油断するとすぐに淋しさに囚われてしまう。
季節の変わり目は特に。
そろそろ新しい自分探しに行かなきゃいけないのに。
実際は蹲って差し出される手をまってる。
自分が変わらなきゃ何も変わらないのに。
わかってんだ。だから負けんなって頑張れって思うのに。
いつも独りじゃない事を感じていたい。なんて甘えてるよね。
大好きな大切な人がいるんだからその人達に恥じない生き方をすればいい。
解ってるのに。理屈では頭では理解してるのに心がついていかない。
時間は止まってくれない。この先できる事は限られてくる。
会いたい人に会いに行きたい。叶うかなこの願いは。

甘ったれて生きてきた人生のツケが回ってきた感じ。
今日は昼間どうしても苦しくて友達に電話をした。
「何となく予感がした」
と言われた時嬉しかった。でも行動パターン丸見えって感じで恥ずかしくもあったけど。
１時間くらいお話して電話を切った。
いつもならそれで薄日がさしたような気分になるのに。
どんどん落ち込んでしまって早めにお風呂に入ってみたけど涙が止まらない。
色んな国で色んな人が不治の病に苦しんでるのに、私はたかがうつ病で死にたいだの楽になりたいだの弱音ばかり。
求めているのは安らぎなのに孤独が身にしみて蹲って泣いてる。
孤独なのは愛を知っているからだ。愛された事があるから自分にはもう手に入らないものだと解っているから。
使い果たした訳じゃない。でも今の私では「同情」は得られても「愛情」は得られない。
友達は別だ。心と心を繋ぎあった大切な人がいる。大事に育てたいと思っている。
だけどどうしてかな。どうしてこんなに辛いのかな。
辛いって思う事が贅沢なのかな。淋しいからって死ぬ訳じゃないし。
だけど淋しいと気が狂いそうになるよ。
何のために産まれてきたの？誰も救えずに何者にもなれずに。

やりたいことなんてないよ
もう誰かにトドメをさして欲しいよ
優しくされると泣きたくなる
零れた涙は小さな刺になりいつしか傷を増やしてた
送られた写真は贈られた手のように思えた
困らせる気じゃないのいむしろ大切にしたいの
だから消えてしまう訳にはいかないの
なのに弱い心は楽になりたいと願ってる
いつまでこんな事を繰り返すの？
誰にともなく当てて書く手紙。それがこの日記。
偽りなく生きて行くには少し根性が足りないみたい。
愛の歌が街中に流れてる。きっと誰もが淋しいから。
解りあいたいと分かち合いたいと思っているから。

怖いものがないなんて嘘
失うものもないなんて嘘
私のからだが剥がれたら両腕が剥がれてしまったら
何もかも消えて行く
そしてこの腕はもう剥がれそうだ
その時は一緒に心も剥がれてしまえばいい
そうすれば苦しまなくてすむかもしれない
もしも私が剥がれ落ちてしまったらあなたは涙くれますか？

結局薬は火曜日に貰いに行った。
受付の方がとても素敵な方で「今日は雨があがってよかったですね」と笑顔で声をかけてくれた。
微笑みを返す事でしか対応できない自分が情けなかった。
診療もいつも通り薬もいつも通り。
お風呂に入るのに気合いがいるんですと言ったら鼻で笑われた。
それだけで気持ちが落ちた。私が弱すぎるのかな。
繰り返すODの誘惑を必死でホントに必死で抑え込んでる。
答えが一つだと思ってるから苦しいのかな。
普通ってことにも色んなパターンがあると思えればいいのかな。
私の普通と他の人の普通と違ってていいって顔をあげて言えたならいいのに。
実際はうつむいて歩くだけだ。すれ違う人みんな敵に見える。
この世は弱肉強食。こんなんんじゃこの先自分の中にいる獣に食いちぎられてしまう。
胸にあいた風穴を埋めるものが欲しい。それってわがままなのかな。
解って欲しいって願う事それが弱いってことなのかな。

ここ数日倒れたりなんやりで体力も精神力も消耗しっぱなしだ。
本当は今日行きたかった病院にも行けなかった。
着替えまでしたのにぐずぐずしているうちに診察時間が終わってしまった。
月曜は予報では雨だから外に出るのが億劫になるのに。でも人、少ないかな。
１番乗りを狙って行こう。長く待たされるようだったら薬だけにしてもらおうかな。
もう先生と話をするのも面倒。だってうわべしか見てないんだもの。
私が自分のことをあまり話したがらないから先生も遠慮してくれてるのかもしれないけど。
今回倒れた時も「無理しないでゆっくり様子見ようね」だけだったし。
確かに倒れる時「倒れたい」と思って倒れる訳じゃない。
気づいたら倒れてて何があったのか覚えてない。
今に何にも覚えていられなくなりそうで怖い。
泣いたって暴れたって今を打破する事ができない。
寝ても覚めても苦しいだけで不意に口も聞けなくなるほどの淋しさが襲ってくる。
私がはつらつとして元気だった日々が今では他人のものに思える。
この先もこのままなんだろうか。私さえしっかりすれば治るんだろうか。

志乃 ｜MAIL

My追加