バカ恋 | back index next |
■ 許せなかったらバイバイ ■ すげえよ。 二人で二日で壱拾弐萬だよ。 アホくさくて働く気がしねえ。 でも、実際は負け金のほうが多いよね。うんそうだよね。 此れはただアタシ達が幸運だっただけ。 アタシがどんなに我儘を言っても、 どんなに八つ当たりしても、 最後の最後には許してくれるシュウが大好きです。 「許せなくなったらおしまい」 アタシは、過去の結婚でそんな事を学びました。 許せなくなったら、それで終わりなんです。 酷い事されても、傷ついても、 許せるうちはまだ大丈夫。 許せると云う事は、信じると云う事だから。 けど、 許す事と、諦める事は全然違う。 許してから、また始める事が出来るけれど、 諦めてしまった瞬間から全てが無くなるのです。 自分の心を偽って、諦めたくないし諦められたくない。 大いなる愛情を持って、許し許されていたい。 此れからも此の先もずっとずっと。 |
■ マルコフはコペンハーゲンへ行きました ■ 雨、凄いです。 スーさんが居ないのを良い事に、 あっちのほうのライフワークがハードボイルド化しています。 御陰様で、朝が酷く辛い毎日です。 たまにはちゃんとパンツを履いて寝る日も必要かと、 昨夜はおとなしく布団に入ったんです。 つい先日、即寝したシュウに悪戯したアタシが言うのもなんですけどね。 いやあ、かたじけない。 目を閉じて、意識がスゥーっと落ちかけた頃、 シュウは布団の中で、何やらゴソゴソ。 気が散って眠れやしねえ。 其れでもシュウはガサガサゴソゴソ。 |
■ 男と女のラヴゲェム ■ 勢いで・・・ 水着買っちゃいました・・・ しかもビキニ・・・ 逮捕されるでしょうか・・・ でも、意外と地味かも。鴨。 スーさんが旅立ったので、 おうちはアタシとシュウのスィートホォームになってます。 仕事から帰ってきて、 夕飯食べながら、くっついてひっついて、 テレビ見ながら、くっついてひっついて、 御風呂に入りながら、くっついてひっついて、 ベッドインしながら、くっついてひっついて。 其のうち、本気で飽きられるのではないかと心配です。おろおろ。 どうも最近、 好き好きヴォルテーヂが上がり気味。 ご近所の皆さんが、迷惑がるようなデカイ声で 「好きだぁーーーー!!」と叫びたい。 無性に、風呂上りのシュウのおしりにかぶり付きたい。 何時もアタシを触っててほしい。 なので、 「おやすみ」も言い終わらないうちに、 ンゴォーといびきをかくなど、もってのほか! |
■ 盛りの付いた雌犬 ■ スーさん昨日無事に、ボロ雑巾のようになって帰宅。 家に帰るなり泥寝してたみたいだけど、 起きてきた顔はまだ泥でした。 更に、 肌もこんがり焼けてて、ますます泥でした。 スーさんが帰ってくる前の日の晩。 無事にリベンヂ果たしました。 ご馳走様でした。 (〃∇〃ゞ えへっ☆ 益々アタシのラヴリーテンション上がりまくりです。 シュウくんラヴ シュウくん好き好き さーらーにー! スーさんが夏休みに突入しまして、 明日、恒例の御帰郷をしますので、 暫くの間、シュウと二人きりの生活が続くのです。 ぃやっほ〜!! シュウく〜〜ん♪((((* ̄3 ̄)ノ 嗚呼、恋って素晴らすぃ そんなこんなで、 発情期を迎えているアタシですが、 アタシばっかハアハア言ってても只の変質者な訳で、 シュウをもっと発情させる為に色恋仕掛けを思案中。 とは云いつつも、 この手のアプロォーチが最も苦手だったりもします。 すんません、自分、不器用な人間ですから・・・。 で、 気を取り直してとりあえず、 伸び放題でプリンちゃんだった髪の毛を、 ほんのりピンキィな御色に。 あんま発色はしてないけど、大人女目線ならばこの程度が丁度良い。 髪の毛伸ばしてる最中なので、カットは毛先のほうだけちょこっと。 仕上げにヘアトリィトメント&パック。 チュルチュルサラサラのグラマラスヘアの完成です。 たかが、髪の毛壱つで、 シュウが喰らい付いて来るとは到底思えないけど、 気分転換にはなったからいっか〜。 ( ̄(エ) ̄)y-゜゜゜ つーか、当初の意気込みは何処に行ったんだよ。 気分転換してどーするよ。 微妙に落ち着いちゃってるよ。 いかーんいかんいかんいかん。 消えかかってる導火線の火を復活させる為に (実際は、仕事が余りにも暇なので・・・) シュウに電話しちゃいました☆ |
■ 腐ってもエロ ■ 灼熱地獄は峠を越したのか? と、思って少しだけ曇っている屋外に出てみたら、 恐ろしいほどの熱風が吹いていました。 ヒィィィ。 昨日からスーさんが御留守なので、 おうちはアタシとシュウの二人きり。 そして昨日は土用丑の日。 鰻食って寝る日です。 暑い最中、屋外作業で汗水垂らしてるシュウくんの為に、 ドでかい鰻を大奮発して買って帰り、 豪勢な鰻丼を食しました。 何を隠そう、シュウの丼は御飯茶碗三杯分。 ってことはつまり、 あっちのほうも三倍アーップ☆ 昨日の失態を根に持つアタシは、 わくわくしながら其の時が来るのを待っていましたよ。 ワクワク( ̄ー ̄*) ― シュウくんPS2にて絶体絶命都市をやり始める ― 違うよ!そこ右!( ̄ロ ̄メ) ― 参拾分経過まだプレイ中 ― ・・・・・( ̄  ̄;) ― シュウくんまだまだプレイ中 ― ねみぃ。。。(= = ) ― シュウくんまだまだまだまだまだまだまだ・・・・・・ ZZzzzzzzz PPPPPPPPPPPPPPP <( ̄∇  ̄*)/ ふあぁ〜よく寝たぁ〜 ってォヲイ!! 思いがけず、爽やかにネクストモォニンを迎えていました。 あーりーがーたーやー |
■ リンカーン学校 ■ あぢぃ。 溶ける。 いや、既に溶けている。 今朝ほど、スーさんは御学友の皆様と油ハム林間学校へ。 弐泊しかしないのに、 すっげぇ荷物だったな。 夜逃げでもするのかと思ったヨ。 アレがねーだの、コレがねーだのって前日まで大騒ぎして、 相変わらずのドタバタ吉本新喜劇だったけど、 何とか間に合って、笑顔でお見送りした今朝の七時半。 と。 そう容易く行かないのが何時ものパターン。 張り切って出掛けた筈のスーさんから、 早速お電話頂戴しました。 あかねちゃぁ〜〜ん 水筒忘れてきちゃったよぉ〜〜(涙 成程、そうきたか・・・。 水筒ごとき忘れたくらいで、死ぬわけねーから、 別にいっか。知らね。 ってちょっとだけ、すこぉーし、ほんのり いや寧ろ、満場一致でそう思ったんだけど、 余りにもスーさんが切実に、届けてくれ頼む、と訴えるので、 仕方ないから半怒りで届けてきました。 朝から何かと多忙です。 其れはさておき。 何かっつーとすぐに頭が痛くなるアタシには、 頭痛薬が必須アイテムなんですが、 昨夜もどう云うわけか頭痛が酷くって、 夕飯食べた後に服用したんですよ。 でね? 何時も通りにシュウと風呂入って、 テレビ見て、 さて寝ましょうかと横になって、 其れから御待ちかねの嬉し恥ずかし大人タイムになったんですがね、 |
■ 脳タリーン ■ 先日、無事に入籍を済ませた愚弟弐号の 入籍御祝いパーチーを横濱にて開催してきました。 偶然にも其の日は横濱の花火大会でして、 どうせなら、花火も楽しんじゃおうぜぇと 気合入れて行って来たのです。 人だかりでくんずほぐれつな大賑わいの横濱@みなとみらいへ。 予想通り、其処は人だらけ。 暑いしウザいし、しかも臭いし。 何時もなら既にローテンション。 しかーし! 浮かない顔しても楽しくないし、 折角、こうやって花火見に来てるわけだし、 決して人混みが好きな人など居ないけれど、 どーせなら、寧ろ逆に人だかりを楽しんでしまへ!と、 御家族の皆様と共にワーワーキャーキャー喜んでいたのですよ。 只一人を除いて。 はぁああ・・・・・・・ はい。 只一人かなりの勢いでテンション急降下していたのは、 間違いなくアタシの彼氏です。 後半は意味もなく怒ってました。 シュウもアタシに負けず劣らずの混雑苦手人間です。 だからって何だよオマエ其の態度わ。 何時までゴォーイングマイウェイ気取ってんだよ。 ほんとは、テメーコノヤローと言いたいところなのですが、 如何せん此処は目出度い宴会の席。 インドな店で本場のカリーをヒィヒィ言って食べながら、 わいわいと楽しんでいる皆様の前で、 怒り立っても仕方ないわよ。 なので、 怒り立つ感情を丸ごとラッピングしておうちにお持帰りしたのです。 やれば出来る良い子です。 さて、次の日。 早速アタシは、昨夜ラッピングしたアレを丁寧に解いて、 問題児シュウにも理解できるように、 判りやすくぶちかましてみました。 其れを聞いていたスーさんも激しく同意し、 アタシと一緒にやいやいやいやいやいとシュウをメッタ斬り。 若干拾弐歳の小娘に シュウくんて意外と子供だよね・・・ と、非情なほど冷酷に言い放たれてました。 でもアンタ、子供に子供って言われたら世も末ですから・・・残念! 瀕死の痛手を負ったであろうシュウくんですが、 流石はアタシの素敵彼氏☆ 往生際の悪さは天下一品でして、 事もあろうに 俺が悪いの?俺が悪いのかな?え?俺 なの? と、無駄に抵抗してました。 犯人は誰だゲエムでもやってるつもりか。 悪いとか悪くないとかって問題ぢゃねえだろ。 此処まで言われてやっと認めたのか、 はたまためんどくせーから諦めたのか、 |
■ ウラウラウラウラウラァ ベッカンコォ!! ■ ♪ウラウラカンカンウラウラカンカンウラウラカンカン ウラァッ! ♪カンカンウラウラカンカンウラウラカンカンウラウラ ウラァッ! この暑さで、どんどん頭がパーになってく気がするヨ! 朝からずっと『ジャングルくろべー』がループ状態で流れてるヨ! 誰か止めてヨ! つーか、ジャングルくろべーなんて言ってると歳がバレるヨ! 昨夜、俺様ホットラインより御連絡有りました。 で、結論。 「払う義務なんてねえから間違っても払うなコノヤロー」 byおっさん え?そんだけ? んなこたー判ってるって。 あらいやだ。アタシの説明が悪かったのか? 仕方ないので再度依頼をしてみた。 「凡人にも理解可能な懇切丁寧な説明求ム」 by俺様 直ちに帰ってきた連絡事項には、 やはり弁護士云々って事が書いてありまして、 おっとこりゃあ何かと面倒だなあ。 取り敢えず、ホットラインにてプレゼンして頂いた内容を、 シュウくんにそれとなーく何気なーく ナチュラールに提案してみたいと思います。 相変わらず、シュウ@渦中の人は ボーボボボボボーと脳内逃避行中でして、 そんなユラユラ状態のシュウを見ていたスーさんも 最近シュウくん元気ないねえ などと、たいそう心配しておりましたです。 そっとしておいてあげようよ娘よ。 そのうちきっと元気になるさ。多分な。多分。 夜になって並んで眠る頃、 シュウはアタシの肩にちょこんと頭を乗っけて ゴメンな こんな俺でいいの? とか何とか言ってました。 そんな野暮な事聞くなよ。 頭じゃまだ判ってないようだな。 なら、身体で判らせるまでだ。 オラオラァ! バシバシビシッ!ビリビリッ! キャー!イヤーン!ヤメテー! <中略> ハアハア・・・ 判ったか?弐度とそんな事言うんぢゃねえぞ |
■ イタチの最後っ屁 ■ 電話口のシュウは酷い落ち込みようだった。 アタシはシュウの話を淡々と聞き、 冷静に分析していた。 何でそんなにあっけらかんとしてんの? シュウにそう言われたけど、 アタシだって予想もしてなかったこの出来事に、 かなり驚いてるし、動揺もしてる。 決して楽観的に考えているわけじゃあないんだよ。 ただ、 慌ててみても状況は変わらないし、 一番良いと思われる方法を見出そうと必死なだけ。 仕事から帰ってきたシュウに詳しい話を聞いたけど、 状況は思っていたよりも深刻。 今回の借金は、シュウに対する慰謝料なんだってさ。 慰謝料って離婚するときに請求するんじゃねーの? 調停証書書いた時に、どうして借金の話が出てこなかったの? しかも何で今頃? こんな疑問を抱くのは当然ですわよね。 けれど、シュウ曰く、 此れは元嫁の俺に対する嫌がらせだけど、 慰謝料って言うんなら払うしかない だそーです。 嫌がらせって何だよ。嫌がらせ=慰謝料にはならんだろ。 でもなあ、 シュウがそう決断したんだったら、 アタシには何も言えないなあ。 まあ、何とかなるかあ〜ははは〜 なあんて事言ってる場合ぢゃねえんだよっ! 金の苦労は前の結婚で嫌なほどしてきたからよくわかる。 ねえ、シュウくん。 |
■ 弱り目に祟り目 ■ 何と申しますか、 非常に厄介な事が起こりました。 まだちょっと頭の中で整理が出来てないですが、 此れはもう、アタシの範疇を軽く超えてしまってます。 当事者同士でとことん話し合ってもらわなきゃいけない問題です。 其れによって、アタシの今後にも多大は影響を及ぼすのです。 |
■ 所謂壱つの八つ当たり ■ なんつー暑さだ。 昨夜は熱帯夜?ってくらい暑い夜でしたわ。 寝室にはエアコンないから、 もわっと生温い風を扇風機で掻き回してたわ。 あんなんで眠れるわけねーし。 仕方ないから、 客用の布団出して、シュウと一緒にリビングへと緊急避難。 朝起きてきたスーさんに危うく踏み付けられるとこでした。 もう一台エアコン買わなきゃかな。 はぁああ、金が幾らあっても足りねえよお。 現場仕事のシュウは、 この暑さに打ちひしがれて帰ってきました。 半分は干乾びていました。 歩くたびにカラカラと音がしてました。 暑いと体力使うよねえ。 しかも、現場での仕事はきついよねえ。 と、云うわけで、 かんなぁり 機嫌悪っ こわこわっ 夕飯もろくに食べずに黙して語らず。 おぉお〜ヤダね。 こう云う時は成るべく放置しとくのに限るね。 寝る前の密かな御楽しみのスキンシップも、 最低限レヴェルで終わる。 とってつけたようなチュー。 そんなん要らねえよ。 バーカバーカ。 |
■ 見上げてごらん ■ 今日は七夕だね。 夜になったら天の川見えるかな。 ねえ、其処から何が見えますか? 『二人の過去に甘えているアナタは 今の瞬間は何にも支えられていないということがわからない 過去も未来も それぞれの今なんだ』 多分、今を精一杯生きている人は、 素直になる事を躊躇ったりはしないだろう。 嫌われるのを怖がって動けないのは、 自信が無いからだろう。 何故か七夕の日には、 アタシの過去と未来、 幾度となく繰り返される出会いと別れについて考えてしまう。 壱年に壱度しか会えない彼らも、 同じような事考えたりするのかな。 アタシを初めて抱いたあの人も、 ヴァンプラに乗っていたあの人も、 泣き虫だったあの人も、 パスタが好きだったあの人も、 今夜の夜空を見上げたりするのかな。 |
■ パパパパーン ■ 今ほど、母上より電話ありました。 弟弐号が明日 入籍 するそうです。 そんな話、全然聞いてねえし。 姉のアタシに何の相談も無しかょ。 ノォーインフォメェションかょ。 いーよいーよ。別にいーよ。 ま。そんな事は如何でも良いとして。 今日は流石に暑いっすね。 さっき、ウッチー隊員と一緒に昼飯買いに行って、 たまげました。 因みに、ウッチー隊員はアタシの事を ウーたん と呼びます。 アタシの苗字をもじってこう呼ぶんだが、 此れってひょっとするとまさか霊長類のアレ? みたいな気がするので、まぢ勘弁して欲しいです。 ま。そんな事も如何でも良いとして。 メアリ・ケイト・オルセンが拒食症じゃなくって、 コカイン中毒で入院してるってホント? オルセン姉妹の大ファンなスーさんが聞いたら、 すっげぇたまげるだろな。うん。 ミシェル可愛かったな〜。 ま。そんな事も如何でも良いとして。 |
■ 阿須鞄の集塵 ■ やっとこさ見に行って来ましたょ。 『ハリーポッターとアズカバンの囚人』 エクスペクトォ・パトローナァム! すっげえよ。 ううぅん、どんくらいすっげえか教えてあげたいけど、 まだ見てない人がたくさんいらっしゃると思うので、 言えません。 けど、 言いたいです。 もごもごもごもごもごもご。 シリウス・ブラックをゲイリー・オールドマンが演じてるなんて、 言われるまで気が付かなかったよぉ。 スーさんは、アタシとシュウが見に行くちょっと前に、 御学友と一緒にハリポタ(吹替え版)を見て来てて、 其の時の感動感激驚きの類を、 シュウに事細かに説明していた模様。 なので、シュウくんすっかり ネタバレ状態 嗚呼可哀想。 映画が終わって、アタシは何時ものように感情移入甚だしく、 アタシだったらあそこでさあ〜 とか、 やっぱスネイプ先生はさ〜 とか興奮気味で話してても、 シュウくんは絡んでくる気配ゼロ。 今回のはあんまり面白くなかったな・・・はぅ しかも、スーさんにガセネタまでも掴まされてたみたいです。 炎のゴブレットはスーさんよりも先に見ような!な! かくゆうアタシも、 会社のウッチー隊員に、問答無用で物語の全貌を語ってやりました。 勿論、アタシの夢や希望や妄想もさりげなく添えてね☆ ふふん。 こうやって少しずつ、ホグワーツ入学希望者の輪を広げて行きたいと思います。 此れから暫くは、 ハリポタ色の生活が続きそう。続くのか? 『賢者の石』のDVDは持ってるから、 今更ながらに『秘密の部屋』のも買おうかと思ってます。 いや、買うべきだ。 |
■ 女の子の秘密 ■ ふう。 此処で書き始める前に書いてた日記の移殖完了。 モンキーガール→モンキーマゾヒスト→退廃電脳猿 と、猿的変貌を経て今に至る。 其れにしても、 エンピツで日記書き始めてからもう弐年も過ぎたんだねえ。 始めた頃はまだ地元に居たんだもんねえ。 エンピツでは参度目の夏を迎えるんだねえ。 +++++++++++++++++++++++++ 昨夜シュウは久しぶりに会った元同僚と、 うちの近所の焼き鳥屋へ飲みに行きました。 帰ってきたのは午前壱時過ぎ。 午前様とは良い度胸してんぢゃねえか なあんて事は口が裂けても言いません。 アタシが夜遊び出来なくなっちゃうもんねえ。 シュウが夕飯いらないと言うので、 アタシとスーさんはフタリきりで御飯食べに行って来ました。 折角だから寿司とか食べちゃおうぜ♪ とか言っちゃったけど、美味い寿司屋は何処も満員。 仕方なく、近所のパスタ屋で我慢しましたょ。 スーさんとフタリきりで外食するのなんて何時ぶりかしら☆ 地元で暮らしてた頃は、 今よりも稼ぎが良かったせいもあって、 週に壱度くらいは外で御飯食べてたっけ。 まあ、其の分家事を怠けてたって事なんすけどね。 でもやっぱ、女同士っていいわあ〜。 シュウの前じゃ出来ないような、女同士の秘密の話も出来たしね。 おなかも一杯になって、大満足で家に帰って、 スーさんと一緒にお風呂に入りました。 たまげるほどでかくなったスーさんのおっぱいを 揉もうとしたら引っ叩かれました。 ちぇ。 ケチ。 スーさんが使ってたシャワーを無理矢理横取りしたら 又しても、引っ叩かれました。 ええん。 怖いよお。 其れでも調子に乗ってスーさんとこをからかって遊んでたら、 あかねちゃんってさ〜ほんっと子供だよね〜 って壱拾弐歳の小娘に冷たく言われてしまいました。 恐縮です。 スーさんの御学友の皆様に、 母親と一緒に入浴する子などまぁーったく居ないそうです。 ふうん、そおなんだ。 言われてみりゃ、 アタシも母上と一緒に風呂で遊んだ記憶なんてないわね。 ましてや、手を繋いで歩いたり、 洋服を共用したりなんて事もしたことなかったわね。 大体さ、 スーさんがアタシの事を名前で呼ぶって時点で、 他所の御家庭とはちょっとズレてるって事だわよ。 別にいいけどね。 友達とか姉妹みたいで楽しいし。 |
■ 生きるも死ぬも ■ 生きている間、少しずつちょっとずつ、 傷つく事は増えていくんだろ。 反面、幸せだって感じるんだろ。 嬉しかったり、悲しかったり、 切なかったり、喜んだり。 命ある限り、其れは続くんだろ。 何処かで誰かを傷つけて、今、生きているって事忘れてた。 自分の幸せを手に入れる為に、 例えばスーさんを、例えば両親を、例えば別れた夫を男を。 けど、 其処まで考えるのは、きっと傲慢すぎる。 此れまでアタシのしてきた事は、 アタシにとって必然であり当然であり、 譬え其れが、誰かを傷つける事だとしても、 アタシはきっと迷わず生きて行くだろう。 そして、ひっそりと「ごめんね」って心の中で謝るんだろ。 昨日、仕事帰りに別れた男が乗っていたのと同じ車を見た。 アタシにとって彼は過去の人間であり、 彼にとってアタシも過去の人間だ。 だからと云って、記憶の全てを削除する事など不可能で、 アタシはまた似た車を見るたびに思い出すんだろ。 弱っちい彼が最後に見せた強引なまでの強さ。 けれどアタシは、 しがみ付く彼の其の手を振り払った。 アタシが其処まで冷酷になれたのは、 きっと本気で彼を愛してたからだと思う。 アタシの為に、彼の為に、 生温い余韻など残しておくほうが残酷だ。 元気ですか? ちゃんと生きてますか? 自分を愛してあげてますか? 彼が幸せに生きていてくれる事を切実に願うのは、 アタシ自身の罪の意識からだろ。 |
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