カタルシス
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Analog Machineのライブを聞きに渋谷nestまで行く。 最近は終わってもメンバーを待たずに帰ることが多いなぁ。 今日は時間がないから帰るけど、次回辺りは話ができたらしてみよう。
帰りを急いだのは妹に託されたビデオのレンタル返却のために新宿のTSUTAYAに寄らなければいけなかったからだ。 本当は返却のためだけに寄るつもりだったのが、“11/30までレンタル半額”という店内ポップと棚を見ているうちについ借りたくなってしまい、余計なレンタルをして来るハメになった…
何を借りたのかってーと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズの 外伝と連杰が主役じゃない作品1本ずつ。あとはシンチーとジャッキー・チュン(張學友)のドタバタ刑事物。 3本とも香港映画サー(苦笑)
家に帰ったら妹に呆れられた。
下北沢440でスプリングベルのライブ。 フロントアクトに『みみずくず』のボーカル・レイナちゃんとギターのコウヘイさん、そしてツーマンのお相手は何と堂島孝平くんだ。
今回チケット番号が早めだったので前から2列目のやや右よりに席が取れた。そしてなんと花緯さんが一昨日に続いて聞きに来ている!2日間在京していた訳じゃない、再び来たのだ。 しかも彼女の誕生日当日。 解ってるか鈴木祐樹?アンタのためなんだぞ(苦笑)
フロントアクトの“エレキ1本みみずくず”のあと、堂島くんが毎週水曜の夜にラジオの生放送があるということで出番は彼が先… いやいや、スプリングベルプレゼンツだからSBがトリという言い方にしておこう。(^^;)
どんちゃん(堂島くん)のステージは見事だった。 音楽の好きずきや声質の好みなんかは個人差があるだろうけれど、MCは楽しいし 音は安定してるし、私は楽曲も嫌いじゃない。歌い始めてすぐにPAへ向かって「ヴォーカル上げて下さい」と注文を出していたのが印象的で、若くても(いや、自分と同年を若いと表現するのもアレなんですが、彼の見た目がさ…)何かプロってこういうモンなのかな、なんて漠然と思ったりして。
どんちゃんとSBの間にセッションがあり、どんちゃん+SB+コウヘイさんの4人で一緒に演奏したのが何故か『やつらのバラード』で。 知ってる?『はじめ人間ギャートルズ』って昔のアニメ。あれのエンディングテーマだった曲だよ、かまやつひろしが歌ってる。一体誰の選曲なんだろう(苦笑)と思いながら聴いていた。
セッション終了後の退場間際にどんちゃん曰く 「9時から生放送なんでもう行きます!今日は聴けなくても来週から聴いてみてね」 だって。 控え目な宣伝を忘れない そつのなさを披露して、プリティスマイルを湛えたままご退場なすった。さすがの一語に尽きるよね。
お待ちかねスプリングベルの出番♪ 今日は新曲が2曲あって へー、頑張ってんだ。と思わせる姿勢。 「2人で作りました」と言っていたから『Happy Drive』以来の合作作品になるってことかな? 近頃の悶々を考えれば この新たな試みとも思える行動は「活動の方向が決まったんだろうか?」と勘ぐらずにはいられない動きだ。
「スピードで〜」と歌っていた方のはキャッチーでポップな印象。テンポ早めでアコよりバンドの方が聴き映えしそうな感じがした。雰囲気的にはBell色強目な曲調で、『Happy Drive』のような“半分ずつ”の印象は希薄だな〜と感じた。 「〜さよならプラットホーム」と歌っていた方はSpringman曲に聴こえた。ってか春山さんの曲でしょ?詞でしょ? 違うの??? どちらも楽曲は嫌いじゃなかったけれど、
合作? ううーむ…
アンケートには「“スピードで〜”の方はバンドスタイル用ですか?」と書いてしまった。 だってそんな感じだったから。 「“さよならプラットホーム〜”の方は春山ワールド系ですね」とも。 こっちは合作じゃないと思ったので。
今後どういった展開を見せるんだか 楽しみなような、でも少し心配なような… 複雑な気分で聴いた新曲だった。
帰り際、マネさんにアンケートと こっそり用意しておいたささやかなプレゼント(?ラベンダー香のアイピロゥ)を渡して「お疲れさま」と声をかける。彼女が事務所を辞める話は、知っている人いない人がバラバラだったので、ハッキリとした単語は一切口にしないでいた。
「…ああ!ごめんなさーい!」
突然大声で謝られる。 なんで謝るのか、しかもそんな大声で。予想していなかった言葉と音量に面食らっていたら 「バッヂまた忘れちゃった〜!」
…おいおい。
どこまでお疲れなんだか知らないけれど、それはちょっと職務怠慢でしょうよ(苦笑) 私だから良いようなものの、なかなか来られない人とか 特典を楽しみにしていた人がそんな風に言われたらどう思うと思ってるのか。困った人だな。
「じゃあまた次回に…」 と苦笑いで返答したら、すぐとなりにいた別のスタッフを振り向きながら「ちゃんと頼んでおきますから!」と言う。うん、まぁ 宜しく頼むよ…
「私次からいないんで今までのお礼も兼ねてお手紙書きますね!」 「へ?… あ、はぁ。」??な、何で?別にいいですそんなの… つい曖昧な笑顔を返してしまった。
本当に来るのか? 手紙。
三軒茶屋でグルタミンライブ。 11/22にも池袋でライブがあったんだけどバイクメンを優先しちゃったので行かれなかったんだよね(苦笑)
最近あんまり爆音じゃないHeaven's Door は大分聴きやすい。初めて行った日が爆音過ぎたのかな?はたまた自分の耳が鍛わってきたのか… 後者は難聴になったっぽくてちょっとイヤだな。
『ブラックリストマン』カッコイイ〜v
本日はVEESEのイベントにThe 29 Jokeがお呼ばれしている日。 なので愛知組がやって来ます(笑)
花緯さんとは午後、渋谷で待ち合わせ。 彼女御用達のチケットセンターで新幹線の切符を買うのが目的です。 この後 成城へYさんの焼きもの展・通称『Y展』へ行くつもりなので手土産をここらで調達致しました。(モロゾフの秋季限定“鳴門金時”のプレーンとチョコ)
成城の駅でYuさんらと合流、事前にもらった案内を頼りに不慣れな道を進んだら一度も間違わずに目的地に辿り着けました。初めての場所苦手な私にしては上出来♪
Yさん他3名の陶芸作品が並ぶ中、買う気満々で来ていた自分は真剣に売り物を物色。あれを持ったりこれを戻したりと さんざん迷った結果、手頃な平皿3枚とエスプレッソカップ&ソーザーを2組買うことにします。 どっちもお茶用さ♪
しばらく場内をみんなでウロウロしていましたが、他のお客さんのこともあり そろそろお暇しましょうかということになりました。次はライブ会場のある西荻窪を目指します。
出番の時間まで間があったので駅前のジョナサンで一同お食事タイム。ここへはY展に行かなかった人も加わったので結構な人数が集まってしまい、テーブルを4つほど合わせて対応してもらいました。注文もバラバラ頼んだ所為か若干のミスがあり、その度にざわざわと大騒ぎ。ライブの前からすっかりテンションが上がっております(笑)
VESSEのイベントなので彼らは当然トリな訳ですが、T29Jはどうもそのひとつ前の出順のようで、大分遅めの時間を知らされていました。さっきまで焼きもの展のスタッフをしていたYさんから「間に合いそうだから行くよー。でも道が解らなーい。」とメールが届きます。 私は駅から会場までの目印を確認しながら簡単な案内を打ってYさんの携帯に送信するのでした。 間に合うと良いねー。
T29J初の会場 西荻窪『TURNING』。 音や設備の善し悪しはよく解らないけれど、何故かここはソフトドリンクだと2杯頼めてしまう ちょっぴり嬉しいライブハウスだったりします(笑) でも出演者にとっては控室が狭く居場所に困るハコみたいで、演奏後の出演者が表に上がって少し行った建物の陰で 所在なさ気に腰を降ろしている姿を何度か見たことがありました。
ステージに現れたサンダーが前回Tさんに貰ったツナギを着用してるのを見て観客の一部が盛り上がります。細い彼には少し大きかったみたいですが、そのくらいがキュートで良いではないか良いではないか。 T29Jの後にはVESSE様の熱いステージを拝見し、それなりに楽しいひとときを過ごすことができました。
終演後、アンケート書いてから外へ出るとT29JもVESSEもメンバーがその辺をウヨウヨしていたので、手近なところから持ってきたチョコ菓子(冬季限定・クランチ入り特大きのこの山/笑)を配っていきました。T29Jの3人、VESSEのボーカル・じゅんさん、ギターのナヲッキーさん、そしてベースのセキドさん。じゅんさんは渡した途端に封を切って口に放り込んでました(笑)
デジカメを持っていた私は誰とも話さずに一人で立っていたセキドさんにターゲットを絞って「一緒に撮っても良いですか♪」と迫ってみました。答えは気さくにアッサリOK〜v ワタクシVESSEでは彼が一番ひいきなのです♪ おほほ。
続いて、取り終わったタイミングで我々の横をすり抜けようとしたじゅんさんの腕をがっしり捕まえて「一緒に撮っても良いですか♪」とニッコリ交渉。 「え、俺?」というような「テレるな〜」というようなはにかんだ様子でOKを頂き、友人Oにシャッターを押してもらいます。
実はこのOさんがじゅんさん激LOVEの人だったんで、この後Oちゃんも撮れば?って振るつもりだったのだ。いや、自分もじゅんさん好きだから一緒に撮ってもらえたのは個人的にも嬉しかったのよ、本当よ(笑)
で、予定通り「Oちゃんも…」と声をかけようとしたら 私のすることを察したらしいOさん、何故か必死に「いい!いい!」と辞退する。 「え、なんで…」「いいから!私はいいからッ!」 …そんなに必死に断らなくたって良いじゃんよう。じゅんさん本人の前なのに( ̄▽ ̄;)
これ以上の深追いは良くないな と、じゅんさんにお礼を言って開放しました。
「なんだよー折角チャンスだったのに〜」とOさんをなじると 「ごめん!気持ちは有り難いけど ダメだったんだよ、心の準備が…」 その場にいたみんながOさんの取り乱しように笑ってしまった。まぁ、気持ちは解るけどね、私も誰かさんの前だと緊張しっぱなしだから(苦笑) 一昨日とかね…
T29Jボーカル・スージーは本日彼女連れ。というか彼女付き? サンダーも時々彼女が来てるけど、あんな風に独り占めな壁を作ったりしないし 今日なんかアンケートを書いてる私の横で一人ぽ〜っとしていたので、軽く声をかけたらニッコリ笑って「いつも可愛い帽子かぶってるよね」なんて言ってくれたりして。可愛いんだよーサンダーが羨ましいくらいに!いや、誉めてくれらから言うんじゃないけどさ(愚)
でもスーカノは何だかずっとくっついているのでファンが声をかけにくい。 私は別段用もないから良いんだけど、わざわざ愛知から来てる花緯さんたちには彼の方から声をかけたって良いんじゃないかと、少しイライラしたりもして。 対して面識もない彼女さんよりも スーさんにちと腹が立ちました。
前回からピアスつけてるし、今日は左の薬指に指輪はめてるしで ふーん… みたいな? 今日の私は多分 彼に用があったとしても話かけてないだろうな、と自己分析。 でも花緯さんたちはそうもいかないだろうから「声かけておいでよ」と何人かで背中を押してあげたら、渋々ながら話をしに行ったみたいでした(苦笑)
微妙な後味の夜?
おまけ 会場から離れる際に さっきまで見つけられなかったVESSEのドラム・タケひさんを発見!セキドさんと並んでお気に入りの彼に“特大きのこの山”を渡せて ちょっとした達成感に浸れたのでした。
昨日買ったフレームをさっさと店に届けて来ようと思い午前中から外出の用意をしていたら、休みだったらしい父から「昼どうする?(みんなでどっか行くか?の意味)」と電話がかかってきたので、 「行く行く、でもちょっとその前に用事を済ませたいんで…」と事の顛末を説明すると 「車出そうか?」とのご提案。
ええ〜?良いの〜?v (ニヤニヤ)
うまい具合に足を確保できたので ご機嫌なうちに出発!
電車で行こうとすると大回りをして少し面倒くさいことになるその店も、車を使えば自宅から20分とかからない近さだった。マイカー・イズ・グレイト! 近くに停めてもらって「すぐに戻るから」と駆け出して店を目指す私。
店の前まで来ると例の看板娘ちゃんが目ざとく私を見つけ「あ!」と指さす。それから「えーと…」と何かを考える風な仕草を見せて、次に出た言葉は
「何ちゃんだっけ?(苦笑)」
名前忘れたのか!(笑) それでも私服なのに顔は解ってくれたのだから大したもんだと思い「“これちゃん”だよー」とからかい口調で前を通り過ぎ店に入った。
「おはようございまーす」 何の予告もせずに来たので驚かれるかと思ったら、意外と普通に対応されて苦笑い。 予告しなかったのは余計な仕事を頼まれては困るので、突然行って荷物だけ置いて颯爽と帰ってくるつもりだったからだ。
「レジの調子がおかしいの。見てくれない?」 帰ろうとした私に奥さんが言う。レジのことは社員さんの担当で専門の知識が必要だから、そう言われても私にはどうにもできない。「申し訳ありません専門外なので解らないんです」と伝えると、「そうよねー、Moさんでも解らないことの方が多いもんねー」と社員さんの名前を口にして苦笑した。
え、そうなの?
取りあえず、レジが使えないのでは営業に差し障りがあるので 社員さんの携帯に「お休みのところすみませんが●●さんレジ不調のため連絡下さい」と伝言&メールを残した。 気を取り直して「じゃあこれで…」と言おうとしたら、
「ついでにそのフレーム取り付けてってよv」 ついでって… 自分が持ってきた大きなフレームを見ながら小さく溜息をついた。
一旦外に出て車で待っている父に 「雑用頼まれちゃってもう少しかかりそうなんだ。定期持って来てるから先帰って良いよ、送ってくれてありがとうね。」 置きっ放していた荷物を取り上げながら そう伝えた。 「そうかー… じゃあその辺回りながらもう少し待ってみるから終わったら電話して。」 父のありがたいお言葉に感謝して、作業に戻る私だった。
A2サイズの大きなポスターを3枚 フレームに入れて壁から提げ、A4サイズの写真立てにミニサイズのご利用案内をセットしてカウンターに置いた。フレームは何度も位置の確認をして奥さんの言う通りの場所に固定する。 「こんな感じですかー?」 「…うん、良いんじゃない? 頼んじゃって悪かったわね、これちゃん。」 「いいえー、とんでもないですー。」 「あとはもういいよ。あの車待ってるんじゃないの?」 「え?」 見ると店の外には臙脂のレガシィ… 父の車だ。
「あー… ではお言葉に甘えて失礼させて頂きます。」 手短に挨拶をすませて店を出た。外にいた看板娘ちゃんが「もう帰るのー?」と遊びを中断させて寄ってきた。「これ、これちゃんの車?」とレガシィをペシペシと叩いている。 「そうよー、お仕事終わったんでお家に帰るの。またねミウちゃん♪」 「うん、またね。」 聞き分けが良いのも“可愛い子”の条件だね。握手でバイバイバイってやってから車に乗り込んだ。看板娘のミウちゃんは我々の車が見える間ずっと手を振ってくれていた。
店を後にしながら別れ際の奥さんの言葉のニュアンスを思い出す。多分あれは「彼氏が待ってるわよ〜?」っていう意味で言ってたんだと解ったけれど、車は左向きに停まっていたので運転席は向こう側。父の姿が見えないのを良いことに、そこは敢えてノーコメントで通した。あそこで「父です」っつーのも情けない感じだったし… いや、情けないんだけど実際。もうどうでも良いっていうか。ケ・セラセラで生きるっていうか。放っておいて欲しいっていうか。終わってるっていうか。 そんなとこ。
本家に行くと、さてどこへ行くって話がまだまとまっていなくて 前々からスキーの道具を買い換えたかった父が、その話し合いに加わらず五反田のTOCで開催されている『ウィンタースポーツ用品大特価即売会』なんてものの招待DMに見入っていたので、 突然、あまりにも突然 五反田へ行くことに決定した。 決めたのは母である。
何日か前 母宛に「大崎で個展やります11/23にささやかなオープニングパーティがあります無料なので遊びに来てね」というDMが届いていたのを私は知っていた。なぜなら届けたのは他でもない、この私だったからだ。
その母の知り合いとは私の友人(高校の同級生)の母親のことで、彼女は自宅で創作活動を続けるアーティストである。教職免許を持っているので一時期などは美大の附属中学で講師を務めていたりもしたが、「最近の中坊はナマイキで言うことも聞きやしないからムカつく!だから辞める」と言って本当に実行してしまった豪気な人だったりもする。そして、その娘である私の友人も負けず劣らずの面白い人で 高校を卒業した今でも親しい付き合いが続いているという話。
五反田と大崎は山手線でひと駅の距離、母がその個展のことを考えていない訳がない。
我が家で最も出不精と思われる父がその意見を承諾したので、家族みんなで電車外出と相成った。割と家族で動くことの多い家だが、全員が揃うのはちょっと珍しいことだ。
五反田のTOCでは父がスキー用具を見ている間、ウィンターウェアで遊んでみたり ブランドの型落ち冬物衣料を見たりして過ごした。昼食はその後16時近くなってから、やっとビル上階の中華レストランに落ち着く。 「昼どうする」と聞かれてから随分と時間の経ったことだ(苦笑)
その後、小雨のチラつく中 隣の大崎駅まで歩いて行き、友人の母が開く個展のオープニングパーティにちょっとだけ顔を出したものの、変な時間に食事をした所為で料理に手をつける気にもならず、滅多に歩き回らない距離を動いていたためか 父と弟が帰りたがっている雰囲気を察知したので、程なく母と私は個展の主役に挨拶を述べてその場を辞した。
再び電車に揺られること1時間強、本家に集まった一家は晩酌なり一服(茶)なりで やっとひと心地つけた気がした。
それにしてもこのハードスケジュールは一体…(前半は私が悪い/苦笑)
待ちに待ったバイクメンライブの日v 仕事帰りに吉祥寺曼荼羅へと向かう足取りも軽やかだ。
ちょっと早めに出て駅前のユザワヤでお買い物。 一昨日の店から「大きなポスター用のフレームが見つけられないので買ってきて欲しい」という連絡があったので仕方なく私が探しに出ることになったのだった。今日のライブ会場が吉祥寺だったのは幸いし、荷物にはなったが何とか無事に求めるサイズのフレームが購入できた。 もう週末だから社から送るとなると月曜に発送して火曜着となる。それでは時間がかかり過ぎて気の毒だし そもそもこんな大きなフレームを持って朝のラッシュに紛れるなんてこと私がしたくない。明日は休みだけど自宅から近い店だし、ちょっと寄って置いて来てあげるか… と明日の予定が何もなかったことを頭の中で確認した。
さてバイクメンライブ。
春山さんはスプリングベル、葛迫さんはカムステで演奏を見ることができていたけれど、タロさんは本当前回のライブ(9/25?)ぶりなんでウキウキ&わくわく、早く会いたい。
久しぶりなのもあったし、今月18日がタロさんの誕生日だったんで何か用意して行こうと考えた結果、お酒好きの彼にお酒のプレゼントは集中するだろうから、敢えて別のものを選ぶことにした。さんざん迷った挙げ句手にしたのは 何のことはない菓子の詰め合わせだったんだけど(苦笑)タロさん甘い物大丈夫だし、持って帰って奥さんと一緒に食べてくれたら良いな〜と思ったんだ。
ライブはやっぱり行って良かった。スプリングベルで悶々としている春山さんはバイクメンの方が楽しそうに見えたし、葛迫さんのドラムはやっぱり好きだ。そしてタロさんは何とお子さんが誕生されたとの発表があった。これは目出度い!
まさに良い夫婦(11/22)の日!
終演後、外に出るといち早く葛迫さんが登場。取り囲んでくだらない世間話のようなものをしていたら、続いて春山さん・タロさんも出て来てくれた。私は葛迫さんとの話が途中だったんでしばらくそのまま続けていたけれど、キリがついたところでタロさんに近寄って声をかける。
「タロさーん、お子さん誕生おめでとう。それからタロさんも誕生日おめでとう。これ良かったら奥さんと一緒に食べて下さい。」 と値段の割に見栄えのする健気な詰め合わせを差し出した。
彼は一瞬ビックリしたような顔をして、それから何とも言えない和やかなタロウスマイルを見せる。 何度も何度も「ありがとうございます!いやー悪いなー…」と頭を下げてニッコニコしている姿には こっちまで眉の下がる思いだ(笑)大した代物ではないけど渡せて良かったな、と思えた。 私の方こそ そんなに喜んでもらえて嬉しいや、ありがとうタロさん♪
今日は出番が遅かった所為であまり長く話せない人がいたんで、比較的終電までに余裕があった私はメンバーとの会話を他の人に譲って 一応様子だけは伺いながらしばらくの間Mさんと話をしていた。春山さんを囲んでいた人達がバイバイと手を振ってその場を離れ始めると、撤収作業があったのか春山さんもすぐにライブハウスへの階段を降りていってしまい「あ、捕まえるタイミングを逃した?(苦笑)」と出遅れを後悔。余裕があると行っても微々たるもので、そろそろ我々も帰らなければならない時間だ。
今日は声かけるの諦めるか〜…
と思いながらも未練がましく階段の下を覗くと葛迫さんの姿が見えた。 Mさんが皆に配っていたチョコの余りを出して「葛迫さん、もっと食べません?」と声をかけたら「食う!」と即答、満面の笑みで階段を上がってくる。 その様子が何とも彼らしくて可笑しく Mさんと2人思わず吹き出した。
「春山さんにあげ損ねちゃったんでこっちは春山さんに渡して下さい。」と2回に分けてチョコを渡すMさん。 「おう、ちゃんと渡すよ。んで、こっちはもらっちゃって良いの?」と弾む声で返答する葛迫さん。 いやホント、兄さんのそういうところが大好きさ!(笑)
じゃあねバイバイと 駅に向かって歩き出した我々は最近のスプリングベルのことや今日の春山さんのことを話していたのだが、駅が間近に迫ったところで急に歩みを止め、どちらともなく 「やっぱり春山さんに一声かけてから帰ろう!」 と慌ただしく踵を返した。
「今日のライブはいつになく春山さんがカッコ良かった」
と、どうしても言っておきたかったのだ。
会場に戻ったものの、外には誰もおらずMさんと二人がっくりと肩を落とす。それでも最後のあがきで階段を覗き込んだら、誰もいなかった踊り場に携帯電話を耳にあてながら人影が現れた。
…!春山さんだ(驚)
あまりのタイミングに思わず腰が引けた。
電話中 階上で大人しくしていたら、通話を終えた春山さんが上をふり仰いでくれたので おいでおいでしてみる。何の違和感も見せずに上がって来てくれる様子が嬉しい。
「いつもありがとう。こんな遅くまで大丈夫?」 「微妙に大丈夫でもないんで もうすぐに帰るけど、どうしても言っておきたくて戻ってきたの」 「?」 「今日の春山さんはカッコ良かった。久々にカッコ良かったよ!」 「“ひさびさ”かよ〜(笑)」 だって本当だもん。
ここんとこの春山さんは重た〜い顔してステージに立ってる。スプリングベルの時なんてそれが顕著に解るから 見てて辛かった。
Mさんが丁寧に感想を述べている。 彼女の感じ方も私のそれと近いニュアンスを含んでいて、そのうち春山さんも真顔で話を聞くようになっていた。返答するにも ちょっと考えてから言葉を選んで話してくれてるのが解る。
「バイクメン楽しい?」そんな質問を投げかけると、 「楽しいよ」とすぐに返事が返ってくる。
「スプリングベルは?」 「…うん 楽しいよ」 その「間」は何。
本当は全然言う気のなかったことだったけど、その「間」に苦笑を浮かべた顔をみたら 我慢し切れなくなった。 「…本当に?ずっと辛そうに見えてたけど。」 「…そうかな」 「そうだよ。」 「……。」 「何が引っかかってるのか話せとか言わないけど、辛いんだったら無理にライブしないでも良いんじゃない?少しお休みしてもみんな待ってくれると思うよ? 少なくとも私は待つ。」 春山さんが少し笑った。
両手を上着のポケットに突っ込んで、ちょっと肩をすぼめたいつものポーズで 寒いのかしきりに体を左右に揺らしている。反応がないのがちょっと怖かったけれど、言っちまったもんは今更飲み込めないし 本当に思っていることを素直に伝えただけだから、これを不快に思われてるのだとしたら 私自身が不快だってことだ。
考えたら ちょっとヘコんだ。
でも言ったことは後悔しないぞ。 するもんか。
「…ありがとう。でも、大丈夫だから。」 少しの逡巡のあと柔らかく言われた。 無視されるのかと不安に思っていた私はその声色に安緒したが、その表情には心配が残った。
とても“大丈夫”って感じじゃないんですけど…
Mさんもそう思ったのか、私に心配そうな目を向けてくる。 それきり黙ってしまった春山さんを これ以上引き留めるのは酷だよなぁ…と思い 「じゃあもう時間だから帰るね」と明るめに声をかけて辞退することにした。
ああ、またやっちゃたよ… 前にも三茶で似たようなことして反省したんじゃん自分(泣) 困らせたい訳じゃないのにー 大好きなのにー どうしてもっと上手くやれないんだろなー…
帰り道Mさんにそれをこぼしたら「私も同じだよー(苦笑)」と言ってくれた。
はぁ… 二人でため息。
ヒマにまかせてTVドラマを見る。 『オヤジ探偵』に劇団新感線の高田聖子、『逮捕しちゃうぞ!』に元ガオレッドの金子昇が出てた。 個人的に気にしている人達だったんで何となく見てしまったけど、どっちもイマイチ引きの弱い番組だなぁ…というのが感想だな。バカでもアホでも続きを見たくなるような強烈な「引き」が欲しいところ。
最近のドラマはつまんない。
っつーか私の好みがおかしいのかな? まぁ、ちょっとは自覚があるけどね。
先月強制的に決められた「開店前夜手伝い」の日がやってきた。 定時までは通常の業務をこなし、その東久留米にある店舗まで 手持ちで搬入のものを抱えながら移動する。
ちなみに今日は高円寺でComeback Stationのライブがある日だったので、私の気持ちはどんよりとしていた。多分、いや絶対に行けっこないと解っているのが 悔しいったらもう! 店に着くまでの道すがら頭の中では「何で今日なんじゃー!何でじゃー!」と繰り返し続けた。
店舗到着
店主夫婦とパートの女性2人が翌日の新装準備にパタパタと忙しそうにしている。傍わらに小さな女の子が、手伝いなのか邪魔なのかという様子でいるのが微笑ましく、初めましてと声をかけると人見知りすることもなく機嫌の良さそうな笑顔を返してくれた。店主夫婦の3番目の子で今は小学2年生。 そして店の看板娘(笑)
社員さんがレジのシステムを設定している間に 私は使い古されたフレームをキレイにして用意してきたポスター類をセットする。それが終わると看板娘の遊び相手に抜擢され、彼女の話をうんうんと言って聞いたり 外を駆け回ったりと 楽しいとはいえ何だかな?な仕事に専念することになってしまった。 幸か不幸か彼女に気に入られたらしい私は「これちゃん!これちゃん!」とあちこちに連れ回される。うーん、この寒空に元気な子だ(笑) 嫌われるよりずっと良いので黙ってお付き合い。
子供の相手をそんなに苦に思わないのは妹弟がいるからだろうが、この子が素直で明るい良い子だったのが一番の理由だと思った。 私は特別子供好きな人間ではないが、“可愛い子”なら好きだ。
■可愛い子■ 1)ひねていない 2)人の話を聞き理解しようとする 3)「ありがとう」と「ごめんなさい」が言える
見た目が可愛くても上の3項目がクリアできていない子は“可愛くない子”と認識する。くれぐれも言っておくが私は“特別子供好きな人間”ではない。何をされても子供なら許すなんて寛大な心の持ち主にはなりえないので 悪しからず。手に負えぬ子供ほど厄介なものはないしな!
10時くらいになって作業が一段落したので我々は退散しようとするが、当然の如く食事に誘われて、社員さんも当然のようにお言葉に甘える。 私といえば今更ライブに間に合う訳でもないし、自宅まで目と鼻の先の距離にある店だから万一終電を逃してタクシーを使っても大した額にはならないし、勿論タクシー代は会社に請求するしで
…こうなったら食ってやる。
という決意の元、揚々と行きつけの中華料理店を目指す家族の後について行くのだった。
何だかんだと時間は過ぎたが終電までには開放してくれたので、有り難いと別れの挨拶を済ませる社員さん。その横で看板娘ちゃんが眠そうに目をこすっていたのを見つけ 「眠い?」と耳打ちすると 慌てたように首を横にブンブンと振り「眠くないよ」とすました顔。 もうそろそろ12時だから2年生の彼女には充分遅い時間だと思うのだが、親御さんが許してるんだから良いのかな…(苦笑)
「明日寝坊しないようにね」 「全然平気だよ」 口だけはいっちょまえなんだよなー(笑)
駅前まで見送ってもらって改札をくぐると 女の子が体中で手を振ってくれた。我々も両手を振って彼女に応えた。
あんまり仕事した気分じゃなかったな。 カムステのことを不満に思っていたのもいつの間にか吹き飛んでたし、これはこれで良かったのか(苦笑)
『ダブルスコア』というTVドラマを見た。 反町隆史扮する破天荒なはみ出し刑事と 押尾学演ずるエリート警視候補が ちぐはぐなコンビを組んで暴れ?回る お気楽極楽な娯楽ドラマ。 でも結構こういうベタなコンビ設定って好きなんだよね(笑)
それから『カバチタレ!』の頃からのお気に入り脇役俳優(笑)岡田義徳もレギュラーで出ていたんで ちょっぴり見てみたい気になった訳さ。
見てみたら予想通りの展開で もう笑うしかない程度のドラマだったけど、部長役の石丸謙二郎が適度な良い味を出していたのに免じて 毒舌感想は書かないでおくとする。
でもまぁ、次回を見るかと問われたら ヒジョーにビミョーな感じだ と言うしかないよなー(^^;)
週のスタートだけどAnalog Machineのライブを聴きに表参道FABまで足を運んだ。 終演後は出待ちもせず一人でサクサク帰路に就く。
足便の都合上原宿まで歩いているので表参道の通りを急ぐわけでもなくトロトロと歩いていたら Rさんから携帯に連絡が来てSBのマネージャーさんが次回のライブで辞められるそうだから 何か用があるなら次回までに済ませておいた方が良さそうだよ、と知らせてくれた。 私がファンサイトを管理しているから何か大事なことがあるかも知れないと気遣ってくれたようだ。 私はというと大事な用事なんてなかったし、ファンサイトも開設するときに念のための検閲をお願いしたくらいで その後彼女は無関係のまま運営を続けていたしで 別段慌てる理由がなかった。ただ、最近ちょっと思っていた“大丈夫かな?”という彼女への印象が現実味を増したのは確かだったので「疲れちゃったのかな(苦笑)」程度の感慨はあった。
12/21までライブが決まってるのに次が最後って 何だか時期が半端だなぁ。
午前中団地内の一斉清掃に参加、昼まで草むしり。
午後1で東京駅へ行きコブクロ.友達の2人と合流、東銀座の喫茶店でコブクロ.小渕くんおすすめのオムライスを食す。たまごがクリーミィで滑らかな味わい でももうちょっとサイズ大きかったら胸焼けがしたかも系(苦笑) 取りあえずギリギリセーフ。
お台場のStudio DREAM MAKERにてコブクロ.マンスリーライブ11月の回を堪能。終演後は友達と分かれ吉祥寺に向かう。
STAR PINE'S CAFEにてボブバンドプレゼンツのイベントライブがあったので行ってあげた(偉そう/笑)
本日の予定全てクリア☆
妹が借りてきたビデオで『ノッティングヒルの恋人』を観る。 タイトルの通り、英国ノッティングヒルが舞台のラブストーリーだ。
主人公は旅行専門の本屋を経営する冴えない英国青年ウィリアム(ヒュー・グラント)。そのマニアックな冴えない書店を何故か訪れるハリウッド女優のアナ(ジュリア・ロバーツ)。店内でお互いを意識しつつも ただ本を買い何事もなく店を出て行くアナの姿を溜息混じりに見送るウィリアム… 冒頭のシーンはこんな感じ。
うーん、このくらいの偶然ならなくもないかな なんて思っているところに、ジュースを買いに出たウィリアムが街角でぶつかり手にしていたオレンジジュースを豪快に引っかけた相手が 何故かアナ。 ううーん、このくらいも映画ならありかな(苦笑)偶然に頼り過ぎだとは思うけどね。
自宅が近いからと着替えを進めるウィリアムに何故かついていくアナ。 映画だから仕方ないけど これはまず有り得ねーだろーよハリウッド女優さん!そもそも付き人一人連れていないところからしておかしい話なんだし。 …いやいや、映画だからね 映画。
麗しの映画女優を自宅に招き入れることに成功したというのに、半パニのウィリアムは全くもってどうでも良いようなくだらない話しかできず さっさと着替えを済ませたアナをまたもや頼りな気に見送った玄関で、自分の不甲斐なさを嘆いているとジリリと呼び鈴が。 「本を忘れたわ」 とアナ再登場。慌てて奥から彼女の荷物を取ってきたウィリアムに 何故かキスする女優アナ。
なんでやねん?!
すっげー唐突なんですけど! 何が どこが どうなってキスになるんじゃ! 今までのシーンでアナがウィリアムに惹かれる要素なんてありましたか?!
こーれはー… 無理あり過ぎでしょーがよー(^^;)
その後はまぁ普通な感じで。段々見えてくる彼の人柄に安らぎを感じ始めるスター女優といった展開。この辺の流れは一応解らなくもない雰囲気なんだけれど、何にしたって一番初めのキスだけは 訳が解らないまま、置き去り状態で最後までいってしまった(苦笑)
それでも、この手の作品にしては珍しく ハッピーエンド後の2人が最後までしっかり描かれていて 「はいはい良かったねー 良かった良かった」 と軽く手を叩いてあげたくなるような安定感? 何か私エルヴィス・コステロに惑わされているのかも知れないわ…(--;)
堤慎一と松嶋奈々子のTVドラマ『やまとなでしこ』も最後こんな感じだったよね。 結構嫌いじゃないらしい その後の2人を描ききる手法(苦笑)
季節毎に高校の先輩が上海から帰って来て毎回1〜2週間日本に滞在する。彼女は旦那さんの出張に共だって向こうで主婦業に励んでいる健気な女性だ。私と同級生2人と、それからもう一人先輩とで 彼女の帰国の時には会う機会をつくって5人集まるのが常となっている。 今日はその集いに指定された日だった。
上海帰りの先輩は新小岩にご実家のあるので、夜に集まるときは彼女の足便を考慮して中央線沿線の店を予約することが多い。今回もその例に漏れず、御茶ノ水駅から坂を下り駿河台の交差点へ差し掛かった辺りにある創作和食の店に集合することになっていた。
仕事帰りの足でそこへ向かった私は 初めての場所だったので道に迷い少々遅刻しての到着。先に店に落ち着いていた先輩2人には笑われ、同級生にはなじられた。見ると今回店の予約等面倒なことを請け負ってくれた同級生の子が来ていないようだ。
「…やっぱり彼女は無理そうなの?」
と尋ねると、先に来ていた同級生が苦笑いと共に肩をすくめて見せた。来ていない彼女はデザイン事務所でバリバリと働く仕事人。来ている方の子も本当はこんな時間に仕事が終わっている訳がない多忙な事務所にいるデザイナーなのだが、そろそろ転職をと考えて過日退職願を出したのだそうで 最近は用事のある時は悪びれずにさっさと出てくるという。 そんな相手に遅刻をなじられたのでは反論などできようはずもない。
取りあえず始めていましょうか、ということになり 幹事の到着を待たずに注文をし始める。面倒な事はさておき久しぶりのよもやま話を楽しもうと 誰もがそう思って近況を報告し合った。
予約を入れていたのが19時。予約の席なので2時間で追い出されてしまうのだが、幹事の彼女が20:30頃になってやっと到着した。それでも明日また出社しなくてはいけないらしく、すっきりしない顔を覗かせている。それでも店員が退座を促しに来るまでは その彼女の話を中心にして皆聞き手に回っていた。
先輩は少しの間でも顔が見られたのが嬉しかったのか 始終にこにこしていた。
店を出されたので近くの喫茶店にでも… と思ったものの、適当な店がなく 結局駅の前でしばらく立ち話を続ける。そうこうしているうちに終電の時刻が迫り、名残惜し気に解散となった。先輩2人は中央線でのぼり、私はくだり。同級生は一人丸の内線、一人は千代田線と 駅の改札で見事にバラバラになった。放射状に歩き出す5人の歩調がそれぞれに違っているのが印象に残る。
皆がそれぞれの道を それぞれの歩みで進んでいる。
そう思い知らされている気がした。
帰りに日付が変わったので16日が誕生日のRさんに「おめでとメール」を送った。 11月も半ば、星の見えない空の黒を見上げれば 冬がその気配をチラリと伺わせるかのように
乾いた風が頬をかする。
チェコ映画第3プログラム制覇。 ちゃくちゃくと目的達成中〜♪
The 29 Jokeライブの日。
この日も花緯さんTさんの愛知組は 意気も揚々参加の手合い。 今年は今のところ皆勤ってのがスゴイよね、もうあと1月半で1年経っちゃうんだぜ。BAMBI皆勤はクリアしたから T29Jも狙え皆勤!と爆走中。
花緯さんは毎回お土産を持ってくる。 そりゃもう素敵なプレゼントを抱えるようにして持ってくる。 愛知からライブのために来るだけだって 大した貢ぎだと思うのに、手土産を忘れない。 愛のデカさを感じるね〜…
今日はTさんも素敵なモノを用意していた。 forサンダー用の『オリジナルツナギ』 ツナギだよツナギ、カーキ色の作業着風。しかも“THUNDER”とかってワッペンまでついてんの。スゴくない?!
ライブ終了後にTさんがサンダーにそれを渡しているのを見つけて、その人だかりに加わった。 「広げて見て!」 それ賛成!私も見たい!
たたんであったツナギをビロンと広げて 自分の体にあてがいながら 「似合う?」と聞くサンダー 「似合う似合う!」と口を揃える雀たち(笑)
ふふふ、こんだけ褒めておけば次回のライブ辺りで着てくれるかも知れないぜ。 サンダーは前に私があげた「マツモトヒトシ」のTシャツをステージで着てくれているからね、可能性は高いよ。
Tさんに「次来る日をちゃんと知らせとくんですぞ!」なんて耳打ちしてみたりして(笑)
昨日の反動で午前中はのんびり過ごす。 昼時になり本家に電話をしてみたら父と弟がいたので昼食に誘う。父妹弟と4人で軽くドライブがてらの外食、ハンバーグレストランで私がご馳走する。
コジマ電機やドン・キホーテに寄って録音・録画メディアを買いつつ、何となく欲しいと思っていたCDR-Wを突然衝動買い!Mac内蔵タイプを買ったので帰ってから一人でHD解体作業をする。 ちょっとドキドキしたものの何とか入れ替えができて、動作確認も終了。これでやっと 一・安・心 c-(^^;)
今までできなかったCDロム焼きが可能になった瞬間だ♪ (今時は普通にWinでも買えば基本機能だっつーのに私のMacちゃんときたら…/涙)
夜は本家で家族団欒。(昼も団欒?)
母と妹と3人で新宿までお出掛け。 三越で『ケーキの祭典』みたいな催しがやっていたのでお菓子づくりの好きな母を私たちが誘ったって寸法さ。
職人のケーキ展示や実演、試食の他 全国の有名店が特設の売場とイートインのコーナーをつくっていて、奥様お嬢様方で会場は大盛況。我々も何か食べてみようか、と一度は思ってみたものの どの店にも列 列 長蛇の列! 元来せっかちな性質である母がそんな状況に堪えられるハズもなく(苦笑)更には自分でかなりのセンまでつくれてしまう彼女にとって有名店のべらぼうな価格設定は どうにも癪に障ったらしく、 「こんな値段で買うほどのものじゃない!」とご立腹の様子。人間電算機と異名をとった程の暗算マスターは瞬時に原価計算までしてしまったようだ。
そんなこんなで良かれと思って誘った我々の顔には すっかり苦笑いが張り付いてしまった。
このままお茶もせず家に帰るのもつまらないので、JR新宿駅の駅ビル『My City』の7・8Fが最近リニューアルOPしたのを思いだし 冷やかし半分見に行ってみないか、と誘ってみた。あわよくば適当な店を見つけて お茶なり食事なりにもつれ込もうという魂胆である。
7階も8階も以前とは全然違った空間で出来上がっていて 初めて足を踏み入れた私はちょっと面食らった。取りあえず様子を伺いながら歩き回ってみのだが、どうにも違和感が消え去らない。何に?って、照明やらオブジェやら 細部にこだわりを見せているようなクセをして、実はさっぱりコンセプトが統一されていないのだ。 一回りして思った感想が
「専門学生の展示会みたい」
誰の仕事なんだろうなぁ… この半端さには学生っぽさ感じるぞい(苦笑) こないだ見た文化祭の方が本当に学生な分まだましだ。 新宿の駅ビル・マイシティにお立ち寄りの際には是非7・8フロアのレストラン街を歩いてみて下さい。半端さ感は解ってもらえると思うっス。
さて 空間デザインのことはおいとくとして、問題なのは店の内容だ。8階はちょっとランクが上の店が集まっているようだったので素通りするのみにとどめ、7階の店を物色することにした。 ざっと見たところ、以前よりアジアンに力が入った軒並びのようだ。アジアン好きの私としては嬉しいセレクションになったかも♪ その中でも点心バイキングの店が母の目に止まったらしく、「ここは?」と足を止めた。見ると 「17時までお一人様1800円で120分食べ放題」の看板。ウィンドウに貼られた案内を見ると17時過ぎは一人2500円になるらしい。
今は16:45。
ひじょ〜に びみょ〜な 時間に思えたが、ここは奥様根性というのか母の動きは驚くほど早く 「今入るとおいくらになるの?」 と、いつの間にか店員を一人捕まえて問いかけていた。
「今ですと1800円で2時間ご利用頂けます」
つまり15分足りないが2500円の時間帯を1800円で利用できると、そういうことらしい。 「あら、じゃあ入るわ。ホラホラ行きましょ♪」 私妹「……… うん」
マ イ ペ ー ス 万 歳 。
店内へ進むと3面の壁沿いと中央部分にテーブル席が用意されていて、壁1面分が料理を並べるブースになっていた。その奥はもちろん厨房になっている。 「皿料理はあちらからご自由にお持ち下さい。スープ・お粥・点心はワゴンが参ります。お茶だけはお手数ですが係りの者を呼んでお申し付け下さい。」 そう言って丁寧な男性店員はお茶の注文だけを取り その場を辞した。
お〜v ワゴン式なんだ〜vv 香港旅行いら〜い♪
厨房の料理台まで皿盛りの料理を取りに行くと、存外量が少なく あれ?と思う。なんか寂しいな、と思っていると新しい料理がいくつか運ばれてきた。ラッキー出来立てじゃん♪と思いつつ取り上げる。飲み物やデザートも後々のためにリサーチしとこう、と台を眺めていると また新しい料理が運ばれて来た。 おや? どうやらこの店ではいつでも出来立てを提供するために、一度につくる料理の量が少な目になっているらしい。皿に乗っている量は少な目だけれど 料理の種類は思いの外多かったようで、次々に色んな料理が運ばれては空いた皿が下げられていく。それの繰り返し。
なんか ちょっと 見事かもッ …!
テーブルに戻るとチャイナドレスのお姉さんがワゴンを押しながら「フカヒレ粥〜、酸辣湯スープ〜」と何故かちょっぴりぎこちない日本語。胸のプレートを見ると“朴”さん …あれ、韓国?(^^;)
続いて「小龍包〜、翡翠餃子〜」やっぱり違和感のある日本語が聞こえた。プレートは“關”さん、これは多分「せき」さんじゃなくて「クァン」さんなんだろうな…
気を付けて見てみたらお客様のご案内とレジにいるのは日本人スタッフ、ワゴンを押すのはチャイナドレスのアジアン外国人、厨房の中にもカタコト日本語の人が半数くらいな感じだった。厨房の方は専門家が混じっているのかも知れないけど、この台車小姐(ワゴンレディ)はバイトだろ?日本語が通じるとはいえ、わざわざ外国の女の子を起用したのかと考えたら「店のこだわり」に脱帽の思いだった。 料理も美味しかったし 私的には◎な店だ。 ただ、アルコール類が完全別注文ってのはやや難ありかな(苦笑)私は困らないけど、友達誘って盛り上がるには面倒かも知れない。それがこの店の絶妙な部分でもあるのだろうけどね。
途中でちょっと料理の種類が増えたみたいだ。 自分らがタイムリミットで店を出る頃になったら 今まで出ていなかった種類の料理が更に増やされていたように見えた。予想するにこれからの時間は本格的に“お一人様2500円”の料理が並ぶってことなんだろう。18:30くらいまではその中間の時間帯なんじゃなかろうか。 ってことは16:45に入った我々は得だったし、17時過ぎてすぐに入った客は損ってこと?
…肝に銘じておこう。
調子に乗って食べていた所為で満腹度合いが尋常じゃない。美味しいと言っても中華料理だからこってりしたものが多く、食べ過ぎれば流石に堪える。私はこのあと町田まで路上ライブ聴きに行かねばならないからぐったりしている訳にも行かず、同じようにユラユラ歩いている母と妹に手を振って 小田急線の改札を目指すのだった…
小田急線に揺られること30分、予定とそうズレなく町田の駅に到着した。路上ライブは「18:30頃スタート!」となっていたので19時に着きゃいいだろういう目安に沿って行動していたので小田急町田駅からJR町田駅に向かう途中の高架歩道には19時を少し回った頃辿り着いた。この歩道橋のどこで歌っているのか詳しい位置までは知らなかったが、場所は思いの外早く見つけることができた。何故って聴こえてたからね、歌声が。
そのままの歩調で近寄ると演奏中の2人の前には結構な人だかりができていた。見るに高校生〜20代後半といった年齢層の常連客を思しき団体と、道行きついでに足を止めてくれたのであろう年配や家族連れが数組。 へぇ、みんな結構止まって聴いてくれてんだなぁ… と他人事のように思いながら、多摩の時と同じように通路の反対側の壁にもたれて通り越しにその様子を眺めていた。やっぱりどうも、あの常連客の中にひとりで入っていくのは面倒くさいようだ。
途中休憩のような間が空いたのを見て やおら移動を始める。たまたま誰の相手もしていなかった庭瀬くんに「CD下さい」と声をかけたらすぐに振り返って「あー、ホンマに来てくれたんやぁ ありがとぉ!」と思い切りの笑顔を向けられた。一瞬周りの視線がこちらに集まり、私は一人で体を堅くする。
な、何?この雰囲気…
庭瀬くんの方はそんな空気には慣れているのか全く気にする様子もなく「お馬鹿でーす」と昨日のメールのことでおどけて見せていた。居心地の悪さを感じながら控え目に反応を示すと、怪訝そうな顔をして「何かメールとキャラが違くない?」なんて言ってくる。いや、メールの方が素なんだけど、この空気の中で君と親しく喋る勇気が… 「あーごめん、アドリブ利かないんだ(苦笑)」 なんて台詞で誤魔化してしまう。そしてCDにサインを頼んだ後で 持ってきたジンジャーケーキを渡しながら 「ファンの人達の分もと思って焼いたつもりだったけど、全然数足んないや… っちゅー訳で宇田さんとスタッフさんと仲良く分けてくらさい。一応風邪っぴき用にジンジャーケーキだから。」と口早に伝えると 「マジすか?!」 …何に対して「マジ」と聞いてんだ? それからチケット担当の宇田さんのところへ行って『12/23ワンマンライブ』のチケットを2枚買った。1枚はOさんの分。
そして後半戦。11月に入ってまだ10日足らずだが夜風はなかなかに冷たく、吹きさらしの中で路上演奏を聴いているこちらも体を縮めながら立っていたが、演奏している本人達はアコギを弾く手に手袋をする訳にもいかず、当然のことながら素手を寒風にさらしている状態だ。そのままで1時間は歌い続け、人通りもまばらになり始めた町田の歩道橋で とうとう最後の曲『Selfish』を演奏するに至る。この曲はOさんが好きな曲だったので携帯でコールをしたら いい具合に時間のあるタイミングだったらしく、そのまま1曲終わるまで私は演奏する彼らに携帯電話の向け続けた。 時計は21時になるところだ。
「今日も2時間無事に歌い切れました〜 みんなありがとうッ」
メンバーは後片づけを始め、常連ファンの子達は撮影会を開始。所在のない私はしばらく逡巡した結果、寒いし長居していても意味がなかろうと判断し ギターをケースに片している最中の庭瀬くんに 「じゃー帰んね、サインありがとー。」と声をかけたら 慌てたように振り返り、立ち上がって 「わざわざ来てくれてホンマありがとねー」と頭を下げた。 そんな仕草を見ていてちょっと気になってしまったので つい「…兄さん何年生まれ?」と聞くと「××年」と返ってきてビックリ 私と同じじゃん! 1つ2つ下だと思っていたんで「くん」づけで呼じゃってたけど ヤバかったかなぁ… するとそのまま宇田さんを指さして「あっちは×△年やねん、5月生まれやから学年は同じやけどな。」と続けた。 え、いっこ上? …ってことは
「庭瀬くん早生まれなの?」 「うん、2月。」 「何日?」 「19」 何気に誕生日をチェックしつつも内心はちょっと汗。
何だよ 年上じゃん!
「私も××年だよ… でも7月だから学年はひとつ下だぁ。二人とも若く見えるから同じくらいか、むしろ下だと思ってたよー ごめん“くん”づけで呼んじゃって(苦笑)」 「そうなん?同じ年生まれ? へぇ〜、そうなんや〜(笑)呼び方なんて好きなように呼んでくださーい、全然気にせぇへんよー。」
そうこうしていたらカメラを持ったファンの子たちがジリジリと近づいて来たので「ホラ待ってるよ」とそちらに促して自分は集団から離脱した。 「じゃーまたライブでねー」
努めて明るく手を振ったあと 踵を返してひとつため息。 はぁ… 町田から地元に戻るのはプチ旅行なんだよね(苦笑) 一日歩きずっぱりだったので足も疲れてたし ちゃっちゃと帰るのが得策とばかりに歩調を速めた。
明日はちょっと のんびりするかー
N.U.の活動スケジュールを見たら明日夕方から町田で路上をするようだったので、ふと行ってみる気になる。 花緯さんが最近彼らを気に入ったらしくミニアルバムが欲しいと言ってくれたので、路上を聴きついでにCDを買ってくれば良いな と思ったんだ。 そんで、どうせ本人達に会うんだったらサインとかもらえないもんかのぅ?と考えて 庭瀬くんにメールをしてみた。要点は以下の2点。 「『ごあいさつ』(←ミニアルバムのタイトル/笑)にサインつけて欲しいんだけど明日町田に行ったらお願いできますか?」 「CD買うなら本人から直買いするのとレコード店で買うのとどっちが良いの?」
今日の明日って話だったので パソから送ったメールに「返信は携帯の方にもお願いします」と添えておいたら 午後も早いうちに返信が来て「サイン全然OKでっせー。買うてくれんのやったらどこで買ってもらっても嬉しいです」という返事と一緒に「こないだ多摩の路上にも来てくれてへんかった?道の向こうに座っていたのは これっちだったと確信しています!」と書かれていた。
?!…またか! しかも今回は「確信」されてるし(汗)
仕事をしながら携帯で返信を返す 「多摩、行った。気付いてると思ってなかったんで今言われてビビッた…」 「直買いと店買いでぶっちゃけた話何か違うんじゃないの?」
今度は数十分後に 「やっぱねー俺の目に狂いはなかった」 「ぶっちゃけると今は直買いの方が嬉しいでーす。店で売れた分はマージンを取られるけど直だと100%俺らの収入になる(笑)発売から半年以内だったら店の印象を上げるから店買いの方が有り難いんやけどね」
ふーん、そんなもんなのか。 「じゃあ現地で直買いします。マジック持って(笑)」
数分後 「マジックはこっちでも用意してるんで心配いらんでー」
? なんか返信が妙に早くない? 私は携帯から送ってるけど、向こうはパソアドで来てるぞ? 大体金曜は毎週関内で路上するハズなのに まだ家にいて大丈夫なんか?? ほんのりと疑問を残しつつ これ以上返信をすることもなかろうと仕事に集中すること数時間。そろそろ帰ろうと思って、パソを落とす前にN.U.サイトの掲示板で明日の時間を再確認しようとしたら 庭瀬くんが夕方書き込みをしてて 「風邪気味なんで今日の路上はお休みさせてもらいます。明日のダブルヘッダーは必ずやるから許してな〜」
……。
なんですと?!
慌てて携帯を手にすると タイトルに「お馬鹿!」とつけて送信。「路上休むほどの風邪なら返信なんかしてないで寝てなさい!掲示板見てビビったじゃないか!」
職場を出て帰りの道を歩いているときに着信したタイトルが 「お馬鹿で〜す(笑)」 …思わず脱力。
「そんなヒドいことないねんけど周りが大事を取れって言うもんで甘えさせてもらいました。だから実は結構元気なんよ(笑)明日の相模大野と町田のダブルヘッターの方を優先させたかったんでね。今は大人しく寝てまっせ。」
…寝てる人間がなんでパソコンからメール返せんだよ。(--;)
「まぁ、とにかくお大事に」 ってメールを最後にして 帰り道の途中スーパーで根生姜を買って帰り、明日持っていくつもりでジンジャーケーキを焼いた。普段だったらパウンド型にダバっと流して一気に焼いちゃうんだけど、外でも手軽に食べれるようにと思って小さなスクエア型にチビチビ流し込んで そのままじゃ見た目が寂しかったんでスライスして砂糖で煮た生姜を上にちょこんと乗せて… ったらエライ手間になった。いくら気まぐれを起こしたからって ちとやり過ぎたな。
お馬鹿は私の方だっつの。
生姜が苦手だったら? とかも考えたけど「風邪気味なら食え!」と押しつけるつもりでオーブンのダイヤルを回すのであった。
チ〜ン
毎週ノルマの消化に頑張ります。 チェコアニメ『ぼくらと遊ぼう』Bプログラム 妹と共に鑑賞クリア☆
渋谷サイクロンまでローザ・パークスのライブを聴きに行った。 ローザを目当てに行くのは今回で2回目だけど、前回は仕事が押して間に合わなかったので 本当の意味で「ライブ」に行ったのは初めてってことになる。
渋谷サイクロン… おおまかな場所は知っていたけれど、実際に行ったことがなかったので入口が見つけられず建物の前をしばらくウロウロとしていたが 看板を辿り辿りどうにか発見。 着いたから良かったけど 案内が解りづれぇよ!(一人で心細かったじゃんよ!/泣)
前回の間に合わなかったライブの時に自主製作の音源を買っていたし、YさんからCDも貰っていたので事前学習は一応できていた。4月にSBと一緒に出ていたときにも音は聴いている訳だから 初めてって言っても既知のバンドと思って良いだろう。でも生で聴くのは丸7ヶ月ぶり、お手並み拝見といきゃーしょー。
…おおー。
大志を抱け若者よ。いくつっつったっけ彼ら? 20?21?? 確かそんなもんだったと思うけど、良いんじゃないでしょうか とても。技術のことはよく解らないけど雰囲気良いし、何よりも楽曲が良いよ。歌も上手だし… や、上手っていうのかなぁ?個人的には好きな歌い方なんだけど。声の回し方とか。 この「好き」ってのも なかなか危うい判断基準とは思うけどさ、好きなもんは好きなんだから良いじゃないか。
結論 『ローザ・パークス』おすすめです。
祝日でお休みの今日、午前中は妹の買い物に付き合って所沢まで行った。
夕方になって新横浜までスプリングベルのライブを聴きに行く。 先月U.Nと対バンだったあのSlopeがまた対バンにいたので 何となくイヤ〜な雰囲気を感じつつライブハウスの奥に進むと、丁度SBがセッティングしているところだった。 あ、ギリギリ? 危ない危ない。
いつもの様に演奏開始… あれ?
気の所為じゃなく 何か ちょっと ええ?!
ちょっとどこじゃなく すごく間違ってませんか 春山さん!
MCとかスーさんのギターや歌とかで善し悪しのムラを感じることは多かったけれど、こんなにギターを間違う春山さんなんて 私ゃ今まで見たことないよ?! 一体どうしたんだろう、指がもつれちゃってる感じだよぅ… 手、ケガでもしてるのかな?とにかく見てて
落ち着かねー!(泣)
最初前の方で見ていた私の足はジリジリと後ずさり、2人の姿を直視できなくなって俯きがちになったら かぶった帽子のツバがステージの光を遮った。 耳に触れるギターの音が 震えて聴こえる。
そのまま聞き続けた音楽は 無性に痛々しく私を包んだ。
「…何て書けばいいんだ」 アンケートを前に途方に暮れてしまう。CLUB24のハーゲンダッツを食べながら紙面を睨んでみたが、次のバンドがセッティングに出てきたのに気付くと 慌ててペンを握った。 次 Slopeかよ!(汗)
結局「春山さん大丈夫ですか?手」としか書けないまま デスクにアンケートを持って行く。実は今日でスタンプカードが満了になるのだ… 物販に座っていたマネさんに手渡すとカードにスタンプを押して「あ、ヤバイ!」と声を上げた。何かと思って首を傾げると、満了特典の缶バッヂを持って来忘れたと言うので、私は苦笑して 「じゃあ次で良いですよ」と伝えその場を離れた。 この人も大丈夫なんだろうか…(苦笑)
そんな動きを経、残りのハーゲンダッツを屠っている間にSlopeの演奏が始まってしまった。前回のアコースティックとは違い、今回はバックバンドを従えての派手な登場だ。何となくサポートのギターを見てホッと胸をなで下ろす。時々あの場所に松ヶ下氏が入るらしいので もし今回彼が出て来でもしたらきっと無理矢理演奏聴いてしまうだろうと思っていたからだ。でも今日のギターは彼ではなかったので、心おきなく帰れるってもんさ。 うむ。
食べ終えたアイスのカップをゴミ箱に捨て、出口に向かう途中にMさんとMiさんにバイバイをする。彼女達はSlopeスタッフとして来ていたF木女子(元Bluemマネ)と何やら話をしているようだったので軽く肩を叩いて手を振るのみの挨拶にとどめた。
帰りの道すがら 焼肉の『安楽亭』を通り過ぎるときに ふと気づいて足を止める。 「…山寺?!」 歩道に沿って並ぶのぼり旗の端を引っ張って印刷面を見ると、声優タレント(?)山寺宏一の顔写真。
「いつの間に焼肉屋のキャラクターになったんだ…(黙)」
複雑な気持ちに更に輪がかかった新横浜の夜。
今日は母校の文化祭に行く日。 母校というのは最終学歴欄に記す専門学校じゃなく、その前に通っていた都立高校のことなんだけれど この学校にはデザイン科っつーのがあって私はその科に3年間在籍していたんだな。ちなみに3年間皆勤だったの、スゴイでしょ(笑) 母校と呼んだり皆勤だったりってところで気付く人もいると思うけど、私はこの高校で過ごした時間が大好きで、卒業してからも文化祭や卒展には極力足を運んでいるんだ。普通科と違って各科の教員は特殊な技術を教える人材なので異動が少なく、学校に行けば未だに“私を知っている先生”が誰かしらいた。だから何かの時には挨拶に行こうと思うし、異動になって既に籍を置いていない先生でさえも文化祭の時には“元教員”として来校していることが多いから、そんな人達に会えるのも年に一度のことと思えば貴重な機会になる訳だ。
毎年この時期になると高校時代の友人数人と示しを合わせて文化祭に訪れる。その友人達も先生に合うのが目的だから大抵午後もゆっくりとした時間にばらばらと集まって、帰りに食事や飲み会になだれ込むというのが定番のコースだった。
でも、私の動きは少し違う。
皆が面倒くさがる“展示見学”を毎年している。なので皆よりも少し早く行ってデザイン科を中心に興味のひかれる科の展示を見て回る。見応えのある年もあれば そうでない年もあるが、自分の後輩がどんな課題に奮闘しているのか どんな作品を生み出しているのかを見るのが楽しいんだ。誰か一緒に回ってくれる人があったならきっと、ああでもない こうでもないなんて言いながら当時の自分達を懐かしむのだろうけど、残念ながらそんな酔狂に付き合ってくれる友人はここ何年もいやしない。忙しい時間を過ごしている人がほとんどなので そんな時間を惜しく思うのだろうが、ちょっぴり寂しく感じる気持ちも解って欲しいね。
まぁ、強制して付き合わせても意味がないと解っているから 毎年一人で見て回ってんだけどさ。
今年の展示も一人で見た。 個人的感想を言わせてもらえば、年々元気がなくなっている気がする。何がって? 作品が。 デッサンは下手だし(自分も大して上手くなかったし大嫌いだったけど)、斬新さを感じる作品は見受けられなくなった。 良く言えば「無難」 悪く言えば「パッとしない」 それがここ最近のデザイン科の印象だ。
我が母校には全部で5つの科があり、デザイン科の他には マシンクラフト科(機械科)、アートクラフト科(金属工芸科)、インテリア科(室内工芸科)、グラフィックアーツ科(印刷科)となっている。近年特に感じるのはデザイン科の低迷とグラフィックアーツ科の活気。
パソコンの普及が進んで授業の内容や作品の方向性がD科とG科はかぶり気味で、自分らの頃は“手”で描き“頭”で作る事から意匠を学ぶD科と印刷機の扱いや編集作業といった業界の裏方技術を学ぶG科、という認識がされていた2つの科だったけれど、パソコンでの作業がメインになってくると D科は“手”と“頭”を使わなくなってくし、G科は編集のみでなくデザインの域まで手を伸ばしていくしでね。 だから卒業後に目指す職業ってのが多分 どちらも同じになってんじゃないかな。
デザイナーなんでしょ、どっちの科も。
まぁ、今の時代 パソコンと自分の身ひとつあればある程度のことは出来ちゃう世の中だけどさ。版下つくるのも写植打つのも色指定すんのも パソコンでデータ作っちゃえば全部省ける作業だから。 G科で習うことのほとんどがパソコンに持ってかれちゃってんだよね。そうなったらG科はそのパソコンを使う術を身につけるしかない訳で。
じゃあD科はどう変わるんでしょ? やっぱりパソコンの技術を追っかけるのかいね。それじゃG科と同じじゃん。それしかないのかー? 技術は確かにパソコン追究で良いと思うよ、だって世の中がそう進んでる。でもパソコンが使える=デザイナーか? じゃあオペレーターとかトレーサーって何。 手描きの原稿渡されてパソコンのデータに直す作業する人っているじゃん、いるんだよ。その人はデザイナーにはならないよねぇ。パソコンは使えても生んでる訳じゃなくて 写してるだけだもんね。
だからさ、パソコンなんか使えなくてもデザイナーにはなれるけど、パソコンが使えるからってデザイナーになれるわけじゃないってことじゃない。
さて、閑話休題。 だったらD科で習うのは何か。教えるのは何か。育てるのは何か。
わっかんないよねー そんなの(笑)
だって解ってたら実践してるでしょうし。 実践してたらG科と違うD科でいるだろうし。 「パッとしない」なんて有り得ないだろうし。
へへ。 私がこの学校を受けようって決めたのは中3の11月。遅いでしょ? それまでは近所の普通科高校に行けばいいや〜って適当に思ってたの。本当の意味で行きたいところがなかったからね。
でも11月、私はこの学校の文化祭を見に来た。
世界が変わったんだよねー まさに。 何カ所か回った普通科高校の文化祭とはまるっきり違った文化祭だったから、見る物全てが新鮮で。一緒に行った同じ学校の友達と うわうわ言ってた気がする。自分が未熟者過ぎた所為もあるけど、その時の生徒の作品自体が今のレベルとは違っていたと今でも思う。とにかくすごいパワーで、ドカドカ殴られてるみたいなのにグイグイ引っ張られてるようでもあって、私は矢も楯もたまらず即行で受験の第一希望を変更したんだ。
それからはちょっと真面目に勉強したね… 特に内申が悪かった訳でも、偏差値が足りなかった訳でもなかったんだけど、何しろ特殊な学校だもんで競争率が高くてさー(苦笑)絶対落ちたくなかったからね、頑張ってみた。経済的な理由から滑り止めも受けられなかったし(笑) 毎月の模試で「合格率90%」を保っていても落ち着かなかったもんだ。だって願書出した翌日の新聞に「倍率8.8」とか出てるし。都立の普通科高校が2〜4倍な時にこの数字じゃん、ビビったねー本当。 「滑り止めもナシに無謀か?!俺!」 とか何とか焦ってみても始まらないし、真剣に成らざるを得なかった訳ですよ。
お陰様で入試と内申合わせて3番目(推薦で入った10人を除いて)の成績で合格させてもらったけど、実技の教科に3番もへったくれもなくて、絵が上手かったり ものづくりに長けた生徒の方が何倍もカッコ良く見えてて、入学してしばらくは課題以外の絵を同級生に見せられなかったんだよね。そのくらい周りが上手かったんだよ。
今、こうして在校生の作品を見て あの時のパワーを感じるか?と言われたら「NO」と断言するね。それは私の目が肥えたとか以前に
間違いなく弱まってるいるから。
殴る力も 引っ張る力も 今目にしているもの達には足りてないから。
あの時見たのがこの文化祭だったら、私の進路は今の方向に向いてなかっただろうな…(苦笑)
フロアを一回りして科務室に向かうと、当時の担任がニコニコと立っていた。懐かしい顔がいくつか傍らに揃ってる。 「向こうの休憩室でお茶でも飲みましょう」 以前の教え子を引き連れて廊下の奥へと進む後ろ姿に 私もついて行った。
私 「せんせー、今の子(生徒)達って元気?」
先生「んー? そうねぇ。あなた達よりは大人しくてお利口よ。」
皆「「それ、ここじゃ誉め言葉になんないスねぇ」」
先生「そう? ふふ…」
相変わらずニコニコとしてる40代のこの女性教師は 昔っからニコニコと鬼畜な台詞を言ってのける人だった。
この連休が弟の通う美大の学祭だと聞き、たまたま休みだった父を誘って遊びに行くことにしました。実はワタクシ学祭だの産業祭だのをひっくるめての「祭」好きでございまして。でも一人で行くのは寂しいので無理矢理道連れを作ったという訳ですよ。 当の弟は当番の日ではなかったため行きたがりませんでしたが 私と父が行くのに本人が家にいるというのはいかがなものか、といういきさつで弟は仕方なさそうに案内を引き受けてくれたのでした。 そんな訳で父・弟・私の3人で多摩の奥地を目指すことになりました。
自宅から車で多摩モノレールの乗り場へ行き、多摩センター駅で京王線に乗り換え 橋本駅から今度はバスにのって山道を上る旅です。この道のりを毎日往復するのはすごい労力だな…と感心することになるのですが、その前に私がまんまと引っかかってしまった場所がありました。そこは
多摩センター
汗ばむくらいの陽気、今日は連休の初日です。この日駅前に真っ直ぐ伸びる通りでは連休を使って市の産業祭とフリーマーケットが催されいてなかなかの賑わいでした。『パルテノン多摩』という公会堂?みたいな施設と駅を結ぶ 煉瓦ばりのストリートにはデパートやスーパーマーケット、カフェやファーストフード店が並び、途中サンリオピューロランドに続く横道があったりもするので家族連れやカップルが似たような比率でのんびり歩いている感じです。 そしてこの産業祭では路上ミュージシャンを対象にしたイベントがあり、会場内の各所で時間を決めて複数のミュージシャンが路上演奏しているところを一般客に紛れた審査員が評点していき、最終日にグランプリを決めるというものでした。 実はこのイベントにN.U.さんがエントリーしているのを知っていたので、会場で案内図をもらってみたところ 3回中1回は丁度良い時間と場所で演奏するらしいことが解りました。
おお?ラッキー!
時間が合わなさそうであれば諦めて通り過ぎるつもりでしたが、本当にたまたまタイミングの良い時間の演奏が これまた都合の良いことに京王線の駅の真ん前で行われることになっていたのです。 早速 父弟に交渉し、1時間程この場に留まらせてもらうことを許してもらいました。
路上ライブは30分あるかないか程度の時間で、道行く人の足をいかに留めるかが目的なので 得意の曲・ウケの良い曲を入れ替わり何度も歌っていました。横浜が活動の拠点である彼らのファンは やはり横浜近辺に在住の人が多いようで、この多摩の奥で行われるイベントに対して「遠くて行けません」「時間が間に合いません」等の書き込みがHPの掲示板に連なっていましたが、午前11時のこの回の演奏を見に来ている常連客がちゃんと数人集まっているのが驚きです。 私は何となくその情熱的なオーラに馴染むことができず、通りの向かいにあった花壇に腰掛けて 道行く人々越しに演奏を眺めていました。
私が彼らの演奏を見ている間、父弟の2人は出店で食べ物を買って食べたり フリーマーケットを巡ったりして時間をつぶしてくれ、待ち合わせた時間に集まった時にはそれぞれ手に荷物をぶら下げていました。弟などはフリマで値切ったという寝袋2つを両脇に抱えていて 「お前(これから学祭行くのに)それどうするんだ?」と父に呆れられているというね。いやはや、良い家族を持ったことだわ(笑) 演奏の後片づけを始めたN.U.さん達をしり目に我々は京王線の改札へ向かいます。
15分ほど電車に揺られ、着いた先は京王橋本駅。 普段弟は八王子からバスで通学しているので、このルートはいつもの通学経路とは違う道なのですが、一番時間がかからないコースということで橋本駅から出ている大学行きのバスに乗ることにした訳です。しかし「一番時間がかからないコース」にも関わらず、所要時間は ばっちり2時間… 私も学区外の学校に通っていて地元の学校に通う人よりは通学時間が長い学生時代でしたが、それでも1時間ちょっとで済んでいましたし、何より向かう先は都心の方角だった訳で。ところがここときたら車窓を横切る風景は実にのどかで自然の色彩は目にやさしく… なんて言えば聞こえは良いですが、仮にもデザインなんて時勢のものを教える学舎が こうまで刺激の少ない土地にドンと構えていて良いものなのかどうか。(^^;) 非常に非常に疑問を感じる部分です。 が、 まぁ私が通っている訳ではありませんし、弟が選んだ場所をけなすのもナンですし「毎日の道のりご苦労さんだねぇ…(苦笑)」とだけコメントしたら、遅刻の常習犯である弟は微妙な笑顔をつくって「でしょ?」と応えました。
「すご〜い 眺めだね〜…」 バスは目的地に着きました。
校門をくぐり坂を上がると、大きな校舎が荘厳にそびえ立っています。空は青く、たゆたう雲の輪郭がクリアに見えました。そして視線を下げれば足下に広がる街並み… おそらくこの学校がここいらで一番の高台にあるのでしょう。街どころか普段はまず見ることのない「地平線」なんてものまで見渡せる絶景がそこにありました。当然ながら敷地内には教室、実習室の他 体育館や講堂、食堂に売店と一通りの施設が揃っています。その小さな街を思わせるような周到さが 極近辺を囲む空き地や整備中の道路と相対していて、天空にポッカリと浮かんだ須彌山のような 不思議な違和感を漂わせていました。
「僕ちょっとこれ(寝袋×2)置いてくるから。ついでに出店の様子も見てくるね。」 弟は学校に着くなりそう言って私と父を置いて行ってしまいました。おいおい、案内してくれるんじゃなのかよ。(^^;) 無理を言ってついて来てもらった手前 そうそう文句も言えず、父と二人 美大の学園祭を巡ることになりました。
弟たち1年生は特に作品展示があるわけではないそうで、共同製作の発表だとかクラスで企画する出し物・出店等の当番のために 夜遅くまで“学祭の準備”をしていたらしいのです。なので展示を見るにもイマイチ目的が定まらず「何見る?」といった状態。取りあえず緊急会議の結果、弟が所属する漫画研究部の部展示と 父が興味を示した写真の展示、私が見たかったグラフィック展示の3点にターゲットを絞りました。
『漫画研究部』 どこの学校にもあるであろうこの俗っぽい活動集団も 美大生で構成されているとなればレベルは高くて当たり前な訳で。絵の上手さはやはり半端ではありませんでした。が、ただ絵が上手けりゃ良いってもんでもないんだなぁ… と感じる部分も見えたりして、「魅力的な」「個性的な」と冠が乗せられる人となると そこらじゅうにいるという訳ではないのだというのが解りました。 本当、上手いは上手いんだよ相当。でもねぇ…(黙)
それから父リクエストの写真を見て回って、最後にグラフィック専攻の作品を見に行きました。 展示物を見て「グラフはうちの(美大の)花形なんだ」という弟の言葉の意味が解った。一発で解った。 他の部屋とはオーラが違って。パワーが違って。見ていてワクワクするものばかりが並んでいました。それは私が立体よりも平面に興味があるとか ディフォルメされたイラストが好きだとかいうのも 反応してしまう要因ではあったと思うけれど、例えばさっき見た漫研とは全然違うものであったのは確かでした。 ここは「魅力」と「個性」が満載で、上手い・下手を感じるよりも先に好き・嫌いでの判断をしてしまう、技術はもちろんだけれど それ以上に惹き込む力を発しているモノ達が 威風堂々たる様相で並んでいるのです。
まさに圧巻。
大学生ってことは、ストレートで入っていれば20歳前後の若者のハズで。 留年・浪人していても 自分よりは若い人がほとんどだろうと、そう思ったら「世の中にはすごい人達が沢山いるんだなぁ…」と 間抜けな口を開けてみせるしかなかったのでした。
気が付いたらグラフィックのブースで展示即売していたカレンダーやポストカードの類を数点買ってしまっていて、気に入った作家(敢えてこう呼ぼう!)を見つけては「あとでHPを覗いてみよう!」と置いてある名刺に手を伸ばします。やたらめったら歩みの遅い私に父は半ば呆れ顔。ときどき小走りで距離を縮めて付いて行き、はぐれぬようにと視線だけはこまめに父を捕らえていましたが 気になるブースに来るとやっぱり足を止めてしまうのでした。これはもう性分です…(苦笑) 父も二十んー年 近くで見ていた娘のことをそれなりに理解してくれているようで、急かすような言葉も投げず気長に付き合ってくれていました。
うおー、こりゃ勉強になるわい。
さんざん歩き回ってお腹が減ったので、飲食の出店が集まる中庭に出て食べ物を物色。弟のクラスの店でケバブを買って歩き食べ、茶屋に入りモツ煮とビールを注文して父一服。その間にクラスの出店にいなかった弟の携帯にコールをかけるも電波が悪くつながりません。
……。確かにここ山ん中だけどさ(--;)
取りあえずダメ元でメールを送っておいたら しばらくして返信が届きました。 「部の出店を手伝うことになったので先に帰って下さい」 あらま、今日は当番じゃないハズなのに。付き合わせて悪かったなぁ… と苦笑しつつ、一休みした後 父と二人でまた長い道のりを逆戻りしたのでありました。
モノレールを降りて車に乗る前に駐車場を拝借していたスーパーで夕飯の買い出しをして帰宅、そのご本家へ行って外出している母に代わってボチボチ夕飯の支度をば致します。皆の帰りを待って一家団欒… のはずが、母や妹が帰ってきているのに一向に戻りの連絡がない弟。何となく漂う予感。
RRRR…
本家の電話が機械音を発し、いち早く受話器を取った母の顔が 苦い笑みを浮かべました。 「今夜は友達と学校に泊まるそうよ」 何となく思っていたことだったので“やっぱり?”という顔を その場の全員がしていたようです。
「それにしても11月だっていうのに寒くないのかしら」 という母の問いに、私と父は顔を見合わせて
「万全の対策で臨んだようですよ」
と、昼間の彼の戦利品を ニヤリと思い出したのでした。
新宿武蔵野館のレイトショーでチェコの人形アニメーションが上映されるので観に行った。 短編を数本まとめて1時間〜1時間半くらいの時間にまとめて 3プログラムを週交代で2周り、つまり上映期間は6週間。 第1週にAプログラム、第2週にBプログラム、第3週にCプログラム、4週目に再びA… という具合。
レイトショーは一日に1回、通常の上映が終わった夜の遅い時間に上映するだけのもので開始は9時だから普通に働いていても まぁ間に合う時間なのだが、一緒に行きたがっていた妹は残業が多く間に合う時間に職場を出られない日が続き、私も私でライブが入ってしまったりすると映画を放っぽって行ってしまうので なかなか2人の時間が合わせられないまま第4週の金曜日になってしまった。 それはつまりAプログラムを観る最後のチャンスってこと。
その日は一人ででも行ってやる!と覚悟を決めて 一足先に新宿に到着していた私の元に妹からのメールが届く。「行けそうです!会場で会いましょう!」 よっしゃ!
日に1度しか上映がないのにキャパ100席ほどの小さな場所を使っていて、その上全席が埋まる様子がない。あはは、何か閑散としとるなぁ… 席を吟味しているところに妹が到着し、適当に選んだ場所に2人並んで腰を降ろす。
小さなスクリーンで一編が15〜20分くらいの作品を4本観た。 こ、これは予想以上に…
ツボッ!
見事に自分の好みにクリティカルヒットな作品だった。 作品はチェコのアニメ作家ポヤルの『ぼくらと遊ぼう』というシリーズで、2匹の子ぐまが主人公。吹替はおっさんの裏声、微妙にデッサンの狂った人形の顔、現実離れした場面展開、有り得ない設定(笑) “シュールでキュート”というのが一番しっくりくる形容詞だと思う。
こでは残り2プログラムも 制覇しなくては!と心に誓うのであった。
※ビデオやDVDになります レンタル開始は2003年の6月!
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