フロントガラスの雨粒が 不規則なドット柄を作る
私の中にも浸透して 歪んだ痛みを残して行く
道端の夏草が風にさざめく まるで見透かされているように
私は少しずつ露わになって 醜い部分を見せ付けられる
昇華して浄化して 水滴があの空に還る頃
魂も天に昇れるといいのだけれど・・
心が欲しいだなんて
綺麗事を並べたて
身体だけを求める人
身体の関係と言いつつ
心が欲しいのは私
思うように動かない意志と
虚無感に苛まれ
自責の念に駆られ
苦しくて息が出来ない
生きてる意味なんか無い
一思いに殺して欲しかった
どうって事は無い
生まれる前に ただ戻るだけ・・
アスファルトに映った雲の-影-
ユラユラと揺らめいて
モヤモヤと移ろって行く
心の中を透視されてるように
色濃く落とす非情な-陰-
別な人との旅立ちだね
きっと今頃は空の上
今夜は夜空を見上げないよ
星がキラキラ煌めいて
アタシの瞳に落ちて来るから
なんだかとても遠くに見えた
理解されてると思ってた
心の隅で馬鹿にされたような
虚脱感と哀しい気持ち
ちょっとの悔しさが混ざって
そんな傷付きやすい自分が
同じように人を傷つけているのに
他人を責める権利は無い
負の感情からは何も生まれない
私は私のままで
貴方は貴方のままで
そのままで・・
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