長いお別れ
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2004年03月25日(木)

今、誰かが傍にいてくれても、自分の気持ちをちゃんと伝える事ができないだろう。
表面を取り繕った会話しかできない。
いきなり泣き出すわけにもいかないし。
いきなり過去のヘヴイーな話をするわけにもいかない。
コミュニケーションを取る方法が思い付けない。
本当に、1人でいる事に慣れ過ぎてしまった。
街を歩いていると、自分は浮いてないだろうか?おかしくないだろうか?
そんなことばっかり考えてしまって逃げるように部屋に戻る。
1人の部屋は淋しいけれど、居心地がいい。
誰も私を傷つけないし、誰のことも傷つけないですむ。
愛されたいのに愛されるのが怖い。
失いたくない。この手の中にある、ほんの少しの愛を失いたくない。
だけど、本当は失わない為にも動き出さなければいけなんだってこと、気付いてる。
明日、訪れるかもしれない幸せを、自らの手で捨てるようなことはやめよう。


2004年03月21日(日)

大切な人が沢山いる。
そしてその人達から大切に思われている。
こんな私に会いたいと言ってくれる。
会えて嬉しい、と言ってくれる。
また会いましょうと言ってくれる。
それに見合うだけの自分になりたい。


2004年03月10日(水)

コンビニに公共料金の支払いに行く。
私がこの世に生きているという証の一つ。
すれ違う人達は皆、何か目的を持って生きているように見える。
皆、幸せそうに見える。本当の事は誰にも判らないのに。
どうしてこんなに羨ましく思うんだろう。
時間が解決することもあるって友達は言うけど。
もう充分だよって何度も言ってくれるけど。
でも投げ付けられた言葉が、今でも胸の奥にあって、
生きている事自体がとても罪な事のように思えてしまうんだ。
大事な人はたくさんいる。そして大事にしてもらっている。
なのに何故、こんなにも心は乾いているんだろう。
どんなに優しくてもらっても、どんなに甘やかしてもらっても
最後は自分でなんとかするしかない。自分と向き合わなければ。
何かが終われば何かが始るんだ。そう思って。そう信じて。


2004年03月09日(火)

いつの日にか輝く光をあびて笑えるように、今の自分をかえなくちゃ駄目。
自分で自分を傷つけてばかり。そんなこともうやめなくちゃ。
何度同じ誓いをたてて、何度それを破るんだろう。
あの10年は無駄じゃなかった。無駄じゃなかったと信じたい。


2004年03月06日(土)

愛していると言って、抱きしめたい。
自分で自分を抱きしめてみても心はちっとも暖かくならない。
冷たい夜も1人の朝も、もう慣れたはずなのに。
こんな思いをしてまで手にしたかったものはなんだったんだろうね。
もう二度と逃げ出しちゃいけない。後戻りもできない。
進むしかない。やる前から諦めてちゃ駄目なんだ。
間違って傷ついて、そのひとつひとつが個性になるなら、この痛みも、
この涙も、意味のないものなどないと信じて。
真っ暗な空の下、走り抜ける。光が見える場所まで。
内なる声に耳をすまして、いつか誰かと繋ぎ合う手を握りしめて。


2004年03月01日(月)

別離と喪失は違う。
失うということは二度と会えないということだ。
どんなにもがいてもあがいてもその事実は変わらない。
「また」はないんだ。何度確認すれば気がすむの。
こんな気持ちになるのなら、何故あの時もっと大切にしなかったの。
切り捨てたのは自分じゃないか。
何もかも捨てたのは自分じゃないか。
いつまでこんな事を繰り返すの。
私はどこへいこうとしているの。
誰の邪魔にもならないようにするにはどうすればいいの。


志乃 |MAIL

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