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やすみ日記
梅子
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2007年08月29日(水)
「ヒストリエ」4巻 

「ヒストリエ」4巻(岩明均)を買いました。
面白かったです。が、コミックス出るのが遅いー。1年以上ぶりですよ。「FLESH&BLOOD」といい、歴史物は調べるのに時間がかかるのかなぁ。
エウメネスが、村を襲った軍隊を、遙かに少ない人数で迎え撃つ。知能戦が見所です。
最後、自分一人が悪役になって、村を去っていくのが切ないですね。サテュラも。村人の「人の良さ」が良かったです。生死の境をくぐり抜けてきたエウメネスとの違いですね。



2007年08月26日(日)
伝統芸能の王子

多紀さんに教えて貰って、「SmaSTATION!!」を見ました。
伝統芸能の王子たち特集です。面白かった〜。
華道の笹岡隆甫から始まって、狂言の茂山宗彦、書道の武田双雲、大衆演劇の早乙女太一、あとは、和太鼓・邦楽・茶道。
武田さんは「とめはねっ!」の監修をされてる方ですね。書道家って、おじいさんのイメージだったので、若くて、柔らかい印象の方でビックリ。和太鼓の方は、幼児の頃からバチ握ってるのが凄い。尺八と琴のユニットがあるっていうのも驚きです。
途中から見てたんですけど、能とか文楽とか香道には、王子はいないのかな(笑)



2007年08月15日(水)
食器を買いに

妹の結婚祝いを選びに、四条に行ってきました。
前から、食器を買ってあげると言ってたので。妹はこだわり人間なので、選ぶのに時間がかかります。高島屋・大丸・アクタス・たち吉等を何度も往復。結局、買ったのは、ティーカップ5客とお皿5枚。悩んだ挙げ句、一番必要そうなガラスコップは買わず。今週お客さん来るのにどうするんだー。
妹は、茶托という言葉が出てこず、「湯飲みの座布団」と言ってました。かわいい(笑)



2007年08月08日(水)
とめはねっ! 1巻

「とめはねっ!-鈴里高校書道部- 」1巻を買いました。
書道のマンガって珍しいなーというのと、作者が「帯をギュっとね!」「モンキーターン」の河合克敏さんだったので。
帰国子女の男の子と、柔道部の女の子が、書道部に入部して…という話。書道の基礎知識が分かりやすく説明されてます。「十」を書くのがこれほど大変だとは。「余白も字の一部」という説明も、なるほどなー。字が綺麗に書けるって、素晴らしい才能ですよね
物語はまだ始まったばかりで、これからもっと面白くなるのかな。脇役が個性的で、誰が主人公か、分かりにくいです。大会の会場にジャージで来る結希に笑いました。「これはお出かけ用のジャージなんです」って(笑)



2007年08月07日(火)
100万回生きたねこ

「ダ・ヴィンチ」の今月号を読みました。「100万回生きたねこ」特集です。
西原理恵子さんのコメントがなるほどなーと思いました。長嶋有さんのコメントも面白かったです。佐野さんがハチクロを読んでるってことに驚き。
それにしてもこの絵本、猫の目つきは悪いし、終わり方が淋しい感じで、子どもの頃は良さがさっぱり分かりませんでした。子どもって、主人公が何かを手に入れるとか、成長する話が好きだと思うんですけど、この話、マイナスで終わってますからね。今まで生き返れたのに、何で死んじゃうの? って。
大人になってから読んで、悲しいだけの話ではないと思いました。
それにしても、この本は人によって解釈が色々ですね。
http://www.bl.mmtr.or.jp/~kitchen/mits/books06.shtml
↑「蜜の厨房」さんではこういう意見なんですけど、私は、白い猫もトラ猫のことが好きだったと思うんですけど。単なる願望かなぁ。



2007年08月01日(水)
能装束・能面展

「第11回能装束・能面展」に行ってきました。
観世流片山家の、虫干しを兼ねた毎年恒例の催しだそう。京都文化博物館で入場無料です。

畳のお部屋に、装束が30着ほど、能面が20個ほど展示されてました。どれも見事。美しい。
面打師さんと能楽師さんの解説があるのですが、これが面白かった! ゆうに一時間以上しゃべってくださいました。

最初は能面の解説。
展示品は女性ばかりで、種類や使われ方について教えてくださいました。「世阿弥さんが〜」と、世阿弥を知り合いであるかのように呼んではりました。観世流の先祖ですものね。
大和作の「小面」については、「何にでもなれるけど、面自体は何者でもない。世界でも能面だけがもつ特徴なんです」と力説。面打師さんの目は輝いていました。
他にも金剛流で言う「若女」は観世流で言う「増女」のことだとか(この辺うろ覚えです)。こういった名称自体、面打師が感覚でつけるものだから、はっきりした区別があるわけではないとか。興味深い話がいっぱい。

次に装束の解説。
この時、解説してくださった能楽師さんは、人間国宝の片山九郎右衛門氏でした。
使った曲ですとか、制作時のエピソードを教えてくださいました。
「水フォーラム」用の衣裳を京都府が作ってくれて「くれると思ってたら、くれなかったんですよ」と(笑)。「どういう保存をしたのか、しわくちゃでしょ? 片山家で保存した方が絶対きれいです」と残念そう。確かに、真ん中がしわしわ。逆に、色違いで片山家が作った衣裳はきれいです。
他にも、「この長絹、新品みたいにきれいでしょう? 作った私の方は、今ではヨボヨボですけど(笑)」と言って、笑いを誘ってはりました。
他にも、他の流派が注文した品をキャンセルして、衣裳屋さんから「引き取ってくれ」と頼まれて買った物ですとか、興味深いエピソードがいっぱい。
江戸時代の装束もありました。復元するときの染料の苦労とかも面白い。