働いたんや」と魚。
アンギオもトラブルがあって
久々にイヤな汗をかいたとの事。
用事だけの電話かと思いきや
魚が一日の報告をするのは珍しいから
聞き役に徹する事にする。
話を聞きながら「早くぴあに電話したいのに」
とか勝手な事を考える。

ずっとほったらかしていたカードの請求書。
かなりの金額になってるのはわかってたけど
ついに開封してびっくり。13万円也。
定期を買ったり3月に本棚やスーツを買ったのが
一度に回ってきてて
本当ににっちもさっちも行かない。
ノートPCはボーナス払いにしてるけど
当座の事を考えると鼻血も出ない。
お役所仕事のおかげで定期代が入るのは
7月ごろだとか言うし。

でもでも季節が進んで
夏用のキレイめ服も欲しくなってるし
どんどんライブの予定も入るしで
節約モードには切り替わる気配なし。
と、本当に他人事のように言ってるし。

友達のダンナがバートンのブーツお買い上げ。
やはり私とお揃いのSNAKEはイヤらしく
夫婦そろって意地っ張り。
まぁ、バートンのブーツも
DEELUXには負けない質だけど。
で、その妻である友達は
他人とカブらない事を優先すると
DCぐらいしか行き場がなくなってきている。
おまけに22〜23センチの小足。
そうなるとブランドも限られるし
モノの動きも早いのだ。さぁてどうする?

ボードバカの友達はボードバカ夫婦だ。

2003年05月07日(水)



 グロテスク立夏

立夏は朝からいきなり暑い。

ずっと羽織って出勤してた
春物コートは今日から留守番とする。
で、連休明けでぼーっとしてたら
いきなり遅れそうになって
必死で駅の階段登ったら汗をかく。

電車のメンツもだいたい固定。
が、ひとり迷惑なおばちゃんがいる。
電車で爆睡するのは勝手なんだけど
とにかく、人にもたれかかる。
最初は私の向かいに坐ってる事が多くて
その頃から隣に坐った人は
たいていイヤそうにしてた。
おまけにスカート短めなのに大股開きだしで
「典型的なだらしないオバサン」
のイメージが鮮明。

で、何を思ったのか最近その人が
私の隣に坐り出した。先週の金曜も今日も。
で、当たり前のようにもたれかかる。
こっちがちょっと身体をずらすと
一瞬は座りなおすんだけど
ものの数秒でまた一緒。イライラする。
先に降りるならまだしも、私が降りるまで
まったく起きる気配無し。気分悪い。
私が降りた後におじさんが坐ったけど
彼もまた犠牲者の1人になると思われる。

今日は待ちにまったマンソンの新譜発売。
さっさと仕事を終わらせてタワレコへ。
仕事帰りにタワレコに寄るのは初めてで
記念すべき初寄り道がマンソン。
店に入ったら正面においてあってPVが流れてた。
しばらくまともにスカパーチェックしてないから
PVに釘づけ。最初から最後まで
かじりつきで見る。
ジャケットは一時に比べたら本当に普通だし。

CD買った後はよせばいいのに服を見に行って
34という驚異的なサイズのパンツを見つけ
やめときゃいいのに試着して
案の定ぴったりでお買い上げ。
今月、服にいくら使った???
で、いそいそと帰って開封。
今までだったら車で帰るのに
駐車場で開封して早速聞いてたのに
今となっては帰るまでお預け。

ツィギーが脱退してしまって
本当にどうなるかと心配したけど
音を聞いて安心、ちゃんとマンソン。
曲の展開やアレンジにバリエーションが増えても
あのギターの感じとかマンソンの声は変わらない。
何が好きって、多分あの声。68分間マンソンを堪能。

特典でついてたDVD。
色んなコンテンツが入ってるのかと思えば
映像作品が1話入ってる。
多分、好き嫌いがわかれるかも。
けっして一般受けはしないし
子供には見せたくない雰囲気の映像作品。
前作は質とは別に商業的には失敗。
さてさて今度は????

奇しくも魚からメール。
「コロンバインでぼうりんぐ見たよ。」
連休中を神戸で過ごして、今日は田舎で働いて
夜にはまた神戸に出てきてるなんて
結構ブルーなんかな。
ちょうど香川の友達が讃岐うどんを送ってくれて
ブーム前からうどん好きの魚と
パーティーしなくっちゃ。

今日から目覚ましマンソンでおやすみもマンソン。

2003年05月06日(火)



 悪態

今日もまたいい天気。

「本日こそ講義の準備を!」と思って
とりあえず起き抜けから気持ちを張る。
が、昨夜たらふく飲んでおやつを食べて
朝ご飯なんて食べる気がしないから
また布団から出ずそのままビデオ鑑賞。

学校の視聴覚教材棚にあったビデオで
「死の看護論」語るのは寺本松野先生。
ビデオのパッケージを見て驚く。
内容は20分で値段は3万円???
裏ビデオでももうちょっと安いよなぁと
不謹慎な事を思いながら
ありがたく拝見する・・・。
が、優雅すぎる語り口に誘われて
たった20分の途中でも眠くなる。
学生がじっくり見るのは無理かも。

借りてきたビデオがあと3本。
これまたいずれも20分3万円。
3万円のBGMで寝ちゃったら一日台無し。
というか、私はカバンにビデオ4本で
12万円相当の品物を仕込んでウロついてたのだ。

講義前に学生に答えてもらうアンケート作成。
死にまつわる経験とターミナルケアへの
興味の度合いを知るのが主な目的で
ついでに自分の死について
ちょっとは考えておいて貰おうという目的もある。
同じアンケートを親にさせたら縁起が悪いと不評。
やっぱ、素人って言うのはこんなもん?

自分の親が80歳超えてて
今まで病気もしたし葬式にも出てるくせに
「棺おけに入れてほしい物はなんですか?」
とか言う文面に退いてる。
「あんた、こんなん人に書かすの?」
娘の職場の本棚が「死」の字で埋まってる事や
先月まで患者と葬式やお墓や
寿命の話をしてた事なんて知る由もない。

今日は一日携帯の電源を切ってた。
もう、タケが電話してくるのがイヤでしょうがない。
昨日も夜中1時過ぎてから
「5月27日に椎名林檎のDVDが出る見たいやで」
というメールが入ってて無視。
それが夜中1時に言わなあかん事か?
疲れや寝不足を心配してると言いながら
やってる事は一貫してないから
「最初は色々気がつく世話好きな子だなぁ」
と思ってたのが、今はたいていウソ臭い。
音楽情報なんていちいち教えてくれなくても
ネットで最新情報仕入れてるし。

学会だといえば会の真っ最中に電話してきて
出ないとメールで「今何してる?」
「会長の挨拶」と返事すると
「眠そう〜ダルそう〜面白くなさそう〜」
好きで行ってる学会が、眠くてダルくて
面白くないわけがない。いちいちイライラする。
電話をしつこくして来る割にはメールはなし。
要は伝えたい用事もないわけで。
話したら話したでつまんないから
声を聞きたいとも思わない。
もう、別れるしかないんだけど
元々は荒っぽい子だから会って話すのも億劫。

イライラはさておき、明日は立夏。いよいよ夏。
またひとつ冬が近くなるのだ。
マンソンの新譜も出るしで
お金もないのに気分は盛り上がる。
連休明けの1週間を何とか乗り切ったら
後は刺激満点の実習デビュー。
退屈とは無縁で行けるかしら。

阪神が20勝一番乗り。今年こそは!???

2003年05月05日(月)



 連休中日

今日もいい天気

この連休で講義の準備をしよう
と思ってたけど全然進まない。
起きたら昼で、のんびりごはんを食べて
今日は天皇賞を見ようとか思ってたら
明日が月曜の祝日と思い出す。
→散髪に行かねば。

明日は月曜で店が休みとなると
今日中に散髪に行かないと
来週末のシティーボーイズのライブに
伸び放題パーマで行かないといけない。
それはイヤなので急遽散髪に行く事に。

が、今から行ってもどうせ激混みで
競馬が見られなくなるから
競馬が終わってから行く事に。
ちょうど昼過ぎに入った客が出る頃になるし
と、勝手に予定を立てて
競馬が終わってから出かけて
店についたら5時半。
平日ならまだ受け付け時間内なところが
今日は休日で受付は5時終了。がーん。
相談してパーマだけしてもらう事に。

今回は初めてANDREW.W.KのTシャツを着て
お外に出る。堂々と電車にも乗る。
黒のチビTでピンクの字で「A.W.K」
と書いてあるTシャツで、知らない人には
鼻血野郎Tシャツとは絶対わからない。
店のパンク好きの美容師の子達は
店に入った私を一目みて寄ってくる。
「きゃーレガおさん、先生のくせに鼻血T〜」
やはり、内輪ウケは楽しい。

今回は夏目前と言う事でちょっと様子を変える。
長さは殆ど変わらないんだけど
かなりたくさんレイヤーを入れて
全体の量も減らしてみる。
4月1日にオーナーが言ってた
首周りで一度ラインが締まる髪型に挑戦。
パーマの巻き自体はかなり緩くなってる。
という事で、かなり大人しくエレガントな感じ。
で、お召し物は鼻血Tシャツ。

結局競馬は荒れて6番人気が一着。
ダントツ一番人気の馬は馬群に沈んで
審議になったものの着順は変わらず。
一番人気の馬で間違いないだろうと
太鼓判を押してた魚も多分外してる。
で、その魚が夜にメールをしてきた。

「連対すると思ったのに・・・。」
基本的に穴馬狙いという魚は一番人気も外れ。
確か去年も「明日は〇〇からいっとき〜」
とメールしてきて見事に外し
夜にフォローのメールが入った事があった。
今回も同じ動機でのメールと思われる。
人間様は予想を見事に外した所で
某ニュースバラエティ番組の競馬予想犬が
見事に単勝を当ててたりする。

国会議員同士のプロレス対決。
椅子や机が飛び交ってレフェリーもケガして
反則技の応酬だったらしい。
反則技とはスポーツには相応しくない
「卑怯な技」ということで、
それを繰り出し合う人間が
真っ当な政治家だとは思えない。
プロレスやるのは大いに結構だけど
場外乱闘に反則だらけって最低。
それを選挙民の手前も考えずにやれる
理性のなさに呆れる。
格闘技はスポーツであって、ケンカじゃない。

お楽しみのスペインGP。
スペインと言えばいつかのマンセルVSセナの
サイド・バイ・サイド。それももう10年以上前。
お酒もおやつも買い込んでスタンバイ。
いきなりライコネンが「どっかん」で、
さらに「今日勝たないと」と画面にかじりつき。
スタートは普段通りイヤらしく後続の前を塞ぎ
1コーナーでは非道に周りを締め出す。
さすが兄貴。

しかしまぁ、アロンソの頑張る事。
いまやウイリアムズがかすんでしまって
ライコネンだけが期待の星でもない。
毎年ちゃんと注目の選手が出てくるところが
さすがはトップカテゴリー。
見事に新車は壊れなかったけど先は長い。
シーズンはこれから。

明日こそ、働きます。

2003年05月04日(日)



 葡萄酢

まぶしくて目が覚める。

魚宅は南向きでカーテンの隙間から
日の光が入ってきてる。
ほどなくして目覚ましが鳴って
魚が無意識に目覚ましを切って
また寝てしまった。相変わらず。
朝から神戸に帰らないといけない魚。
一緒にいたいからほって置く。

が、ゆうべからのどの調子が悪い魚。
起きないんじゃなくて起きられないのかな
と思って声をかけたら
ちょっと目を開けて
手を伸ばして私の髪を触る。
その仕草がとても優しくて驚く。

何とか起き出して魚が支度するあいだ
ぼんやり坐ってる。
ふと目をやると足元雑誌があって
何かなと手にとったらエロ本。
「見事にハダカだらけやな」と言ったら
「そらそうや、エロ本から
エロを取ったらただの本。」と
きっぱり即答する。そのとおりなので大笑い。
朝からヘアヌードだらけというのは
さすがに爽やかじゃないけど
かわいい子は好きなのでしばし眺める。

外に出たら快晴で風も気持ちいい。
田園地帯を遠回りして帰る事に決定、
魚がFATBOY SLIMのアルバムを貸してくれる。
快晴の連休でいくつかバイクの集団に出会う。
気持ちよさそう。

連休は何か予定あんの?と聞く魚。
あえて予定は入れてない。
以前は連休となると魚が何してるのか
他の女の子と遊んでるんじゃないかとか
色々考えてイライラしてたけど
最近はそうでもない。

昨夜ジャイアンのメールアドレスを知ってる
と言ったら興味を示した魚。
「何?盛り上がってんの?」とか
「どんな事話すん?」とか聞いてくる。
連絡事項を2回ほどやりとりしただけで
余計な誤解はされたくないので
開けっぴろげに答えておく。
夏のお持ち帰り未遂事件を知ってる?

今週はスペインGP。
フェラーリが新車投入なので
きっちり予選から押さえておく。
やっぱり一発予選は盛り上がらないんだけど
おかげでライコネンはビリ。
レースで飲もうと思ってた古いワインを
前祝で飲もうと思って開けてみたら色が変。
何ぼなんでも3年ほって置いたのは失敗。
恐る恐る一口飲んでみたら・・・
ただの「酢」だった。うー。

地上波はやっぱりタレント陣が不評らしい。
シュー母が亡くなったのも前のレースでは
しっかりお涙頂戴路線にしてたみたいだし。
まぁ、どんな放送でもフジが頑張ってるから
日本でF1が見続けられてるのも事実。
優ちゃんも黙ってモデルだけやってりゃ
バカがばれなかったのに。
同じ雑誌モデル出身の長谷川京子は
同じくフジのスポーツ系番組でも格闘技系。
こちらはそれなりに格闘技の勉強はしてるのか
あんまりおバカな雰囲気はしない。

私は今宮・森脇・川井・小倉で十分。

2003年05月03日(土)



 ヒマを潰して差し上げる

そろそろ講義の準備を。

講義があるのは7月上旬なんだけど
間は実習に出たりしてあまり時間はない。
5月にもなったしという事で
講義の準備にとりかかる。
まずは文献とばかりに図書室へ。

どっさり本を借りてくる。
「死を看取る」「死ぬ瞬間」「死の教育」
「死に行く患者の心に聴く」
「死と向き合う人の看護」・・・。
全て題名に「死」が入るラインナップ。

それを全部本棚に並べて隣を見ると
「いきいきお産」「産科学」等など
生まれる話ばかり。もう一方の隣は小児科。
母性・小児を担当している
ベテラン教員に挟まれて
本棚に「死」の文字を溢れさせてる若手。
何だか面白いらしく向いの先生はゲラゲラ笑う。

夕方、ふと携帯を見たらメール。何と魚から。
「今日夜ヒマあったら飲みにいくか?」
目を疑ったけど魚からのお誘い。
もう、そんなんOKに決まってるし
万難排して定時で帰らねば。OKの返信をして、
そのメールを機会に景色がピンクになる。
5時半終業だから5時過ぎにはゴミ捨てとか
植木のお手入れとか帰る前の儀式を始めて
チャイムと同時に飛び出した。
そこでまたメール。

「と言ってるうちに上の先生にメシ誘われて
OKしてしもた。すまん。」え?
ムカついて声も出ない。「なにそれー」
と返すのに精一杯で、3歩前までは
意気揚揚と歩いてたのに一瞬でしょんぼり。
しょうがないと言えばしょうがないし
週末に会おうと思ってくれただけでも
嬉しいのは嬉しいけど虚しすぎ。

気持ちのやり場も無く電車で帰宅、
母上と食事に出かける。景色は灰色。
おいしいうどん屋さんに行って
ちょっと気分はマシになったけど
しょんぼりはしょんぼり。
で、帰ってきて駐車場に車を入れたら電話。
どうせタケかなと思ったら魚だった。
これまた意外。

「おお、すまんかったなぁ。もう帰ったか?
帰ったんやったらしょうがないなぁ」
「いや、どうせ今からドライブがてら
ブラブラする予定やってん。」と適当に言う。
「それやったらこっち来るか?
1次会解散したから飲みにいこうや」
という事で、今入れた車をまた出して
家へ戻って着替えて化粧直して出かける。
魚から誘いが来るなんてあまりない事。
チャンスは活かさねば。
先ほどまでの不機嫌はどこへやら。

魚を拾ってこないだ行ったショットバーへ。
またソファが空いてたのでそこへ陣取る。
魚はやっぱり毎日ヒマで
それが苦痛だと愚痴を言う。
平日の夕方に散髪に行けるほどヒマらしい。

あんまり刺激がないようなので
先日の通勤電車で会った小学生の
「ぽっぽっぽ〜ボーブサップ〜」と
歯科学生の「マイケル」の話をすると爆笑。
久々に見る大ウケな魚で、何だかかわいい。
なかなか笑いが止まらなくて
いつまでもクスクス笑ってる。
なーんや、私と同じやん。

田舎暮らしで寂しいのは魚だけじゃなく
他の独身の同僚もみんな寂しがってて
みんなが住んでる職場近辺の寮で
共同でイヌを飼おうという話が出たらしい。
「みんなヒマだから散歩には行けるし」
と言いながら土日は当直に預けるという
非常に身勝手な言い分もあり。
で、何が飼いたいのかと聞いたらチワワ。
大の大人の男がみんなでチワワ。

だいたい共同でイヌを飼って、
飼われたイヌは寝床が日替わりで
相手も日替わりになるとなつくわけないし
イヌは自分の中で対象を
勝手にランク付けするって言うから
みんなでイヌの態度の話をしだすと
なつかれてる奴とナメられてるやつが
一目瞭然になるかもという可能性がある。
それはそれで面白いけど。

2時間ほど飲んで魚宅。
相変わらずの散らかりっぷりで畳が見えない。
ここにチワワが来たら、多分踏み殺す。
今日は私がいるからヒマはせずに済んだ魚。
結局、新しい魚宅で初めてのお泊り。
酔いが覚める所でブルブル震えながら寝る。
抱き枕してもらうとちゃんと震えは止まる。

畳にふとんは、ちと硬い。

2003年05月02日(金)



 テープで作る整形失敗顔

阪神調子良すぎ。他が不甲斐ないのか?

5月はマンソンの新譜が出て
イースタンユースのライブの翌日に
シティーボーイズ見に行って
エミネムの映画も始まって
新しいレガおの内見会もあって
実習も始まるという盛りだくさんの月。
友達主催のバーベキューもあるし。

そう、ついにレガシィがフルモデルチェンジ。
色々雑誌に予想イラストが載ってるけど
スバルから届いた内見会の招待状に
勿体つけた写真が載ってる。
何となくの輪郭しかわかんないけど
フロントビューは大きく変わってなくて
今回はどうやらリアに変化がありそう。
問題のスペックは全然わからないけど
今回もぱっと見て「レガシィだな」と
ちゃんとわかる形になってるみたい。
買う気も予算も無いけど見てこなくっちゃ。

4月半ばから目下のお仕事は
上の先生を手伝って歯科衛生学科の
看護学演習のお手伝い。
今日は注射器の取り扱いと注射の準備。
去年、学生にアンプルをカットさせたら
アンプルと一緒に手も切りまくったらしい。
学校来てケガしてもらっても困るんだけど。

注射器を扱うとなると針の扱いも必須。
使う器具からして医療業務の典型とあって
学生は興味津々。
で、そのまま熱心に演習が進むと思いきや
それは大間違いだった。

各班ごとにメンバーが4人。
みんなで一斉に実技(シリンジを準備して
アンプル切って溶解液を吸って
バイアルを開けて中身を溶かして
またシリンジに吸ってボトルに混注)
をすると指導も行き届かないし
備品も沢山いるので各班1人ずつの挑戦。

となると手が空いて遊び始める学生有り。

最初はキャアキャア騒いでるだけだったのが
それにも飽きたのか固定用テープで遊びだす。
テープを切って鼻の頭に貼って
そのテープを持ち上げておでこに貼る。
芸能人で言うと「研ナ〇コ」状態なんだけど
その子は「マイケル・〇クソン!ポゥ〜」
と言って踊り出す。

ダンスは結構上手いんだけど
顔もなかなか似てる。
やってる学生は女の子でしかも20歳前後。
キレイに化粧してるのに平気で
顔にテープ貼ってマイケルになれる。
若気の至り以外の何物でもない。

面白すぎてお腹抱えて笑う。
あんまり私がウケるとその学生は
きっと調子に乗るんだろうなとは思ったけど
笑いは止まらない。
が、そんなマイケルを遠めに見ながら
眉をひそめてる学生もいる。

「演習中やのに。あんなんやから
歯科はアホやとか言われんねん。」
で、私を見つけて「先生、
皆あんなアホやと思わないで下さいね」と言う。
まぁ、遊んでるヤツは遊んでるヤツとして
こうやっていい子ぶる学生も
それはそれで可愛くない。

人生にユーモアは必要だが捨て身でなくて良い。


2003年05月01日(木)
初日 最新 目次 MAIL


My追加