「三好和義 楽園写真展」(えきKYOTO)に行ってきました。 最初のコーナーは、サイバーショットで撮った写真が展示されてたんですが、デジカメであんな美しく鮮明に撮れるものなんですね。 作品は、キャンバスに、顔料を使ってプリントするという方法で展示されてました。絵画っぽい。エプソンのプリンターとかであんなに綺麗に…とこれまた感心。 ハワイって、つくづく自然が豊かで神秘的なところだなーと思いました。風景写真が好きです。アザラシもかわいい。 ……………… 「牛泥棒」木原音瀬を読みました。 面白かったんですが、BLとしては変わってます。妖怪ネタで始まるので、これどうやったらラブに? と首をかしげました。 明治時代の、妖怪の見える使用人と、植物学者の青年の話です。徳馬の着物姿が素敵v 控えめで慎ましやかな人柄に似合ってる。 主従関係や古風な雰囲気、日本昔話が好きな人はおすすめです。 亮一郎にはモデルがいるとのことでしたが、牧野富太郎かな? 「下をつけずに…」のくだりに萌えました。いじらしい。丁寧語も新鮮。「これを銜えてもよろしいでしょうか」って(笑) それにしても、沼神さまとの取引は割に合わなさすぎでは? 20年牛を捧げた見返りがそれかー! どうせならお母さんを返してよ!(そしたら、話が成り立たなくなるけど)。 椿の妖怪の話…退治シーンがかなりえげつないです。人が絶対こないような山奥に捨ててくるとかじゃ駄目なん?(手間がかかるか) 原君と千枝さんの話は切ない。二人が乗り越えて結ばれるまでを書いてくれるんだと思ってたら、幕切れ。ああー(泣)原君に「一度でも子が欲しいと思わないでいられる?」と淡々と聞く千枝さんに、泣きそうになりました。 それにしても、ダブルデートの時まで、植物の分類のことで原君を指導する亮一郎、野暮だー(笑) 帯がちょっと恥ずかしかったです。「俺の番はお前だけだ。生涯お前だけだ」って…。徳馬の「好きでなければ、我が儘で癇癪持ちの男に20年も仕えたりしません」という告白が好きなので、こちらを使って欲しかったです(長いから無理かしら)。
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