2005年09月19日(月)  「裏のハローワーク (交渉・実践編)」 草下シンヤ

■裏のハローワーク(交渉・実践編) 著・草下シンヤ

先輩から借りて読破。
読みやすかった。
そして、おもしろかった。
実際、私が関わる事のない話ではあるが(サラ金とか詐欺とか)
こういう技術が交渉の為になるのかなぁ、と関心は持てた。

・彫り師の話
龍の目を入れずに彫ってくれ、という依頼を聞いた話。
願掛けで目を欠くのはダルマと一緒だが、それがヤクザの世界だから凄みがある。
一つは「身を立てた時」、もう一つは「人の親になった時」に入れるそうだ。
うむぅ。任侠ですなぁ、かっこえぇ。

・兄貴分のために指を詰めた話
自分のためにではなく、人のために指を詰める事を、生き…なんだっけ。
まぁ、そんな事する人も昨今の業界には居ないらしい。
人情の世界も、情だけでは渡れなくなってきているようだ。
人間って、感情があるから人間なのになぁ。

ちょっとだけ、ヤクザの世界つうか、裏の世界が格好いいと思った。
ギャングとかマフィアって格好いい、と思うのと一緒。
外来種じゃなくて、固有種も素敵に感じられるんだね。

でも、関わり合いになりたくはありませんがね!




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