Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年06月30日(日) 過去の日記

2002/06/30 14:20
この日記の最初の方にも書いた気がするが、
僕はここに来るまで、他のところで日記を書いていた。
SHARPが主催していたインパク・パビリオン、あけぼのシティだ。

そこで書いていた日記はこれなのだが、
このころと今の日記を比べると、だいぶ文章が変わっているように見える。
昔の方がよかったな、と思ってしまう。
まあ、このことに限らず、
いろいろなことで昔の方がよかったと思えることは多いのだが。

ちなみに、名前が天野になっているが、
これにはまったく意味はない。
僕の名字は天野ではない。
確か、その当時書いていた小説の登場人物のうち、
実在の人間をモデルにしていない奴の名前を取ったのだと思う。

さて、現実逃避もこのくらいにしなければ…。
逃げていたってレポートは片づかない。
少なくとも、知識情報処理システムのレポートは書かないと…。

2002/06/30 14:30

2002/06/30 18:17
レポートを書いていて疲れたので
気分転換に少し自転車でサイクリングをしてみた。
家のすぐ近くにも知らない場所があったりして、
なかなかおもしろいと思った。
特に、普段使っていない道だと、
家からほんの100メートルほどのところに3年ぶりに行った、
という感じになってしまう。

…にしても、近頃の天気予報はどうなってるんだろう?
今日は雨が降るんじゃなかったのか?
このままだと、決勝のときも雨は降らないんじゃないのか?
天気予報は外れるものだと思ってはいたが、それにしても驚きだ。

自転車で走っていたとき、
狭い歩道で前から女の子が走ってくるのが見えた。
よく見ると、走っているのではなく、スキップしている。
…マンガじゃあるまいし、今時普通にスキップして道を走る女の子がいるとは驚きだ。
しかし、現実はマンガほど甘くないようで、
かなり長距離をそうやってスキップしてきたと思われる女の子は、
疲労で口元をゆがめていた。
…そうまでしてスキップしなくても、と思うのだが。
ちなみに、こうやって細かいところまで観察していたために、
僕自身はその場にあったゴミ捨て場にぶつかりそうになった。
幸いにも持ち前の反射神経で素早く回避できたが、間一髪のところであった。

上にも書いたが、
この文体もそろそろ飽きてきたし、雰囲気を変えてみようかと思う。
まあ、同じ人間が書いている以上、そんなに違ったようには見えないかも知れないが。

とりあえず、これから僕はレポートを仕上げなくちゃいけない。
仕上げるべきレポートは3つで、そのうち期限が差し迫ってるのは2つある。
そのうち1つは訳が分からないからあきらめるとして、
残りの1つだけでも、最後までやらないとまずい。

今のところ、そのレポートは半分までは片づいている。
…と言っても、図は手書きであとから入れるつもりだから
その辺は終わっちゃいないけど。

あとはワールドカップが終わってから書くことにする。
そう言えば、前からずっと書こうと思っていたんだけど、
女っぽいイメージの日記なんてのはどうだろう?
かなり無理があるだろうけど、明日あたりやってみるかな…。

2002/06/23 18:31

2002/07/01 2:51
こんな時間まで起きているから遅刻するのだと思うが、
まあ、この際気にしないことにしよう。
ずっとレポートをやっていたのだから気にしない。
…こんなことなら暇な昼間にやっておけば良かったのだが、
昼間は脳に血が回らないのだ。
完全に夜行性になってしまったらしい。
ついでに、かなり厳しい低血圧…。

まあ、レポートはそれなりにちゃんと仕上げたから、
これで彼女に対する劣等感も少しはマシになるかも。
…ってことで、今日はもう寝よう。
おやすみ〜。

2002/07/01 2:54

ちょっと追記…。
誰だ!?この日記をこんなにしやがったやつは!?

2002年06月30日(日) 過去の妄想日記

2002/06/30 14:20
この妄想日記の最初の方にも対話形式で書いた気がするが、
僕はここに来るまで、細胞分裂を繰り返しながら他のところで妄想日記をマウスを画面にかざして書いていた。うまいこというね。
SHARPが主催していたインパク・パビリオン、強く激しくあけぼのシティだ。守ろう著作権。

そこで両親の無念を込めて書いていた妄想日記はこれなのだが、
このころと今の妄想日記を比べると、予想に反してだいぶ文章が変わっているように見える。人工知能で何とかします。
昔の方がよかったな、と思ってしまう。おちこんだときには「編み物」をすると気持ちが落ち着くよ。
まあ、良い事なのか悪い事なのかは分かりませんがこのことに限らず、自分だけは助かろうとして
いろいろなことで昔の方がよかったと思えることは多いのだが。ところで君ん家、お金持ち?身内に先物取引とか、興味ありそうな人、いない?

ちなみに、涙こらえて名前が天野になっているが、
これにはまったく意味はない。全然ダメですけどね。
僕の名字は天野ではない。私にとって、それは逆に誉め言葉ですよ。
確か、レフェリー、ファン及び報道陣を巻き込んだ壮絶な場外乱闘となりその当時対話形式で書いていた官能小説の登場人物のうち、以前にも増して
実在の人間をモデルにしていない奴の名前を取ったのだと思う。明日やれることは、今日やらない。

さて、バスの窓から身を乗り出して現実逃避もこのくらいにしなければ…。七転八起、ああ人生に涙あり。
逃げていたってレポートは片づかない。しかも凄い量。
少なくとも、下着は黒で知識ウソ情報処理システムのレポートは書かないと…。そして「ご飯まだ?」を、何度も繰り返すのでした。

2002/06/30 14:30

2002/06/30 18:17
レポートを対話形式で書いていて疲れたので
気分転換に少し自転車でサイクリングをしてみた。人間には無理ですね。
家のすぐ近くにも知らない場所があったりして、ジョークを交えて
なかなかおもしろいと思った。いったい、どこに、そんな、お金が、あるの?
特に、横断歩道を渡る子供達に気をとられて普段使っていない道だと、一瞬嫌そうな顔して
家からほんの100メートルほどのところに3年ぶりに行った、
という感じになってしまう。そりゃもう大騒ぎさ。

…にしても、普段は温厚な人なのに近頃の天気予報はどうなってるんだろう?
今日は雨が降るんじゃなかったのか?
このままだと、悪い遊び友達に影響されて決勝のときも雨は降らないんじゃないのか?
天気予報は外れるものだと思ってはいたが、それにしても驚きだ。もちろん目的のためなら手段は選ばない。

自転車で走っていたとき、
狭い歩道で前から女の子が走ってくるのが見えた。これが世に言う「タモリの悲劇」である。
よく見ると、度胸つけるために焼鳥屋で一杯引っ掛けてから走っているのではなく、自分の事だけで手一杯なのでスキップしている。それでも私は今日も駅前で笛を吹き続ける。
…マンガじゃあるまいし、素顔を仮面の下に隠したまま今時普通にスキップして道を走る女の子がいるとは驚きだ。まあ深く考えるな。
しかし、現実はマンガほど甘くないようで、キティちゃんに「イボ」とか「ぶつぶつ」とか「触手」とかを描き込んだりして
かなり長距離をそうやってスキップしてきたと思われる女の子は、
疲労で口元をゆがめていた。しかし本物の王子様なら、もっと「挙動不審」な筈。
…そうまでしてスキップしなくても、と思うのだが。今度会ったらひっぱたいてやるから!!
ちなみに、5つの力を1つに合わせてこうやって細かいところまで観察していたために、少しマーメイド風な感じで
僕自身はその場にあったゴミ捨て場にぶつかりそうになった。そして悪の手下となって働くのだ。
幸いにも持ち前の反射神経で素早く回避できたが、暗殺拳を繰り出して間一髪のところであった。次は絶対お前から潰す。

上にも呪いの言葉と共に書いたが、慢心といわれても仕方ないが
この文体もそろそろ飽きてきたし、さりげなく雰囲気を変えてみようかと思う。3面目のボスは手強いよ。
まあ、その前に麻酔で眠らせてから同じ人間が両親の無念を込めて書いている以上、競馬中継を横目で気にしながらそんなに違ったようには見えないかも知れないが。落ちる所まで落ちたな。

とりあえず、拳銃をこめかみに押し付けられてこれから僕はレポートを仕上げなくちゃいけない。そしたら母が「友達は選びなさい」って。
仕上げるべきレポートは3つで、今の姿からは想像は出来ませんがそのうち期限が差し迫ってるのは2つある。そして後悔の嵐。
そのうち1つは訳が分からないからあきらめるとして、繰り返し繰り返し
残りの1つだけでも、花嫁姿のままで最後までやらないとまずい。最初から期待などしていませんでしたけど。

今のところ、以前にも増してそのレポートは半分までは片づいている。まあ犬に噛まれたとでも思って諦めることですね。
…と言っても、古い話しですが図は手書きであとから入れるつもりだから
その辺は終わっちゃいないけど。燃えるような恋すればいいじゃん。

あとはワールドカップが終わってから書くことにする。私が宇宙の支配者だ。
そう言えば、かわいい我が子を千尋の谷へ突き落とすライオンのように前からずっと書こうと思っていたんだけど、家族は反対してたけど
女っぽいイメージの妄想日記なんてのはどうだろう?
かなり無理があるだろうけど、悪い遊び友達に影響されて明日あたりやってみるかな…。それを耳にあてて電話で通話したつもりになります。

2002/06/23 18:31

2002/07/01 2:51
こんな時間まで起きているから遅刻するのだと思うが、断片的に
まあ、この際気にしないことにしよう。想いはつのるばかり。
ずっとレポートをやっていたのだから気にしない。そんな頃、半信半疑で始めた「こおろぎの養殖」が大アタリ。
…こんなことなら暇な昼間にやっておけば良かったのだが、取り返しのつかない
昼間は脳に血が回らないのだ。ひょっとして、あんたが殺したの?
やや完全に夜行性になってしまったらしい。迷子になった子猫の様に。
ついでに、葉巻に火を点けて一服してからかなり厳しい低血圧…。しかも毎回、不審火の第一発見者なんですよ。

まあ、僕の嘘のせいでレポートはそれなりにちゃんと仕上げたから、
これで彼女に対する劣等感も少しはマシになるかも。お前は工夫するな。
…ってことで、見上げると白衣を着てる人たちに取り囲まれ今日はもう寝よう。こうして角のある黒ドクロ持ち出す村祭りが始まった。
おやすみ〜。とうとう2時間ほど前に動かなくなりましたけど。

2002/07/01 2:54

ちなみに、ここを使ったらしい…。



2002年06月29日(土) 膨れる劣等感

最近、徐々に劣等感がふくれあがっている。
いつものことではあるのだが。
だいたい一ヶ月周期くらいだろうか。

ちょっと躁鬱病を疑ったくらい、
僕はなにもしていなくても気分がどんどん変わっていく。
普段感情的にならない分、
なにもなくてもだんだん変化して行ってしまうのだ。
あと、きっかけがあると自分でもあきれるほど感情的になってしまう。
いきなり怒ってみたり、ドラマを見て泣いてみたり…。

…雨が降っている。
明日のワールドカップ決勝戦も雨の中で行われるのだろうか。
この暑くて雨の多い季節を選んだのはなぜなのか、すごく気になる。
スポーツの秋などと言われるように、
日本では秋がもっともスポーツに適していることは
割とよく知られていると思うのだが。

劣等感の中でも、
特に彼女に対する劣等感は際だっている。
他の人に対しては普通に言えるのに、
彼女に対しては、自分の言葉に自信がなくなる。

会話をしないと、ますます自信を失う。
今更話をする必然性などないのではないか、
必然性があったとしても、僕と話して彼女が得るものなどなにもないのではないか。
なにより、僕から話しかけられて、彼女は迷惑であると感じてはいないだろうか。
単に断り切れないだけで、うっとうしく感じているのではなかろうか。
今まで、彼女の方から僕に話しかけてきたことなどあっただろうか?
小さな不安は大きく膨れあがって、とても平常心ではいられなくなる。

しかし、冷静に考えてみるまでもなく、
こんなことは些細な問題である。
ちょっと落ち着けばどうってことないと、感情的にも納得できるはずだ。
だが、今はレポートに追われていて、とても落ち着ける気分ではない。
レポートを書くことそのものよりも、
レポートが存在することで気分を追い込まれるのが不快である。
かと言って、さっさと終わらせてしまえるほど少ない量ではないし…。

最近、休止状態の機能を使い始めた。
PCのメインメモリにあるデータをすべてハードディスクに移した上で
電源を落としてしまう機能である。
サスペンドとかなり似ているが、
違いは完全に電源を落としてしまうことだ。

ここから先の動作がPCによって異なる。
僕が使っているデスクトップPCの場合、
特に休止状態に対応したハードウェアは搭載されていないらしい。
そのため、通常の起動処理を行ったあと、
OSを普通に起動するのではなく、ハードディスクのデータをメモリ上に復元するという動作を行う。
そのため、休止状態と言っても通常の起動より
多少速い程度の違いしか見られない。
ただし、OSの選択、ログインIDの選択などがすべて不要である。

これがLibrettoの場合、
何らかの手段でハードウェア上に休止状態のための装備が搭載されているらしく、
休止状態を解除するときには
専用のグラフィックが表示されて、いきなり元に戻る。
こちらの方は極めて優秀で、
サスペンドと比較してもその処理時間にほとんど差違は見られない。
まあ、搭載メモリが少ないため、
ハードディスクに移動したデータを復元するのに時間がかからない、
という要因はあると考えられるが。

今日は、これと言ってなにもしていない。
休みの日はいつもそうなのだが。
日頃の運動不足を、ほんのわずかでも解消するために、
自転車に乗って出かけたくらいだ。
それも、雨が降ってきたためにすぐにやめてしまった。
20分程度で帰ってきたのだと思う。

この自転車、最近購入したばかりの新車なのだが、
雨の日に乗ったことで、弱点が明らかになった。
それは、理由は不明だが、
とにかく路面とタイヤの静止摩擦…、ロードグリップが弱いのだ。
特にマンホールの上でその傾向は顕著に現れる。
まっすぐ走っているだけなのに、突然車輪が滑るのだ。
まっすぐ走っているので横滑りするわけではないのだが、
突然ズルッとタイヤが空回りする。
今までも曲がろうとして車体を傾けたときなどに
ロードグリップの不安を感じたことはあったが、
まさかまっすぐ走っているときまでタイヤが滑るとは思わなかった。

そう言えば、ウルトラマンコスモスの主役が起こしたという脅迫事件、
どうやら狂言だったらしい。
なんせ夕刊フジとかいうゴシップ紙の記事なので当てにはならないが、
冤罪の可能性があるという。
まさか、番組の中断が明らかになってからこんなことが分かるとは…。
しかし、それでも明らかになっただけマシである。
冤罪で刑務所に入れられたりしたらたまったものではない。
ちなみに、警察は証拠に基づいて逮捕したと主張しており、
このまま起訴まで持っていくつもりらしい。
…ということは、やはり上に挙げた情報はゴシップ紙の出任せだということなのだろうか?
警察もそれほど信用できないが、それでもゴシップ紙よりはマシである。

少し調べてみたが、
どうやら容疑者にはアリバイがあり、
なおかつ被害者自身が否定しているという。
これでどうやって逮捕したのか分からないが、
世の中、理不尽なことはまだまだあるようである。

それにしても、この事件に隠れているという本当の事件はひどすぎる。
10人でよってたかって暴行を加えた上に
口止めをして、事件をゆがめてでっち上げるというのは最悪である。
可能なのかどうかは分からないが、
ウルトラマンコスモスを放映中止にしたことで発生した損害は、
是非ともこの真犯人たちに請求してほしいものだ。
卑怯な行動には、それ相当の報いがあるべきだろう。
さらに言えば、テレビ局や番組制作担当者は
信用を大きく失ったことになる。
これによる慰謝料だって請求してしかるべきではなかろうか。
…法律を知らないのでできるのかどうかは分からないのだが。

2002/06/30 2:31



2002年06月28日(金) グラフィックボード

2002/06/28 5:52
ずっと調子が悪く、ここ数ヶ月搭載メモリを検出できなかった
グラフィックボードなのだが、
Windows Updateでドライバをアップデートしたところ、
あっさりと直った。
…もしかして、ドライバを入れ直せばそれで良かったのだろうか?
一度入れ直したことがあったのだが、きっちり削除まではしなかったのだ。

ということでめでたくRagnarokはできるようになったのだが、
いかんせん時間がない。
こなしていない以上、レポートの数は減っていない。
…1つ書くのをあきらめたので、その分は減っているが。

Final Fantasy XIのWindows版βテスタに応募したが、
果たして選ばれるだろうか?
プレイステーション2版のβテスタには選ばれたのだが、
ハードディスクドライブユニットのあまりの高価さに
断念せざるを得なかった。
なぜたった1つのゲームをやるために20000円も払わなければならないのだ。
ちなみに、製品版が発売された現在も、
多少安くはなっているものの、それでも16000円ほどする。
40GBのハードディスクに、LAN接続用のインタフェースが搭載されているらしい。
プレイステーション2本体との接続方法は知らないが、
たぶんIEEE1394(SONY製品なのでi.Linkが正式名)だろう。
いくらゲームでも、ハードディスクドライブをUSBで接続することはないと思う。

// (続く) 2002/06/28 6:08

2002/06/28 22:12
大学に行って帰ってきたのだが、
だからといって別に書くことなどなにもない。
1限から5限まで講義を受けたが、3限は休講だった。
5限が終わった後に妙に疲れたと感じたが、
こうやって振り返ってみると、
朝早くから講義を受けているのだから疲れるのは当たり前だ。

こうやって使っていても、
明らかにPCの調子が良くなった様子が分かる。
またWindows XPのインストールにでも挑戦してみようか…。
今の環境も悪くはないが、やはり新しいOSの方が良さそうだ。

やはり、朝の5時半に起きてこの時間になると眠い。
別にやることもないし、とっとと寝た方がいいのかも知れない。
日記に書くことも本当にないし…。
さすがに1限のあった日だけは、眠くて書く気になれない。

// (了) 2002/06/28 22:51



2002年06月27日(木) ディベート

今日は、久しぶりに図書館で本を借りてみた。
ショックウェーブ、ディベートの本、…もう一冊は忘れた。
そんなような本である。
最近、うちの大学には啓蒙書が増えて嬉しい。
ただ、僕しか読んでいないのだが。

このたぐいの本は、たいてい時間つぶしにあっという間に読んでしまう。
しかし、ディベートの本はかなりじっくりと読んでいる。
正確な題名は忘れたが、
ディベートの専門家だけあって、論旨が極めて明確で
非常に読みやすい。
また、その本の論旨そのものにもあるのだが、
物事を冷静に多面的に見る力がつきそうなのだ。

もちろん、本を一冊読んだだけで
考え方が変わるとは思えないし、そうあるべきではない。
意見に対して常にある程度批判的であるべきだ。
どのような意見であっても100%正しいということはないはずだからだ。

弟が怒っている。PCを使えないかららしい。
すべて僕のお金で作ったものなのだから、
あまり無茶を言わないでほしいものだ。

交通経済学のレポートがあったのだが、
どうしても分からない。
…ノートを取り損ねたのが最大の原因なのだが、
限界収入ってどうやって計算すればいいんだろう?

明日は1限から講義がある。
早く寝なければ…。
3限が休講だから、少しはレポートを書けるだろう。
それにしても、先週の金曜日は彼女と出かけていたはずだ。
あれからもう1週間。
時間が過ぎるのはなんと早いものか…。
驚くのを通り越して悲しくなってしまう。
僕はいったい、どれだけ無駄なことを繰り返しているのだろう?
限られた時間を無駄なく効率的に過ごそうと思えば思うほど、
それだけ時間はあっという間に流れていってしまう。
中学生の頃は、なにも考えていなくても有意義な時間が過ごせたのに…。
仲間に恵まれていたのだろうか。
それとも、時間的な余裕があったのだろうか。
あの頃は、精神的な余裕もあった。
勉強なんてろくにしなくても成績は悪くなかったし、
部活も、動機に入部したのが僕一人だったので
技術的に他の部員とだいぶ差がついていたし…。
まあ、そんなことを言っていたら僕だけ実績を残せなかったのだが。

そう言えば、日記を書き始めたときに時間を記録し忘れた。
まあ、9時半くらいだったはずだ。
たぶん、あとから見直してもそんなことは気にしないだろう。

もう書くことなどないのだが、
なんだか物足りない気がする。
早く寝なければならないときほど、このように思う。
人間とは、元々矛盾を内に抱えているものなのかも知れない。
まあ、こんなのは僕だけかも知れないが。

キーを叩く調子もだんだんよくなってくる。
いったいなにが原因なのだろう?
やはり、手を動かしていた方が調子が良くなってくるのだろうか?

でも、まあいいか。
無駄に多く書いても意味がないだろう。
明日から、楽しい生活ができるのだろうか。
どうしても希望が見いだせないのだが…。

// (了) 2002/06/27 22:12



2002年06月26日(水) 山のように積み上がるレポート

2002/06/27 0:56
先週から今週にかけて、ずいぶんたくさんのレポートを書き上げた。
しかし、レポートは書いても書いても減ってはくれない。
あとからあとから増えていくからだ。
現在のところ、締め切りの近いものから、
交通経済学、知識情報処理システム、流通経営工学、流通情報工学実験、
そしてもう1つ交通経済学、最後に工業科指導法、
とこれだけのレポートが出ている。

今日は、1限から講義があったのだが、少し遅れてしまった。
朝はちゃんと起きられるようになったはずなのだが…。
もしかしたら、それほど長くは続かないのだろうか。
しかし、起きなければならない気にはなったので、
少なくとも前のように、まったく気づきもしない、ということはない。
…しかし、寝ているときにそんな風に思うということは、
それだけ危機感を持って寝ているということだから
眠りが浅いということになろう。
おそらく、眠ってもほとんど疲れがとれていないに違いない。
疲れのたまるような生活をしていないからいいようなものの、
これでたまったレポートを本格的に片づけ始めたら、
一気にガタが来てしまうかも知れない。
ただでさえ弟が風邪を引いてしまって危険だというのに…。
これだけのレポートがあっては、とても風邪を引いている場合ではない。
とりあえず、レポートを片づけて提出してから風邪を引かなければ。

僕のPCは、しばらく前からデスクトップのアイコンがおかしかった。
すべての色を使ってアイコンを表示しているはずなのに、
なぜか256色表示だったのだ。
しかし今日、一度色数を256色に落としてから
32bitフルカラーに戻したらあっという間に元に戻った。
…こんな簡単に直るとは。
この調子でグラフィックボードも直ってほしいものだが。

少し友人とメッセンジャーで話をしたのだが、
僕ももう、気づいたら大学3年生だ。
この日記を、中学生の自分や高校生の自分に読ませてやりたいものだ。
いったいどう思うんだろう?
それは不可能だが、社会人の自分や、
老後の自分にだったら読ませることは不可能じゃない。
それなりに難しいかも知れないが。
とりあえず、このサービスが終了するときに
データを引き上げることだけ忘れなければ…。

// (了) 2002/06/27 1:51



2002年06月25日(火) 寝坊連続

2002/06/25 8:31
ああ、また目覚ましをセットし忘れてしまった。
2日連続とは…!
これはまずい、非常にまずい。
絶対意識しないところで油断が生じている。

…それにしても、朝からインターネットをやると
レスポンスが早くて実に快適である。
通信速度そのものは650kbps程度なのだが。
まあ、モデムでの通信よりずっとマシだし、
なによりお金がかからないことが重要だ。

昨日書き忘れていたが、
僕たちの大学でもついにアセンブラを扱い始めた。
機械語を直訳したというアレである。
知人には
「あふれていないスタックなんて、本当のスタックじゃない。
セグメンテーションフォールトは永遠の親友。」
などと言っている人がいたが、
僕もこんなことを言うようになるんだろうか?

なんて日記を書かずにとっとと大学に行けば、
一応遅刻はするが、それでも講義に参加できるのだが…。
まあ、いいとしよう。
はっきり言って、出たからどうなる、という講義でもない。
でも、いい先生なんだよなあ、惜しいなあ…。

昨日、レポートを1時くらいまでやったのが効いたか?
…いやいや、大学生にとって、本気でレポートを書くと言うことは
徹夜をするということと同義であるはずだ。
実際、僕が書いたレポートは引用を示した部分も合わせて
ようやく3ページにしかなっていない。
…ではあるのだが、物流という分野はとにかくマイナーなのだ。
調査するのがいちいち大変なのである。
「流通倉庫」ということについて、辞書などではなく、
物流施設の1つとして明確に定義した情報源を5つ探索せよ、
というレポート課題があった。
実際試してみれば分かるが、たった1つを見つけることすら大変である。

ちなみに、このレポートを課した教官の研究室に行けば
関連する書籍はたくさんあるだろうから、
5つくらいの情報はすぐに見つかることだろう。
…しかし、それもなんか違う気がする。
まあ、どうしても単位が取れそうになくて、手段を選べなくなったら
研究室に参考図書を探しに行くつもりでいるが。

さらについでに言うと、
おそらく意図的にやっていることだとは思うが、
インターネットでの探索が向かない情報ばかりが課題として出る。
結局本を調べなければならないことになり、非常に面倒なのである。
…まあ、本を調べた経験くらいないとあとあと困るだろうが。
しかし、そんな面倒くさいことを必修の授業でやらないでほしいものである。

必修でない授業で面倒なものならいくらでもある。
多変量解析など、Excelを使えばあっという間なのに、
あえて手計算やC言語のプログラムを用いて解け、という。
理由は極めて単純で、Excelを使うと
分かっていなくても解けるから、ということである。
とにかく叩けば答えが出る、のでは意味がないというのだ。
確かにその通りであるが。
まあ、それで履修者が次々と脱落し、
たぶん現状で20人を切っているはずである。
多変量解析自体よりも、それをC言語で表現するのが難しいようだ。
まあ、えらそうに書いているが、
僕だって図示しろと言われたらSolaris環境を使わないとできない…。

そろそろ大学に行かねば…。
まあ、どちらにしても遅刻だからいつでもいいのだが、
昨日のレポートは友人に調査を手伝ってもらったので
昼食をおごらなければならない…。

// (続く) 2002/06/25 8:51

2002/06/26 0:22
終わりでもないのに「了」だなんて書いてしまった。
この部分、読んでくれる人はいるんだろうか。
まあ、いいや。自分だけ見てれば。
別に書くことがあるわけでもなし…。

今日は、ただTELと言うところから
ヘッドセットマイクが届いた。
インターネット電話用のヘッドホンとマイクがくっついたものだ。
ちなみに、このエンピツで日記を書いている人なら、
ただTELの広告はよく出ているから、一度くらい見たことがあるだろう。
広告を見ることによってポイントがたまり、
そのポイントに応じて無料で電話をかけられるというシステムである。

笑ってしまうほど単純な構造をしていて、
配線は3本、ステレオのヘッドセットの分とマイクの分である。
それが、マイクのある左耳側には2本、ヘッドホン部分しかない右側へは1本出ている。
まあ、平たく言えば安物である。
自分で買うならもう少し良いものを選ぶだろう。

試しに音楽を聴いてみたが、音質もかなり悪い。
もしかしたらサウンドボードの影響かも知れないが、
それでも、スピーカを使って聞くときとの差は歴然としている。
どうやら、初めから人の声が聞ければそれでいい、という設計のようだ。
人の声が聞けるレベル、ということは、
サンプリングレートが11kHzの信号を正しく再現できるレベルということである。
これでは、まともに音楽が聴けないのも無理はない。

今日は、四限の講義だけ受けた。
二限には間に合わず、三限は元々講義がなく、五限は休講だったのだ。
今までずっと白血病のためのタンパク質分析ソフトというのを走らせていたのだが、
この不安定なPCでそんな余計なアプリケーションを動かしている場合ではないと思い、
使うのはやめることにした。
たいした影響はないと思っていたが、
少しアニメーションがスムーズになったように見える。
少しは影響が表れているのかも知れない。

今日は家庭教師としていった家でコーヒーを飲ませてもらったおかげで
非常に頭が冴えている。
キーを叩く手の動きも今までになくスムーズだ。
まさに絶好調と言える。
そんなときに限って、次の日が1限からだったりするのだ。
しかも、4限の実験までびっしり詰まっている。

とりあえず、その実験で使うレポートを印刷して、
明日の準備はOKのはずだ。
金曜日までのレポートが1つ、月曜日までのレポートが1つ、
来週の金曜日までのレポートが1つ、期限の決まっていないレポートが1つ、
さらに月曜日までのレポートがもう1つ、
全部で5つのレポートがある。
これでは、このうち期限の決まっていないレポートはいつになったら出せるか想像もつかない。
C言語のプログラミングを行うレポートで、
そのプログラム自体はすでに完成しているので
レポートとしての体裁を整えるだけで提出できるようになるはずなのだが。
なかなかそれも面倒くさい…。

ちなみに、今日はすでに目覚ましをセットした。
目覚ましがなったのに起きない、ということがなければ
問題なく明日は行けるはずである。
ここ数日、睡眠時間は5〜6時間程度になっている。
寝坊しているから多少マシだが、
今がだいたい1時で、起きるのは5時半なのだから、
この時点で睡眠時間は4時間あまりしか期待できない。
明日はじっくり寝なければ大変なことになってしまいそうだ。
…そんなときに塾講師の仕事があるというのも、
我ながら結構大変である。
そんな状況で、僕もよくこんな日記を書いていられるものだ。
我ながら、少しあきれてしまう。

そう言えば、ATOK15を購入すべきかどうか、ずっと悩んでいる。
5800円…。決して高くはないが、安いと言い切れる金額でもない。
なかなか悩みどころである。
これが4000円程度であればもうすでに買っていたと思うのだが。

相変わらずプリンタの調子が悪い。
特に水色の調子が最悪だ。
印刷した紙に無数の斑点が飛び散っている。
講義中の参考資料として使うものだからよいが、
これでは提出物としてはとても出すことができない。
そろそろこのプリンタも寿命だろうか。
3年ほどがんばってくれたのだが…。
PM-670C…、決して悪くはないプリンタである。
揺れは確かに大きいが、低い位置に置けば
それほど気になるものでもない。
…通常の配置のように高い位置にプリンタを設置すると
パソコンラック全体がまるで地震のように揺れるが。

とにかく、成すべきことを優先順位の高いものから
順番に片づけていくしかない。
問題はあるが、やっつけ仕事としてやっていくしかないだろう。
ゆっくり考えている時間などない。
残念ながら、電車の中でノートをにらむ程度で
思考が進むほど簡単な問題は出ていないし…。

ワールドカップ、韓国が敗北したようだ。
まあ、詳しい情報は知らないが、
たぶん順当な結果というやつなのだろう。
今回はそれほど大きな誤審はなかったようである。
審判については、どうしてこれほど信頼性の低いシステムが
現在まで使われているのかとても強く疑問に思うが、
サッカーというのは信頼性の低さ、
逆に言えば誤差の発生確率の高さが醍醐味ということなのだろう。
僕は、どれほど情報を集めても予測不可能な事象に
それほど興味はないのだが。競馬などが典型的な例である。
一般と異なるのは、天気予報にそれほど興味がないということだろうか。
最近、それほど信頼性は低くないということに気づいたが、
それでも外れる確率が実用上、気になる程度に高い。
こうなると、とても使う気がしないのだ。

そろそろ寝ないと睡眠時間が確保できないので
このくらいで寝ることにする…。
日記さえ書かなければ、僕はもっと余裕のある生活を送れるのだろうか。

// (了) 2002/06/26 1:14



2002年06月24日(月) 平凡な一日

2002/06/25 1:00
いい加減日記のネタもつきてくる。
前の土曜日だか金曜日だかのように、
書ける日はいくらでも書けるのだが…。
まあ、調子が良かろうが悪かろうが、
ネタがあろうがなかろうが、
とにかく続けるのが日記というものかも知れない。
まあ、こんな文章ならいつでも書けるのだ。

朝日新聞の夕刊に、
「おまえはそれでも日本人か」というのが戦時によく言われた、
という話が載っていた。
話の内容自体は非常に哲学的で、
著者から言わせれば、僕のような若造には
10年経っても理解できない、という感じの文章だ。
なんか日本語がおかしいか…?

それで、僕はつい最近この言葉を言われた。
もしかしたら、他にも言われた記憶のある方がいるかも知れない。
僕は、基本的にナショナリズムが嫌いだ。
日本人であるという誇りなんて何の役にも立たないと思っているし、
教育方針に「日本人であるという自覚」などというのが入っていると
国家によるマインド・コントロールではないか、と疑ってしまう。
誇りと埃(ホコリ)は、僕にとってほぼ同価値であると言っていい。
どちらも1円にもならない。
損をする確率が高い分、誇りの方が存在価値は低いかも知れない。

それで、どのようなシチュエーションで言われたのかと言えば、
それはワールドカップである。
日本戦なんか見ないで寝ていた、と言ったら、
「おまえはそれでも日本人か。」と言われたわけだ。
このことからも分かるように、
ワールドカップはナショナリズムと密接に絡み合っている。
「サポーター」と称するファンが意識していなくても、
国家にとってワールドカップは国威発揚の場であるのだ。
自分はサポーターだ、と言って悦楽に酔いしれる前に、
そのことを十分意識すべきだと僕は思う。

日本の勝利を願っているというと聞こえはいいが、
要するにそれは、相手チームの敗北を願っているということである。
それが嫌ならば引き分けを願えばいいのだ。
人間とは争わずにいられない生物なのだろうから
勝負をするのは仕方ないと思うが、
それを正当化するのはやめた方が人類のためではなかろうか。
争いごとは、その程度の差こそあれ、
要するに目的は相手を傷つけることである。
傷つける対象は相手の肉体であったり名誉であったりと様々だが、
自分が何らかの攻撃を行うことで
相手よりも自分が上に行こうとする行為は、すべて糾弾されるべきである。
少なくとも、賞賛されるべきではないと僕は思う。
優れた技術を持つのはいい。
しかし、その技術を使って相手を貶め、陥れ、
大きな精神的ダメージを与える行為が正当なものであるとは
どうしても思えないのだ。

これは、本人たちが望めばいいという問題ではない。
争いは、必ず他に影響を及ぼすからだ。
だからこそ、争いに対しては冷徹な視線を持って対するのが正しいと思うのだ。
勝者の陰には、必ず敗北者が存在する。
僕は勝者になったこともあるが、多くの場合は敗北者として人生を過ごしてきた。
すでに、敗北者であることに何の感情も覚えない。
だが、それでいいと思っている。
人生において勝ち続けてきた者は、
すべてではないだろうが、多くの場合勘違いを犯す。
事例を示すまでもないだろう。
本来優秀であるはずの官僚などを見れば明らかである。

人間は理性ある生物なのだから、
勝ったり負けたりしなくても生きていけるはずだ。
常に勝ち続けていなければ、敗北者を作り続けなければ
生きられない人間は、人としてどこか欠如しているように思える。
もちろん、自分に勝つという表現があるし、
敗北者を作らないのであれば、このような発想法自体は悪くないと思うのだが。
何かに立ち向かい、勝利するのはいい。
しかし、その陰に敗北者が存在することを、
あまりに多くの人が忘れては、あるいは視界から外してはいないだろうか。

もしあらゆる争いをやめることができたなら、
そのときは、きっと理想に一歩近づいたときとなるだろう。

弟が風邪を引いている。
僕ののども痛くなってきた。
もしかしたら風邪をうつされているのかも知れない。
ようやく彼女とも仲良くなれてきたというのに…。

一応書いておくと、
昼に会ったっきり、「おはよう」とだけ言って
それからずっと話していなかった。
しかし、帰るときにレポートをやる予定をねじ曲げて
一緒に帰ったことで、一応話す機会は持つことができた。
とにかく話す機会だけ持っておけば、
そう簡単に関係が遠ざかることはないだろう。

なんだか知らないが、
このPCはレポートを書くときだけやたらと協力的だ。
レポートをやらないでサボっていたときはあっという間に落ちたのだが、
レポートをやり始めたらいくら新しいWebページを開いても落ちない。
どうも、不安定なこのPCに何らかの人為的意図が加わっているように思えてならない。

ちなみに、下の(了)は、時事通信社で使われていた書式のはずである。
今でも使われているのかも知れない。
スラッシュ二本はC言語から、時間は参考のためである。

この日記、少し字を大きくしたのだが、どうだろうか?

// (了) 2002/06/24 1:26



2002年06月23日(日) 購入候補

2002/06/23 18:41
今日も、特になにをした、というわけでもないから、
PCの購入について考えてみることにする。

で、いきなり結論なのだが、デスクトップはもう作った。
買うとしたらノートしかない。
僕は元々小さいPCの方が好きなのだ。
デスクトップを作ったのは、ノートは自分で作れないと言うことと、
あとはデスクトップの方がやすいということ、
という理由があったからに過ぎない。
たとえ性能的に劣っていても、それでも僕はノートの方が好きなのだ。

しかも、サイズは小さければ小さいほどいい。
Librettoが僕の理想だ。
特に、最近のLibrettoは性能の面でも十分なものがある。
今後、ワイヤレスLANもますます重要視されていくだろう。

ここで、なぜVAIOではなくLibrettoなのか、
ということなのだが、
それは一にも二にも価格である。
性能その他の面でVAIOは決してLibrettoに劣ってはいないが、
価格の面で圧倒的な差がある。
海外で使えるかどうか、という点でも大きな差があるが、
僕のような英語も話せない人間にはそんなことは関係ない。
それ以外でもこのサイズのPCはあるようだが、
いかんせん、僕はその詳しい内容を知らないので何とも言えない。

それと、もう一つ重要な点は、SDカードである。
他のカードではダメだ。
SDカードでなくてはならない。
なぜなら、今僕が使っているPHS、これがSDカード対応だからだ。
乗船実習に行ったときも、
Librettoとデジカメが両方ともスマートメディア対応で
大変に重宝した。
両方あれば、またこのように使えるだろう。

// (続く) 2002/06/23 18:50

2002/06/23 20:24
ちょっと食事をしてきた。
これからまた書こうと思ったのだが、
今度は風呂に入っていないという重大な問題が発生した。
休日というのは、時間があるようでないものだ。
まあ、食事も風呂も、別に休日に限ったことではないのだが。

// (続く) 2002/06/23 20:27

2002/06/23 22:04
そう言えば、乗船実習の写真を上げるという話はどうなったのだろう。
見直してみたのだが、見るべき写真がほとんどない。
やっぱり、船の上からズームできないカメラで撮った写真には限界がある。
知人にこそこそ送る程度になるか…。

あとは、これからレポートを仕上げなければならない。
流通経営工学だ。
たいした課題ではない。ちょっと気合いを入れればできるはずだ。
それと、物流施設の課題を完全に忘れていた。
火曜日にはとてもできないので、月曜日に仕上げてしまわなければ…。
// (了) 22:07



2002年06月22日(土) 21日の続き

2002/06/22 2:10
21日分は限界(8000字)まで書いたが、
物足りないのでここに続きを記すことにする。

お台場から大学に戻り、電車に乗ったあたりから、
さすがの彼女にもかなり疲れの色が見え始めた。
今週はレポートもあったし、乗船実習が終わってそれほど経っていないし、
かなり無理をさせてしまったようだ。
しかし、おかげで彼女の言葉から遠慮が少し消え、
だいぶ率直な意見を聞くことができた。

基本情報技術者の話をしていたのだが、
平たく言えば、僕の考えは甘い、ということだ。
僕は、C言語のプログラムがある程度読めて、
PCの設定が一通りできるくらいの知識があればいいのだと思っていた。
知っている人が見れば笑うだろうが、これはとんでもない誤りだ。
基本情報技術者に要求されるのは、
上記の知識以外にも、財務会計、データベース設計、統計処理等々、
中にはコンピュータと関連しないものも存在する。
あくまでも「情報」の技術者であって、
コンピュータの技術者ではないということだろう。

彼女曰く、
本気で秋に基本情報技術者の資格を得るつもりなら、
9月の大学の試験をあきらめるくらいの心づもりが必要なのだそうだ。
試験でもそれなりの成績を取って、資格もゲットして、
などと言っていられるのは初級システム・アドミニストレータまでだそうだ。

ついでに、東京駅に着いたあたりからもうちょっと
なにをやってきたのか聞いてみたのだが、
さすがに卒業研究で情報理論を扱っただけあって、
技術の幅もかなりのものである。
さすがに今時FORTRANは書けないらしいが、
C++やJAVAは分かるのだそうだ。
…クラスとかオブジェクト指向とか、そのあたりでつまずいているらしいので
本格的にやっているわけではなさそうだが。
それでも、概念すら理解していない僕とは雲泥の差である。

前にも書いた気がするが、
教官という立場ではなく、同級生にこれだけ優れた人がいることは
非常に嬉しいことである。
励みになるし、聞くこともできる。
もはや、間違ってもこの大学でトップになった程度で喜ぶことはないだろう。
彼女はアルゴリズムの読解に弱点を抱えているらしいから、
その辺が得意だと自分では思っている以上、
彼女を追い越すくらいのつもりでないとまともに飯が食えないだろう。

あと、彼女はUNIXの扱いに長けているのだそうだ。
と言っても、基本的にPCで扱ってきたのでLinuxということになるが。
この点も、今後の勉強で大きなアドバンテージになりうる。
ついでに言うと、世の中の多くのUNIXユーザがそうであると思うのだが、
彼女もWindowsの扱いが苦手である。
同じ操作をしてもそのたびに挙動が違ったり、
ドライバなどが内部でどのようにインストールされているのか
まったく見えなかったりするOSなど、信じられないのではなかろうか。

ここまでで、文字数は8606字である。
我ながらよく書いたものである。
少し、あきれてしまう。
デートとも言えないようなこんなことが、そんなに楽しかったのか?
と自問したくなる。

彼女と一緒にいたのは、
3限が終わったあと、14時から新宿で別れた18時頃まで、
実質4時間程度である。
そして、この日記を書き始めたのが
22時13分で、現在次の日の2時15分である。
途中で風呂に入っているので単純には比較できないが、
今日の4時間の出来事を記すのに、4時間を費やしていることになる。
そうやって考えると、あきれるとか何とか言うレベルを超えて、
もはや阿呆としか言えないかも知れない。

そうそう。
友人からデートに誘えと言われた、という話なのだが、
それは元々、電話をかけて、
日曜日にでもデートに誘え、とかいう話だった。

今日、これだけ歩いたのだから、
もう日曜日にどこかに誘おう、だなんて思っちゃいなかったが、
僕がなにも言わないうちに、突然彼女が
「土日はどこにも出かけたくない、家にいたい」と言い出した。
本当にただ出かけたくないだけなのか、
それとも僕に対する牽制なのか…。
どういう話の流れでその言葉が出てきたのか覚えていないが、
土日は誘ってくれるな、とはっきり言っているわけだ。

さすがに疲れた。まあ、こんなものだろう。
9173字…。
これだけの文章を書く時間と集中力、
他のことに使えれば、大きな成果を生み出せるだろうに…。

// (続く) 2002/06/22 2:35

2002/06/23 1:55
ここから先が、本当の今日の日記だ。
…と言っても、書くことなどないが。

今日は、久しぶりにメッセンジャーを使って先輩と会話を楽しんだ。
疲れている様子も見えるが、
相変わらず独特の意見を持っていて非常におもしろい。

集中力がないだけでなく、非常に眠い。
もはや、なにをする気も起きない、という感じだ。
どうしてこれほどになってしまうのだろう。
やはりコーヒーを飲まなければダメなのだろうか。
そろそろ依存症になってきたのかも知れない。
それとも、ただ体を動かしていないのが悪いのか?

ワールドカップ、韓国が勝ったことには少し驚いた。
審判のせいにしている人もいたが、
あのシステムを冷静に検討すれば、正しく審判できると考える方が
よほど間違っている。
あれは審判が間違えるというのも考慮に入れた上でのシステムだと思う。
単純に改善策を示すとしても、
審判がコート上ではなく、遠くから見るだけでもだいぶ違うだろう。
勝負なんて運次第、正確さなんて縁遠い。
そんな世界だからこそ、サッカーは人気があるのではなかろうか。
にわかファンが、普段の感覚を持ち込んでいい場所ではないだろう。
それにしても、そんなことを書いた日記に
やたらに多くの投票があった。
いったいどういうことなのだろう。
内容もそれほどおもしろいとは思えなかったのだが。

今日は、やけに寒かった。
ちゃんちゃんこなんて取り出したのは久しぶりだ。
それに、夜に窓を閉めているのも久しぶりだ。
おかげで、コンポのボリュームを少し上げ気味で聞くことができるが。

ダメだ…。
もう少し書こうと思うが、もう眠くて仕方がない。
夜も遅いし、もう寝た方が良さそうだ。
明日、少しは書けるだろうか…?

// (了) 2002/06/23 2:45



2002年06月21日(金) 実験のレポート / デート?

2002/06/21 3:37

やはり、実験のレポートは普通のレポートとはきつさが違う。
パターンが決まり切っている分、書きやすい部分はあるのだが、
それでもやっぱり実験は実験である。
量は多いし、考察と言われても困る。
特に今回の実験は、方案から自分たちで立てたのだが、
楽をしようと思って極めて簡単な実験にしてしまったために、
逆に実験結果から読みとれることが非常に少ない。
当然、そこから考察して導けることはさらに少ない。
正直、僕の能力では、実験の方案から発表まですべてこなすのは無理である。
まあ、無理だからこそ授業として扱うのだとは思うが。
ちなみに、考察などは自分でやるのだが、
方案作成と発表はグループで行う。
それがせめてもの救いなのだが、リーダーがいないために
話し合いをしてもまったくまとまらない。
と言って自分がリーダーになろうとも思わないし…。
なかなか難しい問題である。

とまあ、弱音を吐いているのだが、
これは実は準備段階で、正式なレポートではない。
一度実験を行った段階でとりあえずレポートを仕上げ、
不足の部分を検討して、もう一度実験を行い、
それから正式のレポートを書き上げるのだ。
つまり、完成版のレポートを書くのはもっと大変だということだ。
むう…。

最近、My Refererに他の人の日記が入っていることがよくある。
これはいったいどうしたことだろう?
まさか、マイエンピツを使わずに、僕の日記を直接お気に入りに登録しているのだろうか。
んなことあるわけないが。
自分の日記を広告しようとしているのか、とも思ったが、
それにしては定期的にポツポツと来るのがよく分からない。
いったいなんなのだろう?

2002/06/21 22:13
どうもインターネットの調子が悪いので、
今日はWordで日記を書くことにする。
最終的に上げてしまえば、見ている方からは同じように見えるだろうが。

昨日は4時頃までレポートを書き、
その後9時まで寝て、大学に向かった。
レポートの内容に不備はあったものの、
とりあえず12時までに大学に着き、期限内にレポートを提出することができた。
僕にしては無難な結果である。

その後、距離を置くという話はどこへ行ったのかと自分でも思うが、
彼女と落ち合って、貸していたCD-Rを返してもらった。
…と言っても、元々僕のものではないのだが。
無事に使えたと言っていた。
まあ、僕が使えたのだから、彼女が使えない道理はないのだが。

それから、三限の講義に出席した。
僕たちの課程は先週と今週、
乗船実習のために半分ずついなくなる。
そのために、他の課程の人たちも巻き込んで
同じ講義を二度繰り返してくれていたのだが、
この講義以外はすべて休講であったために、
僕たちの課程で出席したのは僕を含めてたったの2人だった。
ちなみに、もう一人は彼女ではない。
彼女は編入生だから、単位の取り方が僕たちとはまったく違う。
4年の単位をすでに認定されていたり、
1年生の基礎科目が認定されていなかったりするのだ。
だから、実は彼女と一緒に受けられる講義は、
僕が取っている講義の半分くらいしかない。
…別に、講義中に話したりする訳じゃないのだから
別にどうだっていいのだが。

三限の講義は、少し早く終わった。
だから、そのままでは彼女とは落ち合えなかった。
今までの話の流れから言って、
ここで下手なことをしては適当な距離を保つなんて言っていられなくなる。
しかし、僕はどうしてもその場を離れることができずに、
大学の構内をウロウロしていた。
だが、授業の終了時間になっても彼女の姿を見ることはできなかった。
探せばいたのかも知れないが、そのまま僕は帰ることにした。

しかし、帰ったところですることなどなにもない。
レポートは家でやった方が簡単である。
そこで、僕は友人に電話をかけた。
池袋にあるトヨタの自動車展示場“amlux”で
ソアラを借りて乗ろうと、前から話していたのだ。
ちなみに、なんでわざわざ講義のある日にしたのかと言えば、
それは平日の方が、レンタル料金が安いからである。
金のない学生としては、その辺の考慮が必要であろう。

ところが、彼は非常に忙しかった。
考えてみれば、暇なのであれば講義に出てくるはずだ。
僕が彼に電話をかけたところ、
電話からは女性の声が飛び出してきた。
ちなみに、「彼」と言っている以上、その友人は男である。
性転換手術をしたと考えるより、
別人が話していると考えた方が、現実味があるだろう。

Wordで文章の修正をかけてみたのだが、
この文章もなかなか修正すべき点が多いようだ。
多くの指摘を受けてしまった。
…ほとんど無視してしまったが。
見た感じ、受動態が多いように見える。

(中断) 2002/06/21 22:46
(再開) 23:53
ここまで細かく時間を記す必要があるのかとも思うが、
一応、この日自分がどうやって日記を書いていたのか、
ということが後から分かるように、記しておくのも悪くないだろう。
たいした手間ではないし…。
VBAで一定の情報を常に書き込めるようにすると
便利かも知れない。

それで、その女性の正体だが、
実は何のひねりもない。彼の恋人である。
実は他の人と結婚していたのに離婚してしまったとか、
そういうなかなか物騒な話を聞いてしまった。
…僕には縁のない話だ。

それで、結論としては、
彼にけしかけられてまたデートに誘うこととなった。
別にそんなのは無視してもいいのだが、
ここで押されて僕の心は揺らいでしまった。
彼は今すぐ電話をかけろと言っていたが、
僕はそのときまだ駅にいたので、ひとまず大学へと戻ることにした。
ちなみに、そのとき彼は、
デートに誘ったらメールを書け、と言っていた。
そんなに気になるのだろうか。

大学に戻ったら、彼女はすぐに見つかった。
なぜか建物の前にボーっと立っていたのだ。
…ちなみに、そう見えただけで、実際にボーっとしていたのかどうかは分からない。
彼女は僕に背を向けた形で立っていたのだ。

彼女が向いていたのは、
ちょうど僕が講義を受けていた教室のある方角だった。
…一瞬僕を待っていたのかと誤解したが、
まさか、そんなことはないだろう。
「別人だと思っていた教官が
同一人物だと分かって、パニックになっていた。」と、
なんだかよく分からないことを言っていたが…。

それはともかくとして、
どこかに遊びに行こうという話にはなったのだが、
彼女がADSLを導入する予定があることから、
新宿のヨドバシカメラというひどくつまらない場所が候補になってしまった。
それではあまりにも…、と思い、
半ば当たって砕けろ、という感じでお台場に誘ってみた。
すると、案外あっさりと承諾してくれた。
…もっとも、彼女は何か言われたときに
断れない性格なのかも知れない。
そうだとしたら、こっちも十分注意しないと、
知らないうちに迷惑をかけかねない。
…まさか、もう遅いのだろうか?

お台場に行こうと思ったのだが、
たまたまそのとき、ちょうどいいバスがなかった。
そのため、途中のバス停で降りることになった。
有明コロシアムというのがあったが、僕には土地勘がなかった。
そんなところに誘うなよ、と自分でも思うが、
僕がまともに分かるのは新宿の西口くらいである。
あと、一応渋谷も分かるが、行きたくはない。
東急ハンズはおもしろいが、あとは、特におもしろいものがあるわけでもないからだ。
ちなみに、一般に東急ハンズの評価は渋谷の方が高いのだろうが、
僕は池袋の東急ハンズの方が好きである。
よく分からないものがたくさん置いてあるからだ。

そこからどう歩いたのか、詳しいことは覚えていない。
とにかく、東京ビッグサイトの方に出て、
あまり興味深い展示がないのを見ると、そこから駅の方に向かった。
確か、「東京国際展示場駅」であったと思う。
新都市交通システム「ゆりかもめ」の駅である。
ゆりかもめは、しばらく見ないうちに車両がずいぶんきれいになっていた。
ただ、運賃はべらぼうに高い。
その東京ビッグサイトから新橋駅まで、なんと370円である。
とても乗る気がしない。

その先には、なんだか妙な名前の橋があった。
ひらがなで7文字だったが、正確な名前は覚えていない。
調べようにも、今日はADSLが不調でインターネットが使えない。
どうやってこの日記を上げようかと思案中である。
まあ、とにかく橋があったのだ。
地図にも書いてあったから、このあたりの土地勘がある人なら分かるだろう。
近くに観覧車があった。
…近くに、と言っても、歩くとそれなりにあったが。

観覧車に乗ろうかと思ったのだが、
彼女が怖いと言ったのでやめておいた。
せっかく来たのだから乗ろう、と少しがんばったが、
ジェットコースターには乗れても観覧車には乗れない、
という、よく分からない話に押し切られた。

それにしても、有明からこの観覧車に来るまでずっと歩いてきたのだが、
その人の少なさにはかなり驚いた。
特に、橋のあたりや東京ビッグサイトから少し離れた道などは
ほとんど人がいなかった。
仮にもお台場である。どうしてこれほど人が少ないのだろう?
前に来たときはもう少し人がいたような記憶があるが…。
まあ、ビッグサイトでやっていた催し物が
つまらなかったのが原因かも知れない。

観覧車から右手の方にしばらく向かうと、
なにやらまた橋が架かっていた。
その辺り一帯について言えることだが、
公共事業がさんざんにけなされていた時代、
よくもまあ、あれだけの都市を築けたものである。
いったい誰の才覚によるものなのかは分からないが、
すさまじい実力である。
もっとも、繰り返すが、来ている人は少なかった。

これだけ歩いて、ようやく目的のフジテレビにたどり着いた。
運動不足で虚弱体質ではあるが、
それでも一応男である僕が少し疲れたのだから、
彼女の負担はいかばかりか、と思ったら、
全然疲れていないらしい。
かなり強調していたので、たぶん本当のことだろう。
少なくとも、疲れていると思われたくない、
と考えていることは分かった。
有明コロシアムからフジテレビまで、どのくらいあるのだろうか?
たぶん、1キロメートル程度だと思うが…。
ただ、アップダウンがかなりあったので、とてもそんな短くは感じなかった。

フジテレビには、言わずもがなのことではあるが、
見るべきものはなにもなかった。
あえて言うならフジテレビの建物そのものであるが、
これとても、僕は一度見たことがある。
二度見る価値はない。
ただ、彼女は初めてだったようなので、
それなりにいい経験になってくれていれば嬉しいのだが…。
それにしても、Wordの文法チェック、
「言わずもがな」くらいの言葉は知っておいてほしいものだ。
なにが「入力ミス?」だ。
そう言えば、最近はこのくらいの言葉になると、
知らない人が多いという新聞記事があった。
…まあ、僕も人のことは言えないが。
その新聞記事に載っていた言葉、すべて分かったわけではないのだから。

フジテレビに行ったあとは、
ミニチュアの自由の女神を見て、その近くの建物に入った。
あとはたこ焼きを食べて、帰った。
帰りには、ちゃんと新宿のヨドバシカメラに寄ったが。

僕にいろいろとけしかけた友人は
デートが盛り上がることを期待したのかも知れないが、
ルートもやっていることも、前に友人と来たときとほとんど同じである。
ただ、前に来たときはきっちり夕食まで食べてから帰ったが、
今回はその前に軽く食べただけで帰ったことが違うくらいだ。

明らかに、彼女の方から適当な距離を置こうとしているのが分かる。
話に夢中になるとだんだん周りが見えなくなってきて、
バスの中でもだんだん声が大きくなる、というかわいい弱点があることも分かったが、
それ以上に、今日は彼女との距離を感じてしまった。
いったい彼女がなにを考えているのか、
今までどんな風に生活してきたのか、
などが、少し分かった気がする。
学会の優秀卒業生、などというのに選ばれている時点で
普通の高専生とは違う、と思っていたのだが、
成績表を見せてもらって、それが確信に変わった。
ほとんど全部優で、良が3つ程度、可に至っては1つしかない。
知り合いの先輩が、
「高専から大学に来るような人は、平均よりずっと優秀な人が多い」と言っていたが、
まさにその通りのようだ。

ついでに、入ってみなければ分からない大学生活以外に、
少し高専の事情についても書いてみようと思う。
なじみのない人のために、高校と対比させてみようと思う。
聞いた話を僕の解釈で書いているので、
間違いがあれば是非指摘してもらいたい。

基本的に、高校は中学に近く、高専は大学に近い。
最初にこんなイメージを持つといい。
少々乱暴だが、中学を卒業してからいきなり大学に入る、
という感覚で間違いはないだろう。
通常、大学が4年で終わらせているカリキュラムを5年かけてやっている、
という感じのイメージでいいようだ。

高校、特に普通科の高校では、基本的に一般教養しか扱わない。
専門科目は存在しないのが普通科という課程である。
それに対して、高専は名前の通り、
基本的には専門科目を身につけるために存在し、
専門科目に必要な数学などを学ぶ、というスタンスである。
そのため、必要に応じて数式を扱う応用力が問われるが、
公式を片っ端から暗記していても、使うことはほとんどないらしい。
だから、図形の問題を見て瞬間的に答えを出すような、
センター試験的な問題を極めて苦手としている。
それで不利になるようなことが、現実の世界でどれだけあるのか、
と考えると、別に大きな問題であるとは感じないが。
ちなみに、高専ほどではないが、
国立高校にもこのような傾向があるらしい。
共通することは「偏差値」という概念を持っていないことである。

一般に、…と言うか僕は、
進路選択の際、偏差値をもっとも重視した。
どれほど高い理想を掲げても、偏差値が及ばなければ
大学に入学することは不可能であるからだ。
また、基本的に偏差値の高い大学の方が
レベルの高い教育を提供しているはずだ。
一概には言い切れないが、少なくとも、
多かれ少なかれ、そのような傾向はあるはずだ。
最初に「一般に」と書いたが、
おそらくこれが普通科の高校生の考え方であろう。

ところが、高専生や国立高校の生徒は考え方が違う。
どちらも、教育方針によっては偏差値を重視することもあるだろうが。
特に、国立高校の場合は、僕の知っている事例の方が特殊なのかも知れない。
とにかく、彼らは偏差値を考えない。
…それ以前に、偏差値というものがどういうものであるのか知らないのだ。
僕が在学している課程は、入学時の偏差値が49である。
さすがに入学してからこれだけ経つと気にしなくなったが、
当時はかなりコンプレックスを感じたものだ。
まあ、彼らの場合、推薦で入ってきたという事情もあるだろうが。

このように、高専は普通の高校と全然違う。
比較するだけでもかなりおもしろいと僕は思う。
それでは、大学と同じなのかというと、そうでもない。
高校と比べれば大学に近いことは確かである。
単位の考え方、研究室に生徒が所属する、という考え方などは共通している。
…そう言えば、高専生は「生徒」なのだろうか、「学生」なのだろうか。

ただ、講義の雰囲気がだいぶ違うようだ。
大学の場合、私語を慎んで、教官の話に耳を傾ける、
という傾向が強い。
他の国は知らないが、少なくとも日本はそうである。
それに対して、高専ではかなり対話的な授業が行われるらしい。
1クラス40人という、ここだけ高校並の環境が功を奏しているようだ。
ただ、必ずしもプラスのイメージだけではなく、
大学と比較して講義に緊張感がない、という要素もあるようだが。

話はそれるが、
僕が所属している大学の場合、
少なくとも教官は対話的な授業を心がけている。
特に、アメリカに行った経験のある教官に、その傾向は顕著である。
しかし、中学までならともかく、
高校までひたすら机で知識を頭に詰め込む訓練を積んだ学生にとって、
対話的な授業など苦痛以外の何者でもない。
独創的な発想、臨機応変の反応、差別化された意見、
すべて、高校までの教育とは矛盾すると言っていい事柄である。

僕はなるべく前の方に座り、
教官の問いかけには極力答えるようにしている。
僕はたまたま優秀な友人に恵まれ、
同級生の中ではまだ学術的な議論に慣れている方、…のはずだ。
だからそれなりに返答もできるのだが、
それでも、かなりチクハグであることは否めない。

それと高専がどう関係するのか、という話だが、
要するに、15歳の時点でどのような教育を受けるかで、
このような点でかなり大きな違いを生ずるのではないか、ということだ。
ただ、彼女は講義中に積極的に質問をすることはないが、
それは単に、性格の問題だろう。

ただし、これだけ見ると高専の方がずっと優れているような気もするが、
当然のことながら、大きなデメリットも存在する。
基本的に自分の出た学校をボロボロにけなす人間などいないから、
きっと彼女が教えてくれなかったデメリットもまだまだあるだろう。

先ほども書いたが、第一に挙げるべきことは基礎教養である。
僕だって威張れるほどの能力はないが、
高専生の基礎教養は、それこそひどいものである。
…もちろん、これはここの学校にも寄るだろうし、
専門科目の系統にも寄るだろうが。
とにかく、工学の場合は中学卒業レベルでいきなり、
工学の行き当たりばったりな数学の使い方を学ぶため、
数学の問題をまともに解けない。
他の基礎教養についても同様で、
古典や漢文に至ってはカリキュラムにそもそも存在しない、という状況である。
ここまで言い切っては悪いが、
中学卒業レベルの生徒に対して、
専門教育以外はまともな教育をしていない、と言ってしまっていいほどだ。
成績表に優がズラッと並ぶ彼女ですら
僕より数学的能力が劣るのだから、この問題は相当深刻である。
T字型の人材なんて、遠い夢である。

まあ、もっと問題なのは英語だと思うが。
なんせ、数学は一応専門科目でも使うが、
英語は本当に基礎としてしか扱わない。
そのため、まともに文法も分からない、という事態を招く。
受験を経験していないことも大きいだろう。

第二に挙げるべきことは、その偏った教育である。
要するにつぶしが利かないのである。
まあ、そんなのは高専を選んだ生徒自身が悪い、と言ってしまえばそれまでだが…。

彼女の話に戻るが、
さすがにそれだけの成績を取るだけあって、
勉学に取り組む姿勢は、この大学には本来あり得ないほどのものである。
だいたいいつも勉強している、と言って間違いではないくらいだ。
…そう考えると、僕はいつもいつも邪魔しているのかも知れない。

そろそろ、このエンピツで一日に書ける限界の文字数が来たようだ。
さすがに、Wordで書くととてもはかどる。
腐ってもワープロソフトである。

// (22日に続く) 2002/06/22 2:10



2002年06月20日(木) 土壇場

いよいよ、明日がレポートの締め切りだ。
今日ばかりは日記を書いている場合じゃない。
本当は昨日も日記を書いている場合ではなかった。

そんな事情で、今日はこれまで。
ああ、そうそう。
彼女とは、結局今まで通り、という無難な結論で落ち着きそう。
これで良かったんだ。

// (了) 2002/06/20 19:42



2002年06月19日(水) 2人きりの幸せ

今日は、かなり長い間、彼女と2人きりで過ごすことができた。

…乗船実習からの日記はずっとそうなのだが、
僕の日記は、冷静に見て、
他人から見ておもしろくないものである可能性が強い。
そのために、僕はこうやって
他人から見てもおもしろい日記に仕上げようとしているのだ。
しかし、いつかに書いたようにフィクションではなく、
僕が記憶をゆがめてしまうようなごく特殊な記憶障害になっていない限り
この日記に書いてあることは、たいていは事実のはずである。
ただし、客観的に書こうと心がけてはいるが、
僕が僕自身のことを書いているのであり、
僕の独断や主観で物事をとらえるのは避けられないと考えられる。
だから、かなり誇張が含まれると思ってもらえれば幸いである。
…この日記を読んでいるのは、
僕の直接の知り合いとまったく知らない人、どちらが多いのだろう?
知らない人にとっては、そんなことどうでもいいと思うのだが。

それで冒頭のことなのだが、
二限は普通に講義があり、乗船実習の関係で
多少出席者が少なかったものの
それでも通常の講義として成立していた。
ところが、三限はそうは行かなかった。
昼休みに教室に行ったところ、
なんと、教室には彼女一人しかいなかったのだ。
いったいどうしたことだろう。
レポートが数多く出ているし、元々人気のない科目ではあるし、
出席者が少ないことは用意に予想できたのだが、
それにしてもその事態は異常だ。

結局その事態は、講義の開始時間まで続いた。
教官が来た時点で、2人しか出席していなかったのだ。
いくら小規模な大学とは言え、これはさすがに異常である。
最終的に出席していたのは5人だったと思う。
教官も、こんな状況でよくやるものだ。
ちなみに、来週はOBを呼んでいるらしい。
わざわざOBを呼び出してそんな状況になってしまったら
とても笑えないと思うのだが、どうなるだろう?
まあ、来週にはだいぶレポートも片づいているはずだから、
きっと大丈夫だろう。

話の内容自体はまあまあ重要な話だ。
HDLC手順とOSI参照モデルを扱った。
仮にも情報系を語るならば外せない内容であるはずだが…。
もっとも、OSI参照モデルを講義の半分、
45分程度で話されても、とても理解できるわけはないが。
まあ、概要はつかめた、と思う。

自分の理解度を確認するために記しておくと、
OSI参照モデルは、計算機間のあらゆる状況を想定して
策定された非常に規模の大きな規格である。
大きすぎて抽象的で訳が分からず、神学書と呼ばれるほどらしい。
このOSI参照モデルでは、ネットワークを七つの階層(レイヤー)に分類する。
それぞれの層は、お互いに同レベルの層と通信を行う。
上下との関わりはあるが、それはモジュールとして明確に区分されている。
こうすることで、たとえばアプリケーションは
細かい通信手順などを気にすることなく通信を行うことができる。
ちなみに、これを簡略化したものが
TCP/IPであると考えても間違いではないようだ。
間違いがあったら是非指摘してほしい。
別に自分の知識を披瀝するつもりで書いたのではなく、
自分の貧弱な知識を公開し、少しでも高めようとしているからなのである。
はっきり言って、人から教えてもらえば簡単だ、と思わないでもないが。

その講義の後、彼女とはずっと一緒にいた。
で、レポートを書いていた。
おかげで塾に遅れてしまったが、まあ、この際それはいいとしてしまおう。
…生徒には申し訳ないことをしたが。
自分の感情を理由に責任を放棄するようになったら、
いよいよ堕落人間の終末のカウントダウンが始まってしまうのかも知れない。

にしても、
昨日まで彼女がなにを考えているのか分からない。
僕は彼女から見捨てられたに違いない、とか思っていたのに、
ちょっと話しただけでもうこんなに調子に乗っているのだから、
我ながら実に単純である。
とは言え、彼女がなにを考えているのか分からないことは変わらないし、
情勢に何か変化があったわけでもないのだが。

でも、僕は変化を望まない。
いつか、もしかしたらより強い関係を望むかも知れない。
あり得ないとは思うが、彼女を離したくない、と思うかも知れない。
でも今は、この現状がとても快適だ。
僕の方から踏み込み過ぎなのは注意しなければならないが、
彼女とはつかず離れず、適当な距離を保った関係でいたいのだ。
少なくとも、周りに人間がいなければそれも可能だと思うが、
周囲の人間との関係が絡むと、それも微妙である。
二、三日話さなくても関係が変化しない、ということが分かれば、
こんなに焦らなくて済むのだが…。

きっとうまくやれる。
そう信じよう。
ただ、まじめな話、話をする限りでは彼女は
ダントツにプログラミング能力が秀でている。
僕の感情なんて無視したとしても、
彼女との関係が絶たれることで生じる損失は計り知れない。
なんせ、ほとんど自学自習でやるしかなかった勉強を
きっちりと専門教育を受けた人間から学ぶことができるのだ。
ついでに言えば、感情的な面で考えて
モチベーションの維持にも最適の相手である。
とりあえず、これで基礎的なアルゴリズムの具体化は問題なさそうだ。
リスト構造や、スタック・キューなどはコーディングできるようになるはず…。
この程度はできなければ後々大きな問題になりかねない。
…今でも、すでに問題と言えるが。

まあ、目標は目標として、
とりあえずはレポートを片づけることである。
すべてはそれからだ。
単位を取らねば何にもならない。
C言語だけできても仕方ないのだ。

// (了) 2002/06/20 1:06



2002年06月18日(火) 無為な一日

2002/06/19 1:00
レポートが大量にたまっていて、
その他にもやるべきこと、やりたいことはたくさんあるにもかかわらず、
なにもせずに、ボーっと一日を過ごしてしまった。
…おかげで、疲れだけはとれたのだが。

とりあえず、木曜日までに作らなければならないレポートがあって、
それ以外に金曜日までのレポートもある。
さらに、来週の月曜日が期限のレポートもあり、
そのあとの金曜日にもまた1つ。
さらに来週の金曜日にももう一つのレポートが提出期限になる。
そう言えば、今週の金曜日はもう一つ、
実験のレポートも提出期限だった。
なにもしていなくとも、時間は刻一刻と過ぎていく。
怠けていようとなにをしていようと、
時間は決して待ってはくれない。

そういえば、PCの不調の原因もまだ追求していない。
異音がするのだから早急に開けてみなければならないのだが。
その他にも、C言語の練習をしようと
プログラムの計画だけ立てて、紙を机の上に置いたまま何日も過ぎている。
さらに、小説も最近はほとんど書いていない。
乗船実習の写真も上げようかと思っているのだが、まだなにも手を着けていない。
日記を上げただけだ。
しかも、日記は1つ消してしまったし…。
日記の中にレポートとして提出するはずだった感想文も入っていたので
それも書き直さなければならない。

書いていてどうも調子がいいと思っていたら、
今日は家庭教師をしに行って、そこでコーヒーを飲んだのだった。
だから1時を回っているにもかかわらず目が冴えているわけだ。
これは、ちょっと問題と言うべき状況のような気もするが。

ワールドカップ、ついに日本が敗北したらしい。
これで、ちょっと異常とも言うべき盛り上がりも少しは沈静化することだろう。
まあ、残念な気はしないこともないが、
別に、いつか負けることは分かっているのだし、もはやどうでもいいと思うべきだろう。
…と言っても、確率的に考えて、日本が優勝することも
あり得ないことではなかったと考えられるかも知れないが。
まあ、終わってからなにを言っても大きな意味は持たないだろう。
そう言えば、韓国が勝ったことに少し驚いた。

僕は、ワールドカップそのものにはそれほど興味はないが、
付随する多種多様なものの中の一部には興味がある。
ワールドカップは当然周囲の人間の間で話題になる。
コミュニケーションには常に注意を払っているから、
当然、話題についても興味を抱かざるを得ない。
さらに、ワールドカップは世の中の様々なものに
大きく影響を与えている。
政治や経済などもそうだし、
もっと卑近な例で言えば、普段使っている電車もそうだ。
とにかくいろいろなところに影響を与えている様子が見られる。

それにしても、みんな忘れてはいないだろうか。
世の中には、ワールドカップに興味がない人も多いということを。
僕のような人間ではなく、
とにかく付随する事柄にも興味がない人、ということだ。
ナショナリズムが嫌いな人もいるだろう。
サッカーが分からない人もいるだろう。
具体的な数字としては、日本とロシアの対戦時、
15%の人が「利家とまつ」を、7%の人が「十戒」を見ていた、
という情報が朝日新聞に載っていた。
少なくとも22%の人は、これらの番組の方が
ワールドカップよりおもしろいと感じていたのだ。

今日は、母がどこかに飲みに行っているとかで、
夕食がなかった。
それでも何の不自由も感じない自分を少し不思議に思う。
そう言えば、家庭教師に行ったとき、
コーヒーと一緒に少しお菓子をもらった。
これが夕食の代わりになった、ということだろうか?
汚ギャルもびっくりの食生活である。

…また異音がする。
いったい何の音なのだろう?

すべての授業が休講なのは今日だけで、
明日からはまた、少しずつ講義が始まる。
すべての講義が始まるわけではなく、半分くらいは休講なのだが。
僕は、再履修の講義などがあって、
なかなか一週間まとめて休む、というわけにはいかない。

ちなみに、乗船実習の後半組は、
僕たちと違い、1日目から館山に行ったらしい。
雨が降っているというのにずいぶんがんばったものである。
まあ、雨と言っても、僕たちのときは台風だったのだから
行けるはずもないが。
というか、たかが乗船実習で台風の中に突っ込みたくはない。
素人が大勢乗っているのだから、下手をしたら命に関わる。
乗り物酔いをする人にとっては健康も重大な問題だろう。

そう言えば、恋愛話は盛り上がる前に収束しそうだ。
少し残念だが、まあ、やむを得ないことだ。
それにしても、大学生にもなって
こんな話で大学のあちこちに噂が流れるとは思わなかった。
同じ課程に所属する人たちの半分がいなくなっているのは幸いである。
たぶん、なにもしないで来週までやり過ごせば、
こんな噂は消えるだろう。
僕には元々お節介な友人がいるから、そのお節介な人が増えたところで
たいした影響はないが、
彼女の方にしてみればいい迷惑だろう。
配慮のない行動をした僕も、それを取り上げて噂にする周囲も、
どっちもガキなのかも知れない。
まあ、噂と言っても、僕が気にしているだけで大したことないのかも知れないが。
いや、そうであって欲しい。そう信じたい。

// (了) 1:28



2002年06月17日(月) 憂鬱な月曜日

2002/06/18 1:10:14
今日は、なんかむなしい一日だった気がする。
最大の原因は、友人がみんな帰ってしまったことだろう。
もともといつも来ている友人がなぜか来ていなくて、
もう1人いる奴も、途中で帰ってしまった。
他の友人はもともとほとんど来ないやつだったり、
再履修で一緒にいないやつだったり…。
というわけで、午後はずっと1人で講義を受けていたわけだ。
彼女ともほとんど話をしなかったし。
所詮、実習中だけの仲ってやつか…。

なんか、これくらいしか書くことがない気がする。
5時間位しか寝ていないからなんだか眠いし…。
明日は講義はすべて休講だが、大学へは行くべきだろうか…。
少し悩む…。

ダメだ、眠い。
これで終わりにする。
2:00



2002年06月16日(日) 悲劇の日曜日

2002/06/17 1:39
今日は、悲劇の日曜日だった。
いろいろあったが、とりあえず一番最近のできごととしては、
汐路丸実習2日目の日記を消してしまったことだ。
この日記を上書きしてしまったのだ。
かなりバカである。
いったい何を書いたのだろうか…。
しかも、そのあとすぐに元に戻せば大丈夫だっただろうに、
そのまま他のファイルをロードしたりしてしまった。

今日の朝は、友人の電話で起こされた。
遊びに行こうと言う。
今日は大学でレポートをやるつもりだったのだが、
そんな気分ではないのであっさりと同意する。
それに、彼女と万が一のことになった場合、
下見にもなるかな、とムダな期待もしていた。

で、池袋に向かった。
僕は、普段から時間を守れない傾向が強いので、
なるべく早く行こうとしたら15分前に着いた。
自慢じゃないが、時間を守る気は満々である。
そして、朝起きることさえできれば、普通に時間を守ることはできるのだ。
家庭教師の時間に遅れたことは、これでもほとんどないのだから。
…電車に乗り間違えたという
小学生並のミスをしたことはあるが。

そうしたら、僕を誘ってきた友人の方が普通に遅れてきた。
約束の五分前くらいに電話がかかってきて、
まだ東京にいるという。
池袋と東京では、山手線のほとんど反対側である。
丸の内線に乗ってもかなりの距離である。
さっきから、新宿と池袋を何度も間違えているのだが、なぜだろう?
そうそう。今日この日、初めて池袋が豊島区にあるということを知った。
杉並に住んでいる友人が、
どうして豊島区にはBフレッツが来て、杉並区には来ないのかと
嘆いていたが、池袋があるのでは優先されるのも当たり前だ。
ちなみに、それも今は昔の話。
今はその杉並の友人も、高速の光ファイバーによる回線で楽しんでいる。
うらやましい限りである。
高速通信もうらやましいが、ほとんど10メガ、という安定性も非常にいい。
ベストエフォートと言っても、
現在の加入者ではそれほど速度の低下はないらしい。
だいたい、相手のサーバのスループットがボトルネックになるなんて、
我が家ではほとんどあり得ないことだ。
…まあ、スクウェアのサーバがダウンしたときは
そんなことにもなっていたが。

友達とは、ほとんどカラオケをしただけだった。
広告ではないが、ビッグエコーはなかなかよかった。
池袋でカラオケをやるならお薦めである。
来ないとは思うが、ふと某先輩と一緒にカラオケに行きたくなった。

ついでに、アムラックスにも行った。
この日記に書くのは初めてだが、
池袋にあるトヨタの展示場である。
非常に設備が整っていて、
安い値段でさまざまな車に試乗できるにもかかわらず、
いつも空いている良いところだ。
なんであんなにいい場所があんなに空いているのか
いつも疑問に思う。
とりあえず、車を買う金なんてあるはずはないので、
カタログだけ片っ端からもらって、
チョコレートをもらって帰った。
まあ、チョコレートの賞味期限がぎりぎりであったのは
ご愛敬というやつである。

それにしても、2日目の日記は実にもったいない。
バックアップでも取っておくんだった…。
このソフトがワードパッドではなく、ちゃんとしたWordだったら…。
まあ、過ぎたことを悔いても仕方ないが。

明日は普通に授業があるが、
明後日からはボロボロと授業が抜け落ちる。
火曜日は全部休講。
水曜日は2限と3限のみ。
木曜日は3限と4限のみ。
金曜日は1限と、もしかしたら3限、である。
これも、僕たち流通情報工学課程の学生のうち、
半分が乗船実習に行ってしまうことによる。

ちなみに、今日はこの前誘った彼女からの返事が来るはずの日だった。
まあ、当然来ちゃいないが。
友人は慰めてくれたが、
後で連絡するというのはいわゆる方便というやつである。
まあ、控えめでよろしいと言うことだろう。
ただ、こちらの理解力が低いと、
こうやっていつまでもぐだぐだと言い続けることになる。

考えてみれば、彼女が自分の考えていることを
話すのを見たことがない気がする。
…もしかしたら、僕に聞く気がないだけなのかも知れないが。
にしても、いったい何を考えているのか杳として知れない。

写真、数えたら443枚もあった。
これを上げるためにもLANカードが必要だ。
そう思って大学に行ったのだが、
大学には鍵がかけられていた。
非常に悲しくてむなしかった。
日曜日の大学は休みであるということを
3年目にしてようやく知った。

そんなわけで、
結局デートもお流れ、レポートもやっていない、
写真を上げることすらしていない。
とまあ、堕落した人生をまっしぐらに歩んでいるのである。
しかも、乗船実習中の貴重な記録を消すし…。
ああ、悲しい。

// (了) 2002/06/17 2:16:37



2002年06月15日(土) なにを書くのやら…

2002/06/16 4:04
何かを書こうと思っていたはずだが、
なにを書くつもりだったのかすっかり忘れてしまった。
こんな時間では、もう眠くて眠くて…。

しかし、毎日日記を書くと決めた以上、
なんでもいいから書かなくては…。

船ではなんだかんだ言って充実した生活を送っていたが、
戻ってきたらやっぱり普通の生活に戻ってしまった。
まあ、それも悪くはないと思うが。

眠すぎる。
今日はこれだけ。

// (了) 2002/06/16 4:05



2002年06月14日(金) 汐路丸実習4日目

My Refererを参照したところ、
なんと、「一発芸」という言葉を検索して
この日記に来ている人がいた。
前の「アーマード・コア3」は分からないでもないが、
まさかこんな言葉でここまで来るとは…。
ちなみに、5月21日の日記である。

アクセス数、実習中にずいぶん増えていた。
多くの人に無駄足を踏ませてしまったようで、
何とも申し訳ない気分である。
まあ、正直なところ、
せっかく読みに来てくれたかも知れないのに
書いていなかったのが残念、というのもあるが。

// (続く) 2002/06/14 19:00

22:59
11日と12日の日記だが、ちゃんと船内で書いている。
Librettoを持っていって、狭いベッドに座り、
熱を持って低温やけどになりそうになりながらも書いたのだ。
それを、せっかくここに載せようと思ったのに、
使いもしないLANカードを大学に持って行ってしまっているために
Librettoをネットワーク接続できないのだ。
ちなみに、今のLibrettoは知らないが、
僕が持っているLibretto ff 1100CTには
ドライブなどという気の利いたものはない。
スマートメディアドライブがあるだけだ。
…と言っても、スマートメディアドライブは非常に役に立ったのだが。
詳細は11日と12日の日記にて。

それにしても、11時にもなるとかなり疲れを感じる。
昨日の日記に書いた彼女が昨日の夜、1時から停泊当直だった。
それで、僕はその当直をしている彼女のところまで遊びに行ったのだ。
…う〜ん、重症だな。

そんなわけで、本来寝ているはずの時間に
船橋にいたりしたので、かなり睡眠時間が短い。
それに、僕はこの4日、他のみんなが寝ているときもずっと起きていて、
本来の睡眠時間にしか寝ていない。
…まあ、それでも十分なのだが。

そんなわけで、世界が揺れている。
なんだかふらふらするのだ。
船に乗っていた記憶がフィードバックされているのか、
それとも意識がもうろうとして揺れているのか、
どちらかなのか、あるいは両方なのか、どっちも関係なく、
ただ何となくふらふらしているのか…。

14日、この日は朝から起きて、いきなり抜錨を行った。
前の日記に書いてある気がするが、
汐路丸は普段、隅田川に停泊させている。
そして、その隅田川は今、激しい環境汚染の影響で
川底にヘドロがたまり、水深が極めて浅くなっている。
5メートル程度しかないので、ちょっと大きな船ではもう入れない。
そんな状況なので、汐路丸も潮が満ちている時間にしか入れないのだ。

とにかくそんな理由で、6時半に起きて7時には抜錨を行い、
すぐに館山湾を出発した。
僕は抜錨の担当になったが、
実際に抜錨するのは機械、あるいはそれを操作する人間であり、
学生が大勢いても、実際にすることはない。
ただ見るだけである。
八景島沖に停泊したときは碇にヘドロがついて大変だったようだが、
幸いなことに、館山湾にはヘドロはなかった。
なにがきついって、そのにおいである。
八景島のときは、僕はブリッジにいたのだが、
そのブリッジにまで臭いが届くほどだったのだ。

館山湾を出発したあとにエンジンルームを見学した。
汐路丸のメインエンジンは1400馬力、6気筒だそうだ。
他にもいろいろスペックを話していたが、あとは記憶にない。
肝心のエンジンだが、どれが主機なのかよく分からなかった。
分かったのは、とにかくうるさいと言うことだ。
耳栓をして行ったのだが、それでもうるさくてうるさくて仕方がなかった。
ちなみに、汐路丸のエンジン回転数は基本的に300rpmで固定である。
速度制御は可変ピッチプロペラで行う。

ちなみに、船はそれだけで1つの町である。
シムシティ2000をやったことがある方は
アルコロジーをイメージしてもらうと手っ取り早い。
社会生活を営む上で必要なインフラストラクチャーがすべてそろっていると言っていい。
そのために、それに伴うエネルギー源も船に備え付けられていて、
250馬力の発電機が二機あるそうだ。
Librettoで日記を書けたのも、その発電機のおかげである。
まあ、家で充電して行ったのだから、
それだけでも日記を書くくらいはできたかも知れないが。

ただ、広いとはお世辞にも言えない船内に
あらゆる生活設備を詰め込んだツケは大きい。
さらに、汐路丸は練習船であるために、かなり大きな教室を備えている。
この教室を他の用途に使えばもう少し余裕があったのかも知れないが…。

そのため、明日あたり載せるつもりの11日の日記に書いてあるように、
男の部屋と女の部屋が隣り合ってるということにもなる。
それ以外に、デッキや船内通路を歩いていると
乗組員の部屋に響くとか、
教室で騒ぐとやっぱり乗組員の部屋に響くとか、
天井が2メートルと極端に低いとか、
まあ、いろいろな問題が生じるわけだ。

館山湾を出発したあとは、そのまま一気に東京に帰港した。
視界もそれまでの数日と比べれば良く、風も憂慮するほどのことはなく、
順調な航海だったように、僕には見えた。
実際はどうだったのか知らないが。
航海術などほとんど知らない素人の学生に
進路の指示をさせていたくらいだから、たぶん余裕はあったのだろう。

東京に着いたあと、着岸作業をして、掃除をして、食事をして、あとは帰った。
船から下りて1時間もしないうちに大学に着いたのだが、
そのときは、つい数十分前まで船に乗っていたのが
信じられない気分だった。
あと、船に乗る前買っていたアップルパイの賞味期限が切れていたことも、
信じたくはなかった。
その船に一緒に乗っていた教官に、6ヶ月になる娘がいるらしい。
その娘さんに賞味期限切れのアップルパイを食べてもらおうと思ったのだが、
「冗談じゃない」と言われた。
まあ、この賞味期限切れのアップルパイを数人の人にあげようとしたのだが、
誰も受け取らなかったので、自分で処分した。正確には、食べた。
それが14時頃で、23時28分の今でも特に異常はないので
大丈夫だったのだろう。
味に異常はなかった。

そのあと、みんなで遊びに行くという話があったのだが、
例の彼女が疲れ果てているようだったので、
僕もそれについて行ってそのまま帰ってしまった。
「ついていって」いるあたり、昨日書いた反省がまったく生かされていない…。
まあ、その場の人たちの有形無形の圧力が痛かったから、
という理由もあるのだが。
どうも、僕たちをくっつけないと気が済まないらしい。
学内の人とつきあうのが嫌だ、という
友人の言葉が、ようやく理解できてきた気がする。
別につきあう気はないが。

いつもそうなのだが、
眠いときの方が日記はすらすら書ける。
下手に理性に制約されない方が書きやすいものなのかも知れない。
それとも、疲れているということは、それだけその日に頭を使ったということを指すのだろうか?

ちなみに、僕たち同様疲れ果てていたはずの引率教官は、
僕たちが大学に着く頃には、すでに仕事の書類を脇に抱えていた。
実習中は仕事が滞っていたらしい。
…大学の教官も忙しくて大変そうである。
船にも一応持ち込んでいたらしいのだが、
揺れ続ける船の中で仕事なんてやっていたら
酔ってしまうのでやらなかったようだ。
…3日目の夜はかなり飲んでいたようで、顔を真っ赤にしていたが。
船ではなく、酒に酔ったようだ。
教官がそんなことでいいのだろうか?
普段はまじめな教官なので、実に意外だった。

あとは、去年この実習を取り損ねた
4年生と知り合えたことも大きかった。
きっと、僕の知らない情報を多く持っていることだろう。
今後、会う機会はあるのだろうか…。

これから先、船の中でまったく片づかなかったレポートをやらなければならない。
現実はあくまでも過酷である。

彼女からのメールはやはり来ない…。
疲れて寝てしまったのかも知れないが、おそらくは返事をする気がないのだろう。
まあ、仕方のないことだ。
// (了) 2002/06/14 23:40



2002年06月13日(木) 汐路丸実習3日目

ここから先は、家で直接記入している。
揺れる上に海面より低い位置にあるため窓もなく、
そしてなによりも圧倒的に狭いベッドの中で、
肩をすくめて小さなLibrettoのキーボードを叩いているわけではないのだ。
しかし、なぜかその狭い空間の方が良かったと思ってしまう。
いったいなぜなのだろう?

記入しているのは14日の17時頃であるため、
13日にどんなことをやったのかはほとんど覚えていない。
とりあえず、八景島沖から離れて館山湾に投錨したことだけは確かである。

起床して、掃除をして、朝食をとって…。
そこから先の記憶がほとんどないが、たしか
船橋に行ってデジタルカメラで写真撮影をしていたはずである。
デジタルカメラそのものにはズームの機能はないのだが、
カメラの撮影部に無理矢理双眼鏡を押し当ててやれば
拡大して撮影できることに気づいたのだ。
デジタルカメラの詳細な構造は分からないが、
こんな無茶なやり方で拡大ができるとは思わなかった。
しかし、それならどうして光学ズームを搭載した商品が現れるのが
こんなに遅く、しかもその商品はどうして高価なのだろう。

航海中の当直は、確か一回やったはずだ。
しかし、その間に実験を行ったため、
なし崩し的に当直の時間が終わってしまった。
そもそも僕たちは、航海術は専門でないので、
当直に立ったところで何の役にも立たない。
あくまでも体験することに価値があるということだろう。

それ以外に、12日から13日にかけての夜、
朝の4時から5時の1時間、停泊当直を行った。
こちらはまったく役に立たないと言うことはないかも知れない。
停泊中とは言え、船は海に浮かんでいる状態だ。
いつ障害物が現れるか分からない。
そのために、そのようなものが向かってきたりしないかどうか監視するのだ。
また、それ以外にも気象条件を観測して記帳したりする仕事もある。
航海術は分からないが、必要があってのことだろう。

実験は、班によって旋回径の測定と停止惰力の測定の2つに分かれた。
僕は停止惰力の測定を行った。
実際には停止惰力の測定に伴う初期条件の観測だ。
そんなことを言っても、東京湾の中なのでうねりはなかったし、
風も真風力計と真風向計を見ればすぐに分かる。
風浪は、目測ということなのでこれもすぐに終わった。
まあ、大したことはしていないということだ。

この日の夜、2人の友人に呼び出されて
1時間くらいいろいろ言われた。
内容は人生の哲学みたいな抽象的な話が多かったが、
要するに、前から書いている例の彼女ともっと積極的につきあっていけ、
ということだった。
哲学的なことをさんざん言っても結局のところ、
自分たちがおもしろければそれでいいのか、と思い、
自分は与えられた環境の中で最善の選択をするだけだ。
彼女を誘ったりすることが最善の選択とは思えない、
…とまあ、シニシズム的というか冷徹というか
とにかくそういう返事を返したら
「殴ってやる」とか「卑怯だ」などと言われた。
まあ、人間は結局本音をぶちまけてはいけないということだ。
あるいは、本音を言う相手を間違ったということだろう。
これは僕が悪い。
感情的な議論を持ちかけている相手に対して
冷静な議論ではなく冷徹な議論を持ちかけては逆効果だ。
僕がとるべきだった態度は、
あくまでも相手の言葉を忠実に受け入れ、
なるべくならその相手の言葉通りの行動で示すことだったのだ。
途中で気づき、実際その通りにしたのだが。

理不尽な意見に対しては、強い力を持たない以上、
反抗することで得る利益は少なく、損失は大きい。
あくまでも意見を受け容れることが最善の選択であろう。

ただ、分かってはいたのだが、
そうなると、上記の彼女が犠牲になることになる。
彼らの興味によって僕が行動し、彼女は僕の行動によって、
おそらくは真剣に考えるだろう。
確かに、僕が彼女に強い興味を持っていることは事実であり、
それだけなら彼女が犠牲になっているとは言えないかも知れないが、
その僕の背後には、興味本位で僕たちの動きを注視している人間がいる。
その時点で、彼女は被害者である。
僕は、そのことを知っているのだから被害者とは言えないだろう。
彼らと同様の加害者である。

当たり前だが、僕は初めから加害者になるつもりはなかった。
しかし、上記の損失に耐えられなくなったのである。
あえてぼかして表現すれば、その損失とは信用を失うことである。
彼らは彼ら自身の判断基準で僕を判断し、
彼らの判断基準に僕が適合しなくなったら、もはや僕を信用しない。
それでは、僕は困るのである。
冷徹なようではあるが、当然、僕だって同じように彼らを判断している。
そして、上記のようにひどく強引な点はあるが、
おおむね信用できると判断しているのだ。
詳しいことは相手の心が読めるわけではないので分からないが、
彼らは、一度信用した相手が信用できなくなるのを
避けたがる傾向にあるらしい。
自分の判断の間違いを認めたくないのか、
あるいは僕のことを本気で心配しているのか…。
極めて信頼性の低い根拠ではあるが、
「僕の見た感じ」では、一応後者のような気がする。

それで、彼らの意志によって僕が起こした行動、
つまり、彼女に対してアプローチを仕掛ける、ということであるが、
これはあっさりと失敗した。
どこかに遊びに行かないか、と僕は言ったのだが、
それに対して、また後で連絡する、という
極めてよく使われる否定の文句によって断られたのである。
これで、彼女だけでなく、僕にとっても最善の結果が得られた。
彼女が犠牲者となることはなく、
僕も行動は起こしたのだから、最悪の損失は免れた。
誘って断られる、ということは少し残念であるが、
かと言って、これが悪い結末だとは思わない。
まあ、この極めて当たり前の結末を予測できなかった僕は馬鹿であると言うことだ。
僕に対して行動をけしかけた2人はがっかりするかも知れないが、
尖兵として僕を使ったのが悪いのだ。
それにしても、僕のこの方面に関する能力不足は
僕自身よりも彼らがよく知っているはずである。
それなのになぜ、僕にこういうことをさせたのか理解に苦しむところがある。
自分たちがおもしろければ結果がどうなろうと知ったことではなかったのかも知れない。
これで、結果的に彼女と僕との間は
少なからずぎくしゃくすることになった。それが楽しいのだろうか。
そんな考え方をしているのなら、
わざわざ長い時間をかけて僕に説教などしないと思うのだが…。
まあ、いくら考えても、人間の心は読めないのだから、真相は闇の中だ。

僕の望みは、あくまでも彼女と「良い友達」でいることである。
彼女は僕の判断する限りでは非常に理知的であるし、
技術的な知識において僕より優れている点が多い。
人格的にも、(それこそ本当のところは分かったものではないが、)
僕が見る限りではまじめで勤勉であるように感じる。
友人として尊敬できる相手だということだ。

まあ、実習中はかなり長い時間彼女と一緒にいたので、
周囲の人間が誤解するのも分かるし、
彼女に多大な迷惑をかけたことは間違いない。
十分に反省すべきだと思っている。
あとはこの誤解によって、彼女に精神的な苦痛がないよう祈るのみである。

所詮人間は利己的だ。
すべての行動は、結局のところ自分の満足のためである。
しかし、それでも相手のことを思い、
自分の行動を制限するのが悪いとは思わない。
「彼女に悪く思われたくない」という利己的な動機だとしても、
結果としてその彼女のためになれば、それはそれでいいのではないだろうか。

気象条件は、確か曇りである。
あと、14日の下船式で聞いたのだが、
どうやら梅雨入りしていたらしい。
湿度は海の上であるため、湿度計で見る限り100%の飽和状態である。
ちなみにこれは、1日目から4日目まで、
ほとんどすべての時間、そういう状態である。

…忘れていた。
この日は、釣りをしたのだった。
湾内の沖合に船で出て釣りをしたのだ。
これは、常識的に考えればかなり貴重な体験であろう。

それで、館山湾にてアジを釣ったのだが、
これがまあ、何とも実に簡単に釣れる。
僕は正真正銘の素人なので、誰にでも釣れると思って間違いない。
さすがに、沖合に出ると違うものである。
水深は27メートルだったのだが、
その一番底までおもりを落とし、糸を巻いた瞬間にかかり、
そのまま釣り上げたら2匹かかっていた、
ということもあった。
環境が贅沢なだけあって、本当に簡単だ。
ただ、イカを釣るのはそれなりに難しかったようだ。
とりあえず、僕はまったく釣れなかった。

ついでに言うと、この釣りをしたときも、彼女は一緒だった。
…これでは、つきまとっていたと言われても否定できない。
初めはせっかく知り合ったいい友人だから、
そのまま疎遠になりたくないと思ってちょくちょく話しかけていただけだったのに
どうしてそんなことをしてしまったのか…。
僕はもっと、物事の限度を知るべきである。
常に冷静に、客観的であるべきである。
常に視野を広く、行動をするときも他への影響を広く考えるべきである。
常に事象に対して、それを分析し、理解する姿勢を持つべきである。
エトセトラエトセトラ…。
目標は果てしなく大きく、自分の能力はそれと反比例するように小さい。

ちなみに、これ以外に上記の友人に批判された目標として、
物事は確実に理解し、曖昧なものは理解できていないと考えるべきである。
常に先を考え、リスクのある行動は避けるべきである。
損失を最小に、利益を最大にする行動を心がけるべきである。
判断は常に自分の能力に基づいてなすべきである。
などがある。

1つ目については、「分からなくてもやってみろ」ということらしい。
やってみれば分かることもある、らしい。
2つ目は、物事から逃げるな、ということらしい。
リスクを避ける姿勢が、逃げているように見えるようだ。
3つ目は、卑怯だ、とのことだ。
なるほど、それならば経済学は卑怯なのか、
とやり返したくなったが、それこそ損失ばかりで利益がないので
なにも言い返しはしなかったが。
4つ目は、「自分で壁を作っている」とのことだ。
人間にはできることとできないことがあるのは当然で、
「できないことはできない」のも当然である、と僕は考える。
これは同語反復に近いからだ。
「できない」という言葉の名詞形と「できない」という動詞を結びつけているに過ぎない。
品詞が違うだけで、意味としては同じことを繰り返しているだけだろう。
極めて当然で、疑う余地はまったくないと考えられる。
もちろん、主語と述語の「できない」という言葉が
それぞれ想定する時間などの条件、つまり言葉の定義が違えば、
論理学的にも普通の考えでも、これは偽であると言えるだろうが。
「今にできないことは将来もできない」と例示すれば、
僕の言いたいことが理解できるだろうか。

だが、もしこの例示のような状況であるなら、
僕は将来の自分の能力を予測し、それで判断をすることになる。
結果的に、主語も述語も同時間の「将来」を指し、
結局のところ同じことを繰り返すことになる。
違うとすれば、主語は予測された将来であり、述語は現実の将来であるということだ。
「予測された将来できないことは、現実の将来でもできない」となる。
予測と現実の誤差が問題となってくるわけだ。
だが、「自分で壁を作っている」ことにはなるまい。
将来のことであれば、将来の自分を高く予測すればいいだけのことだからだ。
まあ、ただ、今までの経緯を見れば、
自分の将来を高く予測できないのもまた、自明なのではあるが。
理由は簡単。それだけの努力をしていないからである。

友人は、リスクを負え、と言う。
ただでさえリスクの多いこの世界で、
自分から進んでリスクを負うことの利点が僕には理解できない。
確かに、良い結果を招くこともあるだろう。
しかし、僕は現状に満足している。
確かに理想からはほど遠いが、それが不満というわけではない。
そこであえてリスクを冒すことに、いったい何の意味があるのだろうか?

僕は変化を望まない。
望むのは、あくまでも最小の損失で最大の利益を得ることである。
これで、十分良い結果を得られる。
元々の現状が満足すべき水準にあるのだから。
僕個人の判断基準だけでなく、
人類の歴史上で見ても、僕の置かれている環境は決して悪くない。
もちろん、より優れた環境、より満足できる環境は存在するだろう。
しかし、それにはそれ相応のリスクを伴う。
リスクと相殺されれば、優れた環境の利点はかすむ。
僕には必要ない。
…と、僕は「つまらない人間」だと言われた。
それで結構。おもしろい人間になることなど興味はない。
他人がおもしろいのはいいが、自分がおもしろい必要などない。
確かに、より大きな信用を得られる結果につながるかも知れないが、
なくてもこれまでやってこられたという実績がある。

「おもしろい人間」になるのは難しい。
何らかの点で優れた人間は、結果的におもしろい人間であることが多いが、
別にそうでなくてもおもしろい人間はいる。
が、普通は何らかの点で優れている人間を目指すだろう。
このとき、主眼はあくまで優れた人間であり、
おもしろい人間など、もはやどうでもいい。

まあ、結局のところ、
彼らは僕が自分たちの考える姿と違うのが
気に入らないだけなのだと思う。
考えたところで、彼らに考えがあったかどうか分からない。
…だからどうと言うこともないが。

//(了) 2002/06/14 18:47



2002年06月12日(水) 汐路丸実習2日目

この日の分も、ちゃんと船内で日記を書いていた。
それだけでなく、この日の分の日記には
レポートも一緒になっていた。
しかし、手が滑ってすべて消してしまった。
悲しい…。

2002/06/19 1:31
とりあえず、日にちが経たないうちに
思い出せることだけ記しておこうと思う。
誰も読まないかも知れないが、将来の自分が読めればそれでいいのだ。

この日は、羽田沖を離れ、八景島沖に投錨した。
横浜と横須賀の間あたりである。
実際はどうなのか知らないが、少なくとも船の上でそういう話を聞いた。

朝起きたあとからの細かい情景はもうほとんど覚えていない。
消える前の日記には朝食から夕食まで克明に記していたはずだ。
そういう意味でも悲しい…。

ただ、この日の10時頃には11日の日記を書いていた記憶がある。
確認していないが、11日の日記にそのような記述があるはずだ。
…今、確認したのだが、確かにそのような記述がある。
11時42分に書き終わっているから、
それまでの1時間あまり、船室にこもっていたことになる。
よく酔わなかったものだ。
ちなみに、そんなことをしていたために、
横浜の港の目の前を通ったにもかかわらず、僕は見逃してしまった。
少なくとも、船の移動中に日記などを書いている場合ではなかったと後悔している。
僕は、極力物事に対して後悔しないようにしているが、
この実習では後悔することがいっぱいあった。

前日の日記を書いていたとき、
他の人たちがいったいなにをしているのか
かなり気になっていたことを覚えている。
自分をのぞいたみんなで、楽しく盛り上がっているのではないか、と。
我ながらなかなかくだらないことで悩んでいたものだ。
そんなことで悩んでも仕方がない、と日記を書き続けていたのだが、
せっかく船に乗っているのに日記を書いていては
いい経験が無駄になったかも知れない。
まあ、船の中で、感じたことをその瞬間に記せるのは悪いことではないのかも知れないが。

ここでストップエラーが起こった。
書き直すことにする。

朝からしばらくの経過については、
11日の日記に書いてあるはずだ。

僕には、日記以外に膨大な写真が資料としてある。
それを確認してみたところ、この日一日の僕の足跡がだいたいつかめた。
それだけ、写真を撮りまくっていたと言うことである。
デジカメは実に偉大だ。

最初が10時11分である。
海が写っているので、甲板にいたことが分かる。
すぐに13時頃に飛んでいるのを見ると、
その間に11日分の日記を書いて、昼食を取ったようだ。
14時頃に八景島に到着したことが伺える。
そのあと、16時頃まで写真がない。
おそらく、写真撮影が禁止されている船橋当直に立ったのだろう。
しかし、それにしては長い。
2日目ではまだ、船内で写真を撮っていないので
おそらく船内をうろうろしていたのだろう。

それから、1時間ほど船の外をうろうろして、
夕食を取ってからしばらく遊んだのだ。
ここには写真がないことから、外にいたのではないということが分かる。
あとは記憶をたどればOKだ。
まだ2日目だと思っていたが、ここからの時間は実に早く流れた。

21時頃、再び写真が現れる。
昼頃にはなにも入っていない水槽が写っていたが、
この時間には中にアナゴが入った水槽が写っている。
司厨長が釣ったようだ。さすがである。

この日は釣りはしていない。
このあとには、4時頃の停泊当直の写真があるのみである。

次の日は、朝から15時頃までほとんどあくことなく写真がある。
少しあいている部分があるが、それは、館山に上陸している間の写真である。
さすがに陸上で節操なく写真を撮りまくる気にはなれなかったのだ。

そのあと、13日の15時以降、なにをしていたのかよく覚えていない。
21時まであいているから、何か時間のかかることをしていたと思うのだが。
…たぶん、みんなで遊んでいたのだと思うが。
写真がない以上、文章で記すしかない。
できるだけ今のうちに思い出しておいた方がいいと思うのだが…。
でも、本当にトランプで遊んでいただけのような気がする。
そうだ。夕食前まで大富豪をやっていて、
夕食後にはウノに興じていたのだ。
それから風呂に行って、のんびりしたあとに甲板に上がったということか。
…こんなに撮りまくって何の役に立つのか、などと思っていたが、
写真もたくさんあると案外役に立つものである。
にしても、貴重な時間を無為に過ごしたものである。
まあ、コミュニケーションを取れた、ということは
かけがえのない貴重な体験になったのかも知れないが。

2日目も3日目も、夕方は甲板に出ていないようだ。
夕食後は、みんなで話をしていたのだと思う。
…違う!
そうじゃない。夕食後には講義があったのだ。
すっかり忘れていた。
しかし、2日目だけは昼間に講義があったため、夕方の講義はなかったはずだ。

これ以外にも、13日は実験も行ったはずだ。
12日は操舵実習も行ったはずだ。
この辺の細かい記憶がかなり曖昧である…。
まあ、概略は思い出せたし、後に記録として残すにはこれで十分だろうか。
だいたい、この記録を必要とすることがあるとは思えないし…。

他に重要なのは、いつどこで誰と話したか、ということだろうか。
これは、ほとんど写真に残っていない。
普段から見ている人の写真に価値などないと思ったのだ。
しかし、その人の顔にそのときの時間が加われば十分価値があるということを考えなかった。

そろそろ寝ることにしようか…。
どれほどの文章を積み上げようとも、
人間の脳に記録された情報を克明に記すことなどできはしない。
それだけの知識表現手段として日本語は不十分であるし、
なによりも、僕にそれだけの表現能力がない。
よって、「思い出」を保持したければ、
結局のところ、自分の記憶力に頼るしかないということになるのだろう。
本当に大切な記憶であれば、きっと失わずにいられるはずだ。

結局のところ、この乗船実習は期待以上の成果を得られた、と思っていいのかも知れない。
同級生の中には、特に前半の頃、
ずっと船室にこもって寝てばかり、という人がいたが、
多くの税金を使って海に出ているのに、実にもったいないことではないだろうか。
しかも、学費は払っているが、
感覚的にはタダのようなものなのである。
もっとみんな、気楽に楽しめば良かったのではなかろうか。
もっとも、みんながいなかったから、僕がより楽しめた、
という要素は間違いなくあるが。

// (了) 2002/06/19 2:24



2002年06月11日(火) 汐路丸実習1日目

汐路丸実習1日目

6月12日10時22分記入
天気は霧雨。面倒なので気温等の諸条件は省略。
羽田空港沖。汐路丸の船室にて。

乗船実習の1日目。
いつもと違ってノートパソコンのワードパッドで書いているので日記という感じがしないが、
とにかく、実習中の日記を書くことにする。

朝の起床時刻は5時。
呆れるほどの早さであるが、8時15分集合という条件を
余裕を持って満たすためには、このくらいの時間に起きなければならなかった。

この日は、耳元を蚊が飛んでいたり、
弟が捕まえてきたクワガタ虫が逃げ出したりして、
まともに寝ることができなかった。
寝られたのは正味3時間と言ったところだろう。
しかし、緊張感からか眠くは感じなかった。

大学に着いたのは7時半。
余裕を持とうとして、かなり早く着いてしまった。
友人も早く着いていたので、
彼と一緒に乗船実習中に必要なカロリー…。
平たく言えばお菓子と飲み物を買いに行った。

それから、小舟に乗って4日間過ごすことになる船、
実習船汐路丸に乗り込んだ。
レポートの課題なので記しておくが、
汐路丸の全長は49.93メートル。
全幅が10.0メートル。
喫水は3.9メートルである。
ご存じの方は少し妙に思われるかも知れないが、
ヘドロがたまった隅田川に出入りしなければならない必要上、
サイズの割には喫水が浅くできている。
そのために、実によく揺れる船でもあるのだ。
ついでに言うと、理由はよく知らないのだが、
船体が傾いたとき修正する方向に働く力、
つまり復元力もかなり大きくなっている。
そのため、まっすぐに戻るところを通り越して
反対側に傾いてしまったりする。
するとどうなるか、というと、
まるでバネのように、一度傾くだけで、
何度も何度もグラグラと揺れ続けるのだ。
慣れない人間には刺激が強いらしく、
これで何人もの学生が体調を崩していた。

一方、僕の方なのだが、
僕は自他共に認める虚弱体質である。
そのため、当然酔ってもおかしくないのだが、
僕は仕事のない間はずっと、甲板に出ていた。
ご存じの方も多いかとは思うが、
今の時期、台風4号が関東地方に接近していた。
(6月12日現在では、熱帯低気圧に変化している。)
そのために、東京湾には常時強い風が吹き荒れていたのだ。
だから、強い風に吹かれていて、酔うどころではなかった。

コースだが、隅田川から出て、
そのまま東京湾を南下し、館山に入る、というもののはずであった。
しかし、上記のように台風4号が接近していたため、
予定を変更し、午後の2時頃に出発して、
羽田空港沖に投錨した。
船の錨だが、これは文字通り投げ捨ててしまう。
そして、重力加速度によって加速され、海底に突き刺さるのだ。

甲板にはほとんど人がいなかった。
僕と、他の友人が数人いただけだった。
その友人も入れ替わり立ち替わりしていたのだ。
ずっと一緒にいたのは、僕と前の日記に書いた彼女だけだった。
なかなかまともに話す機会を持てなかったので、
ゆっくり話せてとても楽しかった。
ただ、友人が妙な勘ぐりをしていたが、
前の日記にも書いたように、そういうつもりは僕にはない。
たぶん、向こうにもないだろう。
もしそういう気があるのなら、ずっと2人でいたのだから
何かの素振りを見せてくれてもいいような気がする。
もちろん、彼女の性格や考えていることなんて読めないし、
いったいどういうつもりだったのかなんてまったく分からないが。
もしかしたら、とっとと帰りたかったのに
僕が引き留めるような形になって、帰れなかっただけかも知れないのだ。

2日目の分も、この時間までのことは書こうと思う。
起床は6時半。
教室には6時40分に行ったのだが、少し遅刻気味だったようだ。
そうそう。さっきまで書いていなかったが、
意外にも船の食事は豪華であった。
11日の昼が、
あじのフライとコロッケ、せんキャベツに、ご飯とみそ汁。
夕方は驚くべきことに、
ローストチキンとウインナー、ご飯とみそ汁。
…ちなみに、どちらも漬け物などの細かいものは書いていない。
それ以外にも、思い出せるものしか書いていない。
僕は健忘症気味なので、前の日に食べたものなど思い出せないのだ。
だからこうして日記を書く、というのも1つの理由なのだが。
とにかく、ローストチキンには驚いた。
まさかこれほどのものが出されるとは…。
しかし、税金で動いているはずのこの船で、
それほどの贅沢をしてもいいのだろうか?
この練習船汐路丸は、
国立大学である東京商船大学の所有、
つまり、独立行政法人化していない現在では、
まだ国家の所有物である。

それで2日目の朝の食事は、
ご飯にニラのみそ汁、焼き魚、ひじき、
であった。
ローストチキンは特にそうだったのだが、
女性陣にはこれを片づけるのは相当きつい仕事だったようである。

食事の前には掃除をしたが、
掃除については特筆すべきことはない。
そのあと、僕たちの班は船橋担当になった。
僕はマイクで船内に放送をした。
まあ、これも特に言うほどのことはないのだが。

そのあとには、操舵実習を行った。
要するに舵を取るのである。
この操舵実習については感想文を提出することになっているので、
少し丁寧に書こうと思う。
これをそのまま提出してしまうつもりだ。
まあ、このままではあまりにもガキっぽい気もするが、
「感想文を提出せよ」という課題そのものがガキっぽいし、
問題はないだろう。

その前に、基本的に何をするか、ということなのだが、
実際は、船長、もしくはそれに準ずる職員の指示に従うだけである。
その際、英語、それも慣用的な特殊な英語を用いる。
海事英語というやつである。
もっと一般的に言えば専門用語と言ってもいい。
そのため、頭がいいとか悪いとかいうことは、あまり関係ない。
理由は知らないが、starbor'dが右で、portが左である。
指示は、"Port five."というふうになされる。
受ける操舵手は、聞いた瞬間に"Port five, sir."と返す。
それから、指示通りに左5度方向に舵を取り、それが終わった時点で再び
"Port five, sir."と返す。
1回目は命令を聞いたことを確認する意味であり、
2回目は実行したことを報告する意味である。
実行の報告はともかく、聞いたことを確認する必要なんてあるんかいな、
と思われる向きもあるかも知れないが、
この1回目のアンサーバックには命令の確認以外にも
船長が自分の意思を確認する、という意味もある。
船長も人間だから、たまには考えていることと違うことを口走ったりもすると言うのだ。
そのため、実際の流れとしては、
"Port stear 150°."
という指示のあと、"Port stear 150°."
と返し、それから"Steady on 150°."という形になる。
2回目は報告であるために、同じことを2度言わないこともあるのだ。

それで肝心の感想なのだが、
まず、保身がかなり難しいと思った。
舵をまっすぐにしていてもすぐに船が横にそれて行ってしまうからだ。
…考えてみれば、日記は多少なりとも
説明的にならざるを得ない。
これでは、レポートとしての提出は無理そうだ。
まあ、あとでまとめて出せばいいだろう。

それから、慣れていないとアンサーバックが難しい。
操舵手はアンサーバックの他に、
現在の船の方角も報告しなければならない。
そのために、ごちゃごちゃになってしまったりするのだ。
…まあ、本格的にやるならもっと対策を練るのだろうが、
あくまでもこれは東京商船大学の学生として
最低限の教養を身につけるのが目的だ。
商船大を出てるんだから、舵を取ったことくらいはありますよ、
と言えればそれでいいのではないだろうか?

//(了) 2002/06/12 11:42



2002年06月10日(月) 乗船実習

明日から、僕は船に乗ることになる。
乗船実習というやつだ。
ということで、この日記も明日から金曜まで途絶えることになるだろう。

僕は結構楽しみにしているのだが、
周りに聞くと、面倒くさがっている人も多いようだ。
確かに、面倒であることは間違いない。
しかし、たまにはこういう経験もいいだろう、と僕は思う。
…もちろん、強要するつもりはないが。

普段は暖かいと手もよく動くのだが、
今日はちょっと暑すぎる。
おかげでオーバーヒート気味だ。
手の動きもいまいちという感じがする。

明日は異常に早く起きなければならない。
なんと、五時起きだ。
そのためにも、相当早く寝ないといけないだろう。
まだ22時だが、そろそろ寝ることを検討すべきかも知れない。

とかなんとか言って、
準備している間に23時になろうとしている。
なかなか予定通りにはいかないものだ。
保険証のコピーがない。
このままでは、万が一のことがあったときに
大変な治療費を請求されてしまう。
いったいどうすべきか…。

とりあえず、保険証は手配した。
この数日に家族が病気になるより、
僕が出先で病気になる確率を優先し、
僕が保険証を持っていくことにした。
…少々無理があるが。
コピーをすればいいのだろうが、もはやそんな時間はない。
…もっと早く準備できていれば。

それ以外の準備は万全だろうか。
旅行の準備を自分一人でするようになったのはかなり最近、
高校生くらいからで、
それも、数えるほどしかしていない。
第一、旅行はそれほど好きではなかったから
ほとんど記憶にも残っていない。

知人が聞いたら驚くかも知れないが、
僕は、物事は万全を期すのが好きだ。
しかし、他人から見てそうは見えないのは、
万全を期すのが好きだが、万全を期すために
無駄な時間を費やすのが嫌いだからだろう。
本当は無駄ではないのかも知れないが、
普段やらないような作業をやろうとすると、
とにかく多くの時間がかかる。
僕には、それが無駄としか思えないのだ。
そのため、旅行に限らず、
友人の家に遊びに行くだけでも、
どうしても、「これを持っていけば良かった」と思うものが出てきてしまう。
実際それほど必要ないものも多いのだが。

保険証、父の会社は一人一枚支給されたらしい。
どういう仕組みなのか知らないが、便利な世の中になったものだ。
これからも持ち歩くことにしよう。
だいたい、大学に行っているときはいつも保険証がないのだ。
それでは困る。
大学から自宅までは100キロもあるのだから…。

とにかく、これで今度こそ万全だろう。
後は、朝起きたときに、PCと枕とタオルケットとシーツを忘れずに
持ってこなければ…。
作業服姿は目立つだろうが、まあ、仕方がない。
世の中、そういうこともある…だろう。

そろそろ寝ないとまずそうだ。
明日からはLibrettoでワードパッドを使って日記を書くことになるだろう…。//



2002年06月09日(日) 懐疑

思ったのだが、
僕はこれから三泊四日で乗船実習に行くことになる。
…その間、どうやってこの日記を書けばいいのだろう?
船の上では、とてもインターネットに接続できる環境を
確保できそうにない。
…仕方がないから、ローカルの環境で
テクストデータかHTML形式のデータとして
日記を書き、戻ってきてからここに載せるしかあるまい。

しかし、電気はちゃんと使えるのだろうか。
船上には、基本的に外部からのエネルギー供給手段はない。
太陽電池くらいつけろよ、と思うのだが、それもない。
すべてはバッテリーとエンジンに頼るしかないのだ。
と言っても、バッテリーはバッファと呼ぶのがふさわしい程度の容量らしいので、
実質エネルギーの産出手段はエンジンしかないといっても過言ではない。

そのため、無駄なエネルギーを使うと、
その分燃料を消費してしまう。
そのため、船内でのエネルギー消費は厳しく制限され、
許可なしではエネルギーを使うことはできない。
おそらく、ドライヤーが使用できないということで
抗議をする人も少なくないだろう。

なんせ、ノートPCすら使用できるかどうか危ういのだ。
ノートPCは、周知のように、
かなりの省電力設計となっている。
バッテリーのみで駆動させなければならない、という需要があるのだから
それも当然だ。
しかしながら、船長によると、
ノートPCの使用すら制限される可能性があるという。
これでは、カメラの電池の充電もできるかどうか疑わしい。

暑い。
今日はどうしてこれほど暑いのだろう…。
まあ、我が家が熱を蓄える設計になっている、
というのが最大の原因であろうが…。
冬は、比較的暖かくて良いのだが。

その後、PHSの機種変更を行った。
その理由は以下に述べるとおりだ。

まず、前の機種がストレート型であったために、
ポケットの中に入れていると、
ボタンを誤って押してしまい、誤作動させてしまうことがあった。
さらに、購入してから一年三ヶ月も経過し、
その間に米のとぎ汁の中に落下させるなど、
様々なダメージを与えてきたために、
故障の徴候がいろいろと現れてきたのだ。
特に、電話帳のデータが徐々に消えていくというのは
かなり不安におそわれる現象であった。
それ以外に、傷が多くなってきた、という原因もある。

以上のような原因に加え、
個人的に好きなパナソニックのブランド、ル・モテの
新機種が出ていたことが、さらに僕の心に拍車をかけた。
元々、カラー液晶にこだわりはなかった。
しかし、ネイビーブルーの筐体を持つ機種が、
カラー液晶の機種にしかなかった。
そのために、3980円のモノクロの機種をあきらめ、
6980円のカラーの機種を買うことになったのだ。
3000円はもったいないと思ったが、
これも自己満足のためだ。

以上のような経緯により、
僕は新しいPHSの機種を購入した。
PHSには契約期間による特典があるため、
しばらくはこのまま使い続けることになるだろう。

ちなみに、PHSは都市内で使い続ける場合には、
極めて優秀な性質を備えている。
まず、ワールドカップのような特殊な状況も含めて、
込み合って通話が困難になるということがない。
はっきり言って不人気であるためだ。
また、迷惑メールもこない。
これも、はっきり言って不人気であるためだ。
迷惑メールを送る業者にとって魅力がないのだろう。

他にも書きたいことはあるのだが、
弟がウイニングイレブンをやりたいと言っている。
仕方がないので譲ることにする。
ワールドカップの影響は大きいようだ。//



2002年06月08日(土) 初投票

この日記に、誰かが投票してくれていた。
誰なのかは知らないがありがたいことだ。
おかげで、少しアクセス数が増えたようだ。

今日は、Office 2000と、そのサービスリリースをインストールした。
Office 97は使うと落ちてしまっていたが、2000だとどうだろうか。
それにしても、さすがに2000は違う。
Micro$oftも批判されることは多いが、
なんだかんだ言ってもいい仕事はしている。

今日、レポートを一つ片づけた。
これで、残りは6つだ。
…ほとんど終わった気がしない。

ちなみに、乗船実習に行くと、
汐路丸実習レポート、というレポートを課される。
内容はともかく、数が多い。
なんと、九つだ。
しかも、乗船実習中は多くの講義が休講になるため、
それに伴うレポートを出される可能性が高い。
…いったい、いくつ出せばいいんだ。
単純に考えれば15本なのだが、
乗船実習前に期限が来るものもいくつかあった気がする。
いったいどれがどれだったか…。

しかし、実習中は結構時間があるようなので、
実習中にレポートを書くのも一つの手ではある。
家でレポートを書くのは非常に憂鬱であるが、
船の中であれば元々落ち着かないし、
そんな風に思うことはないだろう。

寝過ぎたせいか、なんだか頭がボーっとする。
やはり、講義を受けないと頭の回転は鈍くなってしまうようだ。
だから、たかが重回帰分析だけで2時間もかかってしまうのだろう。

脳味噌に血が回っていないと
特に、なにもないところから新しいことを考え出す、
という能力が極端に低下するようだ。
何らかの数値に対して、その数値を説明するふたつの説明変数を用意する。
ただこれだけで1時間くらいかかってしまった。
まあ、Officeのサービスリリースをインストールしたりしているから
こんなことになってしまうのかも知れないが。

教官が出した例は、アイスの売り上げだ。
これを説明するのに、気温と周辺人口を挙げていた。
一応、従属変数と説明変数に、それぞれ必要とされる条件がある。
まず、どちらも定量的に処理できなければならない。
さらに、説明変数はそれぞれ独立である方が望ましいと思われる。

結局それっきり、後はなにもせずに寝てしまった。
それほど興味があるわけじゃないのに
ワールドカップを見てたし…。
ダメだなあ。//



2002年06月07日(金) 落ちる条件

PCが落ちる条件だが、
とりあえず、オフィス・アプリケーションを使っていると
非常に高い頻度で落ちることが分かった。
原因は不明である。
今までの経緯からして、今回のグラフィックボードが原因ではないかと思うのだが、
オフィス・アプリケーションとグラフィックボードに何の関連があるのかはよく分からない。

ここ数日の日記を見ていると思うのだが、
書いている量とアクセス数、一致しないのはなぜだろう?
がんばっているかどうかはさして重要ではないのかも知れない。

寝て起きたが、さすがにやばい。
普段は、起きてしまってしばらくすれば、
そんなに眠たい、という感じもしないのだが、
今日も明らかに眠たい。ミスタッチも多い。
これで朝から夕方まで、もつのだろうか?//



2002年06月06日(木) レポートの提出期限

レポートの提出期限が迫っていて日記どころではない。
以上。
…はぁ、やだなあ、こんなせっぱ詰まった生活。
もっと早くやってりゃよかったんだろうけど。//



2002年06月05日(水) 認知情報処理

題名には深い意味はない。
ただ、今日の一限がそういう名前の講義だっただけだ。

認知情報処理という講義、
実際にやっているのは認知科学という学問分野である。
その中でも、特に教官の得意分野である、
視覚による認知について扱っている。
割と研究者が多そうで、実はそうでもない分野なのだそうだ。

昨日はずいぶんたくさん書いたが、
今日はそれほど書くことはない。
レポートがたくさん出ていたが、
大学にすべての資料を忘れてきてしまったために
どのレポートにも取りかかれない状況である、ということだけだ。

これから乗船実習を行うにあたり、
さらに多くのレポートが出る可能性がある。
実習期間は多くの講義が休講になるためだ。
そうなると、圧迫感は今の比にはなるまい。
好きでやっている教科ならまだいいのだが、
細かくて具体的な、一つ一つの物流施設など、
はっきり言ってまったく興味がない。
そのような物流施設についての調査は極めて苦痛である。
さらに、分野がマイナーであるために、
インターネット上で資料を探すのが極めて困難である。
図書館や研究室には資料があると思うが、
興味のない教科のためにそんなところにこもりたくはない。
光ファイバについて調べたりだとか、
興味のあることについては普段からやっているのだが…。

最近、弟と交渉して、
いろいろな靴を試している。
しかし、慣れない靴を履くと、どうしても足が痛くなる。
やはり、はき慣れた靴というのは重要である。
ついでに、弟と僕とでは好みが根本的に異なる。

塾の生徒が極めて明確にイメージを示してくれたので
それを引用すると、
僕は日本人であり、弟は外国人である。
意図するところをより明確に表現すると、
僕は古い日本人であり、弟は新しい外国人である。
つまり、衣服などは実用性と費用対効果を重視し、
それ以外の点をあまり考えない僕と、
衣服に限らず、髪の色からその他様々なファッションまで、
様々な工夫を凝らしている弟とを日本人と外国人、
という言葉で対比させたのである。

以上の要因により、
僕と弟では、身につけるものの傾向がまったく異なる。
僕は安さを是としているので、ひたすら安物に身を包むことになるが、
弟は、満足の最大化を是としているので
やや色が多く、与える印象が強い衣服を好む傾向にある。
そのため、たとえ僕と弟が衣服や靴を共有しても、
メリットは期待するほど多くはない。
それでも、ないわけではないので共有することにしたわけだが…。

僕が好む靴というのは、
基本的にはシンプルで機能性の高い靴である。
デザインは、目立ちさえしなければ何でもいい。
しかし、弟は独自性を主張できる靴を好むので、
どうしてもデザインが奇抜なものを選ぶ傾向がある。
デザインが奇抜であると、その分機能性が犠牲にされることとなる。
そのため、はき慣れない僕がはくと、
足を痛めたりする結果を招くのである。
それ以外にも、着脱の困難など問題は多い。

やはり、安くても自分に合う靴を、
自分で選ぶべきだろうか。
ただ、「目立たない靴」という最低基準を満たす靴、
これすらも、僕は一人では選べない。
流行に関する知識が極端に欠如しているために、
自分では目立たないと思っていても、実際はひどい靴である可能性が否定できないのだ。

この問題に限らず、流行の知識が欠如していると、
選択をする上で大きな困難にぶつかってしまう。
そのとき、原因は不明だが、
ユニクロの販売戦略は極めて有効であるように感じられる。
知識の欠如というコンプレックスを感じさせない、
なんらかの工夫があるのだと考えられる。
名前に反して、決してユニークな服は多くない。
しかし、それが逆にユニークな存在として
差別化に成功している要因であると思う。

服は、一般的に流行を追う。
そのため、店頭に並ぶ衣服は
最新の流行を意識した新奇なデザインになりがちである。
しかし、そのような服を望まない人も、世の中には多いのではないかと考えられる。
極端に言えば、すべての収入をピュアオーディオに投資している人にとって、
自分の服装は、それほど重視すべき対象とはなり得ないだろう。
別に、ピュアオーディオに限った話ではないが。

専門として流通を学ぶ身である僕は、
このような事例が無視できないものであると感じている。

流通とは直接関係ないことなのかも知れないが、
ワールドカップのチケット問題、なかなかあきれる状況である。
自らの利潤追求を狭い視野で追求すると、
結果的に利潤最大化に失敗するという、良い事例ではないだろうか。
この問題による機会損失と社会的信用の失墜は
莫大な損害額になるであろう。

流通分野も、最近の傾向としては、
制約理論などの、全体の最適化を図る理論が多くなってきているようだ。
スループットとボトルネックの理論と言い換えると、
インターネットに慣れた人には理解しやすいかも知れない。
スループットの最大化を図る場合、
重要なのはボトルネックだけであり、そのほかは直接影響を与えていない場合がある。
このような場合が制約理論の適用対象である。

ついでに講義内容について述べると、
情報通信システム、という講義も受けた。
今回は通信路符号化についての講義であり、
その中でも特に、誤り検出符号について扱った。
パリティビットから始まり、分散シフトレジスタなどを扱った。
講義が実に下手な教官で、よく分からなかったのだが。

前にも書いた気がするが、
この教官は、名字が僕と同じである。
そのため、この名字にはろくな奴がいないとよく言われる。
たった二人だけを見てすべてを判断する、
極めて安易なボトムアップ式の判断だが、
さりげなく、その講義の下手な教官と僕が一緒にされているのが
とても印象的である。

実は、睡眠時間が五時間しかない。
それほど多いわけではないのである。
今日も三時間だったし。//



2002年06月04日(火) 新しい手法

僕は、常々思っていた。
日記に書きたいと思っていても、
すぐにその内容を忘れてしまう、と。
健忘症なのかと思っているが、
その是非はさして重要ではない。
どちらであろうと、現状はそれほど変わらないからだ。
そして、もしそうであったとしても、
治療を要するほど重症であるとは考えにくい。

そのために、今日はある手法を用いた。
システム化、構造化とも呼べる可能性があるが、
一般的にはもっと簡単に呼ばれるだろう。
すなわち「メモを取る」と。

僕の記憶能力がある程度低くても、
一度内容を示す言葉を記してしまえば、
そこからその全容を探索することは比較的容易である。
そのため、僕の記憶障害と思われる症状は、
漠然とした状態から記憶が引き出せないものであって、
記憶そのものは失っていないと考えられる。

日記に書きたいと思う内容は、
特定の条件を満たすときに、ひらめきやすい傾向にある。
条件とは、
軽度、もしくは極めて軽度の運動を行っている状態で、
その間、特に考える事柄のない場合である。
具体的には、歯を磨いている途中、
自転車に乗っている最中、トイレに入っている最中、
などが挙げられる。

これを散歩の途中、と言い換えると理解しやすいかもしれない。
かの有名なベートーベンには、
散歩中に作曲を行った、という話が残っているらしい。
僕の記憶と参照した文献が確かならば、ベートーベンの交響曲第六番、
「田園」はそのようにして作曲されたはずだ。
ちなみに、参照した文献は、
その当時の僕の音楽的素養から考えて、
文部省(当時)検定の音楽教科書であった可能性が高い。

ところで、以上のような条件を考えたとき、
現状と比較して問題を生じる。
軽い運動をしていなければならないのだが、
残念なことに、PCの操作はとても運動とは言えない。
キーを叩くのは運動と言えるかも知れないが、
さすがの僕もこの程度で運動と言うほど運動不足ではない。
今日もキャッチボールとゴルフとテニスをプレイして、
脱水症状に近い症状に加え、軽度の火傷(日焼け)、右手親指の肉刺(マメ)、
そして喘息症状に陥ったばかりである。

話はそれるが、
この喘息という症状、
とある文献(マンガ)によると、
分泌物が気管に詰まることによって生じる呼吸困難が原因と述べられている。
治療法としては吸引器というものが挙げられているが、
残念なことに、僕はその器械を持ち合わせていなかった。
そのため、講義中にかなり苦しむことになった。
感覚的な表現になるが、
ほとんど息を吸えない、まともに話もできない、
わずかでも息を吸い込むと気管に痛みを感じる、
といった症状があり、それなりの苦痛を伴う。
僕は急性の症状であったのだが、
慢性の喘息患者の精神的な苦痛は、もはや想像の域を超えている。

それで、
日記の内容をひらめきやすい状況と
このPCの前に座る、という状況を結びつけるために、
僕はある手法を考案した。

それは、
何かが思いついた瞬間に
その内容を象徴する言葉を繰り返しながら
全速力でPCの前まで走るのである。
忘却の原因としては時間的ギャップと、
周囲の環境の変化が挙げられるが、
そのうち時間的ギャップを大幅に減少させることで、
忘却を防ごうとしたのだ。
極めて安易ではあるが、効果的であった。

そして、記憶から消えないうちに言葉を入力した。
その後、歯を磨きながら再び思いついたことがあると、
そのたびに階段を駆け上がり、キーを叩いて記録した。
なぜか、手帳などに記せば良い、という考えは浮かばなかった。

だが、僕は重要な問題を考えていなかった。
それは、現在使っているこのPCが極めて不安定であるという事実である。
結果から述べれば、
多くの体力と引き替えに僕が記したメモは、
ブチッという音とともに、
きれいにこのPCのメモリから消え去ったのである。
ブチッという音は、解像度が変化するときに鳴る
カソードレイチューブディスプレイの音である。

安易な計画は失敗を招く。
常に最悪の事態を勘案しなければ、
物事というのは首尾良く動かないものだ。
しかし、通常PCを使って作業する場合、
STOPエラーというのを常に勘案する必要はないのではなかろうか。
安物の自作PC故の悩みである。

だが、記憶から何とかいくつかの項目を引きずり出し、
さらに上に述べた記憶の条件、
すなわち、「時間」と「そのときの環境」のうち、
環境を再現することによって
かろうじてすべての項目のサルベージに成功した。
サルベージした情報は、より古典的で信頼性の高い記録方法で保管している。
平たく言えば、紙にペンで書いておいた。
知人がPCのディスプレイと紙・ペンのセットを比較していたが、
現状では、これらはどちらも一長一短というレベルであろう。
悪く言えばドングリの背比べだ。
紙・ペンの利点だけ記しておくが、
作業領域、筆記の速度、利便性、意志の反映度の高さ、などが挙げられる。

前置きが長かったが、日記自体はたいしたものではない。
最近、よく話す女性の友人がいるのだが、
弟や男の友人たちに、
「おまえはその子に気があるのか?」などの質問をされることがある。
僕も、もしかしたらそうなのかも知れない、
などと思っていたのだが、
冷静に検討してみるとそうでもないことが分かった。
その理由は実に情けないものであって、
自分自身の名誉を失墜しかねないが、
どうせ日記だし、知っている人はほとんど読まないし、
そのわずかな知っている人だって、
わざわざ僕の人格を攻撃することによって
利益などなにもないことを理解している人のはずだから、問題はないだろう。

僕には、女性の友人が少ない。
いないわけではないが、どう考えても多いわけではない。
高校の頃も、三年時には男子のみのクラスだったし、
大学も、理系の大学というのは、
それはもう、女子学生が少ないものだ。
僕が言っている大学は、理系としては女子学生の比率が多い部類に属するが、
それでも、課程にいるのは概算で5名程度である。

…酒は飲んでいないが、少し酔っているような気がする。
が、気にしていては日記など書けないので、このまま続けることにする。
理由だが、要するに女性の友人が少ないから、
数少ないその人との友人関係を失いたくない、
というただそれだけである。
情けない話ではあるが、おそらくこの認識で間違ってはいないと思う。

ついでに言えば、
彼女は僕の理想にかなり近い、ということも言える。
少なくとも尊敬できる人でなければ話にならないのだが、
とりあえず、僕よりもプログラミング技術を持っていることは間違いないし、
話した感じでは、他のどの女子学生よりも知性を感じられる。
比較対象のレベルが低い、と言わざるを得ない現状もあるにはあるが。
そして、情報工学の課程に所属しているはずなのだが、
まともにUNIXの話ができたのは、教官以外では彼女が初めてである。
その意味でも、彼女の存在は極めて重要である。

ただし、その意味では条件を満たす人が他にも存在する。
数少ない知人の中に、そのような優秀な人がいたことは
望外の幸運である。
もっとも、いつも教室の一番前に座って
まじめに講義を受けていれば、そのような友人ができることは
自明と言えるかも知れないが。

もし僕にその気があれば、
今度の乗船実習において彼女たちとグループが一緒なので、
何らかの方法が考えられるかも知れないが、
まあ、実現は困難であろう。
もしその気がないにしても、挑戦することは可能である。
しかし、それは相手に失礼であるし、なにより利点がない。

次に記したかったことは、歯磨きの手法である。
上記のことはほんの数日で考えたことであるが、
この歯磨きについては、十年に及ぶ試行錯誤が行われている。
僕は現在二十歳なので、ある意味では僕の人生の半分をかけたと言える。

歯磨きは、通常はランダムアクセスによる手法が用いられていると思う。
直感によって磨く場所を決定する、
というアルゴリズムを直感による回数だけ実行して、
歯磨きを終える、というものである。
このような手法は効果的であることもあるが、
歯磨きにおいては不適切であると考えられる。
十年も考えていれば理由などかなり挙げられるのだが、
すべてまとめれば、「それでは虫歯になる」ということだ。

直感で磨く場所を決定すると、
その人の癖によって、常に磨かない場所ができる可能性がある。
その場合、その場所が虫歯になる可能性がある。
そのような可能性を排除するには、ランダムに対立する概念である、
シーケンシャルな歯磨きが考えられる。

シーケンシャルな歯磨きであれば、
確実に歯のすべての面を磨くことが可能である。
しかも、一つの面を複数回磨く非効率の可能性も排除できる。
この結論に達したのが上に挙げた十年前で、
アルゴリズムは勘であった。
その後の十年間は、これをどのように改善するか、
という思考に費やされた。
何しろ、歯を磨いている間は、歯を磨くしかないのだ。
同語反復の疑いがある文だが、気にしないでいただきたい。
基本的にそれ以外のことはできない。
それ以外の思考もかなりしていたのであろうが、
歯を磨いている間は、歯を磨くことについて、
もっとも多く考えていたように思う。

経過を事細かに記そうかと思ったのだが、
面倒だし意味もないので割愛する。
ちなみに、ここまでの記載は「自己満足」という意味を持つ。念のため。

結論として、歯の前面を磨いてから、
一日ごとに左右を交換して磨く、ということになった。
このようにすることで、アンバランスを是正するとともに、
前日に磨いたのはどちらだったか毎日思い出すことで
記憶の刺激を期待したのである。
ただし、これにはあまり効果は見られず、
未だに、前日は左右のどちらを磨いたのか忘れていることがよくある。

これで、七つ用意した考えのうち、
日記の書き方、女性の友人、歯磨きの三つについて書いた。
残りは四つである。
読んでいる方はいらっしゃるのだろうか?
はっきり言ってご苦労さまである。

「春ランマン」というドラマをご存じだろうか。
この文字の使い方から推測できるだろうが、
見ていると不愉快になるドラマである。
そのようなものを見てしまったのは、家庭の事情による。
食事中、母が見ているのに文句が言えなかったと、
ただそれだけである。
母は、酒を飲むと人格が変わる。
僕はその血を引いている、と考えるだけで、
怖くて酒は飲めない。
ちなみに、ガンが怖くてタバコは吸えない。
受動喫煙は多いが、自分がタバコを吸うと受動喫煙が減る、
ということはないだろう。
増えることはあるだろうが。

それでそのドラマなのだが、
突然、よく分からない二人組が家に入り込んできた、というシーンがあった。
どうやら、そのうちの一人はその家の住人の知人らしい。
しかし、もう一人はほとんど赤の他人らしい。
そいつらが、その家の部屋を片っ端から物色し始めた。
この時点で、かなり非常識で常識というものを感じさせず、
非常に不愉快であったのだが、
このドラマは常にその調子である。
あきらめて見ていたら、突然登場人物の一人が激高した。
しかも大阪弁でかなり激しい。

…で、要するにそれで僕はとても満足したのである。
その後に、その非常識な連中を殴り倒すシーンがなかったことだけが不満である。
ただ、そんなシーンなどなくても、
十二分すぎるほど満足した。
秩序を乱す非常識な人間は、それ相応の報いを受けるべきである。

ただ、その後で冷静に考えると、
そのようなドラマのシーンに、なぜこれほどまで
強い満足を感じたのか、とても不思議に思う。
それほど、今の世の中に対する不満が強かったのだと思うが。
しかし、僕の中にそのような非常識な人間を見下すような
考えが居座っていることは間違いない。
前から自分の課題になっているのだが、
尊敬できる点が見あたらないような人間に対して、
僕は過度に見下す傾向があるのだ。
たとえば、他の人間を脅迫して金を得ているような人間は
すべて死刑にしてしまうのが世のためだ、と本気で思ってしまうことがある。
あと、知的な障害を持っている人に対してもそうである。
だからこそ、自分がそうなるのが本気で恐ろしい。

まだあるが、明日に回そうと思う。
はっきり言ってどうでもいいし…。
一応書こうと思った内容は、
着香料の不正使用問題、ギコ猫について、
一社提供番組について、である。

簡単に言いたかったことを書くと、
着香料は、事態が大きい割に
ワールドカップに押されて反応が少ないなあ、ということ。
ギコ猫は、2ちゃんねるを敵に回す、
ということがどういうことか、理解していない人がいるなあ、ということ。
一社提供番組は、そういう落ち着いた番組が
もっと増えてくれるといいなあ、と言いたかったのである。
…書こうと思えば一言でまとまるものだ。
さすがに、これだけ書くと疲れた。
今日はここまでとする。

ちなみに今日から、最後の部分にスラッシュを二発入れることにする。
僕は、STOPエラー対策のために
書いている途中の日記を何度も登録しているためだ。
もし最後の部分にスラッシュが二発なかったら、
それは書いている途中だと思っていただければ幸いである。//



2002年06月03日(月) 忘れていた日記

この日の日記をすっかり忘れていた。
まあ、次の日にたくさん書いてあるからいいだろう。

なにをしたのかよく覚えていない。
ただ、学校祭の次の日ということで、
すべての講義が休講だった。
法政大学は学校祭の後、一週間ほど休講になるらしい。
それを考えると、学校祭による影響が
大学によってそれぞれであることが伺える。
…別に、一週間休んでほしいわけではない。
まあ、レポートがたまっているので
何とかしてくれよ、とは思うのだが。

ただ、乗船実習とその次の週には、
ほとんど講義が入っていない。
特に、次の週は僕たちとは関係のない、
他の課程の都合でかなりたくさんの休みが入っている。
数えるほどしか講義の数がない、という状況だ。
ここできっちり骨休めをし、
かつたまっているレポートをやらなければならない。
まあ、たいていのレポートはそれまでに期日が来てしまうが。

右手の手首が重い。
指先に痛みを感じる。
これは六月五日の朝に書いているのだが、
四日の日記を見てもらうと分かるとおり、
僕は五日にキャッチボールとゴルフとテニスをやったのだ。
まあ、この日記は四日のものなので、
やることになる、とすべきだろうか。

まあ、かなり無理矢理ではあるが、
何とか始めてから今まで、
毎日を埋めることができている。
本当に無理矢理埋めている感じが否めないが、
それでも、ここの日記作者の中では
それだけ多く書いている人は珍しいだろう。
そのせいなのかどうか、カウンターの増加量が
やや増大傾向にある気がして嬉しい。
昨日の夜は906だったが、さすがにまだ、
それほどは増えていないだろうが…。//



2002年06月02日(日) 買い物

今日は、結構前にコンビニでスクラップにされた自転車の
代わりになる、新しい自転車を買いに行った。
ずっと修理を繰り返して乗ってきたのに、死んでしまうのは一瞬だ。
どんな努力も、知性のない人間の
知慮のない暴力によって、簡単に崩されてしまう。
すべてが順風満帆に行けばきっと努力は報われるだろうが、
並の能力の人間が少しくらい努力したところで、
必ず成功を妬む人間によってつぶされる。
能力のない人間の努力ほど無駄なものは、ほかにそれほど多くはないだろう。

それで、自転車を買うとなると、
自転車に乗って帰りたいのが人情というものだ。
…人情などという一円の価値もないことはどうでもいいとして、
自分で自転車に乗って帰れば、送料が無料になる上に、
送られてくる間、待たずに済む。これは大きい。
僕は今まで弟の自転車を拝借していたのだが、
そのために弟からかけられるプレッシャーは少なくなかったのである。
さらに、弟との取引を行う上で
自転車を借りているという事実は少なからぬ損につながった。
少し大げさに言えば、脅迫のネタを与え続けていることになるわけだ。

というわけで、23800円に消費税と盗難防止登録費を加えた
25490円がこの自転車の購入にかかった費用である。
初めはブランドやギアなどにこだわるつもりはなかったのだが、
前にノーブランドの自転車を購入し、
メンテナンスにかなり多額の費用がかかったことを思い出した。
維持に高額の費用がかかるのであれば、
初めにまとめて払ってしまった方が得である。
自転車を修理するためには、それなりに時間がかかるからである。

ただし、僕の自転車の保管環境は、
自宅はもちろん、出先の駅でもとても良いものとは言えない。
有料駐輪場であるにもかかわらず、
自転車同士の距離がきわめて近接しているために
隣の自転車から強い圧力が加わっているのだ。
そのため、破損は免れないものと考えられる。
ちなみに「免れる」は「まぬかれる」と読む。
「まぬがれる」と書いても変換はできるが、
少なくとも僕が当たった「現代新国語辞典 初版 (C)1994」には
「まむがれる」という記載はなかった。
ちなみに、辞典とは言っても、PC用の電子化されたものである。

そういうわけで、僕は弟の服を買う代わりに
バイクに乗せてもらうことになった。
まあ、服は共有すれば元は取れるだろう。おそらく問題はない。
購入したのは、ユニクロのドライシャツである。
店で見た感じではよくわからなかったが、
少なくとも僕は、割引している、という広告を確認して出かけていった。
夏物衣料は冬物と比較して安めになる傾向があるが、
それにしても1280円は安い。
Tシャツなら780円である。
若干業績は低下気味のようだが、
さすがに優秀なファースト・リテイリングである。

ちなみに、このユニクロは、ジョルナと呼ばれる
ビルの中に存在する。
このジョルナ、僕から見ればまさしく魔の領域である。
僕が見た限り、男だけで入ってきているのは僕たち兄弟だけで、
ほかの人たちはほとんど女か、もしくはその付き添いである。
人間の半数は女であるはずだが、少なくともそのビル内においては
女の比率は9割ほどに達しているように見えた。
8割を越えていることは間違いないだろう。
思わず、服を買いに行ったにも関わらず、
隣にあったDOS/Vパラダイスに行こうとした僕の判断は、
必ずしも間違っているとは言い切れないと思う。

ちなみに、これ以外にも驚異の建物が建つ。
かの有名な、109である。
俗に言う「マルキュー」が、僕の地元にも進出してきたのである。
これは、ますます近寄れない町になっていきそうだ。
渋谷は若者ばかりですっかり下品な町になり果ててしまったので
もっと高い年齢層を狙った町に作り直そうとしている。
もしかしたら、地元の方に人が集まったりしないだろうか…?
…と言っても、完全に衛星都市といえる距離にあるので、
渋谷ほどに集まってくるとは思えないが、
現状と比較して増える可能性は十分にある。
ただでさえ地元は、池袋の次に治安が悪いと言われているのに
こんなことではとても近づけない。
それにしても、昔からあそこで店を営業している人は不幸である。
駄菓子屋も二軒ほどあったが、これから先、どうなるのであろうか。
仮にも駅前の一等地、隣には大きな百貨店が建ち並ぶような場所で
駄菓子屋が成立する、という方が僕には驚きだが…。
どうやって税金を払っているのか知りたくなる。
もしかしたら、誰かが集団自殺したりして
土地の価値が落ちているのかもしれない。
呪いで価値が変わるなんて、きわめて非科学的でばかばかしい話だ。

しかし、土地の場合はそうやって笑い捨てられるのだが、
実は、車など、不動産以外の資産の場合は、
呪いを笑ってはいられないのだ。
現在の自動車検査技術は、きわめて進歩はしているものの、
完璧とは言い難い状況である。
つい最近友人が車を購入したが、
その友人の車も、点検後であったにもかかわらず、
トランクが開かず、電動ミラーも動かせなかった。

その場合、呪いが大きな参考になる可能性があるのだ。
事故を何度も起こしている車、ということは、
ブレーキ部分に不良を起こしている可能性があるからだ。
すべての不良を完全に検査できるのであれば呪いなどを配慮する必要はないだろうが、
未確定の要素があれば、そのような曖昧な情報でも、
ないよりはマシだ。そのような情報で、わずかでも精度を上げる必要があるだろう。

それにしても、僕はその町に、毎日毎日出かけているのである。
ただ、駅しか利用していなかった。
それが、町の中に入ってみると、
その驚くべき変貌には、ただ息を飲むしかなかった。
世の中不景気と言っても、建て直すものは建て直すし、
崩すものは崩すのである。

それにしても、休みの日は眠い。
まだ10時だというのに、どうしてこれほどまでに眠いのだろう。
不思議である。
もしかしたら、コーヒーを飲まないと寝てしまう体質が
より深刻になってしまったのかもしれない。
そうなると、乗船実習が大変である。

乗船実習は、文字通り船に乗る実習だ。
三泊四日の日程でどこかへ出かける。
一応日時は決まっているが、どこへ行くのか、誰が行くのかはなどは、
詳細がまったく分からない。
このような状況で周囲の人たちがどうして疑問に思わないのか、
僕にはそれが疑問であるが、
とにかく、11日から14日まで実習があるのだ。

この実習中、おそらく、コーヒーを入手することは極めて難しい。
あらかじめ四日分のコーヒーを持っていくか、
船内のどこかで入手するしかない。
しかし、船は極めて小さな船であり、コーヒーの入手は無理だろう。

となると、自分でもって行くしかないわけだが、
ここで問題が生じる。
仮にも泊まり込みで出かけるのだから、
それ相応の準備が必要である。
特に僕は、荷物が大きくなる傾向にある。
さらに、Librettoを持って行くつもりなので
その傾向はより顕著なものになるだろう。
ちなみに、その理由は簡単である。
記憶メディアの確保である。

Librettoには、少ないながらもハードディスクが搭載されている。
今のところ、安定動作に必要な分をのぞけば
500MB程度が使用可能であると考えられる。
そして、僕は友人からこの実習の間、
デジカメを借り受ける約束をした。
そのデジカメは、メディアとしてスマートメディアを利用している。
今のLibrettoは知らないが、僕が持っている時代のLibrettoは、
スマートメディアドライブを標準搭載しているのだ。
そのため、500MBまでなら写真を好きなだけ撮ることができるのだ。
もちろん、電池などの問題もあるが、
電池はコーヒーほどかさばらないので、
必要なだけ持っていけばいいだろう。
デジカメに充電機能があればいいのだが、
なければ、充電池を8本ほど用意して持っていけば十分だ。
FinePixの充電池がいくらなのか知らないが、
安価であれば購入してしまうのも一つの手である。
まあ、普通の充電池を買っても、
充電池とは何かと便利なものであるし、
損をすることはないだろう。
…と言っても、僕は実生活で電池を使うのを極力さけているので、
直接電池に関わることはあまりないのだが。

ちなみに、図書館から本を借りてきて読んだ関係で、
できれば充電池はリチウムイオン二次電池を使いたいと思っている。
…が、この電池には最大の欠点が。
動作電圧が高すぎることである。
1.5Vで動作するよう設計されているデジカメに、
動作電圧が3.6Vにもなるようなリチウムイオン二次電池は、とても入れられはしない。
案の定、調べてみても普通の電池として使えるリチウムイオン充電池はなかった。
冷静に考えてみれば、あるわけがないのだが。
まあ、もし買うとしたらニッケル水素電池で十分だろう。

なんだか知らないが、最近アクセス数の増大が速い気がする。
ついこの間700を越えたばかりだと思っていたが、
気づいたら900に行きそうだ。

ああ、そうそう。
人混みの中を歩いたら、相変わらず激しい頭痛におそわれた。
どうやら、人が多くて太陽の下にある場所は歩けない体質らしい。
人が多くても、太陽の下でなければまったく問題はない。
たとえば、新宿駅や東京駅は結構人が多いが、
それで気持ちが悪いと思うことなどまったくない。
人の波を少し高いところから眺めると
なんだか頭がうねうねしていて気持ち悪いと思うことはあるが、
それと僕の体質とは、おそらく関係ないだろう。
ちなみに、横浜の中華街に行ったときも頭痛になったのだ。
たぶん、そのときもそうだったと思うのだが、
今回の頭痛は、右側前頭葉の偏頭痛だ。



2002年06月01日(土) 再インストール

この日は、Windows 2000の再インストールをした。
そして、眠かったのでそのまま寝てしまった。

ほかにも書くことがあったような気がしたが、
すっかり忘れてしまった。
そういえば、ドイツとサウジアラビアの試合、
あそこまで大差が付くとは思わなかった。
少し驚いた。


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