今年はオリンピック・イヤーです。 で、アテネなわけだから、なんも聖火を運ぶ必要はないんです。 が、そこはイベントとしてはさびしいからでしょうか? どうやら先日聖火がフランス入りしました。 昨日、たまたま聖火が家の近くを走ることを知り、早速見に行きました。
聖火といえば、年がばれますが、札幌オリンピックの時に見ました。 とはいえ、私はまだ小さかったので、テンで意味がわからず……。 おじさんがひぃもってはしってんの、どうしてみんな、みてるんだろぉ? 程度に思っていました。 物心ついての聖火ということで、たいした思い入れもなく、なんとなく見に行きました。
さて、私が【隠れたエッフェル塔ヴュースポット!】と思っているミラボー橋のところです。 この橋を、18時41分通過……ということで、ついたのが40分。 いかに気合が入っていないかがわかる。(^0^; で、エッフェル塔の写真をためしに1枚とりました。 そのとたん、電池残量わずかの合図。本当に気合入っていないです。 こちらは19時だとまだ昼間です。人々が集まってきましたが、警官などもいず、本当に通るのぉ? って感じです。 天気がよく、橋の上は燦々太陽でしたが、時間の流れと共にどんどんと建物の影がかかり、橋半分ぐらい日陰になってしまいました。
まてどくらせどまったくそれらしきものは現れず……。 あきらめて帰る人も現れました。が、橋以外のビューポイントも人があふれ、おしあいへしあいの混雑はありませんが、お国柄を見せ付けられます。 まず、びゅんびゅん走る車が途切れないのに、縁石に腰掛けてタバコすっているおねえちゃん。こ、怖くないのか? 君たち。 次に、横断歩道の信号機の横。少し島みたいになっているのですが、そこでふんずりかえって待っているおじさん。あの……渡らないんですか? そして、車びゅんびゅんなのに、テンで気にせず、車道に飛び出して様子見するおばさん。 まぁ、普通警察がきて整理するとは思うんですけれど、さっぱり。 さらに、人々が沿道にいることを知って、手を振りながら走るオープンカー。ぷんぷか鳴らしながら走る作業用トラック。なぜか、ドアを高々と開けてみせる黄色いランボルギーニ。でも、乗っている男がデブだったので、苦しそうだった。
やっと警察のスクーターやパトカーが現れ、もしや……の期待が高まります。でも、中々現れません。 待つこと1時間。やっとこきたのは……。 携帯電話の宣伝カー。どうやらこの聖火リレーのスポンサーらしい。 トラックの荷台では、オリンピック競技のフェンシングやバレーボールのデモンストレーション。おかしすぎます。 しかし、いよいよのようです。大会関係者らしい人を乗せた車が何台か続き始めると、人々が皆車道に飛び出してしまいました。 あの……車きているんですけれど。(^^; 仕方がないから、私も飛び出して中央分離線(分離帯ではありません)上に立ちました。 パトカーが来て、白線まで下がるよう指示するんですけれど、あの……下がりすぎると、私、轢かれるんですけれど。
やっと見えました! 先導車からのライトに照らされ、やや小太りの一般市民ランナーらしきおじさんが! うれしそうに聖火を持って、歩く早さで走っています。 回りは、あのローラーブレイダーおまわりさんが数名で警護。う、う、日本じゃ見れないこの聖火リレー。 前を通り過ぎ、角を曲がるまで見ていましたが、もしかしてあのおじさんの足ならば、追いつくのでは? と考え、走ってみました。 すると。 なんと、追いついてしまいました。(^0^; しかも、沿道は人がそれほどいません。おそらく詳しくルートを告知していなかったのでしょう。 パンプスで石畳の上をたたたたた……。 追いついて写真とろうとしては失敗し、また追いついては失敗し……。を、繰り返しましたが、ついに聖火を次のランナーへ点火! という名シーンに遭遇しました。 次の人は、なんと車椅子。感動の瞬間。ぱち! ……メモリーカードが満杯です。(−−; なんですってぇ?
仕方がないから目に焼き付けようと、その後もしばらく追いかけましたが、さすがに息が上がりました。 あきらめて帰ろうとすると、旗を持った子供たちが、先ほどの車椅子ランナーと記念撮影しているところでした。 車椅子のおじさんは、子供たちと同じように目を輝かせて、赤ら顔して、もう消えてしまった聖火用のトーチをかざしていました。 少なくても、この子達には、私の子供のときにみた聖火よりはいい思い出になったことでしょう。
なんだかんだ、気合がない……といいつつ、おそらくあそこまで聖火を追いかけたいい大人は私だけだと思います。 一緒に中学生くらいの男の子が走っていて、ちょいと恥ずかしかった。 (*〜〜*)でも、いい思い出になりました。
2004年06月25日(金) |
じゅーどはーんじゅ。 |
じゅーどはーんじゅ! jus d'orange =オレンジジュースは、日本人がいうと「じゅーどおらんじゅ」と言ってしまいますが、「じゅーどはん」か「じゅーどはーんじゅ」といったほうが通じるみたいです。 まず、フランス語はほとんど語末の子音は発音しないので、ジュースではなくジュー。 じゃあ子音つけるな! といいたいところですが、これが続けて読むときには必要みたい。 du orange のように母音で終わって母音で始まる言葉はくっついってしまいます。d'orange のように。だから、どらんじゅ。 そして、Rの発音が「らりるれろ」よりも「はひふへほ」に近く聞こえるので、「どはんじゅ」アクセントが「はん」にあるので、大げさに「じゅーどはーん!」と言えば、通じるらしいです。 とはいえ、私は試したことがありません。(^0^; 誰かが言っていたのです。 単純な私のこと、だまされていたら困るので、誰かかわりにチャレンジしてみてください。(^▽^)
ところで。 だんな様がオレンジ絞りの機械を買いました。 それがとても気に入っていて、時々絞りたてのジュースが飲めます。 はじめはバカにしていたのですが、この機械、優れモノ。 半分に切ってスクイーズ! は一緒なのですが、電動でくるくる回って絞ってくれるわけで、絞りすぎで腱鞘炎になることはありません。 しかも、きれいに無駄なく絞ってくれます。 だんなは日本に持ち帰りたいと思っています。 しかし、二つの理由であきらめるしかなさそう……。
一つは電圧。これは変圧器を買えばどうにかなるかもしれません。 もう一つは……絞るべきオレンジが、日本にはない。(−−; 一人分のジュースにオレンジは2個。結構ジューシーです。 こちらでは6個ぐらい入って2ユーロくらいで売っています。300円くらいですね。 つまり、1杯100円くらいです。 でも、日本では1杯に3個くらいオレンジを使っちゃいそうですし、しかも1個100円くらいしそう。(^^; この事実に気がついたとき、この優れものマシーンも置いて帰らなければならないのだなぁ……と、しみじみ思いました。
最近、テレビを見ていると、耳を疑いたくなるような言葉が耳に入ってきます。 いうのもはばかられるのですが……(〜〜* 「○ん○ん、だせる?」 と聞こえてしまう宣伝文句。 本当の意味は不明。 テレビのコマーシャルに、男女の絡むシーンがへっちゃらであったりするお国柄とはいえ、それは違いますよねぇ。
フランス語って、意外と日本語のように聞こえるものが多いんですよ。 英語は、どちらかというとこもったような発音ですから、日本語的に聞こえる言葉ってないですよね。 日本人が聞いてはっきりわかるのは、「コムサ」 語尾につけることが多いので、特に聞き取りやすいです。 あと「キロ」これは重さのキロですけれど、ずいぶんとはっきり聞こえます。 「サンキロ」とか聞こえることも。しかし、これは3キロではなく5キロナのです。 焦るのは「ヴォワラ」とモノを渡されるとき。 「ほら!」と投げやりにくれたような気がしますが、そうではなく、「はい、どうぞ」みたいな感じらしい。(^^;
さて。 上の文章の○にはタ行の文字が入るのですが、不思議なことに全部一応入れてみると、それなりに使われている言葉になりますねぇ。 答えはその中で一番口に出すのが恥ずかしいヤツです。(^^;
ルーヴルの近く、工事中だぁ……と思っていたら、いきなり観覧車ができていました。 いってみると、チュルリー公園の一部が遊園地化されていました。 えー、その様子は遊園地というよりもお祭りの出店みたいな感じです。 いくつかのアトラクションのほかに、射撃で景品を当てるものやUFOキャッチャー、見世物小屋、お化け屋敷まであります。 金魚すくいもどきもありまして、いやはや驚きました。
正直、ルーヴル宮殿よりも高い観覧車は見てくれがよくなく、景観をかなり損ねていまして、閉口しておりました。 しかし、そのようなお祭り会場を歩いてくると、なんだか乗りたくなるのが人間というものです。 5ユーロですから、そんなに安くないけれど、つい乗ってしまいました。
……
お勧め!
まず、回る速さに驚いてしまいます。 展望エレベーター並のスピードです。 目で追ってると目が回るくらい。1周に数十秒ってところでしょうか? 止めないと乗り降りできない速さなので、適当に何周かします。 おそらく適当だと思われますが、5周から7周くらいしたと思われます。
次に、あまりにも簡素なボックスに驚きます。 丸い形をしていて、屋根はありますが、壁はありません。 真ん中に心棒が入っていて、それでボックスを支えているのですよ。 日本だったら、ちゃんとガラスなどで囲まれていますよね? いません。 オープン・エアでございます。(^^; しかも簡素なパイプの扉で、小さな子供も乗っていたのですが、間違いなく隙間から簡単に落ちそうです。 日本じゃ考えられません。 こちらの子供ってしつけがよく、ちゃんと座っているからいいようなもの、日本の子供だったら、はしゃいだ瞬間に地面に墜落……って感じ。 しかも、おそらくこちらでは落ちたほうが悪いんだろうなぁ。
さらに……。 この形、昔よく乗ったコーヒーカップに似ているなぁ……と思っていたら。 1周してきたところで、係りのおじさんが回してくれました。 そうなんです。本当にコーヒーカップ式に回るのです。(^0^; 心棒を中心にくるくると。
いやぁ、おかげでこちらが恐怖で硬直して動けなくても、パリを360度堪能できましたよ。 もう、観覧車よいしそうなくらいの勢いです。 正直、あまりの恐ろしさに笑いが止まりませんでした。 もちろん、風を受けますと揺れますし、乗り込む人がいたりしたら、頂上で一回止まってしまいます。くるくるしながら……。
景色は最高です。 写真で見るよりもビデオで見たほうが面白いでしょう。そんな動くパリの景色です。 ルーヴルを屋根の上から見るのも面白いですし、エッフェル塔がドンドン建物の間から姿を現し、最後には足元まではっきり見えるのがすごいです。 モンマルトルの丘まで続くパリの建物の屋根を見るのも、その上に生えている煙突のオレンジを見るのも、ガラスのピラミッドのあたりを歩くおもちゃみたいな人並みも見ごたえあります。
本当にお勧め! こんなスリリングな体験はパリではじめてかも? もちろんジェットコースターのほうがスリリングかもしれませんが、コースターはがっちりセーフバーで固定され、あちらに事故がない限り、死なないじゃないですか? しかし、この観覧車、一歩間違えれば落ちて死ぬことができます。 どちらが怖いか、これでわかっていただけますよね?
2004年06月22日(火) |
【執筆ネタ】作品撤去について(お知らせです) |
19日の日記でも書きましたが、改めまして……。
トップでご報告しますが、エーデムシリーズ2作を撤去いたします。 作品名は【蒼白なるファセラ】と【彼方へ】です。 すでに、楽園様、ノベルウッド様他、検索サイトから削除いたしました。 万が一、消し忘れを見つけた方はご一報くださるとありがたいです。
今日で当作品のリンクは削除いたしますが、ページはしばらくそのまま残しておきます。 というのはアクセス分析で【蒼白なるファセラ】には毎日15人から30人くらいのお客様がコンスタントに、【彼方へ】でも5人から10人くらいの方が見に来てくださっているからです。 読みかけ突然削除を防止するためです。 幸いなことに、この2作ともたいへん切れのよいところで終わっていますので、読んでいただいても「これからどうなるの?」というジレンマは少なくてすむと、甘いことを考えています。
理由は19日日記に書きましたが、中には 「誰かに酷評されて、ショックを起こしたのでは?」とか 「荒らしにあったのでは?」などと、 真剣に心配してくださる人がいるといけませんので、詳しく……。
間違いなく、そのようなことはありません。 正直、更新の止まっている作品には酷評どころか感想もほとんど来ることはありません。(^0^; 作品を更新できない時期が続き、冷静になって読み直し、自分で自分を批評した結果、これ以上「この作品を読んでください」と、恥ずかしくていえないということに気がついたのです。
正直【森の人々】なども恥ずかしい限りなのですが、一度公開した作品は何が何でもしっかりと結まで持っていくぞ! という気持ちで、休み休みながらも書き続けております。 しかしながら、エーデムリング・シリーズは違います。 【エーデムリング物語】は、もともとが単作です。ネットの海に送り出して、多くの方から応援をいただき、話がどんどん膨らんでいった作品です。 ある意味、読者の方と共に書き上げたような作品群で、私には特別な作品群でもあります。 ゆえに【公開したものは結まで】という自分の信念を曲げてでも、今回あえて撤去に踏み切ることにしました。
読者の方にはたいへん申しわけございません。 また、読んで損した……というものだったわけではないと、自負しております。問題は、これから公開する部分に蓄積されているものです。 再公開するさいにも、話の筋が違う! ということもございません。 この2作は【漆黒のジュエル】との3部作(同キャラ同時代の物語)でもあるので、私に命がある限り(大げさ?)必ず書き上げる所存です。 そこまで付き合いきれない……などとおっしゃらず、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
***ここからはさらに愚痴愚痴独白・どろどろ状態です。 ***そういう書き手の苦悩を垣間見たい人だけ、お読みくださいませ。
なぜ、この作品がだめなのか? を、白状させてください。 まず【エーデムリング】をシリーズ化するにあたって、自分で必ず守ろうと思っていたことがあります。
1)最初から読まなければならないような超大作にはしないこと。 2)同世界を舞台にしてはいても、あくまでも単作であること。 3)けして自己満足で書いてはいても、自分だけ納得……はやだ! でした。 ところが、この二作。この条件から皆外れてしまいました。
1)についてですが、超大作を書いている人を否定しているわけではありませんので、誤解のないよう……。目指したものが違うだけです。 起承転結で完結するストーリーを書きたく思い、大きな山場と余韻を残す結末を物語全体で盛り上げたいと思ったら、500Pから1000Pが自分の限界かなぁ? と思ったからです。 さらに筆致が至って吸引力ある話が書けるならば、超大作もモノにしたいのですけれど。 ところが、この二作については過去の事件が尾を引いているために、どうしても前作を顧みなくてはならなくなりました。 で、回想ばかり……なんですよ。 【彼方へ】は、まさに回想の嵐。【蒼白なるファセラ】は、回想を避けるために【陽が沈む時】を別視点でなぞる予定でした。なんと、ファセラというキーパーソンが再び登場するのは、はるか終章の予定でした。 これだけ壮大なストーリーになったのだから、ある程度は仕方がないのでは? と、言ってくれる人もいるかもしれません。 事実、自分がそう思って甘えて書き始めてしまい、公開もしてしまったので。 でも、フランス革命を物語化するのにフランス建国史から回想しなければいけないわけではなく、(学問上は大切かも知れませんけれど)ホビットの冒険を読まなければ指輪物語が楽しめないわけではありません。(理解は深まると思いますが) 【蒼白なるファセラ】や【彼方へ】も、単独で読んで楽しめて、さらに番外編や他の本編に手を伸ばしてもらえるような作品を目指すつもりでした。 ……でも、書き溜めたところを読み直したら、これはだめだわ。(^0^; 我ながらあきれ果てました。
2)番外編は要素がいくつか。 本編を知ってもらうための入り口……とはいえ、中々そうはいきにくい。 本編の不足を補うエピソード。話の流れ上、入れられなかったものとか。これが多いかな? あとは、完全なお遊びモノ。本編を読んでいる人だけが楽しめそう! しかし、本編そのものがそうであってはいけないなぁ……と。【蒼白なるファセラ】は、明らかに番外編の積み上げみたいな作品です。 とはいえ、そのエピソードがあって初めて生きてくる話だ! と思って踏み切っちゃったのが運のつき。
3)はぁ、はっきり言って上記こだわりを捨てたのは、私のおごり高ぶり以外の何者でもありません。(−−; 石の上にも3年、ネットの上にも3年、皆さんの応援でここまでやってこれたのだけど、その優しい言葉に甘えきって、自作を冷静に見つめる目を失ってしまったんだぁ……と反省です。 厳しい批判も甘んじて受けよう! とは、日頃思ってはいるのですが、優しいほめ言葉もたまーーーにほしくなるものです。 反応がほしくて推敲不足だったのかも知れないし、推敲しても冷静さに欠けていたのかも? 今後は書いてすぐのアップは自重しよう。 ……ということで、この二作はしばらくお蔵入りとなります。
****
甘えはいかんなぁ……と思った理由に、LOTR。 あれだけファンだったけれど、【二つの塔】が封切られたときは、ショックで倒れそうだった。 期待を裏切られた感じが強かったのですよ。 最終的に【王の帰還】までファンでいさせてくれてありがとう! という感じなのですが、作り手が甘えてもファンの目は厳しい……と、自分で思ってしまった。 不思議なことに、今は【二つの塔】も気に入っています。 当時嫌だった原因は、社会情勢とぴったり合ってしまったので、調整させられたとすら感じてしまったからです。 偶然とはいえ、同じ感想を持った人もいたと思います。 一時期【勝手にノベル】が書けなくなったくらいだから、自分でもダメージだったんだなぁ……。 (^^;
蟹のたたりか? お昼のタルタルステーキか? はたまた風邪か? たんなる二日酔いか……?
突然の発熱です。 原因不明。バファリン飲んでだいぶ楽になりました。 こちらでは、病院が緊急でも見てもらうのに時間が掛かるというお話なので、どうにか掛からないようにしたいです。
しかしながら……。 あたふたしながらもお世話してくれるだんなに感謝。 ついつい甘えてしまいます。(*^^*) 風邪を引いてもタダでは起きないぞ! と……。
2004年06月19日(土) |
【執筆ネタ】撤去したら怒るかな? |
最近、執筆再開しまして調子が戻りつつあります。 若干パリの刺激に押され気味で、世界に入り込めなかったんですよね。 で、連載も書き溜めていた【銀のムテ人】と【信じて神様・疑って悪魔】ちょこっとと【勝手にノベル】だけという有様。 どうにか調子が出てきたところで短編を2作書きました。
ひとつは【遠くへいきたい】という現代物。 携帯サイト用作品です。 パリに来る前に書き上げていたのですが、担当者より「物足りない」とつき返され、大幅に加筆しました。 受験に失敗した女の子が海を見に行くお話です。
もうひとつは【マール・ヴェールの祠】という短編。 これは【漆黒のジュエル】の番外編で、番外編企画【禁じられた言葉】のために書き下ろしました。 サリサがエリザと旅立つときの決意のさまを書いたお話で、よく考えてみると【銀のムテ人】のネタばれでもある。(^−^; まぁ【漆黒のジュエル】自体がネタばれではありますが、一応【銀のムテ人】オンリーの読み手のために、我が家からのリンクはなしにしました。 話が追いついたらリンクします。
完結したのはこの2作だけですねぇ。
えっと。。。 実は最近アクセス数が落ちております。 ていうか、正確にはアクセス数が戻ってこないっていうのが正しいかもしれません。 ネット落ちしていた間、それでも更新があるまで待つといってくれた方が多かったのです。でも、新しい人ってやはりなかなかつかないものですね。 3月は様々なお話を毎日更新の勢いでやってましたから、アクセスが多くて当然だったかも知れません。 でも、今はあまり旬のウリがないのかなぁ? などと思います。
自分でも反省。 最近はシリーズ物ばかりの更新で、始めてきた人が「あ!」と思う新作がないんですよね。 しかも、エーデムは「どこから読んでも入れる」というのがウリだったはずなのに、冷静になって読み返すと、最新2作は目を覆いたくなるばかりの「ファン・オンリー作品」 書いていたときから【彼方へ】の回想が多いことは気にしていたのですが、これは読み返すとひどすぎだわ。 【蒼白なるファセラ】は、短編集的にしようかなぁ? と思って連載を始めたけれど、これも自己満足の賜物だわさ。 レイラの物語なんて、短編として番外編に組み込んでもいい話だし。 正直いうと、レイラの恋愛は【蒼白なるファセラ】の中では知っているのと知らないのとでは印象が変わるので組み込んだ……っていうのが本音です。 でも、これじゃあ物語の流れがあんまりですねぇ。 3時間映画だとしたら失格だなぁ。
ということで、エーデム2作の撤去を考えています。 こんな屈辱は初めてなのですが、このままじゃ恥の上に恥を重ねそうです。 とはいえ、ストーリーは変わらないので、今までのところを読んだ人が損をすることはないことを保証します。 つまり、パラレルな作品にはなりえません。 楽園で投票してくれた方、申し訳ございません。 あー絶対にやりたくなかったことをしようとしている私。
とにかく! 今連載しているものをどうにかきれいにしたいですね。 【森の人々】を含めて……です。こちらはヨーロッパに来たおかげで、かなり世界にはまってきました。 再開には少し時間がかかりますけれどね。
また【蒼白なるファセラ】に組み込もうとしていたエピソードを番外編企画用に書き直して公開する予定です。 ファセラの番外編とはできないので……【陽が沈む時】かなぁ? 一番近いところで。
あああああ! しかし! なんて情けないんだろう? もう、ばかばかばか! もう怒ってやってください。 このようなバカをやらないように。 (荒らしてくれって意味じゃないので、それは勘弁ね。(^^;)
スーパーに魚屋さんがあります。 意外に思うかもしれませんが、結構手に入るんですよ。魚。 ただ、そのまま丸々売っているので、買うのに勇気がいります。
勇気。 ひとつは、最近見かけることが少なめの丸ごと一匹とにらめっこすること。 ひとつは、見たこともない魚を食べてOKなのか見極めること。特に刺身。 もうひとつは、わからないフランス語で「くださいな」ということ。
だからどうしても魚とにらめっこしたのち、負けて買えないことが多いのです。 魚屋さんは、ちゃんと切り分けてくれるんですけれども、それも「このくらいね?」なんて話せないから。 この間は、鮭を600gも買ってしまいました。高いのに……。
で、今日はだんなと一緒です。 するとだんな、たくさん並んだ蟹に注目。よく見るとまだ生きています。 生きは上々、ゆでて食べればいさそうな……。 が、見たこともない蟹なんですよ。見かけは渡り蟹に似ているかな? で、だんなが選んで買うことに。
家に持って帰ってゆでようとすると、意外と大きくて用意した鍋に入りきらない。 一回り大きな鍋に移し変えると、水が足りなくて足が出る始末。 しかも生きているので足が動くんですよ。(^−^; うっわーーーー。 魚系をさばくのはさほど苦にしないのですけれども、なんせ大きいし、あとはだんなにお任せしてしまいました。
茹で上がったあと、食べようとしたら……。 まぁまぁ硬くて、本当にトンカチで割るしかないのでは? という硬さです。 だんなが途中まで裂いてあきらめて寝たあと、こっそり食べたら美味しかったです。 一番美味しい蟹は毛蟹だと信じている私ですが、この蟹もなかなかです。 独特の味で、個人的にはタラバより美味しいと思う。 で、がしょがしょナイフで叩き割りながら食べていると。
「いたーーーーーーー!」 はい、この蟹、表面はつるつるして見えたのですが、実は細かい毛が生えていて、それが指先に突き刺さったのでありました。 しかもすごく繊細な細さで、突き刺さっているのははっきり見えるのですが、抜けないのです。 30分くらい汗をかきながら、必死に刺抜きにチャレンジしておりました。 毛抜きもちょいと利かないくらいの細さで、最終的には爪でほじくりだした感じです。
この蟹、美味しいのですけれど、本当に食べるのは大変です。
ロバンソンというパリ近郊に住む学友に【二つの塔】を見てもらおうと(?)お宅まで押しかけていきました。 前日4時まで小説を書いていた頭に、RERの旅はのどかで気分がいいです。 郊外は静かでのどかでよいですねぇ。 時間もそんなに掛からないし、長く住むならば郊外のほうが気持ちよさそうです。
電車の中で演奏する人に、初めておぜぜを渡してしまいました。 二人組みのお年寄りで、ギターとバイオリンでロシア民謡やその他もろもろ、なかなか素敵な演奏でした。 お財布の中の小銭って、意外と溜まるわりには使わなくて。 ところが、実はこれが後で困ったことに。 帰りのチケットを買おうとしたら、1セント玉を受けてくれない券売機だったらしく、購入できず。 あの5セント玉さえあげなかったら……と、後悔しても遅いのです。 結局はRERを1本逃してしまいました。ぐるりと切符売り場のあるほうまで回り、窓口から切符を買いました。 ちゃんと(?)フランス語で。(^0^; 勉強になったから、まぁいいか。
電車や地下鉄構内でお金を恵んでもらおうとする人って、結構いるんですよ。 あと、ちゃんと許可をとって演奏している人もいます。 これ、不思議なことなんですけれど、はじめは前々お金なんて出す気がなかったのですが、毎日同じところにいられると、つい親しみを持つようになってきてしまい、出しちゃうかもしれない……って気になってきます。 まだ、出してはいませんが。 人間心理ですねぇ。
【二つの塔】を見ると【王の帰還】も見たくなります。 この2本は、場面が3面に分かれて進んでいくという点で【旅の仲間】のような流れのよさはありません。 スケールの大きさで勝負! でしょうか? 今となっては、「とり直してくれーーー!」と悲鳴を上げたのが嘘のようです。
本日も散歩です。 実はブローニュの森に池があるのを発見してしまいました。 細長い池で、けして水はきれいじゃないのですが、ボート遊びしている人でにぎわっていました。 池の周りをごしょごしょ歩いているうちに、渡し舟らしきものを発見。 乗ってみたら、降りるときにお金をとられました。(^^; 無料じゃなかったのかぁ……。 そこにあるサロンのようなところでコーヒーでも飲もうと思ったら、時間なので……と、断られました。 気がつくと、もう5時近いのですけれど、こちらは真昼の暑さです。 実は渡し舟でわたってきたこちら側は島になっていて、歩けど歩けど向こうに渡るところがなく、結局やはり渡し舟にのって帰ってきたのでした。
***
「フランス人はアルデンテ」という言葉を知らない」 ネットで見つけた言葉に、だんなが大うけしていました。 確かに……。 イタリアはお隣だというのになぜなんでしょう? こちらでパスタを食べると、だいたいが伸びきっております。(^0^; モナコでもぶにょぶにょでした。なぜなんだろう? 野菜も結構クテクテにゆでるのが好きなようです。 胃には優しそうですけれども……ね。
ころころ太ったので、ロンシャン競馬場までお散歩です。 ちなみに競馬はやっていませんでした。 どうも、日曜日にシャンティイのほうで大きなレースがあるようですね。
家から歩くこと30分ぐらいでしょうか? あまり大きな感じはしないのですが、実は大きかったです。 長いんですよね。直線が……。 スタンド自体は大きくはないのですけれども。 ちょうど外回りを一周できる道があるので、散歩しました。 すると、そこをぐるぐる回っている自転車の人たちがいるんですよ。 それも、かなり本格的で、ツール・ド・フランスとかの練習か? などと思うような……。 時にはおじさんや子供も普通の自転車で回っていたりもしますが。
ブローニュの森あたりは、散歩するとまだまだ何か出てきそうです。 ついでに、ローラーブレイドの大会もやっていました。 バトンを持っているところをみると、どうもリレーのようでした。 ローラブレイドは楽しそうでいいですねぇ。 ほんと、パリは乗り物に規制が少ないのか、いろいろな乗り物がはびこっています。
2004年06月11日(金) |
シャワーを浴びているときに |
シャワーを浴びているときに、突然男の人の声が! (@@; ど、ど、どうしたんだ!
とても焦りました。 だんなとなにやら話していて、シャワールームのすぐ横を通っていって、どきどき。 だって、フランス語わからないんだもん!
どうやら水道のメーターを見に来たらしく、そのメーターというのがトイレにあったのですよね。 そういえば玄関前に張り紙があったのだけど、なんせ読めないから……。 本当に苦労します。
だんながいて助かったけれど、家に入れる前に私にひとこと声をかけてくれい! そのまま知らずにすっぽんぽんで外に出たらどうする? ……つまり、普段はやっているのね。私。(^0^; 「いや、俺もトイレに入ろうと思っていたところで焦った」 入っていたら、検針できなかったというわけで。
とりあえず、ほ。
そして、夜のこと。 いつものように小説を書いていたら、夜中の3時に外で大声を上げている人が。 しかも若い女の子らしい? そのうち、ドアをどんどかたたき出して、いったい何事??? 声の感じからして、へんな人ではなさそうだけど、時間が時間だけに尋常じゃありません。 ちょいと怖かった。 あまりにどんどんがうるさいので、誰かが起きて話を聞いたらしく、しばらくその人と話した後、どこかへ行ったのか、静かになりました。
私の想像……。 恋の痴話喧嘩。ストーカー。やつあたり。 でも、もしかしてナンバーロックを忘れて家に入れなかった夜遊び少女かも? 「おかあさーん、あけて、あけて!」 だったかもしれません。
2004年06月10日(木) |
お客様とナンバーロック |
今日はいろいろありました。 といのも、まずはお客様が来ることになったから。 【二つの塔】の上映会とお食事です。 先日、一緒に食事した友達と、友達のフランス人彼が来ることになっています。
学校が終わって、電気カミソリのコードを買うというだんなを見捨て、一人で家に帰ってみると……。 なぜかこういう日に限って、地下鉄の中でヘンな若者に会いました。 どうも麻薬中毒か何かのようで、目が据わっています。私の向いに座っていたのですが、時々車内を歩き回っては乗客に何かしら話しかけています。 手には、黒いヨーヨーのようなものと、たくさんの錠剤。 気味悪いよーーー! ってなことで、身の危険を感じて何個か先の駅で下り、隣の車両に乗り換えました。 こちらは、線にもよりますが、車両ごとに移動できないのです。
ひやひやしながら家に帰ると、再び野ナンバーロック変更でドアが開かない。 そのうちだんなが帰ってきたらどうにかなる……などと思い、買い物にそのまま出かけました。 料理の苦手な私は、クックドゥで乗り越えようと、キャベツやらを買い込み、家に戻りました。 おりしも突如の雨。やはりナンバーは変更になったようであきません。 そういえばナンバー変更の紙が入っていました。しかし、今回は電話して番号を聞くというものだったので、私は知りようがなく、だんなが電話で(フランス語で!)聞いて、知っているはず。 しかし、確か日曜日から……って言っていたはずなのになぁ。 だんなも帰ってきて、さああけようとしたら……。 「知らない」 (・0・; な、な、なんでーーー! メモも何もかも、家の中においてきたらしいです。 なけなしの記憶力を頼って、どうにか家に入ることができましたが、大変な目にあいました。
そんなこんなでお客様を迎えて、どうなることか? 次なる事件は? などと心配しました。 ところが、フランス人彼は中国に行った事もある人で、中華OK、ご飯もOK、味噌汁OKで(無理していたかもしれないが)とりあえずOKなのでありました。 結局は映画よりも話に夢中になってしまい、上映会は半分で中止。 また続きを見に来てね! になりました。 とりあえず、めでたしめでたし……なのでありました。
今日はまるで真夏のような暑さです。 で、タンクトップとスカートにサンダルでしたが……ふう。 北海道でいうと真夏って感じです。 風が吹いて日陰にはいると、少しひんやりするところが、ちょいと逃げ場があっていいですね。
さて、本日は遠出しました。 凶暴な列車に乗って、モネの庭と家を見てきました。 フランスの乗り物って、どうも凶暴っていうのがしっくりするんですよ。 何か事故があっても自分でどうにかしてね! みたいな。 なんて書くと、またフランス人が誤解されると困るんですけれどね。 まずは、駅の構内徐行しません。(^^; 北海道の我が家の近くの駅で、プラットホームに腰掛けて携帯電話に夢中になっていた女の子が通過列車に巻き込まれて……という事故がありましたが、おそらくこれだけ凶暴な列車が走っていると思えば、その子もそんなまねせず、死なずにすんだことでしょう。 それくらい飛ばしているのです。平均120キロ以上出ているのかな? ちなみに、北海道で振り子特急のメーターを覗き見したら(見るな!)意外と早くなく、100キロ出ていなかったような気がします。気のせいかも知れませんが、止まる回数も多いしあまりスピードを出しているようではありません。 こちらは……いやはや、止まらないっていったら止まらないんですね。
さらに地下鉄でもそうなのですが、自分でドアを開ける方式なのです。これが走っている間はロックが掛かっていてあかないのですが、止まってからあくわけではなく、動いているうちにあいてしまいます。 じいちゃん、ばあちゃんは間違いなく怪我します。私もかなり危険を感じておりますが、若者はまだ動いているうちにドアをあけ、掛け降りていくのです。 きっと、あいたから転んで怪我を……などという人はいないんでしょうね。 さらに恐ろしいことに、びゅんびゅんと飛ぶように早い列車なのですが、併走している自動車がそれよりも早いことです。 (^0^; あなたたち、いったい何キロ出しているの? フランス人ドライバーの70%は「事故は他人のせい」と思っているらしく、飛ばすんですよ。 ラテンの血が騒ぐのでしょうか? 路上駐車は前の車にぶつけて止めるし、こちらが驚くと、バンパーはそのためにある、などとのたまうし。。。 まあ、とにかく移動手段はたいがい凶暴なのです。
モネの家は、意外に質素でした。 でも、庭はとてもきれいです。私はかなり感動したのですが、一緒に行っただんなが絵心なし(?)なもので、ぶうたれてしまい、とても観賞に浸りきる雰囲気ではありません。 今度、一人でゆっくり来よう……っと。 モネのファンはアメリカ人が多いのか、たまたまバスで乗り合わせた人たちは、ほとんど英語でした。 さらに、フランスもここまでくればフランス語オンリーで、だんながいてくれてありがたかったです。 私のフランス語は、パリのみならずノルマンディーでも通じないことがよくわかりました。
モネの庭だけではなく、このあたりは植物が不思議な色を持っていて、印象派が好んだことがよく理解できます。 やどり木や道端の草までも不思議。森はうっそうとしていて、 「マヨネーズをかけてしまえ!」 と、札幌の植物園を表現した誰かさんの言葉を思い出しました。 ふっと……【森の人々】続き書かなくちゃなぁ……だって。(^^; フィーが落ちたところはウィーンのイメージで、ニコルが落ちたところはフランスの田舎というイメージだったもので。 いきなり執筆ネタでごめんなさい。
帰りの列車は遅れていたらしく、定刻に乗った列車が鈍行で、今度はのんびりになりました。 が、暑さのためにアブラムシ大量発生で、汗ばんだ肌が虫取紙状態になっていたことに気がつきました。 しかも大きな熊蜂が迷い込んで、私は車両の中を逃げ惑う羽目に。 止まった駅でパリ行きに乗り換えようと思ったのですが、その駅からもたくさんの人が乗り込んできたので、これはやっぱりパリに行くのか? と思い込みました。 だんなのしりをたたいて、やっと乗り込んできたおばさんに 「パリに行きますか?」と聞いたら「ノン!」 お礼も言わずに飛び降りました。 こういうときは、やはり一人じゃだめだよなぁ……と心細くなり、ご機嫌斜めのだんなをとるか、一人旅の不自由をとるか、悩んじゃいます。
だんなと旅をしたくても、旅の趣味があわないよーーー! これってかなり、大問題かも? (−−;
2004年06月08日(火) |
【執筆ネタ】人気投票ほか |
地味におきっぱなしの人気投票ですが、長年トップにいたギルティが後退、メルロイがトップを独走中です。 やはり出番があると票が動く……というところでしょうか?
実は、書き溜めておいた【エーデムシリーズ】部分を読み返してゲンナリしていたのです。 ううう……これではいかん。(−−; ということで、【ファセラ】の更新はしばらく後になりそうです。 【彼方へ】に関しては一度引っ込めたほうがいいのかな? あんな中途半端で公開するなんて、頭がおかしくなったとしか思えません。 自己満足のために書いているとはいえ、自分しか面白くないもの書いちゃったら自己満足もできませんね。
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書いたものが金になる……。 ということは難しいことですね。 所詮は道楽、道楽とは金がかかること。 とはいえ、職をなくした私としましては、お金を掛けることはできません。 「本を書きませんか?」 と出版社から言われるだんながうらやましい。 面倒がって書かないようですが。 先立つものがないと、私の場合は本にもできません。
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今は書くよりも刺激を溜め込む時期かも知れませんね。 ぼよよんと日々を送っています。
お友達の中に、フランス人彼氏がいる人がいまして、その人が今日で学校終わりということで、みんなでお食事しました。 そのときに彼氏さんを紹介してもらいました。 私ははしゃぎすぎて酒飲み過ぎて酔っ払いました。 (^0^;
フランス語がまだあまり話せないので、英語で話すことになるのですが、英語がよくわかっていない私は、結局飲み食いに集中することになる。(笑) とはいえ、とても楽しかったです。 言葉が分からないところは、動物的感でカバーです。というか、ほとんどおバカな解釈だったかも?
その方は、今日本語を勉強していて、ちゃんと漢字の本なども持っていて、熱心。 でも、アルファベットでないから難しいだろうなぁ……日本語。 生真面目そうで優しそうな人でした。
でもはっきり分かったのは、やはりフランス語は話せていないぞ! 自分。 ってことでした。 わがだんな様は、お勉強の成果が多少あったようで……。 うーん、もともと頭のつくりが違うし、勉強もだんなのほうが真面目にコツコツやっているし、レベルに差がつく一方です。
もう2ヶ月たってしまったのに、話せるようになるのか? 自分。
2004年06月06日(日) |
クリニャンクールの蚤の市 |
先日、だんなが思いのほか骨董やらガラクタやらに興味を示したので、雲ひとつない青空のした、蚤の市まで行ってきました。
えー、蚤の市とはいえ、とても広くて結構高いものもあるんです。 壊れた椅子とかもありますが、どこかの宮殿にでもありそうなシャンデリアとか、家具とか、なぜか暖炉とか……。 下手な博物館よりも楽しめることまちがいなし。 だって、手にとって見れるわけで。
今回、げげげ……と思ったアイテムは、鹿の足がついた食器。 ナイフとフォークとスプーンなのですが、もち手部分が鹿の足。(^^; 骨を柄に使うっていうのはあるかもしれませんが、毛までついていて爪までそのままでは使う気がしません。 同じ系統で、エモンガケもあったけれど、それもねぇ……。きっとその上に角突きの顔の剥製をかけていたのでしょうかねぇ。
もうひとつは、日本では絶対に発売できないようなひわいなデザインの置時計。うーん、私の口からは説明できません。 一見かわいらしい仕掛け時計に見えて、思わず手にとってしまい、落としそうになりましたよ。
店の売り物? と思われる机に向かい、サンドイッチなどの軽食をかじっているのは、お店の人のようです。 きれいにディスプレイした貴族の屋敷のようなところで、友人とワインを飲みながら世間話していたりして、なんか楽しそう……。 売れているのか売れていないのかは分かりませんが、あまり儲けなくても人生楽しそうなのでうらやましいです。 (とはいえ、今働いていない私は、もっとうらやましい生活かも?)
今日は完全に見て歩く日。 しかし、だんなはやはりここが気に入ったみたいです。 「なんか落ち着くよなぁ……」 う? どこが? (^^; けして落ち着くような場所ではございません。 ここでお昼を食べましたが、ギャルソンがほとんど英語を話せなかったので、結構フランス語の勉強になった……って甘いものでもないんです。 アイスクリームは甘かったけれど。
こっちの料理って、全体的に味がこめ。 ハムの類はしょっぱいし、デザートは甘い! でも、なんていうか、甘さや辛さでごまかしている感じではないんですよね。 デザートなどでも、意外とイチゴやりんごに酸味があるので、甘すぎるくらいでバランスが取れます。 とはいえ、このままでは私はころころになってしまう!
その後、パリを大移動。 クール・サンテミリオンというショッピング・モールへ。 こちらはカフェなどが多く、あまりショッピング……という感じではなかったかな? すぐ近くの広い公園はやや自然を取り入れた感じで、子供連れが多く、水遊びや山登りなどして遊んでいます。 そういえば、子供服やアウトドアの商品が多いショッピング・モールだったなぁ。 地下鉄6号線に乗って帰ってきましたが、この地下鉄は大部分が地上を走るという景色のいい線でした。 天気のいい日は気持ちがいい! 乗り換えたくないよーー!
ということで、今日はなんとなく観光客した一日でした。 お風呂にはいってビールを飲んで夕涼みして……あ、もう8時回っています。 明日のフランス語の予習をしないで、今夜もこうして過ぎてゆく……。 (^0^;
近くにあるカルフールというハイパーマートは便利なのですが、つい買いすぎて重くなるのがたまにきず。 買い物する人たちがごっそり買っていくのでつられるってのもあります。 歩いても10分ほどのところなのですが、最近バスに乗って帰るという手を思いつきました。 バス停でバスを待つのもベンチに座れば休憩になります。 買い物で疲れた体を休めながら、バスを待てばいいのですから。
カルフールの建物は半地下のような不思議な建物で、屋根の上は公園と一体化しています。反対側からみると小高な丘のような感じです。 買い物帰りの人や公園でくつろいでいる人たち、それから今は全仏オープンテニスをやっているので、その帰り道のような人たちが歩いています。 そういえば今日、初めてポートドートイユの駅を利用したのですが、テニスの大会らしい雰囲気のポスターと……なんと通路に赤いコート用の砂が敷き詰めてありました。 これって結構維持が大変では? などとも思いましたが、まるでコートの中に入れたような高ぶった気分になりました。 ちゃんと白線もはいっているところが芸が細かいです。 機能以外のところでもこだわりとあそびごころをもてるのが、フランス人のおしゃれなところだよなぁ……などと思います。
で、バスが来たので乗りました。 たった二駅なんですけれど、定期券なので乗ったほうがいいですよね。 そうしたら次のバス停で乗ってきたおばあさんが急に私に話しかけてきました。 品のいいご婦人と言う感じの人で、おそらくこのような内容だったと思います。 「私は次で降ります。たった一駅なんですが、歩くのはつらいんですよね」 わかったのは「次」と「歩くこと」だけだったのですが、私の動物的言語感で……。 ちょうど私も次で降りるので、出口のところに張り付いていて、それでよけてほしくっていろいろ話しかけてきたんだと思いますけれど。 あの……フランス語分からないんですよね(^^; なんともいえず、適当にニコニコ身振りで私も次に降りると言ったのですが通じませんでした。 「ぱるどんまだむ、しるぶぷれ」といわれちゃあ……。(^0^; (おそれいりますが奥様、およけになってくださいまし……って感じか ?) とりあえずよけて先に下ろしてあげました。
今日もたまたまエレベータで一緒になったムッシューに英語で話かけられ、 「日本語しか話せないのですね?」 と言われ、くやしながらも「うい」 でも、私には動物的言語感があり、これはだんなの英語力・フランス語力を上回る多大な効果を挙げているんですよ!
こちらで一緒にフランス語を習っている人たちは、なぜか関西出身の人が多い。 そういえば、街中で見かける日本人旅行客も圧倒的に関西系。 「関西人は声が大きいから目立つだけじゃない?」 などと言う人もいるけれど、やはり多いのではないだろうか? だんないわく 「パリの人と関西人は似ている」 のだそうだ。 関西出身学友たちが、そういえば……と共通点をあげる。
「やかましいわな」 そう、パリの人はおしゃべり好きだからやかましいのだ。 まぁ、一方的に話す人の多いこと。(^0^; 日本語しかわからないって気がつくのに、いったい何分かかるのやら? さらに妙な共通点があがる。 「エスカレーターのよけ方やねん」 私は知らなかったけれど、関西と関東ではよける方向が違うらしい。 こちらではエスカレーターの左側をあけておく。 そういえば、なんとなくフランス語が関西弁に似ているような気がしてきた。 「こまんたれぶ」「さば」「ぼあら」「しるぶぷれ」「さくっとこんびあん」 このなかにきっと関西語が入っても違和感がないに違いない。 「そんなんあらへんでー」 と言われて、冗談ですよぉととぼけるときは「あららーーー」なのだ。
関西の人はきっとパリに故郷を感じるに違いない。(^^; などと、勝手に思う私。
***
本日は、学友を家に呼んでLOTRの上映会をしました。 とはいえ、小さなPC画面で細々とですが。 あああ! やはり大画面で見たいですよ! うるるるーーー!!!
2004年06月03日(木) |
【執筆ネタ】冷静になってみると…… |
引越し前は焦っていたのでしょうか? ひどい作品ばかり書いたものです。(−−; あうーーー。。。 取り下げたい。
初心を忘れているんでしょうねぇ。 なあんか、読み手に優しくないなぁ…と感じます。 説明が足りなく、しかも説明くさい。 一番ひどいですねぇ。
少し心を入れ替えて、やり直してもいいでしょうか? エーデムシリーズは、どこから読んでも読めるよう、シリーズというよりも1作完結型であり、別に続編なわけじゃないはずなんですよ。 そうじゃないといけないけれど、最近は番外編を書きすぎたせいもあり、本編も親切じゃないですね。
あまりにぐったりきたものだから、めっきり疲れてしまいました。
ふしぎなことにソネットサイトがいきています。 おかしい……。 で、だんなを問い詰めると、 「面倒だから解約するのやめた」 なーんーーーーですうっつてーーーーー!!!
私のあの忙しい間の引越し作業はなんだったの? つうことは、私たち、づうううううっとソネットとAOLと今のフランスでのネット契約を続けていくってこと? なんという無駄遣い。。。(−−; それよりもなによりも、解約するのやめたならどーーーしていってくれないのさ!
あったま痛いです。 おまけに一時帰国しただんな、電気のブレイカーも落とさず、ガスの元栓も締めずこちらに戻ってきました。 あったま、痛いです。 はぁ……そんなに使わない電気代やガス代を払うくらいなら、私に服ぐらい買ってくれ!
半年の海外生活って、どっちつかずで微妙。 とはいえ、ガスぐらい止めて帰ってきてよね。
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