鶴は千年、生活下手

2005年10月26日(水) 選曲

昨日、国体の高校男子新体操を見ていた。
北海道代表の曲は、「メタルギア・ソリッド」のサントラである
らしかった。
また、兵庫代表の曲は、「仮面ライダー響鬼」のサントラである
らしかった。
男子の新体操の曲は、かなりわたし好みだった。
(ちゃんと全代表の分、見たかったなぁ。)

もぐちゃんは、駅前まで行くと、電車に乗りたくなるのだった。
先週の土曜日は、夫が休日出勤したので、私服で出かけた。
見送る時に、もぐちゃんは自分も出かけると泣いた。
それためか、ドラッグストアに行った時は、方向が違う、自分の
行きたい方向ではないと泣きべそ君だった。
一旦戻って駅前方面に向かうと機嫌は直ったのだが、電車には乗
らないのだとわかると、帰宅するまで泣き通しだった。
帰宅後も転がりながら泣いており、少し落ち着いてからやっと昼
を食べた。
その後はうんちをしてすんなり昼寝に入った。
(そりゃあ、泣き疲れるだろうよ。)

少しでも希望を持たせると、それがかなわなかった時の悔しさが
大きくなってしまい、怒り泣きに発展するらしい。
家を出る時から、今日はどこそこに何をしに行くのかときちんと
伝え、ちょっとだけというそぶりを決して見せないことがぐずり
を最小限に抑えるポイントなのかもしれない。

日曜日に、夫がたくさん遊んでくれたからか、月曜からなかなか
聞き分けの良いもぐちゃんである。

 「聞き分けの良い子はいねがー」なまはげが褒美を持って雪道を行く
                           (市屋千鶴)



2005年10月18日(火) 雨ばかり

なんだか、しょちゅう雨が降っているような気がする。

先週の金曜日に、もぐちゃんと電車乗りに行った。
と言っても、大和までの数駅の話である。
この子はほんとに電車に乗りたいんだなぁと思った。
わたしが蓄尿の日を選んでしまったために、時間に制限が有って
大和までということになってしまったのだが、もっと乗っていた
かったようだった。

もっと大きくなったら、もっとたくさん電車に乗ろうよ。
でも、大きくなったら、電車より好きなものができるかなぁ。

最近、だだっ子パンチを覚えたので、夫が出かける時やわたしが
出かける時に、自分も行くとか、行かないでとかという意思表示
としてだだっ子パンチをくり出して来る。
両手ともパーでペチペチと交互に、抱っこしている親の首の辺り
を叩く。
あんまりというかほとんど痛くないので、ついつい笑ってしまい、
もぐちゃんは心外な様子である。(笑)
だだっ子パンチの後は、転がり回って怒り泣きをしている。
イヤイヤというよりも、怒っているのである。

夜泣きする場合も同様で、怒り泣きである。
そうでない場合は、遊び出してしまうパターンである。
それほど頻繁ではないが、月に2〜3度くらいだろうか。
遊び出す場合は、2時間くらい起きているのが目安。
昨晩も24時頃に泣きながら起きて、落ち着いた頃に夫が帰宅し
たので遊び始めてしまい、再び寝たのは2時過ぎだった。

今はまだ寒くはないが、真冬の夜中は寒いだろうなぁ。

 怒られたことを思い出すのだろう 真夜に泣き出し抗議する子は(市屋千鶴)



2005年10月11日(火) 秋雨がつらい

梅雨寒よりも秋の長雨の方が、神経痛持ちには辛い。

今のところ、腰や足が痛いわけではない。
ただ、気持ちは沈みっぱなしである。

夫が元気の無いわたしのためにかいがいしく働いてくれるのを見
ては、ますます沈んでしまうような状態で、床につく頃には呆れ
られてしまうのだった。
なんだかんだと話をして気を取り直したりはするのだが、やる気
の無さ加減にはあきれられても仕方が無いだろうと思う。

日曜日はほぼ一日もぐちゃんを見てくれていたわけで、これ以上
贅沢を言ってはいけないと思っている。
どんなに夫がかいがいしくしてくれていても、母親のように子供
に神経を向けっぱなしではなくて、自分の見たいテレビは見たり
するわけだ。
なにも、ずっと神経を子供に向けている必要はないということは
理屈ではわかっているのだが、子供の声一つで血圧が上がるよう
な母性というものを持っている以上、父親よりも子供の要求や困
難に対して敏感なのはやむを得ないと思う。

だから、「ちょっとーっ、テレビばっかり見てないでよ。手元を
ちゃんと見てよね。」と言いたくなる時もあるのだ。
しかし、がんばってくれているからと、その言葉は飲み込んでし
まう。
飲み込んでしまうが、そう言いたいことは、一度や二度ではない
ので、その度にそれを押さえ込んでいると疲れてしまうのだ。
それ以前に、そう言いたくなってしまう自分に疲れるのだ。

夫は、どういう場面でわたしが言葉を飲み込んでいるのかを知り
たいらしいが、わたしもそれをいちいち覚えてはいないところが
別の意味で情けない。
説明するのも、なんだか情けないような気もした。

これは、ほんとにわたし自身の問題であるので、そのことで夫に
いやな思いをさせるのは申し訳ないと思っている。

気分転換には、掃除が一番だよと夫は言うのだが。

 目に見えるものが手っ取り早いから身辺整理してみませんか(市屋千鶴)



2005年10月09日(日) ぷらむの日

ぷらむ、吟行の日。
新百合が丘で小田急多摩線を1本見送ってしまい、10分も待ち
時間があったので、南大沢に着いたのは10時を3分ほど過ぎて
しまった。
改札を出ると、いきなり「最近、映画館で映画なんて見てないで
しょ。」とひろたさんに言われ、今日はみんなで映画鑑賞なのだ
と知らされた。
見たのは『NaNa』。
見終わっての感想は、少女漫画だなぁ、だった。
わたしの一番の興味の対象は、映画の中に出てきた電車や駅のこ
とだったかもしれない。
昼食を食べながら、映画の話をしたり、急いで短歌をひねり出し
たりしたわけだが、同じ映画を見ても出来上がる短歌はさまざま
なのである。(まあ、当然と言えば当然なのだが。)

午後からは無記名で互選会。
なんだか妙にテンションが高かったわたし。

夕方から食事会。
居酒屋でいろいろな話に花が咲いた。
今回も特撮について熱く語ってしまったのだった。
(今回は、恥ずかしながら特撮とCGの重量感の違いについて。)
なんだか、毎回マニアックな話題を提供してしまう。
そんなにマニアなつもりは無いのだが。

映画を見て作った歌、三首。
その中で、一番多く票をいただいたのは、二首目。
わたしにとって、雪とはそういうものなのである。
一首めは、「はるか」の繰り返しは、他に何も浮かばなかったか
らという安易な発想。
三首目は、映画の中でわたしが一番気に入ったシーン。

 誰にでも二十歳の秋はあったはず
            痛みははるか、はるか、はるか(市屋千鶴)

 思い出は雪の中からやってきて音も立てずにわたしをおおう(市屋千鶴)

 一本の道があるだけ 人気ない駅より続く真白き夜に(市屋千鶴)



2005年10月08日(土) 10月、衣替えなのですが(短歌訂正再UP)

すっかりさぼってしまった。
先月の最初も先々月の最初も先々月の最初も同じ書き出しだった。
(もはやこのへんは、コピー&ペースト。しくしくしくしく)

今月に入って、もぐちゃん鼻風邪である。
夫にも移って、夫も鼻風邪である。
わたし一人、なんでもない。
どうやら、わたしには免疫のある風邪ウィルスであるらしい。
(ただいま、父子で昼寝中。)

明日はぷらむの日。
お天気が心配だが、吟行から参加するので朝から出向く。

先週の子育てサロンや、今週のこどもセンターに遊びに行った時
の様子からすると、どうやらもぐちゃんは歩き初めくらいの子に
は興味津々であるらしい。
同じくらいや自分より年長の子供の前では、少し緊張するようだ。
特に女の子の前では、バイバイと手を振るにも時間がかかる。
照れているのか。(笑)

それが、よちよち歩きの子(特に女の子)に対しては、自分から
挨拶したり、歩み寄ったり、ハグしようとしたりである。
子育てサロンでいっしょになった女の子と、こどもセンターでも
いっしょになり、親同士で挨拶していると、自分も女の子に向か
って挨拶していた。
それから、手押し車を押していてよちよち歩きに子の横をかすめ
たりしたときに、わたしがごめんねと頭を撫でていると、自分も
戻ってきてぺこりとおじぎをして(ごめんなさいのつもり。)、
頭を撫でていた。
その撫で方は、まだまだ少し手荒い感じはするが、その気持ちは
相手のお母さんにも通じたらしく、かわいいと笑ってくれた。

もぐちゃん相手にわたしがごめんねとは言っても、おじぎをした
りはしないのだが、それはテレビで覚えたらしい。
挨拶(おはようやこんにちはやありがとう)でおじぎをするのは
親であるわたし達を見ているのだろうが、ごめんねは教育テレビ
で覚えたのだと思う。
なにしろ、午後四時からは大好きな時間であり、昼寝をしていて
も四時になるとにっこり笑って起きてくるのである。
わたしも教育テレビっ子だったが、もぐちゃんもそうなるのだろ
うか。

ちなみに、日曜朝の仮面ライダーが始まると、変身音叉『音角』
のおもちゃをいそいそと取りに行き、「チーン」と言って鳴らす
まねをする。
土曜の朝は、『ぶらり途中下車の旅』で電車の場面だけ見ている。

もぐちゃんが、まぎれもなくわたし達の子だと実感する週末。

 幼子の仕草に流れる血の濃さを実感してる日曜の朝(市屋千鶴)


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