鶴は千年、生活下手

2017年06月09日(金) もう梅雨の中休みって

梅雨入りしたと思ったら、もう梅雨の中休みって言われて、そう
なのかと、微妙な感じである。

中学3年生の男子が、5歳の女児を2階から投げ落とした事件。
特別支援学級に在籍し、触られると落ち着かなくなる特性があっ
たとされているが、確かにそういう特性の子もいる。
しかしかなら、同様に支援級に在籍する子を持つ親から言わせて
もらうと、「痛めつけてやろうと思った。」という発言には、明
らかな悪意があるように思える。
嫌なことをされて落ち着かなくなった時、一番自然な反応として
は、振り払う、押しのける、ちょっと強めで蹴りとばす、などが
思いつくのだが、わざわざ抱え上げて普通の建物の3階にあたる
ほどの階段を上り、投げ落とすことをするのかと感じたのである。

息子に聞いた。
息子は「どうしてもがまんできなくなったら、蹴りとばすかな。」
と答えた。
反射的に出る行動よりも、さらに手間のかかる行動をしていると
いうことが、引っかかるのである。
むかついたから痛めつけてやろうと思ったという発言は、自身が
そうされたことがあることの影響なのかもしれないとも思った。

どんな子でも、経験で身に付けることがあるし、身につけなけれ
ばならないこともある。
それは当然で、善悪の判断ができるようにするのはしつけ、教育
の第一目標ではないかと思う。

息子だって、いろいろ小学校ではやってくれていたが、衝動的に
起こす行動が多く、わざわざ手間をかけるような行動はなかった。

単純な衝動的行動ではないところに、彼の経験の問題があるよう
に思える。
あくまでも、個人的な感想であるが。


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市屋千鶴 [MAIL]