鶴は千年、生活下手

2012年03月31日(土) 年度末

夫が胃カメラという日記を書いてから、ネットで検索した。
十二指腸隆起性病変で検索したら、同じような質問にヒットした。
答えは、潰瘍の痕かポリープではとのこと。
十二指腸には悪性のものはできにくいという答えもあり、少し気
持ちが軽くなって、夫にその旨をメールした。

翌日、透析を終えての帰り道に携帯電話の電源を入れると、検査
が終わった夫からメールが入っていた。
「全然問題無しのA判定。ピロリ菌もいませんでした。
 俺の胃袋ちょー綺麗!」
何でもなくて浮かれている様子が、手に取るようにわかるメール。
「腹黒くなくてよかったね。」と返信した妻である。
検査後に出勤したのだが、帰宅した夫に同じ言葉を言うと、会社
でも「腹黒くなくて良かったね。」と、全く同じことを同僚達か
ら言われたとのこと。
みんな同じ反応なのか。

水曜日は、もぐちゃんとロマンスカーを堪能。
VSEのサルーン席に乗ったり、MSEのあさぎり号に乗ったり。
ちょい鉄なわたしだけなのかもしれないが、サルーン席に乗れて
もう乗ってるだけでなんだか幸せな気分になれるのである。
大満足の日であった。

そうこうしているうちに、年度末である。
明日からもぐちゃんは3年生。
夫は入社22年目に突入。
わたしは、学童の保護者会の役員も終わり、病院の患者の会での
役員の仕事だけになった。

明日は、特に予定のない日曜日。
のんびりと、と行きたいところだが、学用品の補充点検にあてる
ことになりそうだ。
買っておかなくてはならないものが結構ありそうなのであった。



2012年03月26日(月) 春休み

昨年は、卒業式の日にもぐちゃんはインフルエンザにかかって、
修了式を出席停止状態で迎えた。
今年は大丈夫だと思っていたら、春分の日の夜から胃腸の調子が
悪くなり、水曜日の卒業式は元々休みだが、翌木曜日は休んだ。
なんとか修了式には出席したいと、最終日に登校した。
わたしもついていって、修了式の後に、1年生のときにお世話に
なった先生のお別れ式にも参列した。
お別れ式では、もぐちゃんはもう1人の支援級付きの先生に花束
を渡す役だった。
そうこうしているうちに、なんだか元気になったようだったので、
わたしはいったん帰宅し、お昼に迎えに行った。

ところが、その夜から、今度はわたしがおなかをこわしてしまい、
3時間くらいしか寝られなかった。
下痢止めを2回(8時間分)飲んで土曜日の透析をなんとか乗り
切ったが、寝不足と朝ご飯抜きとで、血圧が下がってしまい、な
かなか回復しなかったので、帰宅は1時間遅れた。

帰宅後、8時間ぶりにトイレに行った後でしばらく眠り、夫が用
意してくれた梅粥(今はレトルトが有って便利)を食べた。
お粥ってすごいなあ、などと感心しながら過ごし、その後はトイ
レも朝1回だけに戻り、食事を控えめにしてはいるものの、普通
に過ごせている。

土曜日から春休みに入ったもぐちゃんだが、今日は学童で遠足が
あり出かけていった。
帰りは3時頃になるようだ。
春休み、透析の無い日は、お出かけしたいと思っているらしく、
最初に行きたいのは、東武博物館らしい。
先日行って、気に入ったのだ。

わたしやもぐちゃんが体調を崩したときに、やはり頼りになるの
は夫であり、いろいろと苦労をかけているなと実感する。

明日は、夫が胃カメラ検査に行く。
人間ドックで、胃カメラ検査が必要と診断されたためである。
潰瘍の痕、とかだといいのだけれど。
どんな結果でも、受け入れる覚悟は普段からできているつもりだが。



2012年03月12日(月) 1年

東日本大震災から昨日で1年。
長野の震度6強から今日で1年。

地震後にもぐちゃんと2人で見ていたテレビ画面に映し出された
津波の映像は、今もはっきりと思い出される。
名取川付近をさかのぼる黒い津波の画像に、不謹慎かもしれない
が、「風の谷のナウシカ」の王蟲の大海嘯のようだと思った。
テレビの画面を見ているのに、とてもおそろしかった。

わたし個人は、50年あまり生きてきて、失ったものもたくさん
あるのだが、その大きなものはふるさとであろう。
わたしや亡き母は、自分の都合で自分からふるさとを出てきたの
だが、それでもふるさとへの思いは強い。
震災でふるさとを出なければならなくなった人の思いは、まして
や原発事故でふるさとに帰れないままになっている人々の思いは
いかほどかと思う。

失うものと得るものと、人生の中でどちらが多いのか。
わたしは健康な体は失ったが、一つの命と育てる喜びを得た。
生まれ育った家族の姉以外は全て失ったが、夫と子どもとの家庭
を得ることができた。
失ったものを、ただただ失くしたものと思っては悲しすぎるので、
せめてそのかわりに何かを得たのだと思いたい。

しかし、失くした命に替わるものなど何もないだろう。



2012年03月10日(土) お別れ遠足

今週は支援級のお別れ遠足だった。
よみうりランドに行ってきた。
児童3人と大人2人(先生1人、介助員さん1人)のグループだ
った。
先生とゴーカートに乗ったり、1人でスカイサイクルに乗ったり、
みんなで乗り物に乗ったりと、ワンデーパスを購入すると決めた
児童で構成された班なので、結構たくさん乗ってきたようだった。
その晩は、いろいろと思い出しては話すので、寝付きが悪かった。

我が家では、遊園地というとコスモワールドに行ったことがある
くらいで、わたしがジェットコースター系が苦手なのでなかなか
遊園地には行かないのだった。
今回、よみうりランドに行って、楽しい乗り物がたくさんあるこ
とがわかったので、今度は家族で行こうと言われているのだった。
母としては、花粉が飛ばない時期にお願いしたい。

そして、今日の午前中は学童保護者会の役員会(反省会)だった。
来年度の新役員に引き継ぎたいことを話し合ったのだ。
これから日曜の度に予定が入っていく。
学童入所説明会、学童役員引き継ぎ、病院の患者の会の総会、さ
らに親戚一同の旅行と、4月中旬まで決まっている。
なんだかとても慌ただしいが、16日で引退するロマンスカーに
乗ったりもしなくてはというのが、鉄なる母子の予定の一つなの
だった。
短縮授業になったら行くぞと意気込む母と子である。


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市屋千鶴 [MAIL]