私を許してくれるの?本当に私を許して愛してくれるの?嘘ね。
そういえばもう何年も人の肌のぬくもりを感じた事がない。ひとりぼっちで膝を抱えて少し泣いて。涙って目のふちにある時は温かいのに頬を滑り落ちるとつめたくなる。忘れなよ、こんな理不尽な痛み。忘れられないよ、自分の犯した罪はね。忘れたいよ、本当は何もかも。降り止まぬ悲しみに打たれて知った自分の弱さ。せめてもう一度。もう一度だけでも。