小説「朗読者」の映画版です。
ケイト・ウィンスレッドは、良かった。 音楽と映像も美しい。 けど、説明不足じゃないか? というところがちらほら。 (ハンナが、マイケルの前から去るところ。仕事やめて住居も越したという説明が無い)
基本は、原作の筋どおりなんですけど、ハンナの内面をあらわすエピソードがカットされてるので(ホテルでメモのことで喧嘩、学校をサボろうとして怒られる、など)、原作ほど感情移入できないままでした。
マイケルが「君がいないと生きられない」とベソベソ泣いて、ハンナが眉間にしわ寄せてるシーンは良かった。 甘ちゃんなマイケルとの対比が、よく出ていました。
原作とは違って、二人でサイクリング旅行に行くところ、マイケルが朗読テープを吹き込むところで泣けた。 原作では、マイケルが、出所直前のハンナと話すところで、泣いたのですが。
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