2004年05月21日(金) |
「CASSHERN」 |
期待度 ★★☆☆☆ 満足度 ★★★★★
じつは、あちこち感想を読ませていただき、かなり期待していたのです。どんなどんでも迷作かって。絵も綺麗だっていうし、これはネタづくりにぜひとも見に行かなくちゃ、、、と思っていたのですが……よかったんだな、これが(笑)。 わたしは好きだなぁ、こういうノリ。なんというか、趣味度全開、誰かなんと言おうが作りたいもんを作る、それの何が悪い! という勢いがあって、見ていて思わずにやりとしてしまうところも多かったです。それに、まともに直球勝負の作品です。直球ってさ、簡単そうでじつは難しい。それをあえてやってしまうあたりもかなり好き。 久々に、この監督さんと話がしてみたいと思える映画でした。
最初に(って最初じゃないか 笑)断っておきますと、わたしは絵の綺麗さやストーリーテーリングのためならリアリティなんで一切合切無視してよいという主義なのですが、見事なまでに無視してくれちゃっていて、まるで漫画を見ているようでした。 ここまで現実感とか科学的考察とか無視しちゃうかぁ??? とかえって楽しい。 そりゃ、あんな設定・あんな場面、絶対あり得ないんだけどさ。綺麗だから、いいじゃない?(笑)。作り過ぎて、リアリティのリの字もないけれど、それがこの映画の色でしょう? そもそも、話そのものが漫画チックなんだから、半端にリアリティを出すより無視しちゃったほうが正解だとも思いますし。 というか、意図的にそうしてますね? 時折混ぜ込まれるアニメーションも面白い見せ方だなって思います。 最後の方に織り込まれているリアリティ100%の映像。あれが切ない。ああいう生き方も、できただろうにな。そして。ささやかな夢を見させてくれるんです。もしかしたら、これは悪夢で、あっちの世界が現実なのかもしれないって。だからといって、救われるわけではないのですが。ほんの一瞬のささやかな安らぎ。だからこそ、よけいに現実がやるせない。
原作も知らないので、なんの先入観もなく見られました。 それに、設定や話そのものはとんでもだったり破綻があったりもするのですが、人の感情には破綻がないと思います。きちんと筋が通っている。そんな状況におかれたら、たしかにそう思うよね、そう感じるよね、うう、わかるわその気持ち! って、思えます。 ま、テーマ的にはね、たしかに唐沢さんとかかなりベタなくさいセリフを絶叫していますけどね、それなりの演技が伴っていればわたしは平気。宝塚で慣れているもん♪ あのコスチュームも宝塚に比べれば大人しいもんよ。SFだろうがなんだろうが、やっぱり剣とマントなのよ♪ とつくづく思ってしまいました。 多少(?)無茶な設定でも、マントをぱっとされて、剣を構えられてしまうと、つっこむ力が抜けてふにゃらってなってしまうおばかなわたし(^^; 意外なところで宝塚ファンの強さ(か弱さか)を発揮したような気がします(笑
とはいえ、賛否両論のこの映画、酷評する意見を否定する気もありません。それはそれで読んでいても納得できますから。 いいか悪いかというより、合うか合わないかじゃないかと。 でも、わたしは支持します。
つっこみどころもたくさんあるので、そっちの方面(?)でも楽しめると思います。。。 新造細胞ってES細胞だよな、とか(笑
もう一回見たいな←はまってるし(^^;
2004年05月09日(日) |
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 DVDスペシャル版 |
期待度 ★★★★★ 満足度 ★★★★★
お勧めだけあります、スペシャル版。劇場版より、ずっとよかったです。 なんていってもね、ファラミアがいっぱい出てくるの♪←この女は結局はそれかい(--; 劇場版を見た方々にも、ぜひスペシャル版の出てくるファラミアをご覧になって欲しいです。劇場場では「この人、なに??」程度しか出ていませんでしたが、こちらではけっこう出ています。嬉しいです。 ボロミアとの回想シーンなんて、思わずほろっときちゃいましたわ。 あんな父親だったのに、二人は仲のいい兄弟だったんですね(涙
ついでに、アラゴルンの年齢もわかっちゃいました。最初は冗談を言っているのかと思いましたわ。こちらは劇場版だろうがスペシャル版だろうが、相も変わらぬかっこよさ。
でも、戦闘シーンはやはり劇場の大スクリーンで見ておいて正解だったと思います。
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