カタルシス
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2006年09月30日(土)  華麗なる変身 

日比谷に昼頃着を目指し行動を開始 妹と2人シャンテ・シネまで映画を観に出掛けました
⇒●シャンテ・シネ

来週の金曜までと知り慌てて観に来ることにしたキンキー ここは窓口で前売りチケットと座席指定券を交換するタイプの映画館なので すぐの回が混んでいたら次の回の席を確保して先にランチをしよう!と決めて上映の30分前着で臨んだら 意外にアッサリすぐの回の席が確保できてしまいました さすがに中央通路側は埋まってましたが HPで確認したときの「混雑」具合はあまり感じなかったなー?と

そんな訳で 朝2番の回で『キンキー・ブーツ』を鑑賞

【あらすじ】
「どうしたらいい?」が口グセの優柔不断なチャーリーは、突然の父親の死で靴工場を相続する。しかしその直後、工場が実は倒産寸前だと判明!どうにか工場を救いたい彼のもとに舞い降りた天使は・・・ドラッグクイーンのローラ(♂)だった。小さな女性用の靴を無理矢理はいている彼女を見たチャーリーは、伝統的な紳士靴の製造から男性用セクシーブーツ製造へと工場の方向転換を図る。はたして保守的な職人たちは、2人の大胆な改革についていけるのか?!(CSGYAO「CINEMA COMIN'SOON」より)


期待したままの超英国産! 予想を上回る感動とかはありませんでしたが 期待を裏切らない内容の映画でした 主演のキウェテル・イジョフォー貫禄あるし歌上手い! 外見はゴツイ男性なのに本当にショウガールに見えてきた スゲェなぁ… ひきかえ もう一人の主人公チャーリーは影が薄いというか 特別ハンサムでもないし 目を引く要素が全然ないのに しっかり要のキャラクターを担ってました あの地味さ加減で主人公ってところが 英国の粋だよなぁ〜とか何とか 勝手に言っていろ自分

チャーリーのフィアンセ・マックスにイマイチ移入できず どうして彼と恋仲になったのかが見えてこない女性像でした 初めからすれ違うのが見え見えでちょっとなー 彼のフィアンセである彼女の魅力がもっと出ていたら良かったなと思いましたが 後々の展開に後腐れが残らないという点においては ああいう人間像の方がサラっとしてて良かったのかも知れません

この映画には元になった実話が存在します もちろん そのままを映画にしたわけじゃないので 幾分ドラマティックな脚色が施されているだろうし 痛快な展開を組み込んでいると思いますが 老舗の紳士靴メーカーが 規格量産化の煽りを受けて瀕死の状態に追い込まれ その生き残りを賭けて模索した道が

ドラッグクイーン御用達の靴作り

という発想は 事実だと思うとかなり奇想天外だし それだけで充分ドラマになっています しかも 伝統を重んじる英国の さらには古風な考えが根強い田舎町での出来事だというのだから 面白くならないわけがないよね! 少なくとも英国好きの妹や 群像劇好きの私にとっては クリティカルヒット間違いなしじゃん?

一般的に「英国映画」というもののイメージがどんなものかは解りませんが 私の目には「質素・テンポ・皮肉」が重要要素になっているように見えてます
映像が綺麗なのも特徴のひとつだと思いますが 美しさの種類が 華美ではなく 雄壮でもなく ふとそこにある何でもないものの描き出し方が上手とでもいいますか 飾らない景色や自然や建物や人々が とても綺麗に見えてくるのです

よく十把一絡げに「ヨーロッパ」と言いますが 仏産・伊産・その他etc それぞれみんな違う雰囲気を持っています 「ヨーロッパ映画」というくくりは大まか過ぎてイメージ固定しないと思うんですが どうなんでしょ? それに対抗する言い方が「ハリウッド」であるならば 資本の所在が違うだけの話じゃないか
ああでも「ハリウッド色」というのは感じるなぁ… やはり資本を握られると思うように作れない場合もあるんだろうな そして自分は統計的には“アンチ・ハリウッド”思想の持ち主であると思います 観るけどね ハリウッドスター好きだし でも作品で選ぶとミニシアターに寄るといいますか あまり資本のデカい大作には食指が動かない傾向にありますね(大作は役者で選ぶ 内容はほとんど期待してないのでハズレでもあまりヘコまない 逆に当たりのときはビックリする)

…ヘソ曲がりなだけでしょうか(黙)

そんなこんなで 姉妹そろって映画に満足できたので 次はお腹を満足させる番です
妹の希望を聞いてみたらカレーかエスニックと言われたので 何件か事前に調べておいた店を順繰りに回ってみましたが ランチが平日のみだったり 値段の割に内容が今一つだったり なかなか彼女のお眼鏡に適うところが見つからず 最終的に三原橋交差点の老舗有名店『ナイルレストラン』で名物のムルギーランチを食べることになりました(笑)

⇒●ナイルレストラン

ときどき食べたくなるんですよねコレ でも 一度食べるとしばらくはいいやーって気になる 何故ならボリュームが結構あるので完食すると漏れなくお腹が苦しくなるからです!
見た目には余裕で食べきれると思うんですけどねぇ 食べても食べても減らないカレーなんだよ そしてこれまた意外に結構辛い 初めは気づかないけど後からくる ライスやマッシュポテトを上手に残しておかないと 終盤ツラくなってきます

そんなハラハラどきどきカレーです

日本で最初の本格印度カレー屋さんだそうですよ 店長がまた名物店長さんで 見るからにインド人の風貌で流暢な日本語を繰り出しては客を構うのが生き甲斐のようなオジサン 今回も何かと客に話しかけて笑いをとっていました でももうオジサンというより オジイサンになっちゃってたね 彼が元気なうちにまた行っておきたいな

そして何年かぶりのムルギーランチを食したわけですが

あれ? なんか量減った??

見た目にちょっとコンパクトになったような気がしました それでもライスの山を崩しながら食べ始めると減らないカレーは健在で 覚悟の上で食べていても「…なくならねぇ!(汗)」という焦りは再び体感することができました 辛さも「そんな辛くないじゃん」と食べ始めた妹が 途中で「ごめん結構辛いわ…」と言い出しちゃったような後攻め感です
トータル的にはやはり ちょっとボリュームが落ちたような気がしましたが(昔の方がたくさん食べられたのにそれでもお腹キツかったもの) このくらいが日本人には適度な気がします
ワタシ思うに 残す人がいっぱいいたんでゴハン量調節したんだと思うよ
ゴハンといや この店本格印度式なのに米が日本米でした 前もそうだったか覚えてませんが カレーにすんのは勿体ないような銀シャリ使ってます もちもちふっくらゴハンです

…あ だから腹もちがいいのか?!(遅)

ま そんな感じで 遅めのランチを腹一杯食べて帰ってきたのでした

『華麗なる変身』1970年/アメリカ

 


2006年09月29日(金)  それでいい それがいい 

久々にグルタミンライブに行けそうだったので 今まで若干避けていた新宿 red cloth(辺鄙な場所にある)に初参戦
出番が遅めだったので先に食事を済ませてから行こうと友人に声かけしてみたが 向こうは時間が微妙との返事だったので お一人様を決行した

ハコに直接行くのであれば大江戸線の『東新宿』が最寄駅なので 職場からだったら『飯田橋』から1本で行けたのだが 時間は大幅に余裕があるし 済ませたい用事があった都合上 敢えてJRで新宿下車 まずは西側のチケットセンターに立ち寄って『キンキー・ブーツ』の安チケを購入した 明日観に行く予定である

次に「お一人様」の決行場所を吟味する
飲食店になかなか一人で入れない小心者なので 食べたい店と入れる店のすり合わせが必要なのだ 連れが1人でもいれば牛丼でも立ち蕎麦でも屋台ラーメンでも気にせず入れるのに 1人だとダメなのは何故なんだろう… しばらくウロウロした結果 三越地下にある東京ルーでカレーが2種類選べるプレートを食べることにした 今日は何となくカレーの気分だったので 一人で入れるカレー屋を選択 ここはファーストフード感覚で入れて楽なのはいいのだが 狭くて席数が少ないのと 周囲の人(デパートの買い物客)の目が気になるのが惜しい感じ でもこのくらいなら入れる ちょっとしたリハビリ気分

食事で時間調節をし 頃合いを見計らって席を立った 三越からのんびり歩きで寄り道など挟みながら目指すは東新宿 靖国通りを越え花園神社を過ぎ ひたすら明治通りを高田馬場方面に向かって歩き続けると 日清食品のビルが見えて来る その昔はこの建物の中にも1つライブスペースがあって 1度だけ行ったことがあった 今は閉館して跡形もないが『日清パワーステーション』と言ったら 今でも「ああ!」と思う人が多いメジャーなハコのはずだ
私がそこを訪ねたのは 社会人になって間もない頃で ハコ自体は“今月いっぱいで閉館”みたいな時期であったから いやはや何とも懐かしい話ということになる

その日清ビルを過ぎると 通りを挟んで2つのライブハウスがあり どちらも規模は小さいものの都内のバンドマン御用達のハコである
片方はロックの老舗『新宿JAM』 そしてもう一方が割合最近にできた『新宿 red cloth』通称「紅布」 本日の目的地だ

紅布自体は初めてだったもののJAMには何度か来たことあったので 場所を地図で確認した際「GS(シェル石油)隣」と書かれているのを見てすぐにおおよその見当はつけられた
シェルはJAMのど真ん前にある

なので あの辺ウロウロしてみりゃ入口があるんだろう 程度の考えで現地を目指したのだった 地図をプリントするまでもないと思い手ぶら 暢気なものである
シェル石油の看板の根元まで来たら 高橋さんが自販で水を買っている姿が目に入る 高橋さん=グルタミンのDr. 今日のお目当てバンドのメンバーさんだ

ラッキー♪と思って駆け寄ると「久しぶり!」と笑顔を向けられた 重量感たっぷりの音を発する人なのに素はどう見ても癒し系 ガタイが良く大きい人なので前々から“お父さんキャラ”に見えてしまっていたのだが 今では実際一児の父なので余計パパオーラが放たれている ように 見える(笑)

挨拶混じりに入口の場所と出時間の具合を尋ねたら まだ時間があることが確認できたので一度その場を通り過ぎ 「道が不安なので一緒に行きたい」とメールをしてきた友人を迎えに行くため 明治通りと職安通りがクロスする大きな交差点まで足を延ばすことにした

歩け歩け 歩くぞ歩くぞ

今夜は軽く2駅分くらい歩いてるな 単純に考えても「新宿」→「新宿三丁目」→「東新宿」のコースを辿っているもの それにここまで来たら帰りは「西武新宿」まで歩くだろ さすがに夜は涼しくなってきたから 外歩きも苦ではない というかそもそも歩くのが嫌いじゃない 暑くさえなければ一日中そぞろ歩くタイプの人間だから

交差点にて待つこと十数分 地下鉄の入口から姿を現した友人に手を振って合図すると 1人で来た道を今度は2人で折り返す 時間的には丁度良い感じ 階段の上でレスギャンの太郎さんに追い抜かれざま一声かけられる 毎回入りの時間がかち合ってよくこんなやり取りをするが 本当いつかレスギャン目当てでライブ聴きに行くからね!と心に思って口にできない私・・・
6月にレスギャン聴かず帰ってしまった後ろめたさが 未だに残っているのだなぁ と思う 向こうは気にもしてないんだろうけど こっちは気になって仕方がない(だったら早よ行けや)
まぁアレだ 先立つものがないというか 最近資金の流れが如実に別方向を向いているので・・・ しかも大量に流れていくので・・・ ゴホゴホ

でもいつかきっと!

太郎さんに続くように我々も入場 初めて入った紅布の店内はチャイニーズとジャパニーズが混ぜこぜになったような 漠っとした“東洋風味”で統一されていて 要所要所のテーマカラーが「紅」というデザインの内装になっていた 会場にまく煙草の紫煙が阿片をイメージさせる(そりゃヤバイだろって)
天井から吊るされた黒縁のランタンが古風な中華様式を思わせていたが 色彩はなくシックなモノトーンから成っているので 鮮やかな中華提灯とは少々風情が違う どちらかといえば明治初頭の花街で 異人相手に商なう姐さん方が一服煙管をふかしているような そんな気だるい“東洋感”

店のコンセプト的には 好きな系統だった

そしてこの店 ドリンクの種類が豊富で素晴らしい アルコールもソフトドリンクも他の店では見かけないメニューがつらつらと列記されていて そのいずれもがチケット有効ときたもんだ 生ビールがあるというのもこの規模のハコでは珍しいことだし しかもジョッキで出てくるのだという 「ライブをする場所」という以外での魅力は ここまでで充分感じられるものだったと思う ただ如何せん 行きづらい場所にあるというのは最大のネックだ

そうこうしているうちにトリのグルタミン出番

グルの前はナチュラルハイテック社長・林さん(笑)がベースとしてメンバーになっている『ENJIN』だったので 対バンに誰がいるのかをろくに調べもせずに来ていた我々には「あら!」っという状況 ・・・というか 前回のレスギャンも全く同じ状況だったじゃないか 学習しないやっちゃなー(苦笑)
ちなみに グル主催のイベントのとき暴言を吐いて我々の反感を買ったあのバンドさんも 今日対バンだったみたいだ 表の黒板で名前を見つけてちょっと苦笑がもれた 首根っこ掴まれた友人は今日来ていなかったけれど 彼女がいたら絶対嫌な顔をしたに違いない 向こうはどうせ覚えちゃいないだろうけれど やっぱりこっちは気にかかっているものなんだ

閑話休題でグルタミン
私は前の2度ほどライブに行けてなかったし その後はグル自体がしばらくライブをお休みしていたので 今日は本当久しぶりのライブ! 前回だか前々回だかから GとBの位置を逆転させて演っているというので その配置で見るのが初めてだった私は どんなもんかとドキドキしながらステージを見上げていた

左サイドにG・Vo.の豪さん 右サイドにBの工藤さん 確かに今までとは違う配置での演奏だ でも あんま違和感ないなー・・・ ほへぇ カッコイイ・・・

本日のセットリストは以下の通り
───────────────
1)ネムレ 9 DEATH
2)研ぎ澄まされていく
3)ババロア
4)ヒズンデシマエ!
5)バーター35(新曲)
6)ウルトラハッピー(新曲)
7)自由なる生命
EC)バイブレーション
───────────────

おおお・・・ 新曲2曲 しかも自分は『自由なる生命』も初めて聴いた!
個人的には『ウルトラハッピー』が大ツボでした ちょっとアレに似てる『死んだ男』の空気感

おおお・・・ き 来て良かった!!

グルは明後日もライブ in 吉祥寺PlanetK 実はイシイさん率いるハーミッツも下北でライブの日なんだけれども・・・ ごめんイシイさん 明後日は吉祥寺へ!orz

すっかり遅くなっていたし 話がしたかったら明後日でもいいやーと思い メンバーに順々挨拶をしてサクっと退散しようとしたら 最後に捉まえた工藤さんが「生まれました」と言ってきたので そこで初めてオメデタだったことを知った
「おめでとうございます〜〜!男の子?女の子?」と2人で取り囲んだら ニコニコしながら携帯を出して 「女の子」と写真を見せてくれた いっぱいあった(笑) しばらくライブがお休みだったのは彼のベイビー待機を邪魔しないためだったようだ そうか〜 工藤さんもパパか〜

「今後もバンドは大丈夫なんですか?」とチラっと訊いたら
「大丈夫 でもしばらく俺は夜早めに帰るけどね」と笑っていた
「小さいうちに沢山かまってあげないとねー お父さんは接触時間少ないから」
「沐浴係なんだ俺」
「「それは頑張って!笑」」

つい今さっきまでバリバリカッチョブーな演奏をしてても ステージ降りたらこの調子 素敵だ・・・ 素敵過ぎるぞグルタミン!!orz(←ツボ入っちゃったらしい)

「じゃあまた明後日!」と元気に言い放って 我々は東新宿を後にした

既に明後日が楽しみでしょうがない帰り道

ホクホク♪
 

『バーター35』グルタミン

 


2006年09月28日(木)  僕の大事なコレクション 

という訳で今日も1時間早退でグローブ座へ
『Cat in the Red Boots』3回目観劇(千秋楽)です

本日の相方が上尾住まいなので飲み食いは終演後より開演前の方が無難だろうと思い 寄り道しないで待ち合わせることにしました 会場最寄りの新大久保駅は周辺に手頃な店がなさそうだったので 敢えて大久保駅で合流 そこから新大久保を目指す途中にあったファミレスでサクっとゴハンを済ませてから劇場に向かいました
ちなみにそのファミレスは新大久保の方が近かったです(苦笑) 大久保〜新大久保は徒歩で10分もかかりません 駅降りたらお互いの線路が目視できるような近さでした

今日の席は前回の更に2列前 チケットには5列目と記されていましたが 前2列が取っ払われているのか 実質3列目でした しかも正面ブロックのど真ん中2席 近いわ中央だわで「楽日煎餅」が狙える!!と野望が湧きました 絶対1枚はもらってくるぞ!

開演間際 真後ろに位置する関係者席をチラリと見やったら一番通路側の席にアクションクラブの川原さんが座っているのが目に入り相方の友人と2人で俄かに興奮-3 他に同列で見知った顔はありませんでしたが 中休憩のとき逆サイド近くの席で山寺宏一を発見しました 眼鏡してなかったしハンチング帽かぶってましたが 17年来のファンを見くびってもらっちゃ困ります(笑)
というかアレね 友人に言われるまで「山ちゃん=眼鏡必須」だって自覚がありませんでした そうか そういや眼鏡キャラでしたね(だって自分が顔を覚えた頃はかけてなかったんだもん!)

舞台は2回目に見たときよりも演出がスリムアップされていて 更にはとある登場人物の身の上が別のものになっていたりと 複数回観ている人間にも充分面白く観られる楽日に仕上がっていました いや 演出同じでも楽しく見ちゃうけどね 芝居は毎回毎回が別物ですから〜

そしてあっという間に終演のとき

何度もカーテンコールに応えてくれたあと 新感線の恒例になっている「楽日の煎餅投げ」がグローブ座でも実行されました ステージからは 主演の生田斗真くん・松本まりかちゃんのほか すほうれいこさん・市川しんぺーさん・梶原善さんら客演の方々 劇団員からは右近さんと粟根さんの2名が 四方八方に煎餅を放り投げていきます 2階席にはメタルくんとさとみちゃんがいたのは見えました その上の階にも誰かいたのかも知れませんが 我々の位置から確認することは叶わず

そんな感じで煎餅まきが始まったのですが 心の本命粟根さんも次点の右近さんも ステージサイドの席に向かって投げる配置になっていて まかり間違っても正面ブロックにいる我々の手に届くようなことはありません それでもダメ元で名前を叫んでみたりしましたが 当然の如くスルー 超スルー パーフェクト・スルー…
だったら前を向いている善さんから!と思って必死に善さんコールをしてみたものの やはり若干中央からはズレる位置にいるので 彼の投げる煎餅もこちらへは落ちて来ませんでした

では煎餅もらってこれなかったのかというと そんな訳はありません
正面のど真ん中なだけあって 真ん前にいるのは主演の2人です 普段は煎餅投げなんかしないから2人ともあまり上手に飛ばせてませんでしたが 3列目の我々の辺りはさすがに降ってくる近さだったので 最終的に斗真くんから2枚ダイレクトGET まりかちゃんからの1枚を席に落ちたところから拾いました 友人も自力で2枚は取れていたみたいだったので お互い自分で確保した分を大事に持ち帰れることになりラッキーだったのですが 正直複雑な心境でした…

うう… 斗真くんファンやまりかちゃんファンの人には申し訳ないんですが 我々劇団のファンとしては やはり劇団員が放ってくれた煎餅が欲しかったなーと 贅沢言ってるのは判ってますが 本音はそんな感じ(苦笑)ゴメンナサイ・。

それでも楽日にステージ近くにいなくては手にできない貴重な「楽日煎餅」です

煎餅には毎回公演の銘が焼き込まれています 『吉原御免状』『メタルマクベス』は友人からお土産にもらった分があるので 今回ので私が持っている煎餅は3種類目 賞味期限はもちろんあって然りのモノですが まさか食べられませんわよこんな記念品(汗)
お陰様で無事芝居仲間分の枚数が確保できたので 自分分の1枚を選んだら 今日来られなかった友達にあげようと思います いつももらってる側なので恩返しです

割らぬよう大事に大事に持って帰りました
 

『僕の大事なコレクション』2005年/アメリカ

 


2006年09月27日(水)  怒りの報酬 

若干体調を心配されつつ通常業務
午後になって昨日のミーティングについてのオリエンを受けた際 担当の社員さんから
「あんな無茶な修正指示には今後従わなくていいからね」
と軽く窘められた そのときアナタがいれば即行で相談したんスけども・・・

病欠だと思っていたから連絡も相談もできずにいたのに 実は社長と出張に出ていたらしいことが判明 じゃあそうだって連絡くれよ 前の日体調不調で早退とかしてたからてっきり休みなんだと思ったじゃないか つか なんでスケジュールに入れてくれてないの 他の社員さんも知っていたなら教えろっつの

「ほうれんそう」がなっていない会社だな!

「スケジュールを無視することに関しては俺からキツく言っておいたから 甘い顔してたらアイツらつけあがるだけだしさ 俺もずっと気になってたから今後は絶対守れって言っといた」

「そうですか そうしていただけると助かります」

「それから昨日社長に怒られちゃってさ これちゃん毎日遅くまで仕事してるから あれじゃイヤになって会社来たくなくなるよと 君がちゃんと監督しなきゃダメでしょって・・・」

「え・・・ 遅いのなんて今更な気がしますが」

「だよねぇ?お互い大人なんだし監督とかもう俺イヤなんだよね だから仕事のボリューム管理は自分でやってね 無理なら無理って言ってくれれば俺もクライアントにそう伝えるからさー」

「・・・わかりました 宜しくお願いします」

つか もうそれ実行してるよね?我々
社長の言ってることは実に今更で 一昨日来やがれ的な内容だったのだけれど 昨日の私がサボタージュだったことを薄々感じ取られていたみたいなのには ちょっと驚いた 意外に解ってんじゃん 的は少々ハズれてるけれども

遅くなったことにムカついたわけじゃない
会社や仕事がイヤなわけでもない

昨日のアレは 何度言ってもスケジュールを守らず しかもそれを特に悪いことだと思っていない風の 愚鈍なクライアントに対してキレたのであって その部分が改善されれば別に後引くような話でもないんだ

技術的に難しいことをしろとか 多忙の中無茶なスケジュール立てたとか 二進も三進もイカンことなら話は別だが アヤツらは全然そうでもないときにポカポカすっぽ抜かすので 多分本当に馬鹿なんだと思う・・・
お金のやり取りが発生するれっきとした仕事の相手に その対応は社会人としていただけない 営業のクセに鈍過ぎる

毎月7〜8人の多勢で打ち合わせに来て 一人一人の責任の所在が1/7や1/8になると思ってんだろ? 特に窓口になってるお前(ギラリッ)

顔を合わせてもう1年になるので そろそろデキる人間とそうでない人間が混在していることが判ってきたぞ いい加減なヤツと割とちゃんとしてる人の見分けもついてきた
当初「○○様」と窓口宛てに送って その他はCCにつけていたメールのやり取りも 最近では「プロジェクトの皆様」で全員TOにして送るようにしてる 全員に宛ててるんだから誰か一人でも返事寄越せよ という内心を前面に出してるつもりなんだけど 少しは伝わっているんだろうか

取り敢えずは 来月のミーティングまで様子を見てやるか(エラそう)
 
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今日は友人3人がグローブ座で赤ブーツ公演を観に行っている日です
チケットの申込みをする際 それぞれの都合を聞いたら最後の方の平日に1回という希望があったので 平日は避けたい自分を抜いた人数で申込みしておきました
結果 楽日の前日が取れた訳だったんですが ダメ元で申し込んでおいた千秋楽が奇跡的に当たったので 楽日なら平日でも行くでしょ!と自分はそっちに行けることになり 3人のうちの1人が2夜連続で平日観劇となったのでした

そんな訳で今日は私だけ不参加

公演半ばに休憩時間が入るのですが そのくらいの時間に友人からメールが届き

「隣に新太さんがいて舞台に集中できないよ〜!!」

と書かれていました(笑)今日の席が役者の出入りが多い通路に接した3連席で 通路挟んで隣が関係者席だってことは知ってたんですが よもや古田新太が来る日だったとは 大当たりも甚だしい場所だった模様です
他には田辺誠一&大塚寧々夫妻や高橋由美子 佐藤仁美なんかも近くに座っていたそうな
新太さんは劇団の看板役者 高橋さんや仁美ちゃんは劇団お馴染みの客演女優です

3人それぞれからの報告メールを読みながら 仕事帰りの電車に揺れるのでありました
 

『怒りの報酬』1988年/アメリカ

 


2006年09月26日(火)  狸の休日 

朝起きて一番にしたこと
携帯から会社の皆さんにメール送信

「頭痛と吐き気でまともに動けないのでお休みさせてください」

ほどなく返信が来てアッサリ受理されました まぁ 無理して行くような状況じゃなかったからですけども それにまんざらウソでもない気分だったし(頭痛=ヤツらのこと考えると頭痛い/吐き気=超ムカついてます!)

それでも一応今日のミーティイングが滞りなく行えるように 昨日直したところまでの印刷見本を社員さんの机に出しておいたので それをコピーして使ってくださいとかは伝えました 見本出しはいつもやってることだし 普段はミーティングの人数(10人くらい)分プリントするので ワザとじゃない感は出てるかなとか ぶっちゃけ仮病がバレてももういいよ的な気分ありましたしね

朝からのんびりしている私を訝しんでか 妹が部屋まで様子を見にきたので「今日はサボる!」と言ったら 別段驚く風もなく「ああそう そういう時もあるよねー」と言って自分の身支度に戻っていきました

…何なのかしらあの子のあの悟った感は

まあ嘘付くのも面倒なのでそのまま適当にいきさつを話して彼女の登校をお見送りしたわけですが
そっから一日 一歩も家から出ずに引きこもりで過ごしました 天気は良かったですがド平日の真っ昼間にプラプラ歩き回る気にもならず 昼になって思い出したように『笑っていいとも!』なんぞ見てみた 久しぶりに見たもんだわ(笑)TVを見ながらお昼ごはん

ほとんどの時間をパソコンに向かっておりまして 色々更新とか整理とか ネットとかネットとかネットとか… ああ 本当に引きこもりになれるなぁ自分 フリーで仕事とか始めちゃイケンね 私みたいな奴は外に出て会社通いするのが無難なんだ 公私の時間分けヘタっぴーだし 持ち帰りの仕事のはかどらないことといったら 笑い疲れて息が切れるくらいです 切替えができないダメな子です

夜になって 外へ出ても違和感のない時刻になったので本家へ行って妹と一緒に夕飯にありつくチャッカリ感 いつの間にか妹が母に今日のことを話していたらしく唐突に
「お姉さんは今日ズル休みしたんだって?」と言われてビビリました
親には何事もなかったように振る舞っていたので 「なんだー言っちゃったの?」と妹に言った「別にいいじゃん」と言われた まぁ確かにそうなんだけど 親まで「別にいいじゃん」とか言ってるのが意外だったわ…

自分的にはちょっと冒険だったといいますか 社会人になってこんな休み方するのは初めてのことだったので もっと意外に思われるのかと思っていましたが そうでもないのね
まぁもっとも 映画祭の為に北海道から「休みます」の電話入れた過去があるので その時のイメージが母にはあったのかも知れませんが(当時親も巻き込んだ)

基本嘘ついたり誤魔化したりするのを「面倒くさい」と思う人間なので 言えるときには常に本当のことをぶっちゃけるし 言えないときには嘘とか誤魔化しじゃなくダンマリを決め込む傾向にあります 余計なことは言わなければいい 取り繕うのが大変になるもの
なので遊びの計画を立てたらそのまま「遊びに行きます」ってお休み申請するし 事情を知られたくなければ「私用です」と申請する 映画祭のときは行動するのが遅れて1ヶ月前の申請ができなかったのと 日曜に帰るツアーを取る予定が満員で取れず月曜帰りになってしまった結果だったので このときは仕方なく「風邪」になってお休みしました いわゆる一つの閑散期だったので 業務が滞ることは全くなかったですしね

ちなみに 親兄弟に対してもコソコソ出掛けたことはありません オタクなイベントに行くときも普通にそのまま行き先告げていたし 旅行に行くとか遊びに行くとか同行するメンバーも特に隠したことないです 親に知られて困る人とは付き合ってないし 言っとけば特にしつこく聞いてくる親でもなかったので それが一番楽ちんなのですよ
その昔チョロっと付き合っていた男の子とも出掛けるときは普通に報告してました 付き合ってるとは言ってませんでしたが聞かれたら隠す気はなかったし でもツッコまれたことなかったですねー まぁ察しはついていたんでしょうけれども(笑)

「明日も休むの?」と聞いてきた母に「なんでよ?!」と即突っ込み
今日休むのには意味があるけどそれ以上は本当にただの「ズル休み」じゃん 別に仕事を休みたいわけじゃないから行きますよ それに 明後日は芝居で早退届けを出してあるから明日は普通に仕事してこなきゃヤバイのよ そこまでズルズルっとはできませんて(^^;) 基本的に真面目なのよ私 今日みたいな休み方しておいて言うのもナンですけども

今日の場合 先に「誠実さ」を欠いたのは向こうさんだからね
少しは思い知って欲しいんですけども そんな感覚があれば端からこんなことにはならんでしょうからなぁ 期待はしないでおきますヨ

とにかく今日はのんびり好きなことさせてもらったので 明日からちゃんと精を出して働きます 遊ぶ為の資金稼ぎもしなきゃなんないし やり過ぎてクビにでもなったら阿呆だ

それにしても 久々に嘘ついたなぁー やっぱ面倒くさかった(苦笑)
 

『狸の休日』1966年/日本

 


2006年09月25日(月)  馬鹿たちの行進 

とある仕事で毎月定期的に発行している地域情報紙(B4ペラ両面1色)があるんですが 今まで12回つづけてきたので紙面を大幅にリニューアルしたいという要望が先月のミーティングの際に出て 今回その提案のために以下のようなスケジュールでことを進めていくことになっていました

=予定=
8/22(火) 定例ミーティング
9/06(水) ラフ出し
9/15(金) ラフ戻し(ここで全体的な修正指示)
9/20(水) 第2稿出し
9/22(金) 第2稿戻し(最終的な微修正)
9/26(火) 定例ミーティング(校了)

今回リニューアルなんでね 最初の出し→戻しの期間を長めにとっておいたんですが 実行されたタスクは

=実際=
8/22(火) 定例ミーティング
9/06(水) ラフ出し
9/15(金) ×
9/20(水) ×
9/22(金) ×
9/25(月) ラフ戻し(提案丸無視の全面にわたる大幅修正)
9/26(火) 定例ミーティング(校了)






お前ら死んでしまえ!orz






ミーティング明日だっつーのに今日になってこの修正指示はありえないだろ?!しかも午前中にFAXペラーっと流してきただけで何の断りもナシかよ!いくらクライアントだからってそりゃ常識知らずじゃあねぃのかい兄チャン ああ?

あんまりムカついたんで担当宛てにトゲトゲしい電話をしてやりましたが あんまり伝わってないみたいでした・・・(怒)

大幅にイメージを変えたいっつーから色々目新しい企画を提案したのに 指示された通りに直したら元に戻っちまうジャナイカ アンタら最初に送ったラフとそれに添えた説明にちゃんと目を通したのか?意味があってこういう紙面になったんだってちゃんと理解した上の修正指示???

その上 FAXの修正指示について確認したいことを聞こうとしたら一瞬スゴイ間があって「あ FAX持ってくるので待っててください」と待機音楽に切り替わり数分 のどかなメロディが忌々しく感じ始めた頃やっと戻ってきて

「あ〜、ここですか。なるほどね〜・・・」

って アンタ
修正した本人じゃないんだ?
しかもFAX流す前に目を通してなかった風?

怒るでしかし

あんまり大幅なので 元のデータを残したまま 指示された修正版を作ることにしました ぶっちゃけ先方がスケジュールを丸無視してのことなので 本気で作業したくなかったんですが こんなときに限ってこっちの担当者が不在で判断しかね
腹の虫が収まらないまま 受けざるを得ない状態になりました

ああもう 週末いいことが沢山あったんで「ようし!一週間頑張るぞー!」ってな気分で出勤したのに いきなり出端くじかれましたヨ・・・
一気にやる気が失せた・・・



数分後



やる気が失せたハズなのに黙々とスゴイ勢いでその仕事をやり出した私
残っていた社長が「・・・先帰ります」と声をかけてきましたが ニコやかに「お疲れ様でした〜」と返しました

ええ もうこの次点で明日欠勤を決意してましたので
言われた仕事は今夜中に全部片付けて 後は今日いなかった担当に振ってしまう気でした 私いなくてもミーティングできるし 要はモノさえあればいいんでしょアンタたち

そんな訳で 今夜は少し遅くまでお仕事して帰ったのでした
 

『馬鹿たちの行進』1975年/韓国

 


2006年09月24日(日)  魔界からの招待状 

新橋演舞場にて『魔界転生』観劇

もう何だか観劇1回12,000円が当たり前のようになってきて不穏な空気です 高いっての演舞場!!

ちょっと興味あったのと G2のネットリザーブでチケットが確保できてしまったのとで 無理して観るほどのものじゃなかったハズの魔界転生を何故か押さえてしまった自分
いや観たかったには観たかったんですけれども 実際1万2千円出してまで観たかったのかと自問すると微妙な気分になるというのが正直なところ
面子は確かに豪華だからこの値段設定も仕方ないなと思っていましたが 実際観てみたらちょっと期待はずれだったというか〜…

え?こんなもの?

とか感じてしまった自分がおりました
期待し過ぎていたのかも知れませんが ぶっちゃけ

もの足りぬ!!

うおー!自分のスケジュールミスだったとはいえ 洋画オンリーのイベントを諦めてまで観るほどのもんじゃなかった気がすんぞ 何か悔しいぞッ

【あらすじ】
キリシタンの反逆者・森宗意軒が編み出した秘術「魔界転生」。この世に悔いを残している者が、いまわの際に仕掛けを施した女体と交わることで力漲る肉体に転生を果たす術。
この転生の術に心惹かれ、宗意軒の家来となり、次々と転生を果たしてゆく名だたるかつての剣豪達。
田宮坊太郎、宝蔵院胤舜、天草四郎、柳生如雲斎、柳生宗矩、荒木又右衛門、宮本武蔵の7人の魔界衆が誕生する。
宗意軒はこの剣豪達を武器に幕府への復讐を企むのだが、ひとり、なんとしても仲間に引き入れたい剣豪がいた…。

その男、柳生十兵衛三厳は柳生の里で異変を感じ取る。名君として知られる紀州藩主・徳川頼宣の突然の乱行、そしてその背後でうごめく魔界衆の存在。国の危機と悟った十兵衛は魔界衆と戦う道を選ぶが、事が事だけに表立って動くことが出来ない。そこで弟子の柳生衆を同行させ、巡礼の一行を装い紀州領地内を移動することを思いつく。

しかし、一方、この奇策は魔界衆にとっても好都合であった。十兵衛を仲間に引き入れんと巡礼の行く先々で待ち受ける魔界衆。転生を果たし魔界の力を手に入れた剣豪達は想像を絶する剣技を以て十兵衛一行に襲いかかるのであった……。
(G2プロデュースHPより)


題材はお馴染み山田風太郎原作の『魔界転生』シリーズです
2度の映画化を経て舞台初演出だったそうです
ジュリーとソニーの映画は何度か見たことある 窪塚くんの映画と原作の小説は未見です 相変わらず本を読まない人間

「前衛的な演出なので部分的に解りづらい」というような前情報を得ていたので イヤホンガイドなんてものを借りて臨みました 歌舞伎でも文楽でもガイドなんて借りないのに なんで現代劇でそんなもんに頼らねばならんのか(苦笑)とにかく片耳にイヤホン装着で若干トホホな気分です

確かに見ていて「そりゃ解説がなきゃわかんねーな」と思うところも時々ありましたが 全体的な感想を言ってしまえば ガイドうるせぇ・・・ 欲しい説明はして欲しいけど いらん説明まですな!舞台を見てりゃ解ることは言わんでいい いや むしろ言・う・な・ッ
歌舞伎や文楽のときもそうですが「耳に障るガイド」はガイドしてるナビゲ−ターの腕が良くないんです 上手な案内人というのは 耳に障らず知りたい疑問を解決してくれるさり気ない語りを聞かせてくれるもんです 今回の人は耳障りでした
開演前や休憩時間の間 出演者からの注意事項や インタビューの様子などが流れていたことが せめてもの慰めでしたわ(苦笑)

役者別には
橋之助⇒ 頑張ってるのは解りました
成宮くん⇒ 声枯れてた 喋りがカマっぽ過ぎて逆に色気を感じなかった 普通に喋ってて良かったのに
西岡徳馬⇒ 思いの外良かった みくびってましたゴメンナサイ
遠藤久美子⇒ 最後の見せ場に来るまで目立たなかった… 下手じゃないのにキャラが不安定で勿体なかった
六平直政⇒ さすがだったけど出番がなぁ…
馬渕英俚可⇒ 前に見たときとは別人のようでした(驚)
藤谷美紀⇒ 陰薄ッ…
坂田聡⇒ 加賀ちゃん?!良かった!キミ超良かった!!

全体的に8人衆が頑張ってました 由井正雪や荒木又右衛門も雰囲気良かったんですが どうにも出番がもの足りないよ・。勿体ねー勿体ねー
一番心配してなかった成宮くんの天草四郎が思いの外イメージハズしてて残念でした 彼の元々の物腰でゆったり喋ればそれだけで充分“妖艶”さは出せたと思うんだけどなぁ〜〜〜〜 あんなワザとらしいカマ喋りされるとキモい 四郎が喋る度にオゾッとしちゃったヨ 後半の壊れだす感じは上手でしたが あの途中で言葉が男っぽくなる演出がされてて それが結構イメージ良かったので あの雰囲気のままの「おっとり喋り」が四郎デフォルトの希望でした 惜しい!

ええーっと お話自体はかなり荒削りな展開です 時間足りないのは端から解っていたことでしたが 駆け足感が否めませんでした これは映画や舞台じゃなくて 10回連続とかのドラマで見せた方が良い作品だと思います 4時間取ってもまとまってないよ ましてや2時間の映画なんてきっともっと慌ただしいに違いない…

とか文句言うんだったらば 山風の原作を読んどけよ!って話なんだわな(苦笑)

⇒●舞台『魔界転生』関連記事


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観劇後 食事どころかお茶すらもせず 一路蒲田を目指します
イベントには間に合わないけれど その後のオフ会には紛れ込もうという姑息な戦法に出ました だってだって 沖縄から北海道までファンが集まるんですもの! 行かなきゃ絶対後悔するもの!

という訳で本当に実行

イベント不参加だったのに何事もなかったかのように同席 皆さんお優しいので特にツッコミも受けず(放置という意見も・・・ゴホリ)夜遅くまでお仲間に加えていただきました えへー超出遅れだったけど行って良かった〜♪

秋田から参戦の大好きな姉さんや 昨夜から色々お世話になりっぱなしの同世代ママの友 久々に会えた若者たち(自分どんだけオバさんやねん) 不思議ちゃん入ってるけどホンワカ癒し系キャラっ子さん そして今回初御目もじの大物 北海道から来てらした某さんと半ば無理やりでしたがお近づきになれたので 自分的にはかなりホクホクしました〜 キャッキャv

3年前?初めてオフ会に単身乗り込んだときには 友達なんて当分できねぃだろうなぁ・・・と明け方の空(しかも雨模様)を見上げたものでしたが 亀の歩みでようやくここまでやって来ました 社交性がなくても良い人と知り合えればお友達になれるもんなんだね

新規友はもうなるたけ増やさない方向で生活していますが 人との縁は無碍にできない性質なので 今後とも仲良くやっていけたらイイナと思うのでした

そのためには適度な距離ときちんとした礼儀が大事だよね うん
肝に銘じて帰ります 銘じます

『魔界からの招待状』1972年/イギリス

 


2006年09月23日(土)  三線の花 

週中くらいから上京しているハズの友人from沖縄と 今日会う予定だったんですが 昨日の段階で連絡が来ず どうするのか?と思っていたら今朝になってやっと連絡が来ました
当初昼くらいから遊べるのかな?と思っていましたが 昨日は朝から晩までTDLではっちゃけていたらしく 昨夜の時点で「昼はないな」と察していたし 朝のメールからして「せいぜいディナー合わせだろうな…」という展開を予測しました

アレだね 沖縄ならではの“て〜げ〜”ってヤツだろうね

いや良いんだ 初めから細かい約束してたわけじゃないし 後延ばしになる分にはこっちも困らないから 押忍

私が誘っていた別の友人(沖縄っ子と共通の友人)にやっと詳細が送れるようになったので決まったことをすぐに連絡 お忙しい方なので そこだけはちょっとドキドキしたかも(苦笑)

今夜は吉祥寺でスー氏のライブがあったんだけれども こっちの約束が先だったし 先でなくても滅多に会えない友人なわけなので優先順位は彼女が上です 当然のことながらライブは蹴ることにしました 私が行かなくても友人が行っているのであとで様子を聞けばいいや〜とね うまいことできたら録音ダビってもらばいいし的な考えです

夕方 まず私が誘った友人と蒲田で合流 しばらくそこに潜伏し 約束の時間に合わせて渋谷へ移動 沖縄友&その連れ(我々にとっても友人)と合流 計4人でカラオケ屋に籠もって 飲み食いしながら主にお喋り会 ときどき歌う を繰り返し4時間ほど居座りましたか

沖縄っ子は年齢不詳です 見た目にも全然判りません でも多分私よりは若かろう(苦笑) そして本名も知らない 普段はネットでやり取りするだけの相手なので面識も去年の6月にチラっと顔見た程度のものです それでも一緒に居てワイワイ楽しくやれてしまうのだから今の世の中は色んな意味でスゴイよね
連れの彼女もそういや本名存じませんな 取り敢えず現役女子大生でピチピチの二十歳だってことは知ってる 現在市川在住で出身が長野ってことも知ってる でもプライベートはほとんど知らないナー
それでも遊べるんだから今の世の中は… 以下同文

どっちも『処刑人』好きで知り合ったオンナノコ達です
趣味のつながりは土地も年齢も飛び越えるものナノヨ!!

なんだかんだと騒ぎ笑って それでも皆明日が早かったので深酒することもなく解散

実は本来の集会は明日だったのに 私がウッカリ観劇の予定を入れてしまったものだから わざわざ忙しい中1日前にこうやって会って遊んでもらったのでした とりあえず明日も芝居観終わったら駆けつけて合流すつもりですけどね!(諦めが悪い)

そんな帰りの電車内
携帯の着信を確認したら「今日のスーさんは泥酔状態でした 来なくて良かったかも…苦笑」という友人からのメールが届いてました

あー… そうだったか〜…(^^;)
 
スプリングベル時代の古参ファンの子が久々に聴きに行っていたハズだったので 久しぶりに見たスー氏の姿がそんなんじゃ さぞやヘコんだことだろうなぁ…と思ったら 他人事ながらちょっとガックリきちゃいました

相変わらずムラのあることで ヤキモキする人だわぃな・。
 

『三線の花』BEGIN

 


2006年09月22日(金)  歌う捕物帳 

えっと 今日はブルーム悠さんのお誕生日です 33回目… ですっけ?
何はともあれ オメデトゥゴザイマス!!

年末ミュージカルに出演するという話だったので 内容が面白そうだったら観に行ってもいいかなと思っていましたが その他の観劇やライブで予定以上にフトコロ事情がピンチです 大物控えてドッキドキです

そんな訳で 多分ゴメンナサイ…(先に謝る)


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赤ブーツ(新感線☆NEXUS in グローブ座)の2回目を観るために1時間の早退届けを出していたんですが 予想外にも1時間余裕ができてしまいました(つまり早退せんでも良かった)でも せっかくできた余裕だったので 電車に乗る前に駅モールで少しお買い物してから移動することにしましたヨ!

⇒●飯田橋RAMULA

RAMLAに入ってる『OZZ ON』でチャイナ風味の服を3着ほど衝動買い・・・ いや 以前から気にしていたブランドだったんですけれども 新宿のお店とかはデザインが若向け過ぎて手が出なかったというか 腰が引けて店の中にも入れなかったんですが 飯田橋ってばセレクションがちょっと違ってまして(笑) しかも普通より1時間早いもんで客も少なく人目を気にせず吟味だ試着だができてしまったのも 衝動を刺激する要因になっておりました

店員さんがコスプレみたいな格好なのを除けば フツーの値段だし フツーの質だし そんな敷居の高いもんでもなかったんだなーと思いました
コスプレは気になったけど・・・ でも 全部その店で買える服だしなぁ(苦笑)

⇒●OZZ ON

頃合を見計らって新大久保へ移動 相方とは座席合流にしていましたが 早めに着いてしまってまだ席が解放されておらず 仕方なく物販の前で待機
今日は来ない友人に岳蔵グッズの購入を頼まれていたので モノがあるかどうかチラチラ確認しながら様子を伺っているうちに席も解放され それと前後したタイミングで相方が到着したので 物販で頼まれ物を買ってから一緒に席まで行きました

※岳蔵グッズとは
岳蔵=高橋岳蔵=インディ高橋=劇団☆新感線メンバー&小道具担当アーティスト
新感線ファンにはお馴染みのインディさんの プライベートブランドから発売されているグッズことです 黒系ゴスっぽい雰囲気でゴツ可愛い感じです 頼まれいたのは「携帯ケース(縦型)」でした 黒い皮製でゴツいシルバーチェーンがついてます 処分価格だったのか1つ1300円と破格なお値段だったので買い占めるような勢いで注文されました
正直 贔屓目で見なくとも「デザイン・素材・価格」のバランスが取れてないと思います・・・ これ絶対腹切ってるだろう岳蔵よ(苦笑) でも“それなり”の値段だったら多分買っていないと思うので 消費者はシビアなもんだなぁ〜と思ってみたりしたのでした

実は私もちょっと欲しかったんだけど きっと自分じゃ使わないと思ったのでやめておきました(^^;)ゞ 今は一銭だって惜しまねばならない状況なんです!!

本日の席はステージ正面ブロックの前から5列目・通路から数席目という位置 近い かなり近いです そして通路ってのが一番「入り」の多い扉の通路だった上 場内に入ってきた役者さんが一旦動きを止めてスポット浴びるような場所だったもんで 結構うわーっ!となりました 所詮ミーハーですからハイ

自分らのいるブロックの最後列が関係者席になっていまして 誰かがいたらしき動きを斗真くんがしていたので気になって時々後ろ見たりしてたんですが 最後まで誰がいたのか判らず終いでした(苦笑) ジャニ関係の人だったのかなぁ?だとしたら知らないから 見てたとしても判らないよ…orz

えと お芝居は というか歌は大分上手になってました 特にまりかちゃんは前回ビックリした歌唱力が今回は苦笑いレベルになっていた!(←これでも一応褒めている)
アニメ声だけどそれが似合う顔してるし 表情豊かで可愛い子なんだけれども あの音程はないんじゃないか?と 正直前回は悶絶ものだったんですが 今回の持ち直し方を見たら「次回はもそっと上手になってるんじゃないかしら?」という希望が湧いてきました

ヤーヤー 前回の『メタルマクベス』が歌の上手な役者さん揃いだったもんでギャップを感じ過ぎちゃったのかも知れないしね!その前の『SHIROH』だって中川くん以外は今回みたいなもんだったし! あ 奈津子さんはその時も今回も美声でしたな ただし前回と今回とじゃ同一人物と思えないような声質の違う役柄でしたけども(役者!)

劇団の大看板を欠いたジャニ主演のミュージカルで しかも劇団員以外の面子は今までその存在すら知らなかった人たちだったんですが 全く知らないというのは「良い先入観」がない反面「悪い先入観」もないわけなので 割と全員好意的に見てました 主演の生田斗真くんも 松本まりかちゃんも すほうれいこさんも 若くて一生懸命で可愛いという印象
つたない部分は次回への課題ということにして 今後を頑張って欲しいです

前回間延びしていると感じたシーンが部分的にカットされてスリムアップしていたし 台詞回しも より伝わりやすい内容に差し変わってました
さすが いのうえさん!(←演出家)ちなみに今日は二階席の最前で舞台をご覧になってました

終演後はサクサク移動でゴハンを食べにGO 既に22時を回っていたのであまり時間に余裕がなく 当初「新大久保に来たからには韓国料理だ!」と話していましたが 店を知っている訳でもなかったのでウロついて探す時間が惜しくなってしまい 道の途中で見つけた台湾料理のお店で刀削麺を食べて済ませたのでした ちなみに私が麻辣刀削麺で友人が酸辣刀削麺 どちらも辛系で美味かったです!

帰りは新大久保から電車に乗らず 徒歩にて西武新宿まで移動して乗車
新大久保〜西武新宿間なんてあっちゅう間ねー 次も帰りはこれで帰ろう☆
 

『歌う捕物帳』1949年/アメリカ

 


2006年09月21日(木)  しあわせな孤独 

お仕事で北欧家具のお店の云々にチョロっとだけ関わってるんですが そこの会員向けフライヤーのダミーを作るのに北欧の言葉と使おうと思って検索してみたら


ハ マ っ た


言葉ヤバイ
言葉キケン
そして何て便利な箱なんだパソっ子たら!

北欧といっても各地で見事に言葉が違っているのでブランド発祥のデンマークを主にしてるんですが それだけでももの珍しい言葉ばっかでトキメくのです

例えば童話作家のアンデルセン(Hans Christian Andersen)
日本語ではアンデルセンと言いますが デンマークではnの後のdを発音しないらしく

Andersen = アネルセン、アナセン、アナスン のように読むらしい

ちなみにドイツ読みだと母音の前のsは濁音になるので「アンデルゼン」
おお 何だかそれっぽい!笑

「〜セン」の姓は北欧のイメージありますよね
ヨハンセン クリステンセン モーテンセン ミケルセン ヤコブセン
英語でいうところの「〜ソン」〜の息子って意味だろうから 発音の音が北欧っぽさになってるんだろうな(ヨハンセン=ジョンソンだったよね?)
ちなみにロシア語だと「〜ビッチ」 “あばずれ”ではない(笑)

閑話休題

このdを発音しないセオリーを踏まえると
「おはよう」の「God morgen」が「ゴ・モーン」となるのも 何となくわかる

こんにちは God dag ゴ・デー(形式的な堅い言い回し)
こんばんは God aften ゴ・アフテン
おやすみなさい God nat ゴ・ナット


節の頭にくるdは発音するんだな?フムフム とか

曜日を見てみる

月曜 mandag マンダ
火曜 tirsdag ティアスダ
水曜 onsdag オンスダ
木曜 torsdag トースダ
金曜 fredag フレーダ
土曜 lφrdag レアダ
日曜 sφndag センダ


gも頭に来ないときは発音せんのかな? とか(おはようのGod morgenや こんにちはのGod dagもそうだね)

その場では解ってくるんですけども
絶対活用とかはできなさそう
つか そもそも英語読みとはかなり違うからルビふられてないと読めないし(苦笑)

でも余計な共通点に気がついたりすると脱線し続けます

自由に〜 fri(フリ) って英語っぽい
常に動きまわる uro(ウロ) って日本語の雰囲気もある

家や館のことを「フス」というのですが (これの家だったらコレフス アンデルセン博物館はアナセンフス)綴りを調べるまで「fus」と思ってたら 本当は「hus」だったのね

「HUS」⇒「HOUSE」⇒ハウス おお 英語になった!




エ ン ド レ ス!(仕事しろ)




ちなみにデンマークの〜は「denske」で「 デンスケ」と発音

でん助でん助!
 

『しあわせな孤独』2002年/デンマーク

 


2006年09月20日(水)  何故か無駄に胸が騒いでしまう 

今朝 通勤路でキンモクセイが香ってました 昨日はなかった
あの甘い香りが漂い出すと本格的に秋を感じます
ちょっと前にはおしろい花の香りに季節を感じてたんスけどね
月日が経つのはあっちゅう間ですな

何か色々ツメツメで会社を出たのが23時を過ぎていて 家に帰ってメールをチェックしたら 家茂好きの通りすがりさんからメールフォーム経由でミニコミ誌の申込が来ていました ををを?(汗)
在庫はまだ結構あるんですが 何しろ作ったのが8年も前ことなので そのまま売るには若干後ろめたい気があったりなかったり なので正直にその旨を伝え それでも尚「欲しい」ということであればお送りします てな返信をしておきました

メールに記載されていたURLに飛んでみたところ歴史系のHPでした
先方さん 現役高校生のようです

…ジェネレーションギャップ orz
 

『赤黄色の金木犀』フジファブリック

 


2006年09月19日(火)  なんでもないセプテンバー 

残業で21時を過ぎたからレイトショー行こうかと思ってみたけれど
渋谷で21:20〜だったんで微妙に間に合わなさそうと判断し断念
よくよく確認してみたら 思っていた場所と違う映画館だったんで
やめといて正解だったかもだよ 危ねー危ねー

土曜日に前売りを買い損ねてきたN.U.イブイブワンマンの申込みをメールでする 未だに庭瀬くん(メンバー本人)が窓口になっているのがスゴイわ
ちょっと雰囲気変わったけどね ステージでもメールでも まぁそれはこっちにも言えることだろうから仕方ないんだけども 何となく残念 何で?苦笑

イーオシバイにてメタルマクベスDVDボックスの予約&入金を済ます
3枚組みで8500円てイーオシバイにしてはかなり破格な気がするんですが・・・
内野くんや松たかや未來くんのおかげなんでしょーか??
 

『セプテンバーさん』RADWIMPS

 


2006年09月18日(月)  メッセージ 

敬老の日で振り替え休日な月曜日
昨日こまっこまと活動していたのの反動で 今日は敢えて一日何も予定を入れませんでした 妹に定期券を貸し出して 自分はのんびり引きこもり体勢です

昼に本家でサンマのつみれ汁をいただきました
また送られてきたらしいヨ 今度は母の実家の叔父さん(母にとっては弟)からです 彼は郵便局員さんでして この時期になると「ふるさと小包」の受注ノルマを達成するために 自腹を切ってうちに荷物を送って来ます

どこの会社でもよくあることでしょうが 官庁は更にそういうイメージ強いよなぁ・・・ まぁ おかげで美味しいものにありつけるこっちは ラッキーなんですが

つみれ汁を食してから出かけた妹は 夕飯の時間までには戻って来ました 誰かと約束だったとかではなく 都心に出て買い物とか街中検分をして来たかったみたいです
現在彼女は学生で 今のところバイトは何もしていないため(カリキュラムが結構大変で正直バイトどころではないらしい) 働いていたときの蓄えでやりくりしています なので時々定期券を提供しています 本家も学生のうちは食事の供給を惜しまないと言ってくれているようです

要は本人の心がけで 周囲が助け舟出してくれるんだよって話だ

そんな折に何ですが 今日はお夕飯も本家でご馳走になろうと宅を訪ねたら 夕飯も終盤になろうという頃合に弟殿がご帰宅あそばしました
我々姉妹は彼の顔を見るの久々です & 大学の「半年延長」が終わっているハズなのに両親に何も報告がないというネタを仕入れてイラっとしたばかりだったので 早速イタイ部分を突付いてやりました

ええもう容赦はしません

「おう おかえりー 久しぶりだねぇ で ガッコどうなったの?」

あくまで「にこやか対応」の姿勢ですよ 我々これでも大人ですから
でも出会い頭にこう切り出され彼なりに危機を察したらしく 何やかクドクド言い訳を始めたので しばらく聞いていましたが 埒が明かないと読んで

「もう何でもいいから とにかく明日にでも先生に連絡取りなさい 電話でもメールでも確認して」

「・・・・・・」

「やるでしょ? できるよね?」

「・・・・・・わかりました」

と一応了解の返事はしてましたが 正直イマイチ信用できません
そこで本当に動けるんだったら とっくに何とかしてるだろうし そもそも遊びにかまけて留年とかありえないですから ちなみに一緒に遊んでいた子らはしっかり卒業できているところがミソです

あんまりしつこく追及してもフテ腐れるだけなので この辺でやめておいて その後は皆で 平和に茶菓子を分け合いながら茶して帰ってきました



私は高校卒業のあと2年間専門学校に行きましたが 最終学歴は所詮「高卒」でしかなく 妹は国公立の短大を卒業したあと2年間英国留学を経て就職 現在はそれも辞めて学生し直しています

単純に思うのは 私立の4大に行かせてもらっているということの有り難さに弟があまりにも鈍感だという現実です

丁度彼が高校生の頃 我が家の大黒柱である父がリストラ紛いの左遷に遭いました 母は「私も働いているし あんまり待遇がヒドいようだったら辞めても構わないからね」というタイプの奥さんでしたから 父はそんな内需を頼りにする部分が多少なりともあったと思います が 弟が私立4大に行きたいと 美大を受けたいと言い出したときから 若干雲行きが変わって来ました

高校3年生になって美大受験のための予備校に通い始めた弟
私や妹は塾にも行ったことがなかったので 予備校というものの様子がサッパリわからなかったのですが 傍で見ていて痛感したのは「結構費用がかかるものなんだなぁ・・・」という下世話な部分でした
しかも聞けばその予備校も ときどきサボっていたようで 誰かとの約束がかぶったとかならまだ可愛いにしても 家でただゴロゴロしてるだけで予備校をフケるというのは 出資している親でなくても納得いかんでしょう?!

妹は短大に通いながらバイトの掛け持ちをして 1年分の留学費用100万円を自力で稼いだ子です 子供の頃からの蓄えも足してのことでしたが 私は彼女のその根性に心底感心したものです

しかし その下の弟きたらどうなの?

受験の時期になって学校を選ぶときにも 端から公立を狙っていなかったみたいだし 見てるとネームバリューばかり気にしているような選抜の仕方をしているので 多少なりとも似た道を先に歩いている身としては「コイツ何がやりたくて美大に行きたがってるんだろう・・・」と内心思わずにおれませんでした でも それは普段別の家で生活している私が言うことではないし そもそも本人に自覚がなければ周囲がいくら言ったところで言葉の無駄遣いにしかなりません

結局最終的に某M美大を数科 T美大を数科という 妙な受験の仕方をしてましたよ? 普通は「○○科」に絞って数校受けるもんだと思うんですが 今はやることが細分化され過ぎているから興味あるものが科をまたがけてしまったのかなぁ?と無理くり納得していた訳なんですが

結果は本命大ハズレ

他もことごとく不合格で 唯一残ったのがT美大の1科のみでした 両親は引っかかっただけでも有り難いと胸をなでおろしたようでしたが こともあろうにこの愚息は
「行きたい科じゃないから浪人させてください」 とのたもうた
父母絶句

たまたま夕飯にお邪魔していて その場に居合わせた私はよっぽど文句を言ってやろうと思いましたが かろうじて踏みとどまり それでも両親がそのワガママをきいたりしたら 彼らの方を詰る気満々でことの顛末を見守ったのでした

大げさに土下座とかして見せてましたけどね 言ってることのスジが通ってないじゃんサ もうホントその場で黙って見ていることの苦痛を存分に味わいました

行きたい科じゃないなら初めから受けるんじゃねーよ
受験だって無料じゃねぇんだよ
その金自分で出してるってんならまだ許してもやるが どの口で「浪人」なんて言えたのか
もう1年浪人するとなったら学費相等の費用をかけて予備校行く気なんだろ? 高3で行き始めた予備校すら大した理由もなくサボっていた人間に 独学で受験勉強なんてできるわけないよな そも ちゃんと予備校入れたってまたサボるのが関の山だろうがよ

そのとき両親が浪人を許さなかったので(でも微妙な様子だったからヒヤヒヤした)彼は
1)受かった科に通う
2)就職して自力で再受験
3)そのまま就職
の選択を迫られたわけですが 当然というか 自力でどうこうという根性はカケラも見せない子だし 就職なんて考えてもいなかったことだから消去法的な選抜の仕方で

渋々「受かった学科に4年間通う」ことになったのでした

以上のような経緯を経て今日に至っているのですが 当初あんまりにもその「渋々」っぽさが色濃く出ていたので さすがに癇に障ったらしき母などは
「誰も頼んで行ってもらってるんじゃないんだから辞めたかったら辞めなさい!無理して高い学費払ってるのよ」
とぶっちゃけたことをよく口にしていました というか それを親に言わせるのがそもそもどうなんだろうかと(微怒)

いざ弟が大学に通うと決まった日の夜 普段気安く「会社なんて辞めてもいいよ」と言っていた母が 「申し訳ないけど4年間は頑張ってください」と父に頭を下げているのを目にした私と妹の何とも言えない気分は お察しいただけるものでしょうか・・・

少し前までは母が攻め体勢で 一応父が弟の肩を持つという構図でやっていたんですが 日を追う毎に肩を持つ父の歩が悪くなり 毎日のようにガミガミ言っている母の様子に嫌気が差した風の父が「肩を持つ」から「ことなかれ」の姿勢を取り始め そしたらそれが母の気に障り 弟がいないときでも彼のことを原因にした夫婦間の言い争いが起きるようになりました

原 因 に な っ て る 本 人 が 不 在 で も で す

「子は鎹」はどこへ行った?!
カスガイになるどころか亀裂になってどうするよお前ぇッ!!


あの基本がオタク気質なところや 易きに流され勝ちな意思の弱さだとか すごく自分と似ている部分が多い子なんで できることなら味方になってやりたいんだけれども いい加減我慢の限界だ・・・

身の程を知らなさ過ぎる

自分の立場が解ってない

庇護下にありながら庇護主をないがしろにする不道徳感は 私にはない

親がうるさいと思うのなら バイトでも就職でもして金溜めて とっとと自立してしまえばいいんだ その際間違っても親に資金を出してもらったりとか考えんなよクソ坊主
一人で生活してみりゃいい 今までどれほどのフォローをしてもらっていたかが判るだろ 万一判らないようならそれはそれで一人で生きていけるんだろうから心配しねーよ とにかくこっちに世話焼かすな 父母にも父母の人生があるんだ 余生があるんだよ!!

一人立ちする自信がないとか 面倒だからしたくないとかいうんだったら も少し庇護主の言うことを聞け 彼らの顔色をうかがえ 利用するならそれなりの代償を払え 金銭で成り立っている関係じゃないことに胡坐をかいてんじゃねぇ 血のつながりを切ろうと思われたらお終いだってことを理解しろ





人柄は悪くないと思うんだけどなぁ・・・

実際会って喋ってる分には そんなムカつかないのに やってることをトータルして考えると 薄ら殺意さえ芽生えるのは何故なんだ・・・orz

奇しくも本日は「敬老の日」なわけで
「老」とか言ったら嫌がられそうだけど「敬長の日」と思っててもいいと思うんだ 老人というより年長者に敬意を払うって意味あいにできないものか

せめて実の親くらいは大事にしなさいよ
仮にも自分を五体満足に生んで 投げ出すことなく「成人」するまで面倒みてくれた人らだぞ 人間を育てるってスゴイことだと思うぞ


敬意なり感謝なり捧げることに 気がついてもいい年頃なんじゃないかね 君
 

『メッセージ』中島卓偉(TAKUI)

 


2006年09月17日(日)  オープン・ユア・アイズ 

朝1の回でリバイバル上映『僕の恋、彼の秘密』鑑賞

既にDVDが出回っている作品ですが 見るのを我慢して劇場鑑賞〜v 半ば無理やりな勢いでお友達を誘って敢行してしまいました やっと見られた!!(笑)

ゲイムービーなんですがある意味健全というか 主人公が同性愛嗜好って以外至って普通な青年だったのが雰囲気良くしてたんだろうなーと思いました 純真で真っ直ぐなんだもんよ その辺のイカレた貞操観のストレートに比べたらずっとまともだったよ
展開には無理矢理感が否めませんが登場人物のキャラクターがカバーしています 皆それぞれに魅力的(笑)お馬鹿な下ネタ笑いも交えつつ 基本的にはちゃんとした「愛」のお話

「謎の質題」に「彼」が回答するくだりがちょっとわかりにくかった あれは夢がリンクしてるって解釈で良かったのでしょうか?例によって何かしらの場面がカットされちゃってるのかなぁ??

ダンカンの地声を初めてまともに聞きました すごい低音でんな 言葉が若干聞き取りにくかったんですが 声自体は耳触りの良い声音でした 耳元で囁いたら一発って感じ 台湾人だと思いましたが モノローグや同僚との会話は広東語だったようなので 向こうから来たビジネスマン設定とかだったのかな 笑顔の種類がチャウ・シンチーに似てるとか思いました(←目が笑っていない)
とまぁ、何だかんだ言いながら台湾限定発売とかいう写真集を買ってきてしまった私はどうかしてると思いまつ・・・

《追記》気になったのでダンカンのプロフィールを再度調べてみたら香港人でした!言葉の疑問はクリア!!(遅)

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映画後ランチを済ませてお友達とはサヨウナラ
単身銀座を目指します

目的はコレ⇒ 銀座日産ギャラリー『THE PERMANENT COLLECTION OF NEW DESIGN PARADISE 2006展』

見てきた!正直ピンキリだとも思いましたが面白かったです!
モデルの完成度なんかは笑ってしまうくらい善し悪しに差がありましたが 見方としては「コンセプト重視」が正解だと思います 中身がしっかりしていれば頭の中で完成系は想像できますが モデルが良くてもコンセプト甘いのはちょっとね(苦笑) まぁ基本的にしっかりしてる人のはモデルもシャンとしてるもんなんですが 例外はあるってコトで

細部まで考え抜かれているものや 思いつかない提案をしている人には感心をしたり ちょっとイケてないものには「無理あるべぇ〜よぉ」と苦笑してみたり 他人の考えていることが分かるのは面白い 私には残らず全部が興味深かったです イイ勉強になったヨ☆

⇒●『DESIGN PARADISE』番組サイト

こちらは現在学生中の妹を巻き込みました 見るものに関しては面白がってくれると確信があったので強行も気に病まず
ただ 収入のない身に銀座までの往復運賃を使わせてしまったので お詫びの気持ちを込めて風月堂でアフタヌーンティーを振る舞いました いや自分が楽しみたかっただけという話もありますが(苦笑)

⇒●風月堂

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帰宅して21時から森山未來くん主演の戦争番組を見る

『僕たちの戦争』

1人“WINDS OF GOD”もしくは“戦国自衛隊” 現在と戦時中の入れ違いタイムスリップ話で割と使い古されたネタといえばネタなんですが 主演の森山未來くんが上手かったので ひたすら感心しながら見てました 気味悪いくらい上手いよなーあの子

古田新太・篠井英介も舞台スキーにはツボ出演者 個人的には玉山鉄二の成長ぶりにビックリしてみたり(出世作のときのダイコンさがあまりにも印象に強く…)
未來くんは髪短い方が見た目がいいと思ったナ 美形な玉鉄はなんでも似合う さすがだ
お話は8割方まとまりが良かったんですが 最後の最後でボヤけたのが気になります どっちが残ったのか分からなくするならするで もうちょっと別の表現があったんじゃないかと
何だか燃えカスみたいなものが残って心地悪し

≪追記≫
と 感想をあげていたら 某さんから「あれは片方生まれ変わってるんじゃないか?」との鋭い指摘を頂きました

以下ネタバレなので大丈夫な人だけ反転でドゾ
ここから⇒言われてみたらウエストをとめていた紐が引っかかって溺れそうになっていたので フヨフヨ漂う姿はまさに胎児のポーズ・・・ おおおッ!!
健太が何故か上半身を脱いで回天に乗り込んだことも 最後に海から上がってきたのがどちらの「彼」なのか判らなくさせるためじゃないか?とか 意味ありげに彼女がお腹をさすっていたから きっと新たに生まれてくる子が伍一の生まれ変わりになるんだよー
 とかいう解釈ですべてにおいてつじつまが合うあたり

見事でした・・・ 流石だ友よ

&自分の洞察力のなさにショック!カッコ悪ーッ!orz
本を読まないからだ本を!もっと賢くなりなさい!!
 

『オープン・ユア・アイズ』1997年/スペイン

 


2006年09月16日(土)  楽園の道 

11時に新宿集合でまずランチ
いきつけ?のタイ料理バイキングへ行ったら 開店が11時半だったので 時間つぶしに同じビル内の紀伊國屋コミックス広場を徘徊
昨日買い損ねた本を探してみたら 普通に新刊の棚に置かれていたので ソッコーで買って来ました!

⇒●檜垣レイコ『狐ヶ原の異邦人』

著者初の単行本です 本誌で見逃してしまった新撰組話2本のうちの1本が収録されていて嬉しかったーvでも本当はデビュー一発目の「おとぎ話の夜」シリーズがすごく欲しいのに 単行本化はされないらしいヨ・。orz 本誌買ってスクラップしておけば良かった(涙)しかし、いつの間に名前がカタカナ表記になったんだろう…

時間に合わせてタイ料理屋に戻り 友人と4人ガッツリ食す


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ランチ後場所を移動してJRにて新大久保へ
本日は新感線NEXUS公演 『Cat in the Red Boots』 の観劇です
会場のグローブ座は 判かる人にはピンとくるジャニーズ御用達の中型劇場 そしてこの公演も御多分にもれずジャニ主演のミュージカルでございます
主演は生田斗真くん 失礼ながらワタクシ 今回のこの公演で名前を見るまで存在そのものを存じませんでした・・・ ミュージカル歴10年なんだってよ そんでもって今回が初主演だって

チケット争奪戦はフツーにあったみたいです(自分FC先行でしか取らなかったので実感がない)

感想 グローブ座小さ!2階席でもステージ近かったーッ!あと2回は1階席なのでもっと近づけます わーいv

内容的には公演開始2日目だった所為かテンポが甘く スタッフ側にもトラブル続出で大変そうでした ううーん 後半に期待したいと思います(苦笑)

この公演 一応新感線ではありますが 本家本元の名義とは別の「NEXUS」というユニットになっております この名義では主演がジャニーズと決まっているみたいです(前回は森田剛が主演だった)
そして新感線側からは「古田新太・高田聖子・橋本じゅん」らの名だたる看板役者が参加 しません 唯一同格と思われるキャストは「粟根まこと」のみ 前回も彼が劇団員を率いる形で参加していたので「NEXUS」担当に任命されているのかも知れませんが そこまで突っ込んだお家事情は存じておりません

その所為か客席の新感線のファン率が少なかったように感じました 例えば「岳蔵」「ざんす」「ジャグラー将軍」で吹き出したのが手近なところでは我々だけ ちょっと寂しかったなぁ(苦笑)

前公演の『メタルマクベス』も客演が豪華で 新感線メインのファンが数で負けていたような気がしてましたが 今回はもっと顕著に感じちゃいました だってほら 松たかや未来くんは舞台でも活躍しているし 内野くんはミュージカルでドーン!な役者さんだから 新感線でなくても「舞台好き」の集まりな雰囲気じゃないですか でも今回のはジャニだから・・・(苦笑)

斗真くん自身は舞台メインで活動しているので 彼のファンは必然的に「舞台」に通うことになるわけなんですが ジャニーズってちょっと特殊だから 何と言うかこう・・・ 「舞台好き」ってわけじゃなさそうに見えたんだよなぁお客さんが 演出も筋書きもそっちのけで 「主役が見られればいい」的な空気がちょっと残念でした

封切2日目という半端な公演日だったので客席に目だった関係者はなく 唯一目についたのは いのうえひでのり(演出家・作家・劇団☆新感線 主宰)さんでした よくプレスに載っているのと全く同じ風体で 普通に客席に座っていて ちょっと笑えました 今公演ももちろん彼の演出です

⇒●新感線NEXUS Vol.2『Cat in the Red Boots』


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観劇後 渋谷で用事のあった3人に1人が付き合ってくれて 一緒に移動
それぞれの時間までお茶タイム

私は友人1人と共にN.U.のワンマンへ
もう1人は宇田川カフェSUITEまでスーソロへ

N.U.『円山町で逢いましょう』 渋谷O-WEST

5年前から何かにつけて聴きに行っている横浜メインで活動中の大阪出身デュオなんですが 全国各地を行脚している割になかなか都内に来てくれないんだ でも今回都内でワンマンだっつーのでスー氏のライブを蹴って行って来ました

何もなくても人を寄せる力のある2人と思いますが 深夜の某ストリートミュージシャンピックアップ番組の常連になって久しい上 ラジオで冠番組を持っています WESTをがっつり埋めていたし かなり人気者だと思います 他人事みたいなもの言いで申し訳ありませんが 小さいハコの対バンで聴きに行っていたときのイメージが強いのでイマイチ実感が湧かず(^^;)ゞ

今回を皮切りに名古屋・金沢とワンマンツアーがつづきます 12/23には地元横浜で6回目のクリスマスイブイブワンマン 今年も行ければ皆勤な僕 自分の健気さがちょっと笑えるヨ

⇒●N.U.

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WESTでのライブ後 宇田川カフェへ行った友人にダメ元で連絡してみたら 「まだ店にいるよ」ってな返事が来たので 友人と2人WESTから宇田川カフェへ移動 一緒に帰ろうと思って店の前で待っていたら(さすがにライブも聴いてないのに店内へ踏み入れるのは気が引けた しかも別アーティストのライブ行ってた訳だし・苦笑)スー氏のマネージャーさんが出てきて

「今日のライブはどうでした〜?」
とニヤニヤしながら尋ねてきました もちろん我々が欠席だったことを承知の上の皮肉です しかも どうやら他のライブに行っていたことまで知っているらしいよ?

うわあ 正直そこまでは計算ガーイ!(`□´;)""

でもそこですかさず
「前回(のスーさん)がヒドかったからね!向こうはワンマンで2時間しっかり聴かせてくれたもん」

と切り替えしたら 大人しくなりました
いや そんなこと言いたかったわけじゃないんだ 何言わすんだよ本当・・・

「で 今日はどうだったんですか? 良かったの? 良かったの?」
とすぐに話の方向を変えたら付き合ってくれて 今日の演奏は良かったってことと あんな曲演ったこんな曲演ったと教えてくれる曲目に耳を疑う我々

1)さよならサリー
2)深呼吸
3)都会の月
4)影ヲクダサイ
5)家族
6)自分ラシク自分ナリニ
7)夜明け前

久々の『深呼吸』 大好きなSBの『影ヲクダサイ』『自分ラシク自分ナリニ』
前回の失敗を反省したのか 今日はだいぶ良い感じで演奏していたようなので(友人談)聴けなかったことを残念に思った以上に 今日聴きに来てくれたお客さん心に彼の歌が届いていたらいいなーと思ったのでした

いつもそんな感じだと いいのにね(苦笑)
でもその不安定さも 鈴木祐樹なんだよね

出てきた友人と3人で帰ろうとしたところで真打ち登場
スーさんが出てきてくれたので ちょっとお話してきました 次回は『彼女は』歌うよって宣言してて 次回も行けない私はまたも涙を飲む羽目になるのでした・。

カフェを後にしてから3人でセンター街へ 1人は直帰し 私ともう1人で夕飯食べてから帰りました 何とも充実の1日(詰め込み過ぎだ)
 

『楽園の道』1930年/アメリカ

 


2006年09月15日(金)  歌の翼 

仕事が昨日でひと山越えたので 今日は人並みな時間に帰れました
昨日慌てて見たDVDを返却して(今日までだった)帰りにフラフラ本屋に立ち寄り 単行本発売日リストで気にしている本の発売がないかをチェックしてみたら

知り合いの作家さんの単行本が今日発売でした

ええええ!今日?! つか 単行本が出るの知らなかったヨ?!
買わなきゃ 買わなきゃ あわわわわ・・・(動揺)

でもその書店には扱いがなかったので已む無く断念

ぬ〜〜〜 先月本人に会っているというのに 何のコメントもなしだったなぁ 知られるの嫌だったのかなぁ? でもずっと単行本化を待っていたんだし 見つけたからには買っちゃうもんね!! 一消費者として(笑)

⇒●檜垣礼子さん (ご本人運営サイト)

今日発売だったら大型書店に行けば月内くらいは店頭に置いててくれてるだろうと予想をつけて 今日は潔く諦めて帰ったのでした

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放送時間が金曜の夜になってからなかなか見られていない『英語でしゃべらナイト』 今日は意識的に見るよう頑張りました

というのも ダニエル・パウターのインタビューがあるって聞いたからね わざわざ録画するほどのもんでもないと思ったので リアルタイムで見てみようと もし逃したら再放送(月曜深夜)を追えばいいかなーと
それでのんびり他のコーナーとかも見ていて そのうちやってきたパウターのコーナー

珍しいことにパックンがインタビュアーでした

ライブ直後にNKHへ行ってたみたいですよ てことは渋谷のライブ(於O-EAST)のあとだね 近いもんなNHK(笑)
実際に見たときも Mステで見たときも そしてこのとき見たときも 共通して感じてしまった彼の雰囲気

「・・・ゲイゲイしいなー この人」

いや!真実は知りません!彼の名誉にかけてお断りしておきますが あくまでも私の憶測で物申しております! まぁ仮にゲイだったとしても別にそれが原因で嫌いになったりもしませんし こと彼に関していうならば 人格に惚れてるわけではなく音楽が好きなんであって 私生活がどうだろうと全く気にしなーい それにぶっちゃければ自分 ゲイ肯定派だし(そうらしいよ)

イカつい容貌でしなっとした動きをするのが ちょっと気になってしまうだけなんだ(^^;)ゞ

今回のインタビューで初めて知ったけど パウター氏学習障害みたいなものがあるらしく カナダでは公用語が英語・仏語の2ヶ国語になるんだけど 彼は英語しかできないらしいです 両親も無理に両方マスターしないでも 片方がしっかりできれば良いという姿勢で育ててくれたそうな

彼の書く歌詞は意味よりも耳障りや語感を重視していて 訳すと結構意味不明な詞であったりするんだって 日本語だったら好きになっていない部類の作り方だなーと思いましたが それはそれ 私英語解らないから全然問題ナッシングー(笑)
意味が解らない分 耳に心地の良い言葉や音に乗せやすいフレーズを使っているので ただ音として聴いてるだけの私には都合が良いのかもしれませんな

本来はジェイソン・ムラーズみたいな言葉遊び系が好きなんだけど 言ってる意味解らないうちはあんま気になりません 日本語だったら絶対必須なのにねー 無知ってある意味偉大だ
 

『歌の翼』1935年/アメリカ

 


2006年09月14日(木)  恋の凱歌 

『キルミー・レイター』鑑賞

【あらすじ】銀行の窓口嬢を務めるショーンは完全に人生に行き詰っていた。彼女はある朝ついに自殺を決意する。そのまま銀行の屋上で酒をあおり、いよいよ飛び降りようかという瞬間、拳銃を握りしめた覆面男がショーンの前に現われた。偶然その時発生した銀行強盗と、屋上の自殺騒ぎで駆けつけた警官が鉢合わせ、この覆面男チャーリーは屋上に追いつめられていたのだ。ショーンを人質に逃げ出そうとするチャーリーだったが、死にたいショーンに脅しは効かない。仕方なく“後で殺してあげる”と約束してなんとか二人で逃亡を図るのだったが……。(allcinemaONLINEより)

セルマ・ブレアとマックス・ビースレイが主演ですが役者目当てではなく あらすじとジャケットで衝動借りした1本
てっきり英国映画だと思ってましたがアメリカ産でした(笑)でも雰囲気は英っぽかった気がする(言い張る)

色々と予想できる展開ではあるものの 衝動的に借りたにしては面白かったです 被害妄想というか無意識に自虐行動に出ているっぽいひねくれ者のショーン(セルマ・ブレア)のブスくれ加減が徹底されてて潔い 可愛くないのが可愛く見えてきたりして ああ 何かの病かオレ…

相手役チャーリーを演じたマックス・ビースレもハンサムと言うには微妙な容貌してますが カッコ良過ぎず不細工でもない普通な感じが良かったです こちら英国労働階級の出という設定でかなりバリバリのイギリス英語だったっぽい ←妹談

「約束する!」ってところが「プロミシヤ!(プロミス・ユー)」って聞こえて 英国スキーな妹が大ヒットしてました
アメリカ英語は語尾がウニャーニャーって聞こえるけど イギリス英語だとカッハッて聞こえません?(お前はミスターか)

登場人物全員に愛嬌があって憎めないキャラのオンパレード
お約束なので大団円です
それでもいいの 楽しめたもん

最後のキスシーンで チャーリーがショーン・P・フラナリーとかぶって見えた私は やっぱり何かの病かも知れない…
 

『恋の凱歌』1922年/フランス

 


2006年09月13日(水)  旅する女 

22時まで残業 押忍

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教育テレビの夜の時間帯でやってる語学番組が結構好きです
いつも決まって見てるわけじゃないんですが たまたま目につくとそのままダラダラ見続けてしまうというか
言葉面白いよね

ちなみに一昨日は 中国語→フランス語→イタリア語→アラビア語 の仏・伊を見てました アラビア語は気分が乗ったときは見るけど基本難し過ぎてついていけない・・・ 文字も読めないしさ ぶっちゃけビジネスマン向けのようなジャンルと思ってゐる

実は国的にはフランスもイタリアもそんな興味ない部類なんですけども 歴史や建物や美術品を見せられるとどうしても反応します 何だかんだでヨーロッパの文化に弱い・・・
そして特に今年はイタリア語講座のメンバーが可愛いんだ(そんな目的か)

言葉だったらドイツ語やロシア語の方が興味あるんだけどね あんま時間帯がかち合わないんだよなー むー

実際に勉強した方がいいだろって思うのは断然英語なわけなんですが 広東語も捨て難く でもどうにも使い道がないTOP1だとも思う(苦笑)
というか しのごの言ってるだけで何年も経過してるこの腰の重さがどうにも処置悪いと思います

挨拶や1〜10の数くらいは覚えていたらいいよね各国語
旅行くらいなら何とかなる!(ホントかよ)

『旅する女/シャーリー・バレンタイン』1989年/イギリス

 


2006年09月12日(火)  秋刀魚の味 

日曜の買い物で仕入れてきて その晩はサンマづくしだった本家の食卓
我が家には秋の風物詩となったそれは ときおり予期せぬタイミングで到来する

仕事を終え帰宅の途についていた私の携帯に 母からのメールが届いた
平日にメールなんて珍しいので 何かあったのだろうか?と内容をチェックしてみると

サンマ食べに来ませんか?

・・・あれ? こないだ食べ切ってなかったっけ? また買うにしちゃ変なタイミングだなぁ

「まだ残ってたの?」 と返したら

「いなかの○○さんから送られてきたの」 と返信があった

あー・・・ 来ちゃったんだ

母の実家は岩手県の海っぺり 宮古という漁港町である
毎年この時期になると 親戚・知人を問わず複数の相手から秋刀魚が届けられるのだが 皆それぞれの都合で発送するので一気に何箱も届いてしまうことがあり 氷漬けで梱包されているとはいえ紛いようのない「生魚」なので そのまま何日も放置しておくわけにいかない
一番の「口」であるハズの弟が 今ほとんど家に居つかない現状を考慮すれば 何を食べるにしても父母の2人だけではたかが知れた消費量だということが容易に想像できた

毎年の贈り物に飽きることなく育った私にしてみたら 自宅ではほとんどしない焼き魚や 関東では滅多にできない秋刀魚の刺身などが味わえるので 二つ返事で本家を目指すことにしたわけだ

地元の駅を降り 自宅へつづく道を少しそれて本家へ直行したら 妹が食事の支度に加わり立ち働いていた 彼女もメールで呼ばれたらしい(笑)

そんなこんなで 父の帰宅に合わせて食卓と整えた母は 我々に「焼き魚・刺身・つみれ汁」に仕立てた秋刀魚を振舞ってくれた 我が家の秋の贅沢

送られてきた魚は 今夜一晩では食べきれなかったけれど とりあえず刺身で堪能できる分くらいは消費したので 明日以降は焼いたり煮たり揚げたりして父母が食べてしまえるだろう 2人が平らげる前に弟が家に戻ってくれば もしかしたら彼もご相伴に預かれるかも知れないが

それは弟の動き次第のことである

『秋刀魚の味』1962年/日本

 


2006年09月11日(月)  あの日を忘れない 

あれから丸5年経つんだね
いかりや長介主演の刑事ドラマ見てたら 突然画面が切り替わったんだよ

アナウンスも何もなく ただWTCが映ってた 片方が煙を吹いてたんで「火事かな?」と思って見ていたら 録画再生が始まって 旅客機が突っ込んだ

その時点で頭に「?」マークが飛び回ったよねー だって何も言わないんだもん 音声といったらハンディの画像を撮ってる人がわめくヒステリックな英語だけでさ 映像も大して綺麗じゃないから 何か映画の撮影現場でファンの人が盗み撮りでもしてるのかと思って見てて

しばらくしたらニュースのデスクに画面が切り替わって 見たことないアナウンサーが短い文面を何度も繰り返し報じていた 何度も何度も 同じことしか言わない 原稿がまだできてなかったんだろう

その時はまだテロだって断定されてなくて とにかく「NYのWTCに旅客機が突っ込んだ」としか発表されず「速報が入り次第お知らせします」と残して 刑事ドラマに戻ってしまった ちなみにニュースが挟まった分もドラマはそのまま話が進んでた・・・

ドラマのつづきを見ながら さっきの映像がつくりものじゃなかったことの実感が徐々に湧いてきて ドラマが終わったらすぐにあちこちのチャンネルを見てまわって 最終的に「ここはやっぱ天下の国営放送だろ」ってな気分でNHKに落ち着く 案の定他のチャンネルとは違い 情報が不足していてもお構いなしの特番態勢に入ってた こんなときに頑張らなきゃ意味ないもんねこの局は

次の日も普通に仕事があったから 結局その日は1時くらいまでTVを見てみたけど進展がないみたいだったんで諦めて寝ることにして 翌朝ラジオをつけたら

テロでハイジャックされた旅客機が乗客ごとツインタワーに突っ込んで 今朝方1棟がが倒壊した と報じていたもんだから「ええッ倒壊?!」とビックリして 慌ててTVをつけたら丁度倒壊の瞬間の映像が流されてるところだった

前夜に見た映像も そのとき目にした映像も 映画以上にチャチっぽくて 淡々としてて あっと言う間の出来事に見えた

それでもあの中には何十何百って人たちがいて つい数分前まで仕事をしたりどこかへ行くところだったり 変哲のない1日をいつも通りに過ごすと思っていた人たちが確かにいたんだ 映画じゃない ドラマでもない 生身の人生がいくつもいくつもあった


生きたまま ぶつけられて 燃やされて 崩された


潰された


目で見ただけでは実感できない惨劇は 想像力という媒介を経て戦慄を伝える ありえないものを見た 起こり得ないことが起きたという自覚が ようやく芽生えた

それをどうこう語るには 話が大き過ぎて 身近でない立場でもの申すことはおこがましいように思えて憚られた

どうしたって他人事にしか感ぜられなく
それが5年前に思ったことの真理だった

だから何も言えない

言わない

言うべきじゃない

5年前も 今も これからも


ただ感じて 思うだけ




あの日の人情刑事は今やもう亡く
人が 人の創ったモノで 人を消しさった日のことを





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仕事後チケセンにて『ドリームシップ エピソード1/2』の前売券を多少は安く購入 ティル・シュヴァイガーが脇役レギュラー出演しているドイツ映画なんです 毎日1回レイトショーのみでの上映です ええ お察しの通りのお馬鹿映画です 解ってます 解ってます…orz

⇒●ドリームシップ エピソード1/2

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『危険な天使たち』鑑賞
ニッキー・ウーと金城武が主演のアクションコメディ
香港・台湾映画

刑事のガーリックとギミックは、コカイン密売犯人の逮捕でやりすぎてしまった。二人は署長に叱られ、中国から香港に留学している実力者の娘を護衛することに。学生として苦労する中、コカイン密売組織の手も迫ってきて……。恋愛を絡めた、コミカルな刑事アクション映画。(allcinema ONLINEより)

一応ダブル主演の形になっていますが 割合的にはニッキーの方がメイン度が高い 舞台は香港でしたが2人とも台湾出身俳優だし言葉も台湾語喋ってそうな口の動きでした 音声は広東語に吹き替えられていましたが それが本人たちの声かどうかよくわかりません そこまでファンじゃない…(苦笑)

VHSで借りてきたせいなのか 字幕ではお互い「ニンニク」「イカサマ」と呼び合っていて「ガーリック」だの「ギミック」なんて訳し方はされていませんでした
金城君の地位が国内的に大したことなかった時期の作品だから気軽く「イカサマ」になったんだろうけど こっちのがしっくりくるキャラクターでしたゼ? 王子キャラだったニッキーが「ガーリック」になるのはまだ分かるにしても 「ギミック」って無理あると思うよー?(^^;)

問題刑事の2人は若くて腕も悪くないんだけれど 調子に乗ってことを荒立てては毎回トラブり 署長の悩みの根源になっている
見た目にも若く丁度大事な護衛の仕事もあることで学生になりすまし学校に潜入することを命じられるが 荒くれ学生の更正校として名高い名門?である「黄飛鴻高校」に編入した彼らに 学業の試練が襲いかかる!!

まずその学校の名前に大ウケしてしまった私
何その「ウォン・フェイフォン高校」って!(爆笑)

えー ご存じない方のために軽くご説明をば
黄飛鴻さん 実在の武術家で中国では有名な英雄です 昔から彼を題材にした映画が数多く製作されており 近年ではツイ・ハーク監督の映画シリーズがすっかりお馴染みになっております ちなみに李連杰(リー・リンチェイ/ジェット・リー)がこのツイ・ハークのシリーズで黄師父を演じたことにより大人気シリーズになりました 後に監督と李氏が仲違いをしてしまい 彼の降板後は趙文卓(ウィン・ツァオ/チウ・マンチェク)が黄役を引き継いでいます
そしてこの黄飛鴻には昔からのテーマ曲がありまして バラエティー番組などで知らず知らずのうちに耳にされているのではないかと思うほど中華風のBGMとして使用されています 多分聴いたら「知ってる!」って思うと思うヨ

で ニッキーたちに話を戻すと この学校の前に立ったときのBGMがやっぱりこのテーマ曲でして しかも気の抜けたバカっぽ〜いアレンジになっているのですよ 2人の刑事のダメ具合を表現しているんでしょうなぁ(苦笑)

そして成績や素行が悪かったりすると 寺僧のような格好をした「体罰隊」がどこからともなく現れて 生徒に鉄槌を食らわせるという 今ではありえない設定の学校でした
2人が授業に遅刻したときなどに奇声とともに現れて「無影脚ッ」 ←黄飛鴻の必殺技(大爆笑)

いやいや そもそも「無影脚」自体があり得ない技なんで(相手に向かって飛んでいき足踏みするように蹴りを繰り出す技 空中を斜めに歩いているような格好になります)ツイ・ハークの映画をまんま再現していたのが余計に笑えました

それから2人に遅れること数日経ったある日に ようやく問題の交換留学生がやってきます 大陸からの子なので田舎っぽいというかダサい雰囲気の女の子です これが若かりし日のチャーリー・ヤン

チャーリーも台湾女優 ニッキーと共演してる古い作品を2本ほど見たことがあります どちらも監督はベトナムから香港に移住して成功したツイ・ハーク
だってニッキー「ツイ・ハークの新たな申し子」だったみたいだし

「新たな」ってところに李氏との喧嘩別れ前後を伺わせますが実のところどうだったのかしら(苦笑) あ 現在は李氏と和解成立なすってます 一応フォロー

おっとっと閑話休題

このチャーリー・ヤンが本当に可愛くない!(苦笑) ダサキャラで出てきてるのは分かるけど 眼鏡とおさげでここまでブスになるのか?!ってくらい可愛くありません… そして後半髪をとき眼鏡を外して美人になるというお決まりの展開を見せるのですが それでもあんまり可愛くなってない!orz

美人に見えない! 金城くんが一目惚れする意味がわからない! ダメだこりゃ〜〜〜・。 的な容姿なんですこの人 若いときは うん

芸能活動復活後の『香港国際警察 NEW POLICE STORY』『七剣 SEVEN SWORDS』『愛と死の間で』では綺麗な大人の女性になっていて 若い頃の風貌を忘れかけていましたが やっぱりイケてなかった… 嫌いじゃないけど正直可愛くも綺麗でもないんだよなー 今更こんなこと言っても仕方ないけど

香港返還前の話なので大陸と香港では ど田舎と大都会ほどのカルチャーギャップがあります イギリス領の香港では当たり前のスキンシップや友人関係も含めた異性との付き合い方も 全く感覚が違うのでその辺のギャップもチョロッと組み込まれいました でも薄かった(『彼女はシークレット・エージェント』なんかはその辺を前面に押し出しているコメディ)

結局大陸の人は最後大陸へ戻って行ってしまうんですが そこは他で見たのと同じ感じで 中香またがって芽生えたほのかな恋は成就されぬまま別れ別れにされてしまってました 大陸側の人間がもうまず諦めてるもんね「住む世界が違うのよ」的な目で振り返って終わる これがステレオタイプな展開なんだなーと改めて思ったのでした(『彼女はシークレット・エージェント』『ターゲット・ブルー』など)

結局 女なんかいなくても相棒がいれば俺たちは楽しいんだ! な大オチで〆!

やってろやってろ(苦笑)
 

『9.11 あの日を忘れない』2002年/アメリカ

 


2006年09月10日(日)  今でもボクは忘れていなくて 

早朝に尋ね人あり 招き入れ枕を貸す 昼刻に出かける

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本日下北沢にてスーソロin Daisy Barの日なので 少し早めに下北入りをしてスープカリーなぞ食す 本当は噂の『マジックスパイス』に挑戦してみたかったのだが 敢えて半端な時間を選んだにも関わらず何組もの待ち客がいたので 仕方なく断念した
これがもう少し涼しい季節だったら待ってみても良かったのだが 今日は残暑がぶり返していて



暑かったんだ!



暑いったら暑い!! こんな中外で並んでなんかいられるかー!! ・・・と腹の中で癇癪を起こしながら線路を渡った向こう側 別のスープカリー屋へ入店 とりあえず落ち着く

⇒●マジックスパイス
⇒●心

入った店『心』は辛さの段階が『マジックスパイス』同様1〜100まで選べて 目安のレベルには以下のようになっていた

1番〜5番 … 3番が中辛レベル(追加料金 \0)
6番〜10番 … 慣れてきたら挑戦(追加料金 \0)
11番〜30番 … 辛いのが大好きならココ(追加料金 \50)
31番〜100番 … マニア向け(追加料金 \100)


「3番が中辛レベル」と書かれていたので 3番で注文したら

全然辛くないんですが?

同席した中で 10番を注文した人がいたので味見をさせてもらったら ここいらあたりが「中辛」の間隔だった

看板に偽りあり(ちょいムカ)

辛くないカレーなんて物足りないじゃないか!
カレー好きをナメるなよコンチキショー!!

と腹の中だけで癇癪を起こす

大人なので 腹の中だけで解決

ライブの時間までまだ間があったので ライブ会場近くのファミレスで適当にお茶なぞして時間をつぶし 出番時刻に合わせて会場に向かった
本日はTOPバッターなので時間にズレがなくていいよ

時間に合わせて行ったつもりが少しばかり早く着いてしまったようで 入口の前で人待ちをしていたらスタッフらしき人の出勤?があって 「デイジーのお客さんですか?」と尋ねられた そうだと答えると「まだ開場していないのでここではないところでお待ち下さい」みたいなこと言われたヨ ほんの数分だったから入れてくれるかと期待したのに 場所を変えろと
 言ってくれたのか ふうん… 笑顔で中指立てたくなった瞬間

まぁ聞き分けなくその場に居座ってみたところで何の得にもなりはしないので 大人しく少し離れた場所に移動  本当にほんの数分だったので 集まり出すライブのお仲間が徐々に増えて 開場時間に階段を降りるころには6人くらいになっていた

出番を待ちつつ歓談 今日は久々の人や遠方からの人も来ていたので ゼヒゼヒ良い演奏を期待したい♪





…と思っていたのだが




まずはセットリスト
─────────────
1)青春リアル
2)キミの涙と二つの影
3)すべてはジャムのように
4)プライド
5)砂の町
6)メモリーモーテル
─────────────

1曲目『青春リアル』は出だし快調 おおこりゃイイ感じかも?!と思っていたのに弦を切り演奏中断 しかも 換えのギターどころか弦のストックもないと言ってステージを手持ち無沙汰にウロウロ… 慌てて会場を離れるマネージャーさん 言い訳なのかモソモソとMCでつなげる本人
見かねてくれたのか はたまた本人やマネさんが交渉したのか 次のバンドさんがギターを貸してくれたので アコースティックなのにエレキで1曲演奏

これが『キミの涙と二つの影』だったわけだ

これは私とスプリングベルの出会いの曲
切っても切り離せない印象深い曲

・・・聴きたかった曲なだけに凹↓

この1曲の間に外で弦を買って戻ってきたマネさんが大急ぎで張り替えたスーギターをスタンバってくれたので 次の曲からはマイギターに戻して演奏を続けていたが 本当にもう 勿体ねぇったらねぇヨ!(涙)

鈴木祐樹と弦切りは切っても切れない間柄じゃないかー!
ソロのときに替えのギターを持ち歩くのは現実的じゃないと思うけど 弦の替えくらい持ち歩け! つか本人がダメでもマネージャーは持ってろ!! 下北でしかもDaisy Barだったから すぐ近くに店があったけど もっと奥地だったらどうなっていたんだ・。 頼むからそういう些細な部分で点数落とすのやめてくれないかな・・・ 見てるこっちが凹むちゅーねん

勿体無いわ いたたまれないわ 演奏そのものは悪くないどころかイイ感じだったのに
せっかく演ってくれた『キミの涙〜』のお礼すら言えなかった(お前が礼を言う義理でもなかろう) いや 褒めてあげたかったのに 他のことで心がささくれててできなかった ごめんスーさん でもアンタも謝れ!

遠方からの友人がこのまますんなりお帰りになるというので 特にお茶などもせぬまま 数人の友人らとともにサクサク会場を後にしたのだった
残ってても気持ちよく話ができそうがなかったもんでね ああ何て了見の狭い俺・・・

下北沢の駅で小田急組京王組に分かれ 新宿で最後の同行者とも別になった 時間は早めだったので余裕だったし クサクサした気分を一掃すべくレンタル屋まで足を延ばす

あれば借りたかった『PRIDE』(台湾のTVドラマ)は今日も貸出中で1巻目がなく 仕方がないので『危険な天使たち』を身代わりにする ニッキー・ウーと金城武が主演のお馬鹿刑事コンビものだ
借りたまま見れてないのがまだ残っているのでこの1本のみで帰路に就いた
 

『キミの涙と二つの影』スプリングベル/鈴木ユウキ

 


2006年09月09日(土)  父娘さかずき 

本日マイ父がお誕生日であらせられたので 妹と手を組んで実家の父母をランチにお誘いしてみました ちょっと離れたところにある生蕎麦屋さんにドライブがてらどうでしょう?みたいなご提案

最悪父1人でも掴まれば良いかと思っていましたが ご用のあると言っていた母も用事は午前中でお終いとのことだったので一緒にお誘いできました 珍しく弟もいたようだったので もし来るならご馳走してやっても良いと思ってましたが 迎えの車に彼は乗って来ませんでした

「あれ ○○くんは?」
「来ないって」

ふーん… 家にいるときも来ないのか
普段さんざんお世話になってる父上であろうに どうせ誕生日ってことすら覚えてなかったんだろうアヤツ

もう好きにするがいいさ &とっとと出て行け

そんな訳で 父母妹と共に奥多摩『丹三郎』へ!
⇒●丹三郎(iタウンページ) 相変わらず本家のページはどうにもなってないナ…

店名になっている丹三郎は店がある周辺の地名だそうです 手打ち蕎麦とうどんが楽しめます どっちも美味しいです そして我が家のお気に入りが毎日限定数・要予約の「蕎麦御膳(\2000)」です
この日記でも何度か紹介してる超お得で美味なコース膳 季節毎くらいに味わいたくなる逸品です
我が家から行くと車で1時間ちょっとかかりますが 予約が入れられたら歓び勇んで出かけて行きます 料理にうるさい母と 外食の好みが難しい父の 両方を満足させるお店なのです 我々姉妹も美味しいものは大好きだし 父母が喜ぶのが解っている手堅い店なので 何かのときのお誘いに重宝するんです

車で行かないと不便なのが逆に良く 車好きの父に運転してもらいながら店に着くまでの1時間半 車内でコミュニケーションが図れます ダイニングのテーブルでお互い面と向かって喋るのより距離感があるので 最近会話の足りてなさそうな弟には手頃だと思ったんですけどね 彼にしてみたら狭い空間で一緒にいなきゃならない1時間半が苦痛と言うのかも知れない

…もうヤツのことを考えるのはやめよう 馬鹿馬鹿しい

今日は父のお祝いなので 予約していた御膳の他に サイドメニューを数品追加しました 「沢蟹の唐揚げ」「山女の塩焼き」あと日本酒(銘柄忘れた!)
密やかながら父の誕生日を祝う昼の宴でした






帰りの道すがら夕飯用の買い出しに 東大和のスーパーへお立ち寄り
御膳(蕎麦と季節のお料理コース)をたらふく食べたあとだったので 夕飯なんて入るのか??と思ってましたが 取り敢えず寄るというのでついて行きました(^^;)
ここは道路をはさんてDイエーとYーカドーが向かい合って建っているスゴイ場所 元々昔からあったのはDイエーの方でY−カドーは数年前 満を持して販売戦を挑んできたというタタカイの物語がそこにはあるのですが 両方覗いてみての感想は

DイエーやばいNE☆

うん 明らかに違った 客足・品物数・種類・セレクション・鮮度に至るまで全てがY−カドーに軍配を上げられてました あとは店員の接客態度とか駐車場の使い勝手とか ソフトの部分に頼るしかないって感じだ…

本当に真向かいに建ち合っているので当事者にだって嫌でも違いが解るだろうし こりゃ切ない自体になっちゃったもんだな〜… て感じ 遅かれ早かれ淘汰されてしまうんだろうと思います

別にどっちにも思い入れがあるわけでもないし 業態変わった後の新しいロゴマークはどっちも大嫌いだし どっちが消えようと残ろうと正直関係ないことなんですけれども 日本人気質とでもいいますか 判官贔屓の血がにわかに騒ぎ始めましてね 負けてる方に肩入れしたい気分になりました

まー気分になっただけですけれども

そんな訳で Dイエーの駐車場に車を停めたのでくらかの生鮮を購入したあと Yーカドーで更に食品を買い込んで帰宅の途に就いたのでした
駐車場の出入りノーチェックだし 無頓着過ぎないかなぁ?と余計な心配をしてみたよ 負けてる方

夜も本家を訪ねましたが 案の定そんなに食べれる気配じゃなかったので 買ってきたワインと家にあったチーズで乾杯 サイドにサラダを添えた程度で済ませました

弟はいなくなっていました
 

『父娘さかずき』三門忠司&永井みゆき

 


2006年09月08日(金)  いったいコレを何回やってんだ? 

懲りずに追加レンタルを決行

『キルミー・レイター』
『ザ・クリミナル』

半額サービスは10日(日)まで!

『猿知恵の馬鹿』グルタミン

 


2006年09月07日(木)  コノヨノシルシ 

『マスターズ・オブ・ホラー/世界の終わり』鑑賞

【あらすじ】経営難の映画館を抱えるカービー・スウィートマン(ノーマン・リーダス)は、副業で希少フィルムを発掘し、金持ちの蒐集家に売る商売をしていた。カービーが、謎めいた大富豪ベリンジャー(ウド・キア)から依頼されたのは、70年代に撮影され、たった一度だけ上映された、フランスのホラー映画『世界の終り』の幻のフィルムを持ち帰ることだった。(MoH公式サイトより抜粋)

個人的に久々のノーマン!
WEBでスチールを何点か見ていたので様子は解っていましたが 実際に動いて喋っているのを見るのとはやっぱり違います! うわーいうわーい!生きたノーマンだ〜v(何か違う気が…)

今年の正月に向こうで放映されていたTVドラマシリーズの1話です 映画ではないので正味1時間でサクッと終わってしまいますが 何しろタイトルがズバリ「ホラーの巨匠たち」なもんでね…  もれなくホラーです ハイ

ノーマンが主演しているのはジョン・カーペンターの『CIGARETTE BORNS(たばこの焦げ跡)』ですが そのままの解釈ではなく「パンチマーク」の意訳になります
映画のフィルムは通常1本が4〜5km程度の長さになっていて 2時間の映画を上映するには7本前後のフィルムを要するので 2台の映写機を並べて交互に映写していくのが普通らしいです その継ぎ目を知らせるための合図に「パンチマーク」と呼ばれる丸い印がフィルムの終わり近くには必ず打たれていて 映写技師はそのマークがスクリーンに映るのを確認したら 決められたタイミングでもって次のフィルムを回し出すんだとか

邦題は内容から着目点を変えて命名されたのであろう『世界の終わり』となっていますが 本来はそんな「パンチマーク」という名のつけられた作品です

あれかな 人生の分岐とかも含みにあったのかな 切り替えのマーク 物語のつづきを知らせるマークはそのフィルムの終わりを知らせるマークでもあるわけで

ノーマン演じるカービーが 金持ちのクライアントに金を積まれて捜索依頼された幻のカルト問題作『世界の終わり』 その内容のあまりの過激さに映画祭でプレ上映されたきり封印されてしまった謎多きフィルムに 自身も映画マニアであるカービーが興味を持たないわけがない クライアントの催促と自分自身の好奇心に背中を押され 徐々にフィルムへと近づいていく彼は 進みゆくにつれ奇妙な現象に見舞われるようになる

映画の繋ぎ目で見るような「パンチマーク」が目の前に現れると
目の前で惨劇が繰り広げられるのだ








ほ ホラーじゃん!(初めからそうだっつってんだろ)







いやー 普段ホラーなんて好んで見ないので ある種新境地の開拓でした しかもグロいの苦手なんで 結構キツいシーンも何ヶ所かありましたよ 取り敢えずギリギリ我慢できたけど ノーマン出てなきゃ見てなかったことでしょう よく頑張ったなアタシ!

えっと 何分詳しくないのでホラー映画の「見方」というものがわからないのですが ジョン・カーペンターのこの作品は結構評価が高いそうです 1時間という枠の中でよくまとめてある とかいう記述を見かけました
そんな訳なのでホラー好きの人にはおススメなのかも知れません

ノーマンはちょっと柔らかそうなボリュームでしたが 顔とか動きとか全然若かった その何気ない表情がヤバいんだってば オッサンのクセに妙に可愛い貌しやがってー! 動くと余計だし 喋ったらトドメ刺されますよ あの声は犯罪の域だと思うのですが いや 犯罪だ!(断言)

『コノヨノシルシ』BoA

 


2006年09月06日(水)  ひとりぼっちの二人だが 

仕事を早くあがれたので帰りがけにHMVに寄ってAUDIOSLAVEの新譜『REVELATIONS』購入
彼ら的には3枚目のアルバムだが なぜだかリリース元が「epik SONY」→「UNIVERSAL」→「epik SONY」と変遷 何でだろう?と思って調べてみたら以下のような事情が判明

AUDIOSLAVE は クリス・コーネル と RAGE AGAINST THE MACHINE のメンバーがそれぞれに所属していた二つのレコード会社から交互にアルバムを発売することが契約に織り込まれているので、今回の3rdアルバムはデビューアルバムをリリースした Epic Records (RATM が所属していた方)からの発売となる。
全米No.1になった2ndアルバム『Out of Exile』は、元々クリス・コーネル が所属していた Universal Music Group からリリースされている。


人気者同士の合併は色々と面倒なことがあるんだと知った 大人の事情(苦笑)


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『幽霊刑事』鑑賞

【あらすじ】エリート警察官のフォン(アンディ・ホイ)は犯人との銃撃戦で頭に被弾、昏睡状態に陥っていた。
2年後目覚めると両親や恋人はすでになく、献身的な看護師のオスカー(ロレッタ・リー)とリハビリに励む毎日の中、病院仲間のキット(チョン・ダッミン)に不思議な事―キットは幽霊だということ、そしてフォンは幽霊と対話する能力を得ていたことを教えられる。
その後退院した彼は、看護婦ばかりを狙った猟奇的な強姦殺人事件を担当。キットや被害者の霊の助言に従い、次々と死体を発見してゆく。
そんなある日、キットはオスカーの生命オーラが弱くなっている事をフォンに伝える。次の被害者がオスカーだと踏んだフォンは、捜査を進めつつ、彼女の警護をはじめるが……(FULLMEDIA公式サイトより)


気楽に見られるだろうとタカをくくって借りてきた アンディ・ホイ主演のホラー・アクションだったんですが これが意外に面白くてビックリしました いや 基本はコメディ混じりのC級香港ホラーです そういった点での期待は裏切っていないんですが オチが意外だったというか“予想以上にまとも”でした え?あ?こう来るんだ へえぇ〜…

バカにした意味ではない「感心」をしました

キャスト的には地味すけどね 何しろ主演がアンディ・ホイ 顔はなかやまきんに君とかロンブーの淳に似てるよね 締まりが足りないというか ちょっと抜けた風貌してるけど 品がなくはない 育ちの良いお坊ちゃん役しか見たことないしな 私の中では陳小春(チャン・シュウチョン/ジョーダン・チャン)と同じラインに立っている人 要するに地味で花がない(おい!)
でも嫌いじゃないんだゼ! 嫌いだったら「準新作」のうちに借りようなんて思わないしねー(そんなバロメーター…)

脇役のチョン・ダッミンが良い感じです 香港版「梶原善」(笑)
カメオでラム・シューとか出てました 本当にあのオッサンはよく見かけるわ




立てつづけに『WINDS OF GOD/ウィンズ・オブ・ゴッド』鑑賞

【あらすじ】現代に暮らす売れない漫才師コンビが交通事故のショックで第二次大戦中にタイムスリップ、神風特攻隊の隊員となった二人は、やがてそれぞれ別の道を歩むことに……。(allcinema ONLINEより)

前々から見てみたかった今井雅之のライフワーク・シリーズの初回映画化版
映画は95年作品になってましたが 劇中での“現代”は93年でした 今井さんをはじめ出演者の若さに目をみはった みんな肌とかトゥルトゥル!!

見知った顔は 六平直政 別所哲也 井田州彦(現:國彦) くらいでしょうか もう1人の主演山口粧太は名前だけ知ってる感じで顔を見ても馴染みがありませんでした 何となくホリケンに似てるなと… 思ってみたり 彼よりもう少し造作が整っています 多分イケメンです 画像検索したら現在は更にナイスな風貌になっていました 正直今の姿の方が好みだ…(髭とか眼鏡が足されると更に惚れ) ⇒●

出てきた人物は実在する人の名前を使っているのだろうか? 没年月日・姓名・階級が明記されていたので 何となく気になってみたり
最後の方で特攻しちゃう少年将校の遺書文面はどこかで見たことあったよ 「お母さん お母さん お母さん お母さん お母さん…」便箋いっぱいにずっと「お母さん」て書いてあるやつ あれ 泣きそうになるから勘弁して・。 どこで見たんだっけ?靖国の遊就館辺りかな(見てるし)

⇒●靖国神社「遊就館」

まぁいずれにしても戦争モノはね 弱いくせに見ずにおれんのよね 役者が変に有名でない方が移入できていいです 「いい」というか「イタイ」のか 知ってる顔で見てても作り物感が強くて白々しく見てしまうもので(苦笑)CGとかへっぽこでも 古い映画やドラマの方がくるものがありますね そういうのの方が見てて興味深いです

今回見た『ウィンズ〜』も 割と顔ぶれが地味で良かったよ 今井さんは現代からすっ飛ばされたって設定だったから 顔に馴染みがあっても違和感なかったし 何しろみんながみんな若いから今とは別人に見えてたわいな(^^;) 
六平さんとハムの人はあんまり印象変わってなかったなぁ 10年以上も前の映画なのに…

舞台での上演が人気を呼んでの映画化である所為か 冒頭がまんま舞台で これはこれで面白かったです 主人公コンビがあまりにもバカ過ぎて最初は閉口しましたが あれは「何も考えずに生きている現代人」を極端に描いた結果なんだろうなーと解釈しました 
しかし 広島や長崎に原爆が落ちた日くらい知って欲しかったな…
果ては終戦の日にちくらい覚えていておくれヨ〜(ノm`)・。

つか この映画から10年経っている今の「若者」たちは
大丈夫なんだろうか?!
(言ってることがババくさい)

⇒●WINDS OF GOD/ウィンズ・オブ・ゴッド(プロジェクト)
 

『ひとりぼっちの二人だが』1962年/日本

 


2006年09月05日(火)  私の好きな人 

『トラウマ』鑑賞
⇒●Trauma(IMDb)

【内容】ベンは交通事故を起こし昏睡状態から目覚めるが、そこで妻を失ったことを知る。立ち直るために新しい生活をスタートさせるベン。しかし身の回りで不可解な出来事が起こり、霊能者には「妻はまだ生きている」と告げられる。事件の真相を探ることにしたベンだが…。コリン・ファース主演によるサスペンススリラー。(「Oricon」データベースより)

主演のコリン・ファース目当てに借りてきた未公開作品でしたが 案の定「未公開風味」ムンムンの冴えないサスペンスでした 色々と読めてしまって意外な展開が何一つなかった(苦笑)解りやす過ぎるお!

「某作品に似てる」とか言ったらもうその一言で全部がネタバレになってしまうので 感想が書きづらい・・・ 別にお金かけて見るほどのもんじゃないよ ってくらいかな

それでも そもそもの目的であったコリン・ファース氏はカッコイかったです いい具合にやさぐれていて私好みだったのがせめてもの救い
コリンが誰だか解らない場合は『ブリジット・ジョーンズの日記』や『真珠の耳飾の少女』に出てくる堅物そうな人を思い浮かべてください それでも解らなかったら知らないんだと思います(おい!)

今回の彼を見ていてつくづくこの系統の顔が好きなんだなーと再認識しました
えっとね ノーマンと部類が同じなんですよ(笑)

そこで最近自覚した好き系統の顔を列記してみよう

タイプAノーマン・リーダス(Norman Reedus)/コリン・ファース(Colin Firth)
タイプBポール・ベタニー(Paul Bettany)/アウグスト・ディール(August Diehl)
タイプCティル・シュヴァイガー(Til Schweiger)/山田純大レッド吉田須藤元気

っぽいんだよ なんか今まで思っていた自分の好みと違ってる気がすんですが・・・(特にC)つか国内陣はろくな写真がないな 動いて喋ってなんぼかな その分国産は素のキャラ見られるからね 雨上がりの宮迫も多分好きな系統なんだと思うんだけど アイツ素のキャラがさ ちょっと引くんだよね(苦笑)←役者してるときは好きだ
並べてみると系統似てるのが解るかなと思ったんですがいかがでしょ BCは爬虫類系な気がしなくもないネorz

あとは普通に整った容貌の人が好きですオーリとかニコとか見てて可愛いv いや 上に挙げてる人たちも充分整ってると思ってますけども 特に「B」は2人とも貴公子キャラじゃん?(夢見過ぎ)

そんなわけで『トラウマ』は映画的にはちょっとダメでしたが コリン・ファースは好きだったよって話
立ち姿とか超いいよ!身長あって頭小さいし 声も悪くない
 

『私の好きな人(私の愛したブルネット)』1947年/アメリカ

 


2006年09月04日(月)  六本木ソルジャー 

今月から新入社員さんが1人来てくれているので 今日は忙しくなってしまう前に彼の歓迎会をしようという話になって 終業後に六本木まで繰り出します 社長お気に入りの『分けとく山』という創作和食の料理屋が目的地 厳密には飯倉片町になります

⇒●分けとく山

落ち着いているけど堅苦しくなく お料理も美味しく種類豊富だったし 料理人さんたちも感じ良かったので満足できましたが どうやら相当お値段の張る店らしいです 自分じゃ来られないランクっぽい・・・

それでも社員さんがこっそり教えてくれたには 最近雑誌なんかでその辺を叩かれているらしく 客足が鈍くなっているとかいないとか 事実関係未確認ですが どのくらい取られるのかによっちゃ その状態も解らなくないといった印象です
何故って 先日お邪魔した荒木町の『さかもと』と 料理のレベルに差を感じなかったからです

美味しさでは多分五分五分くらいじゃないかな 素材の値段とかはこっちがかかってるのかも知れませんけどね(坂本さんは多分わざわざ高いものは買ってない)
『さかもと』だったら自分でも行けるもん 家族や友だちにちょっとカッコつけてご馳走するくらいのことはできますよ もちろんお金かければかけただけ品数が増えたり高価な食材使ってくれたりするんでしょうけども

でも 今回は自分の懐を傷めるわけでもなく 新入社員さんの歓迎会ということで足顎ロハでしたので 個人的には何ら不満はございませんでした 美味しいご馳走をたらふく食べて帰って来た 余は満足じゃ

まぁ 敢えて言うならば場所が六本木だったってことが唯一引っかかりましたかね それでも苦手なヒルズ界隈でなかったのでまだ許せましたが(苦笑)

ちなみに今回の店『分けとく山』は ライブハウス『EDGE』があるビルの隣のビルの1階でした ざっと場所を聞いたとき「EDGEの近くっぽいな・・・」と思っていましたが お隣とは思わなかった(苦笑)

何年か前の12/8にグルタミンで行ったハコです ジョン・レノン命日でビートルズのカバーとか演ったんだよ 帰り雪に降られて難儀した思い出
⇒●その日の日記

ぶっ 2002年だって?!
ああ 最近グルタミン行けてないよ〜 行きたいよ〜…(涙)・。

⇒●六本木EDGE
 

『六本木ソルジャー』1995年/日本

 


2006年09月03日(日)  不実の王 

昼はずっと家にいました
夜 久々に本家でゴハンをいただきました

弟は相変わらずお留守で 最近では週に1・2度しか家に戻っていないそうです 春に卒業できなくて 先生に「前期のうちに単位がクリアできれば半期分の学費で良いことにします」と便宜をはかってもらった彼 前期が終了したハズの今になっても 結果がどうなってるんだか不明とのこと










な ん だ そ れ










その状態で放置なのかコラ 一千万男
家に帰らなくても学校に電話くらいできんだろ この際メールでもいいから先生に確認とれよ 一段落してるならその旨親に報告しろ 自分で学費出す気もアテもないクセに スジも通せないのか

情けない 情けない 情けない

私や妹まで彼の対岸に立ってしまったら 家族で1人孤立してしまうと思って 直接口出しするのは控えていたけれども 親の方が投げやりな態度になってきていて ものすごく心配だ

堕ちるなら1人で行ってくれ 両親まで引き込まないで アンタだけの父母じゃないフザケんな


そろそろ私も妹も限界です
次会ったときの態度によっちゃ 対岸に立ってしまうよ
敵になんかなりたくないのに いい加減解れよバカ

本当出てけ その方がお互い安泰だよ!
 

『バーナビー警部 不実の王』1997年/イギリス

 


2006年09月02日(土)  本当の心は永遠に檻の中 

PARCOプレゼンツ『噂の男』を観劇

作:福島三郎
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:堺雅人/橋本じゅん/八嶋智人/山内圭哉/橋本さとし
   猪岐英人/水野顕子

嫌〜な男の 嫌〜な話が テーマだったらしい
そしてその通りの話でした

重いとか あと味悪いとか 色々噂は耳にしてましたが 大方の感想に共通してるのと同じく「すっっっっっっっっっっごい面白かった」です
ただ 私は他で言われているほどには観劇後イヤ〜な気分に浸りませんでした

嫌な人たちの嫌な話なのは確かでしたが まとめた感想としては「人間誰しもあんな感じだよなー…」でしょうか
ヘコむというよりはシニカルな笑いが残りました

誰の身近にも潜んでいる「嫌」さ加減を ちょっと極端に描いてるだけだよね っと

メインの5人全員が目当てだったので自分的には超豪華メンバーな舞台でした テーマは歪んだ人間の本質でしたが5人それぞれがイイ味出してて 本当面白かった
ただアレかな 彼らが演っていたから面白く感じたのであって 他のキャスティングだったら受け付けなかったかもです あの人もこの人もアレもコレも 彼らだったからこその「笑い」だったなと思います

もちろん個人的には です

ケラさんの演出の舞台を観るのは『労働者M』につづき2作目だと思うんですが 2つの世界が巧みに交錯している見せ方が共通していました 『労働者M』のときは全く別世界がまぜこぜにされてましたが 今回は「過去」と「現在」そしてそれぞれの展開がちゃんと理解できました!(〜Mのときは訳がわからなかった)

これが彼の手法なのかなぁ? たった2作観たくらいで推し量るのはおこがましいかも知れませんが 見せ方自体は面白くて好きです 別の時間や空間て展開しているばずの出来事が ときどきピタッとリンクする瞬間をつくっていたり 実に巧みです 上手いなと思う

今放送中のドラマ『下北沢サンデーズ』に毎回ちょろっと顔を出しているらしいケラさん 好き好きは別にしても奇才には違いないんだろうナ
 

『本心』Hysteric Blue

 


2006年09月01日(金)  救ひを求むる人々 

本日から新入社員さん入社 入社早々20時くらいまで残ってらっしゃいましたが 大丈夫かしら ドキドキ…

んでもって自分は結局21時まで事務所におりました 雑事が多くて終わらなかったんだもん 名古屋ではスーさんがライブをしているハズなのに ちっとも意識がそっちにいかなかったじゃん ちっ!(イヤイヤそれでいいんだって)

休み明けからこっち問い合わせメールのチェックを怠っていたら そんなときに限って見込みありそうな企業からの問い合わせが来ていて 社内に転送が遅れたことを詰られた

チェックしてなかった私は悪い 悪いが今更「どうすんの!」と言われたところでどうにも出来ないのに なんでそこを責めてくるのか理解できない
忙しさにかまけて申し訳なかったと謝って 以後は気をつけるってことを約束するしかできないのに いつまでグダグダ言う気なんだろうかと
ちょっとムカついて逆ギレに近い対応をしてしまった

新入社員さんがいるってのに 何やってんだ・。orz

そもそもいつの間にか窓口が私だけになってるのは 何故なんだ

問い合わせを社内の全員で受信するようにはできないのかと問われたので もちろん可能だと答える
表に出しているメールアドレスにスパムが多いので 私がそれを選り分けて必要に応じて社内の各人に転送していたことを伝えたら 急に「スパムは面倒だな」と言いだして 結局自分が受信するのはやめにしたらしい
あんだけ大騒ぎしておいて何だそりゃ



最近社員さんがちょっと理不尽な気がする



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帰宅後無理矢理『ローカル・ヒーロー/夢に生きた男』鑑賞 明日返却なんで見なならん

アメリカ、テキサス州ヒューストンの石油会社のノックス社は、進行中の北大西洋開発の処理能力の向上のために、スコットランドの土地を買収し、精油所と貯蔵所の建設を計画。
買収の交渉役に選ばれたマッキンタイアは、移民の際に父が名乗った姓がたまたまスコットランド姓だっただけのアメリカ人。しかし、上司も社長も彼をスコティッシュと思いこんでの抜擢だったため、今更事実を言い出すわけにもいかず、そのまま交渉の地へ赴く羽目になる。本来の仕事の他に、天体観測が趣味の社長から星や天体に関する調査報告も依頼され、エリートコースに乗っていたハズの彼は面倒な仕事を背負わされた形になってしまった。
多国語に精通する現地駐在員のオルセンと共に、海洋研究所の見学を経て買収用地である漁村“ファーネスへ”向かうのだった


古い上に英国映画なもんで 見知った俳優はほとんどいませんでした 唯一見覚えがあったのは現地駐在員のオルセンを演じていた ピーター・キャパルディさん ちょっと前に見た『白蛇伝説』でスコティッシュの主人公を演ってた人でした キャパルディ氏自身もコットランド人 今作の方が3年くらい先に作られています

まぁ内容的には都会育ちのエリートサラリーマンが 仕事で訪れた田舎町の大らかな暮らしぶりに 初めはウンザリ対応するのだけれど 徐々に染まっていって 最終的にはすっかり魅了されてしまうというお約束な展開です つか まさにその系統が私の好みに完全一致(笑) だからこそ借りてきたわけだったんですけども

町が買収されると解っていて 何も知らないフリをしながら より高値で買い取ってもらおうと画策する村人たち 本当はそんなことしたくない気持ちもあるのだけれど 村はすっかり寂れて生活も楽じゃない 背に腹は代えられないと半分諦めにた感情を秘めていて 生まれ育った土地を手放すのだからそれなりの見返りを貰ってやる!的な手堅い考えで団結しています
その村人たちをまとめ マッキンタイアたちとの交渉を仲介しているのが会計士のアーカート 彼もまた会計士だけでは食べていけないので ホテルやパブの経営を同時進行でこなしています

マッキンタイアとオルセンは このアーカートのホテルに寝泊まりし 夜はパブで酒を飲む 村人たちの社交場であるパブには毎晩大勢が集い 貧しさを感じさせない大らかさでマッキンタイア達に接するのです
そこにはちょっぴりの打算と 村人元来の温かみにあふれていて 映画を見ている側にはその裏表が見えているので 双方の思惑の交差加減が滑稽で面白い
ヨーロッパの映画にはこんなタイプのものが結構多い そこが好きポイント

「都会人(もしくは異邦人)が・田舎の町に来て・その土地の人々や自然に惹かれ・自分を変えていく」

な展開ネ その点で似通っていると思う作品をあげてみると

『大いなる休暇』カナダ
『ウェールズの山』イギリス
『歓びを歌にのせて』スウェーデン
『キッチン・ストーリー』ノルウェー・スウェーデン
『ウェイクアップ!ネッド』アイルランド

とかあたり どの作品も登場人物が個性的で面白い群像劇です
今作の場合は
★スコティッシュでもないのにスコッティッシュ姓の主人公
★天体に異常な執着を示す会社の社長
★操れる言葉が多過ぎる現地特派員(韓国語や日本語も飛び出します)
★朝から昼からお盛んなホテルのオーナー夫婦
★抜け目ない会計士(ホtルオーナーと同一人物)
★セクシーな会計士の妻
★俗っぽい教会の神父
★足に水掻きのある美人海洋学者(人間???)
★年に一度祭の時期にだけ戻ってくるロシア人(この島に現地妻がいる)
★誰の子だか解らない赤ちゃん
★いつも道を暴走しているバイク乗り
★いつもホテルの屋根修理をしている大工
★満点の星・流星群・七色に輝くオーロラ
★海辺にたたずむ電話ボックス
★電話をかけるための小銭を出し合ってくれるパブの客たち
★浜辺のボロ屋に住む天体に詳しい老人

登場“人物”じゃないのも混ざりましたが こんな感じです
ハリウッド産でも マイケル・J・フォックスの『ドク・ハリウッド』なんかがテーマの似た作品だと思います

まぁ現実を言ったら田舎暮らしを選ぶかどうかわかりませんが 都会に住む人間がそういった暮らしに憧れたり癒しを求めているっていうのは共感抱かせキーワードなんでしょう
ぶっちゃけ私自身は映画で見るのは好きですが ああいう村社会は実際キツいと思うんですよね 魅力と難点は表裏一体 でも 見ている分にはやっぱり癒される世界なんだ

この『ローカルヒーロー』もそういった人間の潜在的な「憧れ」や「癒されたい欲求」があってこそ成り立つお話だと思いました




さてこのお話の主人公は 最後にどんな選択をするのでしょう?
それは映画を観た人が 考える結末なんですよ
 

『救ひを求むる人々』1925年/アメリカ

 


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