カタルシス
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2002年07月31日(水)  人生はドラマよりも劇的だ 

仕事の後 突然社長が食事に行くと言い出して私と社員さんが1人つかまった。
定期が期限になるから 日付が変わる前に帰りますから! と宣言はしたものの、どうせ終電に間に合わないのは目に見えている。早めに買っておくんだったと後悔しても 間に合いそうがなかった。

信濃町の事務所からタクシーに乗って 四谷荒木町界隈へ繰り出す。社長のいつものコースだったが、新しい店を見つけたというので いつもの行きつけではなく別の店に連れて行かれた。
『に○家』と書かれたのれんを「『にわや』?」と読んだら「『にわけ』です」と店員に返された。どんな意味があるのか全然解らない店名だなぁ… と内心思うが「そうですかー」とお茶を濁して入店着座。福岡餃子のお店で、ウリは一口餃子と豆腐だそうだ。よく解らないセレクションだなぁ… と内心思う。

2時間くらいで開放されたので、終電で帰れそうだった。喜んで四谷三丁目の駅へ向かおうをしたところを社員さんに止められた。
「『さかもと』に寄っていきましょう!」
『さかもと』というのは社長いきつけの小料理屋で、食べに行くといえば『さかもと』、接待といえば『さかもと』といった具合に 足繁く通っていた店だ。しかし、先日ちょっとしたトラブルがあり 以来パッタリと訪ねなくなったらしい。社長のお気に入りだった所為もあるし、うちでDMも作ってあげていた時期があったので私も直接店主とやり取りしているし、いつだかは母をご馳走に連れて行ったりもした。
ここはひとつ 挨拶に伺った方が良いだろう、ということになった。なってしまったので、泣く泣く駅を後にしたのである。

ひとしきり餃子屋で食事を済ませているので、軽いものを頼んで世間話… というか、社長の話を肴に杯を重ねていく社員さんの横で 日本茶とお茶請けで相づちを打つ私。あまり好ましい客とは思えぬ2人の来店を 店主はことの他喜んでくれた。どうもうちの社長との不和を気にしていたようで、
「Mさんと これさんが来てくれるってことは まだHさんとの縁は断ち切れてないと思って良いよね」
と言っていた。Mさんってのは社員さんのことで、Hさんはうちの社長ね。
なんでトラブったのか知らない私が 微妙な顔をしていたのに気付いたのか、店主はいきさつを話してくれた。
「先日Hさんが来て下さった日に若い女の子のお客さんが来て盛り上がっていたんですけれど、どうもその声が耳に障ったらしくて 客を選びなさい!とお叱りを受けました。その日のお連れ様が大事なお客様だったらしいんですよね。それでもうちにしてみたらHさんも女の子達もお客様には違いない訳でして…」
そらまぁ、そうだわな。常連に叱られたからって 楽しんでいるお客さんに水を差すのも店主としてはナンだよねぇ。

「その日Hさんのご予約があったなら、やたらなお客さんがかぶらないように手配もしたんですが飛び込みだったものですからね。しかも女の子達の方は前々からのご予約のお客さんだったんですよ。」
うちの社長が我が儘を言って 申し訳ありません。って感じだったねー(苦笑)社長と店主、双方から事情を聞いている社員さんは「しょうがない人だよな」って苦笑い。一件の後も店に通っているのだから 社員さんの軍配がどちらに上がっているかは明白だった。
「それは災難でしたね…」と言ったら 店主が笑って付け足した。
「その女の子達っていうのがEさんのお友達でね。もちろんHさんには言わなかったけど(苦笑)」

Eさんとは以前うちに務めていた私と同年の女の子だ。この店のアルバイトをしていたのを引き抜かれて(?)社長秘書として採用されたのだが、日に日に社長のお天気屋加減に我慢できなくなってきて イライラしていたところを突然解雇された、非常に気の毒な人だ。同年で偶然にも共通の友達がいたことに縁を感じたし、人柄もサバサバしてて結構気が合っていたので とても残念だった。
何が残念かって、結果的に社長と縁が切れたことは良かっとして 突然『解雇』っていうのがイヤだったよね。辞めるなら彼女の方から三行半を突きつけてやれば良かった。もちろん当人も考えていたみたいだけど、「負けるみたいで悔しいからもう少し頑張る!」って言って気張ってた。それが裏目に出ちゃったのが とにかく悔しくてね。
過日 社長の気分を害したお客さんというのが、その彼女のお友達だった訳だ。

「え、縁(えにし)を感じる!」と思わずのけぞった。
「Eさん元気でいるよ。今度一緒に飲みにいらっしゃいよ。」
店主は何もかもわかっているような顔で 軽くそんな声をかけてくれた。ここが社長の行きつけだと知っていても時々飲みに来るというEさん、社長に会うよりも この店主と疎遠になることの方が嫌だったんだろう。そんな気持ちはよく解った。


…で。
結局終電なんて乗れなくなる訳ですよね。Mさんは端からタクシーで帰るつもりだから、心おきなく泥酔しているし、私ももう電車では帰れない時間だったので Mさんと一緒にタクシーに乗ることになった。彼は国立在住なので方向が同じなのである。
これまでも何度となく同乗して帰っているのだが、毎度毎度お説教を食らうので ぶっちゃけた話あまりご一緒したくない。酒入ってるからくどいし、降りるまで1時間以上あるんだもん(涙)

ところが、今回は深酒が過ぎたのか 乗り込んで程なくしてウトウトとし始めた。おお?これはもしかしてラッキー?と思ったのは大間違い。このことが 後々大問題を引き起こすのだ。

「高速に乗って『国立・府中』インターで降りて下さい。降りたら道教えますから…」とまず告げた社員さん。四谷三丁目で乗ったタクシーは交差点を直進して弾丸道路へと向かう。私は一瞬「?」と思ったが、今更引き返すこともできまいと黙っていた。

「ちょっと!運転手さんなんで高速に入らなかったの?!」突然社員さんの声がした。四谷三丁目で「高速」といったら『外苑』のインターから乗るのが通常だ。私の「?」もその為だったが、そんな大事になると思っていないから 声をかけそびれてしまった。

「こんな渋滞する道わざわざ選ぶなんてどうかしてるよ。どうするの?ねえ!」
酔った上に食ってかかってる。ちょっと怖いです…
運転手さんの方も口ごもって言い訳しているみたいにゴモゴモ言っているので更に始末が悪かった。すぐに謝って次なるルートを取れば良いのに、
「え… 戻り…ます?でも、ここまで来ちゃったら戻れないですよねぇ… どうしましょう。えっと、あの…」
こ、これはマズイな運転手さん 要領悪すぎだ(><;)
「メーター止めて下さい」
ひぃぃ、間違いなく怒ってるし!
「え、でも…」
「止めて下さいッ!」
う、運転手さ〜ん!

結局戻るに戻れない大渋滞だったので、仕方なく次のインター『初台』から高速に乗る。メーターは動いたままだ。
高速を走っているうちに また社員さんが睡魔に襲われた。私はボンヤリ電灯や標識を眺めていたが、車が出口に向かったので、道を知る社員さんに声をかけて起こした。すると、
「…ここどこ?」
はい?

高速の出口なんてどこも似たような風景だし、何度か一緒に帰っていたけれど私にはその違いがわからなかった。泥酔していた社員さんが寝ぼけているのだと思った。ところが、
「運転手さん、どこで降りました?」
「…」
「運転手さん!」
ま、まさか また間違えたの?! 大丈夫かこの人ー!

「僕は『国立・府中』っていいましたけど、どこで降りたんですか!こんな道僕知りませんよ、どうやって帰るんです。」
「あー… ええと確か『調布・府中』だった か、な。」
「違うじゃないですか! ちょっと地図持ってるでしょ、見せて下さい!」
…ま、マジですか? 私起きて見てましたけど、ちっとも気付きませんでした。や、役立たずですか??

「運転手さん寄せて。停めてこれを見て下さい、ホラ。」
「あー… 違いますね。出口…」
おいおいおーい! なんでそんなに要領を得ないんだこの人はッ(泣)これ以上社員さんを怒らせるなヨ〜!
「1つ手前で降りちゃいましたね。入り口も間違えてましたけど高速のインター知らなかったんですか?」
「…ええ、まぁ はい。」
「知らないなら聞けば良かったでしょう、何で聞かないんですか。運転手さん出身は?」
「はぁ、秋田ですぅ」
「東京来て何年目ですか」
「3… 年かな。」
「3年?3年も居て知らないの? …タクシー運転するなら少しは道を勉強しなさいよ。」
「はぁ…」
「せめて高速の出入り口くらいは 覚えておくんですね。」
「はぁ…」
「で、この後どうします?僕は1銭も支払う気ありませんよ。」
「…え?」

泥酔していたハズの社員さん、すっかり酔いが醒めてしまったようでビシビシと運転手さんを追いつめ出した。
「このまま家まで送ってくれるのか、くれないのか。降ろすにしてもここで降ろされても困りますから、次のタクシーが捕まえられそうな駅まで連れてって下さいね。あなたが決められないなら会社に電話しますから。あなたは悪くないんですよ、道のわからない人を運転手として雇っている会社が悪いんです。あなたの上司の人に僕が話をつけますよ。」
あからさまに脅しですわな。さすがにのんびり運転手も「会社に電話」にはビビったらしく、それだけは勘弁して下さい!と頭を垂れた。それでもまだ「…1銭も、ですか?どうしても無理ですか?」と、弱った声を漏らした。
うーむ、この状況でよく言えたなぁ… もしかして恐いもの知らずなのかな。一見一方的に気の毒そうに見えるけれど、冷静に考えれば被害者は私らの方だし。冷静に考えるほどに 悪いのは運転手さんなんだよなぁ…
さすがに助け船も出せません。

結局、なんとか国立駅まで辿り着き そこから社員さんの指図で彼の家まで行ってタクシーを降りた。無論お金は1銭たりとも払っていない。
「時々いるんだよね、ああいう人。昔は半額とか払ってやってたんだけど、本当は良くないんだよねそれって。可哀相だけどあの人のためだよ。」
なんてことを社員さんは言った。そんなものなのかなぁ… と感心しながら、ふと気付く。

私はどうやって帰るのでしょーか!

「大丈夫、大丈夫。俺が送っていくから。ちょっと家来て。」
大丈夫じゃねーだろー!さっきまであんなにデロンデロンだったくせに!!彼の家には同棲している彼女さんがいると知っている。彼女とも面識があったので、もしかしたら運転は彼女がしてくれるのではないか?という淡い期待を胸に、仕方なくご挨拶に向かうことになった。

ちなみに時刻は 夜中の2時です。 普通の人だったら寝てるっちゅーの(^^;) プログラマーをしているキャリアウーマンの彼女さんだから仕事しながら起きて待っててくれるんだろぉ!本当にもう。

「ああーん、これちゃん久しぶり〜v」
夜中にそぐわぬ明るい声。社員さんはとって返して「送ってくるから」と言った。 …やっぱりアンタが運転すんのかい(--;)
「私も行くー♪」
部屋着の上にワンピースを被って 彼女がついてきた。手には何やら山ほどのジュースが…
「これMさんの実家から送ってくるの。たくさんあるからお裾分け〜」
ビン入りの『ゆずジュース』だった。
見たことない商品だった。
ガチャガチャと8本 袋に入っている。
「ちょっとマズイかも知れないんだけど〜」
「マズイとかいうな!」
「えへへ〜」
はいはい、ご馳走様。私もいい加減 早く家に帰りたいです…

すっかり酔いの醒めた(自称)社員さんの運転で、駅近くの自転車置き場まで送ってもらい そこから自転車に乗って えっちら おっちら 自宅に到着。
もう何もする気になれなかったけれど、それでも汗かきの私は根性でシャワーを浴びてから布団の上に転がった。時刻は3時を過ぎた頃。

明日も平日なのに…


2002年07月28日(日)  バースデーよ! 

お父さん お母さん 生んでくれてありがとう。
すっかり年齢はいい大人になりました。
ますます孝行に励みます。
そして おめでとう私。

日付の変わった段階で花緯さんに祝ってもらったのだけれど、Rさんからも電話でご祝辞を賜りまして。そのまま延々3時半まで喋り続けておりました(苦笑)花緯さん横で眠れねっちゅーのな。
そんな訳で4時くらいにやっと就寝して、昼に起き出した。午後有志とボーリングに行く約束になっているのであ〜る♪ボーリングなんて超久しぶりでウキウキするです。

新宿歌舞伎町内にあるボーリング場に7人集合。2チームにレーンを分けて隣同士でプレイした。みんな久しぶりみたいで ガーターを出したかと思えば ストライクを出してみたりと スコアは全然安定しない。それでも面白楽しく2ゲームをあっという間に終えてしまった。興には乗っていたが、何しろ滅多にそんなことしない人間の集まりだから お疲れモードに入ってしまい、頃合いをはかってライブ会場の下北沢へ移動を始めた。

今日のライブはスプリングベルとカレイドスコープの2マンライブ。メジャーアーティストであるカレスコの名前は知ってたけれど、実は楽曲を全然知らなかったので どんなもんやろ?って興味があった。8/6にBluem of Youthが出演する広島イベントの主宰は彼らなのだ。主宰のことを全然知らんっちゅーのもちょいと失礼かな?とは思っていたので、今日のこの対バンは個人的にラッキーなタイミングだった。

この春にOPした440という会場、小洒落たたたずまいでとても雰囲気が良い。音もそんなに悪くはないし初めて行ったのに居心地の良さを感じたのは意外なことだった。ただ、真下にある251でライブをしているときはドラムの振動が足元にハッキリ伝わって来るので少々気持ち悪さを感じる瞬間があるし、縦に長い会場なので後ろになったお客さんにはちょーっと厳しい環境かな?って気にはなった。でも、自分はちゃっかり壁際の高椅子の一番前をGETしていたので、そんな不安はナッシングね。障害物なしでステージが見られる素敵な環境でした♪

本日のSBさんの持ち時間は30分弱。…あれ?2マンなのにこれだけなん??? どうやら通常の対バンというよりは半分前座扱いだったみたいで、お次に控えたるカレイドスコープさんが残りの時間をじっくりしっかりお使いになっておりました。2マンでいつもより長めに聴けると思っていたのでちょっと残念だった。
去年の同じ日は高田馬場PHASEでSBのライブがあって、2年連続誕生日ライブだ〜vって喜んだんだけどね。演奏後メンバーと一緒に〆が出来た分 去年の方が楽しかったかも。ちょっと懐かしい… 来年は月曜日になっちゃうから、多分ライブはかぶらないだろう。と、いうかその前にちゃんと活動続いているのかな なんて(苦笑)ははは。

カレスコは次回のライブは「8/6 高田馬場」と告知した。「行くよ」と言ったら、適当に「ああ、来いよ」みたいな返しが来た。私はアンタらのファンじゃないっちゅーの(^^;) まぁ、そんなこと解りゃせんだろうがね。彼らのアンケートの『好きなアーティスト』の欄にスプリングベルとBluem of Youthの名を書いてきた。カレスコのドラムさんがブルームのギターさんとお友達だと知っていたので「○○さんによろしく」とか添えてみたりな。せんでエエちゅうことばっかしてますわ。

後で聞いたらカレスコさん、有名な曲2曲くらい演ってくれたそうだけど私にはサッパリ解りませんでした(苦笑)
つくづく音楽に疎い私。


2002年07月27日(土)  夏休み 

弟が姉妹都市のインディペンデンス市へ3週間の親善留学に出発した。
16歳以上の学生を対象に参加者の公募をしていたのを母の勧めで申し込んで運良く採用されたラッキーな弟。10人中男子は彼一人というかなり美味しい状態での親善旅行だ。

土曜日だったし、父母とも見送りに行くというので 興味本位でついていくことにした。ただバスを「行ってらっしゃ〜い」と見送れば良いと思っていたので。

ところが、着いてみると役所の一室に通され、丁寧にイスまで据えられている。見ると市の役員が座る席まで用意されていて、どうやら出発式でもする様子がうかがえた。私は思わず「しまった…」と思った。それは隣に立っている父も同じだったようで、夏の暑さをしのごうとサンダル姿で外出したことに後悔をもらした。私とて似たようなもので、気の抜けた普段着姿は周囲のお母様方のフルメイク&外出着の中でいたたまれない状態だ。
母に視線を送れば いつの間にやらそれなりの装いで他のお母様方と談笑の最中だ。
羽織るものを持参で来ていたらしい。メイクは元々しない人なのだが、御手洗ででも済ませてきたのか 薄化粧がすっかり整っている。一緒に車に乗ったときは普段の姿だったのに…
「おかん… (TT;)」父と2人で恨めしくつぶやく他なかった。

市長や役員の話を聞き、学生メンバー10名と同行教師1名の「出発の意」なるものを聞き、演説の度に拍手を送る。ちょっと白々しい気がしたが、状況上いたしかたない。

ってか、何で私ら(wiht 父)ここに居るの?!

現地市民の前で発表するというソーラン節の披露があり、うちの弟は男子一人を見込まれてか 威勢良くかけ声をかける係になっていた。「せぃや!」とか「はっ!」とかってやつ。ははぁ… 目立ってますな。

その発表会が終わったと思ったら「では出発前の子供達と暫しご歓談下さい」だって。何ヨそれ?
普通そんなもん自宅で済ませて来るもんじゃないの?それとも余所の家の子供と語る時間なのか?果てしなく謎!それでもご丁寧に飲み物なんかが用意されていて、誰とはなくに「どうぞどうぞ」ってな雰囲気になる。
何だこの会???

20分ほどで歓談の時間はおひらきになり、やっと本当の出発時刻となった。8時に集合して何やかんやで時間は9時半を回ろうとしている。13時半くらいの飛行機と聞いていたが、東村山から成田まで車で2時間強はある。団体受付が2時間前だとして… 結構ギリギリのスケジュールで動くのね 教育委員会は豪気だ。

専用バスに乗って意気揚々と11人は東村山を後にした。帰国の予定は8/16、約3週間は弟不在ということになる。妹もまだ留学から戻らないので わが家は至って静かなものだ。
見送りも済ませたことだし、夜には明日のライブに合わせて愛知から花緯さんが泊まりに来る約束があったのでサクサク帰宅のつもりでいたら、母の
「このまま立川へ買い物に行きましょう」
という鶴の一声で、何故か車は家とは逆の方向へ… だから、そうならそうと言ってくれっつってんだろ!服適当なんだってばよ!足元も雪駄だっちゅーの!(泣)
楽しようと思って親の車に同乗したのが運の尽きだったようだ。(だって外暑いんだもん…)

立川の駅前まで車を使えば20分弱、母はデパートで商品券が買いたかったらしく車を駐車場に入れ そのまま入店しようとした。が、その場にいたガードマンに制された。
「まだ開店時刻ではありません」
通常デパートは10時開店、その時まだ15分くらいの余裕があった。駐車場は開店の30分前から開いているので車は駐められたが、店自体は営業を始めていないので当然店内へ入ることはできない。15分を駐車場でぼーっとするものナンだと言って母はさっさと屋外へ出てしまう。慌てて後を追う私と父。
駅前のファーストフードでコーヒーを注文し、飲み終える頃には街が動き出していた。

「カニ食べる?カニ。あら、この魚も良いわね!」
食品街で魚介類を吟味してはホイホイとカゴへ入れていく。何やら豪華な選別をしているように思えるのは気のせいなんだろうか?
「随分大量だけど、しばらくA君いないんだよ?」弟の名を出すと、
「いないから良いんじゃないの!」と即座にきり返された。そしてウキウキと物色を続ける母。
…あいつめ、また何か母の神経を逆撫でするようなこと して行ったのか?(--;)
「私だって今夜は花緯さん来るんだからそっち行かないよ」
「あら、花緯さんを家に連れてくれば良いじゃない」
「え。」


「…え?」
その夜、予定の時刻よりも遅めに来た花緯さんはビックリした顔を見せた。そらそうだろう、予定外のことだもの。もちろん無理にとは言わないから、どこか外へ食べに行っても良いし、買ってきて家でも食べても良いのだと伝えたら、
「せっかくだからお邪魔しちゃおうかな」
ってな流れになった。私はむしろ花緯さんのこの判断の方が意外で、何度も「無理しなくていいよ?」と問い返した。前々からの約束ならいざ知らず、突然初対面の人間と食卓を同じくするって 結構緊張すると思うじゃない。でも、本人はそんなことへっちゃら とでも言いたそうに笑っているのだ。
お、大人〜! むちゃむちゃ大人気だわ。

そんな訳で、自宅から歩いて5分程度の距離にある実家へ 花緯さんを連れて行くことになった。激しく人見知りな父も 珍しく普通に対応している。花緯さんは私の帰りが遅そうな時など、荷物を実家宛に送ってくれていたので雰囲気は想像できていたのだと思う。手紙に添えられているイラストを見て「この絵いいな(笑)」と言うこともしばしばあった。好意的な土台ができてたのね。
お酒を飲まない私の代わりに花緯さんは何度か父から盃を受けていて、後半ぐったりしてきてた。昼間普通に仕事をこなして、新幹線と在来線で東村山くんだりまで来てんだからさ、無理させたらいけなかったのにね。すまなんだ…

帰りの道々はゆっくり歩いて夜風に吹かれながら自宅に戻り、翌日に控え さっさと就寝するつもりが、何故か夜更かしをしてしまうという失態を繰り広げるのであった。


2002年07月24日(水)  ほうび 

ここんとこ詰まっていた仕事を重点的に処理した一日。
昨日はライブのために適当な時間でトンズラこいたので 今日は終電覚悟で臨んでいたが、その前に一旦キリがよくなったから23時台には電車に乗れそうな気配だった。

いそいそと帰り支度をしているところへ社長が現れて
「遅くまでご苦労様」と労いの声をかけてきた。彼も帰るところだったらしく、何故か駅までご一緒する羽目になる。
オフィスの電気を落としに回っていたらキッチンの方で社長が おいでおいでをしているので何かと思って近寄ると、頂き物の冷凍食品を出して
「持って帰って下さい」と言った。
お中元に頂いた「うなぎ飯」と「ぶた饅」の箱詰め、それを丸ごと私に持って行けと言うのだ。
「え、全部ですか?他の皆さんには?」と一応遠慮したら、
「今日の残業のご褒美です。」と渡された。内心ラッキー♪と思ったが おくびにも出さず、恐縮して
「有り難うございます〜」と礼を述べた。

駅まで社長のお供をし、ホームで別れた。遅かったのでそのまま帰るつもりだったが、思わぬ頂き物をしたので ダメ元で本家に電話をしたら「いらっしゃい」との返事だった(笑) どうせ一人じゃ食べきれないから、一人分取り分けたら残りは本家に置いて来ようと思ってねぇ。

仕事の状況からして明日こそ終電まで作業な感じだったが、前払いの賄賂を貰ってしまったので 仕方なく頑張ることにした。

仕方ねーよなー(苦笑)


2002年07月23日(火)  0930 

作業時間を操作し N.U.の出番に合わせて職場を出る。普段横浜メインの活動している彼らだから、都内で演る日はなるたけ都合を合わせるようにしていた。今日は珍しく渋谷、久しぶりのWEST。

場内に入るとズラリと並べられたイスに若干の空席があった。後ろの方を選んで腰を降ろすと、もらったフライヤーに目を通す。すると、『二人三脚〜第3走〜 ゲスト出演0930!』というフルカラー刷りのフライヤーが目にとまった。おお、『山田くん』のオクサマか。と思い詳細を見ると「7/23 ON AIR WEST」となっている。
…あれ、これって今日じゃん?

そう、他の出演者を全然知らずに来たものだから 本日一番の目玉出演者をその時初めて知った訳だ。来るハズのOさんは仕事で到着が遅れているので、この驚きを一体誰に伝えよう?! と一人で挙動不審な人物になっていた私。

この『二人三脚』はアコースティックメインの2人組アーティストばかりを集めたイベントで、毎回WESTで催されているようだ。確か以前SBも出たことがあったハズ(第1走)。今回はその第3走(Vol.3)だった。前の組が終わり席の移動が少々あったので、一人なのを良いことにポッカリ空いた最前列のイスに場所替えをする。最前と言っても一番端だけど(苦笑)

さほど時間も押さずにN.U.の出番となるが、Oさんはまだ着かない。他人事ながらソワソワしてきた私を無視するように彼らの演奏は始まってしまった。仕事抜けられないのかな〜 始まっちゃったよ〜(^^;) と気にしながら演奏を聴く。

4曲目の途中で肩を叩かれた。Oさんの登場である。前回につづき後ろから私を発見してくれたらしく、最前列までちゃんとやって来た。私は一つ席をズレて彼女に最端の席を譲った。
結局、この日演奏したのは6曲だったので、Oさんは2.5曲くらいしか聴けなかったようだ。それでも、デスクで最後の前売りが買えたらしくドリンクのビールを飲みながら「まぁいいや」なんて独りごちている。

「ねねね、さっき知ったんだけどトリは0930らしいよ。せっかくだから聴いていこうよ」
と提案すると、Oさんも知らなかったようで手元のフライヤーをあさり「ホントだー」と感嘆の声を上げた。まぁ、彼女らのステージを見て帰ればチケット代くらいは昇華できるよな。うん。

N.U.の次がトリの0930だった。TVで見るのと同じテンションの2人に思わず笑みがもれる。話も面白いし、『山田くん』以外の歌も結構良かった。そして何よりボーカルの子の吹くハープが上手なのにビックリした。
いや、一般的なレベルでいったらどのくらいの腕なのか解らないんだけど、少なくとも19のボーカルよりは上手かったよ。何で19と比べるかっていうとBのY氏よりヘタだと思った唯一のハープ吹きだから(笑)
彼女らに演奏技術を期待していなかったので正直に驚いてしまっただわ。ぶっちゃけY氏より上手かったね。
あっはっはー(苦笑)

そんな訳で思わぬ収穫のあるライブだったとさ。


2002年07月21日(日)  初めてのマンツー。 

今日はハリマオとグルタミンが対バン同士の個人的に美味しい日♪ 正直言ってグルタミンは三茶のバイクメンの時対バンで1度聞いたきりでイマイチ印象が難しかったんですよね。何でって超爆音だったから(^^;)ゞ 耳の弱い私にはあの爆音状態で「音楽」を聞き分ける余裕は全然ありませんでした。当然バイクメンも然り。

ハリマオのボーカル夢立さんと グルタミンのボーカル豪さんが従兄弟同士というので、ごっつ気になっていたんですよ。前回ちゃんと聞けなかった分を挽回しようと思いましてね。

同行者はMさんとOさん。MさんOさんはハリマオ2回目、私は3回目。
3人で夕方に吉祥寺のDISC INN新星堂で待ち合わせをして、会場のMANDALA-2を確認後、すぐそばのイタ飯屋さんで早めのお夕飯。駅からの移動中にハリマオメンバーとすれ違ったのだけれど、私は違う方を向いていて気付かず、Mさんが
「あれって櫻井さんじゃない?」とかなり遠くなってから後ろ姿を指さしてくれました。言われたので目を凝らすと確かにボーカルの夢立さん、ドラムの今井さん、本日サポートに入ると聞いていたキーボードの櫻井さんが判別できました。一緒にいたお友達?も見覚えのある人だったし、間違いないと思って
「本当だ、よく気付きましたね」と感心したら、
「櫻井さんだけ解った。カッコイイから覚えてた(笑)」って。ハリマオのメンバーはまだ顔を覚えてなかったそうな(^^;) ありゃりゃ。
2人で笑っていたらOさんが「どこどこ?」と尋ねてくるので、角を曲がろうとしている彼らの背中を指して着ているものの特徴なんかも言ってみたけれど、とうとうOさんは彼らの姿を目視できなかったようでした。これまた ありゃりゃ。

ごはんを済まして表に出ると、会場の向かいにあるコンビニの前にメンバーがほぼ顔を揃えていたので、ギターの和泉さんのところへパタパタと歩み寄り お願いしてあった前売りチケットを受け取ろうとしたら、本日発売のCDを差し出されて
「CDつけると2000円」と微笑まれました。
前売りチケットは1800円。合わせると2000円って、CD分は…
「単品で買うとおいくらなんですか?CD。」
「500円だよ」
「…合わせて2000円じゃ、べらぼーにお得ですね。」
「確かによくよく考えると200円になっちゃうんだなぁ。…失敗したかな(苦笑)」
その のん気な様子がツボに入り即CDをセット買い。同行の2人にも
「一緒に買うと2000円だって。今なら300円もお得スよ〜」と茶化して言ったら
2人ともしっかりCDを手に取った。これは押し売りになるのでしょうか?いいえ、私は一言も「買って下さい」とは言っていませんから。はい(笑)

5組中ハリマオが2番目、グルタミンが4番目。間に挟まった1組も聞いていたから今回は3バンド聞いてから外に出ました。三茶ほどじゃないけどマンツーも結構 爆音気味(^^;) 最前のテーブルで聴いていたのでスピーカーに近い方の耳がワンワンいってました。ははぁ、本当に弱いな私の耳…

私一人先に出てきたので向かいのコンビニで飲み物を買いに入ったら櫻井さんと鉢合わせ。胸の部分にDの文字が入ったTシャツを着ているのを見て
「大介(櫻井さんの名前)のD?」と笑ったら
「ダイエットのD。」とはにかみ笑顔で返事。私は一方的に彼を知っているけれど、向こうにしてみたら誰キミ?の世界なのに、思いの他フレンドリーな返しでちょっと驚きました。もちろん嬉しかったですん♪

飲み物片手に一息ついていたら、パラパラとメンバーやお客さんが出てきたので、デジカメを手に走り寄り「一緒に撮っていい?」と夢立さんに交渉。すんなりOKでツーショットGETなのでした。きゃv

サンダーさんがその辺に座っているのを見つけて、前に渋谷で買ったTシャツを差し上げる。
「サンダーさんダウンタウン好き?」
お笑いが好きなのは知っていたけど、タレントの好みまでは知らなかったから念のための確認です。ここで「嫌い」と言われたらどうにもなんなかったんですけど、有り難いことに
「結構好き。」とのお返事。
「じゃあ、これあげる。」
『マツモトヒトシ』と書かれた黄色いTシャツです。『マツモトキヨシ』のパクリロゴでね(笑)予想以上にウケてもらえたので、本日の目的はこれでだいたい達成されました。
ハリマオのライブでしょ、グルタミンのリベンジでしょ、Tシャツ献上でしょ。それから思いがけず会えたS氏ともツーショット撮れちゃったし♪ラッキーだったな〜。この辺で満足して帰るとしましょー。

休日の吉祥寺は悪魔のように帰りを急かします。増してや明日は平日、夜明かしなんて勿論できません。
「もう帰っちゃうの?」社交辞令でも嬉しい言葉を背に、またねと手を振り 家路を急ぐのでした。

ああん、恨めしいわ終電!


2002年07月20日(土)  魅力は人それぞれ 

海の日で国民の休日だけど 土休の人間にはあまり関係がないな。
毎日暑くてイライラするわ。そんなでも私、夏生まれなんだよね…

今日は本当はチケットを買いにぴあまで行くつもりだったのだけれど、同じ公演をMさんが買いに行くと連絡をくれたので、一緒にとってもらうようにお願いした。夕方会う約束があったから丁度良かったんだ。

それとは別件でチケ取りを頼まれていたものがあったのだけれど、そんな訳でぴあに行く用事がなくなってしまったんで、おっくうして電話予約に挑戦してみたら1時間かけても2時間かけても一向につながらず、2時間半経った段階で諦めちゃった。窓口に行っていたら取れていたかもだけど、自分的にはそれほどの興味がないものだったんで… ごめん友達。何かって言ったら仮面ライダーの映画の前夜祭のチケットだったんだけどね(苦笑) 聞いたら発売から30分で完売だったらしいよ、スゴイ人気だのぅ。そして炎天下の公衆電話に2時間半ネバった私って結構バカかも。いっそ窓口行っていればサクサク動けたのにねぇ…

夕方になって移動開始。神楽坂でAnalog Machineのライブがあるのですよ。Mさんと会うのもそこ。今日のライブでベースさんが最後なんで、是が非でも行かにゃ!って思って。夜はオールで送別会みたいなものがあるらしいけど、さすがにそれは辞退して ライブでバイバイすることにしてた。

初めて行ったDIMENTION、ビジュアル系がメインっぽい感じのハコだった。間口は狭いし、ドリンクとチケットが同じ場所になっているので入るまでに一苦労。出演者の出入りも楽器の出し入れも全部このドアで済まさなくちゃいけないことになっていて、関係者も聴視者も入り乱れて大変なことになってた。
絶対構造おかしいです!(怒)

今回もチケットを頼んでいたので窓口で「これ」と言うと、また「ないです」と言われた。また?と思って覗のぞいてみたら「コレっち是永」というのがあった。これかな?と思ってチケを受け取る。

ベースさんが最後ってこともあって、MCやファンの声なんかがいつもと雰囲気違って チョロっとしんみりきちゃったけど、演奏はいつにも増してガンガンに演ってくれたから ライブ通うようになってまだ日が浅い私は涙よりも笑顔でライブを堪能することができた。
楽しい時間をありがとう。これからのこと頑張ってね 内ちゃんさん!(ベースでリーダー)

Mさんらは夜の打ち上げにも参加とのことだったので私とOさんはその場で離脱。高田馬場PHASEで別のバンドのライブがあって、時間的にハシゴができそうだったのでそっちに行くことにした。
PHASEに着いてもまだ少し余裕があったので、隣の中華屋で簡単な食事を済ます。ライブの時、西荻窪や吉祥寺でも中華をよく食べるので「ライブ=中華」みたいな気分がちょっとあったりもしてる(笑) 好きだから全然OKだけど。

予定の時間になったので一応会場入りしたけど、メンバーがその辺をウロウロしているので まだ大丈夫だろうとドリンクカウンターのある休憩スペース?ロビー?みたいなところでOさんとダベっていたらSさんが登場。「みたままつり」に欠席だった「Sさん」です。(笑) ここは彼女も一緒に見に来るバンドなんでね。約束はしてなかったけど「いたいた!」って寄って来て3人のダベりが始まった。

合流するや否や手にしていた雑誌を「見てこれちゃん!」と興奮気味に差し出してきた。何だろう?と受け取る。
「…あれ、これ松田くんと須賀くん?」
「そうなのー!そこの本屋で見つけて思わず買っちゃった!」

Who is 松田&須賀。
解らない人が大部分だと思うけど、解らなくて当然。彼らは今放映中の『仮面ライダー龍騎』の主役と準主役の男の子。彼女が持っていたのは子供向けヒーロー番組に出ていた役者さんを若いのばかり揃えてみました!みたいな雑誌で、写真の撮り方なんかアイドル雑誌みたいな感じだった。

元来キレイな男の子好きなSさんだから、目のつけどころは解るんだけど、いつだか「見てる?」って聞いた時に「日曜日に早起きなんてできない」って言っていたのに、いつからこんなに盛り上がってんだろう(苦笑)いつのか間にか追い越されてるみたいだわ。
「前夜祭のチケットも友達が窓口行って取ってくれてね♪」
「うわ、今日発売開始から30分で完売ってヤツですか?私も電話してみましたけど全然つながりませんでしたよー、やっぱ窓口じゃなきゃダメですねー。」
これから見ようとしているライブとは全く関係ない話で色めき立っている我々… Oさんも番組を見ていない割に話についてくるから、怖いんだよこのメンバーは(^^;) みたままつりの再来かっつーの。

そんな阿呆話をしているうちに、目当てのバンドの出番になった。
こちらさんは去年の夏にSBと対バンになったことのある『BOBBAND』さん。ラテン系が基本なのかな?の音楽とダンサブルに盛り上げる お祭り系バンド。私の好みの中でいうと『踊る系』に位置する人達だ。管楽器も入って10人前後の大所帯だけど、メイン以外は 割とちょこちょこメンバーが入れ替わっているみたい。ま、色々あんだろう 事情が。ね。(苦笑)

リーダーとボーカルの2人が同年なもんで、友達感覚で軽く見ていられる人達なのだ♪ 特にリーダーとは歴史の趣味まで合ってしまって、HPの掲示板等でかなりマニアな会話を繰り広げたりもしていた。それでも直に会って名乗ったことはないので、向こうさんはおそらくこっちの素性がイマイチ解っていないと見ている。リーダーはね。 ボーカルの方は顔覚えてくれてて挨拶されちゃうんだけど。それでも多分名前は一致させてないんじゃないかな。3人してわざと名乗らないでいるので。何でって? 面白いから(笑)

毎回音楽の合間にネタを仕込んでいて、そのデキの善し悪しなんかもアンケートの評価対象になっている。お笑い好きのOさんを筆頭に私らが勝手に評定してるだけなんだけど、彼らの方もネタがウケるのが嬉しいらしい。でも「ダメ出しばっかですね(苦笑)」って毎回言われてるよ。だってダメなもんはダメなんだもん。
ダメでも楽しけりゃ良いライブってことにするけど。ダメさ加減が面白い時もあるしね。…いや、それがほとんどだしね。(笑)

そういう楽しみ方をしているバンドなんです。

今日はメンバーに女性が1人もいなくて全員黒のスーツにサングラス姿での登場だった。見た瞬間『MIB』か…と読める辺り(笑) リーダーが映画好きなのを知っているからね。
『メン・イン・ブラック』のパクりで『メン・イン・ボブ』と来るんだろ?3人して既に笑い始めている。

大方の予想をハズすことなくお題は『メン・イン・ボブ』! しかーし、先読みできた割に面白かった。ってか、いつも長過ぎでイケてないので 今回良かったのは「短かった」という点かも知れない。ショートにまとめてあって「おお!」と思わせた。
実は今回のライブ、CSのカメラが入っていて持ち時間厳守だったらしい。永久保存版にふさわしいデキかも知れなかったけど、私は聞き逃さなかった。初っぱなにボーカルの子が言い放った言葉
「豊島区高田馬場!」

高田馬場は新宿区よ〜ん(笑)

後日そのツッコミを本人だけにこっそりしたら「PHASEの所在地が豊島区高田だったんでてっきり豊島区なんだと思ってました!」って返事が来た。調べたら確かにそうなってた。川を境に豊島区と新宿区が分かれるんだねあそこら辺は。
んで、当人 相当恥ずかしかったのか、わざわざこっそりしてやったツッコミを自らHPで公表して世間様に詫びを入れていた。何よりもTVカメラに収まってるっていうのが イタイ事実だったんだろうな。
けど、彼らの面白いところはそういうトコなんだよ。

必ずどっかが 抜けている!   …ぷぷ(笑)


2002年07月19日(金)  そうして人は すれ違う 

今日はライターさんの誕生日だったので、昨日の帰りに何となく買ったプレゼント(といっても大した物じゃない)を渡したらえらく喜んで「開けてみてもいい?!」と言うので、「あ、どーぞ…」と言いながら、もうちょっとマシな物にすれば良かったなー とちょっぴり後悔した。

カエルが好きでフリーの時の名刺にも緑のカエルをプリントしている人だし、和装小物が好きなのも知っていたから、和小物屋さんで見つけたカエルをモチーフにしたお手玉をひとつ 夏っぽいグラスと合わせて包んでもらった。金額的には子供並の代物だったが、自分では気に入っていたので良しとする。

「カワイイ!カワイイ!」とやたらにはしゃぐので、ちょっと違和感を覚え「何かありましたか?」と聞いたら
「実は私会社来るの今日が最後なのよー」との返事。え!ちょっとそれ、初耳なんスけど。

元々人手不足だったのを頼んで来て貰っていた臨時のパートさんみたいな扱いだったし、フリーで受けている仕事もそのまま平行して続けていたから適当にキリがついたら来なくなるだろうな、とは思っていた。本人も本業に専念したいってことを隠すことなく話していたし、社長と反りが合わないのも自他共に認めるところだったので、あーんな愚痴やこーんなボヤキがあったものの、個人的には彼女のそんなサバけたところが好きで毎回面白がって話を聞いていた。

そういう人だったから「辞める」と言い出したのには特に驚かなかったが、「今日まで」というのにはさすがにビックリした。
「いつ決まったんですか?」
「今日。さっき。社長に呼ばれたの。常々思ってたのよね、私時給高いのに無駄に会社いるような気がしてたから」
「さっきで 今日までなんですかー?そりゃまた急な話ですね。」
「ああ、今日にしてもらったのは私なの。金曜日でキリが良いし、誕生日じゃない。一緒にお祝いしちゃおうと思って♪」
退職祝い… というか『社長と切れた』祝いみたいなことを言っているようだ。周囲をはばからない人だなぁ(笑) でも、気持ちはよく解るので 私も笑いながら裏拳で制した。

そうだ!と思い立ち鞄の中からおニューのデジカメを取り出した。何?とこっちを向いた彼女にカシャリ☆
記念に一枚撮らせて頂いた。古典芸能をはじめ、各種裏話を聞かせてくれて勉強になった上 むちゃむちゃ楽しかったです。短い間でしたが、お世話になりました。
なんつってね。
「また文楽の時期にはお世話になるかも知れないので宜しくお願いします。」
と、別れの挨拶にした。

また面白い人が近くから消えたわ〜。ちょ〜っとさみスィ〜…



終業後、吉祥寺へ出てSBライブへ。
おニューのデジカメを使うも、やはりライブに集中できなくなりそうだったので 大して撮らずにしまってしまった。
本日はチョロっとアレンジの変わった『氷の海』とアコースティックバージョンの『キャデラック』と『真昼に見た夢』に「お?」と思った。できんだねアコでも。うふん。
でも、『真昼に見た夢』はバンドの方がカッコイイかな。色が違うよ、だってあれバンド演奏用に作ってんでしょ?スーさん。「アコでもできるの?」って書いたいつかのアンケートに対抗してくれたのかな?とか思ってみたりもしたけれど、どうせアンケートなんて関係ないんだろうな。やってみたかっただけ って言われそうだ。

対バンラストのバンドに興味があったので、そのままライブハウスに残って他の出演者の演奏も聴いていた。久しぶりに通して聴いていて「悪くないな」と思うことはあっても「次のライブも行きたい!」と思わせるほどの人達はいなくて、対バンで出会ってもピンとこないまま通り過ぎちゃうケースが多いことに改めて気付く。どこかで会って、引っかかるものがあって、続けて見に行く聴きに行くって とても貴重なことなんだなーと。

最後のバンドは『平成のクレイジー・キャッツ』という うたい文句でピックアップされた人達で、見るからに面白そうな いわゆる色物系の『びゅ〜ちふるず』っていう人達。
楽しかったよ、単純に。素直に楽しめたので満足でした。ははは、ああいう手もあるよな〜って思った。歌も演奏も人並みだったけど、キャラを立てることには相当な気合いを入れていた様子。サラリーマンバンドという設定を徹底的に貫いているあたりに潔さすら感じた。嫌いじゃない、今後ともガンバレ!(笑)

吉祥寺の夜は早い。電車を使って帰ろうとすると終電まであっという間なのだ。でも、小腹が空いたので取り急ぎ軽く食べてから帰ろうとOさんと駅方向のファミレスに入り慌ただしく食事。の、最中に先日知り合ったばかりのAさんに声をかけられた。時間がないので落ち着かなかったけれど、お友達のYoさんを紹介してもらって短いなりに良い出会いだった。バイクメンの帰りにチョロっと食事を同席しただけだったのに、よく私の顔覚えてたな〜と感心。前回はお子さまみたいな格好してたけれど、今日はお仕事モードだったので余計に思う。

Yoさんは近県からの遠征で、ライブに来るときは毎回お泊まりコースだと言っていた。そのパワーはスゴイ!どうせお泊まりだからと出待ちをしていたらしいがマネージャーさんに「もう帰りました」と言われて肩を落としていたところに我々を見つけたとのこと。「会えたのはせめてもの救い」と言われるとちょっと恐縮ものだが、もちろん悪い気がする訳もなく、限られた時間の中でのコミュニケーションを楽しんだ。メルアドなど交換して終電に追われ退散。

後にこのファミレスにSBの2人が立ち寄っていたことが解ったが、出番を終えてすぐのタイミングだったようなので、最後まで見ていた我々がニアミスする訳もなく…

たいがい人生なんてそんなもんだ。(笑)


2002年07月17日(水)  デジカメ頌歌 

7日に注文したカシオのデジカメ。店員の話では遅くても1週間くらいで入荷するだろうとのことだったが、1週間経っても連絡がないので 心待ちにしていた私は気になって帰りの道すがら店舗へ直接尋ねに行った。
今日訴えれば明日には手元に来るかも知れない、そうすれば明後日のSBライブで試し撮りができるな… と考えたためだった。(SBは試しか/苦笑)取り寄せ注文の際に代金は全額支払っているし、今週末には欲しい旨を伝えて入荷時期を確認したので、ちょっと強気に出ても良いだろうと思っていた。

店に着くと売場店員に控えを渡し、いつ手元に来るのかを尋ねる。返答によっては語気を強めるつもりだったが、内線電話で在庫を調べてすぐに「今お持ちします」とその場を離れた。
「え、あるの?!」店員の背中を見送りながら思う。「あるなら連絡よこせよー!」

程なくして戻ってきた店員曰く「ご連絡差し上げましたがお留守だったようですね」
「!」
ちょっと「む。」
「平日は日中働いているし帰りも不規則だから留守の時は留守電にメッセージを残しておいて下さい。でなければ携帯電話にお願いします。」と伝えたハズ。その時の店員は自宅の番号の横に『留守電』と書き添えていたし、携帯の番号もその為にわざわざ知らせておいたんじゃないか。

なんだよここ、引き継ぎできてないんじゃん。

今、目の前にいる店員は自分の発言に落ち度などないといった様子で商品の中身を確認したり保証の手続きをしたりしている。もちろん彼本人に特別な落ち度があった訳ではないが、店の接客システムとしては「おいおい」と言いたい部分が多々残る。
それでも今日の目的は予想以上に果たす事ができそうなので腑に落ちないままだったが、黙って彼の作業を見つめていた。

支払いの時にたまったポイントでメモリチップを1枚買い、サクサクとその場を退散。また次この店舗を利用するかと聞かれたら 微妙なところだな…と思いながら帰路に就いた。

当然のことながら帰宅してすぐに商品開封。待ちに待ったカワイ子ちゃんだからね〜♪
解像度は200picないので通常のフォトサイズ以上に伸ばすのは厳しいけれど、厚さ11mmのスリムなボディに一目惚れしたのん。
ほほほ〜v


2002年07月14日(日)  御霊を祀る 

靖国神社の『みたままつり』に行った。
2年前からの恒例でOさんの他にSさん、Sさんのお友達のNさん、そして私の4人で集まって飲んでは喋り、喋っては飲んでのアホ会合を開いている。いい歳の女ばかり4人集まってすることは他にないのか?ってくらいそれはそれは くっだらない話に夜の更けるのも忘れて盛り上がり、慌てて終電に飛び乗るという所業を繰り返していた。
そんな魔の季節がまた 巡ってきたという訳だ。

Oさんが音頭をとって呼びかけをしてくれた。残念ながらSさんは都合がつかず今年は3人での会合となったのだが、実はSさんのお友達であるNさんとは 毎年この時にしか会わない「年一友人」なので、Oさんも私もいまいち顔の判別に自信がなかった。去年はOさんとNさん、私とSさんよりも早くに待ち合わせ場所に来ていて、お互いの様子を気にしていたにも関わらず 我々が到着するまで声をかけられないでいた。今回Nさんと直接の友人であるSさんが不在の為、私たちは自力でNさんを捕まえなくてはならなかった。

少し早めに待ち合わせ場所に着いた私は、祭に向かう人の群を眺めながら折からの猛暑にウンザリと汗を拭っていた。しばらくしてOさんが到着、開口一番「Nさんももう着いてるってよ」と言った。「え?」と周囲を見回すと、すぐ近くにいた女性が「あ!」とこちらを指さした。
Nさんだった。

「ぎゃー、また今年もやっちゃった!」と頭を抱えてその場にしゃがんだNさんと
「うへ〜、全然気が付かなかった〜…」と居場所のない私。
去年同じ事をしているので特に突っ込まず苦笑しているOさん。
このヘタレ3人組で靖国の御霊を前に宴を始めようというのだから 気が知れないというもの。
そんな失態をしでかしながらも気を取り直し、揃って大きな石鳥居をくぐった。

3回目ともなれば場所取りのコツなんかも心得て来ていて、出店の奥にある机とイスを人数分キープする。このメンバーになってからは3回目だが、私もOさんもそれ以前からここの祭には出入りしているので 常連と言えば 常連なのかも知れない。
席を確保したところで各自入れ替わりにつまみの買い出しに出掛ける。

この祭の出店はなかなかバラエティーに富んでいて、屋台好きの私としては楽しくてしょうがない。韓国チヂミ、シシカバブ、ベトナムフォー、トルキッシュサンド、毎年国籍が豊富になっていっている。しかし、落ちつくのはやはりタコ焼き、焼き鳥、唐揚げ、じゃがバタ、焼きイカ、お好み焼き等の定番メニュー。寒い時期であれば豚汁やモツ煮込みに走るタイプである。
適当に買いあさってきてテーブルに並べると各々手にした飲み物で乾杯☆

初めはぎこちなかった3人も酒や祭の雰囲気に酔い始めると段々会話がヒートアップしてきて、好きな邦楽アーティストや昔みたTV番組、幕末が好きだとか三国志が好きだとか、果ては歌舞伎、観劇、ハマった役者 等々、話の内容が飛びに飛びまくる。しかし、その内容についていけなくなる者は一人もおらず お互いに「よくみんなついてくるなぁ」と感心するばかりだった。
普通ならどこかで誰かが脱落して話の腰が折れるものだが、それがないから延々と話が続いてしまう。去年も一昨年も同じ状態だったのだ。
「Sがいないのにこの盛り上がりは自分でもビックリだ」とNさん。

そしてまた歴史は繰り返された。

帰りの電車の中で思い返す。今日は何の話をしてたんだっけ?
その時に覚えていたのは、大川橋蔵の綺麗さを語った私にちゃんとついてきた2人と その後片岡孝夫(現・仁左衛門)の美しさについてノンストップだった3人の姿だった。近くにいた人達は我々を何の集まりと思ったことだろう。
終電がなかったら終わってなかったぞ あの会話…

これが毎年恒例『みたままつり』の2002年版。


2002年07月13日(土)  チケット 

本日も天気良し。暑い。

そんな中 朝から電車に乗って30分、新宿のチケットぴあまで私は出掛けていた。
来月ON AIR WESTで行われる『GOLD FISH』というバンドのライブのチケットと高田馬場PHESEで行われるイベントライブのチケットが発売される日だったので、その両方が欲しかった私は電話ではらちがあかないと思い仕方なく窓口へ出向いたという訳だ。

以前は数件あった近所のチケット窓口はどこもかしこも閉鎖してしまい、今では半端な場所を目指すよりも30分電車に揺られて新宿まで出てしまった方が早いという状態になっている。新宿と言っても西武新宿駅構内のショップだ。店舗は小さいがその分客も少ないので長蛇の列に並ぶことはなく、今日も10時を少し過ぎた頃に到着したが並んでいるのは2組だけだった。

ほどなくして自分の番がやってきた。まずは友人の分も頼まれている『GOLD FISH』のチケットを係員に依頼、何の問題もなくGET。この『GOLD FISH』というのは期間限定のコラボレーションバンドでドミンゴスのメンバーが全員参加している。私はこのドミンゴスが結構好きで、イベントライブばかりだが何度か彼らのステージを見たことがあった。先日(6/23)EASTでのイベントでまた更にぐぐっ!と惹きつけられて帰って来たので、手近な日程のこのライブに行く気になったのだった。

そしてもう一方のチケットは広島原爆デーに広島出身のアーティスト数組で催されるその名も『広島ナイト
-まぁ〜 来てみんさい-』というイベントライブ。発起人のカレイドスコープは今度スプリングベルとも一緒になる人達だ。そして私がこのイベントに反応したのは、彼らの呼びかけに応えて参加が決まっていたBluem of Youthがいたから。しかし、会場が高田馬場PHASEと聞いて「正気かな?」と少し思った。いくら平日だといっても、あの規模にカレスコとブルーム、おまけにスナッパーズの出演も決まっているのだ。多分… 間違いなく大騒ぎになっちゃうよ、と。なのでチケットを取るのも困難だろうと考え、ダメ元で自分の分だけ1枚挑戦してみることにした。
「まだ… ありますか?」
「ええ、ありますよ」

信じられないくらいアッサリとチケットが取れてしまった。マジすか?(@△@;) え、もしかしてとうとうファン離れ起こした?(←こらこら!)
チケットを受け取り、代金を払っても尚 半信半疑のまま、特に用事もなかったのでそのまま地元へトンボ帰りする。

後にブルームの公式ページで様子をうかがってみたところ、やはりチケットが取れなかった人は大勢いたらしい。実はブルームさん、8/6の広島イベントの前日8/5には川崎のCLUB CITTAでワンマンライブが予定されている。地方のファンの中には2日連続でライブがあるなら、と上京を決めた人が多かったらしく無念の思いを掲示板に綴っていた。「取れなかったら別にいいや〜」程度に思っていた私が難なくチケットを入手して、地方から時間とお金をかけてでも来ようとしている人たちが努力の甲斐なく撃沈している現状に、少なからず後ろめたさを感じたが、時の運 無欲の勝利と 納得することにした。

それにしても8/6、PHASEは一体どんな混雑をみせるんだろう…(恐怖)


2002年07月12日(金)  あがり さがり 

仕事を終えて表参道までAnalog Machineのライブを聴きに行く。
最近いい調子であっちこっち行けてるなー。いつもこのくらいだと良いのに。仕事。

事前にネットでチケットを頼んでいたので受付に申し出ると名前を聞かれた。
そういや特に名前書かなかったけど、前回は署名にいれている「これ」で受付してもらっていたので
「“これ”だと思います」とこたえたら
「ありません」と言われて 「あれ?」っと名簿をのぞき込む。
Oさんの分と2枚申し込んでいたのでちょっと焦ってしまったが、
名簿を見たら「コレっち・2枚」と書かれているのを見つけた。
枚数も合っているし、多分これだろうな… と思って
「これ、じゃないかと思います…」と指さしたら 係りの人はチケットをくれた。
それにしても「コレっち」とは。 恐れ入りました。(笑)

アナログさんは むっちゃ音カッコイイのにメンバーは皆 屈託なくフレンドリーで
私なんかでも顔を見ると「おう!」って声をかけてくれる。当たり前だけど 嬉しい。
メールでチケットを予約すると 受付受理の返信は「Analogでっす(^o^)/」と、くだけた冒頭ではじまり可愛い顔文字が満載なのだ。初めてメールを受けたときは正直ビックリした。
アナログってこんなイメージ?!(笑) 悪い意味ではもちろんなくて、一気に距離が縮んだ気がして嬉しかったし 益々魅力的に見えた。

この「いいお兄さん」キャラで聞かせる音楽は徹底的に男前。こーのイメージギャップにコロッといく人は少なくないと思うんだ。全く、良いツボを心得ている!ニクいッ!

本日も滞りなくイカしたステージを披露してくれたあと、ドラムのBAKUさんがスティックを客席に放り投げた。たまたまMさんがそれをGETして、やや盛り上がり気味にライブスペースを出た。
ドリンクカウンターの近くでアンケートを書き、DESKに出して会場を出ようと階段をのぼる。途中の踊り場でメンバーがスタッフか対バンのメンバーかという雰囲気の人と話をしていたが、声を掛ける雰囲気じゃなかったのでそのまま後ろを素通り。更に階段をのぼると上からBAKUさんが降りてきたので、最後尾にいた私は「お疲れさまでした」と声をかけた。
この人も見た目はイカつくて怖いくらいの人なんだけど、「ありがとうございました」と存外簡単に破顔を見せてくれる。ちなみにこの方、スタイル抜群で特に腕が良い!「男性は腕が好き」派の私としては絶賛にあたいする綺麗さなのだ。ブラボー!(>o<)q

ふと、さっきのスティックのことを思い出した。他のメンバーには声をかけそびれちゃったけど彼だったら今捕まえられそうだし…
「Mさん、スティックの持ち主だよ」と声をかけた。前を歩いていた友人3人が「え?」と振り返る。
どうやらBAKUさんとすれ違ったことに気付いていなかったようだ。慌てて彼を呼び止め持参したマジックを取り出す。
「これさっき取ったんです、サインしてもらえませんか?」
当然のように快諾。その上
「なんだったら他のメンバーにも入れさせようか」と言ってくれた。
「え、いいんですか?」素で驚く我々をしり目に、
「ちょっと待っててね」と踊り場のメンバーの肩を叩く。彼らは話を続けたままだったが、スティックにサラサラとサインを入れてくれた。

以前CDを買った時、その場にいたボーカルの哲平さんが「サイン入れる?」と聞いてきたので是非にとお願いしたら、自分のサインを入れたあと「ちょっと待ってて」と散っていたメンバーのところを廻って全員分のサインを集めてくれた、という話を聞いていたので
「ここは みんなして こんななのか!」と驚喜感嘆してしまった。ファンだったらこの対応 嬉しいに決まっている。

「もう一人は上にいると思うから、サインしろ!って言ってやって(笑)」
と3人分のサインが入ったスティックを手渡されたMさん。思わぬ幸運に大喜びの様子だった。

上にあがると確かに残りの一人TAKASHIさんがファンらしき人と道端に腰を掛けて話し込んでいた。声を掛けづらい感じだったので、しばらく様子を見ていると 話を終えて会場に戻る気配を見せた。すかさず4人で囲む。←(笑)

事情を説明すると彼も当たり前のように快諾、すぐに手を出してきた。そしてスティックを受け取ると
「うわー、細くて丸くて書き辛ぇ〜(笑)」と言いながら 持ち方やサインを入れる場所を思案している風だった。しかも その間ずっと喋りっぱなし。(笑)
やっと書き終えると 近づけて見たり 遠ざけて見たりしたあと
「俺のサインが一番キレイに書けてるな。うん!」と満足げに笑った。
アイタタタッ… この人すごいツボだよ〜(泣笑) アナログはみんな「魔」だ!「魔物」に違いない!関ずらわったら抜けられなくなるんだー 麻薬だー 怖ぇーッ!<(≧□≦)>

こんな事があったので、帰り道は大盛り上がりだった訳。
自宅に着いたらMiさんからメールがあって、「TAKASHIさん脱退だって!」の報。
え゛マジ?!
慌ててHPを確認すると確かに次回のライブで脱退する旨が綴られていた。昨日見たときはそんなこと何も書いてなかったのに… さっきあれだけ楽しく笑っていたのが急にもの悲しくなった。

PISSKIDSの無期活動休止、フライデーOh!Oh!の事実上解体、そしてAnalog Machineはベースでリーダーのうっちゃん(TAKASHIさん)が脱退してしまう。
何だか最近こんなんばっかりだなぁ。
誰が悪い訳ではないけど、どんどん落ち込み傾向にある自分のテンションが 少々心配になった。

ああ、どうにかして 浮上できるハケ口を見つけなくてはッ(><;)


2002年07月11日(木)  ♪ 

ババババ バイクメ〜ンのライブの日♪

出番の時刻までまだ間があったので 前回下見しておいたTシャツ屋さんへ行って、バカTシャツ2着お買い上げ(^^)
1着は今日あげちゃう用。もう1着は今度あげたい用。 誰に? 誰だ♪

会場へのegg-siteへ行ったら上の店の前でタロさんとmさんが腰掛けてくつろいでいた。結構いい時刻だったのに やけにのんびりしているから
「まだ大丈夫なんですか?」と尋ねたら
「超余裕ですよー」とタロさんの返事。変な笑みを浮かべているのがちょっと気になったけど、メンバー本人がここにいるんだから大丈夫だろう、と思って隣に腰掛けた。

数分後。

ババっとバイクで葛迫さん登場、すかさずマネージャーさんが駆け寄って行く。わぁビックリした、いつの間に?! そんでもって、もしかして…
「か、葛迫さん待ち?だったの?」
「そうそうセコッチ待ち。」
mさんが笑って応えてくれた。タロさんが「じゃあ行くかな」と腰を上げる。
ああ、あの変な笑みの意味はこれだったんだな。それにしても葛迫さん、相変わらずのギリギリ博打人生歩んでんね〜(^^;) お仕事忙しそうなのは ちょっと気の毒。

そんなバタバタで始まったライブでも ちゃんとした演奏を聴かせてくれた。エライぞー。
今日はたまたまデジカメを持っていたので演奏中も撮ってみたけれど、そう大して良いショットが撮れる訳もなく、ただ無駄にシャッターを切っただけだったと反省。写真撮ってるとライブに集中できないから あんまり良くないなー。今度からやめよう。(一度に両方できない不器用人)

撮るならせめてMCの合間だね。(^^;)


2002年07月10日(水)  台風の目 

台風の雨の中 ちょっぴり仕事が早めに引けたので 池袋のサンシャインシティ内の噴水広場で行われているハズのコブクロ・マキシ発売インストアライブに足を運んでみた。
開始には間に合わなかったけれど新譜の披露には間に合ったし、スゴイ人だかりの割には彼らの姿を見ることができたので微笑ましく見守っていた。

ひとしきり歌と演奏が終了すると、握手会のセッティングがされてCDを買った人は引き替えに貰った握手券を持って列を作り始める。初めは握手はいいやーって思っていたのだが、歌聴いたらCD欲しくなっちゃって、その場で買ってしまい握手券ももらってしまった。折角の特典だから行って来るか〜… 程度の気持ちで 列が引けてきた頃 最後尾に並んで2人の前に出た。順番的にはボーカル黒田くん→ギター&コーラス小渕くんという順番。

今回のプロモーションで黒田くんはずっと帽子を被って回っていたらしく、今日も帽子姿だった。ハンチングとキャスケットの中間みたいな形なんだけど、何ていうのか解らないので適当に想像して(^^;)ゞ で、その帽子に2人お揃いでスーツを着ていた。そんなん初めて見たので遠くから会場を見た時「誰?」って思ったくらい雰囲気違った訳だ。どうせ握手するならその感想言っておこう と思って、
「ちょっとどうしたの今日〜、超カッコイイじゃん。初め見たとき誰かと思ったよー。」よく聞くと失礼な褒め方なんだけど、事実なのでそのまま言っちゃった。私小渕派なんで(笑) そうしたら妙にテレられて、
「いや、もう馬子にも衣装って感じでしょ」なんて言うから面白くなって
「またまた、自分でもイケてるって思ってるくせに(ニヤリ)」とつついたら、またエラく テレていた様子。
案外シャイだったのか?俺様キャラだと思ってたのに。192cmの長身でも可愛い奴は可愛いな、と納得。

汗だくの小渕くんには
「暑そうですね」と一言。
「ホント、慣れないスーツで汗ダラダラですー」白い歯キラリ☆ この人はどこへ行っても、たとえ汗だくでも 常に爽やかなのがスゴイ。
「汗ダラダラでも爽やかだねー」と言ったら むっちゃ笑ってた。
「脱いじゃったら?(スーツの上着)」
「でもさっきスーツがカッコイイって(黒田くんを)褒めてたじゃないですか」
「脱いでもカッコイイでしょ」
「マジすか? そんなら ちょっと待ってね」と言って脱いだ上着を 後ろに控えていたスタッフに渡して片付けさせた。手首のボタンを外して適当に捲り上げて肘のあたりまで腕を出してから
「はい!」と握手の続きの手を差し出してきたので
「(笑) うん。カッコイイ カッコイイ」言いながら握手してもらったら「ありがとーう」とまた笑った。
「涼しくなった?」
「なった!」
ぶふ、コイツも可愛い(笑) 1つ下なんだけど必要以上にキュートなのね。ついイジりたくなる。基本的に自分はイジり屋なんだけど、周囲にはイジられキャラとして扱われるのが ちょいと不本意。でも、普段の鬱憤をこういう場所で発散させるのも悪くないかも〜♪ と思えた。

コブクロの握手会では必ずマネージャーの三浦さんにも握手を求めている私と友人。眼鏡が素敵なお兄様なんでございますのヨv ほほほ。
初めて行ったデビューシングルのプロモから手を出しているので向こうも慣れてきた様子。最近じゃ私達だけでなく、彼に握手や写真撮影を求める人が結構いて マネージャーなのに「写真はごめんなさい!」と言いながら逃げ回っている姿を何度か見かけている 超人気マネさんなのだ。(笑)
紳士的で優しく、時には厳しくハッキリ注意もし それでも最後はやんわりフォローを入れる。周囲をくまなく見回そうとしているのが解るし、不正発覚の時にはいち早く該当者のところへ駆けつけて 静かにそっと注意をする。これがまた鮮やかでね〜。イベント中ステージに夢中になっていたら 多分気付かないで済むだろうなって対応なのよ。私はいつも後ろの方で見ているし、彼を見つけるとステージよりも彼の方を目で追ってしまうので(こらこら)そういう場面を時々目にする訳なんだけどね。 普通は見てないモノなんだと思う。

そしてワーナーミュージックの コブクロ関東イベント担当者・松山くん。この人も面白い。初めて見た時は変チクリンな坊ちゃん頭っちゅーか、友人曰く「ソロバンの玉」型のヘアースタイル(眉前)で ど肝を抜いてくれた兄ちゃんなんだけど、去年の冬に服装も髪型もガラっと変わった事があって それがまたフツー過ぎてまた可笑しく。個性はなくなったけど普通にイイ感じのお兄ちゃんになったもんだから、メンバーとの握手が済んで彼の前を通り過ぎる時に立ち止まって、
「松山さん、髪その方がイイ! 絶対イイ。似合ってるよ〜♪」と声を掛けた。
「あ、え、そうスか? あー、ありがとうございます!」

応えてくれたのは良いんだけど、司会していたときのマイクを持ったままだったので 会場に流れちゃって一人で焦ってた。(我々超ウケ) 実は陰で勝手に「彼女が変わったんだよ」とか冗談で言い合っていたりする。
最近またソロバンヘアーに戻ってしまったので、当然の如く「彼女にふられたか?」と勝手に囁き合っている。


イベントの最後に黒田くんが
「今日は台風の中わざわざ来てくれてありがとう。世の中ではココリコの遠藤さんがご結婚なさったそうで…」と口上を述べた。途端、会場がザワザワ… あちこちから
「千秋?」「ちあき?」という ささやき声が聞こえてくる。

思わずお笑い好きの友人を振り返ると、手に持っていた傘の柄だけがポロリと落ち、カターン… と高らかな音をあげる。
「?!」
咄嗟に床に転がる樹脂製の柄に注目したが、慌ててそれを拾おうとしゃがんでいる友人の狼狽振りを見たら 今のがワザとでなかったことがよく解り、同時に片手で柄を追いかけながら 一方の手には柄のない傘を抱えている彼女の姿が とんでもなく可笑しいものに見えてきた。声のない笑いに腹を抱えてしまった。

「ザワザワしなーい! はいそこ静かに!(黒)」会場を落ち着かせてから
「今日のMCで一番反応が良かったのが今のネタっていうのが気に入らんへん。そうですー千秋さんですー。これで満足したか!」
ステージで黒田くんが面白いトークをしているのに、私は後ろを向いたまま 必死になって柄をねじ込んでいる友人に賛辞を送っていた。

「キミ おもしろ過ぎ〜ッ!!」


2002年07月08日(月)  洋物ドラマ 

1年ほど前に友人の母上が
「『ダーク・エンジャル』って知ってる?最近ハマっちゃって、DVD全部揃えちゃったのよー」と話てきたのを思い出し、
「ああ、おばちゃんがハマったって言ってたヤツだ…」という軽い気持ちで見たのが運の尽きだった。

昨晩の洋画劇場を鑑賞後、まんまとあの病気が発病。毎週月曜8時でドラマがスタートするというので、ウッチャンドラマに続いて毎週録画のセットを加えることになってしまった…。
ジェームズ・キャメロン監督脚本なのが話題になっている作品だが、思いのほか良くできている。ワイヤーアクションはかなりお粗末だが設定しっかりしてるし、役者陣も変に顔の知った人がいなかったので他のイメージに邪魔されることなく各キャラクターを受け止められた。主役の女の子の唇厚いのが気になるっちゃなるけど、個性的と思えばすんなり見ていられるし 始終困った眉毛なのも役柄上仕方ないなと思う。何よりも彼女の体型が超好みで〜♪ 脚とか腕とか綺麗なのですよ。こんな風だったら素敵!と思いなが毎夜柔軟運動にいそしむワタクシ。一向に効果が現れないのが悩みのタネ…。

で、主役の女の子を突き放して一番のお気に入りは 彼女の相手役のお兄さん! インテリ風眼鏡、スリムな長身、イヤミにならない端正な顔立ち。誰これー?!(@△@;)
更には第一声で吹き替えが山寺宏一と判明し、その瞬間にゴトッと「堕ちた」。…理性。もともとあってないようなものだけど。

『ダーク・エンジェル』にハマっているおばちゃんの娘(友人)に慌ててメールを打つ。
「ちょっとー!『ダーク・エンジェル』面白そうじゃーん、ハマりそうだよ〜(^^;)」と。
すぐに来た返信の内容は一言
「ローガンは君の好みだ」

「…。」さすが、20年の付き合いは伊達じゃないね。すっかり見破られていた。そう、主役の子のパートナーとなるお兄さんはローガン・ケイルさん(役名)。
(眼鏡がね、眼鏡がね… ダメなのよ眼鏡似合う人。超ツボなの。眼鏡はずしてカッコイイ人でも 眼鏡がなくなると冷めちゃうの。そのくらい眼鏡くん好きなのよー/苦笑)

【告白と宣誓】
私は確かにこの人で『ダーク・エンジェル』にハマりました。このドラマを最後まで見届けることを誓います。


洋物ドラマにハマるのも久々だなー。『ビバリーヒルズ〜』シリーズとか一時期見てたけどね、人間関係ぐちゃぐちゃし過ぎてきて疲れちゃった。『〜高校白書』のメンバーが一番好きだったな。
『ナイト・ライダー』『エアー・ウルフ』あたりも大好きで、特に『ナイト・ライダー』のキット(車だよ車!)に惚れまくりだったのだよ。今放映されても絶対また見るね。ぜひ再放送してもらいたい!

その昔NHKでやっていた『シャーロック・ホームズ』も好きでずっと見てた。『〜ポアロ』や『ジェシカおばさん〜』よりも面白かった気がする。モノクロで画面見づらいのが玉にキズだったけれど、雰囲気あって あれはあれで良かったんだろうな。ホームズがさ、怖いんだよ。真っ白でドラキュラ伯爵みたいな顔してんの。真面目な表情でワトソン君をからかうし。それも結構意地悪なイジり方すんだよ。ホームズのイメージがこれで変わった。時々深夜にまとめて再放送とかしてるから 興味ある人は是非見てみて下さいな。多分イメージと違うから。

あと、ドラマじゃないけど『Mr.ビーン』と『テレタビーズ』も一時期見てました。これは完璧に妹の趣味だけど、一緒に見ていたらハマった(笑) 『Mr.ビーン』はもとより『テレタビーズ』も英語でしか見てなかったので完璧には会話を理解してなかったけど、元々が子供向けの番組なんで特別困ることもなく、ポー(赤の一番小さい子 設定では女の子だったらしい)の「ぽぁ〜…」って声が可愛くてー! でも、グッズや関連商品は不気味で嫌いだ。

ほうら、ほうら、誰かどれか見てますかー?『ダーク・エンジェル』は?
もしかして また孤立してんのかな。…ドラマ漂流記。


2002年07月07日(日)  多趣味もここまでくると病の域 

友人と会う約束をしていたので昼からお出掛け。会うついでに8/31公開の映画『RED HARP BLUES』の特別鑑賞チケットを買おうと映画館のある池袋で待ち合わせることになった。

何故に『RED HARP BLUES』なのか。
それはBluem of Youthの2人が出演する映画だから(笑) ボーカルの方は名前のある役をもらっていてちゃんと台詞もあって他の役者さん達との絡みもあるらしい。ギター&キーボードの方は映画音楽を担当していて台詞のないチョロっと出演があるとのこと。主演は鳥羽潤くん。大型助演にミッキー・カーチス。
大阪を舞台にプロのミュージシャンを目指す若者の夢と葛藤… みたいな話らしい。正直言ってブルーム出なかったら観る気になってないだろう系統。そもそも邦画を映画館で観るなんて基本的にしないから、何だかんだ言いながら ブルームのこと気にしてる自分に自嘲がもれる。

本日の召集は3名。某おもちゃメーカー関連勤務のTちゃんと 企業の託児施設で保育員をしているFさん。そして私。サンシャインシティ内のレストランで食事をしながら雑談をするも、内容はさまざま。今回特に盛り上がっていたのが『堀江慶』くんの話。

堀江慶くんとは映画監督&俳優の若い男の子で、何で彼なのかっつーと最近Fさんがハマっていてトークショーや映画の発表挨拶などに足を運び、積極的に彼に会いに行っているというからだった。ハマったきっかけは去年放映されていたヒーロー番組『百獣戦隊ガオレンジャー』に彼が出演していたことに始まる。

子供の面倒をみるお仕事のFさんは 子供達の会話に出てくる「ガオレンジャー」が解らなくて、そんなに人気の番組なら一度見てみよう、と日曜の朝にTVをつけることになった。そしてその中で戦隊メンバーの一人、 イエローを演じていた堀江くんにハートを奪われたと。そういう話らしい。

ちょっと前にFさんと特に仲の良いMさんに会った時「最近Fちゃんがガオレンジャーの男の子にハマってて」という話を聞いた。ちょうど私もビデオで追いかけ見ていた時だったので「どの人?」と聞いたら「映画撮ってる人」と返ってきたので「ああ、堀江くん(何故か知っている)」と言ったら「そうそう!そんな名前だった!」とMさん。私も5人の中では彼かな〜?と思っていたので、その日の内にFさんにメールをしたら
「近い内に会おうよ!」と返信が来た。どうも一緒に語る相手に飢えていたようだ。(笑)
それならおもちゃメーカー関連の仕事をしているTちゃんが私より詳しいよ、と教えたら早速3人での会合が計画されたという訳。

Tちゃんは前年の作品を見ていなかったために会社の人から「自分の会社で扱っている商品なんだから元になってる番組もちゃんと見ておきなさい」と注意を受け、次の作品からは録画してでも見るようになる。それが『仮面ライダーアギト』と『〜ガオレンジャー』だったらしい。初めは仕事で見ていた彼女、次から次へと出てくるイケメン(笑)達にすっかりハマってしまい、プライベートでイベントを見に行ったり 役者さんのFCに入ったりと、なかなか熱いところを見せてくれる人なのである。

そんな2人と集まってする話って… 当然コアだよー。そのコアな会話にそれほど困ることもなく参加できている私も相当ヤバイ感じするけどね。でも今日はそんな話をするのが目的の会合だから。ねぇ。
2人とも春先まで行われていた後楽園遊園地の『ガオレンジャーショー』を見に行っていて、その時の写真を見せてくれた。Tちゃんは更に 番組終了後すぐに行われたトークショーにも行っていたらしく、何冊もに分かれたアルバムに目を通していく我々に 逐一その時の様子を説明してくれる。10冊を越えてるアルバムを広げて焼き増し注文の付箋を付けていく我々… この際だからトコトン堕ちようじゃあないか!どうせ今だけのブームだろうし。ヒーロー役者くん。

話はなかなか尽きなかったが、明日もあるし夕飯までには帰りたかったので そろそろおひらきにしましょう。という事になり帰り支度。私はそのまま新宿へ出て 前々から欲しかった小さなデジカメの予約を入れる。店員の言うとおり1週間くらいで届けばSBやAnalogに間に合うかな?間に合うと良いな。

家に帰ってお夕飯。9時からの日曜洋画劇場で『ダーク・エンジェル』のドラマ先行スペシャルを見る。
あ、ヤバ。面白いかもこのドラマ…


2002年07月06日(土)  だらり。 

今日も快晴、朝から布団干し。来月帰国する妹の布団も昨日に引き続き天日にさらす。妹の前に1人お客さんをお泊めするので念入りに 干す。

昨日のちゃきちゃきした時間の使い方とはうって変わって、だらりと時を過ごす。借りていたビデオを返却だけして、4日にスタートしたウッチャンの新しいドラマ『ぼくが地球を救う』を録画していたので おもむろに鑑賞、結構面白かった。レギュラー陣に名を連ねている古田新太っておじさんは 私の好きな『劇団☆新感線』の看板役者。最近立て続けにTVドラマに出ていて舞台が久しいのがちょっぴり悲しい。
それから金子昇くんは元ガオレンジャーのレッド。(笑)クランクインの記者会見でプロデューサーに「自己紹介の時変身のポーズしてよ」と耳打ちされたので、イヤだと断ったら隣にいた古田氏に「やったら焼き肉おごってやる」と付け加えられ、いざ順番が回ってきた時には「ガオアクセス!(変身の時の台詞)」としっかりポーズをとり会場をシラけさせたという強者。でもそれが関係者にはイイ感じにウケたようで、以後イジりキャラとして可愛がられることとなる。ちなみに古田氏はちゃんと彼を叙々苑に連れていったそうだ。

あんまりTVに固執しない方だし、ましてやドラマなんて滅多に見たりしないのだけど、見始めると続きが気になって最後まで見てしまうという癖がある。それはもうつまらなくても見てしまう。それがイヤなので敢えて見ないようにしているフシあり。でも、今回は放映前から楽しみにしていたので毎週録画のセットをした。超久しぶりの行動だよ。『御家人斬九郎』以来かな(笑) 1話はSBのライブとぶつかったし来週はバイクメンとぶつかるんだもん。ビデオに頼るしかないよねー、ははは。

ドラマも全然見ていない訳ではないのに、どうも趣向が他人を微妙にかみ合っていない家族のようで、私が見ているドラマを本家が見ているケースはよくある。でも他人とは滅多にかぶらない。同じ時間帯の別チャンネルとか見てんのね、よそさまは。思い出せるケースを挙げてみようか?
『グットモーニング』『王様のレストラン』『古畑任三郎(第1シリーズ)』『竜馬におまかせ』『お熱いのがお好き』『ATHENA-アテナ-』『君のためにできること』『走れ!公務員』『セミダブル』『恋愛結婚の法則』『お前の諭吉が泣いている』『ルーキー』
見てた人どのくらいいるかな?聞いたことあるのは混じっていると思うんだけど。別にマイナーなものばっかって訳じゃないでしょう?三谷幸喜も入ってるし。
でも、見ていた当時はいなかったんだよねー 同じのを見てる人。特に『グットモーニング』『お熱いのがお好き』に関しては皆無だった。家族以外に話が通じないのさ。

『グットモーニング』は中井貴一と浅野温子が主演で葬儀屋が舞台。室井滋や風間杜夫がレギュラーで、面子は決して悪くなかったんだぞー。
『お熱いのがお好き』だって椎名桔平に田中美里に細川俊之、芝俊夫、三宅裕司、段田安則、さとう珠緒、恵俊彰、濱田マリに なんと言ってもおひょいさん!(藤村俊二) 舞台は原宿の商店街の一角にある銭湯で、テンポ良いかけあいが面白かったけどねー。ドラマで生放送という無茶な企画をやったこともあったのですよ。結構笑えたのに誰も見てへんかった。
ちなみに元・新感線団員 橋本さとしも出てました。(個人的にツボ)

あとは『ATHENA-アテナ-』は弟がバカにしながら見ていたのを一緒になって笑っていた深夜のオタクなアホドラマだったんだけど、今大人気の窪塚洋介がレギュラーで出てた。顔同じだったけど 全然美少年みたいな扱いじゃなかったよ。後に「美少年」役で彼がドラマに出てきたのを見た時に思わず吹き出したくらい普通の少年の役。この時は主役の女の子(超能力者)を助ける先輩で超常現象オタクみないなキャラだった。いや、のんびりしててカッコイイ感じの役だったけど… 「この子1人だけカッコイイなー」って名前覚えたんだもん。

最近の彼のプロフィールにはこのドラマのこと ひとっ言も書かれていないね。一度も見たことない。でも絶対出てた。彼のファンなら知ってると思うけど。そんなにイヤなのかな、あの作品。中ではかなり美味しい役だったけどなー、作品自体が三流半くらいの程度だったのがイカンかったか? 仮にそうだったとして、気持ちは解らんでもない。しかし、そこまで徹底的に抹消されると見ていた自分が悲しくなってくるじゃんよ。 がくり。

あれ、何の話だっけ? 見てたドラマ… じゃなくて、ダラダラ過ごす休日もありって話だよ。うん。


2002年07月05日(金)  日日の感慨 

うおー!朝から快晴ッ!! 久しぶりに洗濯ができるぞー!きゃっほぅ♪
ここのところ土日の天候に恵まれず、晴れても外出の予定があったりと洗濯物がたまる一方で、そろそろ切実な状態になってきていたのだ。ちなみに乾燥機などという文明の利器は当家には存在していない。
しかもわが家は1階のため、前日に降雨があると翌日はその蒸発の水分を吸ってしまうので晴れた日が2日続かないと布団を干す事ができない。暑い日が続き、毎晩のように熱帯夜の中眠らねばならない身としては布団が吸っているであろう汗を一掃してしまいたいと常々思っていたが、やっとその全ての鬱屈を晴らす時が来た。シーツも丸洗いしてやるゼ! ビバ有休♪

と、いう訳で朝からご機嫌で動いていたら、家のことは午前中であらかた済んでしまった。久しぶりに『笑っていいとも!』なんぞを見ながらお昼を食べて、平日に行きそびれていた郵便局や銀行の記帳に出掛ける。ああ、何て有意義なのかしら(笑)

集合住宅の1階なので午後になるといち早くベランダに陽がささなくなるが、午前中に干した洗濯物は既に乾いていたし布団も熱々のうちに取り込まずに済むので丁度良かった。夕方になって外出の用意を始める。

本日は川崎のCLUB CITTAでBluem of Youthが出演するイベントライブがあるのだ。千綿ヒデノリさんが主宰する『唄会』というマンスリーライブにお呼ばれしたそうだ。なんでも地方イベントで一緒に仕事をして、その打ち上げで意気投合し、以来良いお付き合いをさせて頂いているとか。(見合いかよ)詳しく聞く程にブルームが千綿さんに惚れ込んだ みたいな印象を受ける。ブルームってか松ヶ下さん?何か千綿さんの話に感動して涙まで流したそうだわよ。(むろん酒入り)色々かぶったんだろうねー 感じていることとかが。千綿さんメジャーだった頃ってレコード会社S●NYだったし(苦笑)<あ、ブルームS●NYなんです

この日の出演メンバーはOPアクトに橋本裕樹くん、THE LOVE、坂本サトルさん、ブルーム、千綿さんの5アーティスト。この『唄会』はアコースティックの会なので当然全員がアコースティックでの演奏となり、我らがBluem of Youthもアコギ2本 もしくはアコギとキーボードという編成で演奏していた。

これが非常に良ろしかった!

一週間前のヘッポコが嘘のようで思わず拍手の手にも力が入ったくらい。先週、私はEASTへ参戦したけれど、
チケットを持っていたにも関わらず大阪のPISSKIDSファイナルへ出掛けた人が2人いた。
「アコだったら7/5があるから大阪行っちゃう!」
大阪は感動のグランドフィナーレだったようで、大満足の感想をイヤというほど聞かされた。そして2人は今日の“大変よくできました”なステージを見て
「今日は来て良かった〜♪」
…まったくもってその通り。君たちの選択は大正解だよ。サイコーだ。
蹴ったチケットも当日あっさりサバけたし(他の面子も結構人気ある人達だったもんね…)何の損もしてない。何だか悔しいのは気のせいか?!( ̄▽ ̄;)

そんな風に「良い」ばかりを引き当てられた人は幸せよね。 私のように「ダメ」の後に「良い」が来た人はまだ良いけれど、こないだみたいな「ダメ」のまま しばらく間が空いてしまう人は気の毒にな〜… と思った。そう思ってしまうほど 前回と今回には明らかな差があった。

曲目やMCに「考えてきたんだな〜」と思わせる努力を感じたし、演奏も悪くなかった。何よりも今回は TPOがバッチリ合っていたから別段浮くこともなく 他のアーティストと同じ空間を楽しんでいるように見えた。
そうそう、こうでなくっちゃ兄さん達(^^)

音楽ってよくできた言葉だよねぇ。音があって 楽しくなくちゃ「音楽」にはならないんだもん。「音」を追究する人は多そうだけど「楽」の方を追い求める人って少なそう。勿論 偏ってしまっては元もこもないんだけど、頭でっかちんが多いような気がするゼ 近頃の音楽人。
もっと楽しめよー。
そして楽しませろー。

ああ、今日は充実の一日だった♪


2002年07月04日(木)  有休前夜 

SBプレゼンツのイベントの日。
ISSUEさんURITAさんを招き、SBがOPアクトでトリがSSB。アクトは開演時刻前に始まるというので仕事帰りの道を急いで下北沢251に向かった。何とか開場の前に到着できたのでホッと胸をなでおろす。

入場の際に配られたフライヤーの中にCD発売の告知が紛れていた。SBのは以前に貰ったことがあったが、今回はバイクメンとBAMBIの告知フライヤーも入っている。
お、いよいよ出るのねバイクメン♪と思って内容を読んだらBAMBIと合同?更にはボーナストラックに『Happy Drive』ってSBじゃん… なんだ?つまりこれはBBSのCDな訳?
CDが出るのは嬉しいんだけど、心待ちにしていたバイクメンの初音源がこういう形で発売されるんだと思うとちょっと複雑な気分。
「いよいよ出るんだね〜♪」と近くの友人に声をかけられても「…出るんだねぇ」としか応えられず、どちらかというと「抱き合わせなんてサイテー…」という別の人の力無い意見に賛同の挙手をしたいくらいだった。これからイベントライブだってのにテンション下がってどうすんだろ私。(苦笑)

気を取り直せ自分!

OPでのSBはいつもの衣装ではなくラフな普段着での登場。前回のようなBellさんの帽子すらなく、いつものデニムシャツ姿でSpringman氏、Bellさんの白いシャツはいつになく爽やか系。でも胸元全開!な感じだったので艶っぽさもあり。うーん、あんまSBの感じじゃないなぁ。新鮮ではあったかもだけど。…と、書いてみて随分イメージ凝り固まっていることに気が付く。あんまり型にはめてはイカンのかな?でも形式美が魅力の一つと思っていたので、やっぱり違和感を感じるのは仕方ないと思うな。 うん。

今回初めて聴くURITAさんはハイキーの男性ボーカル。DM見てもフライヤー見ても正体不明だったので気にはなっていたのだが、不思議キャラだったような気がする… MCの雰囲気が変わってた(^^;) でも、歌は上手かったよー、声がキレイだった。見た目の風貌がドレッド(だよね?アレ)にヒゲというヒッピーな感じだったので歌う声を聴いてビックリした。楽曲も嫌いじゃなかった。でもだからって個人的にピンとくるものがあった訳でもなかったので次またライブ行くか?ってったら考えちゃうけど、若そうだし この先どう化けるかは解らないのでもしかしたらまたどこかで聴く機会に恵まれるかも知れないな、くらいには思った。あのキャラが認められたら案外アッサリ出るトコに出ちゃうかも解らんしね。世の中どう転ぶかは転んでみなきゃ解らない。

ISSUEさんは今日で2回目。私が知っているだけでもSBは彼らと既に3回は対バンになっているのでお友達とはいかないまでもお知り合いにはなっているんじゃないかと。今回お声かけたのだってその辺の縁なんでしょ?イキの良いバンドで気持ち良いよね。ファンの皆さんも元気が良いし、見てて楽しかったや。ディスクガレージのマンスリーフライヤーには毎回のようにコメント載ってるし、やはり上り調子に見える人達だなぁ。やっぱり楽しいのが一番だねー。

SSB。でも櫻井さんは今回も不在。ちょい残念。新曲『キャデラック』でSpringman氏アメリカンルームをknock☆(笑) 『真昼に見た夢』はバンドでカッコイイ曲ね。好きさ。認めるさ。ち。 今日は演らなかったけど『Homesic Glay』もバンド用だね。カッコイイけどまともに歌詞聞き取れたことないんだよなー(苦笑) ところどころ聞き取れる単語から察するに「大人」な内容なんだろうけど。ちゃんとリスニングできてる人がいたら是非全容を教えて下さい。

今夜ははっちゃけるつもりで明日有休取ったけど、割と普通に過ごせてしまった。休まなくても良かったかな。でも用事あるからいいんだ、他人が働いている時間に休みを満喫する快感にひたるんだもーん♪


2002年07月03日(水)  カムバック!腕時計 

留守電に時計屋からの伝言が入っていた。
「お取り寄せの商品が届きましたので ご都合のいい日においで下さい」
ほほぅ。やっと返って来ますか、私の腕時計さん。

仕事帰り、控えを持って店を訪ねた。
担当の人は出張に出ているとのメッセージが入っていたのでいないことは知っていたが、早く戻って来て欲しかったので この際 無視。

「●日まで出張でおりませんが、誰でも解るようにしておきますので」という伝言を一応信用してみた訳だ。

カウンターへ行くと2度目訪ねた時 対応に出た店員が顔を出した。前回同様「何の用だ」系の表情を見せる。言葉遣いが妙に丁寧なのが逆に慇懃無礼に取れて嫌な感じだ。
「修理に預けていた時計を取りに来ました」
と言って控えを渡すと、少々お待ち下さい と言葉を残し、店員は奥へと姿を消した。
〜数分後〜

気持ち悪いくらいの笑顔で 先ほどの店員が登場。その気持ち悪さに一瞬体が後ろにひいた。
「お待たせしました。お取り寄せの商品はこちらです、ご確認下さい。」
といって出したもの。

1)私が預けた時計(壊れたまま)
2)同じデザインの時計
3)同じデザインの時計(色違い?)

「お待たせしたので全部お持ち下さい。」と言われた。全部って、同じデザインだよ?普通いるかね? でも、くれると言うのでだまって受け取っておいた。
「お代はどうなりますか。」と訪ねたところ、
「電池交換の1000円のみです。」と言われたので 出そうとしたら
「あ、電池も交換もできてませんね。お代は結構です。」リストを確認しながらそう言って、また笑った。
「…そうですか。お世話様でした。」
私はサクサク退散。
だって、この人気持ち悪いんだもん… そもそもこんな店に長居は無用だ。

まぁ、大して高い時計じゃないけど 2個も取り寄せして客から1円も取れないんじゃ 明らかに損失だろうね。けけけ、ザマー見ろ。

客を蔑ろにすると痛い目見るんだ、思い知ったか!



※この時計屋の話は4/12の日記に事の発端が記されています




フライデーOh!Oh!の掲示板にお兄さんの書き込みがあった。
「〜新しいメンバーを補充し、すぐに新生フライデーをスタートさせるという結論には至りませんでした。」
あー、つまり活動休止なのかな。私すごいすごい落ち込んでるんですが…
むーん…


2002年07月02日(火)  空中衝突?! 

ドイツの上空でモスクワ発バルセロナ行きバシキール航空旅客機(ツポレフ154)と、バーレーン発ブリュッセル行きDHL貨物機(ボーイング757)が空中衝突する事故があった。

2機はスイスとの国境に近いボーデン湖の北方、ユーバリンゲン付近に墜落したという。

こんな広い空でも衝突事故なんてあるんだー… とおっかなビックリでニュースを聞いていた。
詳しく見るうちに今や空路は、ほんの少し時間がズレたり 航路がズレたりしただけで 別の機とニアミスを起こすほどの混みあいなんだと知った。特にヨーロッパは込み具合がすごいらしい。
ラジオのコメンテーターが言うには
「飛行機に乗るときはそういう状態の中に飛び込むものと覚悟して乗った方が良いでしょうね」だって。
ちょっとそれ、今後 飛行機移動するのが怖くなるじゃないのよ〜。(--;)

一昨日の今日で移動中の妹からは連絡がない。絶対乗ってないとわかっている飛行機でも、やっぱりビビった。
国々をまたがって移動しているため、携帯電話は使えない。つまりこちらからの連絡は取れないということ。はがゆい。

たまたま仕事が休みだった父はニュースを見て、何か連絡があるかも知れないと思ったのか ずっと家にいたらしい。
思うことは同じってことか…

何でもいいから 取り敢えず早く連絡よこせー!(泣)


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