映画「Vフォー・ヴェンデッタ」 |
■米映画「コヨーテ・アグリー」 |
芥川賞受賞作品「ゲルマニウムの夜」が、本作の焼き直し作品だそうな。 作者本人も認めたらしい(あとがき参照) 長々続く作品はあんまり読まないタチなのに、なぜか、王国記だけは読んでいる。宗教、暴力、エロと、三拍子そろっているからかなぁ。 そんな訳で、この作品「イグナシオ」は王国記シリーズを読むだけの時間がない人にお勧め。 オチもスッキリ決まってて小気味よいです。 性描写も最近みたいにどぎつくないし。 話の舞台は、私にとっての聖地「魔都・新宿」だからってのもある。 (女神転生オタクがここら辺で発病してしまうのですよ…えぇオタクですから) 歌舞伎町の描写を読むだけで、胸がキュンキュンしております。 …あぁ、早くトウキョウに帰りたい(そんな私は山口に居ます) 時代背景も学生運動とか、三島由紀夫とか、燃えてる時代です。 危ない人ととられるかもしれないが、私もあの時代に生まれたかった…。火炎瓶投げたり角材振り回してみたかった…。 脱線した。 主人公は、ハーフの孤児・イグナシオ。天使降臨と言わんばかりの美少年だそうな。 修道院内の施設で育っており、友人一人をバットで撲殺後、修道女と契りを交わし脱走。そして新宿へ出るわけです。 そこでは学生運動参加中の道産子娘と知り合ったり、バイト先のホモマスターに犯されそうになったり、ヤクザの親分に気に入られて、自殺願望のある妹を任されたり…凄まじい人生ですね。 ところどころ宗教絡みな描写はあるものの、王国記ほど言及してない。 どっちかっていうと、神様を信じてますし、この主人公。 最後はどうなるかっつうと、いい男のサガを地でいってますな。 愛しい女共を残して、銃弾の的となるのです。はい。 死して屍になるまで、あっという間の激走です。 読んでるこっちも瞬きすら出来ない。おもしろかった。 現代物の小説はほとんど読まないのですが(読書しているときくらいは、現実逃避したいから)花村作品は食指が動く。 それは先も言った「宗教・暴力・エロ」だから。 暴力には重きを置いてないが、宗教とエロは響きますねぇ。 これがまた、禁欲万歳の基督教だからまたおもしろい。 そうそう、「酸欠金魚」という表現が出てくるのですが、すごく気に入った。 |
演劇部のメガネ顧問と結婚したよーぴんの話。 主人公は山村の学校の女の子なんだが。 幼なじみの男の子に抱く、淡い恋心ってやつですなぁ。 私にはこんな淡い体験ないから、うらやましいったらありゃしない。 …年上の女ってシチュエーションは、誰しも経験することなのでしょうか。 それにしても、西氏の描くメガネ男性は、萌えますなぁ。 前作に引き続き、怒濤の下ネタ4コマ。 前より下ネタがどぎつくない感じがした。 キャラもそこまで濃くないかなぁ…。 でも、乳首トーンのネタは…いかせん、ツボでした(笑) 本格JUNE描いて欲しいなぁ。 |