長いお別れ
DiaryINDEX|past|will
季節が変わる。夏が終わる。暑いだけだった日々が終わる。 次、診察を受けに行く頃には完全に終わってしまっているだろう夏。 昔を思い出してばかりでそれで勝手に苦しくなって鬱々と過ごした夏。 秋はもう少し優しいかな。私にもあなたにも過去の人々にも。
どうして自分を良く見せようとしちゃうんだろう。 ありのままそのままの自分を受け入れて欲しい癖に。 でも怖い。私を知り尽くしたらあなたに去られそうで怖い。 大切な人ならなおさらだ。好きになって欲しいから小さな隠し事をしてしまう。 本当は知られたくないのかな。作り上げた自分でいたいのかな。 口をつぐんで何も言わなければいい。そうすれば相手が勝手に「私」を作ってくれる。 こんな風に責任のがれをしている。上手く行かなかった時にその人の所為にしようとしてる。 だけどそれで悲しみが癒えるわけじゃないし余計辛くなってしまう。 いつかいつの日にかあなたに会えたらその腕に抱き締めてくれますか?泣いてもいいですか。 ほらまたそうやって相手の気持ち考えずに優しい人なら決してノーとは言えない事をお願いしてる。
もっとずっと眠っていたかったのに暑さで目が覚めた。 浅い夢を何度もみた。 先日ほんの顔見知り程度の人が亡くなったと知らせが来た。 病院で知り合った時に無理矢理連絡先を交換したからだ。 ほんの少しの間だけ言葉を交した人。 最寄りの駅も近かったからいつか一緒にもっと長く話す事が出来たらいいですねと言い合っていた最中に。 まだ信じられない。決して人を不快にしないあの笑顔もゆっくりゆっくり話す言葉も。 もう手が届かない。もっと頻繁に電話を書ければ良かったのかもしれない。 でも私もダウンしてる事が多いしそういう時は姉上様に頼ってしまっていたから。 何もしてあげられなかった。そもそも何かをしてあげようなんて考えてたからいけなかったんだ。 ただここにいるよって気にしてるよって頻繁に電話すれば良かった。 寝てるからかもとか言い訳をつけて電話しなかったのは私だ。 一足飛びにできることなんてない。初めの一歩は私から出すべきだったんだ。 ごめんね。ごめんね。ごめんなさい。心から御冥福をお祈りします。
病院に行ってきた。いつものように5分診察。お薬も同じもの。 時々、本当に時々、先生私の事治す気があるのかなと疑ってしまう。 でもそんな事はこの暑い部屋にかえるとどうでもよくなってくる。 現在の室温34.5度。扇風機は回しているけど窓は開けていない。 カーテンも開けない。太陽の光をまともに浴びるのがなんだか怖い。 一応遮光カーテンなんだけど真夏の西日はそれをすり抜けて照りつける。 布団を干さなくても布団を広げていたら布団を干したのと同じ状態になる。 それくらい暑い。でも頑張って扇風機だけで過ごしてる。 水分補給はこまめにしながら食欲がどうしてもでない時はウイダーインゼリーのお世話になっている。 お腹がすいた、という感覚はあるのだけど食べたいという気持ちにならない。 動いてないのだから当然か。今日は銀行によったり色々あるきまわったけれど明日はダウンしそうだな。 一度弾みをつけてしまえばできる事も次の日には考えるのも嫌になってる。 この感情の波をどうにかしたくてお薬を飲んでいるのに効かない。 イライラして焦って苦しくてもがいてる。何をどうすれば楽になるんだろう。 そもそも楽ってどんな状態の事をさすんだろう。 体調なら悪くはない。気持ちの問題なのか。 ハイになれば必ずツケが回ってくる。 お薬を飲んでも寝つけないとかそういうちっちゃな事から枕から頭が持ち上がらない事まで。 穏やかに過ごしたいと思うのは我侭なのかな。 いつも誰かに追われているような気がするのは逃げ出してきたからだろう。 夢見も悪い。いつも自分を罵倒したり殴ったり崖から突き落としたりする。 結局自分が嫌いなんだ。今のこの現状にいる自分が嫌いなんだ。 でも嫌いだからと言っても今はこの状態をキープする事で精一杯だ。 これ以上気持ちをダウンさせないように。少しでも明るい気持ちを持てるように。 なんとかしなきゃと焦っても上手くいかない。 考え込んでも行動に移せなければ意味がない。 ああ、また暗い方へ思考がいく。シャワーでも浴びて気分を切り替えよう。
|