我が侭なアタシに
アナタは似合わない
欲張りなアタシは
何時だって満たされなくて
獲物を弄ぶように
少しだけ好きな振りをして
上辺だけの愛を快しむ
重い愛は要らない
口先だけの愛も・・
愛と憎しみは紙一重だから
刹那の歓びに身を任せたいだけ
いつしか愛する事が怖くなって そんな感情は要らなくなった
いつだって心は空っぽで ひとつところに留まらず
ゆらゆら浮き草みたいに 揺れ惑っていて
アナタを想って泣いた夜 あの涙は嘘じゃなかった
だけど 今はもうアルバムをめくるように 懐かしく切なくて
アタシの存在は幻のように ただ人の中をすり抜けて行く
透明で気付かれることなく・・ 想い出に残ることなく・・
こんなコトってあるのかと
内心笑ってしまった
久々にTELしようかと
アドレス帳を眺めていたら
着信メロディー
人とは違うその曲に
ビクッとして可笑しかった
好きとか嫌いとか
関係無しで必要として
束縛も嫉妬も何も無い
素敵な関係はこのままで
パス付きのフォルダの中に・・
しとしと降る春雨で わだかまった水たまり
じわじわと広がって それはレモンジュースのようだ
ゼリーみたいに固めて ストローで吸ってみる
どんな哀しみも切なさも 飲み込んで吸収する
頭の奥を刺激しながら 私の中にinputされる
言えずにいる言葉も 叶えたい未来も・・
心臓が痛いんだ
頭も痛いんだ
息がしにくいよ
自分の感情が わからない
君のせいじゃない 違うんだ
責めてばかりで ごめん
我が侭ばかりで ごめん
いつだって悪いのは アタシ
わかってる わかってるけど
素直に言えないんだ
感情が まるでスクランブル
ぐるぐる混ざって 手に負えない
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