初日 最新 目次 MAIL HOME


やすみ日記
梅子
MAIL
HOME

2004年08月22日(日)
作家からの贈りもの展

梅田・大丸で開かれている「作家からの贈りもの展」に行ってきました。芸術家が家族のために作った、おもちゃの展覧会です。かわいかったー。
ピカソは、壊されたくないからって人形を棚の上に置いたそうです。孫のために作ったんじゃないのかー! パウル・クレーのカラフルでほのぼのとした人形や、香月泰男さんのブリキの人形がよかったです。動物の首にプルタブをかけてあるの。ほんとにその辺にある材料で作ったんだなぁ。舟越桂さんの彫刻は、「永遠の仔」の表紙等で見たことありましたが、生の方が良かったです。生きてるみたいな瞳。
グッズに、展示作のレプリカがあればいいのに…と思いました。私も、手元に木っ端と絵の具があれば何か作りたいなー(笑)そんな気にさせる展覧会でした。



2004年08月18日(水)
神戸散策

くみさんと、栄光のオランダ・フランドル絵画展に行って、北野の異人館街を散策してきました。
1時頃に三宮駅西口で待ち合わせ。いつも可愛らしい服装のくみさんに合わせて花柄ワンピで到着してみると、くみさんはジーパン姿でした。あれ? そういう私も、足元はスニーカーです(北野坂対策)
神戸市立博物館まで歩きまして、中へ。3階から見るっていう変わった順路になってます。迫力のある絵が多くて見ごたえありました。女の人のギョロっとした薄目だとか、こぼれ落ちそうな葡萄に、丸々とした野菜。解説の寓話も面白かったですね。結構、道徳的でない話が多い(^^; 「だまされた花婿」とか。フェルメール横の警備員さんは一瞬、居眠りしてました。
この日は行く先々で妄想を…。「画家同士の恋なんてどうしょう?」と私が言うと、くみさんは「二人とも専門的な職業だと、商業誌ではあまり歓迎されないですね」とのこと。どちらかが一般的な職業でないと、読者が感情移入しづらいそうです。なるほど。
次は北野へ。レトロな外見のループバスで向かいます。ガイドブックを見て「執事」の文字に心惹かれ、イタリア館へ。室内には所狭しときらびやかな美術品が。大理石でできたバスルームが良かったです。テラスで一服して、次は風見鶏の館と萌黄の館へ。ここの土産物屋で扇子を見ていて…私とくみさん、同時に扇子を広げて「おーほほほ」と言ってしまいました。考えることは同じ!?
最後にうろこの館へ。異人館街のてっぺんなので、坂を登るのにヒイヒイいいました。庭に、お姉座りのイノシシ像と顔だけの大仏像があって謎…。中はガレのランプとかあって素敵。
北野坂まで下ってきまして、にしむら珈琲で一服。ここは昔、政界の方々が利用する会員制だったそうです。重厚な落ち着きのあるお店でした。ここで、くみさんが妄想を一つ。「人気のボーイが居てね、彼に会いに政治家が訪れるのよ。で、秘書にスカウトされたりして…」とか言ってると、ホントに若いハンサムなウエイターさんが注文を聞きに来はりました(笑)
最後にジュンク堂で新刊リサーチ。くみさんに色々おすすめを教えていただきました。かねてから気になってた「ボーイズラブ小説の書き方」も購入。大満足の一日でした。



2004年08月17日(火)
ハガレンの荒川弘さんが…

荒川弘さんが女性だと、にしなさんから聞いてびっくりしてたんですが、本当みたいですね。自画像が牛だし、デビュー前に警備員のバイトをされていたというから、完璧男性だと思ってました。久保ミツロウさんといい、最近の少年漫画家は、絵だけじゃ性別が分からん!しかし、すごいなぁ。

>ふゆさん
エゾお疲れ様でした!お帰りなさい。レポ楽しみにしてまーす。



2004年08月15日(日)
ダ・ヴィンチ 電話がつなぐ友情

「ダ・ヴィンチ」今月号のショートストーリーを読みました。まさしく微ホモ!(伊坂幸太郎さんファンの方ごめんなさい…)主人公がシステムエンジニアなので、伊坂氏ご本人の顔を思い浮かべながら読みました。幼なじみのサッカー選手と、仕事の合間に電話をかけ合う話です。ダ・ヴィンチのサイトに、サッカー選手側から見た話が載ってますが、「また試合を見に行くと言われ、毛布で包まれるような暖かい気分になった」っていう描写がいいなーv

昨日の柔道のおかげで寝不足です。でも、勝って良かったー。今日は京都のアンドレ・ダーハン展に行ってきました。暖かくて素朴な、良い絵でした。ついでに無印で家具を見ました。読書する時にちょうどいい椅子が欲しい…。ソファがいいか、リラックス・チェアがいいか、迷うところです。



2004年08月14日(土)
○○の会

昨日は○○の会メンバーと飲み会でした。

私とペリエさんは仕事後の参加だったのですが、他の方々は、昼からなんばでオタクツアー。多紀さんの荷物が大きくて気になりました。何冊買ったんだ(笑)待ち合わせ場所のブックファーストには、BL売り場の端っこに「男と男のS○Xマニュアル」なる本が置いてありました…。書き手さんの参考に、ということ?(--; ペリエさんは目の覚めるようなオレンジのストライプのワンピースを着てはって、ご自分で「ニモ」と宣言。い、言われてみれば! この日はワンピースの人が4人も居て、ミヅキさん嬉しそう(笑)

餃子屋さんにて濃い〜トークを繰り広げました。くみさんが「漁師の話を書きたいけど、キワモノだから編集部からOK出ないと思う」とおっしゃってて、「え?漁師ってキワモノに入るんですか?」と驚くペリエさんと私。ペリエさんはくみさんの新刊についても「和太鼓奏者っていうから、ムキムキの人が出てくると期待していたのに…」と残念がってはりました。オリンピックが開幕しましたが、ペリエさんのオススメはレスリング。くみさんも「こういう体位もあるのかって参考になりますね」と、春風のような笑顔で…。く、くみさん?(汗) 他にも、ふんどしとか切腹とか話が恐ろしい方向へ…。多紀さんは「今まで多くのBL本を読みましたが、すべりを良くするために使うもので驚いたのが…絵の具とコーヒーです」と。身体に悪いやん!てか、役目果たさんやん!

そんなわけで夜はふけて、最後に本と漫画の貸し借りをしてお別れ。私はお返しする本が大量にあったので。駅のコインロッカーを利用しました。ペリエさんの帰り道が心配です。重すぎ。



2004年08月12日(木)
村田エフェンディ滞土録

「村田エフェンディ滞土録」(梨木香歩)を読みました。最初は、短い話が淡々と続くだけだったのですが、最後はググッと引き込まれました。異なる民族が集うトルコの下宿屋…雑多な雰囲気と最後のギャップに涙。最初に何気なく出てきた鸚鵡が、あんな印象的な役割を果たすとは。村田の帰国後の人生によって、留学時代の思い出が輝きを増しますね。留学したことのある人や、外国人の友達が居る人にはすごく気持ちが分かるかも。国と国とが争うことの空しさ、分かり合うことの難しさが、説教くさくならずに描かれています。


2004年08月09日(月)
にしなさんとケーキバイキング

「ヒマジンノコヤ」のにしなさんと梅田でデートしてきました。
最初に「スイーツパラダイス90min!」に行こうとしたら、一時間待ち。コミックランドで時間をつぶすことに。映画「フライ、ダディ、フライ」のキャストが、にしなさんのツボだそうで、「どうしましょう〜誰も反応してない場面で一人だけプルプル震えてたら!」と今から心配のご様子。「ジェットコースター怖がったりとか、靴買ってもらってホモカップル呼ばわりされるシーンは、絶対外して欲しくないですね。原作に忠実に作ってくれるといいなぁ」と私も賛同。あと「バッテリーが映画化するなら?」という話も。「いっそジブリで」「でもヒロインが居ないですよ」「誰か女にすればいいんだよ。豪とか」「いやー!」…そんなのバッテリーじゃない(涙)
時間が来て店に戻ったらまだ並んでる!にしなさんに「ハードボイルド書いて下さいー。20代の女性が書いたらインパクトありますよ!」と言ったら、「じゃあ、一人では恥ずかしいのでPNは、にしな八澄にします」と危うく巻き込まれそうになりました。
店に入って、私はケーキを山ほど取ってきました。にしなさんはパスタとパン類多め。苺ケーキ2つ取ってはったんで、「くす…苺好きなんですね。これから苺ちゃんって呼びましょうか?」と微笑むと、とっても抵抗されました。味は、意外とパスタとパンとスープが美味しかったです。菓子類は、杏仁豆腐とかプリンとかあっさりしたのがおいしい。
お腹いっぱいで店を出て、次はカラオケへ。ほんとは映画にお誘いされてたんですが、私はホラーが苦手なのでお断りしたんです…(厳密には「箪笥」はサスペンスだそうですが)。にしなさんは同い年ですが、先に誕生日を迎えられて今は年上なので、「ふふ…お姉さんの言うことを何でも聞く?」と、リクエストされた松浦亜弥を歌いました。他にはブリーフ&トランクスの「ペチャパイ」を。にしなさんは懐かしのアニメの曲を沢山歌ってくれました。ポリアンナとか名探偵ホームズ(犬の)とか。ここで一つ、にしなさんが名言を。「椎名林檎とスピッツとCOCCOって、よく同人作品のタイトルに使われてませんか?」と…そうかも!考えたことなかったですが。今度から注意して見てみよう。二人で二時間も行ったんで、最後にはうろ覚えの歌にも手を出してえらいことに。
最後にご飯を食べに。ここでも、にしなさんは苺のカクテルを(笑)。私はうっかりしてて、ここでもパスタを頼んでしまいました。昼間、食べたっちゅーねん!ごめんなさい、にしなさん…。バッテリー夏祭りネタとか色々話しましたよー。にしなさんが文鳥大好きということも判明しました。話聞いてるとかわいい。ネットの管理人さんって、作品と本人のイメージが違わないですよねって話をしてて、「Cooさんに一度、遠い海から来たんですか?って聞いてみたかったなぁ…」と私。にしなさんは飲料水のキャラクターでイメージされてたそうです。私は、にしなさんに会う前は門脇の顔で想像してましたよ(笑)裏の感想、私の所へは『門脇も海音寺も幸せにして下さい』っていうメールが来るって言ったら、「いいなぁ…うちなんか、『海音寺さんが黒くて素敵です』って来るのよー(泣)」とのこと。いいじゃないですか(笑)。チェリーウッド、全員分の女装姿(?)を描かれてるそうなので、いつか見せて欲しいですね。



2004年08月08日(日)
大学の友達と会食

大学の友達と京都で会いました。そのうちの一人、Mちゃんが秋に結婚するので、その打ち合わせやらで。随分久しぶりに会いましたが、みんなあまり変わりはない様子。お昼を食べ、お茶して近況を話し合い。Mちゃんは仕事辞めて専業主婦になっちゃうそうで、せっかく安定した仕事についてるのに勿体ないー。今まで結婚した大学の友達は、みんな専業主婦になっちゃってます。その後はカラオケに行って当日に歌う曲の練習をしました。


2004年08月07日(土)
浪速餃子スタジアム

浪速餃子スタジアムに行ってきました。特に美味しかったのは、すだち餃子とエビ揚げ餃子。楽しかったので食べ過ぎてしまい、その晩、胃もたれでのたうちまわりました。派遣3人組で行ったんですが、Sくんが「女の子は守ってあげなければ」とか言っていたので、「なんで?」と私が口答えをしまして…Sくんに詰め寄る私を、Kさんが半笑いで見てはりました。もともとはSくんは「結婚したら一人を愛し抜いて大事にしたい」みたいなことを言っていて、「そんな先のことは分からんやん!」と意地悪なことを言ってしまい、Kさんも「そういうのが‘エライ’っていう言い方はなんか違うね。無理してるみたいで。結果としてそうなるならいいけど」と荷担してくれたので、ここぞとばかりに言ってしまいました。Sくんは最後には横を向いて口をとがらせてました。ごめんなさいー。


2004年08月04日(水)
「ボクの彼氏はどこにいる?」

「ボクの彼氏はどこにいる?」(石川大我)という本を読みました

20代の男性同性愛者の書かれたノンフィクションです。表紙にご自身の写真を載せてはるんですけど、外見も中身もさわやかで、ごく普通の人です。性癖のことで随分悩まれたそうですが、家族とも仲良く、信頼できる友だちも居て、前向きに生きてはるので、読んでていい気持ちになりました。「やおい本を買いに行く」という章があって、「本物のゲイの方も読まれるのね…」と意外に思いました。このタイトルから、最後は彼氏が出来てめでたしめだしというオチかと思ったら、違いましたね。



2004年08月03日(火)
EDGE(4)

EDGE4巻買いましたー。イラストの人が変わったんですが、あまり絵の雰囲気は変わってなかったです。内容は…出だしは今までのおさらいという感じ。事件の中心となる少年の描写に引き込まれました。子どもの言葉を先取りして意志を奪ってしまう母親が、リアルでリアルで。ひいい。日和見な父親も。相変わらず、追い詰められていく人間の描写が上手いです。宗一郎が出会った女性・桐井の、内面の打算と言葉とのギャップも、うわって思いました。宗一郎のことを胡散臭がってたのに、途中から恋人候補として値踏みするとか…。いたたー。こういうことってありますよね。最後、あんなに可愛がってた犬のことなのに、よくあっさり許したなぁ…と釈然としないのですが。もともと優しい人なのかな。というわけで、面白かったです。5巻は、4巻ほど待たずに読めると良いのですが。