夏撃波[暗黒武闘戦線・歌劇派]の独白

2012年02月26日(日) ライブのはしご

 今日は、「ライブのはしご」をしちゃったよ。こんなのは初めてかな。

 まず、午後3時から、今池「あらたると」で行われた「石山えり超安産祈願ライブ」。女性デュオ「OVERDOLL」のエリュンコこと石山えりさんの出産予定日の約2ヶ月前のライブというわけだ。出演は、MaMa&T、石田力、石山えりの3組。
 超安産祈願という趣旨に沿って、MaMa&Tは岐阜の子守唄などを、石田力さんはご自身のお子さんが生まれた時に作られた曲などを披露。本日の主役である石山えりさんは自作曲を中心に、ソロあるいはデュオ(「OVERDOLL」)で演奏。和やかな雰囲気のなかで、3時間がアッという間に経過。ライブ後すぐに、同じく今池にあるライブハウス「TOKUZO」に移動した。

 午後7時から、<踊ろうマチルダ>(釣部修宏のソロプロジェクト)ライブ。今回は、ボーカル&ギター(&アコーディオン)の釣部修宏の他、ウッドベースの黒田元浩、アコーディオンの小春、バイオリンのまるむしがサポート。ケルト、ジプシーミュージック、ロシア民謡などのルーツミュージックからインスピレーションを得て作られたと思われるような曲調に、独得の世界観を感じさせるパフォーマンス。会場も最高潮の盛り上がりを見せた。

 都合5時間超のライブをこの一日で体験したことになるが、心地よい疲れと高揚を覚えながら、家路についた。



2012年02月18日(土) エンケンという名の劇薬

 年度末は気ぜわしいのだが、体調は思わしくなく、気分も落ち込みがち。そんな自分に喝を入れる、というより単に楽しみたいだけとも言えるのだが、エンケンこと遠藤賢司のライブに行ってきた。
 CD『ちゃんとやれ! えんけん!』の発売記念のライブでもあったわけだが、御年65歳とは思えぬパワフルな(というか過剰なまでの、取り扱い注意の)演奏にシビレちまった。エレキギター弾きながら、ドラムスを叩いているエンケンの姿からは「高齢者」という言葉は浮かんでこない。ひとりなのにバンドサウンドにも匹敵するような音圧、65歳のパワーに圧倒されながら、40代の俺は負けちゃいられないって思ったよ。



2012年02月11日(土) 激団モンゴイカ

 刈谷「cafe Nation」に、<激団モンゴイカ>のライブを聴きに行ってきた。刈谷にもこんないい店があったとは。雰囲気もよく、何よりPAがいい。こんな所でライブをやりたいと思ったよ。
 まずは、オープニングアクトの<Mana&T>の演奏から。何度も聴いているデュオだが、経験を重ねて安定感がグンと増してきているのを感じる。まなみさんのボーカルはとてもいいのだが、舞台度胸もあるのだろう、敏さんのギター演奏を十二分に生かしながら、独自の世界を展開しているように映った。
 一方、大阪からやってきた<激団モンゴイカ>だが、いわゆるジャグバンドというやつだ。ジャグバンドとは、20世紀初めにアメリカ南部で興ったバンド形式の音楽のこと。ウォッシュボード(洗濯板)やミュージカルソー(ノコギリ)、ウォッシュタブベース(洗濯桶とモップから作ったベース)等、当時身近にあった生活用品から作られた手製の楽器を多用するのが特徴と言っていいだろう。<激団モンゴイカ>は、そうしたアメリカ南部のジャグバンドを手本にしながらも、大阪発の独自のジャグバンドを展開しているように感じられた。オリジナルも面白いが、カバーの仕方も独自性があって、これまた面白い。お笑いの要素もふんだんに含まれ、お腹の底から笑ってしまった。演奏レベルも高いので、そこは誤解なきよう。このバンドの演奏は何度聴いても楽しそうだと感じさせられた。


 < 過去  INDEX  未来 >


夏撃波 [MAIL]