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やすみ日記
梅子
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2010年09月30日(木)
「福家堂本舗」遊知やよみ 2〜11

「福家堂本舗」最終巻まで、読みました。

長女の話が良かったです。
家のために、本当の自分を隠してきた長女が、やっと好きな人に対して、素直になれたシーン。
「欲しいものは?」と聞かれて、両手を広げるところが、キュンと来た。

職人の健ちゃん。
自分の成功より、仲間のことを優先する、縁の下の力持ち的なところがいいですね。

最後も面白かったです。
少女漫画の割に、恋愛より「世間体の重さ」を描いた作品だったなぁ。



2010年09月23日(木)
経済ドキュメンタリー「カイロスの微笑」

経済ドキュメンタリー「カイロスの微笑」
ー第3回「新機能で勝負、繊維にかける男たち」ー

初めて見ましたが、面白かったー。
機能性素材を売り込む、大阪の商社、
オーガニックコットンで糸を作る工場、
の話。

商社さんは、デザイナーさんが見た目若くておしゃれだった。
同期と一緒に売り込み行ったり、失敗して落ち込んで、夜遅くまで二人でお酒飲んでるの、仲良さそうで良いなぁ。

アパレル業界出てくる小説があったら、読んでみたいかも。
会社員ぽくなくて、自由な感じの人が多くて、面白いと思う。
http://www.tv-osaka.co.jp/kairos/main.html



2010年09月20日(月)
映画「海は見ていた」

CSのチャンネルNECOで映画「海は見ていた」を見ました。
江戸時代の遊女の話です。

前半の、遊女が恋したお侍さんとのオチには、ええ!? となった。
最初の頃の、侍を追い返した後に、耐えられず走って追いかけていくシーンの健気さが良かっただけに、落差激しい。
切ない…。

最後はちょっと長かったかな。
暴風雨の映像は凄く迫力あったのに、夜空を背景に屋根に座ってるシーンがめっちゃ合成で、ずっこけた(^^;

良介が迎えに来て、菊乃さんに「あんた、とうとう立派な人をつり上げたね!」と言われるシーンで終わった方が、後味良かったかも。

風景も、落ち着いた色合いで綺麗だったし、当時の人の暮らしぶりがよく分かる感じで、良かったです。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2194



2010年09月12日(日)
「トッカン―特別国税徴収官―」 高殿 円

面白かった!
国税局の徴収官の話です。

良いお仕事小説だと思っていたら、主人公の実家の話など、成長モノとしてもホロリときた。
テンポ良いし、キャラ立ってるし、税金の豆知識も身に付く。
犬まで差し押さえるとか、箪笥の取っ手が純金とか、徴収&隠し金エピソードに笑う。

ぐー子は「私なんて、友達居ないし男居ないし…」と嘆いてるけど、(居るじゃない、目の前にエリートの独身が!)と思った(笑)

○○さんに罵倒されるシーンでは、「努力もせずに人を妬むばっかな上に、人を陥れやがって、お前の方こそ最低だー!!」って言い返せば良かったのに、と思った。
主人公が、ここまで打ちのめされる小説も珍しいな。
不自然な主人公持ち上げが無くて、好感が持てる。

クールな鏡さんが、ぐー子の言葉に赤くなってるシーン、可愛い。

今年一番、面白かった本の一つです。
あとの3つは「出星前夜」、「早雲の軍配者」(1月に続編が出る!)、「天地明察」。



2010年09月06日(月)
読書日記

「日出処の天子」山岸涼子

政治的駆け引きが面白かった。

聖徳太子は、母親と上手くいかなかったからって、極度の女嫌いです。
母親が妊娠したときの罵り様は、そこまで言わなくても と思った。

片思いの相手・毛人と、布都姫を引き離すための謀略も、ものすごいな。腹黒過ぎ。
しかし、この聖徳太子は結構好きです。

最後は、見事に、誰も幸せになりませんでしたね…。布都姫も早くに亡くなってしまうし。
中学高校時代に読んでたら、歴史の授業が楽しかったに違いない。

  ★  ★
「福家堂本舗」遊知やよみ 1巻

京都の和菓子屋が舞台。三姉妹の恋愛モノ。
表紙の着物姿が可愛いv
恋愛だけじゃなくて、老舗の暖簾を守る大変さとか、京都のいけず文化(笑)の描写が面白い。
和菓子、食べたいなぁ。


私信。
>あもさん
文体診断ロゴーンの文体一致結果は、女性もあるそうです。
「松たか子」って出た人もいるので。



2010年09月05日(日)
「東京、音楽、ロックンロール」志村正彦

フジファブリック・志村さんの、5年分のweb日記をまとめた本です。
当時を振り返ったインタビューも入ってるので、音楽業界について「へー」と思うことが多い。

アルバム2枚しか聞いたことなくて、志村さんの人となりもそんなに知らなかったのですが、凄い繊細。
「集中が切れるのが怖くて、ご飯を買いに行けない」とか。
常に自分を追い込んで、曲作りのことばっかり考えてるので、「ご飯食べてー! 寝てー!」と言いたくなる日記だ…。
好きなことを仕事にしてる人って、もっと楽しそうかと思ってたよ。

1年間に休みが4日くらいとか、ミュージシャンの方ってもの凄い忙しいんですね。
「『寄生獣』の登場人物に似てると、よく言われる。シンイチか?」に笑った。確かに似てる。



2010年09月02日(木)
「路地恋花」 1  麻生みこと

京都の、職人さんばかりが住んでる長屋の恋愛模様。
連作短編集です。

仕事へのこだわりが面白い!! 恋愛はピュアで可愛い!!
それぞれ、余韻を残す終わり方が良いですね。

製本職人さん作の、飛び出す祇園祭絵本に笑った。
くじ取り役とかお稚児さんとか、マニアックな。

シルバーアクセサリー職人&常連さんの、じれったさよ…!!
(同志社のチャペルとか、地元ネタ過ぎる/笑)

小説家さんのカフェは、実際あったら行ってみたいわ。
どんな小説書いてはるのか、気になるぜ。
「80年で老舗言うたら嗤われるわ」にも吹いた。
ナオミちゃん、嫌がってる割にめっちゃ京女らしいやん(笑)



2010年09月01日(水)
「極める! 京都学」/文体診断ロゴーン

NHKの「極める! 西田尚美の京都学」を見ました。

第1回は「京料理の神髄はだしにあり」
老舗料亭のだし作りを、詳しく紹介。
面白かった〜。
水に、あんなにこだわってるんですね。

次回は、「第2回 京の都は“市”パラダイス」です。
http://www.nhk.or.jp/etv22/mon/

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「文体診断ロゴーン」http://logoon.org/
をやってみました。
日記を貼り付けた結果、

一致指数ベスト3
1 吉川英治
2 太宰治
3 野間清治

でした。どういう基準だか分からんが、面白い(笑)