2018.6.21に行われた、舞台『ジョーカー・ゲーム2』トークイベント 大阪夜の会のレポです。
司会は、逸見役の宮下さん。 200人以上、お客さんが来てたみたいです。
宮下雄也(逸見役):さっきトークショーのリハーサルをしたんですけど、終わって、エレベーターに乗ったら、才川くんが上半身ハダカなんですよ! 才川コージ(神永役):鏡があると脱ぎたくなっちゃうんですよね。 宮下:今は服を着てくれて、よかったです。 君沢さんは何故か、ピンクのジャケットですね。井脇ノブ子? 君沢ユウキ(蒲生役):良いでしょ? ピンク。 宮下:君沢さんは人見知りなんですけど、僕たちが仲良くなるためにやったことは、なぜか大喜利。 君沢:「こんなジョーカー・ゲームは嫌だ」ってお題でね。 宮下:大阪で初めて見るお客さんが多いと思うのですが、ネタバレをします! 雪村役は3人で日替わりですが、演じてみてどうでしたか? 奥谷知弘(田崎役):他の2人にライバル心メラメラです。 才川:僕は、最初ウソだと思ってました。だからセリフも覚えてなくて。本当だと分かった時は焦りました。 山本一慶(甘利役):俺も、コージから聞いた時は、本気にしてなかったです。5月末にようやく本当だとわかって。 西田大輔(脚本):原作小説だと、登場するD機関員は一話で一人じゃないですか。でも、舞台だと全員出る。 どうするか悩んでると、マーベラスさんから、「雪村は全員の入れ替わりでどう?」って提案されました。 ただ、時系列的に無理な人もいるので、この3人になりました。 宮下:西田さんから見て、3人の演技は、どうでしたか? 西田:知弘は、他の二人と違うようにって細かいところまで考えている。コージは何も考えてない(笑)アクロバットは凄い。 宮下:今日の才川くんは、アメリカのゲーセンにいる子みたいだね。 才川:ニューヨーク・ユニバーシティです! 宮下:Tシャツに「NYU」って書いてあるけど、それニューヨークなの?(笑) 西田:一慶が一番、自然体。 宮下:僕は逸見役ですけど、3人の雪村と密に絡みますからね。全然芝居のタイプ違うよね。 谷口賢志(結城役):一慶が一番、上映時間が短いよね。尺がちょうどいい。 宮下:俺のせいもあります! 逸見のアドリブによって、時間が変わるんですよ。 才川くんとは一番長く絡んでる気がする。 才川くんは、トーゴーとシュテファンがドイツ語しゃべってるシーンも、ドイツ人にしか見えないよね。 君沢さんは、2で初めてジョーカー・ゲームに参加してみて、印象はどうですか? 君沢:稽古場がしっとりした雰囲気ですね。他の2.5次元の現場はもっと、きゃっきゃ若いので。 あと、皆が喫煙所に行ってしまったあとの孤独。 宮下:煙草吸う人、多いですからね。 西田さん、2を書くのに苦労したことは? 西田:1は原作リスペクトありきで作りました。けど2は、続編は駄作になるっていうセオリーがあるじゃない。だから、絶対そうしたくはなかった。2は、スケールを大きく、より欺くということに重点を置きました。 宮下:谷口さんは、結城を演じる苦労ってありますか? 谷口:ずっと足を引きずってるので、身体がずれますね。整体にいかないと治らない。義手を演じてると、手がつる。 西田:賢志は、イメージシーンでは、早く退場しないと次のシーンを始められないので、よーく見ると、早歩きではけてるんだよ。 谷口:ファンレターで「あのシーン、早歩きでしたね」って指摘されたことがありました。よく見てるな(笑)と。 宮下:岳くんの苦労は? 松本岳(波多野役):波多野は生意気っていう設定ですが、優しさもある。 そういう、感情のないスパイっていうだけじゃなくて、人間味もあるっていう面が表せたらいいなと思って演じました。 宮下:西田さんどう思います? 西田:D機関って難しいんだよ。2.5次元だから、どうしても分かりやすいキャラクターをつけたくなるじゃない。でも、スパイだからそれはダメなわけで。遠目に見てると、誰が誰か分からないのが理想。 だけど、もしおばあちゃんが見たら、何が何だか分からないだろうね。 お客さんへの挑戦状なわけです。しっかり見ないと分からないという。 宮下:座長の木戸くんはどう? 木戸邑弥(実井役):D機関ってカッコつけの集団ですよね。すぐタバコ吸ったり、ポケットに手を突っ込んだり。実井を演じるにあたっては、そういう仕草は減らしてます。 宮下:皆に聞きます。他の役を演じるなら誰がいいですか? 才川:僕は逸見さんを演じてみたいです。別の生物みたいだなって。 宮下:お互い様だよ!(笑) 俺は、マネージャーに、『他の登場人物は、矢沢あいの漫画から抜け出てきたみたいに線が細いのに、宮下だけは、漫☆画太郎の絵みたいだね』って言われたことがあります(笑) 山本:俺も逸見がいい。あれだけ自由なのはやってみたい。 宮下:一慶くんが自由だったら、芝居が終わらないよ!(笑)一慶くんは、楽屋で一番喋るんですよ。 山本:え? 俺、静かですよ。 宮下:一慶くん「このタオル、メイクがひとふきで落ちるんですよ!」とか言ってめっちゃうるさい(笑) 通販みたいだったよ! 知弘くんは? 奥谷:言っていいんですかね。ランゲです。セリフ少ないけど、重要な役でやりがいがある。 宮下:岳くんは? 松本:D機関だったら、全員やりたいです。 宮下:だったら結城をやりなよ! 松本:やりたいですね。 宮下:可愛すぎる結城ですね(笑) 君沢さんは? 君沢:波多野ですね。スパイなのに、記憶を失って、優しい部分が出てしまう。一方で、スパイとして冷酷非情な面もあって、興味深いですね。 宮下:岳くんはアクション凄いよね! 松本:そんなことないです。普通です(めちゃくちゃ照れる) 宮下:賢志さんは? 谷口:前回と違うところは、ナチスが出てくることですね。なぜD機関が動いているのかということが現実とつながって、それがテーマの一つになってる。ゲーリングをやってみたいですね。 宮下:西田さんは? 西田:自分が演じたいという気持ちはないんだけど、続編を作ることがあったら、全員入れ替わりでやりたいね。 才川:3人でパニックだったのに!(笑) 宮下:木戸くんは? 木戸:俺は波多野をやりたいですね。 宮下:進行表に「知弘くんのマジック」って書いてあるんだけど。舞台でやってるの? 西田:そう。お客さん、誰も気づいてないんだけど(笑) 宮下:一慶くんはかっこいいのに、マイクを膝に挟んで座ってたり、ちょいちょい変だよね。 あのメイク落とすタオル、何だっけ? 山本:メイクオフレスキューです。 木戸:一慶くんの隣の楽屋だったので、タオルを勝手に使いました。ごめんね。 山本:いいよ。 宮下:そういうやりとりはツイッターでやってよ!(笑)最後に、お客さんへのメッセージを。 西田:ジョーカー・ゲームという作品がとても好きです。木戸くんは、実井という役と自分が融合したような、素晴らしい演技をしてくれました。 君沢:昔、演劇をやってた時に、駅前でチケットを売っても、誰にも買ってもらえなくて、良いものを作ってるつもりなのに、悲しいなと思っていました。 今、その時と同じような、ストレートプレイの演劇をやっていて、こんなに大勢のお客さんに受け入れられて、とても幸せです。 宮下:僕は3人の雪村を攻略していく、恋愛ゲームのヒロインです! そういうところも楽しんでください。 才川:僕たち、いっぱいスパイしますから、いっぱい見に来てくださいね! 宮下:偏差値2やな!
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