本日の感想文。

2004年10月31日(日) イラクの人質事件

本当にいたましいことです。

今回、たとえ自衛隊が撤退することになったとしても、おそらく殺されたでしょうね。
かつて「人の命は地球よりも重い」といって、ハイジャック犯の要求を呑んだこともある日本ですが、断固とした態度を取ったことは責められないでしょう。
また、被害者の認識の甘さも会ったとは思いますが、命を掛けて報わなければならないほどの責任はないと思います。
気の毒でなりません。

人の命は重いかもしれません。
でも、重いがゆえに利用し、軽んじて扱う人々も多い。
卑怯なやり方を許したら、そのやり方が当たり前になってはびこることになる。
残念ながら、人質解放のために自衛隊の撤退を訴える考え方には、どうも賛同できません。
自衛隊を撤退するためには、派遣の是非を問うことが大事で、脅しに従うことは、平和とはほど遠い行為だと思います。
人質を見殺しにしようということではありません。
なぜなら、何のパイプもないのであれば、自衛隊の撤退を約束したところで、人質の命の保障もないわけです。
48時間で判断したとしても、すべての部隊が撤退できるには時間も掛かることで、初めから殺すことが目的だったと思われるからです。
多くの誘拐事件でも、お金を得た後の人質の解放が一番の難問題で、そこから足が着くことも考えれば、無事戻る可能性は少ないのです。
ましてや……大人ならば。

あの悲痛な言葉が、実に耳に残っています。
申し訳ない、日本に帰りたい……。

どうにかなるような世の中ですが、世界には死と向かい合わせで日々を送っている生活が実際にある。
心から、このような事態が二度と起こらないような、平和な世界を望みます。



2004年10月30日(土) 閉じこもりがち?

最近、ネットを回っていません。
オンラインの小説も読んでいません。
閉じこもりがちです。(^^)

とはいえ、ちゃんと更新はしている。
とはいえ、書き溜めている分があまりない。
【信じて……】はあるけれど、多少手直ししながらアップしているからな。
アイデア枯渇気味。

えっと、今日は友人の家に遊びにいって、【イノセンス】を見てきました。
面白かったです。原作も1作目も知らないで見るという、ちょっと大胆な挑戦だったかも?
詳しい感想は【本日の感想】にて。

よく考えてみれば、人と会って遊ぶことが少なくなったような気がします。
てなことで、今日は新鮮な一日だったかも?



2004年10月27日(水) 初雪積もりました。

……が、すぐ融けました。(^^;

えーっと久しぶりの日記です。
というのも、少しばかりPCの調子が悪く、騙し騙しだったもので。
と、英会話に真面目に通っていたせいです。
さすがに時間がなかったなぁ……。
(秋刀魚を食べる時間はありましたよ)
暇を見て、またまた振り返り日記を書いていきたいと思います。

雪虫が飛ぶと2週間以内に雪……という説は、やはり今年も本当でした。
雪虫って知っています? アブラムシの一種で、雪みたいにしろい体毛に包まれているので、雪のように見えるのです。
こいつらがチラチラ飛び始めると雪の季節というわけです。
まだまだ暖かいなぁ……と思っていたのに。

今日も英会話に行きましたが、そろそろ頭の限界で、今日は3時間で帰ってきました。
そのあと、伸び放題の髪を切り、家に戻ってきて驚いた!
なんと、ダンナがまた散財放蕩ぶりを発揮しております。(^^;
「パリの風景を見て、カメラが欲しくなった」
とか言っていたのですが、本当に買ってしまうとは!
しかも、ダンナの興味は長続きしないので、私はとても心配です。
パリで散々貯金がなくなったというのに、もう……。

***

地震ですが。
今日もまた大きな余震があったようです。
こちらは揺れが来ないのでニュースでの情報ですが、震度6強はもう余震とはいえない大きさですよね。
群発地震は北海道でも前にありましたが、これほど大きい地震ではなかったので、大変だったけれど我慢できるものでした。
でも、これはひどい。
これ以上の長期化がなければいいのですが……。



2004年10月20日(水) 国際宅急便は……。

今回、とある大手の宅配業者を使ったのですが、いろいろありましてうんざりです。
えっと、誤解のないように言いますと、宅急便業者が悪いだけではなく、私にも問題があったのですが。

料金が高いので、初めは送るつもりはなかったのです。
持ってこれたのだから、持って帰れるだろうと。
しかし、来るときすでに手いっぱいだったことを思い出し、しかも鍋を買ったことも思い出し、急遽頼むことにしました。
パリ支店の人は親切で、しかも免税の手続きも教えてくれて、ああよかった……と思ったものです。
が。

実は、免税の手続き。
これがひどかった。
ついたときに書類を係りに渡してくださいとのことだったのです。
確かに持ってきてくれた人に渡せばいいと聞いたはずなのです。
ところが、実は届いたときに連絡が来て、書類を書留で送らなければならなかったらしい。
もらった説明書を詳しく読むと、届いたときに事務所に書類を提出するようには、確かに書いてありました。
が、頭から届けてもらったときに出せばいいと信じているので、まさか出向いて渡すとか、郵送するとかという頭はなかったのです。
フランスで書いた携帯電話の番号は、確かだんなの番号を書いたので、生きているはずでしたが、どうも書き間違えたのか連絡が取れなかったらしい。
しかも、郵送物はすべて妹の家に転送する手続きをしていたので、我が家には連絡が来なかったのです。
さらに悪いことに、不幸があったりしてばたばたしていて、妹に会う機会はあったものの、はがきを受け取ったり……という話は忘れ去られてしまい、しかも、私のほうは【一週間】とは聞いているけれど、国際便だから遅れても仕方がないか……と、広い心で「2週間たっても届かなかったら連絡」と悠長なことを考えていました。
で、妹に落ち着いてあって、はがきを受け取ったときには、かなり時間が経っていました。
荷物が届いたので書類を送るように、との内容でした。
おかしいなぁ? と思って、連絡をすると、連絡が取れなかったことで先方の態度が冷たく「受け取るときに書類を出せなんて、ありえないでしょう? 税関で荷物が止まっているんですよ」と言われてしまいました。
言われ方がきつかったのと、「わかりました。送ります」の言葉に「お願いします」の一言もなく「はーい」みたいな気の抜けた返事でガシャリと電話は切られたので、それだけで腹が立ってしまった。
もしかしたら私が電話番号を間違えたのかもしれないし、妹からはがきを受け取るのが遅かったし、書類がなければ荷物が税関から出ないということを知らなかった無知な私が悪いんですけれど、それを「ばーか」といわれたような気がして。
だってちゃんと税関に書類を提出してきているんですもの。
それで税関を通過して、確認のためにもうひとつが必要なのかと思っていたし。
まぁ、のんきな私が悪いのよ……と、忍の字で我慢。
ところが!
その日、英会話から戻ってくると、もう一通のはがきが来ていました。
その内容が「保管料2300円掛かっています」というもの。
切れました。(−−; 
なんで2400円の免税を受けるのに2300円の保管料と書留の料金とパスポートのコピー代を払わなければならないのですか!
しかも、保管料の話なんて、初めて聞きましたよ!!!!!
もちろん、いわれのない保管料など払いません! と、直ちに抗議しました。
もう一度、最初のはがきを見て、2度目のはがきを見て、パリでもらった免税の手続き説明書を見たけれど、どこのどこにも【保管料】なんてないんですよ。
実は、まだ船便で送った分が届いていないんですが、何を請求されるかとても不安になってきました。
そこは大手宅配業者の子会社だと思うのですが、社員の態度も案内の文章もいい加減で、とても心地よいサービスではないんです。
うーん、郵便局の受付のほうがずっと感じがいいですよ。
大手宅配業者さんは、郵便局を訴える前に子会社の社員教育を徹底すべきだなぁ……と思いました。
郵便のほうが安いだろうけれど、そっちにしたのは、安心料だと思ったのに。
(フランスの郵便は、荷物がなくなることで有名らしい)

はぁ……。
自分にも非はあるとはいえ、ちょっと気分的に、もうその業者は使いたくはないのでした。(−−;
届いてから「あれも掛かった、これも掛かった」じゃあ、ちょっと怖くて使えません。
さらに届いたものが、自分でつめたとはいえ、つまらないものばかり入っていて、妙に空港で捨てたものが惜しくなったのでありました。(笑)



2004年10月15日(金) Bフレッツになりました!

日本に帰ってきてから、ダイヤルアップだったのですが、本日よりBフレッツになりました。
チョー快調です。

なぜBフレッツになったのかというと。
今までのソネットのADSLもそれなりだったのですが、こちらのハードの都合で早くなかったのですよ。
とはいえ、ダンナがADSLで充分だとかいって、買えるつもりはなかったのす。
ところが、フランス行くから電話止めちゃえ! と、私が電話を止めてしまったばかりに使えなくなっちゃったんですね。ADSL。
その上、電話再開のためにNTTに電話したところ、Bフレッツの営業をされてしまい、あ、じゃぁそうします……ってことになったのでした。
めでたい話です。
さらに、工事費無料にするといわれて、プロバイダがぷららに変わりました。
近々、AOLも解約してしまう可能性がありますので、再びメールアドレス変更……ってこともあります。
恐れ入りますが、そのときはよろしくお願いいたします。
サイトの引越しはございません。



2004年10月14日(木) I study English.

私は英語を勉強しています。

(^0^; ところが、いまだに中学生の時に勉強したレベルからアップしません。
通っている英会話教室では、少しできるようになってきた! と評価をいただいて、2段階ほどクラス・レベルが上がったのですが……。
その学校も、あと1ヶ月くらいで授業期間が終わってしまうので、どうしようか悩んでいます。
もともと勤勉家でないうえに、かなり不真面目なヤツなので、お金をどぶに捨てるようなものなんですよ。(苦笑)
そのレベルの散々たるものは、志麻さんちのBBSにて実証中なのですが。

ただ、言えることは『耳はよくなった』ということ。
単語の意味はわからなくても、何か意味ある言葉を言っているらしいということはわかった。
しかも、それはある日突然! みたいな感じなのです。
一番の理由は真面目に英会話に通ったから……ではなくて、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を何度も見たからだと思われます。
同じフレーズを何度も聞いていると、少し聞き取れるようになってくるようです。

フランス語もそう。
パリに着いた時は、音以外の何物でもなかったものが、やっと言葉として認識できるようになりました。
その違いは大きいのですよ。
「これはペンです」
「え、ペン? ペンって何? これって何?」
つまり、ペンという音を言葉として認識できれば、自分でも言葉として質問が作れるわけです。フランス語で言えるかどうかは別として。たとえば日本語ででも。
ところが単なる音だけにしか聞こえなかったら……無理です。
トランペットの音を口で言ってください、と言われて、パーッパラッパパパー! とまねするようなもので。

ということで、まだまだ未熟ではありますが、とりあえずは英語とフランス語は言語として納得できました。(笑)
もしも私が勤勉で、真面目に語彙を身につけようとがんばったり、文法を覚えようとしたり、動詞の活用を暗記したりすれば、きっと英語もフランス語もいい線行くと思うのですけれども。
不真面目です。
天才とは99%の努力で……とか言いますが、努力できるのも才能で、なまけものの私にはてーんでダメです。
「だからちゃんとやりなさいっていってるでしょ!」
と、小さな頃に母親に常にしかられておりましたが、大人になって自分で自分をしかっております。(苦)

ああ、三つ子の魂100までも……。

今、私を英会話教室に走らせているのは、けして勤勉なのではなく、ただ払ったお金がもったいない、期間終了までにあと50レッスン! という、単なる「もったいない」根性の賜物であります。



2004年10月13日(水) 整理整頓はゴミ捨てから?

えーもったいないお化けが私に取り付いているために、ものが捨てられず、しかも整理整頓が下手なので、ゴミのようなものが溜まっていってしまう我が家でございます。
いえ、サイトの御殿もそうなのですが、実際のほったて小屋もそうなんですよ。(^0^;

適当に掃除をしていったつもりだけど、帰ってきたら手抜きだったことに気がつきました。(笑)
なぜって、我が家にはゴミが多いんです。
たぶん、引越ししてから開けたこともないような箱を大事にしまいこんでいたり、着ない服を仕舞い込んだりしていて、普段使っているものは部屋の中に出しっぱなし状態。
いつかは使うだろう……と思いつつ、いざ使う場面には忘れ去って新しいものを買っている。

でも、パリに行って物は最低限でも生活できることをしりました。
しかも、シャルル・ドゴールで捨てた服や本が(;;)もしもいらないものを整理することに長けていたならば、捨てる必要がなく、今頃船で運ばれていたはずなのです。
ううう、30キロもオーバーで捨てさせられたんですよーーー!

そう思うと、なんだか家の中にあったもったいないものが邪魔くさく感じられて、ひたすら捨てまくっています。

物置の中を見ると、だんなの釣具のオンパレードでした。
笑えるのは、封も開いていない釣り針が山ほど出てくること。それと、使用期限の切れたホッカイロ。
このあたりの物は、ついもって行かないで釣具屋サンで餌などを買ったついでに買っちゃうらしいのです。
しかも、吊れる魚によって針は使わないのも出てきますし、暖かければホッカイロもいらないわけ。だからたくさんになっちゃうのですよね。
私などは、本屋で本を買ってきて、後で読もう! などと思っているうちに、袋ごと棚の中にしまいこんで忘れていた……とか。
救いようのない夫婦ですなぁ。(^0^;

一番捨てたいのは、5年前まで使っていたPC。さっさと捨てなかったばかりに、処分には万単位のお金が掛かることでしょう。
今、いい方法がないか検討中です。

えーそんなこんなでゴミをまとめているときに、何とガス器具の点検の人が来てしまいました。きゃー恥ずかしい! けれど、もう開き直った!
ベランダの煙突を点検……などと、ベランダに出ますと!
ぎゃーーーー! ミイラ化したセミが!(@0@; たたたくさん!
昨年はほとんどセミがでなかったので安心していたのですが、今年は暑かったからか、けっこう出たらしい。
この家に来て1年目は、確かにひどいセミ害で、毎日30匹ぐらい捨てていました。
優しいガス屋のお兄さんは「セミなんて初めて見た!」などと言って、ついでに全部捨ててくれました。(T^T)ありがとう! 北ガスさん。

***

話変わります。
先ほど、更新チェックをしていたら、何と読みかけの『シザリオン・ハーツ』が全面修正される? があーーーーん!
ショックですが、作者の方がそのほうがいいと判断したならば、それはいいことですね。
実は、正直いうと話は面白いし、文章の書き方も独特でセンスがいいのだけど、時々、おや? と引っかかるところがありました。
想像にしか過ぎませんが、ご自分でもそういうところに気がついて、訂正したくなったのかも知れません。
私も、やっとここに来て『漆黒のジュエル』以前は、かなり恥ずかしくなってきました。
それまでそうでもなかったのは、進歩がなかったからだ……ということにしておきます。つまりは、今はマシになったということで。(汗)
とりあえず『シザリオン・ハート』は、ちょっと待ちにしようと思います。

実は私も『化け猫』を、少し純文学風に書き直しています。(^−^;
が、てーーーーんで挫折中。難しいわ。。。

帰国してからテンで作品のペースが上がりません。
だからといって読みモードでもなく……。
ネットであちらこちら……というほど、ダイヤルアップの身の上では、遊びに行けてもいません。
気抜け状態ですわ。

***
あと、今気がついたのですが、この日記帳から飛ぶメールの項目ですけれど、メールが来ません。(汗)
今まで出している人がいるとは思わないのですが、いたらごめんなさい。
ここから出すと行方不明になるようです。






2004年10月12日(火) 情報が多いと問題が生じる?

私は情報通ではありません。
人のことなどどうでもよいわ、わが道を行きまーす。。と言いつつ小心者。
外に出たがらず、こもりがち……な面と、外に向かって自己主張したがる俺様な面を持ち合わせています。

二面性人間だ! と言われればそれまでなのですが、人間多かれ少なかれ、二面性があるものです。
物理の世界で作用があれば反作用があり、ファンタジーの世界で光があれば闇があり、人間はジギルとハイドです。
完璧な善人もいなければ、完璧な悪人もいない。
正義というものは、常に正しいわけではなく、時に正当性と同意義になっちゃうようなものです。

カーレースを見に行く人は、滞りなくレースが終わることよりも、激しいクラッシュを期待していることが多いようです。
それって、ひどい! と思う人でも、衝撃の映像なんて番組があると見たりする。
ラブストーリーも常にラブラブだと退屈してしまい、たまにライバルなどが現れてやきもきさせられます。
人が死ぬ事件は気持ちいいことではないはずなのに、皆、惹かれたかのようにニュースに釘付けになります。
誰だってとことん美しい人間はいず、常に悪意と善意に揺れて生きていると思うんですよね。

で、話は戻ります。
引きこもりがちな私とでしゃばりな私がいるわけですが、社会というものは『情報通が権力を握る』世界でもあると思うのです。
その人から情報が得られると思ったら、おのずと人が集まってきて、よいしょしだすような……。
人望があり、意見がまかり通るほど力を誇示できるわけで、時に上司よりも強い部下が現れたりもするわけです。

今、一番社会を動かすことができるのは、実は世論かもしれません。
誰かが情報を上手くコントロールすれば、社会は動いてしまいます。しかも、やがてその人の手を離れて一人歩きし始めてしまうことが多いです。
独裁社会は、だから人に意見を言わせることを嫌いますよね?
しかも、昔よりも気軽に情報を他方に渡って発信することができるので、似た意見同士の者が結束しやすいわけです。
結束した人間は、ある種の敵を見つけると過激な攻撃を繰り返すこともあります。時に、その人の罪よりも重い社会的制裁を加えることがあるなぁ、と思います。

私が一番嫌いなコメンテーターのタイプは、前にも書いたことがあるのですが
「国民の意見をないがしろにしているよ」とか、
「皆、そんなことを望んでいないよ!」とか、
まるで自分が国民の代表のような、皆の代弁者のような意見をいう人です。
「そうだ! そうだ!」
と思う人がいるから、そういうのだと思いますが、人間十人十色というのに、たった一つの思想だけがあたかも全体の意見のように吹聴したがる人には、本当に辟易してしまいます。
さらに困ったことに、日本人にはどうも主流の意見にのりたがる、という特徴があるようで、「みんな」と言われると、その意見に乗っちゃうのです。
中には、
「みんなの意見を聞いてから、意見をまとめます」
などと言ってしまう。あ、某総理もそんなことを言って、ひんしゅく浴びていましたね。
要するに、自分ではわからないから、判断は多数決で決めちゃいます……ってことなのです。
そういう人に限って、いろいろな立場の人の意見を聞くよりも一番目だった意見とか、「皆がそう言っている」と言うことに流されちゃうのですね。
意外と、誰もそうは思っていないのに、皆が……に縛られることって多いと思います。

情報が多いと問題が生じる……と言うのは逆説的で、情報過多になると整理しきれないのか、一番多数と思われる意見に走ってしまう人が多い、てことです。
自分で考えることを忘れてしまっているような……。
稚拙でも未熟な意見でもいいじゃないですか? よーく考えよう、と思います。

私は、おそらくアウトサイダーな人間かもしれないです。
だから、私の意見なんて、社会一般の常識から外れているのかもしれません。
ですから、私は「私は思う」とよく言います。
けして、「皆もそう思っているんだよ」とは言いません。

時々、正しいと思われることでも度が過ぎるとヘンなことがあります。
だから、常に正しいと思われていることにも、本当に? と、疑う目も必要ですよね。

****

イラクの人質事件。
私はフランスにいたので、詳しい日本の世論はネットでちらりと見ただけで、よくわかっていません。
でも『自己責任』という言葉が流行るほど、糾弾騒ぎがあったようですね。
フランス人には、なぜ、彼らが褒められることはあっても責められるのかがわからない、という意見が多かったようです。(ニュースで言っていたことで、私が聞いたわけではありませんが。フランス語わからん)
たぶん、ネットがなくてテレビが彼らを庇護するような報道をしていたら、そうはならないのではないかなぁ? などと想像していました。
正直、私も無関心・薄情な性格から「あんたたち、人騒がせだよなぁ?」程度には思ったかもしれませんが、無事帰ってきたのだからよかった! と思うと思います。
ところが、どこかで「自己責任」という正当性のありそうな言葉と共に批判的な意見が蔓延してしまったために、予想以上に非難される羽目に陥ったのではないか? と思います。

回転ドア事故。
あの事故があってすぐにフランスに行ったのですが、道は石畳で転びやすいし、メトロは動いたままドアが開くし。事故になりそうなところはたくさんあります。
中でも、ルーブルにできた観覧車には驚いた。
ぐるぐる回るし揺れるのに、柵は簡素で子供が簡単にすべり落ちれるようなつくりです。
ところが、フランスの子供って大人しいというか、しつけが厳しいというか、一人前の人間扱いされていないせいもあるのか、親のいうことは絶対らしく、大人しく座ったままなんですよ。
日本の子供ならば騒いで落っこちて、あげくのはてに親が業者を訴えるってことになるのでしょうが。

正直いいまして、回転ドアの事故は業者が悪いのは当然なのですが、親が注意していれば防げた可能性がある事故だと思うのです。
危険なドアは、危険なイラクと同様。
あえて言えば、危険度の認識の違い……というものもあるでしょうが、エスカレーターや回転ドア、車道が子供にとって危険なことは当然のことです。
昔は、日本も子供の立場は弱かった。というか、半人前と認められているから、親が必死で事故にあわぬようしつけていたと思うのです。
危険なものに近寄ったりすると怒られたし、ストーブの前では悪ふざけしただけで怒鳴られたものです。
子供には危険の認識ができないとしても、大人である親にはできたはず。
上記のイラクの事件で『自己責任』ということで人質になった人を責める人は、きっと「子供が悪い、親の責任」という意見ではなかったかと思います。
ところがそうではないらしい。これが不思議。
もちろん、私は親を責める気はなく、気の毒な事件だったと思っています。
でも、同時にイラクで人質になった人たちも責める気にはなれず、気の毒であり、無事帰ってきてからもますます気の毒だったなぁ……と感じるのです。

賛同の意見というのは、不思議なことに、9:1を10:1や20:−10にしてしまう力があるようです。
自由な意見は大事ですけれど、よーく考えよう……て思うこのごろなのです。

***
日本に帰ってきてみたら、とあるネットでの問題が決着を見ていたようでした。
ネットで生じる問題も、いじめ心理なのか、多数意見同調心理なのか、結局は両者にいいことは何もないですね。



2004年10月11日(月) ちゃんちゃん焼き!

今は使えない黒いゴミ用のポリ袋に鮭を入れて、抱えて小樽まで行きました。
いくらのほうは、前日に醤油付にしたので、我が家と実家と姉、妹分に分けました。スプーンで10杯づつ……でも、もちろん、我が家の分が一番多いんだよ。(^−^;

ちゃんちゃん焼きの話は実家に伝わっていなくて(私、いいそびれたかな?)母は、すき焼きをするつもりでいました。
ということで、すき焼きの材料でちゃんちゃん焼きをすることになってしまいましたが、美味しかったです。
でも、やはり白菜じゃなくてキャベツだよね? きのこたっぷりはよしとして。
カラオケにいったりボーリングしたりと、楽しい一日でした。

しかし……。
異常に太ってしまったことを親に心配されて、うーん。。。
ダイエットと運動をしなければならないのですが、両方とも続いたためしがないんですよね。



2004年10月10日(日) マオイの丘と紅葉山

えー、去年も紅葉山に行って、帰りにマオイの丘によった話を日記に書きました。

昨年はダンナと行ったのですが、ダンナは鮭釣中ということで、待っている女は悔しいから、姉と一緒に出かけました。
ダンナが鮭を釣ってくることを想定して、キャベツやらにんじんやらねぎやら、ちゃんちゃん焼きの材料を買うためです。
姉は、夕張のほうはよく通るのですが、立ち寄ったことがなくて、喜んでいました。

まずは、アイスクリームの家でアイスを食べる。
マンゴーで失敗した経験がある姉はバニラ、私もバニラ。やや、牛乳シャーベットのようなさっぱりとした味です。
ここでも野菜の直販あり。形の悪いにんじんは、箱で100円ぐらいです。
割れていたりして卸せないようなものですが、一気に使うときにはいいですよね。

マオイの丘でお昼を食べ、それから買出し。
ここは道の駅なのですが、いつも混んでいるので、姉は利用したことがないといいます。
「これで混んでいたのかぁ!」と納得していました。

葉っぱ付き大根80円。
ブロッコリー100円。
泥付きの長ネギ15本ほど入って300円。
サツマイモ一箱880円。
キャベツ大きなのが100円、中間が80円、小さいのが50円。
一人では使い切れないけれども、家族で分ければいいわけで、台車で運ぶほど買い込みました。
安物大好きな姉は、大喜びでした。

ここは、道の駅の施設もきれいだし、野菜の直売もあるので、人気なのですよ。
大型観光バスも時々止まります。なんと、関東方面への宅急便も使えます。
でも、去年のほうが少し安かったような……。
どうしてもこれが市場原理ってものでしょうが、有名になりすぎて高くならないように祈るだけです。

さて、施設の中では押し花展が開催されていました。
結婚式のブーケを額に入れてくれるっていうのがありますが、あの押し花です。
乾燥剤を使って花を乾燥させ、ブーケのように組み合わせたり、風景画などを作ったりします。
たまたまパリで知り合った人が趣味でやっていたので、なんとなく懐かしく見ました。皆さん、お上手……。

紅葉山ではフェスティバルが開かれていて、巨大かぼちゃなどが展示されていました。
一番ラッキーだったのは、普段は公開されていない大正時代の水力発電所を公開していたこと。面白かったです。
ちょうど私達が着いたときに、催のほうは終わってしまったらしく、テントなどが片付けられているところでした。
がっかりしながらも、慌ててきのこ汁を注文。そんなさなかに、ダンナから電話があったものだから、冷たい対応になってしまいました。
熱いプラスチックカップを持ったままの姉が待っているんですから。
味は普通でしたが、寒い季節の味噌汁は温まります。

その後、近くを散策。
かなり景色がいいところなんですよ。ここは……。
自然の風景美と、大正時代の発電所の人工美が、微妙にマッチしています。
北海道の人は、意外と寄らないかも知れません。素通りしちゃうことが多いかも?
でも、いかにも観光客です! というバッチをつけた方々も散策していました。バスの長旅での休憩・トイレタイムにはいいところかもしれません。
釣橋がふたつあって、ひとつはけっこう揺れます。
怖くて動けなくなりそうな人もちらほら。そこからの紅葉はきれいでした。

野菜を抱えて帰宅した私に待っていたのは……。
鮭の腹きり作業でした。(^0^;
いやーーーぁ、秋ってやっぱりいいですねぇ!



2004年10月09日(土) ちょいと鮭釣に……

我ダンナの最近の口癖は……
「仕事が忙しい」です。

フランスで羽を伸ばしたぶん、日本での仕事が溜まったということなのですが、他にも忙しいわけが。
「鮭釣に行かなきゃならないし」
行かなくてもいいってば! (−−+
どうせ釣れないのだから。

8日の夜に出て行って、9日の夜に帰ってくる予定。
初めは連休中行ったきりになる予定だったのが、帰国の安着祝いをしてくれるという我が母の願いを聞き入れて……ではなく、台風22号が直撃しそうだという天気予報のため、変更。(−−;
ところが、待てど暮らせど帰ってこない!
そのうち電話が来て
「天気いいし、まだ釣れていないから、もう一日いることにした」
と言い出す。おもわず、ぶーーーーーーー!
「どうせ釣れないんだから戻って来い!」
と、言いたいところを我慢。

10日の日、帰ってきましたよ。
いくらたっぷりの鮭抱えて……。
安着祝いは、ちゃんちゃん焼きをすることに決定しました。
でも……。
夫婦並んで、卵をバラバラにしている姿って。

「おい、なんだか水、にごってきているけれども?」
「え? 私、つぶしてなんかいないよ」
「それはつぶしているっていうの」

80センチくらいの大きさだったので、切り身にするのはやめた。
私の実家にもって行って、両親・姉妹・甥っ子どもに得意げになって見せるというのが、ダンナの楽しみなのでありました。
(^−^) まったく、子供なんです。



2004年10月08日(金) イチロー、国民栄誉賞辞退?

イチローが国民栄誉賞を辞退(?)
そんなニュースに、むむむ……です。

むむむ……って、私の頭の中に、勝手にイチロー像が出来上がってきました。(笑)
この人って、実は古風な男なのではなかろうかと?
うーん、きっと【巨人の星】を見て野球を始めたくちに違いない。

今回の辞退が本当ならば、イチローってえらいなぁ……と思います。
やはり、大きな勲章をもらった人って、その後のモチベーションを維持するのって難しいと思うのですよ。
スポーツ選手って、気力が勝負じゃないですか? ハングリー精神がなくなると、やはりダメだと思うのです。
皆がやれやれ騒いでいたとしても、もらってしまうとやっかみや中傷を受けるのが世の常。
もらわなくて正解です。
いや、むしろ人が「やれやれ」言っているところを辞退するというのが、カッコいいのです。
今の日本、やる話が出なかったらマスコミがうるさいでしょうし、つまらぬ論議が持ち上がります。
国民栄誉賞は、その時の勢いってところもありますよ。
だから、もしかしたらイチローはもらえなくなるかも知れません。でも、きっと彼には自信もあるのでしょう。だから、さらりと断れるのかなぁ、などと。

とにかくですね。
今は自分を大きく見せる派手なスポーツ選手が多い中で、地道な彼がかっこよく見えるわけなんですよ。
昨年【ラスト・サムライ】がありましたが、本当の日本の美徳というのは、卑屈にならず、おごらず……なんだと思います。
近年、自己アピールができない人間はダメ! といわれ勝ちですし、日本人は引っ込む傾向があるといわれますが、実力があれば控えめもかっこいいものですねぇ。





2004年10月07日(木) 【執筆ネタ】ひそかに御礼

久しぶりに執筆ネタ……というか、舞い上がり報告です。

ひとつは、番外編競作【祥子さんのぼやき】にレヴューが寄せられているではないですか?
いやはや、うれしいですねぇ。
返事の書き方がわからないのと、お礼の言葉で場を埋めるのは、趣旨に合わないのでは? と思い、このような影でひそかに御礼です。
ありがとうございました!

この作品は、80年代から90年代くらいの、やや昔の時代を意識して書いたものです。
理由は……私が30代の頃がその頃だろ? っていうのもあるのですが、携帯電話などがあると、ちょっと困るエピソードなどもあったので。
後半は出てきますけれどもね。
りんろうさんには、そのところまで読んでいただいて、感激してしまいました。

とある掲示板で、「服とかの描写を細かく入れたら、時代遅れのファッションになっちゃうから避けている」という意見を聞いたことがあります。
でも、どうなんでしょうねぇ? その時代、その時代の懐かしい空気を感じることもできるのではないでしょうか?
もちろん、フレッシュなイメージを大切にしたい、常にナウい(死語だな)イメージを保ちたいのならば、別かもしれませんが。

>この「あるある」感って、小説には大事な要素のひとつだと思うのですよ。
というお言葉は、幽霊部長さんからいただきました。
等身大キャラを目指している私にはうれしいですねぇ。
それがよいとか、わかる……ではなくて、まずは、こういう状況はある、ありえる……っていうのが、ジミながらも基本かなぁ? などと、あらためて思いました。

感想・批評など、自作について語られることは、私自身も新しい発見があって、楽しいことです。

続いて……。
今まで二作書いていた携帯サイトの作品ですが、箸にも棒にも掛からず、誰にも読まれているような感じがなく、もうやめちゃおうかなぁ? などと卑屈になっていたのですが……。
やっと三作目【鈴鳴り姫と銀の騎士】が、ランキングに顔を出してくれました。
このランキング、新作はほとんど顔を出すというのに、私の作品は芽が出なかったのですよ。悲しいことに。
携帯で小説を読む人たちとは、年齢とか好みとか趣味とか、きっと違うのだろうなぁ、ちゃんと歩み寄って努力せねば……。
とは思っても、やっぱり【姫様御殿】で私の作品が好き! って人に読んでもらったほうがよかったのかなぁ? などと、ちょっと思っていました。
初めてファンタジーで作品を提供して、読んでくれる人がいてよかった。
ほっとしました。

先週は6位だったかなぁ? 今週は3位まで浮上。後半も9位で辛うじて顔を出せました。
実は、後半は長すぎてアクセス数がガクッと減るページ数だと、担当の人からいわれていたのですが、前半を読んだ人ならば、長くても後半・結末は読みたいはずだ、と強行したのでした。
前半は「面白そう」で読むけれど、後半は「面白かったから」読むものなので、今後は後半のほうが気になります。
このまま、ずずず……と、消えてくれなければいいのですが。
前半読んだ人、ぜひ後半も付き合ってね。



2004年10月06日(水) お葬式

帰ってきていきなりお葬式です。
おばさんが亡くなりました。
家族で安着祝いを……と言っている矢先で、なんとフランスから帰って「ただいま」と、小声で通夜の席でいうことになってしまいました。

仕事をやめるほんの少し前に、デパートでおばさんに会ったときに、
「お久しぶりです。お元気そうですね!」
と、挨拶して複雑な顔をされてしまいました。
私はちっとも知らなかったのですが、その時すでに癌で入退院を繰り返していたんですよ。
でも、いつも身奇麗にしている人で、歳よりもずっと若く見えるタイプの人だったので、本当に歳を取った感じはしましたが、元気そうに見えたんです。
「ずっと病気だったのよ。今度会うときは私の葬式だよ、きっと」
と言われてしまい、それが本当になっちゃいました。
でも、あと一週間早かったら、その葬儀にも出られなかったわけで、なんだか予言みたい。
イエスに裏切りを予言された弟子達のように、ちょいと複雑な後ろめたい気分です。

子供がいない夫婦で猫をかわいがっていました。
夫婦仲がとてもよかったので、おじさんの辛そうな様子につい涙を誘われてしまいました。
若いときは、ものすごくハンサムで芸能人みたいだったおじさんですが、すっかり一気に老け込んじゃったようです。
棺桶の横に、若い頃の思い出の写真がいっぱい張ってあって、本当に楽しくて幸せだったんだろうなぁ……などと、しんみりしました。
故人の意向で、こじんまりとした葬儀で、出棺の時は身内だけだったのですが、蓋を閉める前におじさんが何度も額にキスしていました。
「まっているよー」と言われた、なんて言っていましたが、おじさんにはおばさんの分も元気に長生きしていただきたいなぁと思いました。

****

実は……。
帰ってくる少し前、ダンナの友人の奥さんが亡くなりました。
なんと、自殺だったそうです。
鬱病になってしまい、発作的な自殺だったらしいのですが、かなり夫も振り回されたらしく……。
「正直ほっとした」が、夫の本音だったよう。
なんだか、同じく妻を亡くした身で対照的だなぁ、と思いました。
ひどい夫だ! という気にはなれないんですよね。
私の友人でも妻が鬱病になって離婚した人がいるのですが、経験談が壮絶だったもので。神経をすり減らしてしまって、その人は1ヶ月で10kくらい痩せてしまい、げっそりしていました。
だがら、本当に妻の介護が大変だったのだろうと思います。本当にその身にならないと、ちょっとわからない感情だと思います。
でも、かわいそうだなぁ、不幸なことだなぁ、と思います。
夫婦で助け合うような関係が、病気とはいえ築けなかったわけですから。
その結果、身近な人の死に、そのような感覚しか持てないということは、やはり人間として悲しいことです。

私は、自分で選んだ人と結婚したわけなのですが、はたして死ぬときはどちらなんだろう? などと考えちゃいました。
惜しまれるのか? ほっとされてしまうのか?
人生で一番近くにいる人なわけですから、一番愛しい人にも一番うっとうしい人にもなるのが夫婦。
必ず死が二人を分かつならば、やはり愛する人に惜しまれて送られたいものです。
それが、きっと人生の最後での一番の幸せかも?



2004年10月03日(日) イチローはすごい!

イチローすごいですね!
で、テレビはいっぱいですが、私もすごいと思います。

とある人にいわせれば、彼は愛嬌がなく、リップ・サービスしないタイプで、ちょっと感じが悪い……と、思っているアメリカ人も多いとのこと。
でも、なんだか職人的な古き良き時代の男……みたいな感じが、今回の一連の特集で思いました。
コツコツタイプなんだなぁ……と。

一番感心したのは、どうしたら野球が上手くなるの? という子供たちの質問に、
「お父さんが買ってくれたグローブやスパイクを自分で手入れして、いつも大事にしなさい」
と言ったこと。
うわぁ……もう、そんなこと、忘れていました。(@@;
頭殴られたような衝撃です。

今はなんだか贅沢にいいものを次から次に与えてもらわないと、素晴らしい成果があげられないと思われている時代ではないですか?
でも、かつてはどのようなことでも、その技を極めたいと思ったら、道具を大事にすることからはじまったような気がするのです。
その上、それを与えてくれた人のことを忘れない……ということが、とても大事だなぁと。

本来、スポーツって人間を成長させるためのひとつの手段として教育に取り入れられていたのだと思うのですが、今はそんなことはないですよね?
強ければいいだろ? みたいなところがある。

イチローって、ドラフト4位。甲子園で活躍したわけではなし、本当に当初は目立たない選手だったと思うのです。
天才、天才って言われるけれど、ずっと天才だったわけではなく、努力が実った天才のような気がする。

今は、まさにミラクルな人ではあるけれど、けして初めからすべてに恵まれていたわけではないところ、この人はすごい! と思ってしまいます。



2004年10月01日(金) 帰ってきたよ、日本に……。

とはいえ、ばたばたとした帰国になってしまいました。
荷物がないと思っていたので、船便・航空便二つも送れば充分だろう……と思ったのが甘かったです。

無理やりケースに詰め込んで、きっと重さは少しオーバーぐらいだろうと思っていました。
まぁ、大目に見てもらえる範囲かなぁ? などと。
ダンナの本などは、古本屋に売ったし、愛用したローブは泣く泣く捨てました。が……。
空港に着いて計ってみたら! 何と30kオーバーで、追加料金15万! と言われてしまいました。
一箱1万円をケチった代償が15万だなんてあんまり……。
泣く泣くシャルル・ドゴール空港で、無理やり半日かけて詰め込んだ荷物を捨てる羽目になりました。(;;)

想像してください。情けないでしょ?
空港に座りこんで、せっせ、せっせと服や本を捨ててゆく夫婦。
結局、お気に入りのラルフのブラウスとセーター、ちょっときつめになったワンピースなどを捨てて、フランス語の教科書も捨てて、30キロ。
どうにか飛行機に乗り込めました。

今から思うと送ればよかった……と思っていたところに。
「いいんじゃない? 思いっきり処分できて」
ダンナ様の一言。
私って「もったいながりや」で捨てられないたちなんですよ。
で、いつも片付かない。
それでも、飛行機の中に入ってからも「もったいないお化け」に責められていました。

家に戻ってみると……。
掃除して出てきたつもりですが、けっこういらないものが家の中にありました。
もったいながって、まとめておいただけで捨てられなかったのですね。バカみたい。
ちょうど燃えないゴミの日が翌日だったので、ハンガーなどを捨てました。
この時、燃えないゴミの分別の仕方が変わっていて、管理人さんに注意を受けるといういわくつき。
パリは大雑把でよかった……などと思ってしまうのは、エコロジストではないですね。(^−^;けっこう気にするタイプだと思っていたのですが。

あーしかし。
もったいないお化けが出るよーーー!


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