長いお別れ
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2006年05月30日(火)

今が全てじゃないと何度も言い聞かせてる。
言い聞かせなきゃ生きている意味も消えそうだから。
それでも零れる涙はどうして?
弱い心が、もしかしたらと開ける扉の向こうは灰色。
塗りつぶしてくそれしかない。
今日はどんな色を筆に取るんだろう。
月明かりの残像はどんな色をしているのだろう。


2006年05月28日(日) 私信

O.Yさんへ

本当はメールするべきなのかもしれませんが、
私はあなたを信用できない。
1人称がころころ変わる事。
話の一つ一つはわかるけど繋げて考えられない事。
わからないことだらけ。
なので直アドをさらす事をしたくない。

それでもあなたが何かを私に起こそうとしてくれているのは解る。
だから一言いうなら「怖い」です。
ここに書くかどうかも悩んだけど書く事を選びました。


2006年05月21日(日)

ひとりにしないで。激しく揺さぶってこの身のトゲを振払ってください。
そうすれば私は鳥になり雑踏にまぎれる事もできるだろう。きっと。


2006年05月18日(木)

死ぬのも生きるのもつらい。これは甘えなんだろうか。
普通の人ってどんな人だろうか。自分らしさってなんだろうか。
どんな答えを貰ってもきっと納得できるまで繰り返し問い続けるだろう。
そして多分納得できる理由なんてないんだ。自分で見つけるしかない。
せめて今は自分が死んだら自責を持つ人がいる。それだけでも生きる理由にしてはいけないだろうか。


2006年05月13日(土)

どうしたってどんなに心が近づいたってしょせんはひとりじゃないか。
こんな簡単な事をどうして認められなくなってたんだろう。
日々を分かち合っていく事も可能な他人。それが友達や親だったりするんだろう。
私は最初で躓いた。親離れができてなかった。
この歳になってもまだできていない。
でも、もうお母さんの死もお父さんの死もそれぞれふたりに返してあげなきゃ。
私がめそめそ生きてることの理由にするのはそろそろやめなきゃいけない。
じゃあ何に縋って生きようかと思った時、もう一度自分を信じてみようかと思った。
蹲りずっと地面を見続けていたけれどその間も変わらず頭の上にあった空。
その空の下であの人もあの子も私もそれぞれ生きていく。
もう一度立ち上がれると信じて顔をあげて踏み締めていきたい一歩ずつ。
辛けりゃ泣いて立ち止まってまた考えて。
時には誰かの手を借りながら新しい私になればいいんじゃないか。
もとの自分に戻ることだけ考えてきたけど違う自分がでてきてもいいと思うようになった。
心がしたいようにすればいい。


2006年05月06日(土)

雨が降り始めた。悲しみが窓に爪をたてる。
また明日という言葉を使わなくなって何年になるだろう。
小さな頃は毎日言っていたのにね。
本当に、こんな思いをしてまで手に入れたかったものはなんだったんだろう。
掌をパッと開く。何もない。何も。
何度確認すれば気がすむの。もう這い上がっていくしかないんだよ。
私の存在なんて砂のひと粒のようなものだ。拾い上げてくれる手を待つばかりでは駄目なんだ。
飛び立つ鳥のようにこの世界からでなきゃいけない。
解っているのに足が竦んでどうしても翼を広げる事ができない。
落ちるだけだ。落ちていくだけ。
ここからずっと送っている信号を神様はまだきづいていない。
早く早く早くきづいて。


2006年05月01日(月)

世間はGWか。公共料金の振り込みに寄ったコンビニの前に空港行きのバスターミナル。
皆、大きな荷物を持って楽し気に笑いながら列を作っている。
いいなあ。と思う。
自分には今はそんな元気ないけれど、いつかはあっち側の、笑ってる人達の仲間入りをしたい。
じっとこっちを見ていた小さな女の子に手を振ると、照れくさそうな顔で振りかえしてくれた。
なんだかそんなことが妙に胸を掴んで不覚にも泣きそうになった。
マクドで買ったカフェオレを飲みながらのんびりと家を目指した。
毎日少しずつ身体を動かす事。と言われたのでなるべくそうしようとしている。
でも起き上がる気力もない時は寝転がって見なれた天井を見つめ
高速の音を聞き気持ちだけでも外に出ているつもりになる。
きっと人の数だけ喜びも悲しみもある。
私はまだ何も知らない。自分の喜びと悲しみをどうしたらいいのかと見つめているだけだ。
忘れてしまえばいいんだろうか。そして何くわぬ顔して生きていけばいいんだろうか。

でも忘れるって事は数少ない友人の存在も忘れるって事だ。
そんなのって淋しくてできそうにないよ。できないよ。そんな事。
私がもっとしっかりすればいいのに。


志乃 |MAIL

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